JP4632013B2 - 空気調和機の制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は空気調和機の制御方法に係り、特に詳しくは、室内機内部の脱臭、殺菌を行う空気調和機の方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近の空気調和機においては、種々の機能等を付加して快適性を追求するものが提案されている。例えば、電気集塵部を室内機に搭載した空気調和機にあっては、タバコの煙等の細かいほこりを高電圧で帯電して集塵し、空気の汚れを集め、室内環境の向上を図るようにしている。
【0003】
また、冷凍サイクルを構成する室内熱交換器と室内ファンとの間に電気ヒータを配置することにより、冷房運転やドライ運転時の吹き出し空気を冷やしすぎないようにして、室内環境の快適性の悪化を防止することができる。なお、その冷房運転やドライ運転(例えば弱冷房運転)中に、室内熱交換器に凝縮水が付着するが、凝縮水は、ドレンパンを介して室外に排出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記空気調和機の制御方法において、冷房運転やドライ運転を停止したとき、凝縮水が室内熱交換器に付着し、また、凝縮水がドレンパンに残留したままとなるため、残留した凝縮水にほこりが付き、カビ等の雑菌を繁殖させる要因となるだけでなく、運転時に不快な異臭発生の要因ともなる。また、オゾンによって室内機内部を殺菌する際には、凝縮水の影響により殺菌効果が低下することになり、室内環境が悪化し、快適性が損ねられるという問題点があった。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、その目的は、空気調和機の運転中あるいは運転停止中に室内機内部の脱臭、殺菌を行い、しかも、脱臭、殺菌を効果的に行って室内環境の向上、快適性の向上を図ることができるようにした空気調和機の制御方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本願の第1の発明は、冷凍サイクルを構成する室内熱交換器によって熱交換した空気を吹き出して室温コントロールを行う一方、空気清浄を行うために室内機の電気集塵部を制御する空気調和機の制御方法において、前記空気調和機の運転時にクリーン運転信号を受信したときに、クリーン運転信号の受信時の運転が暖房あるいは送風である場合には、前記室内機の空気吸入口を開閉する開閉パネルを開くとともに、室内ファンを所定時間駆動して室内機内部を乾燥させる乾燥運転を行い、前記クリーン運転信号の受信時の運転が暖房あるいは送風以外である場合には、前記開閉パネルを開くとともに、圧縮機を運転しない暖房運転を所定時間行い、しかる後、圧縮機を運転しての暖房運転を所定時間を行い、かつ、前記圧縮機を運転しない暖房運転と前記圧縮機を運転しての暖房運転とを所定回数行って室内機内部を乾燥させる乾燥運転を行い、前記いずれかの乾燥運転を行った後、前記開閉パネルを閉じてオゾンを発生する電気集塵部を所定時間運転するとともに、前記室内ファンを間欠的に駆動し、オゾンを室内機内部に行き渡らせて、オゾンによる脱臭・殺菌運転を行い、その後に、当該空気調和機を前記クリーン運転信号の受信時の運転状態に戻すようにしたことを特徴としている。
【0007】
また、本願の第2の発明は、冷凍サイクルを構成する室内熱交換器によって熱交換した空気を吹き出して室温コントロールを行う一方、空気清浄を行うために室内機の電気集塵部を制御する空気調和機の制御方法において、前記空気調和機の運転停止時にクリーン運転信号を受信したときに、運転停止状態が所定時間以上経過している場合、あるいは運転停止状態が所定時間経過しておらず、かつ、運転停止前の運転状態が暖房あるいは送風である場合には、前記室内機の空気吸入口を開閉する開閉パネルを閉じてオゾンを発生する電気集塵部を所定時間運転するとともに、室内ファンを間欠的に駆動してオゾンを室内機内部に行き渡らせるオゾンによる脱臭・殺菌運転を行い、運転停止状態が所定時間経過しておらず、かつ、運転停止前の運転状態が暖房あるいは送風以外である場合には、前記開閉パネルを開くとともに、圧縮機を運転しない暖房運転を所定時間行い、しかる後、圧縮機を運転しての暖房運転を所定時間を行い、かつ、前記圧縮機を運転しない暖房運転と前記圧縮機を運転しての暖房運転と所定回数行って室内機内部を乾燥させる乾燥運転を行い、該乾燥運転を行った後に、前記開閉パネルを閉じてオゾンを発生する電気集塵部を所定時間運転するとともに、室内ファンを間欠的に駆動してオゾンを室内機内部に行き渡らせ、オゾンによる脱臭、殺菌運転を行い、前記いずれかの脱臭、殺菌運転を行った後に、当該空気調和機を前記クリーン運転信号の受信時の運転停止状態に戻すようにしたことを特徴としている。
【0008】
上記空気調和機の室内機は、空気の吹き出し方向を変えるための上下風向板を有する空気吹出口と、前記空気吹出口の上側に配置され、前記空気吹出口からの吹き出し空気を吸入する吸入口を形成するためのショートサーキットパネルとを備えており、前記乾燥運転を行うときには、前記上下風向板を水平方向とするとともに、前記ショートサーキットパネルを閉じ、前記脱臭、殺菌運転を行うときには、前記上下風向板を上向きとするとともに、前記ショートサーキットパネルを開くとよい。これにより、送風運転による乾燥運転が効果的行われ、特に脱臭、殺菌運転時に、オゾンが室内に拡散せず、脱臭、殺菌が効果的、効率的に行われる。
【0009】
上記室内ファンの回転数は、上記乾燥運転時よりも上記脱臭、殺菌運転時に低くするとよい。これにより、脱臭、殺菌運転時において、オゾンが室内機から漏れることもなく、脱臭、殺菌が効果的、効率的に行われる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1ないし図4を参照して詳細に説明する。図3および図4において、本実施例の空気調和機は室内機側の制御回路(マイクロコンピュータ等)1および室外機側の制御回路(マイクロコンピュータ等)2を備え、当該室温コントロールに必要な制御を行い、また、クリーン運転により室内機の脱臭、殺菌を行う。
【0011】
室内機は、空気吸入口を形成するために自動的に開閉する開閉パネル(前面パネルおよび上面パネル)3a,3bと、吹き出された空気を吸い込む吸入口を形成するために自動的に下方向に開くショートサーキットパネル3cと、室内機本体に形成した桟形状の空気吸入口3dと、空気吹き出し方向を変えるための上下風向板4と、冷凍サイクルを構成する室内熱交換器5a,5b,5cと、室内ファン6と、空気清浄化を図るために空気吸入口3dの後方に配置した電気集塵部7と、クリーン運転の設定操作可能なリモコン8からのリモコン信号の設定操作等による表示を行うための本体表示部9と、室内熱交換器5a,5b,5cに付着した凝縮水を室外に排出するためのドレンパン10とを備えている。 室外機は、冷凍サイクルを構成する四方弁11および圧縮機12と、室外ファン13とを備えている。
【0012】
室内機側の制御回路1は、リモコン8の設定操作に応じて開閉パネル3a,3b、ショートサーキットパネル3c、上下風向板4および室内ファン6を制御する一方、室温と設定温度の差に応じた圧縮機の運転コード等を室外機側の制御回路2に送信するとともに、その制御回路2との間で当該室温コントロールに必要な信号の授受を行う。また、リモコン8の設定操作等に応じて電気集塵部7を制御する。
【0013】
そのため、室内機側の制御回路1は、リモコン信号を判定する判定部1aおよび当該空気調和機の運転状態を判定する状態判定部1cと、図1および図2に示すルーチンの実行時に用いるタイマ部1b、記憶部1dおよびカウンタ部1eとの機能を備えている。
【0014】
室外機側の制御回路2は、四方弁11および室外ファン13を制御するために室内機側からの運転モード等を判別する運転モード判定部2aと、圧縮機12を制御する圧縮機制御部2bとの機能を備えている。なお、上記室内機および室外機は当該空気調和機に必要な部位(各種センサ等)を備え、上記制御回路1,2はその必要な部位や上述した部位をもって室温コントロールを行うとともに、以下に述べるクリーン運転を実行する。
【0015】
次に、上記構成とした空気調和機の動作を図1および図2のフローチャート図を参照して説明する。まず、リモコン8によって所定の設定操作が行われると、その設定操作に応じて室内機側の制御回路1および室外機側の制御回路2によって当該室温コントロールに必要な制御が行われる。この場合、制御回路1は、その設定操作の運転モード等にしたがって開閉パネル3a,3b、ショートサーキットパネル3cおよび上下風向板4を自動的に開閉制御し、室内ファン6を回転制御し、また電気集塵部7を制御する。
【0016】
上記リモコン8によってクリーン運転信号の発信操作が行われ、クリーン運転信号を受信すると、制御回路1は図1に示すルーチンを実行する。このルーチンでは、当該空気調和機が運転中であるか否かを判断し(ステップST1)、運転中であればその運転が暖房または送風であるか否かを状態判定部1cで判断し(ステップST2)、その運転状態を記憶部1dに記憶する。
【0017】
続いて、タイマ部1bの3分タイマをスタートし(ステップST3)、当該運転モードを送風に切り替え、室内ファン6のファン回転数を900rpmと弱めの送風とし、開閉パネル3a,3bを全開状態とし、ショートサーキットパネル3cを閉状態とし、上下風向板4を水平方向にするとともに、本体表示部9にクリーン表示を行う(ステップST4)。
【0018】
上記送風運転(乾燥運転)を3分間維持することにより、室内機内部を乾燥させることができる。すなわち、前の運転が暖房または送風であるため、例えばドレンパン10には凝縮水が溜っていることがないからである。なお、室内ファンが弱めの送風であることから、室内環境の悪化を招くこともない。上記3分タイマがタイムアップすると、ステップST5からST6に進み、室内ファン6の運転を停止し、つまり送風を停止する。
【0019】
続いて、開閉パネル3a,3bを全閉状態とし、ショートサーキットパネル3cを開状態とし、上下風向板4を上向きとし(ステップST7)、タイマ部1bの15分タイマをスタートし(ステップST8)、電気空清通電をオンとする。つまり、電気集塵部7をオンとし(ステップST9)、電気集塵部7によってオゾンを発生させ、しかも、オゾンが室内に拡散しないようにする。
【0020】
室内ファン6を5秒間運転し(ステップST10)、例えば600rpmの回転数によりオゾンを室内機内部全体に行き渡らせる。室内ファン6を5秒間運転した後、その運転を1分間停止し(ステップST11)、オゾンを室内機内部に落ち付かせて脱臭、殺菌効果を上げる。
【0021】
続いて、15分タイマがタイムアップしたか否かを判断する(ステップST12)。その15分間が経過するまで、ステップST10戻り、室内ファン6を5秒間運転し、しかる後、室内ファン6の運転を1分間停止する処理を繰り返す。このように、室内ファン6を間欠的に運転することにより、電気集塵部7によって発生したオゾンを室内機内部に効率よく行き渡らせて脱臭、殺菌を確実に行うことができる。しかも、この5秒間の微風の吹き出しによっては室内環境が悪化することもない。
【0022】
上記室内機内部の脱臭、殺菌運転を行った後は、当該空気調和機の運転を記憶部1dに記憶している運転状態(クリーン運転前の状態)に戻し(ステップST13)、当該ルーチンを終了する。
【0023】
上記リモコン8によってクリーン運転信号の発信操作が行われたとき、当該空気調和機が暖房運転または送風運転以外の運転(例えば冷房やドライ)である場合、ステップST2からST14に進み、運転状態を状態判定部1cで判定して記憶部1dに記憶し、タイマ部1bの3分タイマをスタートする。
【0024】
続いて、当該運転モードを暖房に切り替え、圧縮機12の運転コード0(回転数0rps)を発信し、室内ファン6のファン回転数を900rpmと弱めの送風とし、開閉パネル3a,3bを全開状態およびショートサーキットパネル3cを閉状態とし、上下風向板4を水平方向にするとともに、本体表示部9にクリーン表示を行う(ステップST15)。この場合、室外機側では、暖房運転を運転モード判定部2aで判定して四方弁11を切り替える。つまり、冷凍サイクルを切り替えることになる。
【0025】
上記3分タイマがタイムアップすると、ステップST16からST17に進み、カウンタ部1eの暖房0コード発信カウンタをインクリメントする。この場合、最初の暖房0コード発信であることから、暖房0コード発信カウンタは1となる。暖房0コード発信カウンタの値が所定値(例えば4)であるか否かを判断し(ステップST18)、そのカウンタ値が4でなければ、タイマ部1bの2分タイマをスタートする(ステップST19)。
【0026】
続いて、運転モードを暖房とし、圧縮機12の運転コードを8(回転数39rps)とし、室内ファン6のファン回転数を900rpmとする(ステップST20)。この場合、室外機側では、暖房運転を運転モード判定部2aで判定して四方弁11を切り替え、圧縮機制御部2bで圧縮機12を回転数39rpsに制御し、圧縮機12の運転に伴って室外ファン13を回転制御する。上記2分タイマがタイムアップしたか否かを判断し(ステップST21)、そのタイムアップによりステップST3に戻って上述した処理を繰り返す。
【0027】
このように、当該空気調和機を暖房運転とし、3分間圧縮機12の回転数を0rpsとし、しかる後、2分間その回転数を39rpsとする動作を4回繰り返すことになる。上記暖房運転(乾燥運転)により、室内機内部を乾燥させることができる。
【0028】
すなわち、クリーン運転信号の受信時の運転が冷房またはドライ等である場合では、例えば、ドレンパン10には凝縮水が溜っていることもあるからである。また、その暖房運転は弱め暖房と言えることから、室内環境を悪化させるに至らない。
【0029】
続いて、上記乾燥運転を終了すると、ステップST19からステップST6に戻り、上述した室内機内部の脱臭、殺菌処理を実行する。この場合、脱臭、殺菌処理のステップST6からST13については、既に説明したことから、その説明を省略する。このように、クリーン運転発信前の運転状態が暖房または送風運転以外である場合でも、室内機内部を十分に乾燥させた後、オゾンを室内機内部に行き渡らせて脱臭、殺菌を効果的に行え、しかも室内環境の悪化を抑えることができる。
【0030】
また、当該空気調和機が運転停止であるときに、クリーン運転信号を受信した場合には、ステップST1からST22に進み、その運転を停止していた時間が6時間以上であるか否かを判断する。なお、その運転停止状態は記憶部1dに記憶しておく。
【0031】
運転停止が6時間以上経過しているときには、室内機内部が既に乾燥していると見なしてステップST22からST6に進み、ステップST6ないしST12の脱臭、殺菌運転を行い、しかる後、空気調和機をその運転停止状態に戻す(ステップST13)。なお、ステップST6ないしST12の処理については、既に説明していることから、その説明を省略する。
【0032】
当該空気調和機が運転停止であるときに、クリーン運転信号を受信した場合には、運転停止状態が6時間以上経過していなければ、ステップST1,ST22を介してステップST23に進み、運転停止前の運転状態が暖房または送風であったか否かを判断する。
【0033】
その運転停止前に、暖房または送風運転が行われているときには、室内機内部が既に乾燥していると見なしてステップST23からST6に進み、ステップST6ないしST12の脱臭、殺菌運転を行い、しかる後空気調和機をその運転停止状態に戻す(ステップST13)。なお、ステップST6ないしST12の処理については、既に説明していることから、その説明を省略する。
【0034】
当該空気調和機が運転停止であるときに、クリーン運転信号を受信した場合には、運転停止状態が6時間以上経過しておらず、運転停止前の運転が暖房または送風運転以外の運転(冷房、ドライ等)であれば、室内機内部を乾燥させる必要があると見なしてステップST23からST14に進み、ステップST14ないしST21の乾燥運転を行う。しかる後、ステップST6ないしST12の脱臭、殺菌運転を行い、空気調和機を運転停止状態に戻す(ステップST13)。なお、ステップST14ないしST21およびステップST6ないしST12の処理については、既に説明していることから、その説明を省略する。
【0035】
このように、当該空気調和機の運転停止中に、クリーン運転信号が発信された場合でも、運転停止時間および運転停止前の運転状態を勘案して室内機内部の乾燥運転、脱臭、殺菌運転を行うことから、運転停止中であっても室内機内部の脱臭、殺菌が適切に行うことができる。
【0036】
また、上述した実施例におけるクリーン運転時には、その旨を本体表示部9に表示して使用者等に報知していることから、使用者等の使い勝手の向上が図れる。さらに、当該クリーン運転が終了したときには、当該空気調和機の運転を自動的に元の運転状態に戻すことから、使用者等にとって再度リモコン8を操作する必要もない。
【0037】
【発明の効果】
以上説明した本発明によれば、以下に述べる効果を奏する。本発明の空気調和機の制御方法は、当該空気調和機の運転時にクリーン運転信号を受信したときに、クリーン運転信号の受信時の運転が暖房あるいは送風である場合には送風による乾燥運転を行い、クリーン運転信号の受信時の運転が暖房あるいは送風以外である場合には暖房運転による乾燥運転を行い、乾燥運転後、電気集塵部を所定時間運転するとともに、室内ファンを間欠的に制御していることから、空気調和機の運転中であっても、電気集塵部によるオゾンが乾燥した室内機内部に行き渡らせることができるため、室内機内部の脱臭、殺菌を効果的に行うことができ、室内環境の向上、快適性の向上を図ることができるという効果がある。
【0038】
また、本発明の空気調和機の制御方法は、当該空気調和機の運転停止時にクリーン運転信号を受信したときに、運転停止状態が所定時間以上経過している場合、あるいは運転停止状態が所定時間経過しておらず、かつ、運転停止前の運転状態が暖房あるいは送風である場合には、電気集塵部を所定時間運転するとともに、室内ファンを間欠的に制御し、運転停止状態が所定時間経過しておらず、かつ、運転停止前の運転状態が暖房あるいは送風以外である場合には、暖房運転による乾燥運転を行って室内機内部を乾燥させ、この乾燥運転後、電気集塵部を所定時間運転するとともに、室内ファンを間欠的に制御していることから、当該空気調和機の停止中であっても、上述した運転中と同様の効果が得られ、特に運転停止前の運転状態をも加味して室内機内部の脱臭、殺菌を効果的、効率的に行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示し、空気調和機の制御方法を説明するための概略的フローチャート図。
【図2】本発明の一実施の形態を示し、空気調和機の制御方法を説明するための概略的フローチャート図。
【図3】本発明の空気調和機の制御方法が適用される室内機を説明するための概略的構造図。
【図4】本発明の空気調和機の制御方法が適用される制御装置を説明するための概略的ブロック線図。
【符号の説明】
1 制御回路(室内機のマイクロコンピュータ等)
1a 判定部
1b タイマ部
1c 状態判定部
1d 記憶部
1e カウンタ部
1f 湿度検出判定部
2 制御回路(室外機のマイクロコンピュータ等)
2a 運転モード判定部
2b 圧縮機制御部
3a,3b 開閉パネル
3c ショートサーキットパネル
4 上下風向板
5a,5b.5c 室内熱交換器
6 室内ファン
7 電気集塵部
8 リモコン
9 本体表示部
10 ドレンパン
11 四方弁
12 圧縮機
13 室外ファン
Claims (4)
- 冷凍サイクルを構成する室内熱交換器によって熱交換した空気を吹き出して室温コントロールを行う一方、空気清浄を行うために室内機の電気集塵部を制御する空気調和機の制御方法において、
前記空気調和機の運転時にクリーン運転信号を受信したときに、クリーン運転信号の受信時の運転が暖房あるいは送風である場合には、前記室内機の空気吸入口を開閉する開閉パネルを開くとともに、室内ファンを所定時間駆動して室内機内部を乾燥させる乾燥運転を行い、
前記クリーン運転信号の受信時の運転が暖房あるいは送風以外である場合には、前記開閉パネルを開くとともに、圧縮機を運転しない暖房運転を所定時間行い、しかる後、圧縮機を運転しての暖房運転を所定時間を行い、かつ、前記圧縮機を運転しない暖房運転と前記圧縮機を運転しての暖房運転とを所定回数行って室内機内部を乾燥させる乾燥運転を行い、
前記いずれかの乾燥運転を行った後、前記開閉パネルを閉じてオゾンを発生する電気集塵部を所定時間運転するとともに、前記室内ファンを間欠的に駆動し、オゾンを室内機内部に行き渡らせて、オゾンによる脱臭・殺菌運転を行い、
その後に、当該空気調和機を前記クリーン運転信号の受信時の運転状態に戻すようにしたことを特徴とする空気調和機の制御方法。 - 冷凍サイクルを構成する室内熱交換器によって熱交換した空気を吹き出して室温コントロールを行う一方、空気清浄を行うために室内機の電気集塵部を制御する空気調和機の制御方法において、
前記空気調和機の運転停止時にクリーン運転信号を受信したときに、運転停止状態が所定時間以上経過している場合、あるいは運転停止状態が所定時間経過しておらず、かつ、運転停止前の運転状態が暖房あるいは送風である場合には、前記室内機の空気吸入口を開閉する開閉パネルを閉じてオゾンを発生する電気集塵部を所定時間運転するとともに、室内ファンを間欠的に駆動してオゾンを室内機内部に行き渡らせるオゾンによる脱臭・殺菌運転を行い、
運転停止状態が所定時間経過しておらず、かつ、運転停止前の運転状態が暖房あるいは送風以外である場合には、前記開閉パネルを開くとともに、圧縮機を運転しない暖房運転を所定時間行い、しかる後、圧縮機を運転しての暖房運転を所定時間を行い、かつ、前記圧縮機を運転しない暖房運転と前記圧縮機を運転しての暖房運転と所定回数行って室内機内部を乾燥させる乾燥運転を行い、該乾燥運転を行った後に、前記開閉パネルを閉じてオゾンを発生する電気集塵部を所定時間運転するとともに、室内ファンを間欠的に駆動してオゾンを室内機内部に行き渡らせ、オゾンによる脱臭、殺菌運転を行い、
前記いずれかの脱臭、殺菌運転を行った後に、当該空気調和機を前記クリーン運転信号の受信時の運転停止状態に戻すようにしたことを特徴とする空気調和機の制御方法。 - 前記室内機は、空気の吹き出し方向を変えるための上下風向板を有する空気吹出口と、前記空気吹出口の上側に配置され、前記空気吹出口からの吹き出し空気を吸入する吸入口を形成するためのショートサーキットパネルとを備えており、前記乾燥運転を行うときには、前記上下風向板を水平方向とするとともに、前記ショートサーキットパネルを閉じ、前記脱臭、殺菌運転を行うときには、前記上下風向板を上向きとするとともに、前記ショートサーキットパネルを開くようにした請求項1または2に記載の空気調和機の制御方法。
- 前記室内ファンの回転数を、前記乾燥運転時よりも前記脱臭、殺菌運転時に低くするようにした請求項1,2または3に記載の空気調和機の制御方法。
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