JP2003194386A - 空気調和機の制御方法 - Google Patents

空気調和機の制御方法

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JP2003194386A JP2001395667A JP2001395667A JP2003194386A JP 2003194386 A JP2003194386 A JP 2003194386A JP 2001395667 A JP2001395667 A JP 2001395667A JP 2001395667 A JP2001395667 A JP 2001395667A JP 2003194386 A JP2003194386 A JP 2003194386A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気調和機のクリーン運転において、オゾン
による室内機内部の殺菌、脱臭が効果的に行るようにす
る。 【解決手段】 クリーン運転信号を受信したときには、
前回のクリーン運転から今回のクリーン運転信号受信直
前までの運転時間(積算運転時間)Taを算出し(ST
2)、この算出積算運転時間Taに応じて電気集塵部の
通電時間(オゾン発生時間)Tを決定し、殺菌、脱臭処
理の実行に際しては、その決定した通電時間Tを用いる
(ST10)。例えば、その積算運転時間Taが200
時間未満である場合には、通電時間Tを15分とし(S
T3,ST4)、200時間以上、500時間未満であ
る場合、通電時間Tを20分とし(ST5,ST6)、
積算運転時間Taが500時間以上である場合、通電時
間Tを25分とする(ST5,ST7)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機の制御
方法に係り、さらに詳しく言えば、室内機内部の殺菌、
脱臭を効果的に行う空気調和機の制御方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】最近の空気調和機においては、種々の機
能を付加して快適性を追求するものが提案されている。
例えば、電気集塵器を室内機に搭載して、タバコの煙な
どの細かなほこりを高電圧で帯電して集塵し、空気の汚
れを集め、室内環境の向上を図るようにした空気調和機
が提案されている。
【0003】ところで、冷房運転やドライ運転(例えば
弱冷房運転)中には室内熱交換器に凝縮水が付着し、そ
の凝縮水はドレンパンを介して室外に排出される。しか
しながら、冷房運転やドライ運転の停止後には、凝縮水
が室内熱交換器、ドレンパンに残ることが多々あり、ホ
コリなどがその残留凝縮水に付着すると、カビなどを発
生し、室内機内部に雑菌の発生要因となり、運転再開時
に不快な臭いを発生することになる。
【0004】また、電気集塵器を利用してオゾンを発生
させて、室内機内部を殺菌する際には、その残留凝縮水
の影響により殺菌効果が低下することから、室内機の内
部を乾燥する運転を行った後、オゾンによる殺菌運転を
行うようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては多くの場合、乾燥運転と殺菌運転とを組み合わ
せたクリーン運転の時間が常に一定とされているため、
それまでの運転状況(使用状況)によっては、クリーン
運転が最適なものと言えず、室内機内部の殺菌が適切に
行われないという欠点があった。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、それまでの運転状況にか
かわらず、室内機内部の殺菌、脱臭が効果的、効率的に
行え、室内環境の向上、快適性の向上を図ることができ
るようにした空気調和機の制御方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、冷凍サイクルに含まれる室内熱交換
器によって熱交換した空気を吹き出して室温コントロー
ルを行うとともに、室内機に搭載されている空気清浄用
の電気集塵部を制御して、上記室内機を殺菌、脱臭処理
するクリーン運転が可能な空気調和機の制御方法であっ
て、クリーン運転信号を受信したときには、前回のクリ
ーン運転から今回のクリーン運転信号受信直前までの運
転時間(積算運転時間)を算出し、その算出積算運転時
間に応じて上記電気集塵部の通電時間(オゾン発生時
間)を決定して、その決定した通電時間をもって上記ク
リーン運転を行うようにしたことを特徴としている。
【0008】また、第2の発明は、クリーン運転信号を
受信したときには、前回のクリーン運転から今回のクリ
ーン運転信号受信直前までの運転の間に検出した臭いレ
ベルごとの積算時間を算出し、その臭いレベルごとの積
算時間に応じて上記電気集塵部の通電時間(オゾン発生
時間)を決定し、その決定した通電時間をもって上記ク
リーン運転を行うようにしたことを特徴としている。
【0009】いずれの場合においても、上記クリーン運
転信号受信直前の運転が暖房もしくは送風以外の運転で
ある場合には、上記殺菌、脱臭処理を行う前に、乾燥運
転を行い、その際、その乾燥運転の時間を室内湿度が高
いほど長くすることが好ましい。
【0010】これとは別に、上記クリーン運転信号を受
信したときには、少なくとも圧縮機を停止した暖房運転
を行い、そのクリーン運転信号受信直前の運転が暖房も
しくは送風運転である場合には、上記殺菌、脱臭処理を
行い、そのクリーン運転信号受信直前の運転が暖房もし
くは送風以外の運転である場合には、室内湿度に比例し
た運転時間をもって乾燥運転を行い、しかる後に上記殺
菌、脱臭処理を行うようようにすることもできる。これ
により、室内湿度の状況に応じた乾燥運転が行われ、つ
まり効果的、効率的な殺菌、脱臭が行われる。
【0011】
【発明の実施の形態】まず、図3を参照して、本発明を
実施するため、空気調和機は室内機側の制御回路(マイ
クロコンピュータなど)1および室外機側の制御回路
(マイクロコンピュータなど)2を備え、少なくも積算
運転時間(例えば前回クリーン運転終了後の通常運転時
間)に応じてオゾンの発生時間を変え、つまりそれまで
の使用状況に応じて殺菌時間を変えて、クリーン運転に
よる殺菌、脱臭を適切に行う。
【0012】図2に示すように、室内機は、空気を吸い
込むため自動的に開閉する開閉パネル部(前面パネルお
よび上面パネル)3a,3bと、下方向に開いて吹き出
された空気の吸い込む吸入口として機能するために自動
的に開閉するショートサーキットパネル部3cと、室内
機本体に固定的に形成された桟形状の空気吸入口3d
と、空気吹き出し方向を変えるための上下風向板部4
a,4bと、冷凍サイクルに含まれる室内熱交換器5
a,5b,5cと、室内ファン部6と、空気清浄化を図
るために空気吸入口3dの後方に配置された電気集塵部
(電気集塵式空気清浄ユニット)7と、室内湿度を検出
する湿度センサ8と、クリーン運転の設定操作可能なリ
モコン9からのリモコン信号の設定操作などによる表示
を行うための本体表示部10と、室内熱交換器5a,5
b,5cに付着した凝縮水を室外に排出するためのドレ
ンパン11と備えている。室外機は、冷凍サイクルを構
成する四方弁12および圧縮機13と、室外ファン部1
3とを備えている。
【0013】制御回路1は、リモコン9の設定操作に応
じて開閉パネル部3a,3b、ショートサーキットパネ
ル部3c、上下風向板部4a,4bおよび室内ファン部
6を制御する一方、室温と設定温度の差に応じた圧縮機
の運転コードなどを室外機側の制御回路2に送信すると
ともに、その制御回路2との間で室温コントロールに必
要な信号の授受を行い、また、リモコン9の設定操作な
どに応じて電気集塵部7を制御する。
【0014】そのために、制御回路1は、リモコン信号
を判定する判定部1aおよび当該空気調和機の運転状態
を判定する状態判定部1bと、図1、図4および図5に
示すルーチンの実行時に用いるタイマ部1c、記憶部1
dおよびカウンタ部1eと、積算運転時間を算出する積
算運転時間部1fとの機能を備えている。
【0015】また、制御回路2は、四方弁12および室
外ファン部14を制御するために室内機側からの運転モ
ードなどを判別する運転モード判定部2aと、圧縮機1
3を制御する圧縮機制御部2bとの機能を備えている。
【0016】次に、本発明の動作を図1、図4および図
5のフローチャート図を参照して説明する。まず、リモ
コン9によって所定の設定操作が行われると、その設定
操作に応じて室内機側の制御回路1および室外機側の制
御回路2によって当該室温コントロールに必要な制御が
行われる。
【0017】この場合、制御回路1は、その設定操作の
運転モードなどにしたがって開閉パネル部3a,3b、
ショートサーキットパネル部3cおよび上下風向板部4
を自動的に開閉制御するとともに、室内ファン部6を回
転制御し、また、電気集塵部7を制御する。
【0018】上記リモコン9によってクリーン運転信号
の発信操作が行われ、そのクリーン運転信号を受信する
と、制御回路1は図1、図4および図5に示すルーチン
を実行する。
【0019】このルーチンでは、実際の殺菌・脱臭運転
に先立ち、運転モードを暖房運転に、圧縮機13の回転
数(運転周波数)を0コード(0rps)に、室内ファ
ン部6のファン回転数を900rpmに、開閉パネル部
3a,3bのパネルを全開に、ショートサーキットパネ
ル部3cのパネルを閉に、上下風向板部4の風向板を水
平方向に、本体表示部10の表示にクリーン表示を決定
し(ステップST1)、これら決定による制御を行う。
【0020】続いて、積算運転時間Taを積算運転時間
部1fで算出するが(ステップST2)、この積算運転
時間Taは前のクリーン運転終了後から当該クリーン運
転信号の受信までの時間もしくは通常運転時間をタイマ
部1bで計測して得る。なお、その積算運転時間Taと
しては、例えば圧縮機13の運転時間だけでもよいが、
運転時間だけなく、例えば凝縮水の量を加味して得ても
よい。その積算運転時間Taにより、後述する殺菌・脱
臭運転における電気空気清浄通電時間Tを決定する。
【0021】この実施形態では、上記積算運転時間Ta
が200時間未満である場合、電気空気清浄通電時間T
を15分に決定し(ステップST3,ST4)、積算運
転時間Taが200時間以上で500時間未満である場
合、電気空気清浄通電時間Tを20分に決定し(ステッ
プST5,ST6)、積算運転時間Taが500時間以
上である場合、電気空気清浄通電時間Tを25分に決定
する(ステップST5,ST8)。なお、上記電気空気
清浄通電時間Tを決定するための条件(時間)は一例で
あり、空気調和機の使用環境などに応じて異なった値で
もよい。
【0022】続いて、1分間待機した後(ステップST
8)、湿度センサ8からの検出信号により室内湿度Rh
を検出し(ステップST9)、殺菌・脱臭運転(乾燥運
転も有り)の処理を実行する(ステップST10)。
【0023】図4および図5に示すように、殺菌・脱臭
運転の処理では、クリーン運転信号の受信直前の運転が
暖房もしくは送風である否かを状態判定部1bで判断
し、その運転状態を記憶部1dに記憶する一方、その運
転が暖房または送風であれば、ステップST20からS
T21に進み、タイマ部1cの2分タイマをスタートす
る。なお、クリーン運転信号の受信直前がエアコン停止
中である場合には前回の運転によって記憶されている運
転モードをもって判断する。
【0024】これにより、図1に示すステップST1に
おいて決定した暖房運転を行い、このときに圧縮機13
の回転数(運転周波数)を0コード(0rps)とし、
室内ファン部6のファン回転数を900rpmとし、開
閉パネル部3a,3bのパネルを全開とし、ショートサ
ーキットパネル部3cのパネルを閉とし、上下風向板部
4の風向板を水平方向とし、本体表示部10にクリーン
表示を行う。
【0025】上記圧縮機13を停止状態とした暖房運転
を2分間維持することにより、室内機内部を乾燥させる
ことができる。すなわち、前の運転が暖房または送風で
あるため、例えばドレンパン11には凝縮水が溜ってい
ることもないからである。なお、室内ファンが弱めの送
風であることから、室内環境の悪化を招くこともない。
【0026】上記2分タイマがタイムアップすると、ス
テップST22からST23に進み、室内ファン部6の
運転を停止し、つまり現運転を停止する。続いて、開閉
パネル部3a,3bを全閉状態とし、ショートサーキッ
トパネル部3cを閉状態とし、上下風向板部4a,4b
を上向きとし(ステップST24)、図1に示すルーチ
ンで決定された電気空気清浄通電時間Tをタイマ部1c
に設定してタイマをスタートし(ステップST25)、
電気集塵部7をオンし(ステップST26)、その電気
集塵部7によってオゾンを発生させ、しかもそのオゾン
が室内に拡散しないようにする。
【0027】そして、室内ファン部6を5秒間運転し
(ステップST27)、例えば回転数600rpmによ
りオゾンを少なくとも室内機内部全体に行き渡らせる。
その室内ファン部6を5秒間運転した後、その運転を1
分間停止し(ステップST28)、オゾンを室内機内部
に落ち付かせて殺菌、脱臭効果を上げる。続いて、タイ
マ部1cに設定した電気空気清浄通電時間Tのタイマが
タイムアップしたか否かを判断する(ステップST2
9)。
【0028】上記電気空気清浄通電時間Tが経過するま
で、ステップST27に戻り、室内ファン部6を5秒間
運転し、しかる後その室内ファン部6の運転を1分間停
止する処理を繰り返す。
【0029】このように、室内ファン部6を間欠的に運
転することにより、電気集塵部7によって発生したオゾ
ンを室内機内部に効率よく行き渡らせて確実に殺菌、脱
臭を行うことができ、しかも室内環境が悪化することも
ない。
【0030】そして、上記室内機内部の殺菌、脱臭運転
を行った後は、当該クリーン運転信号直前にエアコン運
転中であれば空気調和機をその運転(記憶部1dに記憶
している運転)に戻し(図1におけるステップST1
1)、ルーチンを終了する。
【0031】ところで、上記リモコン9によってクリー
ン運転信号の発信操作が行われたとき、当該空気調和機
が暖房運転または送風運転以外の運転(例えば冷房やド
ライ、運転)である場合には、ステップST20からS
T30に進み、上記ステップST9において検出した室
内湿度Rhに応じて暖房0コード発信カウント値Kを決
定する。
【0032】上記室内湿度Rhが80%以上と高いとき
には、ステップST30からST31に進み、暖房0コ
ード発信カウント値Kを4に決定し、室内湿度Rhが6
0%以上、80%より低いときには、ステップS30,
ST32を介してステップST33に進み、暖房0コー
ド発信カウント値Kを3に決定し、室内湿度が60%よ
り低いときには、ステップST30,ST32を介して
ST34に進み、暖房0コード発信カウント値Kを2に
決定し、これらの決定カウント値Kをカウンタ部1eに
設定する。
【0033】続いて、タイマ部1cの2分タイマをスタ
ートし(ステップST35)、すでに説明したように、
上記ステップST1で決定した運転を行う。つまり、当
該運転モードを暖房運転に切り替え、圧縮機13の運転
コード0(回転数0rps)を発信し、室内ファン部6
のファン回転数を900rpmと弱めの送風とし、開閉
パネル部3a,3bを全開状態とし、ショートサーキッ
トパネル部3cを閉状態とし、上下風向板部4a,4b
を水平方向にするとともに、本体表示部10にクリーン
表示を行う。
【0034】この場合、室外機側では、その暖房運転を
運転モード判定部2aで判定して四方弁12を切り替
え、つまり冷凍サイクルを切り替えることになる。
【0035】上記2分タイマがタイムアップすると、ス
テップST36からST37(図5参照)に進み、カウ
ンタ部1eの暖房0コード発信カウンタをインクリメン
トする。ここでは、最初の暖房0コード発信であること
から、その暖房0コード発信カウンタは1となる。
【0036】続いて、暖房0コード発信カウンタの値が
上記決定した値Kであるか否かを判断し(ステップST
38)、そのカウンタ値がKでなければ、タイマ部1c
の2分タイマをスタートする(ステップST39)。
【0037】そして、運転モード暖房で圧縮機13の運
転コードを8(回転数39rps)とし、室内ファン部
6のファン回転数を900rpmとする(ステップST
40)。この場合、室外機側では、圧縮機制御部2bで
圧縮機13を回転数39rpsに制御し、この圧縮機1
3の運転に伴って室外ファン部14を回転制御すること
になる。
【0038】上記2分タイマがタイムアップしたか否か
を判断し(ステップST41)、そのタイムアップによ
りタイマ部1bの3分タイマをスタートし(ステップS
T42)、運転モード暖房で圧縮機13の運転コードを
0(回転数0rps)とし、室内ファン部6のファン回
転数を900rpmとする(ステップST43)。
【0039】続いて、上記3分タイマがタイムアップし
たか否かを判断し(ステップST44)、そのタイムア
ップによりステップST37に戻って上述した処理を繰
り返す。したがって、当該空気調和機を暖房運転にする
とともに、2分間圧縮機13の回転数を39rpsと
し、しかる後3分間圧縮機13の回転数を0rpsとす
る動作をK回繰り返すことになる。
【0040】このように、クリーン運転信号受信直前の
室内湿度Rhが高いほど、暖房0コード発信カウント値
Kが大きく決定されることから、室内湿度Rhが高くて
も乾燥運転時間が長くなり、室内機内部を十分に乾燥さ
せることができる。なお、その暖房運転は弱め暖房と言
えることから、室内環境を悪化させるに至らない。
【0041】続いて、上記暖房0コード発信カウンタ値
が上記決定値Kになると、つまり上述した乾燥処理を終
了すると、ステップST38からステップST23(図
4参照)に戻り、上述したステップST23ないしST
29の殺菌、脱臭処理を実行する。
【0042】この殺菌、脱臭処理が終わると、当該クリ
ーン運転信号直前にエアコン運転中であれば空気調和機
をその運転(記憶部1dに記憶している運転)に戻し
(ステップST11;図1参照)、ルーチンを終了す
る。
【0043】殺菌、脱臭処理については、すでに説明し
たことから、その説明を省略するが、ステップST25
においてスタートするタイマの電気空浄通電時間Tは上
記ステップST4,ST6もしくはST7で決定した値
である。
【0044】このように、クリーン運転発信前の運転状
態が暖房または送風運転以外である場合、室内湿度が高
くとも、室内機内部を十分に乾燥させた後、オゾンを室
内機内部に行き渡らせて室内機内部の殺菌、脱臭を効果
的に行え、しかも室内環境の悪化が抑えれ、室内湿度が
低いときには、そのクリーン運転の時間が短くて済むこ
とになる。
【0045】また、当該クリーン運転を行っているとき
には、その旨を本体表示部10に表示して使用者などに
報知していることから、使い勝手の向上が図れる。さら
に、当該クリーン運転が終了したときには、当該空気調
和機の運転を自動的に元の運転状態に戻すことから、使
用者にとって再度リモコン9を操作する必要がなく、使
い勝手の向上が図れる。
【0046】図6は、本発明の他の実施形態を示す概略
的フローチャート図である。なお、図中、図1と同一処
理については同一符号を付して重複説明を省略し、ま
た、制御装置および室内機は図3および図2を参照され
たい。
【0047】この実施形態では、電気空気清浄通電時間
Tを室内の空気汚れ度(臭いレベル)に応じて決定し、
その臭いレベルが高いほど、その電気空気清浄通電時間
Tを長い値に決定する。
【0048】再び図1を参照して、本発明が適用される
制御装置は、室内の空気汚れ度を検出するために、室内
機の所定箇所に配置した臭いセンサ20と、この臭いセ
ンサ20からの検出信号により室内の空気汚れ度(臭い
レベル)を判断し、この臭いレベルに応じて電気空気清
浄通電時間Tを決定して電気集塵部7を制御する制御回
路21とを備えている。なお、上記制御装置の構成とし
ては、図2と同じであり、また制御回路21は制御回路
1と同様の機能を有している。
【0049】この実施形態の動作を図6のフローチャー
ト図を参照して説明すると、まず、上記実施形態と同様
に、上記リモコン9によってクリーン運転信号の発信操
作が行われ、そのクリーン運転信号を受信すると、制御
回路21は図6を実行するとともに、殺菌、脱臭処理に
ついては図4および図5に示すルーチンで実行する。
【0050】このルーチンでは、実際の殺菌・脱臭運転
に先立ち、運転転モード、圧縮機回転数、室内ファン、
開閉パネル、ショートサーキットパネル、上下風向板お
よびクリーン表示などを決定し(ステップST1)、こ
れら決定による制御を行う。
【0051】続いて、積算臭いレベル(積算空気質レベ
ル)を算出するが(ステップST100)、積算臭いレ
ベルは前のクリーン運転終了後から当該クリーン運転信
号の受信までの通常運転で臭いセンサ20を用いて検出
した臭いレベルをもって算出する。例えば、臭いレベル
L1,L2,L3の何れかのレベルが何時間継続してい
るかをもって判断し、この積算臭いレベルLにより前実
施例と同じ殺菌、臭運転における電気空気清浄通電時間
Tを決定する。
【0052】上記臭いレベルL2もしくは臭いレベルL
3が2時間以下である場合には、電気空気清浄通電時間
Tを15分に決定する(ステップST101,ST10
2)。したがって、空気汚れ度が臭いレベルL1と低い
場合にも、電気空気清浄通電時間Tを15分に決定す
る。
【0053】上記空気汚れ度が臭いレベルL3と高く、
その臭いレベルL3が2時間以下である場合には、電気
空気清浄通電時間Tを20分に決定する(ステップST
103,ST104)。したがって、臭いレベルL1,
L2が2時間より長い場合にも、電気空気清浄通電時間
Tを20分に決定する。
【0054】上記空気汚れ度が臭いレベルL3と高く、
その臭いレベルL3が2時間より長い場合には、電気空
気清浄通電時間Tを25分に決定する(ステップST1
03,ST105)。すなわち、空気汚れ度が高いと言
うことは、室内機内部には雑菌やカビによる臭いが室内
に吹き出されていると判断できるからである。なお、上
記電気空気清浄通電時間Tを決定するための条件(時
間)は一例であり、空気調和機の使用環境などによって
はよりきめ細かなものにしてもよい。
【0055】このようにして決定した電気空気清浄通電
時間Tが図4および図5に示す殺菌、脱臭処理で用いら
れる。したがって、空気汚れ度および積算時間に応じて
殺菌、脱臭処理の時間が決まることから、室内機の殺
菌、脱臭処理を効率的に行われ、室内機内部に発生して
いる雑菌やカビなどの除去、脱臭が確実に行われること
になる。なお、図4および図5に示す殺菌、脱臭処理の
具体的説明については上記実施形態で説明しており、重
複することから省略する。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
クリーン運転信号を受信したときには、前回のクリーン
運転から今回のクリーン運転信号受信直前までの運転時
間(積算運転時間)を算出するとともに、この算出積算
運転時間に応じて上記電気集塵部の通電時間(オゾン発
生時間)を決定し、その決定した通電時間をもってクリ
ーン運転を行うようにしていることから、クリーン運転
間の通常運転などが長いほど、そのオゾン発生時間を長
くして殺菌、脱臭処理が行え、つまり空気調和機の使用
状況にかかわらず室内機内部の殺菌、脱臭が効果的、効
率的に行え、ひいては適切なクリーン運転が行え、室内
環境の向上、快適性の向上を図ることができるという効
果がある。
【0057】また、クリーン運転信号を受信したときに
は、前回のクリーン運転から今回のクリーン運転信号受
信直前までの運転において検出した臭いレベルの積算時
間を算出するとともに、この臭いレベルおよび積算時間
に応じて上記電気集塵部の通電時間(オゾン発生時間)
を決定し、殺菌、脱臭処理の実行に際してはその決定し
た通電時間を用いるようにし、クリーン運転を行うよう
にしていることから、上述した効果に加え、実際に臭い
を検出して通電時間を変えているために正確な殺菌、脱
臭処理を最適に行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の動作を説明するためのフロ
ーチャート図。
【図2】本発明が適用される室内機の構成を説明するた
めの概略的構造図。
【図3】本発明が適用される制御装置を説明するための
概略的ブロック線図。
【図4】本発明によるクリーン運転時の動作説明用の概
略的フローチャート図。
【図5】本発明によるクリーン運転時の動作説明用の概
略的フローチャート図。
【図6】本発明の他の実施形態の動作を説明するための
フローチャート図。
【符号の説明】
1,21 制御回路 1a 判定部 1b 状態判定部 1c タイマ部 1d 記憶部 1e カウンタ部 1f 湿度検出判定部 2 制御回路 2a 運転モード判定部 2b 圧縮機制御部 3a,3b 開閉パネル部 3c ショートサーキットパネル部 4a,4b 上下風向板部 5a,5b.5c 室内熱交換器 6 室内ファン部 7 電気集塵部 8 湿度センサ 9 リモコン 10 本体表示部 11 ドレンパン 12 四方弁 13 圧縮機 14 室外ファン部 20 臭いセンサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍サイクルに含まれる室内熱交換器に
    よって熱交換した空気を吹き出して室温コントロールを
    行うとともに、室内機に搭載されている空気清浄用の電
    気集塵部を制御して、上記室内機を殺菌、脱臭処理する
    クリーン運転が可能な空気調和機の制御方法であって、 クリーン運転信号を受信したときには、前回のクリーン
    運転から今回のクリーン運転信号受信直前までの運転時
    間(積算運転時間)を算出し、その算出積算運転時間に
    応じて上記電気集塵部の通電時間(オゾン発生時間)を
    決定して、その決定した通電時間をもって上記クリーン
    運転を行うようにしたことを特徴とする空気調和機の制
    御方法。
  2. 【請求項2】 冷凍サイクルに含まれる室内熱交換器に
    よって熱交換した空気を吹き出して室温コントロールを
    行うとともに、室内機に搭載されている空気清浄用の電
    気集塵部を制御して、上記室内機を殺菌、脱臭処理する
    クリーン運転が可能な空気調和機の制御方法であって、 クリーン運転信号を受信したときには、前回のクリーン
    運転から今回のクリーン運転信号受信直前までの運転の
    間に検出した臭いレベルごとの積算時間を算出し、その
    臭いレベルごとの積算時間に応じて上記電気集塵部の通
    電時間(オゾン発生時間)を決定し、その決定した通電
    時間をもって上記クリーン運転を行うようにしたことを
    特徴とする空気調和機の制御方法。
  3. 【請求項3】 上記クリーン運転信号受信直前の運転が
    暖房もしくは送風以外の運転である場合には、上記殺
    菌、脱臭処理を行う前に、乾燥運転を行い、その際、そ
    の乾燥運転の時間を室内湿度が高いほど長くするように
    した請求項1または2に記載の空気調和機の制御方法。
  4. 【請求項4】 上記クリーン運転信号を受信したときに
    は、少なくとも圧縮機を停止した暖房運転を行い、その
    クリーン運転信号受信直前の運転が暖房もしくは送風運
    転である場合には、上記殺菌、脱臭処理を行い、そのク
    リーン運転信号受信直前の運転が暖房もしくは送風以外
    の運転である場合には、室内湿度に比例した運転時間を
    もって乾燥運転を行い、しかる後に上記殺菌、脱臭処理
    を行うようにした請求項1または2に記載の空気調和機
    の制御方法。
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