JP4182322B2 - 空気調和機の制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和機の制御方法に係り、さらに詳しく言えば、室内機内部の殺菌、脱臭を効果的に行う空気調和機の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近の空気調和機においては、種々の機能を付加して快適性を追求するものが提案されている。例えば、電気集塵器を室内機に搭載して、タバコの煙などの細かなほこりを高電圧で帯電して集塵し、空気の汚れを集め、室内環境の向上を図るようにした空気調和機が提案されている。
【0003】
ところで、冷房運転やドライ運転(例えば弱冷房運転)中には室内熱交換器に凝縮水が付着し、その凝縮水はドレンパンを介して室外に排出される。しかしながら、冷房運転やドライ運転の停止後には、凝縮水が室内熱交換器、ドレンパンに残ることが多々あり、ホコリなどがその残留凝縮水に付着すると、カビなどを発生し、室内機内部に雑菌の発生要因となり、運転再開時に不快な臭いを発生することになる。
【0004】
また、電気集塵器を利用してオゾンを発生させて、室内機内部を殺菌する際には、その残留凝縮水の影響により殺菌効果が低下することから、室内機の内部を乾燥する運転を行った後、オゾンによる殺菌運転を行うようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来においては多くの場合、乾燥運転と殺菌運転とを組み合わせたクリーン運転の時間が常に一定とされているため、それまでの運転状況(使用状況)によっては、クリーン運転が最適なものと言えず、室内機内部の殺菌が適切に行われないという欠点があった。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、それまでの運転状況にかかわらず、室内機内部の殺菌、脱臭が効果的、効率的に行え、室内環境の向上、快適性の向上を図ることができるようにした空気調和機の制御方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、第1の発明は、冷凍サイクルに含まれる室内熱交換器によって熱交換した空気を室内に吹き出して室温コントロールを行うとともに、室内機に搭載されている空気清浄用の電気集塵部を制御して、上記室内機内部を殺菌、脱臭処理するクリーン運転が可能な空気調和機の制御方法であって、クリーン運転信号を受信したときには、前回のクリーン運転から今回のクリーン運転信号受信直前までの運転時間(積算運転時間)を算出し、その算出積算運転時間に比例して上記電気集塵部の通電時間(オゾン発生時間)を決定して、その決定した通電時間をもって上記クリーン運転を行うようにしたことを特徴としている。
【0008】
また、第2の発明は、上記室内機の所定箇所に配置される臭いセンサを備え、クリーン運転信号を受信したときには、前回のクリーン運転から今回のクリーン運転信号受信直前までの運転の間に上記臭いセンサにて検出した臭いレベルごとの積算時間を算出し、上記臭いレベルおよび積算時間に比例して上記電気集塵部の通電時間(オゾン発生時間)を決定し、その決定した通電時間をもって上記クリーン運転を行うようにしたことを特徴としている。
【0009】
いずれの場合においても、上記クリーン運転信号受信直前の運転が暖房もしくは送風以外の運転である場合には、上記殺菌、脱臭処理を行う前に、乾燥運転を行い、その際、その乾燥運転の時間を室内湿度が高いほど長くすることが好ましい。
【0010】
これとは別に、上記クリーン運転信号を受信したときには、少なくとも圧縮機を停止した暖房運転を行い、そのクリーン運転信号受信直前の運転が暖房もしくは送風運転である場合には、上記殺菌、脱臭処理を行い、そのクリーン運転信号受信直前の運転が暖房もしくは送風以外の運転である場合には、室内湿度に比例した運転時間をもって乾燥運転を行い、しかる後に上記殺菌、脱臭処理を行うようようにすることもできる
。これにより、室内湿度の状況に応じた乾燥運転が行われ、つまり効果的、効率的な殺菌、脱臭が行われる。
【0011】
【発明の実施の形態】
まず、図3を参照して、本発明を実施するため、空気調和機は室内機側の制御回路(マイクロコンピュータなど)1および室外機側の制御回路(マイクロコンピュータなど)2を備え、少なくも積算運転時間(例えば前回クリーン運転終了後の通常運転時間)に応じてオゾンの発生時間を変え、つまりそれまでの使用状況に応じて殺菌時間を変えて、クリーン運転による殺菌、脱臭を適切に行う。
【0012】
図2に示すように、室内機は、空気を吸い込むため自動的に開閉する開閉パネル(前面パネルおよび上面パネル)3a,3bと、下方向に開いて吹き出された空気の吸い込む吸入口として機能するために自動的に開閉するショートサーキットパネル3cと、室内機本体に固定的に形成された桟形状の空気吸入口3dと、空気吹き出し方向を変えるための上下風向板4と、冷凍サイクルに含まれる室内熱交換器5a,5b,5cと、室内ファン6と、空気清浄化を図るために空気吸入口3dの後方に配置された電気集塵部(電気集塵式空気清浄ユニット)7と、室内湿度を検出する湿度センサ8と、クリーン運転の設定操作可能なリモコン9からのリモコン信号の設定操作などによる表示を行うための本体表示部10と、室内熱交換器5a,5b,5cに付着した凝縮水を室外に排出するためのドレンパン11と備えている。室外機は、冷凍サイクルを構成する四方弁12および圧縮機13と、室外ファン13とを備えている。
【0013】
室内機側の制御回路1は、リモコン9の設定操作に応じて開閉パネル3a,3b、ショートサーキットパネル3c、上下風向板部4および室内ファン6を制御する一方、室温と設定温度の差に応じた圧縮機の運転コードなどを室外機側の制御回路2に送信するとともに、その制御回路2との間で室温コントロールに必要な信号の授受を行い、また、リモコン9の設定操作などに応じて電気集塵部7を制御する。
【0014】
そのために、室内機側の制御回路1は、リモコン信号を判定する判定部1aおよび当該空気調和機の運転状態を判定する状態判定部1と、図1、図4および図5に示すルーチンの実行時に用いるタイマ部1、記憶部1dおよびカウンタ部1eと、積算運転時間を算出する積算運転時間部1fとの機能を備えている。
【0015】
また、室外機側の制御回路2は、四方弁12および室外ファン14を制御するために室内機側からの運転モードなどを判別する運転モード判定部2aと、圧縮機13を制御する圧縮機制御部2bとの機能を備えている。
【0016】
次に、本発明の動作を図1、図4および図5のフローチャート図を参照して説明する。まず、リモコン9によって所定の設定操作が行われると、その設定操作に応じて室内機側の制御回路1および室外機側の制御回路2によって当該室温コントロールに必要な制御が行われる。
【0017】
この場合、室内機側の制御回路1は、その設定操作の運転モードなどにしたがって開閉パネル3a,3b、ショートサーキットパネル3cおよび上下風向板4を自動的に開閉制御するとともに、室内ファン6を回転制御し、また、電気集塵部7を制御する。
【0018】
上記リモコン9によってクリーン運転信号の発信操作が行われ、そのクリーン運転信号を受信すると、室内機側の制御回路1は図1、図4および図5に示すルーチンを実行する。
【0019】
このルーチンでは、実際の殺菌・脱臭運転に先立ち、運転モードを暖房運転に、圧縮機13の回転数(運転周波数)を0コード(0rps)に、室内ファン6のファン回転数を900rpmに、開閉パネル3a,3bを全開に、ショートサーキットパネル3cを閉に、上下風向板4を水平方向に、本体表示部10の表示にクリーン表示を決定し(ステップST1)、これら決定による制御を行う。
【0020】
続いて、積算運転時間Taを積算運転時間部1fで算出するが(ステップST2)、この積算運転時間Taは前のクリーン運転終了後から当該クリーン運転信号の受信までの時間もしくは通常運転時間をタイマ部1bで計測して得る。なお、その積算運転時間Taとしては、例えば圧縮機13の運転時間だけでもよいが、運転時間だけなく、例えば凝縮水の量を加味して得てもよい。その積算運転時間Taにより、後述する殺菌・脱臭運転における電気空気清浄通電時間Tを決定する。
【0021】
この実施形態では、上記積算運転時間Taが200時間未満である場合、電気空気清浄通電時間Tを15分に決定し(ステップST3,ST4)、積算運転時間Taが200時間以上で500時間未満である場合、電気空気清浄通電時間Tを20分に決定し(ステップST5,ST6)、積算運転時間Taが500時間以上である場合、電気空気清浄通電時間Tを25分に決定する(ステップST5,ST8)。なお、上記電気空気清浄通電時間Tを決定するための条件(時間)は一例であり、空気調和機の使用環境などに応じて異なった値でもよい。
【0022】
続いて、1分間待機した後(ステップST8)、湿度センサ8からの検出信号により室内湿度Rhを検出し(ステップST9)、殺菌・脱臭運転(乾燥運転も有り)の処理を実行する(ステップST10)。
【0023】
図4および図5に示すように、殺菌・脱臭運転の処理では、クリーン運転信号の受信直前の運転が暖房もしくは送風である否かを状態判定部1で判断し、その運転状態を記憶部1dに記憶する一方、その運転が暖房または送風であれば、ステップST20からST21に進み、タイマ部1の2分タイマをスタートする。なお、クリーン運転信号の受信直前がエアコン停止中である場合には前回の運転によって記憶されている運転モードをもって判断する。
【0024】
これにより、図1に示すステップST1において決定した暖房運転を行い、このときに圧縮機13の回転数(運転周波数)を0コード(0rps)とし、室内ファン6のファン回転数を900rpmとし、開閉パネル3a,3bを全開とし、ショートサーキットパネル3cを閉とし、上下風向板4を水平方向とし、本体表示部10にクリーン表示を行う。
【0025】
上記圧縮機13を停止状態とした暖房運転を2分間維持することにより、室内機内部を乾燥させることができる。すなわち、前の運転が暖房または送風であるため、例えばドレンパン11には凝縮水が溜っていることもないからである。なお、室内ファンが弱めの送風であることから、室内環境の悪化を招くこともない。
【0026】
上記2分タイマがタイムアップすると、ステップST22からST23に進み、室内ファン6の運転を停止し、つまり現運転を停止する。続いて、開閉パネル3a,3bを全閉状態とし、ショートサーキットパネル3cを閉状態とし、上下風向板4を上向きとし(ステップST24)、図1に示すルーチンで決定された電気空気清浄通電時間Tをタイマ部1に設定してタイマをスタートし(ステップST25)、電気集塵部7をオンし(ステップST26)、その電気集塵部7によってオゾンを発生させ、しかもそのオゾンが室内に拡散しないようにする。
【0027】
そして、室内ファン6を5秒間運転し(ステップST27)、例えば回転数600rpmによりオゾンを少なくとも室内機内部全体に行き渡らせる。その室内ファン6を5秒間運転した後、その運転を1分間停止し(ステップST28)、オゾンを室内機内部に落ち付かせて殺菌、脱臭効果を上げる。続いて、タイマ部1に設定した電気空気清浄通電時間Tのタイマがタイムアップしたか否かを判断する(ステップST29)。
【0028】
上記電気空気清浄通電時間Tが経過するまで、ステップST27に戻り、室内ファン6を5秒間運転し、しかる後その室内ファン6の運転を1分間停止する処理を繰り返す。
【0029】
このように、室内ファン6を間欠的に運転することにより、電気集塵部7によって発生したオゾンを室内機内部に効率よく行き渡らせて確実に殺菌、脱臭を行うことができ、しかも室内環境が悪化することもない。
【0030】
そして、上記室内機内部の殺菌、脱臭運転を行った後は、当該クリーン運転信号直前にエアコン運転中であれば空気調和機をその運転(記憶部1dに記憶している運転)に戻し(図1におけるステップST11)、ルーチンを終了する。
【0031】
ところで、上記リモコン9によってクリーン運転信号の発信操作が行われたとき、当該空気調和機が暖房運転または送風運転以外の運転(例えば冷房やドライ、運転)である場合には、ステップST20からST30に進み、上記ステップST9において検出した室内湿度Rhに応じて暖房0コード発信カウント値Kを決定する。
【0032】
上記室内湿度Rhが80%以上と高いときには、ステップST30からST31に進み、暖房0コード発信カウント値Kを4に決定し、室内湿度Rhが60%以上、80%より低いときには、ステップS30,ST32を介してステップST33に進み、暖房0コード発信カウント値Kを3に決定し、室内湿度が60%より低いときには、ステップST30,ST32を介してST34に進み、暖房0コード発信カウント値Kを2に決定し、これらの決定カウント値Kをカウンタ部1eに設定する。
【0033】
続いて、タイマ部1の2分タイマをスタートし(ステップST35)、すでに説明したように、上記ステップST1で決定した運転を行う。つまり、当該運転モードを暖房運転に切り替え、圧縮機13の運転コード0(回転数0rps)を発信し、室内ファン6のファン回転数を900rpmと弱めの送風とし、開閉パネル3a,3bを全開状態とし、ショートサーキットパネル3cを閉状態とし、上下風向板4を水平方向にするとともに、本体表示部10にクリーン表示を行う。
【0034】
この場合、室外機側では、その暖房運転を運転モード判定部2aで判定して四方弁12を切り替え、つまり冷凍サイクルを切り替えることになる。
【0035】
上記2分タイマがタイムアップすると、ステップST36からST37(図5参照)に進み、カウンタ部1eの暖房0コード発信カウンタをインクリメントする。ここでは、最初の暖房0コード発信であることから、その暖房0コード発信カウンタは1となる。
【0036】
続いて、暖房0コード発信カウンタの値が上記決定した値Kであるか否かを判断し(ステップST38)、そのカウンタ値がKでなければ、タイマ部1cの2分タイマをスタートする(ステップST39)。
【0037】
そして、運転モード暖房で圧縮機13の運転コードを8(回転数39rps)とし、室内ファン6のファン回転数を900rpmとする(ステップST40)。この場合、室外機側では、圧縮機制御部2bで圧縮機13を回転数39rpsに制御し、この圧縮機13の運転に伴って室外ファン14を回転制御することになる。
【0038】
上記2分タイマがタイムアップしたか否かを判断し(ステップST41)、そのタイムアップによりタイマ部1bの3分タイマをスタートし(ステップST42)、運転モード暖房で圧縮機13の運転コードを0(回転数0rps)とし、室内ファン6のファン回転数を900rpmとする(ステップST43)。
【0039】
続いて、上記3分タイマがタイムアップしたか否かを判断し(ステップST44)、そのタイムアップによりステップST37に戻って上述した処理を繰り返す。したがって、当該空気調和機を暖房運転にするとともに、2分間圧縮機13の回転数を39rpsとし、しかる後3分間圧縮機13の回転数を0rpsとする動作をK回繰り返すことになる。
【0040】
このように、クリーン運転信号受信直前の室内湿度Rhが高いほど、暖房0コード発信カウント値Kが大きく決定されることから、室内湿度Rhが高くても乾燥運転時間が長くなり、室内機内部を十分に乾燥させることができる。なお、その暖房運転は弱め暖房と言えることから、室内環境を悪化させるに至らない。
【0041】
続いて、上記暖房0コード発信カウンタ値が上記決定値Kになると、つまり上述した乾燥処理を終了すると、ステップST38からステップST23(図4参照)に戻り、上述したステップST23ないしST29の殺菌、脱臭処理を実行する。
【0042】
この殺菌、脱臭処理が終わると、当該クリーン運転信号直前にエアコン運転中であれば空気調和機をその運転(記憶部1dに記憶している運転)に戻し(ステップST11;図1参照)、ルーチンを終了する。
【0043】
殺菌、脱臭処理については、すでに説明したことから、その説明を省略するが、ステップST25においてスタートするタイマの電気空浄通電時間Tは上記ステップST4,ST6もしくはST7で決定した値である。
【0044】
このように、クリーン運転発信前の運転状態が暖房または送風運転以外である場合、室内湿度が高くとも、室内機内部を十分に乾燥させた後、オゾンを室内機内部に行き渡らせて室内機内部の殺菌、脱臭を効果的に行え、しかも室内環境の悪化が抑えれ、室内湿度が低いときには、そのクリーン運転の時間が短くて済むことになる。
【0045】
また、当該クリーン運転を行っているときには、その旨を本体表示部10に表示して使用者などに報知していることから、使い勝手の向上が図れる。さらに、当該クリーン運転が終了したときには、当該空気調和機の運転を自動的に元の運転状態に戻すことから、使用者にとって再度リモコン9を操作する必要がなく、使い勝手の向上が図れる。
【0046】
図6は、本発明の他の実施形態を示す概略的フローチャート図である。なお、図中、図1と同一処理については同一符号を付して重複説明を省略し、また、制御装置および室内機は図3および図2を参照されたい。
【0047】
この実施形態では、電気空気清浄通電時間Tを室内の空気汚れ度(臭いレベル)に応じて決定し、その臭いレベルが高いほど、その電気空気清浄通電時間Tを長い値に決定する。
【0048】
再び図を参照して、本発明が適用される制御装置は、室内の空気汚れ度を検出するために、室内機の所定箇所に配置した臭いセンサ20と、この臭いセンサ20からの検出信号により室内の空気汚れ度(臭いレベル)を判断し、この臭いレベルに応じて電気空気清浄通電時間Tを決定して電気集塵部7を制御する制御回路21とを備えている。なお、上記制御装置の構成としては、図と同じであり、また制御回路21は制御回路1と同様の機能を有している。
【0049】
この実施形態の動作を図6のフローチャート図を参照して説明すると、まず、上記実施形態と同様に、上記リモコン9によってクリーン運転信号の発信操作が行われ、そのクリーン運転信号を受信すると、制御回路21は図6を実行するとともに、殺菌、脱臭処理については図4および図5に示すルーチンで実行する。
【0050】
このルーチンでは、実際の殺菌・脱臭運転に先立ち、運転転モード、圧縮機回転数、室内ファン、開閉パネル、ショートサーキットパネル、上下風向板およびクリーン表示などを決定し(ステップST1)、これら決定による制御を行う。
【0051】
続いて、積算臭いレベル(積算空気質レベル)を算出するが(ステップST100)、積算臭いレベルは前のクリーン運転終了後から当該クリーン運転信号の受信までの通常運転で臭いセンサ20を用いて検出した臭いレベルをもって算出する。例えば、臭いレベルL1,L2,L3の何れかのレベルが何時間継続しているかをもって判断し、この積算臭いレベルLにより前実施例と同じ殺菌、臭運転における電気空気清浄通電時間Tを決定する。
【0052】
上記臭いレベルL2もしくは臭いレベルL3が2時間以下である場合には、電気空気清浄通電時間Tを15分に決定する(ステップST101,ST102)。したがって、空気汚れ度が臭いレベルL1と低い場合にも、電気空気清浄通電時間Tを15分に決定する。
【0053】
上記空気汚れ度が臭いレベルL3と高く、その臭いレベルL3が2時間以下である場合には、電気空気清浄通電時間Tを20分に決定する(ステップST103,ST104)。したがって、臭いレベルL1,L2が2時間より長い場合にも、電気空気清浄通電時間Tを20分に決定する。
【0054】
上記空気汚れ度が臭いレベルL3と高く、その臭いレベルL3が2時間より長い場合には、電気空気清浄通電時間Tを25分に決定する(ステップST103,ST105)。すなわち、空気汚れ度が高いと言うことは、室内機内部には雑菌やカビによる臭いが室内に吹き出されていると判断できるからである。なお、上記電気空気清浄通電時間Tを決定するための条件(時間)は一例であり、空気調和機の使用環境などによってはよりきめ細かなものにしてもよい。
【0055】
このようにして決定した電気空気清浄通電時間Tが図4および図5に示す殺菌、脱臭処理で用いられる。したがって、空気汚れ度および積算時間に応じて殺菌、脱臭処理の時間が決まることから、室内機の殺菌、脱臭処理を効率的に行われ、室内機内部に発生している雑菌やカビなどの除去、脱臭が確実に行われることになる。なお、図4および図5に示す殺菌、脱臭処理の具体的説明については上記実施形態で説明しており、重複することから省略する。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、クリーン運転信号を受信したときには、前回のクリーン運転から今回のクリーン運転信号受信直前までの運転時間(積算運転時間)を算出するとともに、この算出積算運転時間に比例して上記電気集塵部の通電時間(オゾン発生時間)を決定し、その決定した通電時間をもってクリーン運転を行うようにしていることから、クリーン運転間の通常運転などが長いほど、そのオゾン発生時間を長くして殺菌、脱臭処理が行え、つまり空気調和機の使用状況にかかわらず室内機内部の殺菌、脱臭が効果的、効率的に行え、ひいては適切なクリーン運転が行え、室内環境の向上、快適性の向上を図ることができるという効果がある。
【0057】
また、クリーン運転信号を受信したときには、前回のクリーン運転から今回のクリーン運転信号受信直前までの運転において検出した臭いレベルの積算時間を算出するとともに、この臭いレベルおよび積算時間に比例して上記電気集塵部の通電時間(オゾン発生時間)を決定し、殺菌、脱臭処理の実行に際してはその決定した通電時間を用いるようにし、クリーン運転を行うようにしていることから、上述した効果に加え、実際に臭いを検出して通電時間を変えているために正確な殺菌、脱臭処理を最適に行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の動作を説明するためのフローチャート図。
【図2】本発明が適用される室内機の構成を説明するための概略的構造図。
【図3】本発明が適用される制御装置を説明するための概略的ブロック線図。
【図4】本発明によるクリーン運転時の動作説明用の概略的フローチャート図。
【図5】本発明によるクリーン運転時の動作説明用の概略的フローチャート図。
【図6】本発明の他の実施形態の動作を説明するためのフローチャート図。
【符号の説明】
1,21 制御回路
1a 判定部
1b 状態判定部
1c タイマ部
1d 記憶部
1e カウンタ部
1f 湿度検出判定部
2 制御回路
2a 運転モード判定部
2b 圧縮機制御部
3a,3b 開閉パネル部
3c ショートサーキットパネル部
4a,4b 上下風向板部
5a,5b.5c 室内熱交換器
6 室内ファン部
7 電気集塵部
8 湿度センサ
9 リモコン
10 本体表示部
11 ドレンパン
12 四方弁
13 圧縮機
14 室外ファン部
20 臭いセンサ

Claims (4)

  1. 冷凍サイクルに含まれる室内熱交換器によって熱交換した空気を室内に吹き出して室温コントロールを行うとともに、室内機に搭載されている空気清浄用の電気集塵部を制御して、上記室内機内部を殺菌、脱臭処理するクリーン運転が可能な空気調和機の制御方法であって、
    クリーン運転信号を受信したときには、前回のクリーン運転から今回のクリーン運転信号受信直前までの運転時間(積算運転時間)を算出し、その算出積算運転時間に比例して上記電気集塵部の通電時間(オゾン発生時間)を決定して、その決定した通電時間をもって上記クリーン運転を行うようにしたことを特徴とする空気調和機の制御方法。
  2. 冷凍サイクルに含まれる室内熱交換器によって熱交換した空気を室内に吹き出して室温コントロールを行うとともに、室内機に搭載されている空気清浄用の電気集塵部を制御して、上記室内機内部を殺菌、脱臭処理するクリーン運転が可能な空気調和機の制御方法であって、
    上記室内機の所定箇所に配置される臭いセンサを備え、クリーン運転信号を受信したときには、前回のクリーン運転から今回のクリーン運転信号受信直前までの運転の間に上記臭いセンサにて検出した臭いレベルごとの積算時間を算出し、上記臭いレベルおよび積算時間に比例して上記電気集塵部の通電時間(オゾン発生時間)を決定し、その決定した通電時間をもって上記クリーン運転を行うようにしたことを特徴とする空気調和機の制御方法。
  3. 上記クリーン運転信号受信直前の運転が暖房もしくは送風以外の運転である場合には、上記殺菌、脱臭処理を行う前に、乾燥運転を行い、その際、その乾燥運転の時間を室内湿度が高いほど長くするようにした請求項1または2に記載の空気調和機の制御方法。
  4. 上記クリーン運転信号を受信したときには、少なくとも圧縮機を停止した暖房運転を行い、そのクリーン運転信号受信直前の運転が暖房もしくは送風運転である場合には、上記殺菌、脱臭処理を行い、そのクリーン運転信号受信直前の運転が暖房もしくは送風以外の運転である場合には、室内湿度に比例した運転時間をもって乾燥運転を行い、しかる後に上記殺菌、脱臭処理を行うようにした請求項1または2に記載の空気調和機の制御方法。
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