JP4631402B2 - 写真処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、潜像が形成された感光材料を各種処理液により現像処理した後、乾燥させて写真プリントを仕上げる写真処理装置に関する。
一般に、写真処理装置では、プリンタで露光された印画紙をプロセッサに搬送し、現像液等の各種処理液により、現像、漂白定着、安定化処理等を行った後、乾燥部に搬送して乾燥させる。乾燥部では、通常3〜20枚程度の印画紙を搬送しながら乾燥することができる。乾燥部で乾燥された印画紙は、乾燥部から排出されると、小判の印画紙を各オーダー毎に仕分けて回収する複数の小判プリント用トレーに向けて小判の印画紙を搬送するベルトコンベア上または、大判の印画紙を回収する大判プリント用トレー上に落下する。
印画紙は、製造メーカ、プリントサイズ、面質等に応じて、乾燥特性がそれぞれ異なる。したがって、現像処理された印画紙を製造メーカ、サイズ、面質等に拘らず一定の乾燥環境(例えば、乾燥温度等)で乾燥すると、過乾燥となったり未乾燥であったりする。過乾燥である場合には、印画紙が大きくカールするために、ベルトコンベア上に排出された印画紙の端面が乾燥部の排出口近傍に配置された排出ローラに当たって、印画紙の端面や角部が変形する。また、ベルトコンベア上に排出された印画紙が排出ローラに当たっている場合には、印画紙をベルトコンベア上で傾くことなく搬送できない。したがって、小判プリント用トレーでの印画紙の整列性が悪くなる。一方、未乾燥である場合には、印画紙の感光面がべた付き、印画紙同士がくっ付いてしまう。
上述のような問題に鑑み、特許文献1には、各種の印画紙に適した乾燥温度を乾燥特性ごとにあらかじめ記憶しておき、処理される印画紙の乾燥特性に応じて乾燥部の温度を変化させる技術が開示されている。
特開2003−029391号公報
係る写真処理装置において、適した乾燥温度が互いに異なる印画紙を連続して処理する場合には、より乾燥しにくい特性を有する印画紙の乾燥温度が優先される。例えば、乾燥温度60℃の印画紙Aに引き続き乾燥温度65℃の印画紙Bを処理する場合には、未だ印画紙Aが乾燥部内にあっても、印画紙Bが乾燥部に入った時点で乾燥部内の温度が65℃となるように制御される。逆に、印画紙Bに引き続き印画紙Aが処理される場合には、印画紙Aが乾燥部に入った後も印画紙Bが乾燥部から出るまでは、乾燥部内の温度が65℃となるように制御される。
したがって、いずれの場合でも、乾燥しやすい特性を有する印画紙が過乾燥となってしまう。逆に、より乾燥しやすい特性を有する印画紙の乾燥温度が優先されるようにすると、乾燥しにくい特性を有する印画紙が未乾燥となってしまう。このように、適した乾燥温度が互いに異なる印画紙を処理する場合には、過乾燥となったり未乾燥となったりするという問題が生じる。特に、互いの印画紙の適した乾燥温度の差が大きい場合には、この問題が顕著となる。
そこで、本発明の目的は、連続して処理される複数種類の感光材料のそれぞれに適した乾燥環境の相違が大きい場合でも、適切に乾燥させることができる写真処理装置を提供することである。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の写真処理装置は、感光材料を露光する露光部と、前記露光部で露光された感光材料を、処理液を用いて現像する現像部と、前記現像部で現像された感光材料を乾燥環境可変に乾燥させることが可能な乾燥部と、前記露光部から前記現像部を経て前記乾燥部の出口へと感光材料を搬送する搬送機構と、前記搬送機構で搬送されている感光材料の乾燥しやすさに関する乾燥特性を特定する乾燥特性特定手段と、感光材料を前記乾燥部において乾燥させるために適した乾燥環境を、感光材料の乾燥特性ごとに記憶する乾燥環境記憶手段と、感光材料が前記搬送機構による搬送経路上にあるときに先行の感光材料が前記搬送機構によって搬送されているか否かを判断する搬送判断手段と、先行の感光材料が搬送されていると前記搬送判断手段が判断したときに、先行の感光材料に係る乾燥環境と後続の感光材料に係る乾燥環境とが所定許容限度を超えて相違しているか否かを判断する乾燥環境判断手段と、前記搬送判断手段及び前記乾燥環境判断手段の少なくともいずれか一方の判断結果に基づいて、前記搬送機構及び前記乾燥部を制御する乾燥制御手段とを備えている。
この構成によると、先行の感光材料の有無及び適した乾燥環境の相違程度に応じて適切な乾燥処理を感光材料に施すことが可能となる。したがって、連続して処理される複数種類の感光材料のそれぞれに適した乾燥環境の相違が大きい場合でも、過乾燥または未乾燥を防止し、感光材料を適切に乾燥させることができる。
本発明の写真処理装置では、前記乾燥制御手段は、先行の感光材料が搬送されていないと前記搬送判断手段が判断したときには、前記乾燥環境記憶手段に記憶された乾燥環境に従った第1の処理手順に基づいて前記搬送機構によって搬送されている感光材料が乾燥させられるように前記搬送機構及び前記乾燥部を制御し、2つの乾燥環境の相違が前記所定許容限度を超えていると前記乾燥環境判断手段が判断したときには、第2の処理手順に基づいて先行及び後続の感光材料が乾燥させられるように前記搬送機構及び前記乾燥部を制御すると共に、2つの乾燥環境の相違が前記所定許容限度を超えていないと前記乾燥環境判断手段が判断したときには、前記第2の処理手順とは異なる第3の処理手順に基づいて先行及び後続の感光材料が乾燥させられるように前記搬送機構及び前記乾燥部を制御することが好ましい。
この構成によると、先行の感光材料が搬送されていない場合、2つの乾燥環境の相違が前記所定許容限度を超えている場合、及び2つの乾燥環境の相違が前記所定許容限度を超えていない場合のいずれの場合でも、過乾燥または未乾燥を防止し、感光材料を適切に乾燥させることができる。
本発明の写真処理装置では、前記乾燥制御手段は、2つの乾燥環境の相違が前記所定許容限度を超えていると前記乾燥環境差判断手段が判断したときには、前記搬送機構を制御することによって先行の感光材料と後続の感光材料との離隔距離を開かせてから、前記乾燥部を制御することによって前記乾燥部における乾燥環境を後続の感光材料に係る乾燥環境に変更することが好ましい。
この構成によると、先行の感光材料及び後続の感光材料をそれぞれに適した乾燥環境で乾燥させることのできる時間を長く取ることが可能となる。したがって、2つの乾燥環境の相違が大きい場合でも、感光材料の過乾燥または未乾燥を確実に防止することができる。
本発明の写真処理装置は、感光材料が前記乾燥部の出口から排出されたか否かを判断する排出判断手段をさらに備えており、前記乾燥制御手段は、2つの乾燥環境の相違が前記所定許容限度を超えていると前記乾燥環境差判断手段が判断したときには、前記搬送機構を制御することによって先行の感光材料と後続の感光材料との離隔距離を開かせ、且つ、先行の感光材料が前記乾燥部の出口から排出されたと前記排出判断手段が判断してから、前記乾燥部を制御することによって前記乾燥部における乾燥環境を後続の感光材料に係る乾燥環境に変更することが好ましい。
この構成によると、先行の感光材料を適切な乾燥環境で乾燥させることのできる時間を最大限に長く取りつつ、後続の感光材料を適切な乾燥環境で乾燥させることのできる時間を長く取ることが可能となる。
本発明の写真処理装置では、前記乾燥制御手段は、2つの乾燥環境の相違が前記所定許容限度を超えていると前記乾燥環境差判断手段が判断したときには、先行の感光材料と後続の感光材料との離隔距離を開かせるために前記搬送機構による後続の感光材料の搬送を一時停止させることが好ましい。
この構成によると、先行の感光材料と後続の感光材料との離隔距離を短時間で開かせることができるので、後続の感光材料に対して適切な乾燥環境での乾燥処理をより長時間行うことができる。
本発明の写真処理装置では、前記乾燥制御手段が後続の感光材料の搬送を一時停止させる時間は、先行の感光材料が前記乾燥部の出口から排出されたと同時に前記乾燥部における乾燥環境が後続の感光材料に係る乾燥環境に変更されたとして、後続の感光材料が前記乾燥部に達したときに前記乾燥部における乾燥環境が既に後続の感光材料に係る乾燥環境に達していると見込まれるような最短時間であることが好ましい。
この構成によると、先行の感光材料及び後続の感光材料をそれぞれに適した乾燥環境で乾燥させることのできる時間を最も長く取ることが可能となる。
本発明の写真処理装置では、前記搬送判断手段が、感光材料が前記露光部における露光位置に到達する前に、先行の感光材料が前記搬送機構によって搬送されているか否かを判断することが好ましい。この構成によると、露光から現像開始までの潜像時間が短くなるので、潜像時間の相違による画像の濃度ばらつきを抑えることができる。
本発明の写真処理装置では、前記乾燥特性特定手段が、感光材料の乾燥特性を検出する乾燥特性センサであることが好ましい。この構成によると、事前に感光材料の乾燥特性を調べ、それを入力するという煩雑な作業を省くことができる。
本発明の写真処理装置では、2つの乾燥環境の相違が前記所定許容限度を超えていないと前記乾燥環境差判断手段が判断したときに、後続の感光材料が先行の感光材料よりも乾燥しやすい乾燥特性を有している否かを判断する乾燥特性判断手段をさらに備えており、前記乾燥制御手段は、後続の感光材料が先行の感光材料よりも乾燥しやすい乾燥特性を有していると前記乾燥特性判断手段が判断したときには、即座に前記乾燥部を制御することによって前記乾燥部における乾燥環境を後続の感光材料に係る乾燥環境に変更すると共に、後続の感光材料が先行の感光材料よりも乾燥しにくい乾燥特性を有していると前記乾燥特性判断手段が判断したときには、前記乾燥部における乾燥環境を変更しないことが好ましい。
この構成によると、2つの乾燥環境の相違が小さい場合に、先行の感光材料及び後続の感光材料のうち、より乾燥しやすい乾燥特性を有する感光材料が過乾燥されにくくすることができる。
本発明の写真処理装置では、2つの乾燥環境の相違が前記所定許容限度を超えていないと前記乾燥環境差判断手段が判断したときに、後続の感光材料が先行の感光材料よりも乾燥しやすい乾燥特性を有しているか否かを判断する乾燥特性判断手段をさらに備えており、前記乾燥制御手段は、後続の感光材料が先行の感光材料よりも乾燥しやすい乾燥特性を有していると前記乾燥特性判断手段が判断したときには、即座に前記乾燥部を制御することによって前記乾燥部における乾燥環境を後続の感光材料に係る乾燥環境に変更すると共に、後続の感光材料が先行の感光材料よりも乾燥しにくい乾燥特性を有していると前記乾燥特性判断手段が判断したときには、待機後に前記乾燥部における乾燥環境を後続の感光材料に係る乾燥環境に変更することが好ましい。
この構成によると、2つの乾燥環境の相違が小さい場合に、先行の感光材料及び後続の感光材料のうち、より乾燥しやすい乾燥特性を有する感光材料が過乾燥されにくくし、且つ、後続の感光材料が未乾燥のまま排出されにくくすることができる。
本発明の写真処理装置では、乾燥環境の因子として温度が含まれていることが好ましい。この構成によると、迅速に乾燥処理を行うことができる。
本発明の写真処理装置は、感光材料を露光する露光部と、前記露光部で露光された感光材料を、処理液を用いて現像する現像部と、前記現像部で現像された感光材料を乾燥環境可変に乾燥させることが可能な乾燥部と、前記露光部から前記現像部を経て前記乾燥部の出口へと感光材料を搬送する搬送機構と、前記搬送機構で搬送されている感光材料の乾燥しやすさに関する乾燥特性を特定する乾燥特性特定手段と、感光材料を前記乾燥部において乾燥させるために適した乾燥環境を、感光材料の乾燥特性ごとに記憶する乾燥環境記憶手段と、感光材料が前記搬送機構による搬送経路上にあるときに先行の感光材料が前記搬送機構によって搬送されているか否かを判断する搬送判断手段と、先行の感光材料が搬送されていると前記搬送判断手段が判断したときに、先行の感光材料に係る乾燥環境と後続の感光材料に係る乾燥環境とが所定許容限度を超えて相違しているか否かを判断する乾燥環境差判断手段と、2つの乾燥環境の相違が前記所定許容限度を超えていると前記乾燥環境差判断手段が判断したときには、前記搬送機構を制御することによって先行の感光材料と後続の感光材料との離隔距離を開かせてから、前記乾燥部を制御することによって前記乾燥部における乾燥環境を後続の感光材料に係る乾燥環境に変更する乾燥制御手段とを備えている。
この構成によると、先行の感光材料及び後続の感光材料をそれぞれに適した乾燥環境で乾燥させることのできる時間を長く取ることが可能となる。したがって、2つの乾燥環境の相違が大きい場合でも、感光材料の過乾燥または未乾燥を確実に防止することができる。
以下、本発明の適した実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る写真処理装置の概略構成を示す斜視図である。図2は、図1に示す写真処理装置の内部構成を示す図である。
図1及び図2に示すように、本実施の形態の写真処理装置1は、スキャナ10と、プリンタ20と、プロセッサ30と、乾燥部40と、回収部60と、コントローラ70と、インターフェイス部80とを有している。さらに、図2に示すように、プリンタ20、プロセッサ30、及び乾燥部40の内部には、搬送機構50が設けられている。
スキャナ10では、主に現像済みの写真フィルムに記録されたコマ画像の読み取り処理が行われる。スキャナ部10は、図1及び図2に示すように、フィルムが装着されるフィルム装着ユニット11と、スキャニング時にフィルムを照射する光源が収納されたスキャナ光源ユニット12とを有している。また、フィルム装着ユニット11の下方にはフィルム画像を撮像するためのCCDなどの撮像素子(図示せず)がライン状に配置されている。そして、撮像素子から出力される画像信号は、図示しないA/Dコンバータでデジタル信号に変換された後に、画像データファイルとしてコントローラ70に供給される。
プリンタ20では、後述する画像記憶部71(図5参照)に記憶されている画像データファイルに基づいて、感光材料である印画紙91に対して露光処理が施される。プリンタ20は、図2に示すように、巻回された長尺の印画紙91をそれぞれ収納する2つのペーパーマガジン21a、21bと、ペーパーマガジン21a、21bから引き出された所定幅を有する印画紙91を幅方向に沿ってプリントサイズに応じた所望の長さに切断するカッター23と、印画紙91の感光乳剤層が形成されていない面(裏面)に境界線の位置情報等の所望の情報を印字するための印字ユニット24と、印画紙91の幅を検出する幅検出センサ25と、印画紙91に露光処理を施し潜像を形成するための露光ユニット26とを有している。
プロセッサ30では、露光処理済みの印画紙91に対して現像、漂白定着、安定化などの処理が施される。これにより、プリンタ20における露光処理によって、印画紙91に形成された潜像が顕在化する。プロセッサ30は、図2に示すように、プリンタ20から供給された印画紙91に対する現像、漂白定着、安定化の各処理を施すための処理槽31a〜31fと、処理槽31a〜31fに蓄えられた処理液の廃液および補充液のタンク32a〜32dとを有している。
乾燥部40は、上下縦長構造を有しており、搬送機構50によって乾燥部40内を下方から上方に搬送される印画紙91を乾燥させる。そして、乾燥部40には、図2に示すように、ヒータユニット43と、送風機44と、加熱室45とが設けられている。また、その上端部近傍には、小判の仕上がりプリントを排出するための小判プリント出口46と、大判の仕上がりプリントを排出する大判プリント出口47とが形成されている。さらに、各出口46、47の近傍には、印画紙91が排出されたか否かを検出する排出センサ46a、47aが配置されている。
ここで、図3及び図4を参照しつつ、乾燥部40の構成をより詳細に説明する。図3及び図4に示すように、送風機44とヒータユニット43とは、乾燥部40の一側部(乾燥部40内において搬送される印画紙91の幅方向一端部側)に並列に配置されている。詳細には、送風機44は乾燥部40の縦方向(長手方向)に沿って配置され、乾燥部40内全域に熱風が送られるように配置されている。そして、ヒータユニット43は、送風機44によって吸引される空気を効率良く加熱し、且つその吸引された空気のほとんどがヒータユニット43を通過するように、送風機44の吸引側の上流部に配置されている。また、ヒータユニット43は、送風機44とほぼ同等の長さであり、送風機44によって吸引されるほとんどの空気を加熱して熱風にできるようになっている。
なお、送風機44によって吸引される空気のほとんどが乾燥部40内を循環している。しかし、空気の一部が外気に排出され、一部の外気が取り込まれて、乾燥部40内の湿度が高くならないように調整されている。
図3に示すように、加熱室45の一側部(乾燥部40内において搬送される印画紙91の幅方向一端部側)には、ヒータユニット43及び送風機44とほぼ同等の長さだけ開口された取込口45aが形成されている。取込口45aは、送風機44の排出側の下流部に位置している。したがって、送風機44から排出された熱風は、取込口45aから加熱室45内に取り込まれる。
加熱室45は、乾燥部40内において搬送される印画紙91の一面と対向するように配置されている。そして、図3及び図4に示すように、加熱室45と印画紙91の搬送経路とを仕切る壁48には、多数の開口48aが形成されている。したがって、取込口45aから加熱室45内に取り込まれた熱風は、開口48aから、搬送機構50によって搬送される印画紙91に向かって吹き付けられる。
また、加熱室45は、図3に示すように、その断面積が送風機44から遠ざかるに従って小さくなるように形成されている。これによって、加熱室45内の風圧が均一となり、壁48の開口48aを通過する熱風の流量を均等にすることができる。
図2に戻って、搬送機構50は、プリンタ20に配置された2つのペーパーマガジン21a、21bのいずれか一方から印画紙91を引き出し、プリンタ20、プロセッサ30、乾燥部40の内部を順に通過するように搬送する。
搬送機構50は、図2に示すように、ペーパーマガジン21a、21bから印画紙91を引き出すアドバンスユニット51と、ペーパーマガジン21a、21bから引き出された印画紙91が、カッター23によるカット位置、印字ユニット24による印字位置、幅検出センサ25による検出位置、及び露光ユニット26による露光位置を順番に通過するように搬送するための複数の搬送ローラ対52と、カッター23によってカットされて1列で搬送されている複数の印画紙91を、印字ユニット24と幅検出センサ25との間において2〜3列の並列搬送にするためのチャッカ53と、プロセッサ30において印画紙91を搬送するための複数の搬送ローラ対54と、乾燥部40において印画紙91を小判プリント出口46または大判プリント出口47まで搬送するための複数の搬送ローラ対55と、小判プリント出口46または大判プリント出口47からそれぞれ印画紙91を排出するための排出ローラ対56とを有している。
さらに、搬送機構は50は、アドバンスユニット51及び各ローラ対52、54〜57を駆動するためのモータ51a、52a、54a〜56a(図5参照)を有している。なお、図2に示すように、各出口46、47からは、排出ローラ対56の一部分が突出している。
回収部60は、排出ローラ対56によって乾燥部40の各出口46、47から排出された仕上がりプリントを回収する。回収部60は、図1に示すように、小判のプリントを各オーダー毎に仕分けて回収する複数の小判プリント用トレー61と、小判プリント出口46から排出された小判プリントを小判プリント用トレー61に向けて搬送するベルトコンベア62と、大判プリント出口47から排出された大判プリントを回収する大判プリント用トレー63とを有している。
なお、小判出口46とベルトコンベア62の搬送面との高低差F(図2参照)が小さすぎると、カールした状態でベルトコンベア62上に落下した仕上がりプリントの端面が、小判プリント出口46から突出している排出ローラ対56に当たってしまうことがある。一方、高低差Fが大きすぎると、仕上がりプリントがベルトコンベア62上に落下する際に裏返ってしまうことがある。したがって、高低差Fは、45〜70mmであるのが好ましい。
コントローラ70には、図1及び図2に示すように、CD−R(Compact Disc-Recordable:1度だけ書き込み可能な追記型CD)やFDなどの各種記録媒体に対してデータの読み書きを行うディスクドライブ79が設けられており、記録媒体から画像データファイルを取得することができる。コントローラ70は、図5に示すように、画像記憶部71と、乾燥温度記憶部72と、搬送判断部73と、乾燥温度差判断部74と、乾燥特性判断部75と、乾燥制御部76とを有している。
画像記憶部71は、スキャナ10またはディスクドライブ79から取得した画像データファイルを記憶する。乾燥温度記憶部72は、印画紙91を乾燥部40において乾燥させるために適した乾燥環境を、印画紙91の乾燥特性ごとに記憶している。本実施の形態においては、乾燥環境として温度を考慮することとする。また、乾燥特性は印画紙91の幅によって決まるものとする。したがって、乾燥温度記憶部72には、乾燥部40を通過する間に印画紙91を乾燥させるために適した乾燥温度が、印画紙91の幅ごとに記憶されている。なお、印画紙91は、幅が広くなるほど乾燥しにくくなる。つまり、幅が広い印画紙91ほど適した乾燥温度は高くなる。
搬送判断部73は、プリンタ20に配置された幅検出センサ25が印画紙91の幅を検出した時に、先行の印画紙91が搬送機構50によって搬送されているか否かを判断する。詳細には、直前に幅検出センサ25によって検出された印画紙91が、排出センサ46a、27aによって検出された、すなわち乾燥部40から排出されたか否かが判断される。
乾燥温度差判断部74は、搬送判断部73によって先行の印画紙91が搬送されていると判断された場合に、乾燥温度記憶部72に記憶されている先行の印画紙91の幅に対応する乾燥温度と、後続の印画紙91の幅に対応する乾燥温度とが許容限度を超えて相違しているか否かを判断する。本実施の形態では、許容限度を±5℃とする。つまり、乾燥温度差判断部74では、先行の印画紙91と後続の印画紙91との適した乾燥温度の差が±5℃を超えるか否かが判断される。
乾燥特性判断部75は、乾燥温度差判断部74によって先行の印画紙91と後続の印画紙91との適した乾燥温度の差が±5℃を超えていないと判断された場合に、後続の印画紙91が先行の印画紙91よりも乾燥しやすい特性を有しているか否か、つまり、後続の印画紙91の幅が先行の印画紙91の幅よりも狭いか否かを判断する。
乾燥制御部76は、搬送機構50のモータ51a、52a、54a〜56aを制御する搬送制御部76aと、乾燥部40のヒータユニット43を制御する乾燥温度制御部76bとを有している。
搬送制御部76aは、プリンタ20、プロセッサ30、及び乾燥部40の内部における印画紙91の搬送を制御する。さらに、搬送制御部76aは、乾燥温度差判断部74によって先行の印画紙91と後続の印画紙91との適した乾燥温度の差が±5℃を超えていると判断された場合に、先行の印画紙91の搬送を続行させつつ、後続の印画紙91の搬送を一旦停止させる。そして、搬送制御部76aは、後述するように、排出センサ46a、47aによって先行の印画紙91が排出されたことが検出された後に、後続の印画紙91に適した乾燥温度に変更される乾燥40の温度が、印画紙91が乾燥部40に到達したときに、後続の印画紙91に適した乾燥温度に達していると見込まれるような最短時間(以降、単に「必要停止時間」と称する)Tが経過してから、一旦停止させていた後続の印画紙91の搬送を再開させる。
乾燥温度制御部76bは、幅検出センサ25が印画紙91の幅を検出した時に、搬送判断部73によって先行の印画紙91が搬送機構50によって搬送されていないと判断された場合に、乾燥部40の温度を幅検出センサ25で検出された印画紙91に適した乾燥温度に変更する。
また、乾燥温度制御部76bは、乾燥温度差判断部74によって先行の印画紙91と後続の印画紙91との適した乾燥温度の差が±5℃を超えていると判断された場合に、排出センサ46a、47aによって、先行の印画紙91が排出されたことが検出されたと同時に、乾燥部40の温度を後続の印画紙91に適した乾燥温度に変更する。
さらに、乾燥温度制御部76bは、乾燥特性判断部75によって後続の印画紙91の幅が先行の印画紙91の幅よりも狭いと判断された場合に、即座に乾燥部40の温度を後続の印画紙91に適した乾燥温度に変更する。一方、乾燥特性判断部75によって後続の印画紙91の幅が先行の印画紙91の幅よりも広いと判断された場合には、排出センサ46a、47aによって、先行の印画紙91が排出されたことが検出された後、乾燥部40の温度を後続の印画紙91に適した乾燥温度に変更する。
インターフェイス部80は、写真処理装置1とそれを操作するオペレータとの間の情報のやり取りが行われる。インターフェイス部80は、図1及び図2に示すように、写真処理装置1に関する様々な情報を表示してオペレータに告知するディスプレイ81を有している。さらに、インターフェイス部80は、図2に示すように、オペレータが写真処理装置1に対して指示を与えるキーボード82及びマウス83を有している。
次に、図6、図7を参照しつつ、写真処理装置1における処理の手順について説明する。図6は、写真処理装置1における写真プリントの作成手順を示すフローチャートである。図7は、図6に示すフローチャート中に行われる割り込み処理の手順を示すフローチャートである。
先ず、幅検出センサ25によって、ペーパーマガジン21a、21bのいずれか一方から引き出された印画紙91の幅が検出される(ステップS101)。次に、搬送判断部73によって、先行の印画紙91が搬送機構50によって搬送されているか否かが判断される(ステップS102)。先行の印画紙91が搬送されていないと判断された場合には(ステップS102:NO:第1の処理手順)、後述するステップS103、S104を省略してステップS105に進む。
一方、先行の印画紙91が搬送されていると判断された場合には(ステップS102:YES)、乾燥温度差判断部74によって、先行の印画紙91に適した乾燥温度と、後続の印画紙91に適した乾燥温度との差が±5℃を超えているか否かが判断される(ステップS103)。
先行の印画紙91と後続の印画紙91との適した乾燥温度の差が±5℃を超えていると判断された場合には(ステップS103:YES:第2の処理手順)、搬送制御部76aによって、先行の印画紙91の搬送を続行させつつ、後続の印画紙91の搬送が一旦停止される(ステップS107)。その後、割り込み処理が開始される(ステップS108)。
ここで、割り込み処理の手順について説明する。まず、図7に示すように、排出センサ46a、47aによって、先行の印画紙91が乾燥部40から排出されたことが検出されたか否かが判断される(ステップS201)。先行の印画紙91が乾燥部40から排出されたことが検出されなかった場合には(ステップS201:NO)、再びステップS201での判断が行われる。一方、先行の印画紙91が乾燥部40から排出されたことが検出された場合には(ステップS201:YES)、乾燥温度制御部76bによって、乾燥部40の温度が後続の印画紙91に適した乾燥温度に変更される(ステップS202)。なお、ステップS202は、後述するステップS114が実行されるまでのどこかで実行される。
図6に戻って、後続の印画紙91の搬送を停止してから必要停止時間Tが経過したか否かが判断される(ステップS109)。必要停止時間Tが経過したと判断されなかった場合には(ステップS109:NO)、再びステップS109での判断が行われる。一方、必要停止時間Tが経過したと判断された場合には(ステップS109:YES)、搬送制御部76aによって、後続の印画紙91の搬送が開始される(ステップS110)。その後、後述するステップS111の処理が行われる。
一方、先行の印画紙91と後続の印画紙91との適した乾燥温度の差が±5℃を超えていないと判断された場合には(ステップS103:NO:第3の処理手順)、乾燥特性判断部75によって、後続の印画紙91の幅が先行の印画紙91の幅よりも狭いか否かが判断される(ステップS104)。後続の印画紙91の幅が先行の印画紙91の幅よりも狭いと判断された場合には(ステップS104:YES)、乾燥温度制御部76bによって、即座に乾燥部40の温度が後続の印画紙91に適した乾燥温度に変更される(ステップS105)。その後、後述するステップS111に進む。また、後続の印画紙91の幅が先行の印画紙91の幅よりも広いと判断された場合には(ステップS104:NO)、上述の割り込み処理が開始される(ステップS106)。なお、この場合も、ステップS202は、ステップS114が実行されるまでのどこかで実行される。
その後、プリンタ20の露光ユニット26によって、後続の印画紙91に対して露光処理が行われる(ステップS111)。続いて、プロセッサ30によって、露光処理済みの後続の印画紙91に対して、現像、漂白定着、安定化などの処理が施される(ステップS112)。
続いて、乾燥部40によって、画像が顕在化した後続の印画紙91に対して乾燥処理が行われる(ステップS113)。そして、好適に乾燥処理が行われた印画紙91が仕上がりプリントとして小判プリント出口46または大判プリント出口47から排出され、回収部60によって回収される(ステップS114)。
以上のように、本実施の形態の写真処理装置1では、乾燥制御部76が、搬送判断部73によって先行の印画紙91が搬送されていないと判断された場合には、第1の処理手順に基づいて幅検出センサ25で検出された印画紙91が乾燥させられるように搬送機構50及び乾燥部40を制御し、乾燥温度差判断部74によって先行の印画紙91と後続の印画紙91との適した乾燥温度の差が±5℃を超えていると判断された場合には、第2の処理手段に基づいて先行及び後続の印画紙91が乾燥させられるように搬送機構50及び乾燥部40を制御すると共に、乾燥温度差判断部74によって先行の印画紙91と後続の印画紙91との適した乾燥温度の差が±5℃を超えていないと判断された場合には、第2の処理手段とは異なる第3の処理手段に基づいて先行及び後続の印画紙91が乾燥させられるように搬送機構50及び乾燥部40を制御する。したがって、先行の印画紙91の有無及び先行の印画紙91と後続の印画紙91との適した乾燥温度の差の大きさに応じて適切な乾燥処理を印画紙91に施すことが可能となる。その結果、連続して処理される2種類の印画紙91のそれぞれに適した乾燥温度の差が大きい場合でも、過乾燥または未乾燥を防止し、適切に乾燥させることができる。
また、本実施の形態の写真処理装置1では、乾燥温度差判断部74によって先行の印画紙91と後続の印画紙91との適した乾燥温度の差が±5℃を超えていると判断された場合には、搬送制御部76aが先行の印画紙91と後続の印画紙91との離隔距離を開かせ、且つ、先行の印画紙91が乾燥部40から排出されてから乾燥温度制御部76bが乾燥部40における乾燥温度を後続の印画紙91に適した乾燥温度に変更する。したがって、先行の印画紙91を適した乾燥温度で乾燥させることのできる時間を最大限に長く取りつつ、後続の印画紙91を適切な乾燥環境で乾燥させることのできる時間を長く取ることが可能となる。
さらに、本実施の形態の写真処理装置1では、乾燥温度差判断部74によって先行の印画紙91と後続の印画紙91との適した乾燥温度の差が±5℃を超えていると判断された場合には、搬送制御部76aが、先行の印画紙91と後続の印画紙91との離隔距離を開かせるために搬送機構50による後続の印画紙91の搬送を一時停止させる。したがって、先行の印画紙91と後続の印画紙91との離隔距離を短時間で開かせることができるので、後続の印画紙91に対する適した乾燥温度での乾燥処理をより長時間行うことができる。
加えて、本実施の形態の写真処理装置1では、乾燥温度差判断部74によって先行の印画紙91と後続の印画紙91との適した乾燥温度の差が±5℃を超えていると判断された場合には、必要停止時間Tだけ後続の印画紙91の搬送を停止させる。したがって、先行の印画紙91及び後続の印画紙91をそれぞれに適した乾燥温度で乾燥させることのできる時間を最も長く取ることが可能となる。
さらに、本実施の形態の写真処理装置1では、幅検出センサ25が露光ユニット26よりも搬送方向上流側に位置している。したがって、温度差が±5℃を超える場合に搬送停止する印画紙91を未露光としておくことができるために、露光から現像開始までの潜像時間が短くなるので、潜像時間の相違による画像の濃度ばらつきを抑えることができる。
また、本実施の形態の写真処理装置1では、乾燥温度制御部76aが、乾燥特性判断部75によって後続の印画紙91の幅が先行の印画紙91の幅よりも狭いと判断された場合には、即座に乾燥部40の温度を後続の印画紙91に適した乾燥温度に変更すると共に、乾燥特性判断部75によって後続の印画紙91の幅が先行の印画紙91の幅よりも広いと判断された場合には、先行の印画紙91が乾燥部40から排出された後、乾燥部40の温度を後続の印画紙91に適した乾燥温度に変更する。したがって、先行の印画紙91及び後続の印画紙91のうち、より乾燥しやすい特性を有する印画紙91が過乾燥されにくくしつつ、後続の印画紙91が未乾燥のまま排出されにくくすることができる。
以上、本発明の好適な一実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて、様々な設計変更を行うことが可能なものである。
例えば、上述の実施の形態では、乾燥部40の各出口46、47の近傍には、印画紙91が排出されたか否かを検出する排出センサ46a、47aが配置されており、乾燥温度差判断部74によって先行の印画紙91と後続の印画紙91との適した乾燥温度の差が±5℃を超えていると判断された場合には、搬送制御部76aが先行の印画紙91と後続の印画紙91との離隔距離を開かせ、且つ、排出センサ46a、47aによって先行の印画紙91が乾燥部40から排出されたことが検出されてから乾燥温度制御部76bが乾燥部40における乾燥温度を後続の印画紙91に適した乾燥温度に変更する場合について説明したが、これには限られない。現像処理開始からの経過時間と搬送機構50による搬送速度とに基づいて印画紙91が乾燥部40から排出されたか否かをコントローラ70において判断するようにすれば排出センサ46a、47aは不要である。また、先行の印画紙91と後続の印画紙91との離隔距離を開かせるのであれば、排出センサ46a、47aが設けられておらず、先行の印画紙91の乾燥部40から排出/未排出に拘らず、乾燥部40における乾燥温度を後続の印画紙91に適した乾燥温度に変更してもよい。
さらに、上述の実施の形態では、乾燥温度差判断部74によって先行の印画紙91と後続の印画紙91との適した乾燥温度の差が±5℃を超えていると判断された場合には、搬送制御部76aが、先行の印画紙91と後続の印画紙91との離隔距離を開かせるために搬送機構50による後続の印画紙91の搬送を一時停止させる場合について説明したがこれには限られない。例えば、搬送制御部76aが、先行の印画紙91の搬送速度に比べて後続の印画紙91の搬送速度の方が遅くなるように搬送機構50を制御することによって、先行の印画紙91と後続の印画紙91との離隔距離を開かせるようにしてもよい。
また、上述の実施の形態では、乾燥温度差判断部74によって先行の印画紙91と後続の印画紙91との適した乾燥温度の差が±5℃を超えていると判断された場合には、搬送制御部76aが、必要停止時間Tだけ後続の印画紙91の搬送を停止させる場合について説明したが、搬送制御部76aが後続の印画紙91の搬送を一時停止する時間の長さはこれに限定されない。
加えて、上述の実施の形態では、幅検出センサ25が露光ユニット26よりも搬送方向上流側に位置している場合について説明したが、これには限られない。幅検出センサ25は、乾燥部40の各出口46、47よりも搬送方向下流側に位置していればよい。
さらに、上述の実施の形態では、乾燥温度制御部76aが、乾燥特性判断部75によって後続の印画紙91の幅が先行の印画紙91の幅よりも狭いと判断された場合には、即座に乾燥部40の温度を後続の印画紙91に適した乾燥温度に変更すると共に、乾燥特性判断部75によって後続の印画紙91の幅が先行の印画紙91の幅よりも広いと判断された場合には、先行の印画紙91が乾燥部40から排出された後、乾燥部40の温度を後続の印画紙91に適した乾燥温度に変更する場合について説明したがこれには限られない。例えば、後続の印画紙91の幅が先行の印画紙91の幅よりも広いと判断された場合、先行の印画紙91が乾燥部40から排出される前に、乾燥部40の温度を後続の印画紙91に適した乾燥温度に変更してもよいし、図6において点線で示すようにステップS106を省略し、乾燥部40の温度を変更しないようにしてもよい。
また、上述の実施の形態では、乾燥環境として温度のみを考慮しており、乾燥制御部76の乾燥温度制御部76bがヒータユニット43を制御する場合について説明したが、これには限られない。例えば、乾燥環境が、因子として温度、湿度、風速、及び風量のいずれか1つを含んでおり、乾燥制御部76がヒータユニット43及び送風機44のいずれか1つを制御するようにしてもよい。
さらに、上述の実施の形態では、印画紙91の乾燥特性がその幅に依存しているとしたが、印画紙91の乾燥特性は、印画紙メーカー及び型番などの他の因子に依存していてもよいし、2以上の因子の組み合わせに依存していてもよい。また、上述の実施の形態では、印画紙91の幅を幅検出センサ25を用いて検出しているが、事前に入力されて写真処理装置1内に記憶されたプリントサイズ情報や印画紙メーカー及び型番に関する情報又はペーパーマガジンから取得したペーパー情報などから露光される印画紙91の幅を特定するようにすれば、幅検出センサ25は不要である。
上述の実施の形態では、幅検出センサ25が印画紙91の幅を検出したと同時に、先行の印画紙91が搬送機構50によって搬送されているか否かを搬送判断部73が判断しているが、幅検出センサ25による印画紙91の幅検出が乾燥温度差判断部74による判断前に行われる限りにおいて、両者は異なるタイミングで行われてもよい。すなわち、搬送判断部73は、カッター23によって所望長さに切断された各印画紙91が搬送経路上(カッター23から乾燥部40の出口まで)にある期間中に任意のタイミングで、先行の印画紙91が搬送機構50によって搬送されているか否かを判断すればよい(これは、幅検出センサ25が用いられているか否かを問わない)。この判断は、潜像時間の相違による画像の濃度ばらつきを抑えるという観点から、印画紙91が露光ユニット26よりも搬送方向上流側を搬送されているときに行われることが好ましい。
また、上述の実施の形態では、乾燥温度差判断部74が先行の印画紙91の幅に対応する乾燥温度と、後続の印画紙91の幅に対応する乾燥温度との差が許容限度である±5℃を超えるか否かを判断する場合について説明したが、許容限度は±5℃には限られない。許容限度は、乾燥温度差判断部74が先行の印画紙91と後続の印画紙91との適した乾燥温度が許容限度を超えて相違していないと判断した場合に行われる第3の処理手段で処理される際に、未乾燥や過乾燥にならない温度に定められることが好ましい。
さらに、上述の実施の形態では、乾燥温度差判断部74によって先行の印画紙91と後続の印画紙91との適した乾燥温度の差が±5℃を超えていないと判断された場合に、後続の印画紙91の幅が先行の印画紙91の幅よりも狭いか否かを判断する乾燥特性判断部75を有している場合について説明したが、乾燥特性判断部75はなくてもよい。
本発明の一実施の形態に係る写真処理装置の概略構成を示す斜視図である。 図1に示す写真処理装置の内部構成を示す図である。 図2に示す乾燥部におけるIII-III線に沿う断面図である。 図2に示す乾燥部におけるIV-IV線に沿う断面図である。 図1に示すコントローラの概略構成を示すブロック図である。 図1に示す写真処理装置における写真プリント作成の手順を示すフローチャートである。 図6に示すフローチャート中に行われる割り込み処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 写真処理装置
20 プリンタ
25 幅検出センサ(乾燥特性特定手段)
26 露光ユニット(露光部)
30 プロセッサ(現像部)
40 乾燥部
43 ヒータユニット
44 送風機
46 小判プリント出口
47 大判プリント出口
46a、47a 排出センサ(排出判断手段)
50 搬送機構
60 回収部
61 小判プリント用トレー
62 ベルトコンベア
63 大判プリント用トレー
70 コントローラ
72 乾燥温度記憶部(乾燥環境記憶手段)
73 搬送判断部(搬送判断手段)
74 乾燥温度差判断部(乾燥環境差判断手段)
75 乾燥特性判断部(乾燥特性判断手段)
76 乾燥制御部(乾燥制御手段)
76a 搬送制御部
76b 乾燥温度制御部
91 印画紙

Claims (12)

  1. 感光材料を露光する露光部と、
    前記露光部で露光された感光材料を、処理液を用いて現像する現像部と、
    前記現像部で現像された感光材料を乾燥環境可変に乾燥させることが可能な乾燥部と、
    前記露光部から前記現像部を経て前記乾燥部の出口へと感光材料を搬送する搬送機構と、
    前記搬送機構で搬送されている感光材料の乾燥しやすさに関する乾燥特性を特定する乾燥特性特定手段と、
    感光材料を前記乾燥部において乾燥させるために適した乾燥環境を、感光材料の乾燥特性ごとに記憶する乾燥環境記憶手段と、
    感光材料が前記搬送機構による搬送経路上にあるときに先行の感光材料が前記搬送機構によって搬送されているか否かを判断する搬送判断手段と、
    先行の感光材料が搬送されていると前記搬送判断手段が判断したときに、先行の感光材料に係る乾燥環境と後続の感光材料に係る乾燥環境とが所定許容限度を超えて相違しているか否かを判断する乾燥環境判断手段と、
    前記搬送判断手段及び前記乾燥環境判断手段の少なくともいずれか一方の判断結果に基づいて、前記搬送機構及び前記乾燥部を制御する乾燥制御手段とを備えていることを特徴とする写真処理装置。
  2. 前記乾燥制御手段は、先行の感光材料が搬送されていないと前記搬送判断手段が判断したときには、前記乾燥環境記憶手段に記憶された乾燥環境に従った第1の処理手順に基づいて前記搬送機構によって搬送されている感光材料が乾燥させられるように前記搬送機構及び前記乾燥部を制御し、2つの乾燥環境の相違が前記所定許容限度を超えていると前記乾燥環境判断手段が判断したときには、第2の処理手順に基づいて先行及び後続の感光材料が乾燥させられるように前記搬送機構及び前記乾燥部を制御すると共に、2つの乾燥環境の相違が前記所定許容限度を超えていないと前記乾燥環境判断手段が判断したときには、前記第2の処理手順とは異なる第3の処理手順に基づいて先行及び後続の感光材料が乾燥させられるように前記搬送機構及び前記乾燥部を制御することを特徴とする請求項1に記載の写真処理装置。
  3. 前記乾燥制御手段は、2つの乾燥環境の相違が前記所定許容限度を超えていると前記乾燥環境判断手段が判断したときには、前記搬送機構を制御することによって先行の感光材料と後続の感光材料との離隔距離を開かせてから、前記乾燥部を制御することによって前記乾燥部における乾燥環境を後続の感光材料に係る乾燥環境に変更することを特徴とする請求項1又は2に記載の写真処理装置。
  4. 感光材料が前記乾燥部の出口から排出されたか否かを判断する排出判断手段をさらに備えており、
    前記乾燥制御手段は、2つの乾燥環境の相違が前記所定許容限度を超えていると前記乾燥環境判断手段が判断したときには、前記搬送機構を制御することによって先行の感光材料と後続の感光材料との離隔距離を開かせ、且つ、先行の感光材料が前記乾燥部の出口から排出されたと前記排出判断手段が判断してから、前記乾燥部を制御することによって前記乾燥部における乾燥環境を後続の感光材料に係る乾燥環境に変更することを特徴とする請求項1又は2に記載の写真処理装置。
  5. 前記乾燥制御手段は、2つの乾燥環境の相違が前記所定許容限度を超えていると前記乾燥環境判断手段が判断したときには、先行の感光材料と後続の感光材料との離隔距離を開かせるために前記搬送機構による後続の感光材料の搬送を一時停止させることを特徴とする請求項3又は4に記載の写真処理装置。
  6. 前記乾燥制御手段が後続の感光材料の搬送を一時停止させる時間は、先行の感光材料が前記乾燥部の出口から排出されたと同時に前記乾燥部における乾燥環境が後続の感光材料に係る乾燥環境に変更されたとして、後続の感光材料が前記乾燥部に達したときに前記乾燥部における乾燥環境が既に後続の感光材料に係る乾燥環境に達していると見込まれるような最短時間であることを特徴とする請求項5に記載の写真処理装置。
  7. 前記搬送判断手段が、感光材料が前記露光部における露光位置に到達する前に、先行の感光材料が前記搬送機構によって搬送されているか否かを判断することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の写真処理装置。
  8. 前記乾燥特性特定手段が、感光材料の乾燥特性を検出する乾燥特性センサであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の写真処理装置。
  9. 2つの乾燥環境の相違が前記所定許容限度を超えていないと前記乾燥環境差判断手段が判断したときに、後続の感光材料が先行の感光材料よりも乾燥しやすい乾燥特性を有しているか否かを判断する乾燥特性判断手段をさらに備えており、
    前記乾燥制御手段は、後続の感光材料が先行の感光材料よりも乾燥しやすい乾燥特性を有していると前記乾燥特性判断手段が判断したときには、即座に前記乾燥部を制御することによって前記乾燥部における乾燥環境を後続の感光材料に係る乾燥環境に変更すると共に、後続の感光材料が先行の感光材料よりも乾燥しにくい乾燥特性を有していると前記乾燥特性判断手段が判断したときには、前記乾燥部における乾燥環境を変更しないことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の写真処理装置。
  10. 2つの乾燥環境の相違が前記所定許容限度を超えていないと前記乾燥環境差判断手段が判断したときに、後続の感光材料が先行の感光材料よりも乾燥しやすい乾燥特性を有しているか否かを判断する乾燥特性判断手段をさらに備えており、
    前記乾燥制御手段は、後続の感光材料が先行の感光材料よりも乾燥しやすい乾燥特性を有していると前記乾燥特性判断手段が判断したときには、即座に前記乾燥部を制御することによって前記乾燥部における乾燥環境を後続の感光材料に係る乾燥環境に変更すると共に、後続の感光材料が先行の感光材料よりも乾燥しにくい乾燥特性を有していると前記乾燥特性判断手段が判断したときには、待機後に前記乾燥部における乾燥環境を後続の感光材料に係る乾燥環境に変更することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の写真処理装置。
  11. 乾燥環境の因子として温度が含まれていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の写真処理装置。
  12. 感光材料を露光する露光部と、
    前記露光部で露光された感光材料を、処理液を用いて現像する現像部と、
    前記現像部で現像された感光材料を乾燥環境可変に乾燥させることが可能な乾燥部と、
    前記露光部から前記現像部を経て前記乾燥部の出口へと感光材料を搬送する搬送機構と、
    前記搬送機構で搬送されている感光材料の乾燥しやすさに関する乾燥特性を特定する乾燥特性特定手段と、
    感光材料を前記乾燥部において乾燥させるために適した乾燥環境を、感光材料の乾燥特性ごとに記憶する乾燥環境記憶手段と、
    感光材料が前記搬送機構による搬送経路上にあるときに先行の感光材料が前記搬送機構によって搬送されているか否かを判断する搬送判断手段と、
    先行の感光材料が搬送されていると前記搬送判断手段が判断したときに、先行の感光材料に係る乾燥環境と後続の感光材料に係る乾燥環境とが所定許容限度を超えて相違しているか否かを判断する乾燥環境差判断手段と、
    2つの乾燥環境の相違が前記所定許容限度を超えていると前記乾燥環境差判断手段が判断したときには、前記搬送機構を制御することによって先行の感光材料と後続の感光材料との離隔距離を開かせてから、前記乾燥部を制御することによって前記乾燥部における乾燥環境を後続の感光材料に係る乾燥環境に変更する乾燥制御手段とを備えていることを特徴とする写真処理装置。
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