JP4627170B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
また、所定の条件で遊技者が停止操作スイッチを操作することにより遊技目的を演出表示装置に表示して演出画像が画像記憶手段に記憶可能となることを、遊技者が知ることができると、停止操作スイッチを操作するときに遊技者の演出に対する期待をより一層高めることができる。
本実施形態に係るスロットマシン10の筐体の前面部には、表示機能を有するフロントパネル(演出表示装置)40が設けられ、このフロントパネル40には、1つの透明な表示窓21が設けられている。表示機能を有するフロントパネル40は、例えば液晶パネルであり、種々の演出のための画像や遊技に必要な情報を表示する。また、フロントパネル40において、表示窓21の部分には、画像を表示するための液晶や液晶を構成する部材(偏光板など)や液晶を制御する回路などが設けられておらず、透明なままである。
メイン制御基板50には、メインCPU51、ROM52、RAM53及びインタフェース回路(I/F回路)54が設けられており、これらはバス55を介して互いに接続されている。
サブ制御基板60には、サブCPU61、ROM62、RAM63、画像制御プロセッサ64、画像データROM65、ビデオRAM66、音源回路67、アンプ68及びインタフェース回路(I/F回路)69が設けられている。サブCPU61、ROM62、RAM63、画像制御プロセッサ64、音源回路67及びI/F回路69はバス70を介して互いに接続されている。また、画像データROM65及びビデオRAM66は画像制御プロセッサ64に接続され、アンプ68は音源回路67に接続されている。
リール基板11には、左リール31L、中リール31C及び右リール31Rを駆動するためのステッピングモータ(図示せず)が接続されている。これらのリール31L、31C及び31Rの動作の制御は、リール基板11を介してメインCPU51によって行われる。
中央表示基板12は、例えばフロントパネル40の裏側の中央部に取り付けられる。中央表示基板12には、セレクタ81、1ベット・2ベットスイッチ43a、MAXベットスイッチ(3ベットスイッチ)43b、スタートスイッチ(レバー)41、左ストップスイッチ(ボタン)42L、中ストップスイッチ(ボタン)42C、右ストップスイッチ(ボタン)42R、設定表示部82及び設定変更スイッチ83が接続されている。
電源装置基板13には、設定変更有効化スイッチ91、電源スイッチ92、ホッパ装置93及び電源装置94が接続されている。設定変更有効化スイッチ91は、設定変更スイッチ83を用いた設定の変更を可能な状態にする際に操作するスイッチである。即ち、設定変更有効化スイッチ91がオンの状態になっているときに限り、設定変更スイッチ83を用いた設定の変更が可能になる。電源スイッチ92は、電源装置94のオン/オフを切り替えるためのスイッチである。ホッパ装置93は、メダルの貯蔵及び払い出しを行う装置であり、電源装置基板13を介したメインCPU51からの指示に基づいて、予め貯蔵しておいたメダルから所定枚数のメダルを遊技者に払い出す。
役抽選部101は、後述のタイミング制御部102によるタイミング制御に応じて、役(特別役、小役、リプレイ等)の抽選を行う。ここで、特別役とは、通常遊技とは異なる遊技であって遊技者に有利な特別遊技に移行させるための役である。通常遊技における役の抽選において特別役に当選し、特別役の図柄の組合せが有効ラインに停止したとき、即ち特別役が入賞したことを条件として、通常遊技から特別遊技に移行させる。特別遊技は、通常遊技以上にメダル獲得枚数期待値が大きく、遊技者にとって有利となる遊技である。ここで、特別遊技には、例えばBB(ビックボーナス)ゲーム及びRB(レギュラーボーナス)ゲームが含まれる。
タイミング制御部102は、役抽選部101や、後述のリール制御部106及び入賞判定部107等の動作タイミングを制御する。例えば、タイミング制御部102は、スタートスイッチ41が操作されたことを条件として、役抽選部101に役の抽選を行わせると共に、リール制御部106にリール群31の回転を開始させ、また、ストップスイッチ群42が操作されたことを条件として、リール制御部106にリール群31の停止制御を行わせる。更に、タイミング制御部102は、スタートスイッチ41やストップスイッチ群42からの信号をサブ制御基板60に送信して、スタートスイッチ41又はストップスイッチ群42が操作されたことを、後述する演出パターン選択部201及び演出制御部202に通知する。このように、スタートスイッチ41及びストップスイッチ群42の操作タイミングが通知されることにより、例えば演出パターン選択部201が演出パターンを選択することができ、演出制御部202が演出の制御を行うことができる。更にまた、タイミング制御部102は、リール群31が停止したことを条件として、入賞判定部107に入賞判定を行わせる。なお、タイミング制御部102の動作はこれらに限定されるものではない。
フラグ情報記憶部103は、役抽選部101の抽選によって何らかの役が当選して当選フラグがオンになった場合に、当選した役の種類及びその当選フラグがオンになったことを記憶する。なお、後述のように、フラグ情報記憶部103に記憶されている情報が消去されるタイミング(当選フラグがオフとなるタイミング)は、特別役とそれ以外の役とで異なっている。即ち、特別役の場合、フラグ情報記憶部103に記憶されている情報は、特別遊技が終了したことを条件として消去され、特別遊技が終了していなければ次遊技以降まで持ち越されるのに対し、それ以外の役の場合には、その役の入賞の有無に拘わらず、当該遊技の終了の際に消去され、次遊技まで持ち越されることはない。
リール制御部106は、タイミング制御部102によるタイミング制御に応じて、リール群31(リール31L、31C及び31R)の回転の開始及び停止の制御を行う。より具体的には、リール制御部106は、遊技状態(例えば、通常遊技状態、特別遊技状態等)、役抽選部101による抽選の結果、並びにストップスイッチ群42(ストップスイッチ42L、42C及び42R)が操作されたタイミング等に基づいて、リール31L、31C及び31Rの停止位置を決定すると共に、ステッピングモータの駆動を制御して、その決定した位置でリール31L、31C及び31Rの回転を停止させる。
入賞判定部107は、タイミング制御部102によるタイミング制御に応じて、図柄組合せライン群22のうち、1本〜複数本の有効ラインのいずれかに役の図柄の組合せが並んでいるか否かを判定し、並んでいるものがあれば当該遊技でその役に入賞したと判定する。このとき、入賞判定部107は、例えばステッピングモータの停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ライン上に位置する図柄を判定し、これに基づいて、役の入賞の有無を判定すると共に、判定結果の情報等をサブ制御基板60に送信する。
特別遊技制御部108は、入賞判定部107による判定の結果、BBに入賞していた場合に、次遊技から役に入賞した場合に払い出されるメダルの総数が所定の終了枚数に達するまでの間、特別遊技(BBゲーム)の制御を行う。例えば、リール制御部106に特別遊技(BBゲーム)用のリール制御を行わせる。また、特別遊技(BBゲーム)においては、上述のように、役抽選テーブル121とは異なる抽選テーブル(図示せず)が用いられ、この抽選テーブルの変更も特別遊技制御部108の指示に基づいて行われる。
払出制御部110は、入賞判定部107による判定の結果、入賞している役に応じたメダルの払い出しをホッパ装置93に行わせる。払出制御部110には払出枚数カウンタ111が含まれている。入賞役がBBである場合、払出枚数カウンタ111は、BBゲーム中のメダルの払出枚数をカウントし、その総数を求める。そして、払出制御部110は、総払出枚数が所定の範囲の終了枚数、例えば466枚〜480枚に達すると、その旨を特別遊技制御部108に知らせ、特別遊技を終了させる。なお、払出枚数カウンタ111により求められたメダルの総払出枚数の情報は、総払出枚数が所定の終了枚数に達し、一連の特別遊技(BBゲーム)が終了した時点で消去され、総払出枚数はリセットされる。
演出パターン選択部201は、スタートスイッチ(回転操作スイッチ)41が操作されてから第3ストップスイッチ(3番目に操作されるストップスイッチ)が操作されて、全てのリール31L、31C及び31Rが停止するまでの間に行う演出のパターンや、第3ストップスイッチが操作されて全てのリール31L、31C及び31Rが停止した時に、何らかの役に入賞していた場合に行う演出のパターンを当該入賞役の種類等に応じて選択する。なお、演出のパターンは、例えばROM62に記憶されている。
演出制御部202は、演出パターン選択部201によって選択されたパターンに基づく演出の制御を行う。そして、演出制御部202による制御に基づいて、画像制御プロセッサ64がフロントパネル40に表示する画像データを作成し、また、音源回路67で生成された音信号がアンプ68によって増幅された後、スピーカ71から出力される。
演出画像記憶部203は、第1ストップスイッチ(又は第2ストップスイッチ)が遊技者により操作されて、その旨を示す信号を演出制御部202がタイミング制御部102から受信すると、このとき表示されている演出画像を一時的に記憶する。その後、演出画像記憶部203に記憶された演出画像データは、画像加工部204により加工されて、第3ストップスイッチの操作によりフロントパネル40に表示された後に消去される。なお、消去のタイミングは特に限定されず、加工画像がフロントパネル40に表示された直後でも、例えば、演出画像記憶部203に次の演出画像が記憶されるときでもよい。
画像加工部204は、第1ストップスイッチが操作されたという情報と、抽選テーブル情報及び当選役情報(役の抽選結果)とを演出制御部202から受けると、演出制御部202から受けた情報、即ち、どのような抽選テーブルが使用されているか、及びフラグが立っているかどうかの等の特別役に対する期待度を考慮して、画像の加工方法の抽選を行う。その後、この加工方法の抽選結果に基づいて、画像加工部204は演出画像記憶部203に記憶されている演出画像データを加工し、その加工結果を演出制御部202に送信する。
11:リール基板
12:中央表示基板
13:電源装置基板
21:表示窓
22a、22b、22c:有効ライン
23:メダル投入口
31L、31C、31R:リール
40:フロントパネル
41:スタートスイッチ
42L、42C、42R:ストップスイッチ
43a、43b:ベットスイッチ
50:メイン制御基板
51:メインCPU
52、62:ROM
53、63:RAM
54、69:I/F回路
55、70:バス
60:サブ制御基板
61:サブCPU
64:画像制御プロセッサ
65:画像データROM
66:ビデオRAM
67:音源回路
68:アンプ
71:スピーカ
81:セレクタ
82:設定表示部
83:設定変更スイッチ
91:設定変更有効化スイッチ
92:電源スイッチ
93:ホッパ装置
94:電源装置
101:役抽選部
102:タイミング制御部
103:フラグ情報記憶部
106:リール制御部
107:入賞判定部
108:特別遊技制御部
110:払出制御部
111:払出枚数カウンタ
121:役抽選テーブル
201:演出パターン選択部
202:演出制御部
203:演出画像記憶部
204:画像加工部
Claims (5)
- 複数種類の図柄を表示した複数のリールと、
前記複数のリールの回転を開始させるときに遊技者が操作する回転操作スイッチと、
前記複数のリールの各々に対応して設けられ、前記リールの回転を停止させるときに遊技者が操作する複数の停止操作スイッチと、
役の抽選を行う役抽選手段と、
遊技者に対して演出画像を表示する演出表示装置と、
前記演出表示装置に表示された前記演出画像を撮影するという演出であるシャッター演出を含む演出パターンを選択する演出パターン選択手段と、
前記演出パターンに従って前記演出表示装置に前記演出画像を表示させる演出制御手段と、
前記演出画像の少なくとも一部を記憶する画像記憶手段と、
前記画像記憶手段に前記演出画像が記憶されたときに、前記役の抽選結果を考慮して加工方法の抽選を行い、当該抽選で決定した加工方法により前記画像記憶手段が記憶している前記演出画像を加工するとともに、前記加工方法に関連するコメントを加工された演出画像に追加する画像加工手段と、
を有し、
前記演出制御手段は、前記演出パターン選択手段により前記シャッター演出が選択されたとき、
前記回転操作スイッチの操作に応じて前記演出表示装置に前記シャッター演出に関連した遊技目的を表示させるとともに、少なくとも、前記リールが回転を開始してから全ての前記リールが停止するまでの間、前記演出画像を前記演出表示装置に表示させ、
前記複数の停止操作スイッチの操作に関する所定の条件が満たされると、その時に前記演出表示装置が表示している前記演出画像の少なくとも一部を前記画像記憶手段に記憶させ、さらに、
前記複数の停止操作スイッチの全てが操作されると、前記画像加工手段による前記加工結果を前記演出表示装置に表示させることを特徴とする遊技機。 - 前記画像記憶手段は、前記演出制御手段が前記演出表示装置に前記画像加工手段による前記加工結果を表示させた後に、記憶した前記演出画像を消去することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記画像加工手段は、前記複数の停止操作スイッチの操作に関する所定の条件が満たされた瞬間の演出画像をそのまま加工結果とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
- 前記画像加工手段は前記画像記憶手段が記憶した前記演出画像を、記憶したタイミングよりも前又は後の演出画像となるように加工することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
- 前記画像加工手段は前記画像記憶手段が記憶した前記演出画像を、焦点が合わない状態に加工することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
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