JP4629221B2 - 遊技機用取付装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野および発明が解決しようとする課題】
本発明は、パチンコ機などの遊技機を遊技機島に取り付けるための遊技機用取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機は、横方向に所定長さだけ延びる遊技機島に複数並べて設置される。従来、パチンコ機を遊技機島に設置する場合、遊技機島に設けられた各取付スペース内にパチンコ機を嵌め込んで、釘などにより固定していた。
しかしながら、パチンコ機を釘により遊技機島に取り付けるのには手間がかかるという問題があった。そこで、実開平5−9586号に開示されているように、取付スペース内に嵌め込んだ略矩形状の取付枠にパチンコ機を嵌め込む取付構造が提案されている。パチンコ機は、手前側から後方にスライドされることにより、取付枠に取り付けられる。
【0003】
この取付構造の場合、パチンコ機を取り付ける取付枠の分だけ取付スペースが余分に必要となり、遊技機島に設置可能なパチンコ機の台数が少なくなってしまうという問題があった。
また、パチンコ機には、台間機が対応付けられて隣設されていることが多い。
その場合、遊技機島内(パチンコ機の背面側)には、各台間機から貨幣を搬送し、遊技機島の端部に設けられた貨幣保管部に搬送するための貨幣搬送装置が設けられている。
【0004】
このため、貨幣搬送装置などのメンテナンスを行う際に、わざわざパチンコ機を取り外さなければならず面倒であった。
本発明は、かかる背景のもとでなされたもので、遊技機島への遊技機の取り付けが容易な遊技機用取付構造を提供することを目的とする。
また、遊技機の取付スペースを有効利用できる遊技機用取付装置を提供することを目的とする。
【0005】
さらに、遊技機島内に配置された紙幣搬送装置などのメンテナンスが容易な遊技機用取付装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、遊技機を遊技機島に固定するための遊技機用取付装置であって、上記遊技機の上縁を保持するための部材であって、上記遊技機の上辺に沿って左右方向に延びる板状の上保持部材と、上記遊技機の下縁を保持するための部材であって、上記遊技機の下辺に沿って左右方向に延びる板状の下保持部材と、上記上保持部材および上記下保持部材の左端部同士を連結する左連結部材と、上記上保持部材および上記下保持部材の右端部同士を連結する右連結部材とを含み、上記上保持部材には、上記遊技機の上縁を所定の回動軸まわりに回動可能に支持する上支持部が設けられ、上記下保持部材には、上記遊技機の下縁を上記回動軸と同軸まわりに回動可能に支持する下支持部が設けられ、上記上および下保持部材ならびに上記左および右連結部材によって構成される組立体が、所期の姿勢に維持されており、上記各連結部材は、上記上保持部材と上記下保持部材との間の上下方向の間隔を変化できるように伸縮可能であり、上記各連結部材は、第1取付構造を用いて上記上保持部材に取り外し可能に連結されているとともに、第2取付構造を用いて上記下保持部材に取り外し可能に連結されていることを特徴とする遊技機用取付装置である。
【0007】
遊技機島は、横方向に長手であって、所定の間隔を空けて配置された上段と下段とを含む。上段と下段との間には、複数の遊技機が横方向に並べて配設される。
上段の下面には、各遊技機に対応して、遊技機の上縁を保持するための上保持部材が固定される。一方、下段の上面には、各遊技機に対応して、遊技機の下縁を保持するための下保持部材が固定される。遊技機は何れの機種も同じ高さ寸法で形成されており、その高さ寸法は、上保持部材の下面と下保持部材の上面との距離に略一致する。つまり、遊技機島には、何れの機種の遊技機でも取り付けることができる。
【0008】
本発明の構成によれば、上保持部材および下保持部材が連結部材により連結されているので、下保持部材を下段に位置決めすることにより上保持部材も容易に位置決めできる。したがって、作業工数を削減することができ、遊技機を遊技機島に容易に取り付けることができる。
また、上および下保持部材が遊技機を回動可能に保持するので、遊技機を回動させることにより、遊技機をわざわざ取り外さなくても、遊技機島内に配置された紙幣搬送装置などのメンテナンスを容易に行うことができる。
また、下保持部材を下段に固定し、上保持部材を上段に固定した後、連結部材を取り外すことができるので、遊技機取付スペースを有効利用できる。
また、各連結部材が伸縮可能であるので、連結部材を縮めた状態で下保持部材を下段に位置決めして固定した後、連結部材を伸ばして上保持部材を上段に固定することができる。したがって、上および下保持部材を遊技機島に容易に固定することができる。
請求項2記載のように各連結部材は、上下方向に延びる主板と、主板の左右側辺から後方に突出する2枚の側板とを備え、上記第1取付構造は、各側板の後端辺の上端部に形成され、上記上保持部材の厚みと同じ上下幅で前方側に延びる第1切り込み溝と、上記上保持部材に上記第1切り込み溝が嵌合している状態の上記各連結部材の上端部と係合して、上記各連結部材の上記上保持部材に対する前後方向の移動を規制する第1係止片とを含んでいてもよい
また、請求項3に記載のように、各連結部材は、上下方向に延びる主板と、主板の左右側辺から後方に突出する2枚の側板とを備え、上記第2取付構造は、各側板の後端辺の下端部に形成され、上記下保持部材の厚みと同じ上下幅で前方側に延びる第2切り込み溝と、上記下保持部材に上記第2切り込み溝が嵌合している状態の上記各連結部材の下端部と係合して、上記各連結部材の上記下保持部材に対する前後方向の移動を規制する第2係止片とを含んでいてもよい。
【0010】
また、請求項4に記載のように、各連結部材は、上下に一直線上に連結された第1連結部材と第2連結部材とを含み、上記第1および第2連結部材は、当該第1および第2連結部材の一方の少なくとも一部が、当該第1および第2連結部材の他方の内部に収納可能に設けられていてもよい。
請求項記載の発明は、上記上保持部材は、遊技機の盤面が鉛直方向に対して後方に所定角度だけ傾倒するように遊技機の上縁を保持する傾斜面を有し、上記下保持部材は、遊技機の盤面が鉛直方向に対して後方に上記所定角度だけ傾倒するように遊技機の下縁を保持する傾斜面を有することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の遊技機用取付装置である。
【0011】
この構成によれば、遊技機の盤面を鉛直方向に対して後方に所定角度(例えば1°)傾けることにより、遊技盤に向けて発射された遊技球が遊技盤に接触しつつ落下させることができる。
また、遊技機を1対の保持部材に取り付けるだけで遊技機の盤面が鉛直方向に対して所定角度傾倒するので、傾斜角度を調整する必要がなく、遊技機の取り付け作業が容易である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下には、図面を参照して、本発明の実施形態に係るパチンコ機1について具体的に説明する。
本発明の一実施形態としてパチンコ機について説明するが、本発明はパチンコ機に限らず、アレンジボール機などの遊技機にも適用することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るパチンコ機1を遊技機島61に取り付けた状態を示す概略正面図である。遊技機島61は、左右方向に長手であって、所定の間隔を空けて配置された上段62と下段63とを含む。上段62と下段63とは、例えば長い木材板で作られており、その間には複数のパチンコ機1が左右方向に並べて配設されている。
【0014】
上段62の下面62aには、各パチンコ機1に対応して、パチンコ機1の上縁1aを保持するための上保持部材22が固定されている。一方、下段63の上面63aには、各パチンコ機1に対応して、パチンコ機1の下縁1bを保持するための下保持部材23が固定されている。パチンコ機は何れの機種も同じ高さ寸法で形成されており、その高さ寸法は、上保持部材22の下面と下保持部材23の上面63aとの距離に略一致する。つまり、遊技機島64には、何れの機種のパチンコ機でも取り付けることができる。
【0015】
各パチンコ機1の間には、台間機64が配設されている。各台間機64は、その右側に隣設されたパチンコ機1に対応付けられている。図2は、パチンコ機1を遊技機島61から取り外した状態を示す分解斜視図である。遊技機島61の上段62および下段63に取り付けられた各保持部材22、23の間には、取付スペースSが形成されている。上保持部材22の左端部には、パチンコ機1の上縁1aの左端部から上方に突出した回動軸12を嵌め込むための取付溝24が形成されている。また、上保持部材22には、取付溝24に嵌め入れられた回動軸12が取付溝24から外れないようにするためのヒンジ(上支持部)25が取り付けられている。
【0016】
下保持部材23の左端部には、パチンコ機1の下縁1bの左端部に形成された取付孔28に挿通するための回動軸(下支持部)26が上方に突設されている。パチンコ機1を遊技機島61に取り付ける場合、取付孔28に下保持部材23の回動軸26を挿通した後、パチンコ機1をその下縁1bを中心に後方に回動させ、回動軸12を上保持部材22の取付溝24に嵌め入れることにより、パチンコ機1が各保持部材22、23に回動自在に取り付けられる。
【0017】
取付スペースSの左側には、台間機64が隣設されている。本実施形態のパチンコ機1は例えばCR機であり、台間機64はCR機用のものである。金銭と等価な有価価値データが記録された遊技カードをカード挿入/排出口66に挿入して貸出ボタン67を押操作すると、台間機64からパチンコ機1に遊技球の貸し出しを指令する信号が与えられる。この信号を受けたパチンコ機1は、パチンコ機1内に設けられた貸球払出装置(図示せず)から所定数の遊技球を払い出す。
【0018】
台間機64では、貨幣投入口65に貨幣を投入することにより、遊技カードを購入することができるようになっている。貨幣投入口65に貨幣(例えば1000円)を投入すると、その金額に相当する有価価値データが記録された遊技カードがカード挿入/排出口66から排出される。その遊技カードを再びカード挿入/排出口66に挿入して貸出ボタン67を押操作することにより、パチンコ機1内に設けられた貸出払出装置(図示せず)から所定数の遊技球が払い出される。
【0019】
貨幣投入口65から投入された貨幣は一旦台間機64内に保管されるが、保管できる貨幣には限りがある。そこで、台間機64には、投入された貨幣を例えば遊技機島61の一方の端部に設けられた貨幣保管部(図示せず)に搬送するための貨幣搬送装置68が接続されている。この貨幣搬送装置68は、遊技機島61の中、つまりパチンコ機1を遊技機島61に取り付けた状態でパチンコ機1の背面側を延びる。
【0020】
本実施形態では、パチンコ機1を回動させることにより、パチンコ機1をわざわざ取り外さなくても、遊技機島61内に配置された紙幣搬送装置68などのメンテナンスを容易に行うことができる。
図3は、保持部材22、23を遊技機島61に固定する手順を説明するための図である。保持部材22、23は、遊技機島61に固定する際、それぞれの両端を連結部材29により取り外し可能に連結される。各連結部材29は、上下方向に長手の部材であって、各保持部材22、23の相互の位置関係を、パチンコ機1の上縁1aおよび下縁1bを保持する位置関係にすることができるように、上下方向に伸縮可能となっている。各保持部材22、23および各連結部材29は、一連の遊技機用取付装置をなす。
【0021】
各保持部材22、23を遊技機島61に固定する際、まず、各保持部材22、23を連結部材29により連結し、連結部材29を最も縮めた状態にしておく。そして、図3(a)に示すように、下保持部材23を遊技機島61の下段63の上面63aに載置して位置決めを行い、各挿通孔30を通して図示しない釘を下段63に打ち込むことにより、下保持部材23を下段63に固定する。
次に、図3(b)に示すように、各連結部材29を伸ばして上保持部材22の上面を遊技機島61の上段62の下面62aに当接させる。そして、各挿通孔30を通して図示しない釘を上段62に打ち込むことにより、上保持部材22を上段62に固定する。
【0022】
各保持部材22、23が連結部材29により連結されているので、下保持部材23を位置決めすることにより上保持部材22も容易に位置決めできる。したがって、作業工数を削減することができ、パチンコ機1を遊技機島61に容易に取り付けることができる。
また、各連結部材29を縮めた状態で下保持部材23を下段63に位置決めして固定した後、各連結部材29を伸ばして上保持部材22を上段62に固定することができるので、各保持部材22、23を遊技機島61に容易に固定することができる。
【0023】
各保持部材22、23の固定が完了した後、図3(c)に示すように、連結部材29を各保持部材22、23から取り外すと、各保持部材22、23の間に取付スペースSが形成される。保持部材22、23を上段62および下段63に固定した後、連結部材29を取り外すことができるので、取付スペースSを有効利用できる。
図4は、連結部材29の上端部の構成を示す斜視図である。連結部材29は、板材を断面略コ字形に折り曲げた形状であって、1枚の主板31と、主板31の両側辺から同方向に突出した2枚の側板32とを有している。
【0024】
主板31の上端部には、略矩形状の開口33が形成されている。各側板32の先端辺32aの上端部には、それぞれ他端辺32b側に所定長さだけ延びる切り込み溝(第1切り込み溝、第2切り込み溝)34が形成されている。図4では、連通部材29の上端部のみの構成を示しているが、下端部も上端部と同様の構成を有している。図5は、上保持部材22の構成を示す分解斜視図である。上保持部材22は、上面35aが遊技機島61の上段62の下面62aに当接される上板35と、上板35に下方から取り付けられ、その下面36aがパチンコ機1の上縁に対向する下板36とを含む。上板35は例えば樹脂材料により形成されていて、下板36は例えば金属により形成されている。
【0025】
下板36の上面36bの左端部手前側には、略L字形のヒンジ25がねじ38により取り付けられる。ねじ38の軸部39は、ヒンジ25の中央部に形成された挿通孔40に挿通されてヒンジ25を回動自在に保持するための挿通部39aと、下板36の左端部の手前側に形成されたねじ孔41にねじ込まれるねじ部39bとからなる。
ヒンジ25の一端部には、取付溝24に嵌め入れられたパチンコ機1の回動軸12を取付溝24から外れないように係止するための係止溝42が形成されている。ヒンジ25の他端部には、操作部43が折り曲げられて形成されている。操作部43を操作することにより、回動軸を係止する位置と開放する位置との間でヒンジ25を回動させることができる。ヒンジ25と下板36との間には、ねじりコイルばね44が介装され、ヒンジ25は待機状態で係止位置になるように付勢される。
【0026】
下板36の左端部には、連結部材29を上保持部材22に取り付ける際に連結部材29の上端部を挿通するための略矩形状の第1開口45と、第1開口45に連設され、ヒンジ25の操作部43を挿通するための第2開口46とが形成されている。第1開口45の左右の幅は、連結部材29の左右の幅に略一致する。
第1開口45の後縁辺45aからは、連結部材29の開口33に係合するための係合片47が手前側に突出している。係合片47は、中央近傍から下方に折り曲げられて形成された中間片48と、先端近傍が手前側に折り曲げられて形成された先端片49とを含む。
【0027】
第2開口46はねじ孔41を中心とする略扇形に形成されており、第2開口46に挿通された操作部43を下板36の下側から操作して、ヒンジ25を所定量だけ回動させることができるようになっている。
下板36の外周縁は上方に折り曲げられており、第2開口45の後縁辺45aから下板36の後端の折曲片50の前面50aまでの距離は、連結部材29の切り込み溝34の長さに略一致する。
【0028】
上板35の左端部には、略矩形状の第3開口51が形成されている。第3開口51の前縁辺51aからは、連結部材29を上保持部材22に取り付けたときに、その主板31を係止するための係止片(第1係止片、第2係止片)52が後方側に突出している。上板35は樹脂材料により形成されているので若干の弾性を有し、係止片52は上下方向に微小量だけ回動可能になっている。図5では、上保持部材22の左端部の構成のみ説明したが、ヒンジ25、第2開口46および取付溝24などを除き、連結部材29の取付構造については上保持部材22の右端部および下保持部材23の両端部も同様の取付構造を有している。
【0029】
図6は、連結部材29と保持部材22、23との取付態様を説明するための一部断側面図である。連結部材29は、上下に一直線上に連結された第1連結部材53および第2連結部材54からなる。
第2連結部材54の上端部には段部55が形成されており、第2連結部材54の段部55より上側は、第1連結部材53の下端部の内側に嵌め込んで摺動させるための摺動部56をなしている。摺動部56の各側板321の略中央には、上下方向に延びる長孔57が形成されている。
【0030】
第1連結部材53の各側板32の下端部には、長孔57に対応して内側に窪められた凹部58が形成されている。凹部58の裏側は突起をなしており、長孔57の一端57aと他端57bとの間で変位可能となっている。この構成により、連結部材29は長孔57の長さ分だけ伸縮可能となっている。図6では、連結部材29を最も伸ばした状態を示している。
図4〜6を参照して、連結部材29を上保持部材22に取り付ける態様について説明する。ただし、連結部材29を下保持部材23に取り付ける態様は、上保持部材22に取り付ける態様と同様であるので、その説明を省略する。
【0031】
まず、連結部材29の上端部を第1開口45に挿通し、両切り込み溝34を第1開口45の後縁辺45aに嵌め込む。連結部材29を後側にスライドさせることにより、第1開口45の後縁辺45aが両切り込み溝34に食い込むと共に、主板31の上端辺31aが係止片52を上方に押し上げる。
連結部材29をさらに後方にスライドさせると、係合片47が先端から主板31の開口33に挿通される。先端片49の上面49aは主板31の開口33の上縁辺33aに当接して摺動される。
【0032】
連結部材29をさらに後方にスライドさせ、各切り込み溝34の溝端34aが第1開口45の後縁辺45aに当接すると、各側板32の先端辺32aが下板36の後端の折曲片50の前面50aに当接すると共に、主板31の後面31bが中間片48の前面に当接する。これと同時に、主板31の上端辺31aが係止片52から外れ、係止片52が形状復元することにより、係止片52の先端辺52aが主板31の前面31cの先端部を係止し、上保持部材22に対する連結部材29の取り付けが完了する。
【0033】
次に、連結部材29を上保持部材22から取り外す態様について説明する。ただし、連結部材29を下保持部材23から取り外す態様は、上保持部材22から取り外す態様と同様であるので、その説明を省略する。
まず、係止片52を下方から上方に押し上げることにより、係止片52の先端辺52aを主板31の前面31cの先端部から外す。そして、連結部材29を手前側にスライドさせることにより、切り込み溝34が第1開口45の後縁辺45aから外れ、連結部材29が上保持部材22から取り外される。
【0034】
上保持部材22の下板36の下面36aは、上板35の上面35aに対して後方にいくにつれて低くなるように傾斜しており、その傾斜角度θは例えば約1°である。下保持部材23の上板59の上面59aは、下板60の下面60aに対して後方にいくにつれて低くなるように傾斜しており、その傾斜角度θは例えば約1°である。したがって、パチンコ機1の盤面は、各保持部材22、23に取り付けると鉛直方向に対して約1°だけ後方に傾倒する。これにより、遊技盤に向けて発射された遊技球は遊技盤に接触しつつ落下させることができる。また、パチンコ機1を各保持部材22、23に取り付けるだけでパチンコ機1の盤面が所定角度傾倒するので、傾斜角度を調整する必要がなく、パチンコ機1の取り付け作業が容易である。
【0035】
傾斜角度θは、上板35の上面35aおよび下板60の下面60aを傾斜面で形成することにより構成されていてもよいし、上板35および下板60を傾斜させることにより構成されていてもよい。
本発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。例えば、パチンコ機1は、CR機に限らず現金機であってもよい。
【0036】
各保持部材22、23は、パチンコ機1を回動可能に保持するものに限らず、例えば前後方向にスライド可能に保持するものなどであってもよい。
また、各保持部材22、23と連結部材29との取付構造は、上述の構造に限らず、取り外し可能な構造であれば他の構造であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るパチンコ機を遊技機島に取り付けた状態を示す概略正面図である。
【図2】パチンコ機を遊技機島から取り外した状態を示す分解斜視図である。
【図3】保持部材を遊技機島に固定する手順を説明するための図である。
【図4】連結部材の上端部の構成を示す斜視図である。
【図5】上保持部材の構成を示す分解斜視図である。
【図6】連結部材と保持部材との取付態様を説明するための一部断側面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機
1a 上縁
1b 下縁
22 上保持部材
23 下保持部材
29 連結部材
36a 下面
59a 上面
61 遊技機島
θ 傾斜角度
S 取付スペース

Claims (5)

  1. 遊技機を遊技機島に固定するための遊技機用取付装置であって、
    上記遊技機の上縁を保持するための部材であって、上記遊技機の上辺に沿って左右方向に延びる板状の上保持部材と、
    上記遊技機の下縁を保持するための部材であって、上記遊技機の下辺に沿って左右方向に延びる板状の下保持部材と、
    上記上保持部材および上記下保持部材の左端部同士を連結する左連結部材と、
    上記上保持部材および上記下保持部材の右端部同士を連結する右連結部材とを含み
    上記上保持部材には、上記遊技機の上縁を所定の回動軸まわりに回動可能に支持する上支持部が設けられ、
    上記下保持部材には、上記遊技機の下縁を上記回動軸と同軸まわりに回動可能に支持する下支持部が設けられ、
    上記上および下保持部材ならびに上記左および右連結部材によって構成される組立体が、所期の姿勢に維持されており、
    上記各連結部材は、上記上保持部材と上記下保持部材との間の上下方向の間隔を変化できるように伸縮可能であり、
    上記各連結部材は、第1取付構造を用いて上記上保持部材に取り外し可能に連結されているとともに、第2取付構造を用いて上記下保持部材に取り外し可能に連結されていることを特徴とする遊技機用取付装置。
  2. 各連結部材は、上下方向に延びる主板と、主板の左右側辺から後方に突出する2枚の側板とを備え、
    上記第1取付構造は、
    各側板の後端辺の上端部に形成され、上記上保持部材の厚みと同じ上下幅で前方側に延びる第1切り込み溝と、
    上記上保持部材に上記第1切り込み溝が嵌合している状態の上記各連結部材の上端部と係合して、上記各連結部材の上記上保持部材に対する前後方向の移動を規制する第1係止片とを含む、請求項1記載の遊技機用取付装置。
  3. 各連結部材は、上下方向に延びる主板と、主板の左右側辺から後方に突出する2枚の側板とを備え、
    上記第2取付構造は、
    各側板の後端辺の下端部に形成され、上記下保持部材の厚みと同じ上下幅で前方側に延びる第2切り込み溝と、
    上記下保持部材に上記第2切り込み溝が嵌合している状態の上記各連結部材の下端部と係合して、上記各連結部材の上記下保持部材に対する前後方向の移動を規制する第2係止片とを含む、請求項1または2記載の遊技機用取付装置。
  4. 各連結部材は、上下に一直線上に連結された第1連結部材と第2連結部材とを含み、
    上記第1および第2連結部材は、当該第1および第2連結部材の一方の少なくとも一部が、当該第1および第2連結部材の他方の内部に収納可能に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の遊技機用取付装置。
  5. 上記上保持部材は、遊技機の盤面が鉛直方向に対して後方に所定角度だけ傾倒するように遊技機の上縁を保持する傾斜面を有し、上記下保持部材は、遊技機の盤面が鉛直方向に対して後方に上記所定角度だけ傾倒するように遊技機の下縁を保持する傾斜面を有することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の遊技機用取付装置。
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