JP4627092B2 - アンテナ装置及び無線通信装置 - Google Patents

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本発明は、例えば携帯電話機,PHS電話機(PHS:Personal Handyphone System)、及び無線通信機能を有するPDA装置(PDA:Personal Digital Assistant),パーソナルコンピュータ装置等の端末装置に設けて好適なアンテナ装置及び無線通信装置に関する。
携帯電話機のアンテナ特性は、当該携帯電話機が通話時等に人体に近接して使用されると、人体の影響で該アンテナ特性が劣化することが知られている。このため、従来より、電磁界の近傍界及び遠方界共に、人体方向の放射を低減可能なアンテナ装置の開発が進められている。
従来、このような人体方向の放射の低減を図ったアンテナ装置として、図8に示すアンテナ装置が知られている。この図8において、このアンテナ装置は、通話時に人体と近接する側(人体側)とは反対側に位置するように、無線回路52が設けられた回路基板51に対してアンテナエレメント53を設けている。すなわち、使用時において、アンテナエレメントが人体から離れるようにアンテナエレメント53を設けている。これにより、人体頭部の放射を低減可能となっている。
また、特開2002−94311号の公開特許公報(特許文献1)には、図9に示すように通話時に人体側とは反対側に位置するように、無線回路62が設けられた回路基板61に対してアンテナエレメント63を設けると共に、この回路基板61の通話時における人体側に、該アンテナエレメント63が対応する周波数帯域の信号のλ/4波長に対応するように調整された非励振素子65(=反射板)を、片側短絡とするかたちで設けたアンテナ装置が開示されている。
この特許文献1に開示されているアンテナ装置は、非励振素子65により、回路基板61の非励振素子65側の電流分布を最小とし、アンテナエレメント63側の電流分布を最大とすることができる。すなわち、使用時における人体頭部の放射を低減して、良好なアンテナ特性を得ることが可能となっている。
ここで、近年において、一つの携帯電話機で複数の周波数帯域への対応可能とすることで、通信容量の拡大や国際ローミングに対応した携帯電話機が知られている。例えば、GSM方式(GSM:Global System for Mobile Communications)の800MHz帯、DCS方式(DCS:Digital Cellular System)の1.7GHz帯、PCS方式(PCS:Personal Communication Service)の1.9GHz帯、及びUMTS方式(UMTS:Universal Mobile Telecommunications System)の2.1GHz帯の計4つの周波数帯域に対応可能な無線通信システムも実用化されつつある。そして、このようなマルチバンドへの対応の要求は、近年、高まりつつある。
特開昭63−204311号公報(第4頁〜第5頁:図1)
しかし、特許文献1に開示されているアンテナ装置の場合、アンテナエレメント63の反対側に設けられる反射板(非励振素子65)は、アンテナエレメント63で対応する低域の周波数帯域に有効に機能するように、その周波数特性が調整されるのであるが、このように低域の周波数帯域に有効に機能するように調整を行うと、非励振素子65の高次の共振成分が、アンテナエレメント63で対応する高域の周波数帯域に現れる問題がある。
図10に、800MHz帯及び2GHz帯にそれぞれ対応するアンテナエレメント63のアンテナ特性を示す。この図10は、横軸が周波数を、縦軸がSパラメータ(Scattering parameter)の「S11(ネットワークアナライザの入力端から反射される電力)/(ネットワークアナライザの入力端に入射する電力)」の値(電圧反射係数)を示している。
この図10からわかるように、この場合、アンテナエレメント63は、800MHz及び2GHzにそれぞれピークを有するアンテナ特性を示すのであるが、750MHz近辺に非励振素子65の低周波数帯域側の共振成分が現れ、2.06GHz近辺に非励振素子65の高周波数帯域側の共振成分が現れる。
すなわち、この非励振素子65の共振特性は、アンテナ装置で送受信する800MHz帯を良好に送受信可能とすると共に、非励振素子65の低周波数帯域側の共振成分が、アンテナ装置で送受信する800MHzの周波数帯域外となるように調整される。これにより、非励振素子65の低周波数帯域側の共振成分は、図10に示すようにアンテナ装置で送受信する800MHz帯から例えば50MHz程度ずれて現れる。このため、非励振素子65の低周波数帯域側の共振成分は、アンテナ装置で送受信する800MHz帯の周波数特性には悪影響を及ぼすことはない。
しかし、このように非励振素子65の共振特性を、アンテナ装置の低周波数帯域側(800MHz帯)の周波数特性に悪影響を及ぼさないように調整すると、図10に示すように非励振素子65の高周波数帯域側の共振成分が、このアンテナ装置で送受信する2GHz帯の周波数帯域内に現れる。
このようにアンテナ装置で送受信する2GHz帯の周波数帯域内に、非励振素子65の高周波数帯域側の共振成分が現れると、アンテナ装置で送受信する2GHz帯の周波数帯域内の周波数のうち、非励振素子65の高周波数帯域側の共振成分が現れた帯域の送受信特性が極端に劣化する問題を生ずる。換言すれば、アンテナ装置で送受信を希望する2GHz帯の信号のうち、非励振素子65の高周波数帯域側の共振成分の帯域が送受信困難な状態となる。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、非励振素子を設けたマルチバンド対応のアンテナ装置において、該非励振素子の共振成分の悪影響を受けることなく、各帯域の信号を良好に送受信可能とするアンテナ装置及び無線通信装置の提供を目的とする。
本発明に係るアンテナ装置は、上述の課題を解決するための手段として、
基板と、
複数の帯域の信号をそれぞれ送受信可能であり、上記基板の一端面側に設けられたアンテナエレメントと、
上記基板の他端面側に設けられ、低周波帯域側の共振成分が、上記アンテナエレメントの低周波数帯域外となるように共振特性の調整がなされた非励振素子と、
上記基板と上記非励振素子との間の電磁結合量を調整して、該非励振素子の低周波帯域側の共振周波数及び高周波帯域側の共振周波数を高周波方向に移動させて、該非励振素子の低周波帯域側の共振成分及び高周波帯域側の共振成分を、共に上記アンテナエレメントの低周波数帯域外及び高周波数帯域外に移動させる共振周波数移動調整手段と
を有する。
また、本発明に係る無線通信装置は、上述の課題を解決するための手段として、
基板と、複数の帯域の信号をそれぞれ送受信可能であり、上記基板の一端面側に設けられたアンテナエレメントと、上記基板の他端面側に設けられ、低周波帯域側の共振成分が、上記アンテナエレメントの低周波数帯域外となるように共振特性の調整がなされた非励振素子と、上記基板と上記非励振素子との間の電磁結合量を調整して、該非励振素子の低周波帯域側の共振周波数及び高周波帯域側の共振周波数を高周波方向に移動させて、該非励振素子の低周波帯域側の共振成分及び高周波帯域側の共振成分を、共に上記アンテナエレメントの低周波数帯域外及び高周波数帯域外に移動させる共振周波数移動調整手段とを備えたアンテナ装置と、
上記アンテナ装置が対応する各共振周波数の信号毎にそれぞれ信号処理を行うための複数の信号処理系と、
受信時において、上記アンテナ装置で受信された信号を分波処理し、上記複数の信号処理系のうち、当該信号の共振周波数に対応する信号処理系に供給する分波手段と、
送信時において、上記いずれかの信号処理系で形成された信号を、上記アンテナ装置を介して無線送信する送信手段と
を有する。
このような本発明は、基板の一端面側に、複数の帯域の信号をそれぞれ送受信可能なアンテナエレメントを設けると共に、該基板の他端面側に、低周波帯域側の共振成分が、上記アンテナエレメントの低周波数帯域外となるように共振特性の調整がなされた非励振素子を設ける。そして、共振周波数移動調整手段が、基板と非励振素子との間の電磁結合量を調整することで、該非励振素子の低周波帯域側の共振周波数及び高周波帯域側の共振周波数を高周波方向に移動させて、該非励振素子の低周波帯域側の共振成分及び高周波帯域側の共振成分を、共に上記アンテナエレメントの低周波数帯域外及び高周波数帯域外に移動させる。
本発明は、共振周波数移動調整手段が、基板と非励振素子との間の電磁結合量を調整することで、該非励振素子の低周波帯域側の共振周波数及び高周波帯域側の共振周波数を高周波方向に移動させて、該非励振素子の低周波帯域側の共振成分及び高周波帯域側の共振成分を、共に上記アンテナエレメントの低周波数帯域外及び高周波数帯域外に移動させる。これにより、非励振素子で人体の放射を低減することができるうえ、共振周波数移動調整手段で、非励振素子の低周波帯域側及び高周波数帯域側の共振周波数が、共にアンテナエレメントが対応する各周波数帯域内に現れないようにすることができ、アンテナエレメントで各帯域の信号を良好に送受信可能とすることができる。
本発明は、携帯電話機に適用することができる。
[携帯電話機の全体構成]
図1に、この本発明の第1の実施の形態となる携帯電話機のブロック図を示す。この図1に示すように、当該実施の形態の携帯電話機は、携帯事業者のコミュニケーションネットワークに接続された基地局との間でデータの送受信を行うアンテナ1及び通信回路2と、着信音,受話音声,動画ファイルの音声,音楽データの音声等の音声出力を得るためのスピーカ部3と、送話音声等を集音するマイクロホン部4と、発着信電話番号、送信元,送信先となるユーザの名前、電話や携帯メールの発着信履歴、電話帳,アドレス帳、スケジュール帳、送受信した携帯メールの文章等を表示する表示部5とを有している。
また、この携帯電話機は、所望の電話番号や文字の入力等を行うための複数のキーが設けられた操作部6と、所望の被写体の静止画及び動画を撮像するためのカメラ部7と、通信処理プログラム(コミュニケーションプログラム)の他、上記携帯メールやスケジュール帳等の情報処理を行うための各種アプリケーションプログラムが記憶されたROM8と、上記電話や携帯メールの発着信履歴、発着信した携帯メールの本文、電話帳、アドレス帳、スケジュール帳等が記憶されたRAM9と、上記通信処理プログラムや各種アプリケーションプログラム等に基づいて当該携帯電話機の動作を制御する制御部10とを有している。
[アンテナの構成]
図2に上記アンテナ1の構成を示す。このアンテナ1は、一例ではあるが、800MHz帯及び2GHz帯の信号をそれぞれ送受信可能な、いわゆるマルチバンド対応のアンテナとなっている。
この図2において、アンテナ1は、上記通信回路2が設けられた基板11と、上記800MHz帯及び2GHz帯の信号をそれぞれ送受信するアンテナエレメント13と、基板11上の電流分布を調整する非励振素子14とを有している。
アンテナエレメント13は、当該携帯電話機の通話使用時に反人体側に位置するように、接続ピン13aを介して基板11の給電点19及びグランドにそれぞれ接続されている。また、アンテナエレメント13は、接続ピン13aを介して基板11と接続されることで、この接続ピン13aの長さ分、基板11からも離間している。このため、このアンテナエレメント13は、当該携帯電話機の通話使用時には、人体に対してさらに離間することとなる。従って、電磁界の近傍界及び遠方界ともに人体方向の放射を低減させることが可能となっている。
非励振素子14は、当該携帯電話機の通話使用時に人体側に位置するように基板11に設けられている。すなわち、非励振素子14は、基板11を挟んで当該非励振素子14とアンテナエレメント13とが相対向するように設けられている。
この非励振素子14は、ワイヤ状(細棒状)の部材を略L字状に折曲加工して形成された第1の非励振素子片14a、及びこれと同様にワイヤ状(細棒状)の部材を略L字状に折曲加工して形成された第2の非励振素子片14bの反折曲加工端部同士(=略L字状に折曲加工された端部の反対側の端部同士)を、ワイヤ状(細棒状)の部材を直線の棒状に加工して形成された第3の非励振素子片14cを介して相互に接続した形状を有している。
そして、この非励振素子14は、基板11上に設けられた表示部5を取り囲むかたちで、第1の非励振素子片14aの脚部14d、及び第2の非励振素子片14bの脚部14eを介して基板11に物理的に接続されている。
換言すれば、第1の非励振素子片14a及び第2の非励振素子片14bの反折曲加工端部同士を第3の非励振素子片14cを介して相互に接続することで形成される空隙部17から表示部5が覗くように、非励振素子14が基板11に設けられている。
また、この非励振素子14は、いわゆる片側短絡型の非励振素子14となっており、一方の脚部である、例えば第1の非励振素子片14aの脚部14dが共振回路16を介して基板11のグランド層に電気的に接続されている。この共振回路16としては、図2に示すようにコイル(L)及びとコンデンサ(C)を並列接続して形成した並列共振回路、或いはコイル(L)及びとコンデンサ(C)を直列接続して形成した直列共振回路が設けられており、当該携帯電話機においては、この共振回路16の主にコンデンサの容量(C)を調整することで、基板11と非励振素子14との間の電磁結合量を調整して、アンテナエレメント13で送受信される低周波数帯(800MHz帯)及び高周波数帯(2GHz帯)の各帯域外に、非励振素子14の共振周波数が現れるようにしている。
[アンテナの機能]
図3(a)〜(c)に、非励振素子14の共振特性を示す。この図3(a)〜(c)は、横軸が周波数を、縦軸がSパラメータ(Scattering parameter)の「S11(ネットワークアナライザの入力端から反射される電力)/(ネットワークアナライザの入力端に入射する電力)」の値(電圧反射係数)を示している。
まず、図3(a)は、共振回路16を設けていない状態の非励振素子14の周波数特性を示している。この図3(a)に示す周波数f2は約750MHzの周波数を、また、周波数f3は約2.06GHzの周波数を示している。従って、共振回路16を設けない場合、アンテナエレメント13で送受信する800MHz帯には、非励振素子14の低周波数帯域側の共振成分は現れないのであるが、アンテナエレメント13で送受信する2GHz帯には、非励振素子14の高周波数帯域側の共振成分が現れることとなる。
次に、図3(b)は、コイルの容量(電磁結合量)が未調整の共振回路16を設けた状態の非励振素子14の共振周波数特性を示している。この共振回路16を設けると、コイルの容量の影響で、図3(b)に示すように、この場合の低周波数帯である800MHz帯のピーク値が、上記周波数f2よりも低い周波数である、例えば約700MHzの周波数f1に下がる。
すなわち、共振回路16のコイルの容量性リアクタンスは、図4に示すように低周波数帯に対して大きく影響し、高周波数帯に対しては殆ど影響を及ぼさない。共振回路16が設けられるということは、コイルの容量性リアクタンスが追加(増加)されたこととなるため、この場合の低周波数帯である800MHz帯のピーク値が、図3(b)に示すように上記周波数f2よりも低い周波数である、例えば約700MHzの周波数f1に下がる。そして、非励振素子14の低周波数帯域側の共振成分は、アンテナエレメント13で送受信する800MHz帯よりも、さらに外れた帯域に現れることとなる。
ただ、コイルの容量性リアクタンスは、前述のように高周波数帯に対しては殆ど影響を及ぼさない。このため、このままでは、非励振素子14の高周波数帯域側の共振成分は、アンテナエレメント13で送受信する2GHz帯内に現れたままとなる。
次に、図3(c)は、コイルの容量を調整した共振回路16を設けた状態の非励振素子14の周波数特性を示している。具体的には、非励振素子14の低周波数帯域側の共振成分を、図3(b)に示す周波数f1から元の周波数f2に戻すように、共振回路16のコイルの容量を調整することで、図3(c)に示すように非励振素子14の低周波数帯及び高周波数帯の各共振成分を全体的に高周波方向にシフトさせる。
具体的には、この例の場合、共振回路16の主にコイルの容量を調整することで、700MHz(周波数f1)にピークのあった非励振素子14の低周波数帯側の共振成分を750MHz(周波数f2)に戻すことで、これと共に、2.06GHz(周波数f3)にピークのあった非励振素子14の高周波数帯側の共振成分を2.16GHz(周波数f4)に押し上げている。
これにより、図5に示すように非励振素子14の低周波数帯側の共振成分及び高周波数帯側の共振成分を、それぞれアンテナエレメント13で送受信する800MHz帯外(約750MHz=周波数f2)、及び2GHz帯外(約2.16GHz=周波数f4)に移動させることができる。
[信号の送受信処理]
次に、このようにアンテナエレメント13で受信された信号は、当該携帯電話機の通信回路2に設けられている分波器により、800MHz帯の信号、及び2GHz帯の信号にそれぞれ分波され、各帯域の信号処理系に供給され、それぞれ適宜信号処理される。
また、800MHz帯の信号の送信時には、通信回路2により800MHz帯の信号処理系からの信号が選択され、2GHz帯の信号の送信時には、通信回路2により2GHz帯の信号処理系からの信号が選択され、それぞれ上記アンテナ1を介して基地局に無線送信される。
[第1の実施の形態の効果]
以上の説明から明らかなように、この第1の実施の形態の携帯電話機は、アンテナ1に対して、非励振素子14及びこの非励振素子14の共振周波数を調整する共振回路16を設けることで、非励振素子14により当該携帯電話の通話使用時等における人体頭部の放射を低減することができ、また、共振回路16により、アンテナエレメント13で送受信する低周波数帯(例:800MHz帯)及び高周波数帯(例:2GHz帯)の各周波数帯外に非励振素子14の共振成分を移動させることができる。このため、人体頭部の放射を低減したうえで、アンテナエレメント13で低周波数帯及び高周波数帯の信号を良好に送受信可能とすることができる。
また、非励振素子14は片側短絡構成となっており、共振回路16を介して基板11のグランド層に接続されているため、表示部5等を介して静電気が流れた場合に、これを接地することができる。このため、表示部5を介して流れた静電気により通信回路2が破損したり、回路がリセットされる不都合を防止することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態の携帯電話機を説明する。上述の第1の実施の形態の携帯電話機は、非励振素子14が設けられたアンテナ1に対して共振回路16を設けることで、この共振回路16で非励振素子14の共振成分を調整するものであったが、この第2の実施の形態の携帯電話機は、共振回路16の代わりに、非励振素子14に対してスタブを設けることで、非励振素子14の共振成分を調整するものである。なお、この第2の実施の形態の携帯電話機と、上述の第1の実施の形態の携帯電話機とでは、この点のみが異なるため、以下の第2の実施の形態の携帯電話機の説明では、この差異の説明のみ行い、重複説明は省略することとする。
[第2の実施の形態のアンテナの構成]
この第2の実施の形態の携帯電話機の場合、図6に示すようにアンテナ1に設けられた片側短絡型の非励振素子14に対して、該非励振素子14の第3の非励振素子片14cに対して平行となるように、バー状のスタブ21が設けられている。このスタブ21は、当該スタブ21と基板11との間の電磁結合量(=キャパシタ)を可変するように機能し、非励振素子14の低周波数帯及び高周波数帯の各共振周波数を調整している。
[第2の実施の形態のアンテナの機能]
この第2の実施の形態の携帯電話機において、非励振素子14に対してスタブ21を設けない場合、図3(a)に示したようにアンテナエレメント13で送受信する800MHz帯には、非励振素子14の低周波数帯域側の共振成分は現れないのであるが、アンテナエレメント13で送受信する2GHz帯には、非励振素子14の高周波数帯域側の共振成分が現れた状態となる。
次に、非励振素子14に対して未調整のスタブ21を設けると、このスタブ21と基板11との間の電磁結合量が変化し、図3(b)に示すように、この場合の低周波数帯である800MHz帯のピーク値が、上記周波数f2よりも低い周波数である、例えば約700MHzの周波数f1に下がる。
図4を用いて説明したように、容量性リアクタンスは、低周波数帯に対して大きく影響し、高周波数帯に対しては殆ど影響を及ぼさない。非励振素子14にスタブ21を設けることで、スタブ21と基板11との間の電磁結合量に対応する容量性リアクタンスが追加(増加)されたこととなるため、この場合の低周波数帯である800MHz帯のピーク値が、図3(b)に示すように上記周波数f2よりも低い周波数である、例えば約700MHzの周波数f1に下がる。そして、非励振素子14の低周波数帯域側の共振成分は、アンテナエレメント13で送受信する800MHz帯よりも、さらに外れた帯域に現れることとなる。
ただ、容量性リアクタンスは、前述のように高周波数帯に対しては殆ど影響を及ぼさないため、このままでは、非励振素子14の高周波数帯域側の共振成分は、アンテナエレメント13で送受信する2GHz帯内に現れたままとなる。
次に、非励振素子14の低周波数帯域側の共振成分を、図3(b)に示す周波数f1から元の周波数f2に戻すように、非励振素子14に設けたスタブ21の物理的な長さを調整して、当該スタブ21と基板11との間の電磁結合量を調整する。これにより、図3(c)に示すように非励振素子14の低周波数帯及び高周波数帯の各共振成分を全体的に高周波方向にシフトさせる。
具体的には、この例の場合、スタブ21の物理的な長さを徐々に短くしていくことで、700MHz(周波数f1)にピークのあった非励振素子14の低周波数帯側の共振成分を750MHz(周波数f2)に戻し、これと共に、2.06GHz(周波数f3)にピークのあった非励振素子14の高周波数帯側の共振成分を2.16GHz(周波数f4)に押し上げている。
[第2の実施の形態の効果]
これにより、図5に示すように非励振素子14の低周波数帯側の共振成分及び高周波数帯側の共振成分を、それぞれアンテナエレメント13で送受信する800MHz帯外(約750MHz=周波数f2)、及び2GHz帯外(約2.16GHz=周波数f4)に移動させることができる他、上述の第1の実施の形態の携帯電話機と同じ効果を得ることができる。
[変形例]
上述の各実施の形態の説明では、ワイヤ状の部材で形成した非励振素子14を、表示部5を取り囲むかたちで設けることとした。また、第2の実施の形態の説明では、非励振素子14の第3の非励振素子片14cに対して平行となるようにスタブ21を設けることとした。
しかし、この非励振素子14の形状及びスタブを設ける位置等は、上述のように非励振素子14の低周波帯及び高周波帯の各共振周波数成分が、アンテナエレメント13で送受信する低周波数帯外及び高周波数帯外に現れるようにすることができれば任意の形状及び任意の位置としてもよい。
例えば、図7は、板状部材で非励振素子14を形成し、これを片側短絡のかたちで基板11に設けると共に、この非励振素子14の上端部25に、片側開放型のスタブ21を設けた例である。この例の場合、非励振素子14の上端部25とスタブ21との間に間隙部を形成するかたちで、スタブ21の一端部が非励振素子14の上端部25に接続されている。
このように、非励振素子14の形状及びスタブ21を設ける位置を変更しても、このスタブ21により非励振素子14の共振周波数を調整することができるため、上述の各実施の形態と同じ効果を得ることができる。
最後に、上述の各実施の形態の説明では、本発明を携帯電話機に適用することとしたが、本発明は、PHS電話機(PHS:Personal Handyphone System)やPDA装置(PDA:Personal Digital Assistant)等の無線通信装置に適用してもよい。
また、上述の各実施の形態は、あくまでも本発明の一例として開示したに過ぎない。このため、本発明は、上述の各実施の形態に限定されることはなく、上述の各実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論であることを付け加えておく。
本発明を適用した第1の実施の形態となる携帯電話機のブロック図である。 第1の実施の形態の携帯電話機に設けられているアンテナの構成を示す斜視図である。 第1の実施の形態の携帯電話機のアンテナに設けられている非励振素子の共振周波数の移動調整行程を説明するための図である。 容量性リアクタンスと周波数との関係を示す図である。 第1の実施の形態の携帯電話機のアンテナに設けられた共振回路により調整された、非励振素子の共振周波数を示す図である。 本発明を適用した第2の実施の形態の携帯電話機に設けられているアンテナの構成を示す斜視図である。 本発明を適用した各実施の形態の携帯電話機に設けられたアンテナの変形例を説明するための図である。 反人体側にアンテナエレメントを設けた従来のアンテナを説明するための図である。 反人体側にアンテナエレメントを設けると共に、人体側に非励振素子を設けた従来のアンテナを説明するための図である。 従来のアンテナにおいて、非励振素子を設けることで、該非励振素子の共振周波数成分がアンテナエレメントの送受信帯域に現れる様子を示す図である。
符号の説明
1 アンテナ、2 通信回路、3 スピーカ部、4 マイクロホン部、5 表示部、6 操作部、7 カメラ部、8 ROM、9 RAM、10 制御部、11 基板、13 アンテナエレメント、14 非励振素子、14a 非励振素子の第1の非励振素子片、14b 非励振素子の第2の非励振素子片、14c 非励振素子の第3の非励振素子片、14d 第1の非励振素子片の脚部、14e 第2の非励振素子片の脚部、16 共振回路、17 空隙部、19 給電点、21 非励振素子のスタブ

Claims (6)

  1. 基板と、
    複数の帯域の信号をそれぞれ送受信可能であり、上記基板の一端面側に設けられたアンテナエレメントと、
    上記基板の他端面側に設けられ、低周波帯域側の共振成分が、上記アンテナエレメントの低周波数帯域外となるように共振特性の調整がなされた非励振素子と、
    上記基板と上記非励振素子との間の電磁結合量を調整して、該非励振素子の低周波帯域側の共振周波数及び高周波帯域側の共振周波数を高周波方向に移動させて、該非励振素子の低周波帯域側の共振成分及び高周波帯域側の共振成分を、共に上記アンテナエレメントの低周波数帯域外及び高周波数帯域外に移動させる共振周波数移動調整手段と
    を有するアンテナ装置。
  2. 請求項1に記載のアンテナ装置であって、
    上記共振周波数移動調整手段は、上記非励振素子を基板に接続するための脚部と上記基板の接地点との間に挿入接続された、コイル及びコンデンサを直列接続或いは並列接続することで形成されたLC共振回路であること
    を特徴とするアンテナ装置。
  3. 請求項1に記載のアンテナ装置であって、
    上記共振周波数移動調整手段は、上記非励振素子に付加された、上記基板と上記非励振素子との間の電磁結合量を調整するスタブであること
    を特徴とするアンテナ装置。
  4. 請求項3に記載のアンテナ装置であって、
    上記非励振素子は、
    ワイヤ状の部材で形成され、上記基板の接地点に接続される脚部を備えた略L字状の第1の非励振素子片と、
    ワイヤ状の部材で形成され、上記基板に接続される脚部を備えた略L字状の第2の非励振素子片と、
    上記第1の非励振素子片及び第2の非励振素子片の上記各脚部と反対側の端部同士を接続するワイヤ状の部材で形成された第3の非励振素子片とを有し、
    上記スタブは、ワイヤ状の部材で形成され、一端部が上記第1の非励振素子片に接続され、他端部が上記第2の非励振素子片に接続されており、その物理的な長さが、上記基板と上記非励振素子との間の電磁結合量を、上記非励振素子の共振周波数を上記アンテナエレメントが対応する各周波数帯域外とする電磁結合量とする物理的な長さに調整されていること
    を特徴とするアンテナ装置。
  5. 請求項3に記載のアンテナ装置であって、
    上記非励振素子は、板状の部材で形成され、片側短絡のかたちで上記基板に接続されており、
    上記スタブは、棒状の部材で形成され、当該スタブと板状の上記非励振素子の上端部との間に所定の間隙部を形成するかたちで、当該スタブの一端部が、上記非励振素子の上端部に接続されており、その物理的な長さが、上記基板と上記非励振素子との間の電磁結合量を、上記非励振素子の共振周波数を上記アンテナエレメントが対応する各周波数帯域外とする電磁結合量とする物理的な長さに調整されていること
    を特徴とするアンテナ装置。
  6. 基板と、複数の帯域の信号をそれぞれ送受信可能であり、上記基板の一端面側に設けられたアンテナエレメントと、上記基板の他端面側に設けられ、低周波帯域側の共振成分が、上記アンテナエレメントの低周波数帯域外となるように共振特性の調整がなされた非励振素子と、上記基板と上記非励振素子との間の電磁結合量を調整して、該非励振素子の低周波帯域側の共振周波数及び高周波帯域側の共振周波数を高周波方向に移動させて、該非励振素子の低周波帯域側の共振成分及び高周波帯域側の共振成分を、共に上記アンテナエレメントの低周波数帯域外及び高周波数帯域外に移動させる共振周波数移動調整手段とを備えたアンテナ装置と、
    上記アンテナ装置が対応する各共振周波数の信号毎にそれぞれ信号処理を行うための複数の信号処理系と、
    受信時において、上記アンテナ装置で受信された信号を分波処理し、上記複数の信号処理系のうち、当該信号の共振周波数に対応する信号処理系に供給する分波手段と、
    送信時において、上記いずれかの信号処理系で形成された信号を、上記アンテナ装置を介して無線送信する送信手段と
    を有する無線通信装置。
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