JP4631845B2 - スタータ用電磁スイッチ - Google Patents

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Description

本発明は、モータ回路のメイン接点を開閉するスタータ用電磁スイッチに関する。
従来技術として、特許文献1に記載された電磁スイッチがある。
この電磁スイッチは、図8に示す様に、モールドカバーに固定されたB端子ボルト100と、このB端子ボルト100に接続されるターミナル110とを備え、このターミナル110がB端子ボルト100に対し直交する半径方向に取り出されている。
また、ターミナル110は、樹脂製のブッシュ120にインサート成形され、そのブッシュ120に設けられた一対の突起部130をモールドカバーに設けられた突出壁部140の側面に当接させて回り止めすることにより、所定の取り出し角度θに位置決めされている。
特許第2763226号公報
ところが、上記の電磁スイッチは、ターミナル110を使用することを前提としてモールドカバーに突出壁部140を設けているため、ターミナル110を使用しない通常の電磁スイッチ(B端子ボルト100に直接バッテリケーブルを接続する電磁スイッチ)に用いられるモールドカバーとは別に、突出壁部140を有するモールドカバーを新たに製作する必要がある。仮に、モールドカバーの標準化を図った場合でも、突出壁部140を設けることによる質量増加や成形性の悪化等の問題が発生する。
また、図8に示す取り出し角度θが変更となった場合には、ブッシュ120を新規に製作する必要があり、部品コストが大きく上昇する。
さらに、ブッシュ120を製作する際に、ターミナル110をインサートするため、ターミナル110の露出面とブッシュ120との境目に発生する膜バリを除去する必要があった。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、従来のモールドカバーを流用することができ、且つ、ターミナルの取り出し角度(取り出し方向)が変更された場合にも容易に対応できるスタータ用電磁スイッチを提供することにある。
(請求項1の発明)
本発明は、モールドカバーに固定されるB端子ボルトと、モールドカバーの外側に突き出るB端子ボルトに嵌合してモールドカバーに着脱自在に組み付けられ、B端子ボルトにカシメワッシャを係合させてモールドカバーに固定される第1のブッシュと、この第1のブッシュより突き出るB端子ボルトに嵌合して電気的に接続され、且つ、B端子ボルトに対して直交する半径方向に取り出されたターミナルとを備え、このターミナルを介してB端子ボルトにバッテリより電流が供給されるスタータ用電磁スイッチであって、第1のブッシュは、モールドカバーに対し、B端子ボルトの周方向に位置決めされると共に、その位置決め角度が、モールドカバーに予め設定された複数の角度位置から適宜に選択可能に設けられており、ターミナルは、絶縁体である第2のブッシュに保持されて、この第2のブッシュが第1のブッシュの外周に着脱自在に嵌合して組み付けられ、且つ、第1のブッシュに対し第2のブッシュが回り止めされていることを特徴とする。
上記の構成によれば、ターミナルを保持する第2のブッシュが第1のブッシュに対して回り止めされ、その第1のブッシュがモールドカバーに着脱自在に組み付けられるので、モールドカバーを新規に製作する必要はなく、従来のモールドカバーを流用できる。
また、第1のブッシュは、モールドカバーに対する位置決め角度が予め設定された複数の角度位置から適宜に選択可能に設けられているので、ターミナルの取り出し角度が変更された場合に、その取り出し角度に応じて第1のブッシュの位置決め角度を変えることが可能である。その結果、ターミナルの取り出し角度に自由度を持たせることができる。
なお、ターミナルの取り出し角度が変更された場合に、モールドカバーに対する第1のブッシュの位置決め角度を変えることで対応できない時、つまり、予め設定された複数の角度位置から第1のブッシュの位置決め角度を適宜に選択しても、所定の取り出し角度が得られない場合は、第1のブッシュを新設することで対応できる。この場合、ターミナルを保持する第2のブッシュを変更する必要はなく、また、第2のブッシュと比較して形状を単純化できる第1のブッシュだけを新設すれば良いので、その第1のブッシュを安価に製作でき、且つ、工期を短縮できることから、生産性が向上する。
(請求項2の発明)
請求項1に記載したスタータ用電磁スイッチにおいて、第2のブッシュは、第1のブッシュの外周に嵌合してB端子ボルトの周囲を環状に囲む筒状壁部を有すると共に、この筒状壁部の一部に挿入孔が形成されており、ターミナルは、B端子ボルトに嵌合する嵌合孔が形成された平板部を有し、この平板部が挿入孔から筒状壁部の内側へ挿入されて第2のブッシュに保持されていることを特徴とする。
この場合、ターミナルを第2のブッシュにインサート成形していないので、インサート成形時に発生する膜バリの除去が不要であり、生産性が向上する。また、第2のブッシュは、ターミナルをインサート成形することなく、単独で成形できるので、ターミナルをインサート成形する場合と比較して、コストを低く抑えることができる。
(請求項3の発明)
請求項2に記載したスタータ用電磁スイッチにおいて、筒状壁部の内周と第1のブッシュの外周との間に所定のクリアランスが確保されていることを特徴とする。
例えば、第2のブッシュが被水して筒状壁部の内部に浸水した場合でも、上記のクリアランスから水が抜けるため、筒状壁部の内部に水が溜まることはなく、耐絶縁性に優れた構造を提供できる。
(請求項4の発明)
請求項3に記載したスタータ用電磁スイッチにおいて、筒状壁部の内周に径方向内側へ突出する突起部が周方向に複数か所設けられ、これらの突起部が第1のブッシュの外周面に当接することで、筒状壁部の内周と第1のブッシュの外周との間に所定のクリアランスが確保されることを特徴とする。
上記の構成によれば、筒状壁部の内周と第1のブッシュの外周との間に略均等にクリアランスを確保できる。また、筒状壁部の内周に設けられた複数の突起部が第1のブッシュの外周面に当接することにより、第1のブッシュに対して筒状壁部の中心を径方向に芯出しできるので、ターミナルの平板部に形成された嵌合孔にB端子ボルトを確実に嵌め合わせることができる。
(請求項5の発明)
請求項3に記載したスタータ用電磁スイッチにおいて、第1のブッシュの外周に径方向外側へ突出する突起部が周方向に複数か所設けられ、これらの突起部が筒状壁部の内周面に当接することで、筒状壁部の内周と第1のブッシュの外周との間に所定のクリアランスが確保されることを特徴とする。
上記の構成によれば、筒状壁部の内周と第1のブッシュの外周との間に略均等にクリアランスを確保できる。また、第1のブッシュの外周に設けられた複数の突起部が筒状壁部の内周面に当接することにより、第1のブッシュに対して筒状壁部の中心を径方向に芯出しできるので、ターミナルの平板部に形成された嵌合孔にB端子ボルトを確実に嵌め合わせることができる。
(請求項6の発明)
請求項2〜5に記載した何れかのスタータ用電磁スイッチにおいて、第2のブッシュには、筒状壁部の開口部を閉塞する保護カバーが取り付けられ、この保護カバーとB端子ボルトの先端との間にクリアランスが確保されていることを特徴とする。
この場合、筒状壁部の開口部を保護カバーによって閉塞することにより、B端子ボルトが露出することを防止でき、且つ、保護カバーがB端子ボルトに接触していないので、バッテリから高電圧が印加されるB端子ボルトの発熱によって保護カバーが熱変形することを防止できる。
(請求項7の発明)
請求項1〜6に記載した何れかのスタータ用電磁スイッチにおいて、モールドカバーは、B端子ボルトの周囲に内周形状が正多角形を有する嵌合凹部が形成され、第1のブッシュは、外周形状が正多角形を有する嵌合凸部が設けられ、この嵌合凸部が嵌合凹部に嵌め合わされることで、モールドカバーに対しB端子ボルトの周方向に位置決めされることを特徴とする。
上記の構成によれば、モールドカバーに形成された嵌合凹部に対して、第1のブッシュに設けられた嵌合凸部を嵌め合わせる角度を変えることで、第1のブッシュに回り止めされる第2のブッシュの向きを変更でき、その第2のブッシュに保持されたターミナルの取り出し角度を変更できる。例えば、嵌合凹部及び嵌合凸部が正八角形であれば、45°毎に第2のブッシュの向きを変更できるので、ターミナルの取り出し角度に自由度を持たせることができる。
本発明を実施するための最良の形態を以下の実施例により詳細に説明する。
図1(a)は電磁スイッチ1の断面図、同図(b)はモールドカバー14側から見た電磁スイッチ1の軸方向正面図である。
本実施例の電磁スイッチ1は、例えば、自動車のエンジンを始動させるためのスタータ(図示せず)に用いられ、図1(a)に示す様に、通電されて電磁石を形成する電磁コイル2と、電磁石の吸引力によって駆動されるプランジャ3とを有し、このプランジャ3の動きに連動して、スタータのモータ回路に接続されるメイン接点(後述する)を開閉する周知の働きを有する。
電磁コイル2は、ボビン4に巻線されて、ヨークを形成するスイッチケース5の内部に収納されている。
電磁コイル2の一端側には、電磁コイル2への通電によって磁化される固定鉄心6が配置される。この固定鉄心6は、ベース部6aとディスク部6bとで構成され、スイッチケース5及びプランジャ3と共に電磁コイル2の周囲に磁気回路を形成している。
プランジャ3は、電磁コイル2の内周にベース部6aと対向して配置され、そのベース部6aとの間に配設されるリターンスプリング7の反力を受けて反ベース部方向へ押圧されている。
メイン接点は、2本の外部端子と一体に設けられた一組の固定接点8と、プランジャシャフト9の端部に支持された可動接点10とで構成され、この可動接点10がプランジャ3の動きに連動して一組の固定接点8間を断続する。
2本の外部端子は、後述するターミナル11を介してバッテリ電流が供給されるB端子ボルト12と、スタータモータから取り出されたリード線(図示せず)が接続されるM端子ボルト13であり、それぞれ樹脂製のモールドカバー14に固定されている。
モールドカバー14は、固定鉄心6のディスク部6bとの間にゴムパッキン15を挟んで配置され、スイッチケース5の端部にかしめ固定されている。
続いて、B端子ボルト12に接続されるターミナル11の周辺構造について説明する。 ターミナル11は、バッテリケーブル(図示せず)が接続される雄ねじ部11a(図1参照)と、B端子ボルト12に嵌合する嵌合孔11bが形成された平板部11c(図3参照)とが設けられ、樹脂製の絶縁用ブッシュ16(本発明の第2のブッシュである)に保持されている。このターミナル11は、図1に示す様に、モールドカバー14に樹脂製の中間ブッシュ17(以下に説明する)を固定した後、その中間ブッシュ17より突き出るB端子ボルト12に平板部11cの嵌合孔11bを嵌め合わせて取り付けられ、B端子ボルト12にナット18を締め付けて固定される。
中間ブッシュ17は、本発明の第1のブッシュであり、図5に示す様に、外周の一部に平坦面17aを有する略円形状に設けられ、径方向の中心部に丸孔17bが形成されている。この中間ブッシュ17は、モールドカバー14の外側に突き出るB端子ボルト12を丸孔17bに通してモールドカバー14に着脱自在に組み付けられた後、図2に示す様に、B端子ボルト12に係合するカシメワッシャ19によってB端子ボルト12と共にモールドカバー14に固定されている。
また、中間ブッシュ17は、モールドカバー14に対し、B端子ボルト12の周方向に位置決めされると共に、その位置決め角度が、モールドカバー14に予め設定された複数の角度位置から適宜に選択可能に設けられている。具体的に説明すると、モールドカバー14には、図4に示す様に、B端子ボルト12を取り出すために形成された丸孔14aの周囲に内周形状が正八角形の嵌合凹部14bが形成され、中間ブッシュ17には、図5(a)に示す様に、丸孔17bの周囲に外周形状が正八角形の嵌合凸部17cが設けられている。この嵌合凹部14bに嵌合凸部17cを嵌め合わせることで、モールドカバー14に対し中間ブッシュ17がB端子ボルト12の周方向に位置決めされる。また、嵌合凹部14bに対して嵌合凸部17cを嵌め合わせる角度を変えることにより、中間ブッシュ17の位置決め角度を45°毎に変えることができる。
絶縁用ブッシュ16は、ターミナル11の雄ねじ部11aの周囲を保護する保護壁部16aと、中間ブッシュ17の外周に着脱自在に嵌合してB端子ボルト12の周囲を環状に囲む筒状壁部16bとが設けられ、保護壁部16aと筒状壁部16bとの間にターミナル11の平板部11cを挿入するための挿入孔(図示せず)が形成されている。ターミナル11は、保護壁部16a側から平板部11cを挿入孔へ挿入して、筒状壁部16bの内部に平板部11cが突き出た状態で絶縁用ブッシュ16に保持されている(図3参照)。
この絶縁用ブッシュ16には、挿入孔が開口する筒状壁部16bの内周に平坦面16cが設けられており、筒状壁部16bを中間ブッシュ17の外周に嵌め合わせた時に、中間ブッシュ17の平坦面17aと、筒状壁部16bの平坦面16cとが当接することにより、中間ブッシュ17に対し絶縁用ブッシュ16が回り止めされている。
また、絶縁用ブッシュ16には、図6に示す様に、中間ブッシュ17の外周に嵌合する筒状壁部16bの内周に径方向内側へ突出する突起部16dが周方向に複数か所(図6では3か所)設けられ、これらの突起部16dが中間ブッシュ17の外周面に当接することで、筒状壁部16bの内周と中間ブッシュ17の外周との間に所定のクリアランスCが確保されている。
さらに、絶縁用ブッシュ16には、図1に示す様に、筒状壁部16bの開口部を閉塞する保護カバー20が取り付けられている。この保護カバー20は、例えば、径方向の両側に一対の爪部20aが設けられ、この爪部20aを筒状壁部16bの内周に形成された段差に係止させて固定される。なお、筒状壁部16bに固定された保護カバー20は、B端子ボルト12に接触することはなく、保護カバー20とB端子ボルト12の先端との間にクリアランスが確保されている。
次に、電磁スイッチ1の作動を説明する。
始動スイッチのオン操作により電磁コイル2に通電されると、電磁石が形成されて固定鉄心6が磁化されるため、固定鉄心6のベース部6aとプランジャ3との間に吸引力が働き、プランジャ3がリターンスプリング7を押し縮めながらベース部6a側(図1の右方向)へ移動する。このプランジャ3の移動により、プランジャシャフト9が押し出されて、プランジャシャフト9の端部に支持された可動接点10が一組の固定接点8に当接する。その後、プランジャ3は、接点圧スプリング21(図1参照)を押し縮めながら更に移動して、ベース部6aの端面に当接して停止する。
これにより、接点圧スプリング21の圧縮荷重が可動接点10に付与され、その可動接点10が一組の固定接点8に押し付けられることで、メイン接点が閉状態となり、バッテリからスタータモータへ給電される。
エンジン始動後、始動スイッチのオフ操作により、電磁コイル2への通電が停止して電磁石の吸引力が消滅すると、リターンスプリング7の反力でプランジャ3が反ベース部方向へ押し戻されるため、可動接点10が一組の固定接点8から離れてメイン接点が開状態となり、スタータモータへの給電が停止される。
(実施例1の作用及び効果)
本実施例の電磁スイッチ1は、ターミナル11を保持する絶縁用ブッシュ16が中間ブッシュ17の外周に嵌合して組み付けられ、その中間ブッシュ17に対し回り止めされている。また、中間ブッシュ17は、モールドカバー14に対する位置決め角度が予め設定された複数の角度位置から適宜に選択可能に設けられている。つまり、モールドカバー14に形成された嵌合凹部14bに対して、中間ブッシュ17に設けられた嵌合凸部17cを嵌め合わせる角度を変えることで、中間ブッシュ17に回り止めされる絶縁用ブッシュ16の向きを変更できる。実施例1では、嵌合凹部14b及び嵌合凸部17cが正八角形であるため、45°毎に絶縁用ブッシュ16の向きを変更できる。その結果、ターミナル11の取り出し角度に自由度を持たせることができる。
なお、ターミナル11の取り出し角度が変更された場合に、モールドカバー14に対する中間ブッシュ17の位置決め角度を変えることで対応できない時、つまり、予め設定された複数の角度位置から中間ブッシュ17の位置決め角度を適宜に選択しても、所定の取り出し角度が得られない場合は、中間ブッシュ17を新設することで対応できる。
例えば、実施例1の中間ブッシュ17に対して、図7に示す様に、平坦面17aに対する嵌合凸部17cの角度を変更した中間ブッシュ17(実施例1の中間ブッシュ17に対し嵌合凸部17cの角度が周方向に22.5°ずれている)を新設することで、要求されるターミナル11の取り出し角度にも対応可能である。この場合、絶縁用ブッシュ16を新規に製作する必要はなく、また、絶縁用ブッシュ16と比較して形状を単純化できる中間ブッシュ17だけを新設すれば良いので、その中間ブッシュ17を安価に製作でき、且つ、工期を短縮できることから、生産性が向上する。
また、実施例1に記載した構成によれば、モールドカバー14と絶縁用ブッシュ16との間に中間ブッシュ17を設けて、その中間ブッシュ17がモールドカバー14に着脱自在に組み付けられるので、特許文献1に記載された従来技術の様に、モールドカバー14に回り止め用の突出壁部を設ける必要がない。これにより、モールドカバー14を新規に製作する必要はなく、従来のモールドカバー14を流用できるので、部品点数が増大することはなく、コストダウンを図ることができる。
また、ターミナル11は、絶縁用ブッシュ16に形成された挿入孔に平板部11cを挿入して、筒状壁部16bの内部に平板部11cが突き出た状態で絶縁用ブッシュ16に保持されている。この場合、ターミナル11を絶縁用ブッシュ16にインサート成形する必要がないので、インサート成形時に発生する膜バリの除去が不要である。また、絶縁用ブッシュ16は、ターミナル11をインサート成形することなく、単独で樹脂成形できるので、ターミナル11をインサート成形する場合と比較して、コストを低く抑えることができ、且つ、生産性が向上する。
さらに、絶縁用ブッシュ16には、筒状壁部16bの開口部を閉塞する保護カバー20が取り付けられ、この保護カバー20とB端子ボルト12の先端との間にクリアランスが確保されている。この場合、保護カバー20がB端子ボルト12に接触していないので、バッテリから高電圧が印加されるB端子ボルト12の発熱によって保護カバー20が熱変形することを防止できる。
本実施例の絶縁用ブッシュ16は、中間ブッシュ17の外周に嵌合する筒状壁部16bの内周に複数の突起部16dが設けられ、この突起部16dが中間ブッシュ17の外周面に当接することで、筒状壁部16bの内周と中間ブッシュ17の外周との間に所定のクリアランスCが確保されている。これにより、例えば、絶縁用ブッシュ16が被水して筒状壁部16bの内部に浸水した場合でも、上記のクリアランスCから水が抜け出るため、筒状壁部16bの内部に水が溜まることはなく、耐絶縁性に優れた構造を提供できる。
また、筒状壁部16bの内周に設けられた複数の突起部16dが中間ブッシュ17の外周面に当接することにより、中間ブッシュ17に対して筒状壁部16bの中心を径方向に芯出しできるので、ターミナル11の平板部11cに形成された嵌合孔11bにB端子ボルト12を確実に嵌め合わせることができる。
(変形例)
実施例1では、筒状壁部16bの内周に複数の突起部16dを設けているが、中間ブッシュ17の外周に複数の突起部を設けて、この突起部が筒状壁部16bの内周面に当接することで、筒状壁部16bの内周と中間ブッシュ17の外周との間に所定のクリアランスが確保される構成でも良い。
また、実施例1では、モールドカバー14に形成された嵌合凹部14b、及び、中間ブッシュ17に設けられた嵌合凸部17cが正八角形であが、正八角形に限定するものではなく、例えば、正六角形、正四角形等、正八角形以外の正多角形でも良い。
(a)電磁スイッチの断面図、(b)モールドカバー側から見た電磁スイッチの軸方向正面図である。 モールドカバーの斜視図である。 ターミナルを保持する絶縁用ブッシュの斜視図である。 モールドカバーの平面図である。 (a)嵌合凸部側を示す中間ブッシュの平面図、(b)嵌合凸部と反対側を示す中間ブッシュの平面図である。 絶縁用ブッシュと中間ブッシュとの嵌合状態を示す平面図である。 中間ブッシュの平面図である。 従来技術に係るターミナルの取付け構造を示す断面図である。
符号の説明
1 電磁スイッチ
11 ターミナル
11b 平板部に形成された嵌合孔
11c ターミナルの平板部
12 B端子ボルト
14 モールドカバー
14b モールドカバーに形成された嵌合凹部
16 絶縁用ブッシュ(第2のブッシュ)
16b 絶縁用ブッシュの筒状壁部
16d 筒状壁部の内周に設けられた突起部
17 中間ブッシュ(第1のブッシュ)
17c 中間ブッシュに設けられた嵌合凸部
19 カシメワッシャ
20 保護カバー

Claims (7)

  1. モールドカバーに固定されるB端子ボルトと、
    前記モールドカバーの外側に突き出る前記B端子ボルトに嵌合して前記モールドカバーに着脱自在に組み付けられ、前記B端子ボルトにカシメワッシャを係合させて前記モールドカバーに固定される第1のブッシュと、
    この第1のブッシュより突き出る前記B端子ボルトに嵌合して電気的に接続され、且つ、前記B端子ボルトに対して直交する半径方向に取り出されたターミナルとを備え、
    このターミナルを介して前記B端子ボルトにバッテリより電流が供給されるスタータ用電磁スイッチであって、
    前記第1のブッシュは、前記モールドカバーに対し、前記B端子ボルトの周方向に位置決めされると共に、その位置決め角度が、前記モールドカバーに予め設定された複数の角度位置から適宜に選択可能に設けられており、
    前記ターミナルは、絶縁体である第2のブッシュに保持されて、この第2のブッシュが前記第1のブッシュの外周に着脱自在に嵌合して組み付けられ、且つ、前記第1のブッシュに対し前記第2のブッシュが回り止めされていることを特徴とするスタータ用電磁スイッチ。
  2. 請求項1に記載したスタータ用電磁スイッチにおいて、
    前記第2のブッシュは、前記第1のブッシュの外周に嵌合して前記B端子ボルトの周囲を環状に囲む筒状壁部を有すると共に、この筒状壁部の一部に挿入孔が形成されており、 前記ターミナルは、前記B端子ボルトに嵌合する嵌合孔が形成された平板部を有し、この平板部が前記挿入孔から前記筒状壁部の内側へ挿入されて前記第2のブッシュに保持されていることを特徴とするスタータ用電磁スイッチ。
  3. 請求項2に記載したスタータ用電磁スイッチにおいて、
    前記筒状壁部の内周と前記第1のブッシュの外周との間に所定のクリアランスが確保されていることを特徴とするスタータ用電磁スイッチ。
  4. 請求項3に記載したスタータ用電磁スイッチにおいて、
    前記筒状壁部の内周に径方向内側へ突出する突起部が周方向に複数か所設けられ、これらの突起部が前記第1のブッシュの外周面に当接することで、前記筒状壁部の内周と前記第1のブッシュの外周との間に所定のクリアランスが確保されることを特徴とするスタータ用電磁スイッチ。
  5. 請求項3に記載したスタータ用電磁スイッチにおいて、
    前記第1のブッシュの外周に径方向外側へ突出する突起部が周方向に複数か所設けられ、これらの突起部が前記筒状壁部の内周面に当接することで、前記筒状壁部の内周と前記第1のブッシュの外周との間に所定のクリアランスが確保されることを特徴とするスタータ用電磁スイッチ。
  6. 請求項2〜5に記載した何れかのスタータ用電磁スイッチにおいて、
    前記第2のブッシュには、前記筒状壁部の開口部を閉塞する保護カバーが取り付けられ、この保護カバーと前記B端子ボルトの先端との間にクリアランスが確保されていることを特徴とするスタータ用電磁スイッチ。
  7. 請求項1〜6に記載した何れかのスタータ用電磁スイッチにおいて、
    前記モールドカバーは、前記B端子ボルトの周囲に内周形状が正多角形を有する嵌合凹部が形成され、
    前記第1のブッシュは、外周形状が正多角形を有する嵌合凸部が設けられ、この嵌合凸部が前記嵌合凹部に嵌め合わされることで、前記モールドカバーに対し前記B端子ボルトの周方向に位置決めされることを特徴とするスタータ用電磁スイッチ。
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