JP4627234B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、特にジャムからの復帰に関するものである。
上述のような用途に使用される画像形成装置で、電子写真によるものでは、ジャムは加熱定着部で発生することが多く、また加熱定着部で発生すると、加熱ローラや加圧ローラに未定着トナーが付着する可能性が高い。具体的には、用紙がレジストローラを通過してから、加熱定着部を通過しない定着部未到達ジャムで、用紙が加熱ローラに巻き付き気味に排出され、定着ローラから定着部用紙センサの間で蛇腹状態となって詰まってしまう現象については、特に定着ローラに汚れを残す度合が大きい。また、加熱定着部に予め定める時間以上に亘って用紙が滞留する定着部滞留時間超過ジャムでは、該加熱定着部に用紙が噛みこんだ状態で装置が停止するので、用紙上の未定着トナーが定着ローラに付着する度合が大きい。
このように加熱ローラや加圧ローラに汚れが付着するケースの殆どが加熱定着部におけるジャムによるものであり、ジャムによって汚れが付着した場合、特にジャムを解除した直後の数枚に亘って汚れが付着し、印字品質を低下させてしまうという問題がある。
一方、特許文献1には、定着ローラへのオイルの塗布等、トナーが定着ローラ上に残留しないようにするのではなく、白紙を通紙することで残留したトナーを定着ローラから転写することで除去するようにしたクリーニング方法が示されている。
特開2003−149979号公報
上述の従来技術では、使用者またはサービスマンが操作部から実行を指示した場合にクリーニング動作が手動で実行される方法と、所定の時間または所定の印字枚数を経過した場合に自動実行される方法とが提案されている。そして、いずれの方法も、装置本体が印字を行なわないスタンバイ状態においてクリーニング動作が実行される。
したがって、前記クリーニング動作が手動で実行される場合には、使用者がクリーニング動作を認識していなかった場合、動作が行われず、従来通りジャムを解除した直後の数枚に亘って汚れが付着し、印字品質が低下してしまうという問題がある。また、前記クリーニング動作が自動で実行される場合には、ジャム発生直後の画像汚れに対しては効果がなく、また前記所定の時間または所定の印字枚数に達するまでの期間内におけるジャムの発生頻度によって、ローラの汚れ具合は大きく異なるにも関わらず、クリーニングが行われる間隔が一定であるので、汚れがひどいにも関わらずクリーニングされない状態が継続して印字品質が低下したり、あまり汚れていないにも関わらずクリーニングを実施してしまい、用紙の無駄が生じるという問題がある。
さらにまた、スタンバイ状態でしかクリーニング動作が行われない場合、ジョブの途中でジャムが発生すると、復帰した際に、先ず残りのジョブを行ってしまい、その後にクリーニングを行うことになり、残りのジョブでの印字品質が低下するという問題もある。
本発明の目的は、ジャムからの復帰時に、簡単かつ適切にクリーニングを行うことができる画像形成装置を提供することである。
本発明の画像形成装置は、用紙上にトナー像を形成する画像形成部と、前記画像形成部で形成されたトナー像を加熱溶融し、用紙上に固着する加熱定着部と、前記画像形成部への用紙の搬送を制御するレジストローラと、前記レジストローラの上流側で用紙の給送を検出するレジスト前搬送センサと、前記加熱定着部の下流側で該加熱定着部から排出される用紙を検出する定着部搬送センサと、画像形成プロセスの制御を行うプロセス制御手段とを備えている画像形成装置において、前記プロセス制御手段は、前記レジスト前搬送センサで用紙の給送が検出された後、前記定着部搬送センサで用紙の通過が検出されないときに、ジャムの発生を検知し、そのジャムからの復帰時には、トナー像を形成した画像データから、そのジャムの発生した用紙の先端から予め定める範囲の印字率を算出し、前記印字率が予め定める値以上であると、ナー像の形成されていない用紙を排出させ、もしくはその用紙の排出要求を使用者に報知させるクリーニング処理を行い、前記印字率が予め定める値未満であると、前記クリーニング処理を行わないことを特徴とする。
上記の構成によれば、画像形成部で用紙上に形成されたトナー像を、加熱定着部で加熱定着する画像形成装置において、画像形成プロセスの制御を行うプロセス制御手段は、ジャムからの復帰時には、トナー像を形成した画像データから、そのジャムの発生した用紙への印字率を算出し、前記印字率が予め定める値以上であると、前記画像形成部から加熱定着部を通して、トナー像の形成されていない用紙を排出させる白紙通紙を行わせ、もしくはその白紙通紙の要求を表示手段などから使用者に報知させるクリーニング処理を行う。
したがって、ジャムによって加熱定着部の加熱ローラに未定着トナーが付着してしまっても、前記白紙通紙を行うことで、残留トナーを除去して清掃することが可能になる。その際、自動的に白紙通紙を行ったり、使用者に白紙通紙を行うことを促したりすることで、簡単かつ適切にクリーニングを行い、ジャムリカバリ後の印字品質を向上することができる。また、ジャムが発生しても、前記プロセス制御手段は、印字率が予め定める値未満で加熱ローラに未定着トナーが殆ど付着していないと考えられる場合には、前記クリーニング処理を行わないようにするので、残留トナーを除去する白紙通紙を適切に行うことができる。また、スタンバイ状態でなくてもクリーニング動作が実行されるので、ジョブの途中でジャムを発生した場合に、ジャムから復帰すると、直ちにクリーニングを行い、その後に残りのジョブを行うことになり、常に良好な印字品質を確保することもできる。
また、ジャムが発生しても、その発生箇所によっては加熱ローラに未定着トナーが付着しない場合もあり、このため搬送路上のレジストローラの上流側および前記加熱定着部の下流側にジャム検出用の用紙通過センサを設置し、前記プロセス制御手段は、レジストローラの上流側のセンサで用紙の給送が検出され(ON)た後、加熱定着部の下流側のセンサで用紙の通過が検出されない(OFFのまま)定着部未到達ジャムであるときには、用紙上の未定着トナー像が定着ローラに付着する可能性が高く、この場合に、特に用紙の先端からの印字率は加熱ローラの汚れ方に影響するので、さらにジャムの発生した用紙の先端から予め定める範囲の印字率を算出し、前記印字率が予め定める値以上であると、前記白紙通紙を行わせ、もしくはその白紙通紙の要求を使用者に報知するクリーニング処理を行う。一方、レジストローラの上流側の用紙通過センサで用紙が検出されないレジスト部未到達ジャムであるときには、未定着トナー像が定着ローラ上に付着する可能性は低く、これらの場合には前記クリーニング処理を行わないようにする。したがって、残留トナーを除去する白紙通紙を適切に行うことができる。
また、本発明の画像形成装置では、前記プロセス制御手段は、前記ジャムの発生した用紙全体の印字率に応じて、トナー像の形成されていない用紙を排出させる枚数を決定することを特徴とする。
上記の構成によれば、印字率、したがって加熱ローラの汚れ方に応じた枚数だけ白紙通紙を行うことになる。
したがって、白紙通紙に使用されて無駄になる用紙を最小限の枚数としつつ、確実に汚れを除去することができる。
さらにまた、本発明の画像形成装置は、フルカラーの画像形成装置であり、前記印字率は、各色成分の合計であることを特徴とする。
上記の構成によれば、フルカラーの画像形成装置の場合、加熱ローラの汚れ方は、各色成分の印字率の合計となるので、フルカラーに適切に対応することができる。
また、本発明の画像形成装置では、ナー像の形成されていない用紙の排出先および取込み先のトレイの少なくとも一方を前記プロセス制御手段に指定する選択手段をさらに備えることを特徴とする。
上記の構成によれば、前記白紙通紙に用いる用紙の給紙元のトレイおよび排出先のトレイの少なくとも一方を選択手段から指定することができる。
したがって、白紙通紙に普段は使用しない安価な用紙を使用したり、通常の印字物に紛れ込んだりしないようにすることができる。
さらにまた、本発明の画像形成装置は、前記ジャムからの復帰時に、ナー像の形成されていない用紙を排出させるか、その用紙の排出要求を使用者に報知するかを前記プロセス制御手段に設定する設定手段をさらに備えることを特徴とする。
上記の構成によれば、設定手段への使用者の操作やサービスマンの操作によって、クリーニング処理として、前記白紙通紙を自動実行するか、もしくは白紙通紙の実行を使用者に報知して促すかを切換え可能とする。
したがって、要求に応じたクリーニング処理を行うことができる。
本発明の画像形成装置は、以上のように、用紙上に形成されたトナー像を加熱溶融し、用紙上に固着する加熱定着部を備えている画像形成装置において、プロセス制御手段は、ジャムからの復帰時には、トナー像を形成した画像データから、そのジャムの発生した用紙の先端から予め定める範囲の印字率を算出し、前記印字率が予め定める値以上であると、トナー像を形成する画像形成部から加熱定着部を通して、トナー像の形成されていない用紙を排出させる白紙通紙を行わせ、もしくはその白紙通紙の要求を表示手段などから使用者に報知させるクリーニング処理を行う。
それゆえ、ジャムによって加熱定着部の加熱ローラに未定着トナーが付着してしまっても、前記白紙通紙を行うことで、残留トナーを除去して清掃することが可能になる。その際、自動的に白紙通紙を行ったり、使用者に白紙通紙を行うことを促したりすることで、簡単かつ適切にクリーニングを行い、ジャムリカバリ後の印字品質を向上することができる。また、ジャムが発生しても、前記プロセス制御手段は、前記ジャムの発生した用紙の先端から予め定める範囲の印字率が予め定める値未満で加熱ローラに未定着トナーが殆ど付着していないと考えられる場合には、前記クリーニング処理を行わないようにするので、残留トナーを除去する白紙通紙を適切に行うことができる。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の一形態に係る画像形成装置1の構造を示す縦断面図である。この画像形成装置1は、プリンタとして使用され、また画像読取り装置と連動することで複写機としても使用可能であり、ファクシミリ用の基板を増設し、通信線を接続することで、ファクシミリとしての使用も可能となる。
この画像形成装置1は、給排紙共に複数のトレイ2,3;4,5を備え、また下方には縦搬送路6によって大容量の給紙トレイが増設可能となっている。本体トレイ2および手差しトレイ3からピックアップローラ11,12によって取出された用紙ならびに前記縦搬送路6から供給された用紙は、搬送ローラ13からレジスト前搬送センサ14を介して、レジストローラ15へ供給される。このレジストローラ15で画像形成部20とのタイミング合わせおよび斜行が補正された用紙は、前記画像形成部20へ給送される。
前記画像形成部20では、図示しないクリーニングユニットによって感光体ドラム21の帯電電荷および残留トナーが除去され、帯電ローラ22によって前記感光体ドラム21が予め定める高電圧に帯電され、露光ユニット23によって形成すべき画像に対応した光が露光されて前記感光体ドラム21に静電潜像が形成され、現像ユニット24によってトナー像に顕像化された後、転写ローラ25によって前記トナー像が用紙に転写される。
前記画像形成部20から排出された用紙は、加熱定着部30へ搬送され、ヒーターランプ31で加熱された加熱ローラ32およびそれに対向する加圧ローラ33によって加熱・加圧されることで該用紙に前記トナー像が固着し、定着部搬送センサ34から排出方向切換えガイド35を通過して、本体後部排出トレイ4または本体上部排出トレイ5に排出される。
上述のような用紙搬送路において、レジストローラ15の上流側に設けられる前記レジスト前搬送センサ14および加熱定着部30の下流側に設けられる定着部搬送センサ34は、接触式の用紙通過検知センサであり、タイミング検出とともに、ジャム検出のためにも用いられる。用紙の搬送タイミングとこれらのセンサ14,34の検出状態とを比較することで、レジスト部未到達ジャム、レジスト部滞留時間超過ジャム、定着部未到達ジャム、定着部滞留時間超過ジャムの4状態を検出可能である。
具体的には、前記レジスト前搬送センサ14で用紙の給送が検出された後、定着部搬送センサ34で用紙の通過が検出されない場合は定着部未到達ジャムと判定する。また、前記レジスト前搬送センサ14で用紙の給送が検出され、後端が検出された(ON→OFF)タイミングから、定着部搬送センサ34までの搬送経路および搬送速度から求められる通過タイミングを予め定める時間以上経過しても該定着部搬送センサ34で用紙の後端が検出されない(ONのまま)場合は、定着部滞留時間超過ジャムと判定する。さらにまた、前記レジスト前搬送センサ14で用紙が検出されない場合はレジスト部未到達ジャムと判定する。また、前記レジスト前搬送センサ14で予め定める時間以上に亘る用紙の滞留が検出された場合はレジスト部滞留時間超過ジャムと判定する。
図2は、上述のように構成される画像形成装置1の電気的構成を示すブロック図である。電気的構成としては、大略的に、操作部41と、表示部42と、エンジン制御部43と、エンジン駆動部44と、エンジン状態検出部45と、画像処理部46とを備えて構成される。
前記エンジン状態検出部45は、前記センサ14,34を含めた各種センサやスイッチの状態を適宜監視し、エンジン制御部43に通知する。前記エンジン制御部43は、プロセス制御手段を構成し、マイクロコンピュータおよびその周辺回路などから成り、前記エンジン状態検出部45からの状態信号、操作部41からの操作入力信号、画像処理部46からの画像描画制御信号等を入力とし、それらを適切に処理した上で、エンジン駆動部44に駆動信号を出力するとともに、画像処理部46のタイミング制御やモード設定を行い、また表示部42に動作状態や使用者への指示を表示させる。
前記画像処理部46は、外部インターフェース(図示せず)から入力された画像情報を前記露光ユニット23の露光信号に変換し、エンジン駆動部44を駆動する。この画像処理部46は、印字用紙1ページ当りの印字率や、予め指定した特定の領域内の印字率を算出することが可能である。
本発明では、前記エンジン制御部43は、通常時には上述のようにエンジン駆動部44や画像処理部46を制御するとともに、表示部42に表示を行わせる。これに対して、注目すべきは、前記エンジン制御部43は、印字動作中のセンサ14,34の検出状態をエンジン状態検出部45に検出させ、加熱定着部30においてジャムが発生したと判断した場合、画像処理部46から取得したジャム用紙の印字率情報に応じて、ジャム解除直後に、白紙通紙によるローラ32,33のクリーニングモードを自動実行し、または表示部42にクリーニングモードの実行要求を自動表示することである。
なお、検出センサ14,34の検出状態から前記エンジン制御部43で検出できるのは、前述のようにレジスト部未到達ジャム、レジスト部滞留時間超過ジャム、定着部未到達ジャム、定着部滞留時間超過ジャムの4状態であるけれども、上述のようなクリーニングモードの自動実行やクリーニングモードの実行要求の自動表示は、加熱定着部30の加熱ローラ32および加圧ローラ33に対して汚れを付着させる可能性のある定着部未到達ジャムおよび定着部滞留時間超過ジャムの場合に行われる。
図3は、クリーニングモードを自動実施する場合のエンジン制御部43における処理の流れを示すフローチャートである。このクリーニングモードは、ジャムが発生すると開始され、そのジャムの発生は、たとえば以下のようにして予め判定されている。前記レジスト前搬送センサ14で用紙の給送が検出されると、タイマ割込みを発生してカウント動作を開始し、予め定める第1の時間が経過しても定着部搬送センサ34で用紙の通過が検出されない場合は前記定着部未到達ジャムと判定する。また、前記レジスト前搬送センサ14で用紙の給送が検出されるとカウント動作を開始し、前記第1の時間内で前記定着部搬送センサ34で用紙が検出されると、タイマ割込みを発生して一旦カウント値をリセットした後、再びカウント動作を開始し、予め定める第2の時間以上用紙が検出され続けると、前記定着部滞留時間超過ジャムと判定する。さらにまた、画像形成動作を開始した時点でタイマ割込みを発生してカウント動作を開始し、予め定める第3の時間が経過しても前記レジスト前搬送センサ14で用紙が検出されない場合は、レジスト部未到達ジャムと判定する。また、画像形成動作を開始した時点でタイマ割込みを発生してカウント動作を開始し、前記第3の時間内で前記レジスト前搬送センサ14で用紙が検出されると、タイマ割込みを発生して一旦カウント値をリセットした後、再びカウント動作を開始し、予め定める第4の時間以上用紙が検出され続けると、前記レジスト部滞留時間超過ジャムと判定している。
こうしてジャムの発生が検知されるとステップS1に移り、定着部搬送センサ34が用紙を検出しているか否かが判断され、検出している場合には、加熱定着部30に用紙が滞留している定着部滞留時間超過ジャムと判定してステップS4に移り、検出していない場合には、他のジャムと判定してステップS2に移る。
ステップS2では、ジャム要因が前記定着部搬送センサ34まで用紙の先端が未到達である定着部未到達ジャムであるか否かが判断され、定着部未到達ジャムでない場合は、他のセンサの検知による前記レジスト部未到達ジャムまたはレジスト部滞留時間超過ジャムと判定して処理を終了する。
ステップS3では、ジャム要因となった用紙の先端から30mm以内の範囲における印字率を画像処理部46から取得し、50%以上ある場合には前記ステップS4に移り、50%未満の場合は処理を終了する。これは、定着部未到達ジャムが発生した場合には、加熱ローラ32の前でジャムが発生する場合と、加熱ローラ32から排出される時点で該加熱ローラ32側に用紙が巻き付き蛇腹状態となることで定着部搬送センサ34へ到達不能となる場合とが考えられ、後者の場合は先端部分のトナー濃度が高い程その発生確率が高くなるので、先端部の印字率によってジャム位置を推定することが可能になるためである。
続いてステップS4では、ジャム要因となった用紙のページ全体の印字率を画像処理部46から取得し、表1に従ってジャム処理後の白紙通紙枚数xを決定し、ステップS5に移る。
Figure 0004627234
ステップS5では、前記白紙通紙枚数xが0枚より大きいか否かが判断され、0であれば処理を終了し、xが1枚以上の白紙通紙を行う場合はステップS6に移る。ステップS6では、ジャム状態が解除されるまで待機し、解除されるとステップS7に移る。ステップS7では、クリーニングモードの自動実行が許可されているか否かが判断され、許可されている場合はステップS11に移り、禁止されている場合はステップS8に移る。ステップS8では、クリーニングモードの実行要求の自動通知が許可されているか否かが判断され、許可されている場合はステップS9に移り、禁止されている場合、すなわち無条件でクリーニングモードが禁止されている場合は処理を終了する。
ステップS9では、前記クリーニングモードの実行要求が表示部42に表示され、ステップS10で、操作部41から、実行許可/キャンセルが入力待ちとなる。ステップS10で実行を許可された場合はステップS11に移り、キャンセルされた場合は処理を終了する。ステップS11では、予め設定された給紙段の用紙をx枚給紙し、画像形成を行なわずに、予め設定された排紙トレイに対して排出して処理を終了する。
このように構成することで、ジャムによって加熱定着部30の加熱ローラ32に未定着トナーが付着してしまっても、白紙通紙を行うクリーニングモードを実行することで、残留トナーを除去して清掃することが可能になる。その際、クリーニングモードを自動実行するか、またはクリーニングモードの実行要求の自動表示を行うことで、使用者に負担をかけることなく、簡単かつ適切にクリーニングを行い、ジャムリカバリ後の印字品質を向上することができる。また、スタンバイ状態でなくてもクリーニング動作が実行されるので、ジョブの途中でジャムを発生した場合に、ジャムから復帰すると、直ちにクリーニングを行い、その後に残りのジョブを行うことになり、常に良好な印字品質を確保することもできる。
また、ジャムが発生しても、その発生箇所によっては加熱ローラ32に未定着トナーが付着しない場合もあり、このため搬送路上のレジストローラ15の上流側および加熱定着部30の下流側にレジスト前搬送センサ14および定着部搬送センサ34をそれぞれ設置し、レジスト前搬送センサ14で用紙の給送が検出された後、定着部搬送センサ34で用紙の通過が検出されない定着部未到達ジャムであるとき、および定着部搬送センサ34で予め定める時間以上に亘る用紙の滞留が検出された定着部滞留時間超過ジャムに関しては、用紙上の未定着トナー像が加熱ローラ32に付着する可能性が高く、これらの場合に前記エンジン制御部43は前記クリーニングモードの自動実行やクリーニングモードの実行要求の自動表示を行う一方、レジスト前搬送センサ14で用紙が検出されないレジスト部未到達ジャムであるとき、および予め定める時間以上に亘る用紙の滞留が検出されたレジスト部滞留時間超過ジャムに関しては、未定着トナー像が加熱ローラ32上に付着する可能性は低く、これらの場合には前記クリーニングモードの自動実行やクリーニングモードの実行要求の自動表示を行わないようにするので、残留トナーを除去するクリーニングモードを適切に行うことができる。
さらにまた、前記エンジン制御部43は、ジャムの発生を検知すると、トナー像を形成した画像データから、そのジャムの発生した用紙への印字率を算出し、前記印字率が予め定める値以上(用紙の先端から30mm以内の印字率が50%以上)であると前記クリーニングモードの自動実行やクリーニングモードの実行要求の自動表示を行い、印字率が予め定める値未満で加熱ローラ32に未定着トナーが殆ど付着していないと考えられる場合には前記クリーニングモードの自動実行やクリーニングモードの実行要求の自動表示を行わないようにするので、残留トナーを除去するクリーニングモードを適切に行うことができる。
また、前記エンジン制御部43は、ジャム要因となった用紙のページ全体の印字率に応じて、白紙通紙の枚数を決定するので、加熱ローラ32の汚れ方に応じた枚数だけ白紙通紙を行うことになり、白紙通紙に使用されて無駄になる用紙を最小限の枚数としつつ、確実に汚れを除去することができる。
さらにまた、前記エンジン制御部43には、前記白紙通紙に用いる用紙の給紙元のトレイおよび排出先のトレイの少なくとも一方を、選択手段である操作部41によって指定可能となっているので、白紙通紙に普段は使用しない安価な用紙を使用したり、通常の印字物に紛れ込んだりしないようにすることができる。また、そのトレイの選択は、上述のように予め指定されているだけでなく、クリーニングモードの実施時に用紙のある給紙元と、空いている排紙先とを自動で設定するようにしてもよい。
また、前記エンジン制御部43には、ジャムからの復帰時に、前記クリーニングモードを自動実行するか、クリーニングモードの実行要求の自動表示を行うかが、設定手段である操作部41によって指定可能となっているので、要求に応じてクリーニングモードを行うことができる。
なお、本発明の最小限の構成としては、前記ステップS1,S2,S6,11が行われればよい。
また、上述の説明では、印字率に応じて白紙通紙の枚数xを決定しているけれども、前記表1から明らかなように、低印字率でのジャムが続くと、ジャムが発生しているにも拘わらず、クリーニング処理が行なわれない状態になる可能性がある。そこで、ジャムの発生回数が予め定める回数となり、加熱ローラ32に未定着トナーが或る程度付着していると考えられる回数だけジャムが発生した時点で、前記クリーニング処理を行うようにしてもよい。これによって、クリーニング処理の回数を最小限に抑えることができる。
さらにまた、フルカラーの画像形成装置に本発明を適用する場合、加熱ローラ32の汚れ方は、ブラック/マゼンタ/シアン/イエローの各色成分の印字率の合計となるので、前記印字率は、各色成分の合計とすればよい。これによって、フルカラーに適切に対応することができる。
本発明の実施の一形態に係る画像形成装置の構造を示す縦断面図である。 本実施の画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。 クリーニングモードを自動実施する場合のエンジン制御部における処理の流れを示すフローチャートである。
1 画像形成装置
2 本体トレイ
3 手差しトレイ
4 本体後部排出トレイ
5 本体上部排出トレイ
6 縦搬送路
11,12 ピックアップローラ
13 搬送ローラ
14 レジスト前搬送センサ
15 レジストローラ
20 画像形成部
21 感光体ドラム
22 帯電ローラ
23 露光ユニット
24 現像ユニット
25 転写ローラ
30 加熱定着部
31 ヒーターランプ
32 加熱ローラ
33 加圧ローラ
34 定着部搬送センサ
35 排出方向切換えガイド
41 操作部
42 表示部
43 エンジン制御部
44 エンジン駆動部
45 エンジン状態検出部
46 画像処理部

Claims (5)

  1. 用紙上にトナー像を形成する画像形成部と、前記画像形成部で形成されたトナー像を加熱溶融し、用紙上に固着する加熱定着部と、前記画像形成部への用紙の搬送を制御するレジストローラと、前記レジストローラの上流側で用紙の給送を検出するレジスト前搬送センサと、前記加熱定着部の下流側で該加熱定着部から排出される用紙を検出する定着部搬送センサと、画像形成プロセスの制御を行うプロセス制御手段とを備えている画像形成装置において、
    前記プロセス制御手段は、前記レジスト前搬送センサで用紙の給送が検出された後、前記定着部搬送センサで用紙の通過が検出されないときに、ジャムの発生を検知し、そのジャムからの復帰時には、トナー像を形成した画像データから、そのジャムの発生した用紙の先端から予め定める範囲の印字率を算出し、前記印字率が予め定める値以上であると、ナー像の形成されていない用紙を排出させ、もしくはその用紙の排出要求を使用者に報知させるクリーニング処理を行い、前記印字率が予め定める値未満であると、前記クリーニング処理を行わないことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記プロセス制御手段は、前記ジャムの発生した用紙全体の印字率に応じて、トナー像の形成されていない用紙を排出させる枚数を決定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. フルカラーの画像形成装置であり、
    前記印字率は、各色成分の合計であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. ナー像の形成されていない用紙の排出先および取込み先のトレイの少なくとも一方を前記プロセス制御手段に指定する選択手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記ジャムからの復帰時に、ナー像の形成されていない用紙を排出させるか、その用紙の排出要求を使用者に報知するかを前記プロセス制御手段に設定する設定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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