JP4628373B2 - 注射器 - Google Patents
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Description
本発明は上記従来の問題点に着目して為されたものであり、投与直前に薬液等の液体に溶解させて用いる薬剤を迅速に注射することができる注射器を提供することを、その目的とする。
外筒3の先端部には針5が取り付けられ(図2(a)参照)、また後端部には開口6が設けられている。更に外筒3の後端部の外周には、フィンガーフランジ7が設けられている。また、図1に示すように外筒3の外周面には目盛9が設けられている。
またキャップ13の外周面には二本の凸条によって構成されるパッキン21が設けられている。内筒11の後端部には開口23が設けられている。更に内筒11の後端部の外周には、フランジ25が設けられている。
筒状体27の後端部には開口28が設けられている。更に筒状体27の後端部の外周には、フランジ30が設けられている。
キャップ13、29、内筒11及び筒状体27によって連通切替手段が構成されている。
キャップ29はキャップ13に嵌まり込んでおり、図2(b)に示すようにキャップ13の穴19とキャップ29の穴33は互いに90度回転した位置になっている。従って、穴14、19は閉鎖部31によって閉鎖され、穴33は閉鎖部15によって閉鎖されており、外筒3の内部と薬剤収容部45とは隔絶された状態となっている。更に針5の先端部側は外筒3に装着される図示しないキャップによって閉鎖されており、よって外筒3内の薬液Wは密封されている。
また、薬剤収容部45内の薬剤Pも上記したように穴19が閉鎖部31によって閉鎖され、プランジャ39のパッキン41が筒状体27の内周面に密着しているので、密封されている。
まず、針5の先端部側を閉鎖しているキャップ(図示せず)を外し、内筒11と筒状体27の少なくとも一方を、その軸心を中心として回動させ、円錐部12の穴14とキャップ13の穴19とキャップ29の穴33とが互い重なるようにして、薬剤収容部45と外筒3の内部とが連通する状態とする(図3(b)参照)。
このように注射器1によれば、投与直前に薬剤Pを薬液Wに溶解させて迅速に注射することができる
図6に示すように、筒状体27の後端部の開口28からプランジャ39を途中まで挿入する。そして、薬剤Pを先端部開口35から薬剤収容部45へ入れ、キャップ29を装着する。
次いで、図7に示すように、上記のようにしてプランジャ39を装着した筒状体27を内筒11へ開口23から挿入する。更に、この内筒11を外筒3に挿入し、図8(b)に示すように、穴14、19が閉鎖部31によって閉鎖され、穴33が閉鎖部15によって閉鎖されて、外筒3の内部と薬剤収容部45とを隔絶された状態としてから、内筒11を引き上げて薬液Wを先端部から外筒3内へ吸入する。そして、外筒3に針5を取り付け、更に図示しないキャップを装着して、針5の先端部側を閉鎖する。
以上のようにして、注射器1に薬剤Pと薬液Wを充填、密封する。
注射器51は実施の形態1に係る注射器1と同様の部材を有するので、同様の部材については、実施の形態1で用いた符号を付し、その説明を省略する。
符号53は内筒を示し、この内筒53はほぼ円筒状で後端部開口54には円板55が形成されている。円板55には筒状体57が貫通して一体に設けられており、この筒状体57後端部は円板55の背面側へ突出し、この突出部分にフランジ59が設けられている。筒状体57の先端部は内筒53の先端部開口64から僅かに突出している。
キャップ67、70、内筒53及び筒状体57によって連通切替手段が構成されている。
まず、針5の先端部側を閉鎖しているキャップを外し、内筒53と共に筒状体57を、その軸心を中心として回動させて、筒状体57に装着されたキャップ67を回動させる。そして、キャップ70の穴77とキャップ67の穴68とが互い重なるようにして、薬剤収容部45と外筒3の内部とが連通する状態とする。
注射器51の他の使用方法、薬液W、薬剤Pの充填方法は実施の形態1の注射器1と同様である。
このように、注射器51では内筒53と筒状体57を一体の部材とすることができ、注射器1よりも部品点数を減らすことが可能である。
例えば、上記実施の形態では、薬剤Pを粉状のものとしたが、本発明はこれに限定されず、薬剤Pを液状のものとすることも可能である。
また、注射器1、51は針5を外筒3に直接装着するタイプのものを示したが、管を介して針5を装着するタイプの注射器に適用することも可能である。
7 フィンガーフランジ 9 目盛 11 内筒
13 キャップ 15 閉鎖部 19 穴
21 パッキン 23 開口 25 フランジ
27 筒状体 28 開口 29 キャップ
30 フランジ 31 閉鎖部 33 穴
35 先端部開口 37 パッキン 39 プランジャ
41 パッキン 43 フランジ 45 薬剤収容部
51 注射器 53 内筒 54 後端部開口
55 円板 57 筒状体 59 フランジ
63 先端部開口 65 先端部開口 67 キャップ
69 先端部開口 71 閉鎖部 70 キャップ
72 本体 73 被嵌合部 77 穴
W 薬液 P 薬剤
Claims (5)
- 先端部に針が装着される外筒と、前記外筒に挿入された状態で装着され外筒内の液体を針から押し出す内筒とを有し、前記外筒内に液体が予め充填されている注射器において、薬剤を収容する薬剤収容部と、前記薬剤収容部と外筒内とを隔絶する状態と連通する状態とに切り替える連通切替手段と、前記連通切替手段によって薬剤収容部と外筒内とが連通する状態としてから外筒内の液体を収容部に一旦導入し、且つ前記収容部に導入した液体を薬剤と共に外筒内へ戻す液体導入手段とを備え、前記薬剤収容部は前記内筒に収容される筒状体の内部に設けられ、前記連通切替手段は前記内筒の先端部に設けられた内筒側閉鎖部と前記内筒側閉鎖部の一部が欠落して成る内筒側穴部とを有する内筒側切替部材と、前記薬剤収容部の先端部開口を覆う収容部側閉鎖部と前記収容部側閉鎖部の一部が欠落して成る収容部側穴部とを有する収容部側切替部材とから成り、前記内筒側切替部材と前記収容部側切替部材の少なくとも一方が軸心を中心として回動でき、前記内筒側穴部と前記収容部側閉鎖部とが重なり、且つ前記収容部側穴部と前記内筒側閉鎖部とが重なって前記薬剤収容部と前記外筒内とが隔絶する状態と、前記内筒側穴部と前記収容部側穴部とが重なって前記薬剤収容部と前記外筒内とが連通する状態とに切り替えることができ、前記筒状体は前記内筒に固定され、前記内筒側閉鎖部は、前記内筒が軸方向へ動作すると前記内筒と共に動作し、前記内筒が回動しても回動せず固定状態となるように備えられ、前記収容部側閉鎖部は前記内筒が軸方向へ動作すると前記内筒と共に動作し、且つ前記内筒が回動すると、前記内筒と共に回動することを特徴とする注射器。
- 請求項1に記載した注射器において、内筒側切替部材は内筒の先端部側を覆う状態に装着されるキャップによって構成されていることを特徴とする注射器。
- 請求項1または2において、収容部側切替部材は薬剤収容部の先端部側を覆う状態に装着されるキャップによって構成されていることを特徴とする注射器。
- 請求項1から3のいずれかに記載した注射器において、液体導入手段は、筒状体に軸方向へ動作自在に挿入されたプランジャによって構成されていることを特徴とする注射器。
- 請求項1から4のいずれかに記載した注射器において、内筒側閉鎖部は内筒と外筒との間におけるパッキンと一体に形成されていることを特徴とする注射器。
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- 2007-01-10 JP JP2007002322A patent/JP4628373B2/ja not_active Expired - Fee Related
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