JP4628099B2 - 複数の走査プローブのソフトウエア同期化 - Google Patents

複数の走査プローブのソフトウエア同期化 Download PDF

Info

Publication number
JP4628099B2
JP4628099B2 JP2004519973A JP2004519973A JP4628099B2 JP 4628099 B2 JP4628099 B2 JP 4628099B2 JP 2004519973 A JP2004519973 A JP 2004519973A JP 2004519973 A JP2004519973 A JP 2004519973A JP 4628099 B2 JP4628099 B2 JP 4628099B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
afm
scanning
control signal
movement control
probe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004519973A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005532555A (ja
Inventor
ヘア,ケイシー・パトリック
エリクソン,アンドリュー・ノーマン
Original Assignee
マルチプローブ・インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by マルチプローブ・インコーポレーテッド filed Critical マルチプローブ・インコーポレーテッド
Publication of JP2005532555A publication Critical patent/JP2005532555A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4628099B2 publication Critical patent/JP4628099B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01QSCANNING-PROBE TECHNIQUES OR APPARATUS; APPLICATIONS OF SCANNING-PROBE TECHNIQUES, e.g. SCANNING PROBE MICROSCOPY [SPM]
    • G01Q10/00Scanning or positioning arrangements, i.e. arrangements for actively controlling the movement or position of the probe
    • G01Q10/04Fine scanning or positioning
    • G01Q10/06Circuits or algorithms therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y35/00Methods or apparatus for measurement or analysis of nanostructures
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01QSCANNING-PROBE TECHNIQUES OR APPARATUS; APPLICATIONS OF SCANNING-PROBE TECHNIQUES, e.g. SCANNING PROBE MICROSCOPY [SPM]
    • G01Q30/00Auxiliary means serving to assist or improve the scanning probe techniques or apparatus, e.g. display or data processing devices
    • G01Q30/04Display or data processing devices
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01QSCANNING-PROBE TECHNIQUES OR APPARATUS; APPLICATIONS OF SCANNING-PROBE TECHNIQUES, e.g. SCANNING PROBE MICROSCOPY [SPM]
    • G01Q70/00General aspects of SPM probes, their manufacture or their related instrumentation, insofar as they are not specially adapted to a single SPM technique covered by group G01Q60/00
    • G01Q70/06Probe tip arrays
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S977/00Nanotechnology
    • Y10S977/84Manufacture, treatment, or detection of nanostructure
    • Y10S977/849Manufacture, treatment, or detection of nanostructure with scanning probe
    • Y10S977/85Scanning probe control process
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S977/00Nanotechnology
    • Y10S977/84Manufacture, treatment, or detection of nanostructure
    • Y10S977/849Manufacture, treatment, or detection of nanostructure with scanning probe
    • Y10S977/86Scanning probe structure
    • Y10S977/874Probe tip array

Description

[関連出願]
本出願は、2002年7月8日に出願され、発明の名称が「複数の走査プローブのソフトウエア同期化」である米国仮出願シリアルNo.60/394,414の優先権を主張するものであり、その米国仮出願の開示は、本明細書に完全に組み込まれている。
[著作権表示]
本出願で開示される或る一定のソフトウエア・プログラム又はルーチンは、著作権保護を受け、そしてそれらに対する全ての権利が特に確保されている。それらの著作権の公衆への提供は、本明細書におけるそのような開示により意図されているわけでなく、また行われているわけではない。
[背景−発明の分野]
本発明は、一般的に、走査プローブ顕微鏡(SPM)及び故障解析(FA)に関し、詳細には、SPMを用いてFAのため様相(features)の位置を特定する(locate)ときに複数のプローブの走査を制御するシステムに関する。
[背景−関連技術の説明]
故障解析(FA)作業のための半導体超小型回路における様相の位置の特定は、多くの場合困難な作業であった。技術の進歩により、FAのための関心の様相のサイズが低減した。FAにおける関心の様相への電気的接触を行う伝統的な方法(これはまた「探査(probing)」と呼ばれる。)は、精細な探査針を備える機械的位置決め装置及び光学顕微鏡を用いることを伴った。位置決め装置は、手動式又は電動式であり得る正確な3軸ステージである。位置決め装置には、尖った探査針が装着されている。伝統的な光学顕微鏡及び位置決め装置を用いて、ユーザは、当該針でもって関心のFAデバイスを探査(probe)する。現在の半導体技術でサイズが小さくなることにより、光学顕微鏡の限界のため、FAのための様相の位置特定及び探査が難しく、あるいは不可能にすらなってきている。
走査プローブ顕微鏡(SPM)は、これらの様相の位置特定をするため用いることができる技術の一つである。伝統的な光学顕微鏡を用いて位置特定をすることができるであろう様相のサイズより非常に小さい関心の様相を、SPMを用いて生成し、画像化し、そしてその位置を特定することができる。SPMが1つの走査プローブ顕微鏡当たり唯1つの関心のFA様相を探査することができるので、複数の走査プローブが複数の様相に接触する必要がある。FA探査の目的のため、SPMを用いる分野はまた、原子間力顕微鏡(AFM)と呼ばれるが、この分野は、原子間力探査(Atomic Force Probing(AFP))と呼ばれる。頭字語AFPを用いて、当該分野、並びに当該分野で使用のため設計された計測器、即ち、原子間力プローブ(Atomic Force Probes)を記載する。
従来技術は、FA様相の位置を特定するためSPMを用いる多くの例を含み、それには、FA様相の位置を特定するため単一のSPMを用いることも含まれる。しかしながら、FAのための多くの関心のデバイス、例えば、ダイオードの場合2つのプローブを、またトランジスタの場合3つのプローブを、あるいは更に多くのプローブを必要とするので、限られた数のFA実験しか単一のプローブを用いて実行することができない。
FAのための複数の走査プローブに関連する限られた従来技術は、衝突を避けるためそれら複数の走査プローブを一時に1つ走査することを示す。この方法は、少なくともプローブがそれらのそれぞれの関心の様相まで移動させるまで、衝突を避けるのに効果的である。しかしながら、この方法は、走査を実行するのにより長い時間を要する。これは、熱ドリフトのようなドリフトが生じる時間をより多くさせる。また、測定時間がより長いという単純な事実が、従来技術の深刻な弱点である。
2プローブに関する従来技術の一態様が、図1Aから図1Dに絵画的に示されている。試料110は関心の様相112を含む。関心の様相112が小さ過ぎて伝統的な方法を用いて容易に探査することができない場合がある。図1Aは、試料110上で且つ関心の様相112の近くに位置決めされた走査プローブの先端部114を示す。それぞれの走査プローブ先端部114は、走査範囲116を走査し画像化する。図1Bは、開始点118で開始し且つその関心の範囲116を走査する第1の走査プローブ先端部114を示す。図1Cは、第2の走査プローブ先端部114に関する同じプロセスを示す。走査中の任意の所与の点で、異なる走査プローブ先端部114に関する走査方向120は、同じ方向でもあってもなくてもよい。図1B及び図1Cは、従来技術で一般的であるように異なる走査方向を示す。図1Bは、関心の様相112上に位置決めされ且つFA実験のため準備済みである走査プローブ先端部114を示す。このプロセスは、1回の走査のため必要とされた時間量の2倍を要する。同様に、より多くのプローブが実験で必要とされる場合、時間遅延は、用いるプローブ数と共に拡大する。
このプロセスはまた、難しい全体的初期位置決め設定を必要とする。走査プローブ先端部が最初に配置されるとき、それらは、1つの走査プローブ先端部が走査しているときそれが走査していないいずれの他の走査プローブ先端部と衝突しないように十分離れていなければならない。これは、衝突を避けるためそれらの走査プローブ先端部を互いに十分離して最初に配置することを必要とし、そして同じ範囲を走査し画像化するためそれらの走査プローブ先端部を互いに十分近接させて位置させることを難しくする。
従って、複数のプローブを用いてSPMを実行し、且つ単一のプローブの走査を実行するのに要するであろう時間量と同じ時間量で複数のプローブの走査を行うことが望ましい。これは、SPMのドリフトの影響に関する時間がより少なくなる利点を、並びに測定時間がより少なくてすむという単純な利点を提供する。これはまた、走査していない走査プローブ先端部との衝突を避ける必要が無いので、より単純で効率的で全体的初期位置決め設定の利点を提供する。
[発明の概要]
最小の時間量でそれぞれの関心の様相の位置を特定するため重なった又は重なっていない複数の関心の範囲にわたり複数の走査プローブを同時に走査する装置及び方法は、それぞれの走査プローブがカンチレバーにより原子間力顕微鏡(AFM)に支持された少なくとも2つの走査プローブを採用する。各AFMの制御器は、AFMのうちの第1のAFMに関して第1の軸での移動に対して第1の移動制御信号を、また第1のAFMに関して第2の軸での移動に対して第2の移動制御信号を発生するマスタ制御器から移動制御信号を受け取る。第2の軸は、第1の軸に対して実質的に垂直である。次いで、マスタ制御器は、AFMのうちの第2のAFMがAFMのうちの第1のAFMに対して第1の軸において離間する関係の移動に関する第1の移動制御信号に応答して第1のオフセット移動制御信号を計算し、またAFMのうちの第2のAFMがAFMのうちの第1のAFMに対して第2の軸において離間する関係の移動に関する第2の移動制御信号に応答して第2のオフセット移動制御信号を計算する。
本発明のこれら及び他の特徴及び利点は、添付図面に関して考慮して、以下の詳細な説明を参照することにより一層良好に理解されるであろう。
[発明の詳細な説明]
図2Aに示されるように、本発明の一実施形態は、試料110の近くに配置されている2又はそれより多くの走査プローブ先端部114A及び114Bを用いる。試料110は、関心の様相112A及び112Bを含む。図2Bは、走査プローブ先端部を、望ましい走査範囲116A及び116Bのそれぞれと関連して示す。図示の実施形態においては、走査範囲116A及び116Bが重なっていることに注目されたい。各走査範囲は、それぞれの走査プローブ先端部がその走査を始める開始点118A及び118Bを有する。各走査プローブ先端部はまた、走査方向120A及び120Bをそれぞれ有する。図示の実施形態においては、走査方向120A及び120Bは、常に、全ての走査プローブ先端部に関して平行で且つずれている。これは、プローブ先端部が離間した関係で同時に移動することにより衝突を回避する。図2Cは、関心の様相上に位置決めされ、そして電気測定又は力測定のため準備済みである走査プローブ先端部を示す。
図3A、図3B及び図3Cは、望ましい第3の走査範囲116Cを同時に走査するため第3のプローブ114Cを追加する本発明の一実施形態を示す。関心の第3の様相112Cも示されている。
図4は、試料110の上に位置決めされた3つの走査プローブ先端部114A、114B及び114Cの幾何学的関係を示す。走査プローブ先端部は、互いに異なる角度にある。走査プローブ先端部114A、114B及び114Cそれぞれのプラテン角度(platen angle)122A、122B及び122Cは、基準軸126から測定されるプローブ中心線124A、124B及び124Cのそれぞれの角度である。各走査プローブ先端部は、一意のプラテン角度を有する。本発明は、以下でより詳細に説明されるように制御信号の発生のためプローブ先端部に関するプラテン角度を用いる。
図5Aは、本発明を使用するAFPシステムの構成要素の概略図を示す。ユーザは、ソフトウエアにコンピュータ130を介してアクセスする。コンピュータ130は標準構成のものであり、従って、それは、スクリーン132、マウス134及びキーボード136に接続されている。走査画像137が、コンピュータのスクリーン132上に表示される。コンピュータ130は、走査波形138A、138B及び138Cを発生する。4以上のプローブの一般化されたケースは、波形Iにより表されている。走査波形の発生が、図6に関して以下で説明される。関心の各様相112に対するプローブ先端部の動きを制御するための完全で独立した1組の走査波形が存在する。走査波形は、ディジタル/アナログ変換器(DAC)140A、140B及び140Cのそれぞれに出力される。各プローブ先端部制御に対して1個のDAC140が存在する。DACは、走査波形同士が同期されている状態のままであることを保証するクロック発生器143により与えられるクロック信号142を共用する。DACはまた、走査が同時に開始することを保証する同期発生器145により与えられる同期化パルス144を共用する。DACは、制御電子装置146A、146B及び146Cを駆動する。SPM動作のための制御電子装置は、当業者に周知である。各プローブに対して完全で且つ独立した1組の制御電子装置が存在する。制御電子装置はそれぞれ、AFMヘッド148A、148B及び148Cのそれぞれに接続される。各AFMヘッドは、3軸アクチュエータ150、フィードバック位置センサ152及びたわみセンサ(deflection sensor)154を含む。3軸アクチュエータ150は、試料110に沿って走査することを提供する。フィードバック位置センサ152は、制御電子装置と関係して、較正された走査を提供する。たわみセンサ154は、3軸アクチュエータ150の1軸と関係して、定力AFM走査を提供する。このシステムはまた、力フィードバック無しで動作し得て、その場合たわみセンサを用いて、走査画像を生成する。同時探査が望ましい関心の各様相に対して1つの完全で且つ独立したAFMヘッドが存在する。AFMヘッドに、カンチレバー156及び走査プローブ先端部114が装着されている。図示の実施形態においては、AFMヘッドは、複数の走査プローブ先端部を相互に非常に密接して位置決めすることができる。制御電子装置は、画像データ157を発生する。画像データ157は、アナログ/ディジタル変換器(ADC)158に通される。ADC158は、画像データを、画像をコンピュータへ通すディジタル・フォーマットに変換する。次いで、コンピュータは、ユーザに対して画像データをコンピュータのスクリーン上に表示することができる。
図5Bは、カンチレバーに装着された本発明で使用されるプローブ先端部の一実施形態の詳細な側面図を示す。この実施形態においては、たわみセンサは、カンチレバーの反射背部(reflective back)を用いて、カンチレバーのたわみを決定する。図示されたプローブ先端部及びカンチレバーの機構は、非常に近接して動作する複数のプローブ間の最大間隙を可能にする。プローブ先端部をカンチレバーへ角度を付けて装着すること、又は代替実施形態においては、プローブ先端部の最先端をAFMから出来るだけ離れて位置決めするためAFMへのカンチレバー装着に関して角度を付けることは、この機能を実現するため用いられる。
図6は、ソフトウエアの数学的演算のフロー・チャートである。標準SPM走査パラメータ入力159は、X走査サイズ160、Y走査サイズ162、X解像度164、Y解像度166、Xオフセット168及びYオフセット170から成り、それらを後続のルーチンが用いて、各プローブ先端部を操作するAFMのための走査波形を生成する。
駆動波形発生ルーチン172は、SPM走査パラメータ入力を取り込み、そして、X値出力176及びY値出力178の両方を含み且つWと特定される駆動波形174を出力する。図7C及び図7Dに示され且つ以下で説明される一実施形態においては、駆動波形は、最後の5つの点で丸められたピーク及び谷を有する三角形である。この実施形態に関しては、波形発生は以下の手順で達成される。駆動波形のX値は、値「Xオフセット」の周りに中心付け(center)される。駆動波形のX値は、2で除算した「X走査サイズ」の振幅を有する。駆動波形のX値は、2に値「X解像度」を乗算したものに等しい1サイクル当たりの点の数を有する。駆動波形のX値は、2を値「Y解像度」倍したものに等しいサイクル数を有する。駆動波形のY値は、値「Yオフセット」の周りに中心付けされる。駆動波形のY値は、2で除算した「Y走査サイズ」の振幅を有する。駆動波形のY値は、2に値「X解像度」を乗算し、更に値「Y解像度」を乗算したものに等しい1サイクル当たりの点の数を有する。駆動波形のY値は、1サイクルを有する。Xオフセット及びYオフセットは、走査範囲の位置を定義する。
所望のAFM制御を達成するため本明細書で説明されるコードは、National Instruments Corporation(所在:11500N Mopac Expwy,Austin,TX7859−3504)から入手可能なLabVIEWコンパイラを用いた存在する態様でプログラミングされた。
開始点回転ルーチン180は、駆動波形Wを取り込み、所望の開始点入力181に基づいて、駆動波形のX値及び駆動波形のY値を回転させ、それによりX開始点182及びY開始点184は、波形の第1の点である。この計算は、図2B及び図3Bに関して上記で説明されたように、プローブが走査を始める位置である開始点118A、118B及び118Cに、プローブ先端部を置く。開始点回転ルーチンにおいて、回転は、ソフトウエア・プログラミングで定義され、それは、一次元アレイの数字を取り込み、数字の一部(section)を後方から前方へ移動させ、そして前方に存在していた数字を後方に配置する。新しい波形W′174′である、開始点を回転したX値出力176′及びY値出力178′が、開始点回転ルーチンのその結果生じる出力である。
走査回転ルーチン186は、駆動波形W′を個々のAFMヘッド148の基準フレームへ変換する。各AFMヘッド及び関連のプローブ先端部に対する入力パラメータ・プラテン角度R187は、図4に関して上記で説明されたように試料上の任意の基準軸126に対してそれぞれ測定されたプローブ先端部中心線124A、124B又は124Cの角度122A、122B又は122Cである。このルーチンの出力結果は、X値出力176″及びY値出力″を有する回転された駆動波形W″174″である。本明細書で説明される実施形態については、回転変換行列M189による乗算で、各AFMプローブ先端部に対するプラテン角度Rに等しい角度値に基づいて形成される当該乗算が実行される。走査回転ルーチンにおいて、回転は、線形代数の文脈で定義され、それは、走査回転ルーチンで与えられる形式の行列を乗算して、入力アレイを原点の周りに所与の角度だけ回転させる。
全てが回転した場合、尋問(interrogatory)190により決定される駆動波形W″が発生される。一部のAFM制御電子装置が発生しなかった場合、プロセスはそれ自体、波形発生ルーチン172で始めて、次のSPMに関して繰り返す。本発明は2以上のAFMを仮定しているので、上記ルーチンは、2又はそれより多くのAFMに対応して、少なくとも2回実行するであろう。全てのAFMがそれらのそれぞれの回転された駆動波形W″を発生した場合、各AFMのプローブ先端部をそのそれぞれの開始点に位置決めするため波形をルーチン191で再生する。次いで、位置決めする波形は、AFM制御電子装置にルーチン192でロードされ、そして各AFMは、そのそれぞれのプローブ先端部をその開始点へ移動させる。全てのAFM制御電子装置は、共通同期化パルス144でスタートし、そこで、全てが、同時に始まる。また、全てのAFM制御電子装置は、共通クロック信号142を共用し、そこで、それらは全て、同じレート(速度)で進行する。
開始点に到達すると、回転された駆動波形W″は、ルーチン193で、AFM制御電子装置146A、146B又は146Cのそれぞれにローディングされる。次いで、走査ルーチン194が始まる。全てのAFM制御電子装置146は、共通同期化パルス144でスタートし、そこで、全てが、同時に始まる。また、全てのAFM制御電子装置は、共通クロック信号142を共用し、そこで、それらは全て、同じレート(速度)で進行する。
AFM制御電子装置146からのデータが、ステップ195で収集され、そしてユーザに対してコンピュータ・スクリーン132上に画像として表示される。走査ルーチンの動作中に、モニタ機能196は、同時に、ユーザがコンピュータ・スクリーン132上のプローブ・ボタンを選択したかどうかを検査している。プローブ・ボタンが選択されなかった場合、走査ルーチンは、データを収集して、ディスプレイ画像を更新し続ける。図示の実施形態においては、プローブ・ボタンは、ソフトウエア・ボタンであり、物理的位置を持たないことに注目されたい。ユーザがプローブ・ボタンを選択した場合、動作197により示されるように、プローブ点ルーチンが、ユーザの探査位置入力を取り込み、走査プローブ先端部の現在位置からユーザの探査位置へ移動させるための波形を計算して(198)、そしてルーチン200に示されるように、波形をAFM制御電子装置へ出力する。ブロック201に示されるように、走査プローブ先端部は、AFM制御電子装置により、ユーザの探査位置が指定する位置へ移動される。このルーチンは、機能においては開始点位置決め発生ルーチンと同一であるが、開始点位置決め発生ルーチンに対する入力の点で異なる。この機能への入力は、開始点ではなく探査点である。
図7Aから図7Fは、走査動作の実行中の幾らかの電気信号の例を示す。図7Aは、全てのAFMが同期されている状態にあることを確実にするため用いられる共用化された信号を示す。図7Bは、全てのAFMが同時に始まることを信号で知らせる同期化パルス144を示す。図7Cは、波形発生ルーチン172により発生された駆動波形176のX値を示す。図7Dは、また波形発生ルーチン172により発生された駆動波形178のY値を示す。図7Eは、試料110に関して例示的な任意のプラテン角度へ回転されるAFMヘッドに対する、回転された駆動波形W″188のX値の一例を示す。図7Fは、AFMヘッドに対する、回転された駆動波形W″のY値の一例を示す。これらの波形は、走査回転ルーチン186により発生される。走査回転ルーチン186の後で、回転された駆動波形188W″は、プラテン角度122に非常に依存することに注目されたい。
本明細書で開示される本発明の実施形態の動作は、次のように達成される。システムは、複数の走査プローブ顕微鏡を用いる。走査プローブ先端部は、例えば、数マイクロメートルから1マイクロメートル以下までのように互いに非常に近接している。その上、走査プローブ先端部は、それらの走行で中心付け(center)され、試料に係合され、そして重なった走査範囲を走査することができる。図2A、図2B、図2C、図3A、図3B及び図3Cに関して前述したように、走査範囲116は、複数の関心の様相112を含む。
コンピュータ130を用いて、ユーザは、X走査サイズ160、Y走査サイズ162、Xオフセット168、Yオフセット170、X解像度164、Y解像度166、X開始点182、Y開始点184、及びAFMプローブ先端部に関するプラテン角度(本明細書で開示される3つのプローブを用いる例に関して122A、122B及び122C)のような様々な走査パラメータを入力する。
ユーザは、コンピュータに走査を始めることを告げ、そしてコンピュータ130上でランするソフトウエア・ルーチンは、図6に示される手順を開始する。駆動波形発生ルーチン172は、駆動波形Wを発生し、それにより各走査プローブ先端部は、走査パラメータにより記述される範囲をラスタする(raster)ことを行う。
駆動波形Wは、開始点回転ルーチン180により回転させられ、それにより全ての走査プローブ先端部は、それらのそれぞれの駆動波形における同じ点でスタートする。これは、AFMプローブ先端部114同士間の間隙が走査の開始に関して一定であることを保証する。
次に、駆動波形は、走査回転ルーチン186により回転させられて、その結果回転された駆動波形W″を生じる。この回転は、たとえ全てのAFMヘッド及びそれらの関連の走査プローブ先端部が異なるプラテン角度を持っていても、それらが全て、同じ方向で同時に走査することを保証し、そして更に走査プローブ先端部同士間の間隙が走査の継続時間中に実質的に一定のままであることを保証する。
次に、回転された駆動波形W″は、DAC140A、140B及び140Cのそれぞれにロードされる。AFMは、プローブ先端部を開始点に配置するよう位置決めされる。ひとたび、回転された駆動波形がロードされると、AFM制御電子装置は、共通クロック142を共用する。これは、走査プローブ先端部が同期化されたままでいることを保証する。次いで、同期化回路は同期化パルス144を送出し、当該同期化パルス144は、全てのAFM制御電子装置146に走査を始めるよう信号で知らせる。これは、AFMの全部が走査を同時に開始することを保証する。次いで、DACは、それらのそれぞれの回転された駆動波形をそれらのAFM制御電子装置に出力する。走査中に、走査プローブ先端部は、それらが最初に走査を開始したときの一定の間隙を維持するため離間した関係で移動する。AFM制御電子装置の各組は、較正された要領で走査するため、関連のAFMヘッド148の中のフィードバック位置センサ152及び3軸アクチュエータ150を制御する。各たわみセンサ154は、走査プローブ先端部114が装着されているカンチレバー156のたわみをモニタリングする。このたわみ信号は、SPM制御電子装置146に戻され、そしてユーザに対してコンピュータ・スクリーン132上に表示される。
走査中に、AFMプローブ先端部は、図2Aから図2C及び図3Aから図3Cに示されるように、同一の走査方向120に全ての時間に移動する。同様に、開始点118A、118B及び118Cは、全ての走査プローブ先端部に関する走査範囲116A、116B及び116Cに対して同じ相対的位置にある。その上、走査プローブ先端部同士間の間隙が全ての時間で一定である。
走査中に、コンピュータ130は、データをAFM制御電子装置146から収集し、そしてそれをコンピュータ・スクリーン132上に表示する。ユーザがコンピュータ・スクリーン132上で関心の様相112の位置を特定するとき、ユーザはそれらの様相を探査するため選択することができる。次いで、ユーザは、探査すべき関心の様相の位置を探査位置196として選択し、そしてプローブ・ボタン194を選択する。次いで、コンピュータ130は、波形を計算し、その波形をDAC140へ出力し、当該DAC140は、AFM制御電子装置146を駆動し、当該AFM制御電子装置146は、走査プローブ先端部を、探査位置196に対応する試料110上のそれぞれの点へ駆動する。DAC140同士は、前と同じように、それらの共通クロック信号142及び同期化パルス144を共用する。次いで、DAC140は、AFM制御電子装置146を駆動する。これは、走査プローブ先端部が探査位置196へ移動することをもたらす。走査が始まって以降の最初の時間の間、走査プローブ先端部114同士間の間隙は、ひとたび走査プローブ先端部114が探査位置196に向けて移動し始めるともはや一定でないことに注目されたい。
増強機能(enhance functionality)を有する本発明の代替実施形態に関して、図8Aは、試料110、関心の様相112A及び112B、及び避けるべき範囲198を示す。図8Aにおいては、走査プローブ先端部114A及び114Bは、試料110上に位置決めされる。図8Bは、各走査プローブ先端部は、避けるべき範囲198を除外するそれ自体の走査範囲116A及び116Bをそれぞれ有する。図示の実施形態においては、走査プローブ先端部114Aと114Bとの間の間隙は、常に一定であるわけではない。この実施形態においては、プローブは、Z、即ち、避けるべき範囲を回避するため、試料方向の平面の外側に後退する(retract)。各走査範囲116は、走査プローブ先端部114が始める位置である開始点118を有する。各走査プローブ先端部114はまた、走査方向120を有する。図示の実施形態においては、走査方向120は、全ての走査プローブ先端部114に対して実質的に同じである。
図9は、回避すべき範囲と整合したZ軸プローブ後退波形の発生であって、AFM移動のX及びY成分に関する波形の発生に重ね合わせられる当該Z軸プローブ後退波形の発生をフロー・チャート形式で示す。図10A及び図10Bは、図7A及び図7Cの波形を明瞭のため拡大し且つ上部を一部省いて(truncate)示す。図10Cは、X及びY方向の移動と関連した回避範囲に対する対応のZ軸作動を示す。図9を参照すると、回避すべき範囲のX及びY方向の程度は、その除外された範囲に対する制御行列206に関する発生ルーチン204に対するパラメータ入力202として与えられる。単純な矩形範囲は、この実施形態に対して図面に示されているが、しかし本発明に対する限定ではない。説明の目的のため、唯一つのプローブ先端部及びAFMの動作が本明細書では記述されている。制御電子装置が、図10B及び図10Cのそれぞれにおいて拡大した形式で示されたX位置に対する適切な波形178及びY位置に対する適切な波形176により駆動されるプローブ先端部のX/Y位置をモニタリングする(208)。プローブ先端部の位置が除外行列値に入った(210)場合、プローブは、AFMのZ軸制御により持ち上げられる(ステップ212)。次いで、X/Y位置をモニタリングして、プローブ先端部が除外行列値から離れているときを決定する(214)。なお、そのとき、プローブは、画像データの発生を再開するため下げられる(216)。
除外範囲は、図10Aにおいて、Y除外ゾーン218として、そして図10BにおいてX除外ゾーン220として図的に示されている。図10Cに示されるその結果生じるZ軸波形222は、除外範囲にあるとき、プローブ先端部を持ち上げるを示す。図8Cは、関心の様相112上に位置決めされ且つFA実験のため準備済みである走査プローブ先端部114を示す。
本発明の一実施形態の商業的に入手可能なバージョンは、MultiProbe,Inc.(所在:10E.Islay Street,Santa Barbara,CA93101)、即ち、本発明の譲受人から入手可能な原子間力プローブ(AFP)である。このシステムは、図2C又は図3Cに示されるように、数マイクロメートル以下である非常に近接した状態で走査プローブ先端部を配置することが可能である。このシステムは、図5に示されるように、3軸アクチュエータ150のためのフィードバック位置センサ152、及び支援型SPM制御電子装置146を有する。このシステムはまた、図6においてブロック図形式で示されるソフトウエア・ルーチンを実行する。3個の走査プローブ先端部114に対して、この顕微鏡は、図3に絵画的に示される動作を実行する。
更に商業的に入手可能な原子間力顕微鏡(AFM)は、Veeco Metrology Group(所在:112 Robin Hill Road,Santa Barbara,CA93117)から入手可能な支援型制御電子装置を備えるVeeco Metrology AFMヘッドである。この商業的に入手可能なシステムは、現在本発明を支持していないが、しかし、このシステムは、図5に示される構成要素を含む。これらの構成要素のうちの最も顕著なものは、3軸アクチュエータ150のためのフィードバック位置センサ152、及び支援型SPM制御電子装置146である。このシステムは、複数の走査プローブ先端部を非常に近接して配置する能力を持たない。
これまで、本発明を特許法により要求されるように詳細に説明したが、当業者は、本明細書に開示された特定の実施形態に対する変更及び代替を認めるであろう。そのような変更は、添付の特許請求の範囲に定義されるような本発明の範囲及び意図内にある。
図1Aは、関心の様相を走査し探査するため複数の走査プローブを逐次に走査する従来技術を示す。 図1Bは、関心の様相を走査し探査するため複数の走査プローブを逐次に走査する従来技術を示す。 図1Cは、関心の様相を走査し探査するため複数の走査プローブを逐次に走査する従来技術を示す。 図1Dは、関心の様相を走査し探査するため複数の走査プローブを逐次に走査する従来技術を示す。 図2Aから図2Cは、関心の様相を走査し探査するため複数の走査プローブを同時に走査するため本発明の一実施形態の使用を示す。 図3Aから図3Cは、3個のプローブに関する本発明の一実施形態を示す。 図4は、3つの走査プローブ先端部と試料とを上部から見た状態を示す。 図5Aは、本発明の一実施形態のハードウエア構成のブロック図である。 図5Bは、プローブ先端部及びカンチレバーの一実施形態の詳細側面図である。 図6Aは、本発明の一実施形態に関する或る一定の制御態様のソフトウエア実行に関するフロー・チャートである。 図6Bは、図6Aのフロー・チャートの続きである。 図7Aから図7Fは、記載の実施形態における幾らかの電気波形の概略図である。 図8Aから図8Cは、或る一定の範囲を避けながら関心の様相を走査し探査するため複数の走査プローブを同時に走査するため本発明の一実施形態の使用を示す。 図9は、或る範囲を回避するためのZ軸制御のソフトウエア実行に関するフロー・チャートである。 図10Aから図10Cは、図9で定義された制御ルーチンに関する制御信号を表す波形を示す。

Claims (9)

  1. 走査プローブ顕微鏡システムであって、
    各走査プローブがカンチレバーにより別個の原子間力顕微鏡(AFM)へ支持されている2つの走査プローブであって、各走査プローブが、対応する別個の空間基準角度を有するものと、
    前記AFMのうちの第1のAFMのための移動制御信号を発生する手段であって、当該移動制御信号が、駆動波形であるものと、
    前記AFMのうちの第2のAFMのために、オフセット移動制御信号を決定する手段であって、当該オフセット移動制御信号が、前記駆動波形を、回転マトリックスによって、空間基準角度に変換した結果であり、走査方向120a及び120bを、他の走査プローブ先端部と、常に平行で、かつ、ずれるように保持することによって、プローブ先端部が離間した関係で同時に移動することにより衝突を回避することで、当該オフセット移動制御信号が、第2のAFMによって支持されるプローブの、第1のAFMによって支持されるプローブへの、妨害の無い走査のために、第1のAFM及び第2のAFMの、第1の移動制御信号及び空間基準角度に対応するものであるものと、
    前記移動制御信号を受信するようにされる、第1のAFM内の制御手段と、
    前記オフセット移動制御信号を受信するようにされる、第2のAFM内の制御手段と、
    を備える走査プローブ顕微鏡システム。
  2. 走査プローブ顕微鏡システムであって、
    空間基準角度を有する2つの走査プローブであって、各走査プローブが、カンチレバーによって、原子間力顕微鏡(AFM)に支持されるものと、
    前記AFMのうちの第1のAFMのための移動制御信号を発生する手段であって、当該移動制御信号が、駆動波形であるものと、
    前記AFMのうちの第2のAFMのために、オフセット移動制御信号を決定する手段であって、当該オフセット移動制御信号が、前記駆動波形を、回転マトリックスによって、空間基準角度に変換した結果であり、走査方向120a及び120bを、他の走査プローブ先端部と、常に平行で、かつ、ずれるように保持することによって、プローブ先端部が離間した関係で同時に移動することにより衝突を回避することで、当該オフセット移動制御信号が、第2のAFMによって支持されるプローブの、第1のAFMによって支持されるプローブへの、妨害の無い走査のために、第1のAFM及び第2のAFMの、第1の移動制御信号及び空間基準角度に対応するものであるものと、
    前記移動制御信号を受信するようにされる、第1のAFM内の制御手段と、
    前記オフセット移動制御信号を受信するようにされる、第2のAFM内の制御手段と、
    を備える走査プローブ顕微鏡システム。
  3. 前記移動制御信号に応答する、前記第1のAFMによって支持される前記プローブによる走査と、前記オフセット移動制御信号に応答する、第2のAFMによって支持されるプローブによって同時に行われる走査が重なっている、請求項1に記載の走査プローブ顕微鏡システム。
  4. 前記オフセット移動制御信号を決定する手段が、各AFMに対するプラテン角度に等しい角度値に基づいて形成された回転変換マトリックスによって乗算するための手段を備える、
    請求項1に記載の走査プローブ顕微鏡システム。
  5. 第2のAFMによって支持されるプローブの走査が、第1のAFMによって支持されるプローブの走査と同時である、
    請求項1に記載の走査プローブ顕微鏡システム。
  6. 走査プローブ顕微鏡システムを制御する方法であって、
    前記走査プローブ顕微鏡システムが2つの走査プローブを有し、各走査プローブがカンチレバーにより別個の原子間力顕微鏡(AFM)へ支持されており、各走査プローブが、対応する別個の空間基準角度を有し、前記方法が、以下の、
    前記AFMのうちの第1のAFMのための移動制御信号を発生するステップであって、当該移動制御信号が、駆動波形であるものと、
    前記AFMのうちの第2のAFMのために、オフセット移動制御信号を決定するステップであって、当該オフセット移動制御信号が、前記駆動波形を、回転マトリックスによって、空間基準角度に変換した結果であり、走査方向120a及び120bを、他の走査プローブ先端部と、常に平行で、かつ、ずれるように保持することによって、プローブ先端部が離間した関係で同時に移動することにより衝突を回避することで、当該オフセット移動制御信号が、第2のAFMによって支持されるプローブの、第1のAFMによって支持されるプローブへの、妨害の無い走査のために、第1のAFM及び第2のAFMの、第1の移動制御信号及び空間基準角度に対応するものであるものと、
    第1のAFM内で、前記移動制御信号の受信を制御するステップと、
    第2のAFM内で、前記オフセット移動制御信号の受信を制御するステップと、
    を含む方法。
  7. 前記移動制御信号に応答する、前記第1のAFMによって支持される前記プローブによる走査と、前記オフセット移動制御信号に応答する、第2のAFMによって支持されるプローブによって同時に行われる走査が重なっている、請求項6に記載の方法。
  8. 前記オフセット移動制御信号を決定するステップが、各AFMに対するプラテン角度に等しい角度値に基づいて形成された回転変換マトリックスによって乗算するためのステップを含む、
    請求項6に記載の方法。
  9. 第2のAFMによって支持されるプローブの走査が、第1のAFMによって支持されるプローブの走査と同時である、
    請求項6に記載の方法。
JP2004519973A 2002-07-08 2003-07-07 複数の走査プローブのソフトウエア同期化 Expired - Lifetime JP4628099B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US39441402P 2002-07-08 2002-07-08
PCT/US2003/021223 WO2004006302A2 (en) 2002-07-08 2003-07-07 Software synchronization of multiple scanning probes

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005532555A JP2005532555A (ja) 2005-10-27
JP4628099B2 true JP4628099B2 (ja) 2011-02-09

Family

ID=30115719

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004519973A Expired - Lifetime JP4628099B2 (ja) 2002-07-08 2003-07-07 複数の走査プローブのソフトウエア同期化

Country Status (6)

Country Link
US (3) US6880389B2 (ja)
EP (1) EP1520292B1 (ja)
JP (1) JP4628099B2 (ja)
CN (1) CN100477067C (ja)
AU (1) AU2003256451A1 (ja)
WO (1) WO2004006302A2 (ja)

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2003256451A1 (en) * 2002-07-08 2004-01-23 Multiprobe, Inc. Software synchronization of multiple scanning probes
US7633655B2 (en) * 2003-10-10 2009-12-15 Yuping Yang Optical imaging device
US7415868B2 (en) * 2005-03-21 2008-08-26 Multiprobe, Inc. Deconvolving tip artifacts using multiple scanning probes
US7205237B2 (en) * 2005-07-05 2007-04-17 International Business Machines Corporation Apparatus and method for selected site backside unlayering of si, GaAs, GaxAlyAszof SOI technologies for scanning probe microscopy and atomic force probing characterization
DE102006006255A1 (de) * 2006-02-10 2007-08-23 Atg Test Systems Gmbh Fingertester zum Prüfen von unbestückten Leiterplatten und Verfahren zum Prüfen unbestückter Leiterplatten mit einem Fingertester
JP2007218803A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Research Institute Of Biomolecule Metrology Co Ltd 走査型プローブ顕微鏡システム及び観察方法
US7406860B2 (en) 2006-04-28 2008-08-05 Seagate Technology Llc Atomic force microscopy scanning and image processing
JP2009192216A (ja) * 2006-07-28 2009-08-27 National Institute For Materials Science 走査型プローブ顕微鏡及びその探針相対位置測定方法
JP2008089510A (ja) * 2006-10-04 2008-04-17 Research Institute Of Biomolecule Metrology Co Ltd 走査型プローブ顕微鏡、走査型プローブ顕微鏡用のプローブ、及び検査方法
JP4859789B2 (ja) * 2007-08-22 2012-01-25 株式会社堀場製作所 走査型プローブ顕微鏡及びその探針衝突回避方法
JP5226481B2 (ja) * 2008-11-27 2013-07-03 株式会社日立ハイテクサイエンス 自己変位検出型カンチレバーおよび走査型プローブ顕微鏡
EP2447723A4 (en) 2009-06-23 2014-01-15 Univ Kyoto SCANNING MICROSCOPE PROBE AND PROTEST PROXIMITY DETECTION METHOD THEREOF
US9586817B2 (en) 2011-07-28 2017-03-07 Seagate Technology Llc Semi-auto scanning probe microscopy scanning
US20130081159A1 (en) * 2011-07-29 2013-03-28 Seagate Technology Llc Advanced atomic force microscopy scanning for obtaining a true shape
GB201215546D0 (en) 2012-08-31 2012-10-17 Infinitesima Ltd Multiple probe detection and actuation
WO2014210083A2 (en) 2013-06-24 2014-12-31 Dcg Systems, Inc. Probe-based data collection system with adaptive mode of probing controlled by local sample properties
JP2017526167A (ja) 2014-06-25 2017-09-07 ディーシージー システムズ、 インコーポレイテッドDcg Systems Inc. 電子装置のナノプロービングのための装置及び方法
US9581617B2 (en) 2015-02-11 2017-02-28 Korea Advanced Institute Of Science And Technology Apparatus for scanning nano structure with plural AFM probes and method thereof
KR101718900B1 (ko) * 2015-02-11 2017-03-23 한국과학기술원 복수의 afm 탐침을 가지는 나노 구조체 스캔장치와 방법
US10712364B2 (en) 2015-11-03 2020-07-14 Board Of Regents, The University Of Texas Systems Metrology devices for rapid specimen setup
US20180321276A1 (en) * 2015-11-03 2018-11-08 Board Of Regents, The University Of Texas System Metrology devices and methods for independently controlling a plurality of sensing probes
US10139429B2 (en) 2017-03-24 2018-11-27 Fei Company Method for calibrating and imaging using multi-tip scanning probe microscope
CN106842000B (zh) * 2017-03-31 2020-02-07 北京半导体专用设备研究所(中国电子科技集团公司第四十五研究所) 飞针测试机运动防撞机构
DE102017109455A1 (de) * 2017-05-03 2018-11-08 Carl Zeiss Microscopy Gmbh Mikroskopsystem und Verfahren zur Zeitsteuerung von Abläufen in einem Mikroskopsystem
CN107907712B (zh) * 2017-11-08 2019-10-25 中国科学院物理研究所 用于多探针stm的分时复用控制装置及多探针stm
CN112394199A (zh) * 2019-08-16 2021-02-23 长鑫存储技术有限公司 原子力显微镜及其测量方法
US10873339B1 (en) * 2019-12-24 2020-12-22 Ipgreat Incorporated On-chip pattern generator for high speed digital-to-analog converter

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3679319D1 (de) * 1986-05-27 1991-06-20 Ibm Speichereinheit mit direktem zugriff.
DE3854173T2 (de) * 1987-08-25 1995-11-30 Canon Kk Codiereinrichtung.
JP2566794B2 (ja) * 1987-10-15 1996-12-25 セイコー電子工業株式会社 走査型トンネル顕微鏡の測定方法
US4956817A (en) * 1988-05-26 1990-09-11 Quanscan, Inc. High density data storage and retrieval system
JPH0298896A (ja) * 1988-10-05 1990-04-11 Olympus Optical Co Ltd 記憶装置
US4924091A (en) * 1989-02-01 1990-05-08 The Regents Of The University Of California Scanning ion conductance microscope
JP2945090B2 (ja) * 1990-07-09 1999-09-06 キヤノン株式会社 エンコーダ
JPH06201369A (ja) * 1992-12-28 1994-07-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 走査プローブ顕微鏡のマルチプローブヘッド
JP3581421B2 (ja) * 1995-02-23 2004-10-27 キヤノン株式会社 情報処理装置
JP4190582B2 (ja) * 1997-05-20 2008-12-03 徹雄 大原 原子間測定技術
US6028305A (en) * 1998-03-25 2000-02-22 Board Of Trustees Of The Leland Stanford Jr. University Dual cantilever scanning probe microscope
JP2001024038A (ja) * 1999-07-05 2001-01-26 Hitachi Ltd プローブの位置決め方法および装置およびこれを利用した部材の評価方法
US6545492B1 (en) * 1999-09-20 2003-04-08 Europaisches Laboratorium Fur Molekularbiologie (Embl) Multiple local probe measuring device and method
US6583411B1 (en) * 2000-09-13 2003-06-24 Europaisches Laboratorium Für Molekularbiologie (Embl) Multiple local probe measuring device and method
US6516528B1 (en) * 2000-10-24 2003-02-11 Advanced Micro Devices, Inc. System and method to determine line edge roughness and/or linewidth
JP3819230B2 (ja) * 2000-10-31 2006-09-06 シャープ株式会社 マルチプローブ型走査プローブ顕微鏡装置およびそれを用いた試料表面評価方法
AU2003256451A1 (en) * 2002-07-08 2004-01-23 Multiprobe, Inc. Software synchronization of multiple scanning probes

Also Published As

Publication number Publication date
AU2003256451A1 (en) 2004-01-23
JP2005532555A (ja) 2005-10-27
EP1520292B1 (en) 2013-10-09
WO2004006302A3 (en) 2004-05-13
US20040025578A1 (en) 2004-02-12
WO2004006302A2 (en) 2004-01-15
US6880389B2 (en) 2005-04-19
US7444857B2 (en) 2008-11-04
CN1666312A (zh) 2005-09-07
EP1520292A4 (en) 2008-05-21
US6951130B2 (en) 2005-10-04
EP1520292A2 (en) 2005-04-06
US20050097944A1 (en) 2005-05-12
US20060032296A1 (en) 2006-02-16
CN100477067C (zh) 2009-04-08
AU2003256451A8 (en) 2004-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4628099B2 (ja) 複数の走査プローブのソフトウエア同期化
US10107832B2 (en) Fully digitally controller for cantilever-based instruments
CN102844666B (zh) 操作扫描探针显微镜的方法和装置
US8732861B2 (en) Control system for a scanning probe microscope
Mick et al. Combined nanorobotic AFM/SEM system as novel toolbox for automated hybrid analysis and manipulation of nanoscale objects
Dri et al. The new FAST module: A portable and transparent add-on module for time-resolved investigations with commercial scanning probe microscopes
KR20120125392A (ko) 포텐셜 취득 장치, 자장 현미경, 검사 장치 및 포텐셜 취득 방법
JP4243403B2 (ja) 走査型プローブ顕微鏡の走査方法
TW202020458A (zh) 大面積的高速原子力輪廓測定儀
KR101031135B1 (ko) 복수의 스캐닝 프로브들의 소프트웨어 동기화
JP5806457B2 (ja) 表面分析装置
Kim et al. Shaped input for reducing crosstalk of two-axis MEMS scanners
WANG et al. A Simple Scanning Method Based on a Sinusoidal Waveform for High Speed Atomic Force Microscopy.
Huang et al. Experimental verification of high speed AFM through local raster scanning
JP2002014025A (ja) プローブの走査制御装置、該走査制御装置による走査型プローブ顕微鏡、及びプローブの走査制御方法、該走査制御方法による測定方法
Rivera Development of a state-of-the-art atomic force microscope for improved force spectroscopy
WO2022258084A1 (en) A method of examining a sample in an atomic force microscope
JP4131806B2 (ja) 走査型プローブ顕微鏡の測定方法
Lau Comparative Study of Constant Height Mode and Constant Detection Mode in Atomic Force Microscopy (AFM) Imaging.
JPH08248040A (ja) 走査型プローブ顕微鏡およびその測定方法
Saucedo Advances in Atomic Force Microscopy Towards Nanoscale Scanning
JPH0668834A (ja) トンネルスペクトロスコピー
JPH08201404A (ja) 走査型プローブ顕微鏡装置
JPH09178758A (ja) 走査型プローブ顕微鏡

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060607

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081201

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090302

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090309

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090407

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091130

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100301

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100308

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100527

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101012

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101109

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131119

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4628099

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term