JPH1170719A - 画像記録装置ならびに画像記録装置のオプション制御方法ならびに制御装置および制御装置の制御方法 - Google Patents

画像記録装置ならびに画像記録装置のオプション制御方法ならびに制御装置および制御装置の制御方法

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JPH1170719A
JPH1170719A JP10179852A JP17985298A JPH1170719A JP H1170719 A JPH1170719 A JP H1170719A JP 10179852 A JP10179852 A JP 10179852A JP 17985298 A JP17985298 A JP 17985298A JP H1170719 A JPH1170719 A JP H1170719A
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JP
Japan
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staple
unit
sheet
option
processing
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JP10179852A
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English (en)
Inventor
Mutsuaki Kakigi
睦亮 柿木
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各オプション装置固有の各オプション作動状
態を最適化して、ユーザが意図するオプション機能を使
用した記録結果を誤りなく取得すること。 【解決手段】 入力される印刷情報を解析し、オプショ
ン接続される所定の拡張処理を行う複数のオプション装
置に対してビデオコントローラ103がオプションコン
トローラ部106に対して拡張処理スケジュールを指定
し、各オプション装置との通信により取得する各状態変
化に基づいて、ビデオコントローラ103が拡張機能の
テスト処理を行うべきか否かを判断し、前記拡張機能の
テスト処理を行うべきであると判断された場合に、ビデ
オコントローラ103が前記拡張機能を備えるオプショ
ン装置に対して拡張機能のテスト処理のためのサブスケ
ジュールを指定する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部機器から入力
される印刷情報に基づいて記録媒体に画像を記録可能な
画像記録装置に対してオプション接続される所定の拡張
処理を行う複数のオプション装置を制御する画像記録装
置ならびに画像記録装置のオプション制御方法ならびに
制御装置および制御装置の制御方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザビームプリンタ等の画像記
録装置においては、ホストコンピュータから入力したペ
ージ記述言語(PDL)を解析して、ページ制御情報と
印字情報をページ単位で作成し、ページ制御情報に基づ
いて記録紙の給紙部及び排紙部の選択制御を行い、印字
情報に応じた画像をシート上に形成している。
【0003】特に近年提案されているレーザビームプリ
ンタ(プリンタ)では、ホストコンピュータからのペー
ジ記述言語を解析してページ制御情報と印字情報を作成
するためのビデオコントローラと、ビデオコントローラ
からのページ制御情報および印字情報に従って画像形成
部を制御するエンジンコントローラと、ビデオコントロ
ーラからのページ制御情報に従ってシートの給送処理や
排紙処理、シートの綴じ処理を行うオプション装置を制
御するオプションコントローラを備えられている。
【0004】そして、シートの給送を行うオプション装
置からプリンタまでのシート搬送距離が長い場合に対処
するため、ビデオコントローラからは数ページ分あるい
は数十ページ分後に画像形成されるページのためのペー
ジ制御情報を予めオプションコントローラに渡しておく
構成が提案されている。
【0005】このような構成のレーザビームプリンタ
は、ビデオコントローラが前もって、後で行われるペー
ジ制御情報をオプションコントローラ及びエンジンコン
トローラに渡しておき、後はビデオコントローラがオプ
ションコントローラおよびエンジンコントローラで行わ
れる制御のタイミングを司ることにより、最大のスルー
プットを得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
構成の従来の画像記録装置において、ビデオコントロー
ラが綴じ処理を含むページ制御情報をオプションコント
ローラに渡した後に、シートの綴じ処理を行うオプショ
ン装置に綴じ部材(ステイプル)がなくなることを想定
すると、オプションコントローラはビデオコントローラ
から既に渡されているページ制御情報をそのまま実行し
ようとしてしまうため、綴じ部材が補充されないまま処
理が進行してしまい、空打ちとなってしまい、綴じ処理
(ステイプル)を行うことができないという問題点があ
った。
【0007】また、記録紙のジャム処理後に感光ドラム
のクリーニング動作を行う必要が生じるが、上述の問題
と同様に、オプションコントローラはジャム処理後も既
に渡されているページ制御情報をそのまま実行しようと
してしまうため、クリーニング動作が行われないまま記
録処理が進行してしまい、感光ドラム等の汚れ等の原因
により記録画像の品位を損なってしまうという問題点も
あった。
【0008】即ち、ビデオコントローラが複数ページ分
のページ制御情報をオプションコントローラに渡した後
にトラブルが発生した場合、オプションコントローラは
ビデオコントローラから既に渡されているページ制御情
報をそのまま実行しようとしてしまうという問題点があ
った。
【0009】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明に係る第1の発明〜第25の発
明の目的は、入力される印刷情報を解析し、画像記録装
置本体の印字シーケンスに基づいて画像記録装置本体に
対してオプション接続される所定の拡張処理を行う複数
のオプション装置に対して拡張処理スケジュールを指定
し、各オプション装置との通信により取得する各状態変
化に基づいて拡張機能のテスト処理を行うべきか否かを
判断し、前記拡張機能のテスト処理を行うべきであると
判断された場合に、前記拡張機能を備えるオプション装
置に対して拡張機能のテスト処理のためのサブスケジュ
ールを指定することにより、簡単な構成で接続される各
オプション装置の状態に基づく拡張機能のテスト処理を
行うことにより各オプション装置固有の各オプション作
動状態を最適化して、ユーザが意図するオプション機能
を使用した記録結果を誤りなく取得することができる画
像記録装置ならびに画像記録装置のオプション制御方法
ならびに制御装置および制御装置の制御方法を提供する
ことである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、入力される印刷情報を解析して画像記録装置(図1
に示すレーザビームプリンタ102)本体の印字シーケ
ンスを制御する第1の制御手段(図4に示すビデオコン
トローラ103のCPU409がROM404に格納さ
れるプログラムに基づいてシーケンス制御する)と、前
記画像記録装置本体に対してオプション接続される所定
の拡張処理を行う複数のオプション装置(図1に示す給
紙オプション装置107,排紙オプション装置108)
を前記第1の制御手段との通信により統括制御する第2
の制御手段(オプションコントローラ部106)と、複
数のオプション装置の接続を認識して前記第1の制御手
段から指示される印字シーケンスに基づいて各オプショ
ン装置に対する拡張処理スケジュールを前記第2の制御
手段に指定する指定手段(図4に示すビデオコントロー
ラ103のCPU409がROM404に格納されるプ
ログラムに基づいて指定制御する)と、前記第2の制御
手段が各オプション装置との通信により検知する各状態
変化に基づいて各オプション装置に対して所定のテスト
処理を実行させるべきか否かを判断する判断手段(図4
に示すビデオコントローラ103のCPU409がRO
M404に格納されるプログラムに基づいて判断制御す
る)とを有し、前記指定手段は、前記判断手段が前記所
定のテスト処理を実行させるべきであると判断した場合
に、各オプション装置に対する前記所定のテスト処理
(テストステイプル処理)のサブスケジュールを前記第
2の制御手段に指定するものである。
【0011】本発明に係る第2の発明は、前記複数のオ
プション装置は、記録済の記録媒体をステイプルするた
めのステイプル手段(図2に示すステイプラ259)を
有する排紙オプション装置(図1,図2に示す排紙オプ
ション装置108)を含み、前記判断手段(図4に示す
CPU409)は、前記第2の制御手段(図1に示すオ
プションコントローラ部106)が各オプション装置と
の通信により検知する各状態変化に基づいて前記排紙オ
プション装置108を監視して、ステイプル詳細情報
(図8に示すステイプルジョブ禁止ビットA,テストス
テイプル要求ビットB,針なしセンサ情報ビットC)を
逐次生成し、該生成されるステイプル詳細情報に基づい
てテストステイプル処理を実行させるべきか否かを判断
し、前記指定手段(図4に示すCPU409)は、前記
判断手段がテストステイプル処理を実行させるべきであ
ると判断した場合に、前記排紙オプション装置108に
対するテストステイプル処理の指定を含むサブスケジュ
ールを前記第2の制御手段(図1に示すオプションコン
トローラ部106)に指定するものである。
【0012】本発明に係る第3の発明は、前記指定手段
(図4に示すCPU409)により指定された拡張スケ
ジュールを保持する保持手段(図4に示すビデオコント
ローラ103のRAM407)を設け、前記指定手段
は、前記第2の制御手段(オプションコントローラ部1
06)が各オプション装置との通信により検知する前記
所定のテスト処理(テストステイプル処理)の終了に基
づいて、前記保持手段に保持された拡張処理スケジュー
ルを前記第2の制御手段に再指定するものである。
【0013】本発明に係る第4の発明は、前記オプショ
ン装置は、オプション装置の拡張情報を格納する格納手
段(図1に示すペーパデッキコントローラ107a内の
不図示のROM,フィニッシャコントローラ108a内
の不図示のROM)と、オプション装置の状態情報を検
知する検知手段(図2に示すステイプル針検知センサ2
59S,排紙積載量検知センサ260,記録紙検知セン
サ243S)と、前記格納手段に格納される拡張情報及
び前記検知手段に検知される状態情報を接続される前記
第2の制御手段(オプションコントローラ部106)に
送信し、前記第2の制御手段から転送される前記拡張処
理スケジュールに基づく前記オプション装置の拡張処理
および前記第2の制御手段から転送されるサブスケジュ
ールに基づく前記オプション装置のテスト処理(テスト
ステイプル処理)を制御する第3の制御手段(図1に示
すペーパデッキコントローラ107a,フィニッシャコ
ントローラ108a)とを有するものである。
【0014】本発明に係る第5の発明は、前記複数のオ
プション装置は、記録媒体を給紙するための複数装着可
能な給紙オプション装置(図1,図2に示す給紙オプシ
ョン装置107),記録済みの記録媒体を排紙するため
の複数の排紙口を有する図1に示す排紙オプション装置
(図1,図2に示す排紙オプション装置108)を含
み、前記指定手段(図4に示すCPU409)は、前記
給紙オプション装置に対する記録媒体の給紙元の指定,
前記排紙オプション装置に対する排紙口指定を含む拡張
処理スケジュールを前記第2の制御手段(オプションコ
ントローラ部106)に指定するものである。
【0015】本発明に係る第6の発明は、前記複数のオ
プション装置は、記録済の記録媒体をステイプルするた
めのステイプル手段(図2に示すステイプラ259)
と、記録媒体を排紙するための複数の排紙口(図2に示
す排紙ビン251〜253)と、記録媒体を反転させて
排紙する反転手段(図2に示すローラ256〜258)
と、記録媒体の載置域を所定方向にずらして排紙するシ
フト手段(図2に示すステイプラ259)と、前記ステ
イプル手段のステイプル針残量を検知する第1の検知手
段(図2に示すステイプル針検知センサ259S)と、
前記各排紙口に排紙された記録媒体の積載量を検知する
第2の検知手段(排紙積載量検知センサ260)とを有
する排紙オプション装置(図1,図2に示す排紙オプシ
ョン装置108)を含むものである。
【0016】本発明に係る第7の発明は、記録シートに
画像を記録する画像記録装置において、記録シートに対
してステイプル処理を行うステイプル手段(図2に示す
ステイプラ259)と、ユーザが前記ステイプル手段に
ステイプル針を補充した後に所定の指示を入力する入力
手段(図1に示す排紙オプション装置108の操作部1
08b上の図示しないステイプル針補充済ボタン)と、
前記入力手段から指示が入力されたことに応じて、給紙
部から記録紙を前記ステイプル手段がステイプル処理を
行う位置へ搬送させ、前記ステイプル手段にステイプル
動作を行わせる制御手段(図1に示すオプションコント
ローラ部106)とを有するものである。
【0017】本発明に係る第8の発明は、前記制御手段
(図1に示すオプションコントローラ部106)は、前
記入力手段(図1に示す排紙オプション装置108の操
作部108b上の図示しないステイプル針補充済ボタ
ン)から指示が入力されたことに応じて、1枚の記録紙
を搬送させ、この1枚の記録紙にステイプル動作を行わ
せるものである。
【0018】本発明に係る第9の発明は、前記制御手段
(図1に示すオプションコントローラ部106)は、前
記入力手段(図1に示す排紙オプション装置108の操
作部108b上の図示しないステイプル針補充済ボタ
ン)から指示が入力されたことに応じて、複数回のステ
イプル動作を行わせるものである。
【0019】本発明に係る第10の発明は、前記ステイ
プル手段(図2に示すステイプラ259)は、ステイプ
ル位置を変更可能であり、前記制御手段(図1に示すオ
プションコントローラ部106)は、前記入力手段(図
1に示す排紙オプション装置108の操作部108b上
の図示しないステイプル針補充済ボタン)の指示に応じ
た複数回のステイプル動作は1回毎にステイプル位置を
変更して行わせるものである。
【0020】本発明に係る第11の発明は、記録シート
に画像を記録する画像記録装置において、記録シートに
対してステイプル処理を行うステイプル手段(図2に示
すステイプラ259)と、前記ステイプル手段にステイ
プル針が補充されたことを検知する検知手段(図2に示
すステイプル針残量検知センサ259S)と、前記検知
手段の検知に応じて、給紙部から記録紙を前記ステイプ
ル手段がステイプル処理を行う位置へ搬送させ、前記ス
テイプル手段にステイプル動作を行わせる制御手段(図
1に示すオプションコントローラ部106)とを有する
ものである。
【0021】本発明に係る第12の発明は、前記制御手
段(図1に示すオプションコントローラ部106)は、
前記検知手段(図2に示すステイプル針残量検知センサ
259S)の検知に応じて、1枚の記録紙を搬送させ、
この1枚の記録紙にステイプル動作を行わせるものであ
る。
【0022】本発明に係る第13の発明は、前記制御手
段(図1に示すオプションコントローラ部106)は、
前記検知手段(図2に示すステイプル針残量検知センサ
259S)の検知に応じて、複数回のステイプル動作を
行わせるものである。
【0023】本発明に係る第14の発明は、前記ステイ
プル手段(図2に示すステイプラ259)は、ステイプ
ル位置を変更可能であり、前記制御手段は、前記検知手
段(図2に示すステイプル針残量検知センサ259S)
の検知に応じた複数回のステイプル動作は1回毎にステ
イプル位置を変更して行わせるものである。
【0024】本発明に係る第15の発明は、入力される
印刷情報を解析し、画像記録装置本体の印字シーケンス
に基づいて画像記録装置本体に対してオプション接続さ
れる所定の拡張処理を行う複数のオプション装置に対し
て拡張処理スケジュールを指定する第1の指定工程(図
5のステップ(1)〜(8))と、各オプション装置と
の通信により検知する各状態変化に基づいて各オプショ
ン装置に対して所定のテスト処理を実行させるべきか否
かを判断する判断工程(図9のステップ(1))と、前
記所定のテスト処理を実行させるべきであると判断した
場合に、各オプション装置に対して前記所定のテスト処
理のサブスケジュールを指定する第2の指定工程(図9
のステップ(1)〜(7))とを有するものである。
【0025】本発明に係る第16の発明は、所定のシー
ト処理を実行する複数のシート処理装置(図1に示す給
紙オプション装置107,排紙オプション装置108
(プリンタ102))を制御する第4の制御手段(図1
に示すオプションコントローラ部106(エンジンコン
トローラ103))と、所定の通信媒体を介して情報処
理装置より所定のジョブを入力する入力手段(図4に示
すビデオコントローラ103のホストI/F部402)
と、前記入力手段により入力される所定のジョブに応じ
て、前記第4の制御手段に対してシート単位のシート処
理指示を複数シート分予約する第1の指示手段(図4に
示すCPU409がROM404に格納されるプログラ
ムに基づいて指示する)と、前記所定のジョブの実行可
能状態を判定する判定手段(図4に示すCPU409が
図1示すオプションコントローラ106内のRAMに格
納されるテストステイプル要求ビットを参照することに
より判定する,EEPROM410に格納される前ペー
ジまでの総印刷枚数又はジャム発生回数を参照すること
により判定する)と、前記判定手段の判定結果に基づい
て、前記第4の制御手段に対して前記第1の指示手段に
より予約された指示の実行よりも優先して所定の処理
(挿入処理(テストステイプル,クリーニング))を実
行させるように指示する第2の指示手段(図4に示すC
PU409がROM404に格納されるプログラムに基
づいて指示する)とを有するものである。
【0026】本発明に係る第17の発明は、前記第2の
指示手段(図4に示すCPU409)は、前記判定手段
(図4に示すCPU409)により前記所定のジョブの
実行が不可能な状態であると判定された場合、前記第1
の指示手段により予約された指示の実行よりも優先して
前記所定の処理(挿入処理(テストステイプル,クリー
ニング))を実行させるように、前記第4の制御手段
(図1に示すオプションコントローラ部106(エンジ
ンコントローラ103))に対して指示するものであ
る。
【0027】本発明に係る第18の発明は、前記複数の
シート処理装置(図1に示す排紙オプション装置10
8)は、シートをステイプル綴じするステイプル装置
(図2に示すステイプラ259)を含み、前記判定手段
(図4に示すCPU409)は、ステイプル装置のステ
イプル針の有無(図1に示すオプションコントローラ部
106から通知される)に応じてステイプルジョブの実
行可能状態を判定し、前記第2の指示手段(図4に示す
CPU409)は、前記判定手段によりステイプルジョ
ブの実行が不可能な状態であると判定された場合、ステ
イプル針の補充に応じて(排紙オプション装置108の
操作部108b上の図示しないステイプル針補充済ボタ
ンのユーザによる押下により合図される)、前記第1の
指示手段により予約された指示の実行よりも優先して前
記所定の処理(テストステイプル処理)を実行させるよ
うに、前記第4の制御手段(図1に示すオプションコン
トローラ部106)に対して指示するものである。
【0028】本発明に係る第19の発明は、前記複数の
シート処理装置は、シートを前記ステイプル装置へ給送
する第1の給送装置(図1に示す給紙オプション装置1
07)を含み、前記所定の処理は、前記給送装置にシー
トを給送させ、前記ステイプル装置に給送されるシート
に対して所定回数のステイプル処理を実行させるテスト
ステイプル処理を含むものである。
【0029】本発明に係る第20の発明は、前記複数の
シート処理装置は、給送されるシートに画像形成処理す
る画像形成装置(図2に示すプリンタ102)を含み、
前記判定手段(図4に示すCPU409)は、前記画像
形成装置の画像形成履歴(図4に示すCPU409がE
EPROM410に格納される前ページまでの総印刷枚
数又はジャム発生回数)に応じて画像形成ジョブの実行
可能状態を判定し、前記第2の指示手段は、前記判定手
段により画像形成ジョブが実行不可能な状態であると判
定された場合、前記第1の指示手段により予約された指
示の実行よりも優先して所定の処理(挿入処理(クリー
ニング))を実行させるように、前記第4の制御手段
(図1に示すオプションコントローラ部106,エンジ
ンコントローラ103)に対して指示するものである。
【0030】本発明に係る第21の発明は、前記画像形
成履歴は、前記画像形成装置による画像形成処理の実行
回数,画像形成処理に伴うシートジャム発生回数を含む
ものである。
【0031】本発明に係る第22の発明は、前記複数の
シート処理装置は、シートを前記画像形成装置に給送す
る第2の給送装置(図1に示す給紙オプション装置10
8)を含み、前記所定の処理は、前記画像形成装置によ
り画像形成されたシートを前記第2の給送装置により給
送させる第1のクリーニング処理を含むものである。
【0032】本発明に係る第23の発明は、前記複数の
シート処理装置は、シートを前記画像形成装置に給送す
る第2の給送装置(図1に示す給紙オプション装置10
8)を含み、前記所定の処理は、前記画像形成装置に所
定の画像形成処理を実行させ、該画像形成されたシート
を前記第2の給送装置により給送させる第2のクリーニ
ング処理を含むものである。
【0033】本発明に係る第24の発明は、前記第2の
指示手段(図4に示すCPU409)は、前記第1の指
示手段(図4に示すCPU409)により予約された指
示を一旦キャンセルして、前記第4の制御手段(図1に
示すオプションコントローラ部106)に対して所定の
処理を指示し、該所定の処理の完了後に一旦キャンセル
した前記第1の指示手段により予約された指示を再度前
記第4の制御手段に対して指示するものである。
【0034】本発明に係る第25の発明は、所定のシー
ト処理を実行する複数のシート処理装置を制御する制御
装置の制御方法において、所定の通信媒体を介して情報
処理装置より入力される所定のジョブに応じて、シート
単位のシート処理指示を複数シート分予約する第1の指
示工程(図11のステップ(2),(3))と、前記所
定のジョブの実行可能状態を判定する判定工程(図15
のステップ(1),図18のステップ(1)〜(3))
と、該判定結果に基づいて、第1の指示工程により予約
された指示の実行よりも優先して所定の処理を実行させ
るように指示する第2の指示工程(図15のステップ
(3),(4),図16のステップ(1)〜(6),図
18のステップ(4),図19のステップ(1)〜
(5))とを有するものである。
【0035】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕図1は、本発明の第1実施形態を示す
画像記録装置および制御装置を適用可能なレーザビーム
プリンタの構成を説明するブロック図である。
【0036】図において、102はレーザビームプリン
タ(プリンタ)で、各種オプション装置が接続可能であ
り、ホストコンピュータ等の外部機器101と汎用イン
タフェース(例えばセントロニクス,RS232C等)
で接続され、汎用インタフェースを介して外部機器10
1から転送される印刷情報(所定のプリンタ言語に基づ
くコードデータ等の制御情報、例えばPost Scr
ipt,LIPSIII,LIPSIV(商品名)),
イメージデータ等を含む)に基づく記録画像を行う。1
03はビデオコントローラで、外部機器101と前記汎
用インタフェースで接続され、外部機器101から前記
汎用インタフェースを介して転送されるコードデータ
(ESCコード,各種PDLデータ等)を受信し、該コ
ードデータに基づくドットデータ等からなるページ情報
を生成する。そして、ビデオコントローラ103はビデ
オインタフェース80を介して後述するエンジンコント
ローラ105に対してイメージデータ(2値又は多値)
を送信するとともに、統括インタフェース90を介して
後述するオプションコントローラ部106に対して給紙
部の指定コマンド及び排紙部の指定コマンド等を送信す
る。エンジンコントローラ105は、前記ビデオコント
ローラ103から転送されるイメージデータに基づい
て、周知の電子写真プロセスによって感光ドラム上に潜
像を形成し、給送される用紙に転写,定着して印字を行
う。なお、この時、エンジンコントローラ105はビデ
オコントローラ103を介してオプションコントローラ
部106に対して給排紙タイミングの指示等を行う。
【0037】104はパネル部で、操作のための各種ス
イッチ(ボタン),LED表示器,LCD表示器等から
構成されるユーザとのインタフェースであり、ユーザは
パネル部104を操作することによりプリンタ102に
所定の動作を指示することができる。なお、パネル部1
04でユーザにより設定された各種データ等は図示しな
い制御ユニット109内の不揮発性メモリ、例えばNV
RAM,EEPROM等に記憶管理される。
【0038】オプションコントローラ部106は、図示
しないCPU,ROM,RAM等を備え、前記ビデオコ
ントローラ103から転送される給排紙部指定等及びエ
ンジンコントローラ105からの給排紙タイミング指示
等に基づいて、1台以上のオプション装置(ユニット)
を統括して制御する統括コントローラであり、各種オプ
ション装置に具備されるオプションのコントローラユニ
ットとオプションユニットインタフェース70を介して
通信して各種オプション装置を統括的に制御する。
【0039】また、オプションコントローラ部106の
RAM内には、ビデオコントローラ103がアクセス可
能な共有メモリがある。該共有メモリは、図10,図1
7に示すように40頁分の搬送状況管理エリア,基本ス
テータスエリア,コマンドアンドステータス管理エリ
ア,立ち上げ処理エリア等から構成される。ビデオコン
トローラ103は、上記共有メモリの各エリアを介して
各オプション装置に対する指定を行う。
【0040】なお、上記搬送状況管理エリアは、ビデオ
コントローラ103が用紙単位の指定(給紙部,排紙
部,色,ステイプルする,シフト排紙する等)を各オプ
ション装置へ通知する領域と、各オプション状態(どこ
まで印字した,排紙完了した等)をビデオコントローラ
103に通知する領域から構成される。この40頁分の
搬送状況管理エリアはビデオコントローラ103がオプ
ションコントローラ部106に対して事前に各頁の指定
を予約しておくために設けられている。これによって、
いかなる給排紙部が指定されても遅滞なく連続的に用紙
搬送および画像形成が可能となる。
【0041】また、基本ステータスエリアは、各オプシ
ョン装置の異常(JAM,紙なし,ステイプル針なし
等)をビデオコントローラ103に通知する領域で、コ
マンドアンドステータス管理エリアは、ビデオコントロ
ーラ103とコマンドステータスのやりとりを行う領域
で、立ち上げ処理エリアは、ビデオコントローラ103
が各オプション装置の立ち上げ処理を指定する領域であ
る。
【0042】107は給紙オプション装置(ユニット)
であり、例えばペーパデッキオプションユニットで、内
部にペーパデッキコントローラ(大容量カセットコント
ローラ)107aを有し、オプションコントローラ部1
06から送信される制御情報に基づいて給紙制御を行
う。なお、上記ペーパデッキコントローラ107aは、
不図示のCPU,ROM,RAMを備え、CPUがRO
Mに格納されてプログラムに基づいて給紙オプション装
置107を制御する。また、ROMには給紙オプション
装置107の拡張情報、例えばペーパデッキに格納可能
な用紙サイズの情報等が格納されている。
【0043】108は排紙オプション装置(ユニット)
であり、例えばステイプル機能を有するフィニッシャオ
プションユニットで、内部にフィニッシャコントローラ
(大容量排紙スタッカコントローラ)108aを有し、
オプションコントローラ部106から送信される制御情
報に基づいてステイプル動作および排紙動作を行う。
【0044】なお、上記フィニッシャコントローラ10
8aは、不図示のCPU,ROM,RAMを備え、CP
UがROMに格納されてプログラムに基づいて排紙オプ
ション装置108を制御する。また、ROMには排紙オ
プション装置108の拡張情報例えば、排紙ビンの数,
ステイプル機能の有無,排紙用紙を所定の方向にずらす
シフト機能の有無,排紙用紙のフェースの向きを反転さ
せる反転機能の有無の情報等が格納されている。
【0045】なお、給紙オプション装置107及び排紙
オプション装置108には表示部および各種キーを備え
る操作部107b及び108bがそれぞれ設けられ、各
オプション使用時のユーザに対するメッセージ及び操作
方法等を表示および操作が可能となっている。
【0046】また、109は制御ユニットで、プリンタ
102の印字プロセス制御を行うエンジンコントローラ
105,プリンタ102全体の制御とホストコンピュー
タ等の外部機器101からのデータを解析しイメージデ
ータに変換するビデオコントローラ103,各種オプシ
ョンユニットを統括して制御するオプションコントロー
ラ部106により構成されている。
【0047】なお、オプションコントローラ部106
は、共通のオプションユニットインタフェース70によ
って各オプションユニットを管理し、統括インタフェー
ス90を介してビデオコントローラ103と通信する。
本実施形態では、各給排紙オプションユニットをオプシ
ョンコントローラ部106を経由してビデオコントロー
ラ103が制御することが特徴である。
【0048】図2は、図1に示したプリンタ102の構
成を説明する断面図であり、図1と同一のものには同一
の符号を付してある。
【0049】図において、230は用紙カセットで、記
録紙Sを保持し、不図示の仕切り板の位置によって記録
紙Sのサイズを検知する機構を有する。231はカセッ
ト給紙クラッチで、用紙カセット230上に載置された
記録紙Sの最上位の記録紙一枚のみを分離し、不図示の
駆動手段によって分離した記録紙Sを給紙ローラ204
まで搬送させるカムであり、給紙の度に間欠的に回転
し、1回転に対応して一枚の記録紙を給紙する。230
Sは記録紙検知センサで、用紙カセット230に保持さ
れた記録紙Sの量を検知する。
【0050】227はレジストシャッタで、用紙を押圧
して給紙を停止させる。給紙ローラ204は、記録紙S
の先端部をレジストシャッタ227まで搬送する。20
2は手差用トレイで、記録紙Sを載置する。203は手
差し給紙クラッチで、手差し用トレイ202に載置され
た記録紙Sをレジストシャッタ227まで搬送する。2
33はオプション給紙ローラ(給紙中継搬送ローラ)
で、給紙オプション107から給紙された記録紙Sをプ
リンタ102本体内へ供給する。
【0051】また、前記手差し給紙ローラ203,カセ
ット給紙クラッチ231,オプション給紙ローラ233
の下流には、記録紙Sを同期搬送するレジストローラ対
205が設けられ、レジストローラの下流には、レーザ
スキャナ部206から発したレーザ光によって、記録紙
S上にトナー像を公知の電子写真プロセスにより形成す
る画像記録部207が設けられている。
【0052】レーザスキャナ部206において、215
はレーザユニットで、図1に示したビデオコントローラ
103から送出される画像信号(VDO信号)に基づい
てレーザ光を発する。レーザユニット215から発せら
れたレーザ光は、ポリゴンミラー216により走査さ
れ、結像レンズ群218及び折返ミラー219を介して
感光ドラム220上に潜像を形成する。217はビーム
検出器で、レーザユニット215から発せられたレーザ
光を検知して主走査同期信号を出力する。270は光量
センサで、レーザユニット215から発せられたレーザ
光の光量を検知する。
【0053】また、画像記録部207において、222
は一次帯電器で、感光ドラム220上を均一に帯電させ
る。223は現像器で、一次帯電器222により帯電さ
れ、レーザスキャナ部によりレーザ露光されて感光ドラ
ム220に形成された潜像をトナー現像する。224は
転写帯電器で、前記現像器223により現像された感光
ドラム220上のトナー像をレジストローラ205によ
り給紙される記録紙Sに転写する。225はクリーナ
で、感光ドラム220上の残存トナーを取り除く。22
1は前露光ランプで、感光ドラム220を光により除電
する。
【0054】208は定着器で、画像記録部207によ
り記録紙Sに形成されたトナー画像を記録紙Sに熱定着
させる。210は搬送ローラで、記録紙Sを排紙搬送す
る。209は排紙センサで、記録紙Sの排紙状態を検知
する。211はフラッパで、記録が完了した記録紙Sの
搬送方向を排紙トレイ213側又は排紙オプション10
8側に切り換える。214及び212は排紙ローラで、
フラッパ211の切り換えにより搬送される記録紙Sを
排紙トレイ213に排紙する。213Sは排紙積載量検
知センサで、排紙トレイ213上に積載された記録紙の
積載量を検知する。
【0055】また、制御ユニット109内のエンジンコ
ントローラ105は、レーザスキャナ部206,画像記
録部207,定着器208による電子写真プロセスの制
御、及びプリンタ102本体内の記録紙の搬送制御を行
う。
【0056】さらに、ビデオコントローラ103は、パ
ーソナルコンピュータ等の外部機器101と汎用インタ
フェース(例えばセントロニクス,RS232C等)で
接続され、汎用インタフェースを介して送られてくる画
像情報をビットデータに展開し、そのビットデータをV
DO信号として、ビデオインタフェース80を介してエ
ンジンコントローラ105へ送る。
【0057】次に、プリンタ102本体に着脱可能に接
続された各種オプションユニットについて説明する。
【0058】図1に示したオプションコントローラ部1
06は、図2に示す本体内に設けられ、各種オプション
ユニットを共通バスとなるオプションユニットインタフ
ェース70を介して同一のプロトコルで通信可能に構成
されている。また、オプションコントローラ部106
は、統括インタフェース90を介してビデオコントロー
ラ103に接続される。
【0059】ペーパデッキオプションユニット等の給紙
オプション装置107において、241はペーパデッキ
で、昇降するデッキ上に記録紙Sを大容量に積載する。
242はペーパデッキ給紙ローラで、ペーパデッキ24
1上に積載された記録紙Sを給紙する。244は搬送ロ
ーラで、ペーパデッキ給紙ローラ242から給紙される
記録紙Sをオプション給紙ローラ233方向に搬送す
る。243は給紙中継搬送ローラで、ペーパデッキオプ
ションの下部に着脱可能に複数接続可能な他の給紙系オ
プションユニット(異なるサイズ又は同一サイズの記録
紙を給紙可能な)から給紙される記録紙を中継搬送す
る。また、241Sは記録紙格納量検知センサで、ペー
パデッキ241上に載置された記録紙Sの載置量を検知
する。
【0060】なお、ペーパデッキオプションユニット1
07は、ペーパデッキコントローラ107aによって制
御される。
【0061】フィニッシャオプションユニット等の排紙
オプション装置108において、251は第1排紙ビ
ン,252は第2排紙ビン,253は第3排紙ビンで、
記録済の記録紙Sを仕分けして積載するものである。2
60はビン昇降モータで、前記排紙ビン251〜253
を上下に移動させて記録紙Sを各ビンへ仕分けする。2
54はフラッパで、プリンタ102本体のフラッパ21
1により振り分けられフィニッシャオプションユニット
108に送られた記録紙Sをビデオコントローラ103
からの指示に基づいて用紙のフェース切り換えを行うよ
うに搬送切り換えを行う。また、261は排紙積載量検
知センサで、ビン昇降モータ260により昇降される第
1排紙ビン251〜第3排紙ビン253に排紙される記
録用紙の積載量を検知する。
【0062】さらに、排紙積載量検知センサ261は、
高さセンサで、前記第1排紙ビン251〜第3排紙ビン
253に積載された記録用紙の高さが例えば88mm
(約700枚に相当)に到達した(検知した)時点で、
フィニッシャコントローラ108aが満載をオプション
コントローラ部106を介してビデオコントローラ10
3に通知する。
【0063】また、上記第1排紙ビン251〜第3排紙
ビン253は、各ビンで約700枚つまり、3ビンで約
2000枚積載可能であるが、ステイプル処理された用
紙が積載されている場合は、ビン昇降モータ260によ
るビン移動時に荷崩れの恐れがあるため、各ビンに積載
される用紙の満載の検知基準は通常(ここでは、88m
m)の半分(44mm)とする。
【0064】ビデオコントローラ103により統括イン
タフェース90を通してフェースアップ指定の場合は、
フラッパ254に振り分けられた記録紙Sは、ローラ2
55によりそのまま排紙口へ送られる。また、ビデオコ
ントローラ103により統括インタフェース90を通し
てフェースダウン指定の場合は、フラッパ254に振り
分けられた記録紙Sは、ローラ256及びローラ257
により一旦記録紙Sの後端がローラ256を越えるまで
搬送され、次にローラ257が反転して記録紙Sの後端
からローラ258に送り込まれ、排紙口へ送られる。
【0065】259はステイプラで、ビデオコントロー
ラ103により統括インタフェース90を通してステイ
プル指定されている場合は、不図示のステイプルトレイ
に記録紙Sを蓄え、記録紙Sを整列して、ステイプラ2
59がステイプル実行して第1排紙ビン251〜第3排
紙ビン253のいずれかに排紙する。ステイプラ259
は記録紙の搬送方向に対して垂直方向に移動可能であ
る。
【0066】また、ビデオコントローラ103により統
括インタフェース90を通してシフト指定されている場
合は、ステイプル指定されている場合と同様に、不図示
のステイプルトレイに用紙を蓄え、記録紙Sを整列し記
録紙Sをトレイごとずらして、すなわち排紙される記録
紙Sの載置域(トレイ)をずらしてから第1排紙ビン2
51〜第3排紙ビン253のいずれかに排紙する。25
9Sはステイプル針残量検知センサで、ステイプラ25
9内に格納されたステイプル針の残量を検知する。ま
た、ステイプラ259内にステイプル針が補充された場
合の検知も可能である。
【0067】なお、フィニッシャオプションユニット1
08は、フィニッシャコントローラ108aによって制
御される。前述のステイプラ259の位置はフィニッシ
ャコントローラ108aによって移動制御される。
【0068】また、オプションコントローラ部106,
ペーパデッキコントローラ107a,フィニッシャコン
トローラ108aは、それぞれコネクタで接続され、オ
プションユニットインタフェース70によりシリアル通
信を行う。これらは互いに同じコネクタにより直列接続
され、従って、ペーパデッキオプションユニット107
と、フィニッシャオプションユニット108は、その接
続順を入れ替えて接続することも可能である。
【0069】なお、前記手差し給紙ローラ203,カセ
ット給紙クラッチ231,ペーパデッキ給紙ローラ24
2の下流には、記録紙Sを搬送する前記レジストローラ
対205,給紙ローラ204,搬送ローラ244がそれ
ぞれ設けられ、レジストローラ対205の下流には、前
記レーザスキャナ部206から発せられたレーザ光によ
って、記録紙S上にトナー像を形成する前記画像記録部
207が設けられている。更に、画像記録部207の下
流には、記録紙S上に形成されたトナー像を熱定着する
前記定着器208が設けられ、定着器208の下流に
は、排紙部の搬送状態を検知する排紙センサ209,記
録紙を搬送する搬送ローラ210、記録が完了した記録
紙Sの搬送方向を切り換えるフラッパ211等が設けら
れている。
【0070】図3は、図1に示したプリンタ102の制
御構成を説明するブロック図であり、図1と同一のもの
には同一の符号を付してある。
【0071】図において、91はシリアル通信インタフ
ェースで、ペーパデッキオプションユニット107への
給紙指定やフィニッシャオプションユニット108への
排紙ビン指定等のコマンドが、ビデオコントローラ10
3からオプションコントローラ部106に送信され、ペ
ーパデッキオプションユニット107の紙有無状態やフ
ィニッシュオプションユニット108の各排紙ビンの積
載状態,ステイプル針の有無状態等のステータスがオプ
ションコントローラ部106からビデオコントローラ1
03に送信される。なお、オプションコントローラ部1
06とビデオコントローラ103とは、CPUバスで直
結することもできる。
【0072】92はOPTRDY信号(オプションレデ
ィー信号)で、ビデオコントローラ103が指定したオ
プション、例えばステイプルが使用できる状態になって
いるか否かを示す信号として機能し、オプションコント
ローラ部106からビデオコントローラ103に送信さ
れる。93はPOUTT信号(ペーパアウトタイミング
信号)で、プリンタ102本体が記録紙を排紙するタイ
ミング信号として機能する。94はPFEDT信号(ペ
ーパフィードタイミング信号)で、プリンタ102本体
がオプションユニットから記録紙を受け入れるタイミン
グを示す信号として機能する。95はSPCNG信号
(スピードチェンジ信号)で、オプションユニット内を
高速搬送されてきた記録紙Sをスピードダウンして、プ
リンタ102本体の搬送速度に整合させるための信号と
して機能する。
【0073】81は通信インタフェースで、プリンタ1
02本体の給紙カセットへの給紙指定やプリンタ102
本体の排紙トレイ231への排紙指定及び印字等のコマ
ンドが、ビデオコントローラ103からエンジンコント
ローラ105に送信され、プリンタ102本体の給紙カ
セット230の紙有無状態や紙づまり等のステータスが
エンジンコントローラ105からビデオコントローラ1
03に送信される。82はVDO信号で、ビデオコント
ローラ103から送信されるビットデータを示す。
【0074】また、統括インタフェース90は、シリア
ル通信インタフェース91,OPTRDY信号92,P
OUTT信号93,PFEDT信号94,SPCNG信
号95の5本のハード信号とで構成される。
【0075】なお、POUTT信号93,PFEDT信
号94,SPCNG信号95の3信号は、エンジンコン
トローラ105から出力され、ビデオインタフェース8
0を介し、ビデオコントローラ103をスルーして、オ
プションコントローラ部106へ入力される。
【0076】図4は、図1に示したビデオコントローラ
103の構成を説明するブロック図であり、図1と同一
のものには同一の符号を付してある。
【0077】図において、401はパネルインタフェー
ス(I/F)部で、パネル部104とのデータ通信によ
って、操作者からの諸設定及び指示をパネル部104か
ら受け取る。402はホストインタフェース(I/F)
部で、ホストコンピュータ等の外部機器101との信号
の入出力部である。406はエンジンインタフェース
(I/F)部で、エンジンコントローラ105との信号
入力部であり、不図示の出力バッファレジスタからデー
タ信号送出を行うとともにエンジンコントローラ105
との通信制御を行う。
【0078】403は画像データ発生部で、外部機器1
01より送られる制御コードデータに基づいて実際の印
字のためのビットマップデータを発生する。405は画
像メモリで、画像データを格納する。409はCPU
で、ビデオコントローラ103全体の制御を司る。40
4はROMで、CPU409の制御コードを格納する。
407はRAMで、CPU409の使用する一時記憶手
段として機能する。410はEEPROMで、不揮発性
のメモリ媒体で構成される。
【0079】408はDMA制御部で、CPU409か
らの指示により画像メモリ内のビットマップデータをエ
ンジンインタフェース部406に転送する。412はオ
プションインタフェース(I/F)部で、CPU409
からの指示に応じてオプションコントローラ部106と
の通信を行う。また、POUTT信号93,PFEDT
信号94,SPCNG信号84をエンジンインタフェー
ス部406からスルーで統括インタフェース90に送
る。
【0080】411はシステムバスで、アドレスバス及
びデータバスを持つ。パネルインタフェース部401,
ホストインタフェース部406,画像データ発生部40
3,ROM404,画像メモリ405,エンジンインタ
フェース部406,RAM407,DMA制御部40
8,CPU409,EEPROM410,オプションイ
ンタフェース部412は、各々システムバス411に接
続され、システムバス411上にある全ての機能部にア
クセス可能である。
【0081】なお、CPU409を制御する制御コード
(プログラム)は、不図示のシステムクロックによって
タスクと称されるロードモジュール単位に時分割制御す
るOSと、機能単位に動作する後述する図5〜図7,図
11〜図13に示す複数のロードモジュール(タスク)
によって構成されるものとする。
【0082】以下、図5〜図7を参照して本発明に係る
画像記録装置の制御動作を各タスクに分けて説明する。
なお、以下、図5〜図7に示す処理は、図4に示したビ
デオコントローラ103のCPU409がROM404
等に格納されるプログラムに基づいて実行するものであ
る。また、各タスクはビデオコントローラ103によっ
て時分割処理される。
【0083】図5は、図4に示したビデオコントローラ
103が外部機器101から転送される制御データ及び
印字データに基づいてスケジューリングを行うスケジュ
ーリングタスクの処理の一例を示すフローチャートであ
る。なお、(1)〜(8)は各ステップを示す。
【0084】まず、ホストコンピュータ等の外部機器1
01から受信した印字データのうちページ情報,印字情
報未作成のデータがあるか否かを判定し(1)、ページ
情報,印字情報未作成のデータがない(受信した印字デ
ータは全てページ情報,印字情報作成済みである)場合
はステップ(4)の処理に移行する。
【0085】一方、ステップ(1)で、まだページ情
報,印字情報未作成のデータがあると判定された場合
は、トランスレータからの指定で、レイアウトコマンド
を受け取り受信した印字データに基づいてページ情報
(給紙口の指定,排紙口の指定,出力用紙サイズの指
定,ステイプル指定等を含む)及び印字情報を作成する
(2)。次に、ステップ(2)で作成したページ情報及
び印字情報を後述する図10に示すオプションコントロ
ーラ部106の共有メモリに対して直接指定を行う
(3)。
【0086】次に、ページ情報,印字情報を作成したが
印字実行していないページ(印字すべきデータ)がある
かどうかを判断し(4)、印字実行していないページ
(印字すべきデータ)がある場合、ビデオ送信可能状態
か否かを判断し(5)、ビデオ送信可能状態と判定され
た場合は、後述する図6に示すエンジンインタフェース
タスク(エンジンI/Fタスク)に対して印字指定を行
う。これにより、印字指定通知を受けたエンジンI/F
タスクが同期をとりながら印字実行する。
【0087】一方、ステップ(4)で印字実行していな
いページ(印字すべきデータ)がないと判定された場
合、またはステップ(5)でビデオ送信可能状態でない
と判定された場合は、エンジンI/Fに対しての印字指
示は行わず、ステップ(7)の処理に移行する。
【0088】次に、すでに印字開始しているページの排
紙完了通知があったかどうかを監視し(7)、完了通知
を受け取ったら、完了したページの情報を破棄し、メモ
リの空きを作るため、ページの状態更新処理を行い
(8)、ステップ(1)の判断処理に戻る。
【0089】一方、ステップ(7)で完了通知がないと
判定された場合は、ステップ(1)の判断処理に戻る。
【0090】図6は、図5で示したスケジューリングタ
スクによって作成されたページ情報に基づく印字を実行
するエンジンインタフェースタスク(エンジンI/Fタ
スク)の処理の一例を示すフローチャートである。な
お、(1)〜(4)は、各ステップを示す。
【0091】まず、スケジューリングタスクからの印字
指定の有無を判定し(1)、印字指定が無いと判定され
た場合は、ウエイトし処理は行わず、印字指定が有ると
判定された場合は、プリンタ102本体の状態監視(プ
リント可能,紙サイズ,紙あり等)及び異常監視(紙無
し,ドアオープン,紙詰まり等)等を行い、必要なタス
クに通知する(2)。次にエンジンI/F部406を介
してエンジンコントローラ105に対し印字指定(給
紙,印字処理実行)を行い、印字処理を実行する
(3)。
【0092】さらに、オプションI/Fを通じて、オプ
ションコントローラ部106に対して給紙開始,プリン
ト開始等の状態通知を行い(4)、ステップ(1)の処
理に戻る。
【0093】図7は、図5に示したスケジューリングタ
スクが指定したページ状態の監視やエンジンインタフェ
ースタスク及びその他のタスクから再指定された情報を
オプションコントローラ部106に対して通知するオプ
ションインタフェースタスク(オプションI/Fタス
ク)の処理の一例を示すフローチャートである。なお、
(1)〜(7)は各ステップを示す。
【0094】まず、スケジューリングタスクから印字指
定されたページの有無を判定し(1)、印字指定された
ページが無いと判定された場合は、ステップ(3)の処
理に移行する。
【0095】一方、ステップ(2)で、スケジューリン
グタスクから印字指定されたページが有ると判定された
場合は、印字指定されたページの状態監視を行い、既に
印字完了したページがある場合はスケジューリングタス
クに対して、情報を破棄してよい旨を通知する(2)。
【0096】次に、オプション類の用紙無し,紙づま
り,満載,ステイプル針無し等の異常を監視し、必要な
タスクに通知し、オペレータコール表示、再指定実行等
を行うよう指示する(3)。また、オプション類の状態
監視例えば、給紙オプションの用紙残量,排紙オプショ
ンの積載量,ステイプル詳細情報(後述する図8に示
す)等の状態を監視及び更新し、必要なタスクに通知し
(4)、サブスケジューリング処理(後述する図9に示
す)を起動する(5)。
【0097】次に、スケジューリングタスク,エンジン
インタフェースタスク,サブスケジューリング処理等か
ら再指定通知を受け、再指定データ(ページ)があるか
否かを判定し(6)、再指定データ(ページ)があると
判定された場合は、再指定データに基づいてオプション
I/F部412を介してオプションコントローラ部10
6に対して再指定を実行し(7)、ステップ(1)の処
理に戻る。
【0098】一方、ステップ(6)で、エンジンインタ
フェースタスク等から再指定通知,再指定データ(ペー
ジ)が無いと判定された場合は、ステップ(1)の処理
に戻る。
【0099】なお、エンジンインタフェースタスクは、
ステップ(7)の再指定に基づいて印字処理を実行す
る。
【0100】以下、図8を参照して図1に示したオプシ
ョンコントローラ部106から転送されるステイプル詳
細情報の状態遷移を説明する。
【0101】図8は、図1に示したオプションコントロ
ーラ部106から転送されるステイプル詳細情報の状態
遷移の一例を示す状態遷移図である。なお、(S60
1)〜(S604)は各ステイタスを示す。
【0102】図において、Aはステイプルジョブ禁止ビ
ットで、このビットが「0」の場合は「ステイプル可
能」を示し、このビットが「1」の場合は「ステイプル
不可能」を示す。Bはテストステイプル要求ビットで、
このビットが「0」の場合は「テストステイプル不要」
を示し、このビットが「1」の場合は「テストステイプ
ル必要」を示す。Cは針なしセンサビットで、このビッ
トが「0」の場合は「ステイプル針あり」を示し、この
ビットが「1」の場合は「ステイプル針なし」を示し、
ステイプルジョブ禁止ビットA,テストステイプル要求
ビットB,針なしセンサビットCは、それぞれコマンド
ステータスによって監視される。
【0103】まず、ステイタス(S601)は、ステイ
プル針があり、ステイプル針の頭出しも完了している状
態であり、ステイプル実行可能なので、ステイプルジョ
ブ禁止ビットA=「0」(ステイプル可能),テストス
テイプル要求ビットB=「0」(テストステイプル不
要),針なしセンサビットC=「0」(針あり)となっ
ている。この状態では、通常「印刷可能」のメッセージ
がパネル部104に表示されており、ステイプルジョブ
の実行が可能である。
【0104】次に、ステイタス(S602)では、ステ
イプルジョブの実行により、ステイプル針がなくなった
状態であり、ステイプルジョブ禁止ビットA=「1」
(ステイプル不可能),テストステイプル要求ビットB
=「0」(テストステイプル不要),針なしセンサビッ
トC=「1」(針なし)となっている。このとき、パネ
ル部104に「針なし」が表示され、ユーザに針なしが
通知される。この「針なし」のメッセージによってユー
ザは針なしを認識し、ステイプル針を交換する。
【0105】ステイタス(S603)においては、ステ
イプル針は有る(補充済みである)が、まだテストステ
イプルが完了していない状態であり、ステイプルジョブ
禁止ビットA=「1」(ステイプル不可能),テストス
テイプル要求ビットB=「0」(テストステイプル不
要),針なしセンサビットC=「0」(針あり)となっ
ている。この状態でステイプルを実行すると(針補充直
後にステイプルを実行すると)、ステイプル針の頭出し
が正常に行われずに、正しくステイプルができない可能
性があるので、ユーザにテストステイプル実行を促すた
めの「ステイプル針補充済ボタン押下」のメッセージが
パネル部104に表示される。
【0106】ステイプル針補充済ボタンは、ユーザが針
補充を完了したときにユーザに押してもらうためのボタ
ンであり、フィニッシャオプションユニット108の操
作部108bにある。この「ステイプル針補充済ボタン
押下」メッセージによりユーザが排紙オプション装置1
08の操作部108b上の図示しない「ステイプル針補
充済ボタン」を押下すると、これに応じた信号が発生
し、テストステイプル要求ビットBを「1」にしてステ
イタス(S604)へ状態遷移し、テストステイプル処
理の実行を開始する。
【0107】ステイタス(S604)は、テストステイ
プル処理の実行中の状態であり、ステイプルジョブ禁止
ビットA=「1」(ステイプル不可能),テストステイ
プル要求ビットB=「1」(テストステイプル必要),
針なしセンサビットC=「0」(針あり)となってい
る。このとき、パネル部104には「テストステイプル
実行中」のメッセージが表示されている。このテストス
テイプルはステイプル針の頭出しを行うために必要な処
理であり、テストステイプル処理の完了後には、通常通
りステイプルジョブを実行できるので、テストステイプ
ルの完了をもって、ステイタス(S601)へと移行す
る。以後、上記ステイタス(S601)〜ステイタス
(S604)の状態遷移を繰り返す。
【0108】なお、オプションコントローラ部106は
フィニッシャオプションコントローラ108aから転送
されるコマンドステータスによって状態を監視し、ビデ
オコントローラ103のCPU409に上記ステイプラ
詳細情報を転送しており、この情報により針なしの通
知、テストステイプル実行要求、テストステイプル実行
などのトリガとしてテストステイプル処理動作を行う。
【0109】以下、図9を参照して本発明に係るサブス
ケジューリング処理動作を説明する。
【0110】図9は、図4に示したビデオコントローラ
103がオプションコントローラ部106又はエンジン
コントローラ105に対して実行するテストスケジュー
リング処理を説明するフローチャートであり、特に、テ
ストステイプル処理について説明する。(1)〜(7)
は各ステップを示す。
【0111】まず、図8に示したステイプル詳細情報
(テストステイプル要求ビットB)に基づいて、テスト
ステイプルが必要か否かを判定し(1)、テストステイ
プルが必要であると判定された場合(テストステイプル
要求ビットB=「1」の場合)は、オプションコントロ
ーラ部106に確保される共有メモリ内の搬送状況管理
エリアに対して指定した内容(指定情報)を一旦RAM
407に保持(退避)し、テストステイプル完了後に再
指定できるようにしておき、既に指定した内容をキャン
セルするための指定をオプションコントローラ部106
に対して行い(即ち、搬送状況管理エリアの指定をクリ
アする)(2)、1頁分のテストステイプル用のページ
画像を作成する(3)。このテストステイプル用のペー
ジ画像は、ユーザに対してテストステイプルしたことが
わかるようなメッセージであってもよいし、白紙を出力
させるものでもよい。但し、テストステイプル用の用紙
にはホストコンピュータから入力した印字データに基づ
いた画像は記録されない。
【0112】次に、ステップ(3)で作成したテストス
テイプル用のページ情報を図6に示したエンジンインタ
フェースタスクに渡すとともに、図7に示したオプショ
ンインタフェースタスクに対してテストステイプルを実
行する通知を行う(4)。これに応じてエンジンインタ
フェースタスクはエンジンコントローラ105に対し
て、テストステイプル用の用紙を1枚給紙して画像を記
録又は白紙で排紙させる制御を実行させ、またオプショ
ンインタフェースタスクはオプションコントローラ部1
06に対して、排紙されたテストステイプル用の用紙1
枚に所定回数(例えば8回)のテストステイプルを行わ
せる制御を実行させる。この所定数回のテストステイプ
ルは同じ位置をステイプルしないように1回ステイプル
するごとにステイプラ259の位置を移動させて行う。
【0113】次に、オプションインタフェースタスクに
おいてテストステイプルの完了を監視し、このタスクか
らステイプル完了通知を受け取ったら(5)、図8に示
したテストステイプル要求ビットBを「0」にし(テス
トステイプルビット要求Bを落とし)(6)、ステップ
(2)で保持(RAM407に待避)した指定情報に基
づいてを図6に示したエンジンインタフェースタスク
(エンジンI/Fタスク)及び図7に示したオプション
インタフェースタスク(オプションI/Fタスク)に対
して前記指定情報を再指定し(7)、サブスケジューリ
ング処理を終了する。
【0114】一方、ステップ(1)で、テストステイプ
ルが必要でないと判定された場合は、そのままサブスケ
ジューリング処理を終了する。
【0115】以上の処理により、ステイプルの詳細情報
を監視し、ステイプル針の交換後にテストステイプルを
実行することにより、ステイプル針が頭出しできない状
態で装着された場合に起こるステイプルの空打ち等を防
止して確実にステイプルすることができる。
【0116】また、ビデオコントローラ103とエンジ
ンコントローラ105との間に、複数の各種オプション
ユニットを統括制御してエンジンコントローラ105へ
の指令も与えるオプションコントローラ部106を設け
て、ビデオコントローラ103はオプションコントロー
ラ部106に指示を与えるようにすることにより、エン
ジンコントローラ105のコストアップなく多種のオプ
ションユニットを使用することができる。
【0117】さらに、オプションユニットを統一的なオ
プションユニットインタフェース70で接続し、IDに
よってオプションユニットを識別し制御することによっ
て、オプションユニットの接続の汎用性を高めることが
できる。
【0118】また、オプションユニット各々に文字デー
タ,イメージデータ等をROMデータとして有し、表示
或はプリンタ状態にそのデータを利用して表示,印字す
ることによって、ビデオコントローラ105の負荷を軽
減できる。
【0119】さらに、複数のオプションユニットを論理
的に1つのユニットとして仮想ユニットを形成し、外部
機器或は操作者により幅広い利用形態を提供できる。
【0120】また、オプションユニット自体に表示部を
設けることにより、ユーザに情報を分かりやすくして誤
動作の危険を軽減することができる。
【0121】図10は、図1に示したオプションコント
ローラ部106内に設けられるRAMに確保されるビデ
オコントローラ103との共有メモリの一例を示す模式
図である。
【0122】図において、ビデオコントローラ103
は、上記共有メモリを介して各オプション装置に対する
指定を行う。
【0123】以上の処理により、ステイプル指定の大容
量排出を行う場合でも、確実にステイプル処理を実行
し、ユーザが望むオプション機能を使用した出力結果を
得ることができる。
【0124】〔第2実施形態〕以下、図11〜図13を
参照して本発明に係る画像記録装置および制御装置の制
御動作を各タスクに分けて説明する。なお、以下、図1
1〜図13に示す処理は、図4に示したビデオコントロ
ーラ103のCPU409がROM404等に格納され
るプログラムに基づいて実行するものである。また、こ
れらの各タスクはビデオコントローラ103によって時
分割処理される。
【0125】図11は、図4に示したビデオコントロー
ラ103が外部機器101から転送される制御データ及
び印字データに基づいてスケジューリングを行うスケジ
ューリングタスクの処理の一例を示すフローチャートで
ある。なお、(1)〜(8)は各ステップを示す。
【0126】まず、ホストコンピュータ等の外部機器1
01から受信した印字データ(ジョブ)のうちページ制
御情報,印字情報未作成のデータ(ジョブ)があるか否
かを判定し(1)、ページ制御情報,印字情報未作成の
データ(ジョブ)がない(受信した印字データは全てペ
ージ制御情報,印字情報作成済みである)場合はステッ
プ(4)の処理に移行する。
【0127】一方、ステップ(1)で、まだページ制御
情報,印字情報未作成のデータ(ジョブ)があると判定
された場合は、ホストコンピュータから受信した印字デ
ータに基づいてページ制御情報(給紙部の指定,排紙部
の指定,出力用紙サイズの指定,ステイプル指定等を含
む)及び印字情報を作成する(2)。次に、ステップ
(2)で作成したページ制御情報及び印字情報を後述す
る図17に示すオプションコントローラ部106の共有
メモリに対して直接指定を行う(3)。尚、このスケジ
ューリングでは、実際の印字の進行状況にかかわらず、
印字動作よりも先行して複数頁分のページ制御情報を指
定(予約)しておく。
【0128】次に、ページ情報,印字情報を作成したが
印字実行していないページ(印字すべきデータ)がある
かどうかを判断し(4)、印字実行していないページ
(印字すべきデータ)がある場合、図17に示す基本ス
テータスエリアを参照して所望の印字出力が可能である
か判断し(5)、ビデオ印字出力可能状態と判定された
場合は、後述する図12に示すエンジンインタフェース
タスク(エンジンI/Fタスク)に対して印字指定を行
う。これにより、印字指定通知を受けたエンジンI/F
タスクが同期をとりながら印字実行する。
【0129】一方、ステップ(4)で印字実行していな
いページ(印字すべきデータ)がないと判定された場
合、またはステップ(5)で印字出力可能状態でないと
判定された場合は、エンジンI/Fに対しての印字指示
は行わず、ステップ(7)の処理に移行する。
【0130】次に、すでに印字開始しているページの排
紙完了通知があったかどうかを監視し(7)、排紙完了
通知を受け取ったら、完了したページの情報を破棄し、
メモリの空きを作るため、ページの状態更新処理を行い
(8)、ステップ(1)の判断処理に戻る。
【0131】一方、ステップ(7)で排紙完了通知がな
いと判定された場合は、ステップ(1)の判断処理に戻
る。
【0132】図12は、図11で示したスケジューリン
グタスクによって作成されたページ情報に基づく印字を
実行するエンジンインタフェースタスク(エンジンI/
Fタスク)の処理の一例を示すフローチャートである。
なお、(1)〜(4)は各ステップを示す。
【0133】まず、スケジューリングタスクからの印字
指定の有無を判定し(1)、印字指定が無いと判定され
た場合は、ウエイトし処理は行わず、印字指定が有ると
判定された場合は、プリンタ102本体の状態監視(プ
リント可能,紙サイズ,紙あり等)及び異常監視(紙無
し,ドアオープン,紙詰まり等)等を行い、必要なタス
クに通知する(2)。次にエンジンI/F部406を介
してエンジンコントローラ105に対し印字指定(給
紙,印字処理実行)を行い、印字処理を実行する
(3)。
【0134】さらに、オプションI/Fを通じて、オプ
ションコントローラ部106に対して給紙開始,プリン
ト開始等の状態通知を行い(4)、ステップ(1)の処
理に戻る。
【0135】図13は、図11に示したスケジューリン
グタスクが指定したページ状態の監視や再指定された情
報をオプションコントローラ部106に対して通知する
オプションインタフェースタスク(オプションI/Fタ
スク)の処理の一例を示すフローチャートである。な
お、(1)〜(7)は各ステップを示す。
【0136】また、再指定についての詳細は後述する図
15で示す。
【0137】まず、スケジューリングタスクから印字指
定されたページの有無を判定し(1)、印字指定された
ページが無いと判定された場合は、ステップ(3)の処
理に移行する。
【0138】一方、ステップ(1)で、スケジューリン
グタスクから印字指定されたページが有ると判定された
場合は、印字指定されたページの状態監視を行い、既に
印字完了したページがある場合はスケジューリングタス
クに対して、情報を破棄してよい旨を通知する(2)。
【0139】次に、オプション類の用紙無し,紙づま
り,満載,ステイプル針無し等の異常を監視し、オペレ
ータコール表示、再指定実行等を行うよう指示する
(3)。また、オプション類の状態監視例えば、給紙オ
プションの用紙残量,排紙オプションの積載量,ステイ
プル詳細情報(後述する図14に示す)等の状態を監視
及び更新し(4)、サブスケジューリング処理(後述す
る図15に示す)を起動する(5)。
【0140】次に、サブスケジューリング処理等から再
指定通知を受け、再指定データ(ページ)があるか否か
を判定し(6)、再指定データ(ページ)があると判定
された場合は、再指定データに基づいてオプションI/
F部412を介してオプションコントローラ部106に
対して再指定を実行し(7)、ステップ(1)の処理に
戻る。
【0141】一方、ステップ(6)で、再指定データ
(ページ)が無いと判定された場合は、ステップ(1)
の処理に戻る。
【0142】なお、エンジンインタフェースタスクは、
ステップ(7)の再指定に基づいて印字処理を実行す
る。
【0143】以下、図14を参照して図1に示したオプ
ションコントローラ部106から転送されるステイプル
詳細情報の状態遷移を説明する。
【0144】図14は、図1に示したオプションコント
ローラ部106から転送されるステイプル詳細情報の状
態遷移の一例を示す状態遷移図である。なお、(S3
1)〜(S34)は各ステイタスを示す。
【0145】図において、Aはステイプルジョブ禁止ビ
ットで、このビットが「0」の場合は「ステイプル可
能」を示し、このビットが「1」の場合は「ステイプル
不可能」を示す。Bはテストステイプル要求ビットで、
このビットが「0」の場合は「テストステイプル不要」
を示し、このビットが「1」の場合は「テストステイプ
ル必要」を示す。Cは針なしセンサビットで、このビッ
トが「0」の場合は「ステイプル針あり」を示し、この
ビットが「1」の場合は「ステイプル針なし」を示し、
ステイプルジョブ禁止ビットA,テストステイプル要求
ビットB,針なしセンサビットCは、それぞれコマンド
ステータスによって監視される。
【0146】まず、ステイタス(S31)は、ステイプ
ル針があり、ステイプル針の頭出しも完了している状態
であり、ステイプル実行可能なので、ステイプルジョブ
禁止ビットA=「0」(ステイプル可能),テストステ
イプル要求ビットB=「0」(テストステイプル不
要),針なしセンサビットC=「0」(針あり)となっ
ている。この状態では、通常「印刷可能」のメッセージ
がパネル部104に表示されており、ステイプルジョブ
の実行が可能である。
【0147】次に、ステイタス(S32)では、ステイ
プルジョブの実行により、ステイプル針がなくなった状
態であり、ステイプルジョブ禁止ビットA=「1」(ス
テイプル不可能),テストステイプル要求ビットB=
「0」(テストステイプル不要),針なしセンサビット
C=「1」(針なし)となっている。このとき、パネル
部104に「針なし」が表示され、ユーザに針なしが通
知される。この「針なし」のメッセージによってユーザ
は針なしを認識し、ステイプル針を交換する。
【0148】ステイタス(S33)においては、ステイ
プル針は有る(補充済みである)が、まだテストステイ
プルが完了していない状態であり、ステイプルジョブ禁
止ビットA=「1」(ステイプル不可能),テストステ
イプル要求ビットB=「0」(テストステイプル不
要),針なしセンサビットC=「0」(針あり)となっ
ている。この状態でステイプルを実行すると(針補充直
後にステイプルを実行すると)、ステイプル針の頭出し
が正常に行われずに、正しくステイプルができない可能
性があるので、ユーザにテストステイプル実行を促すた
めの「ステイプル針補充済ボタン押下」のメッセージが
パネル部104に表示される。
【0149】ステイプル針補充済ボタンは、ユーザが針
補充を完了したときにユーザに押してもらうためのボタ
ンであり、フィニッシャオプションユニット108の操
作部108bにある。この「ステイプル針補充済ボタン
押下」メッセージによりユーザが排紙オプション装置1
08の操作部108b上の図示しない「ステイプル針補
充済ボタン」を押下すると、これに応じた信号が発生
し、テストステイプル要求ビットBを「1」にしてステ
イタス(S34)へ状態遷移し、テストステイプル処理
の実行を開始する。
【0150】ステイタス(S34)は、テストステイプ
ル処理の実行中の状態であり、ステイプルジョブ禁止ビ
ットA=「1」(ステイプル不可能),テストステイプ
ル要求ビットB=「1」(テストステイプル必要),針
なしセンサビットC=「0」(針あり)となっている。
このとき、パネル部104には「テストステイプル実行
中」のメッセージが表示されている。このテストステイ
プルはステイプル針の頭出しを行うために必要な処理で
あり、テストステイプル処理の完了後には、通常通りス
テイプルジョブを実行できるので、テストステイプルの
完了をもって、ステイタス(S31)へと移行する。以
後、上記ステイタス(S31)〜ステイタス(S34)
の状態遷移を繰り返す。
【0151】なお、オプションコントローラ部106は
フィニッシャオプションコントローラ108aから転送
されるコマンドステータスによって状態を監視し、ビデ
オコントローラ103のCPU409に上記ステイプラ
詳細情報を転送しており、この情報により針なしの通
知、テストステイプル実行要求、テストステイプル実行
などのトリガとしてテストステイプル処理動作を行う。
【0152】以下、図15、図16を参照してサブスケ
ジューリング処理動作を説明する。
【0153】図15は、図4に示したビデオコントロー
ラ103がオプションコントローラ部106又はエンジ
ンコントローラ105に対して実行するサブスケジュー
リング処理を説明するフローチャートであり、本実施形
態においては、特に、ステイプル針の補充後にステイプ
ル針の頭出しを行うためのテストステイプル処理につい
て説明する。なお、(1)〜(6)は各ステップを示
す。
【0154】まず、図14に示したステイプル情報に基
づいて(ステイプルジョブ禁止ビットA,テストステイ
プル要求ビットBを参照することによって)、テストス
テイプルジョブの挿入が必要か否かを判定する、即ち、
ステイタス(S34)のステイプル不可能、かつテスト
ステイプル必要の場合か否かを判定する(1)。テスト
ステイプルが必要であると判定された場合(テストステ
イプル要求ビットB=「1」の場合)は、テストステイ
プルの挿入処理の実行を開始したかどうかを判定する
(2)。テストステイプル処理をまだ処理実行していな
いと判定された場合は、オプションコントローラ部10
6の共有メモリ内の搬送状況管理エリアに指定されてい
る指定情報(予約された指定)を一旦RAM407に退
避し、テストステイプル完了後に再指定できるようにし
ておく。そして搬送状況管理エリアの指定をクリアする
指示をオプションコントローラ部106に対して行い
(3)、ステップ(4)の処理に進む。
【0155】一方、ステップ(2)で、テストステイプ
ルの挿入処理を既に処理実行していると判定された場合
は、そのままステップ(4)の処理に進む。
【0156】次にステップ(4)において、図16を用
いて後述するテストステイプルに関する処理(挿入処
理)を実行し、テストステイプルの挿入処理を実行後、
オプションインタフェースタスクにおいてテストスイプ
ルの完了を監視し、このタスクからステイプル完了通知
を受け取ったか否かを判定し(5)、ステイプル完了通
知を受け取ったと判定された場合は、ステップ(3)で
退避(RAM407に保持)した指定情報に持つづいて
図12に示したエンジンインタフェースタスク(エンジ
ンI/Fタスク)を介して一旦キャンセルした指定情報
を再指定し(6)、リターンすある。
【0157】一方、ステップ(5)ステイプル完了通知
をまだ受け取っていないと判定された場合は、そのまま
リターンする。
【0158】一方、ステップ(1)で、挿入処理が必要
でないと判定された場合(テストステイプル要求ビッド
B=「0」の場合)は、そのままリターンする。
【0159】図16は、図15に示した挿入処理の中の
テストステイプル処理を説明するフローチャートであ
る。なお、(1)〜(6)は各ステップを示す。
【0160】まず、テストステイプル処理の実行を開始
したか否かを判断し(1)、既に実行開始していると判
断された場合は、ステップ(4)の処理に移行し、実行
開始していないと判断された場合は、1頁分のテストス
テイプル用のページ画像を作成する(2)。このテスト
ステイプル用の用紙には、例えばユーザに対してテスト
ステイプルしたことがわかるようなメッセージを印刷す
る。但し、テストステイプル用の用紙にはホストコンピ
ュータから入力した印字データに基づいて画像は記録さ
れない。また、テストステイプル用の用紙は空打ちさせ
ないための用紙であるので、白紙でもよい。
【0161】次に、テストステイプルを開始しているこ
とをユーザに知らせるために、例えば「テストステイプ
ル中」と操作パネル104のLCD表示器に表示を行な
い(3)、更にステップ(2)で作成したテストステイ
プル用のページ情報をエンジンインタフェースタスクに
渡すとともに、オプションインタフェースを通して、オ
プションコントローラ部106に対してテストステイプ
ルを実行する通知を行う(4)。これに応じてエンジン
インタフェースタスクはエンジンコントローラ105に
対して、テストステイプル用の用紙を1枚給紙して画像
を記録させる制御を実行させ、またオプションコントロ
ーラ部106に対して行った指定により、排紙されたテ
ストステイプル用の用紙一枚に所定回数(例えば8回)
のステイプリング動作を行わせる制御を実行させる。こ
の所定回数のテストステイプルは同じ位置をステイプル
しないように1回ステイプルする毎にステイプラ259
の位置を移動させて行なう。
【0162】次に、ステップ(5)において、テストス
テイプルが完了したか否かを監視し、完了したと判定さ
れた場合は、テストステイプル実行中等のフラグを初期
化し、テストステイプル完了状況へ移行して、テストス
テイプル中の表示を解除し(6)、テストステイプル挿
入処理を終了し、リターンする。
【0163】一方、ステップ(5)で、テストステイプ
ルがまだ完了していないと判定された場合は、そのまま
リターンする。
【0164】以上の処理により、ステイプルの詳細情報
を監視し、針なし、及び針ジャム時のステイプル針の交
換後にテストステイプルを実行することにより、ステイ
プル針が頭出できない状態で装着された場合に起こるス
テイプルの空打ち等を防止して確実にステイプルするこ
とができる。すなわち、所望のジョブが実現できないと
きには、予約されているシート単位の指示の実行よりも
優先させて、所望のジョブが実現できない状態を復活さ
せる処理を行うので、迅速に不具合をなおして、所望の
ジョブの実行を可能にすることができる。
【0165】また、ビデオコントローラ103とエンジ
ンコントローラ105との間に、複数の各種オプション
ユニットを統括制御してエンジンコントローラ105へ
の指令も与えるオプションコントローラ部106を設け
て、ビデオコントローラ103はオプションコントロー
ラ部106に指示を与えるようにすることにより、エン
ジンコントローラ105のコストアップなく多種のオプ
ションユニットを使用することができる。
【0166】さらに、オプションユニットを統一的なオ
プションユニットインタフェース70で接続し、IDに
よってオプションユニットを識別し制御することによっ
て、オプションユニットの接続の汎用性を高めることが
できる。
【0167】また、オプションユニット各々に文字デー
タ,イメージデータ等をROMデータとして有し、表示
或はプリンタ状態にそのデータを利用して表示,印字す
ることによって、ビデオコントローラ105の負荷を軽
減できる。
【0168】さらに、複数のオプションユニットを論理
的に1つのユニットとして仮想ユニットを形成し、外部
機器或は操作者により幅広い利用形態を提供できる。
【0169】また、オプションユニット自体に表示部を
設けることにより、ユーザに情報を分かりやすくして誤
動作の危険を軽減することができる。
【0170】図17は、図1に示したオプションコント
ローラ部106内に設けられるRAMに確保されるビデ
オコントローラ103との共有メモリの一例を示す模式
図である。
【0171】図において、ビデオコントローラ103
は、上記共有メモリを介して各オプション装置に対する
指定を行う。
【0172】以上の処理により、ステイプル指定の大容
量排出を行う場合でも、確実にステイプル処理を実行
し、ユーザが望むオプション機能を使用した出力結果を
得ることができる。
【0173】〔第3実施形態〕上記第1,2実施形態に
おいては、テストステイプルを行うサブスケジューリン
グ処理を設け、予約されているシート単位の指示の実行
よりも優先させて、所望のジョブ(ステイプル)が実現
できない状態を復活させる処理を行う場合について説明
したが、テストステイプルに限らず、例えばエンジンコ
ントローラ105が行う濃度補正処理であるキャリブレ
ーション処理や感光ドラム220等を清掃するクリーニ
ング処理等に関しての拡張処理を行うサブスケジューリ
ング処理を設けるように構成しても良い。以下、その実
施形態について説明する。
【0174】本実施形態においては、画像記録装置が印
刷した、特定枚数単位毎、あるいは特定ジャム回数毎に
自動でクリーニング用の印字を行って用紙を作成し、更
にメッセージ表示してクリーニング用に作成した用紙を
給紙してクリーニングを実行する。
【0175】クリーニング処理においても、第2実施形
態の図11、図12、図13、図15のフローチャート
で説明した基本動作は同様であり、図15のステップ
(4)の挿入処理をステイプル処理の代わりにクリーニ
ング処理とすることにより、実行することができる。
【0176】以下、図18,図19のフローチャートを
参照して本発明の第3実施形態を示す画像記録装置のク
リーニング処理動作を説明する。
【0177】図18は、本発明の第3実施形態を示す画
像記録装置のクリーニング処理手順を説明するフローチ
ャートであり、クリーニング処理を実行するためのタイ
ミングをチェックし、サブスケジューリング処理部に通
知する処理に対応し、ビデオコントローラ103が実行
するエンジンインタフェースタスクにおいて、印字を実
行するタイミングで行う場合について説明する。また、
ジャム発生などの異常を監視する別タスクでジャム発生
時にジャム発生回数をカウントし、このクリーニング処
理を行っても良い。なお、(1)〜(5)は各ステップ
を示す。
【0178】まず、印刷開始時に前回クリーニングを行
ってからの総印刷枚数又はジャム発生回数等の画像形成
履歴をEEPROM410から取得し(1)、取得した
値をカウントアップしEEPROM410に書き込む
(記憶させる)(2)。次に、カウントアップ後の値が
所定の閾値を越えたかどうかを判断する。即ち、画像形
成不可能(画像品位を保った画像形成が不可能であるた
め画像形成が禁止されている状態)か否かを判断する
(3)。
【0179】ステップ(3)で所定の閾値を越えた(画
像形成不可能)と判断された場合は、クリーニング処理
を実行する(クリーニング処理を開始するために挿入処
理が必要であること)ことをサブスケジューリング部に
通知し(4)、クリーニング処理を行なってからの総印
刷枚数(カウンタ)をゼロクリアして、その値をEEP
ROM410に書き込み(記憶させ)(5)、リターン
する。
【0180】一方、ステップ(3)で、カウントアップ
後の値が所定の閾値を越ない(画像形成可能)と判断さ
れた場合は、そのままリターンする。
【0181】また、サブスケジューリング処理部はクリ
ーニング処理実行通知を受け取ると、以下の図19に示
す挿入処理(クリーニング処理)を実行する。
【0182】図19は、図15示した挿入処理の中のク
リーニング処理手順を説明するフローチャートである。
なお、(1)〜(11)は各ステップを示す。
【0183】サブスケジューリング処理部はクリーニン
グ処理実行通知を受け取ると、クリーニング用ページの
印字を開始したかどうかを判定し(1)、既に、クリー
ニング用ページの印字を開始していると判定された場合
は、ステップ(4)の処理に移行する。
【0184】一方、ステップ(1)で、まだクリーニン
グ用ページの印字を開始していないと判定された場合は
(まだクリーニング処理を実行していなければ)、クリ
ーニング実行の際に必要な画像を形成し、挿入ページ
(例えば、べた黒画像;全面がまっ黒の画像)を作成す
る(2)。次に、ステップ(2)で作成したクリーニン
グ用のページ情報(べた黒画像)をエンジンインタフェ
ースタスクに渡すとともに、オプションインタフェース
を通して、オプションコントローラ部106に対してク
リーニング用ページ印刷の実行通知を行う(3)。
【0185】次に、ステップ(4)において、クリーニ
ング用ページの印字が終了したかどうかを判定し、まだ
クリーニング用ページの印字が終了していないと判定さ
れた場合は、そのままリターンする。
【0186】一方、ステップ(4)で、既にクリーニン
グ用ページの印字が終了していると判定された場合は、
ステップ(2),(3)で印字作成したクリーニング用
の印刷を行なった用紙を給紙トレイに置く旨のメッセー
ジをパネル部104に表示したか否かを判定し(5)、
既にメッセージ表示済みであると判定された場合は、ス
テップ(7)の処理に移行する。
【0187】一方、ステップ(5)で、まだメッセージ
表示していないと判定された場合は、ステップ(2),
(3)で印字作成したクリーニング用の印刷を行なった
用紙を給紙トレイ、例えば手差用トレイ202に置く旨
のメッセージをパネル部104のLCD表示器にメッセ
ージ表示して、ユーザのオペレーションを促す(6)。
【0188】次に、ステップ(7)において、ユーザに
よるオペレーションが完了した通知(クリーニング実行
準備完了通知)を受けたか否かを判定し、まだクリーニ
ング実行準備完了通知を受けていないと判定された場合
は、そのままリターンする。
【0189】一方、ステップ(7)で、クリーニング実
行準備完了通知を受けたと判定された場合は、クリーニ
ング処理を開始したか否かを判定し(8)、既にクリー
ニング処理を開始していると判定された場合は、ステッ
プ(10)の処理に移行する。
【0190】一方、ステップ(8)でまだクリーニング
処理を開始していないと判定された場合は、ステップ
(2),(3)で印字作成され、ユーザによりセットさ
れたクリーニング用の用紙を給紙して、クリーニングを
実行する(9)。なお、ステップ(8)の判断処理は、
クリーニング処理を実行するタスクが、一度クリーニン
グ指定を行った後、何度もクリーニング実行しないよう
にするためのものである。
【0191】次に、ステップ(10)において、クリー
ニング実行した処理が完了したかどうかを監視し、クリ
ーニング処理が完了したか否かを判定し、まだクリーニ
ング処理が完了していないと判定された場合は、そのま
まリターンする。
【0192】一方、ステップ(10)でクリーニング処
理が完了したと判定された場合は、クリーニング実行中
等のフラグを初期化してクリーニング処理完了状態へ移
行し(11)、リターンする。
【0193】なお、上記ステップ(7)におけるクリー
ニング実行準備完了通知は、例えばユーザがクリーニン
グ用の用紙を給紙トレイに載置した後にパネル部104
上の図示しないキーを押下すること、または給紙トレイ
上に載置されたクリーニング用の用紙を図示しないセン
サが検知すること等により発生するものとする。
【0194】このようにして、クリーニング用のシート
(べた黒画像のシート)に感光ドラムの汚れを転写する
ことができる。
【0195】以上の処理により、総印刷枚数又は紙ジャ
ム発生回数等をカウントし、感光ドラム220等の汚れ
が起きる要因を監視し一定間隔でクリーニングを実行す
ることにより、ドラム等の汚れが原因で起きる画像の乱
れを防止してきれいな画像を出力することができる。
【0196】なお、本実施形態では、図19のステップ
(1)〜(4)において、クリーニング用のシート(べ
た黒画像のシート)を印字し、図19のステップ(9)
において、クリーニング用のシートを給紙する挿入処理
(クリーニング)について説明したが、図19のステッ
プ(1)〜(4)でクリーニング用のシート(べた黒画
像のシート)印字を行う代わりに(図19のステップ
(1)〜(4)のクリーニング用のシートの印字を省略
して)、本実施形態の画像記録装置で予め印字しておい
たクリーニング用のシート(べた黒画像のシート)を給
紙するようにして、図19の挿入処理(クリーニング)
をステップ(5)から開始するように構成してもよい。
【0197】これにより、クリーニング処理を短時間に
終了し、迅速に通常の画像形成処理に復帰することがで
きる。
【0198】よって、ホストコンピュータから入力した
ジョブに応じて、ビデオコントローラ103がオプショ
ンコントローラ部106にシート単位のシート処理の指
示を複数シート分予約し、ビデオコントローラ103が
オプションコントローラ部106からの通知により、所
望のジョブが実現できないことを検出すると、ビデオコ
ントローラ103が既に予約した指示の実行よりも優先
して、所望のジョブが実現できない状態を復活させる処
理を行わせる指示をオプションコントローラ部106に
出力することにより、ジョブが実行できない状態のまま
で、各オプション装置が、予約された処理を実行してし
まうことを防止することができる。
【0199】また、ビデオコントローラ103がオプシ
ョンコントローラ部106からの通知により、ステイプ
ルが無くなったことを検出すると、ビデオコントローラ
103は、排紙オプション装置108にステイプルが補
充されたことに応じて排紙オプション装置108に初期
処理を行わせる指示をオプションコントローラ部106
に出力することにより、ステイプル針のない状態で起こ
るステイプルの空打ち等を防止することができる。
【0200】さらに、ビデオコントローラ103は、排
紙オプション装置108にステイプルが補充されたこと
に応じて、給紙オプション装置107からシートを給送
させる指示をオプションコントローラ部106に出力
し、排紙オプション装置108に搬送されたシートに対
して所定回数の綴じ動作を実行させる指示をオプション
コントローラ部106に出力することにより、ステイプ
ル針交換後の頭出できない状態で起こるステイプルの空
打ち等を防止することができる。
【0201】また、ビデオコントローラ103は、予約
した指示を一旦キャンセルして、復活処理の指示をオプ
ションコントローラ部106に出力し、前記復活処理の
完了後に一旦キャンセルした指示をオプションコントロ
ーラ部106に出力させることにより、ジョブが実行で
きない状態のままで、各オプション装置が、予約された
処理を実行してしまうことを防止するとともに、速やか
にジョブを再開することができる。
【0202】さらに、ビデオコントローラ103は、所
定の回数の画像形成を行ったこと又は所定の回数のシー
トジャムが発生したことを検出し、感光ドラム220の
クリーニング処理を行わせる指示をエンジンコントロー
ラ105,オプションコントローラ部106出力するこ
とにより、感光ドラム220等の汚れが原因で起きる画
像の乱れを防止することができる。
【0203】〔第4実施形態〕上記第3実施形態におい
ては、紙ジャムに関して、紙ジャムの発生回数をカウン
トし発生回数がある閾値を超えた場合に、自動でクリー
ニング処理を実行する場合について説明したが、ジャム
発生頻度が上がった場合ニクリーニング処理を実行する
ように構成しても良い。例えば測定開始時の総印刷枚数
をm、ジャム発生回数が規定回数J回発生した時の総印
刷枚数をn、紙ジャム発生頻度の閾値をPとすると、
「J/(n−m)>P」の条件を満たした場合に自動で
クリーニング処理に入るように構成することにより、状
況に応じてクリーニング処理を実行できるようになる。
【0204】もちろん、ジャム発生回数と発生頻度を組
み合わせて(更に、総印刷枚数を組み合わせてもよ
い)、クリーニング処理のトリガとして動作するように
構成しても良い。
【0205】〔第5実施形態〕上記第1,2実施形態に
おいては、図9,図15に示したサブスケジューリング
処理を図7,図13に示したオプションI/Fタスクに
おいて実行する場合について説明したが、図11に示し
たスケジューリングタスクおよびその他のタスクにおい
て処理を実行するように構成してもよい。
【0206】〔第6実施形態〕上記第1,2実施形態に
おいては、図8,図14に示したステイプル詳細情報の
状態遷移図のステイタス(S603)において、図1に
示した排紙オプション装置108の操作部108b上の
ステイプル針補充済ボタン(不図示)を押下することを
トリガとしてテストステイプルを実行する場合について
説明したが、ステイプル針補充済ボタンのない排紙オプ
ションの場合、針なしから針ありに移行したことをトリ
ガとして、例えばパネル部104の図示しないオンライ
ンキー押下をユーザに促し、テストステイプルを実行す
るように構成してもよい。
【0207】また、ユーザにキー操作はさせることな
く、ステイプル針の交換完了確認をトリガとしてテスト
ステイプルを実行するように構成してもよい。
【0208】〔第7実施形態〕上記第1,2実施形態に
おいては、図8,図14に示したステイプル詳細情報の
状態遷移図のステイタス(S603)において、ステイ
プル針の交換をしテストステイプル未実施の状態ではス
テイプルジョブ禁止ビットAを「1」にしているが、ス
テイプルジョブ禁止ビットAを「0」にし、テストステ
イプルを実行することなしにステイプルを実行させるモ
ードを設け、例えばパネル部104よりユーザがユーザ
モードで設定するように構成してもよく、ステイプルの
空打ちの頻度が少ない場合は、ステイプル針の交換の度
にテストステイプルを実行させないよう設定することに
より、無駄なテストステイプルの実行を防止して、ユー
ザの作業効率を向上させる。
【0209】また、ステイプル針交換完了後に、例えば
パネル部104又は排紙オプション装置108の操作部
108bにテストステイプルの実行の有無を問い合わせ
るメッセージを表示し、テストステイプルの実行の有無
をユーザのパネル部104上でのキー操作により選択す
るように構成してもよい。
【0210】なお、テストステイプルモード(テストス
テイプル処理)の時には、印字枚数が1枚のジョブに対
しても、ステイプル(テストステイプル)を行うが、通
常のモード(通常のステイプル処理)の時には、印字枚
数が1枚のジョブに対しては、ステイプルを禁止する。
【0211】これにより、印字枚数が1枚のみの印刷物
にステイプルするという無駄(無意味)なステイプル処
理を回避することができる。
【0212】さらに、本発明に係る画像記録装置は、レ
ーザビームプリンタに限られるものではなく、インクジ
ェットプリンタ等他のプリント方式のプリンタでも良い
ことは言うまでもない。また、オプションユニットを2
台接続した場合を説明したが、更に多くのオプションユ
ニットを接続可能であり、またオプションユニットの機
能を本体が共有しても構わない。
【0213】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記憶した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
て実行することによっても、本発明の目的が達成される
ことは言うまでもない。
【0214】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0215】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0216】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0217】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0218】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適応できることは言うまでもない。この場合、本発明
を達成するためのソフトウエアによって表されるプログ
ラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読
み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本
発明の効果を享受することが可能となる。
【0219】さらに、本発明を達成するためのソフトウ
エアによって表されるプログラムをネットワーク上のデ
ータベースから通信プログラムによりダウンロードして
読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、
本発明の効果を享受することが可能となる。
【0220】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、第1の制御手段が入力される印刷情報
を解析して画像記録装置本体の印字シーケンスを制御
し、第2の制御手段が前記画像記録装置本体に対してオ
プション接続される所定の拡張処理を行う複数のオプシ
ョン装置を前記第1の制御手段との通信により統括制御
し、複数のオプション装置の接続を認識して前記第1の
制御手段から指示される印字シーケンスに基づいて、指
定手段が各オプション装置に対する拡張処理スケジュー
ルを前記第2の制御手段に指定し、前記第2の制御手段
が各オプション装置との通信により検知する各状態変化
に基づいて、判断手段が各オプション装置に対して所定
のテスト処理を実行させるべきか否かを判断し、前記判
断手段が前記所定のテスト処理を実行させるべきである
と判断した場合に、前記指定手段が各オプション装置に
対する前記所定のテスト処理のサブスケジュールを前記
第2の制御手段に指定するので、拡張処理の実行中に、
各オプション装置の状態に基づく拡張機能のテスト処理
を行うことにより、各オプション装置固有の各オプショ
ン作動状態を最適化して、予期しないオプション動作を
回避することが可能となる。
【0221】第2の発明によれば、前記複数のオプショ
ン装置は、記録済の記録媒体をステイプルするためのス
テイプル手段を有する排紙オプション装置を含み、前記
判断手段は、前記第2の制御手段が各オプション装置と
の通信により検知する各状態変化に基づいて前記排紙オ
プション装置を監視して、ステイプル詳細情報を逐次生
成し、該生成されるステイプル詳細情報に基づいてテス
トステイプル処理を実行させるべきか否かを判断し、前
記判断手段がテストステイプル処理を実行させるべきで
あると判断した場合に、前記指定手段が前記排紙オプシ
ョン装置に対するテストステイプル処理の指定を含むサ
ブスケジュールを前記第2の制御手段に指定するので、
ステイプル針の交換に基づく最適なタイミングでテスト
ステイプル処理を行って、ステイプラの作動状態を最適
化することが可能となる。
【0222】第3の発明によれば、前記指定手段により
指定された拡張スケジュールを保持する保持手段を設
け、前記指定手段は、前記第2の制御手段が各オプショ
ン装置との通信により検知する前記所定のテスト処理の
終了に基づいて、前記保持手段に保持された拡張処理ス
ケジュールを前記第2の制御手段に再指定するので、拡
張機能のテスト処理完了後、速やかに拡張処理を再開す
ることが可能となる。
【0223】第4の発明によれば、前記オプション装置
は、オプション装置の拡張情報を格納する格納手段と、
オプション装置の状態情報を検知する検知手段と、前記
格納手段に格納される拡張情報及び前記検知手段に検知
される状態情報を接続される前記第2の制御手段に送信
し、前記第2の制御手段から転送される前記拡張処理ス
ケジュールに基づく前記オプション装置の拡張処理およ
び前記第2の制御手段から転送されるサブスケジュール
に基づく前記オプション装置のテスト処理を制御する第
3の制御手段とを有するので、簡単な構成で各オプショ
ン装置固有の各オプション作動状態を最適化することが
可能となる。
【0224】第5の発明によれば、前記複数のオプショ
ン装置は、記録媒体を給紙するための複数装着可能な給
紙オプション装置,記録済みの記録媒体を排紙するため
の複数の排紙口を有する排紙オプション装置を含み、前
記指定手段は、前記給紙オプション装置に対する記録媒
体の給紙元の指定,前記排紙オプション装置に対する排
紙口指定を含む拡張処理スケジュールを前記第2の制御
手段に指定するので、指定された給紙処理,排紙処理の
実行中に、各オプション装置の状態に基づく拡張機能の
テスト処理を行うことにより、各オプション装置固有の
各オプション作動状態を最適化して、予期しないオプシ
ョン動作を回避することが可能となる。
【0225】第6の発明によれば、前記複数のオプショ
ン装置は、記録済の記録媒体をステイプルするためのス
テイプル手段と、記録媒体を排紙するための複数の排紙
口と、記録媒体を反転させて排紙する反転手段と、記録
媒体の載置域を所定方向にずらして排紙するシフト手段
と、前記ステイプル手段のステイプル針残量を検知する
第1の検知手段と、前記各排紙口に排紙された記録媒体
の積載量を検知する第2の検知手段とを有する排紙オプ
ション装置を含むので、ステイプル処理を伴って指定さ
れたソート排紙処理,反転排紙処理,シフト排紙処理の
実行中に、ステイプラの作動状態を最適化することが可
能となる。
【0226】第7の発明によれば、ステイプル手段が記
録シートに対してステイプル処理を行い、ユーザが前記
ステイプル手段にステイプル針を補充した後に所定の指
示を入力手段により入力し、前記入力手段から指示が入
力されたことに応じて、制御手段が給紙部から記録紙を
前記ステイプル手段がステイプル処理を行う位置へ搬送
させ、前記ステイプル手段にステイプル動作を行わせる
ので、ステイプル針を補充した後に正確にステイプル針
を打ち込める状態にすることができるので、本番でステ
イプル処理をし損ねるといった問題をなくすことができ
る。また入力手段の入力に応じたステイプル動作は空打
ち動作ではなく記録シートに行うので、ステイプル手段
内でステイプル針が詰まってしまうことも防止できる。
【0227】第8の発明によれば、前記制御手段は、前
記入力手段から指示が入力されたことに応じて、1枚の
記録紙を搬送させ、この1枚の記録紙にステイプル動作
を行わせるので、必要最小限の枚数のシートを使って、
空打ち動作を行わずにステイプル針を打ち込める状態に
することができる。
【0228】第9の発明によれば、前記制御手段は、前
記入力手段から指示が入力されたことに応じて、複数回
のステイプル動作を行わせるので、確実にステイプル針
を打ち込める状態にすることができる。
【0229】第10の発明によれば、前記ステイプル手
段は、ステイプル位置を変更可能であり、前記制御手段
は、前記入力手段の指示に応じた複数回のステイプル動
作は1回毎にステイプル位置を変更して行わせるので、
必要最小限の枚数のシートを使って、確実にステイプル
針を打ち込める状態にすることができ、打ち込み済みの
ステイプル針の上から更にステイプル針を打ち込むこと
がない。
【0230】第11の発明によれば、ステイプル手段が
記録シートに対してステイプル処理を行い、前記ステイ
プル手段にステイプル針が補充されたことを検知手段が
検知し、前記検知手段の検知に応じて、制御手段が給紙
部から記録紙を前記ステイプル手段がステイプル処理を
行う位置へ搬送させ、前記ステイプル手段にステイプル
動作を行わせるので、ステイプル針を補充した後に正確
にステイプル針を打ち込める状態にすることができるの
で、本番でステイプル処理をし損ねるといった問題をな
くすことができる。また入力手段の入力に応じたステイ
プル動作は空打ち動作ではなく記録シートに行うので、
ステイプル手段内でステイプル針が詰まってしまうこと
も防止できる。
【0231】第12の発明によれば、前記制御手段は、
前記検知手段の検知に応じて、1枚記録紙を搬送させ、
この1枚の記録紙にステイプル動作を行わせるので、必
要最小限の枚数のシートを使って、空打ち動作を行わず
にステイプル針を打ち込める状態にすることができる。
【0232】第13の発明によれば、前記制御手段は、
前記検知手段の検知に応じて、複数回のステイプル動作
を行わせるので、確実にステイプル針を打ち込める状態
することができる。
【0233】第14の発明によれば、前記ステイプル手
段は、ステイプル位置を変更可能であり、前記制御手段
は、前記検知手段の検知に応じた複数回のステイプル動
作は1回毎にステイプル位置を変更して行わせるので、
必要最小限の枚数のシートを使って、確実にステイプル
針うを打ち込める状態にすることができ、打ち込み済み
のステイプル針の上から更にステイプル針を打ち込むこ
とがない。
【0234】第15の発明によれば、入力される印刷情
報を解析し、画像記録装置本体の印字シーケンスに基づ
いて画像記録装置本体に対してオプション接続される所
定の拡張処理を行う複数のオプション装置に対して拡張
処理スケジュールを指定し、各オプション装置との通信
により検知する各状態変化に基づいて各オプション装置
に対して所定のテスト処理を実行させるべきか否かを判
断し、前記所定のテスト処理を実行させるべきであると
判断した場合に、各オプション装置に対して前記所定の
テスト処理のサブスケジュールを指定するので、拡張処
理の実行中に、各オプション装置の状態に基づく拡張機
能のテスト処理を行うことにより、各オプション装置固
有の各オプション作動状態を最適化して、予期しないオ
プション動作を回避することが可能となる。
【0235】第16,17の発明によれば、所定の通信
媒体を介して情報処理装置より入力される所定のジョブ
に応じて、第1の指示手段が、所定のシート処理を実行
する複数のシート処理装置を制御する第4の制御手段に
対してシート単位のシート処理指示を複数シート分予約
し、判定手段が前記所定のジョブの実行可能状態を判定
し、前記判定手段の判定結果に基づいて、第2の指示手
段が、前記第4の制御手段に対して前記第1の指示手段
により予約された指示の実行よりも優先して所定の処理
を実行させるように指示するので、ジョブが実行できな
い状態のままで、各オプション装置が、予約された処理
を実行してしまうことを防止することができる。
【0236】第18の発明によれば、前記複数のシート
処理装置は、シートをステイプル綴じするステイプル装
置を含み、前記判定手段は、ステイプル装置のステイプ
ル針の有無に応じてステイプルジョブの実行可能状態を
判定し、前記第2の指示手段は、前記判定手段によりス
テイプルジョブの実行が不可能な状態であると判定され
た場合、ステイプル針の補充に応じて、前記第1の指示
手段により予約された指示の実行よりも優先して前記所
定の処理を実行させるように、前記第4の制御手段に対
して指示するので、ステイプル針のない状態で起こるス
テイプルの空打ち等を防止することができる。
【0237】第19の発明によれば、前記複数のシート
処理装置は、シートを前記ステイプル装置へ給送する第
1の給送装置を含み、前記所定の処理は、前記給送装置
にシートを給送させ、前記ステイプル装置に給送される
シートに対して所定回数のステイプル処理を実行させる
テストステイプル処理を含むので、ステイプル針交換後
の頭出できない状態で起こるステイプルの空打ち等を防
止することができる。
【0238】第20,21の発明によれば、前記複数の
シート処理装置は、給送されるシートに画像形成処理す
る画像形成装置を含み、前記判定手段は、前記画像形成
装置による画像形成処理の実行回数,画像形成処理に伴
うシートジャム発生回数等の前記画像形成装置の画像形
成履歴に応じて画像形成ジョブの実行可能状態を判定
し、前記第2の指示手段は、前記判定手段により画像形
成ジョブが実行不可能な状態であると判定された場合、
前記第1の指示手段により予約された指示の実行よりも
優先して所定の処理を実行させるように、前記第4の制
御手段に対して指示するので、感光ドラム220等が汚
れた状態で画像形成が実行されることを防止することが
できる。
【0239】第22の発明によれば、前記複数のシート
処理装置は、シートを前記画像形成装置に給送する第2
の給送装置を含み、前記所定の処理は、前記画像形成装
置により画像形成されたシートを前記第2の給送装置に
より給送させる第1のクリーニング処理を含むので、画
像形成処理の実行状態に応じて感光ドラム220等の汚
れを迅速に取り除くことができる。
【0240】第23の発明によれば、前記複数のシート
処理装置は、シートを前記画像形成装置に給送する第2
の給送装置を含み、前記所定の処理は、前記画像形成装
置に所定の画像形成処理を実行させ、該画像形成された
シートを前記第2の給送装置により給送させる第2のク
リーニング処理を含むので、画像形成処理の実行状態に
応じて感光ドラム220等の汚れを取り除くことができ
る。
【0241】第24の発明によれば、前記第2の指示手
段は、前記第1の指示手段により予約された指示を一旦
キャンセルして、前記第4の制御手段に対して所定の処
理を指示し、該所定の処理の完了後に一旦キャンセルし
た前記第1の指示手段により予約された指示を再度前記
第4の制御手段に対して指示するので、ジョブが実行で
きない状態のままで、各オプション装置が、予約された
処理を実行してしまうことを防止するとともに、速やか
にジョブを再開することができる。
【0242】第25の発明によれば、所定のシート処理
を実行する複数のシート処理装置を制御する制御装置の
制御方法において、所定の通信媒体を介して情報処理装
置より入力される所定のジョブに応じて、シート単位の
シート処理指示を複数シート分予約し、前記所定のジョ
ブの実行可能状態を判定し、該判定結果に基づいて、予
約された指示の実行よりも優先して所定の処理を実行さ
せるように指示するので、ジョブが実行できない状態の
ままで、各オプション装置が、予約された処理を実行し
てしまうことを防止することができる。
【0243】従って、簡単な構成で接続される各オプシ
ョン装置の状態に基づく拡張機能のテスト処理を行うこ
とにより各オプション装置固有の各オプション作動状態
を最適化して、ユーザが意図するオプション機能を使用
した記録結果を誤りなく取得することができる等の効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す画像記録装置およ
び制御装置を適用可能なレーザビームプリンタの構成を
説明するブロック図である。
【図2】図1に示したプリンタの構成を説明する断面図
である。
【図3】図1に示したプリンタの制御構成を説明するブ
ロック図である。
【図4】図1に示したビデオコントローラの構成を説明
するブロック図である。
【図5】図4に示したビデオコントローラが外部装置か
ら転送される制御データ及び印字データに基づいてスケ
ジューリングを行うスケジューリングタスクの処理の一
例を示すフローチャートである。
【図6】図5で示したスケジューリングタスクによって
作成されたページ情報に基づく印字を実行するエンジン
インタフェースタスク(エンジンI/Fタスク)の処理
の一例を示すフローチャートである。
【図7】図5に示したスケジューリングタスクが指定し
たページ状態の監視やエンジンインタフェースタスク及
びその他のタスクから再指定された情報をオプションコ
ントローラ部に対して通知するオプションインタフェー
スタスク(オプションI/Fタスク)の処理の一例を示
すフローチャートである。
【図8】図1に示したオプションコントローラ部から転
送されるステイプル詳細情報の状態遷移の一例を示す状
態遷移図である。
【図9】図4に示したビデオコントローラがオプション
コントローラ部又はエンジンコントローラに対して実行
するテストスケジューリング処理を説明するフローチャ
ートである。
【図10】図1に示したオプションコントローラ部内に
設けられるRAMに確保されるビデオコントローラとの
共有メモリの模式図である。
【図11】図4に示したビデオコントローラが外部装置
から転送される制御データ及び印字データに基づいてス
ケジューリングを行うスケジューリングタスクの処理の
一例を示すフローチャートである。
【図12】図11で示したスケジューリングタスクによ
って作成されたページ情報に基づく印字を実行するエン
ジンインタフェースタスク(エンジンI/Fタスク)の
処理の一例を示すフローチャートである。
【図13】図11に示したスケジューリングタスクが指
定したページ状態の監視やエンジンインタフェースタス
ク及びその他のタスクから再指定された情報をオプショ
ンコントローラ部に対して通知するオプションインタフ
ェースタスク(オプションI/Fタスク)の処理の一例
を示すフローチャートである。
【図14】図1に示したオプションコントローラ部から
転送されるステイプル詳細情報の状態遷移の一例を示す
状態遷移図である。
【図15】図4に示したビデオコントローラがオプショ
ンコントローラ部又はエンジンコントローラに対して実
行するテストスケジューリング処理を説明するフローチ
ャートである。
【図16】図15に示した挿入処理の中のテストステイ
プル処理を説明するフローチャートである。
【図17】図1に示したオプションコントローラ部内に
設けられるRAMに確保されるビデオコントローラとの
共有メモリの模式図である。
【図18】本発明の第3実施形態を示す画像記録装置お
よび制御装置のクリーニング処理手順を説明するフロー
チャートである。
【図19】図15に示した挿入処理の中のクリーニング
処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
101 外部機器 102 レーザビームプリンタ 103 ビデオコントローラ 104 パネル部 105 エンジンコントローラ 106 オプションコントローラ部 107 給紙オプション装置(ペーパデッキオプション
ユニット) 107a ペーパデッキコントローラ(大容量カセット
コントローラ) 107b 操作部 108 排紙オプション装置(フィニッシャオプション
ユニット) 108a フィニッシャコントローラ(大容量スタッカ
コントローラ) 108b 操作部 109 制御ユニット

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される印刷情報を解析して画像記録
    装置本体の印字シーケンスを制御する第1の制御手段
    と、 前記画像記録装置本体に対してオプション接続される所
    定の拡張処理を行う複数のオプション装置を前記第1の
    制御手段との通信により統括制御する第2の制御手段
    と、 複数のオプション装置の接続を認識して前記第1の制御
    手段から指示される印字シーケンスに基づいて各オプシ
    ョン装置に対する拡張処理スケジュールを前記第2の制
    御手段に指定する指定手段と、 前記第2の制御手段が各オプション装置との通信により
    検知する各状態変化に基づいて各オプション装置に対し
    て所定のテスト処理を実行させるべきか否かを判断する
    判断手段とを有し、 前記指定手段は、前記判断手段が前記所定のテスト処理
    を実行させるべきであると判断した場合に、各オプショ
    ン装置に対する前記所定のテスト処理のサブスケジュー
    ルを前記第2の制御手段に指定することを特徴とする画
    像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のオプション装置は、記録済の
    記録媒体をステイプルするためのステイプル手段を有す
    る排紙オプション装置を含み、 前記判断手段は、前記第2の制御手段が各オプション装
    置との通信により検知する各状態変化に基づいて前記排
    紙オプション装置を監視して、ステイプル詳細情報を逐
    次生成し、該生成されるステイプル詳細情報に基づいて
    テストステイプル処理を実行させるべきか否かを判断
    し、 前記指定手段は、前記判断手段がテストステイプル処理
    を実行させるべきであると判断した場合に、前記排紙オ
    プション装置に対するテストステイプル処理の指定を含
    むサブスケジュールを前記第2の制御手段に指定するこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記指定手段により指定された拡張スケ
    ジュールを保持する保持手段を設け、 前記指定手段は、前記第2の制御手段が各オプション装
    置との通信により検知する前記所定のテスト処理の終了
    に基づいて、前記保持手段に保持された拡張処理スケジ
    ュールを前記第2の制御手段に再指定することを特徴と
    する請求項1記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記オプション装置は、オプション装置
    の拡張情報を格納する格納手段と、 オプション装置の状態情報を検知する検知手段と、 前記格納手段に格納される拡張情報及び前記検知手段に
    検知される状態情報を接続される前記第2の制御手段に
    送信し、前記第2の制御手段から転送される前記拡張処
    理スケジュールに基づく前記オプション装置の拡張処理
    および前記第2の制御手段から転送されるサブスケジュ
    ールに基づく前記オプション装置のテスト処理を制御す
    る第3の制御手段とを有することを特徴とする請求項1
    記載の画像記録装置。
  5. 【請求項5】 前記複数のオプション装置は、記録媒体
    を給紙するための複数装着可能な給紙オプション装置,
    記録済みの記録媒体を排紙するための複数の排紙口を有
    する排紙オプション装置を含み、 前記指定手段は、前記給紙オプション装置に対する記録
    媒体の給紙元の指定,前記排紙オプション装置に対する
    排紙口指定を含む拡張処理スケジュールを前記第2の制
    御手段に指定することを特徴とする請求項1記載の画像
    記録装置。
  6. 【請求項6】 前記複数のオプション装置は、記録済の
    記録媒体をステイプルするためのステイプル手段と、 記録媒体を排紙するための複数の排紙口と、 記録媒体を反転させて排紙する反転手段と、 記録媒体の載置域を所定方向にずらして排紙するシフト
    手段と、 前記ステイプル手段のステイプル針残量を検知する第1
    の検知手段と、 前記各排紙口に排紙された記録媒体の積載量を検知する
    第2の検知手段とを有する排紙オプション装置を含むこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  7. 【請求項7】 記録シートに画像を記録する画像記録装
    置において、 記録シートに対してステイプル処理を行うステイプル手
    段と、 ユーザが前記ステイプル手段にステイプル針を補充した
    後に所定の指示を入力する入力手段と、 前記入力手段から指示が入力されたことに応じて、給紙
    部から記録紙を前記ステイプル手段がステイプル処理を
    行う位置へ搬送させ、前記ステイプル手段にステイプル
    動作を行わせる制御手段と、を有することを特徴とする
    画像記録装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記入力手段から指示
    が入力されたことに応じて、1枚の記録紙を搬送させ、
    この1枚の記録紙にステイプル動作を行わせることを特
    徴とする請求項7記載の画像記録装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記入力手段から指示
    が入力されたことに応じて、複数回のステイプル動作を
    行わせることを特徴とする請求項7記載の画像記録装
    置。
  10. 【請求項10】 前記ステイプル手段は、ステイプル位
    置を変更可能であり、前記制御手段は、前記入力手段の
    指示に応じた複数回のステイプル動作は1回毎にステイ
    プル位置を変更して行わせることを特徴とする請求項9
    記載の画像記録装置。
  11. 【請求項11】 記録シートに画像を記録する画像記録
    装置において、 記録シートに対してステイプル処理を行うステイプル手
    段と、 前記ステイプル手段にステイプル針が補充されたことを
    検知する検知手段と、 前記検知手段の検知に応じて、給紙部から記録紙を前記
    ステイプル手段がステイプル処理を行う位置へ搬送さ
    せ、前記ステイプル手段にステイプル動作を行わせる制
    御手段と、を有することを特徴とする画像記録装置。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は、前記検知手段の検知
    に応じて、1枚の記録紙を搬送させ、この1枚の記録紙
    にステイプル動作を行わせることを特徴とする請求項1
    1記載の画像記録装置。
  13. 【請求項13】 前記制御手段は、前記検知手段の検知
    に応じて、複数回のステイプル動作を行わせることを特
    徴とする請求項11記載の画像記録装置。
  14. 【請求項14】 前記ステイプル手段は、ステイプル位
    置を変更可能であり、前記制御手段は、前記検知手段の
    検知に応じた複数回のステイプル動作は1回毎にステイ
    プル位置を変更して行わせることを特徴とする請求項1
    3記載の画像記録装置。
  15. 【請求項15】 入力される印刷情報を解析し、画像記
    録装置本体の印字シーケンスに基づいて画像記録装置本
    体に対してオプション接続される所定の拡張処理を行う
    複数のオプション装置に対して拡張処理スケジュールを
    指定する第1の指定工程と、 各オプション装置との通信により検知する各状態変化に
    基づいて各オプション装置に対して所定のテスト処理を
    実行させるべきか否かを判断する判断工程と、 前記所定のテスト処理を実行させるべきであると判断し
    た場合に、各オプション装置に対して前記所定のテスト
    処理のサブスケジュールを指定する第2の指定工程とを
    有することを特徴とする画像記録装置のオプション制御
    方法。
  16. 【請求項16】 所定のシート処理を実行する複数のシ
    ート処理装置を制御する第4の制御手段と、 所定の通信媒体を介して情報処理装置より所定のジョブ
    を入力する入力手段と、 前記入力手段により入力される所定のジョブに応じて、
    前記第4の制御手段に対してシート単位のシート処理指
    示を複数シート分予約する第1の指示手段と、 前記所定のジョブの実行可能状態を判定する判定手段
    と、 前記判定手段の判定結果に基づいて、前記第4の制御手
    段に対して前記第1の指示手段により予約された指示の
    実行よりも優先して所定の処理を実行させるように指示
    する第2の指示手段と、を有することを特徴とする制御
    装置。
  17. 【請求項17】 前記第2の指示手段は、前記判定手段
    により前記所定のジョブの実行が不可能な状態であると
    判定された場合、前記第1の指示手段により予約された
    指示の実行よりも優先して前記所定の処理を実行させる
    ように、前記第4の制御手段に対して指示することを特
    徴とする請求項16記載の制御装置。
  18. 【請求項18】 前記複数のシート処理装置は、シート
    をステイプル綴じするステイプル装置を含み、 前記判定手段は、ステイプル装置のステイプル針の有無
    に応じてステイプルジョブの実行可能状態を判定し、 前記第2の指示手段は、前記判定手段によりステイプル
    ジョブの実行が不可能な状態であると判定された場合、
    ステイプル針の補充に応じて、前記第1の指示手段によ
    り予約された指示の実行よりも優先して前記所定の処理
    を実行させるように、前記第4の制御手段に対して指示
    することを特徴とする請求項17記載の制御装置。
  19. 【請求項19】 前記複数のシート処理装置は、シート
    を前記ステイプル装置へ給送する第1の給送装置を含
    み、 前記所定の処理は、前記給送装置にシートを給送させ、
    前記ステイプル装置に給送されるシートに対して所定回
    数のステイプル処理を実行させるテストステイプル処理
    を含むことを特徴とする請求項18記載の制御装置。
  20. 【請求項20】 前記複数のシート処理装置は、給送さ
    れるシートに画像形成処理する画像形成装置を含み、 前記判定手段は、前記画像形成装置の画像形成履歴に応
    じて画像形成ジョブの実行可能状態を判定し、 前記第2の指示手段は、前記判定手段により画像形成ジ
    ョブが実行不可能な状態であると判定された場合、前記
    第1の指示手段により予約された指示の実行よりも優先
    して所定の処理を実行させるように、前記第4の制御手
    段に対して指示することを特徴とする請求項17記載の
    制御装置。
  21. 【請求項21】 前記画像形成履歴は、前記画像形成装
    置による画像形成処理の実行回数,画像形成処理に伴う
    シートジャム発生回数を含むことを特徴とする請求項2
    0記載の制御装置。
  22. 【請求項22】 前記複数のシート処理装置は、シート
    を前記画像形成装置に給送する第2の給送装置を含み、 前記所定の処理は、前記画像形成装置により画像形成さ
    れたシートを前記第2の給送装置により給送させる第1
    のクリーニング処理を含むことを特徴とする請求項20
    記載の制御装置。
  23. 【請求項23】 前記複数のシート処理装置は、シート
    を前記画像形成装置に給送する第2の給送装置を含み、 前記所定の処理は、前記画像形成装置に所定の画像形成
    処理を実行させ、該画像形成されたシートを前記第2の
    給送装置により給送させる第2のクリーニング処理を含
    むことを特徴とする請求項20記載の制御装置。
  24. 【請求項24】 前記第2の指示手段は、前記第1の指
    示手段により予約された指示を一旦キャンセルして、前
    記第4の制御手段に対して所定の処理を指示し、該所定
    の処理の完了後に一旦キャンセルした前記第1の指示手
    段により予約された指示を再度前記第4の制御手段に対
    して指示することを特徴とする請求項16記載の制御装
    置。
  25. 【請求項25】 所定のシート処理を実行する複数のシ
    ート処理装置を制御する制御装置の制御方法において、 所定の通信媒体を介して情報処理装置より入力される所
    定のジョブに応じて、シート単位のシート処理指示を複
    数シート分予約する第1の指示工程と、 前記所定のジョブの実行可能状態を判定する判定工程
    と、 該判定結果に基づいて、前記第1の指示工程により予約
    された指示の実行よりも優先して所定の処理を実行させ
    るように指示する第2の指示工程と、を有することを特
    徴とする制御装置の制御方法。
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