JP3502071B2 - 無線機用アンテナ装置 - Google Patents

無線機用アンテナ装置

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    • H01Q5/392Combination of fed elements with parasitic elements the parasitic elements having dual-band or multi-band characteristics

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線機用アンテナ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話機や移動無線機などの携
帯型移動無線機(携帯型移動通信端末や単に携帯型通信
端末などとも呼ばれる)に使用されるアンテナ装置とし
ては、たとえば、図13に示すようなものがある。
【0003】このアンテナ装置は、携帯電話機用のアン
テナ装置であって、給電されるアンテナ素子1と回路基
板などの地板3とから構成される不平衡給電アンテナで
ある。ここで、アンテナ素子1は、線状や螺旋状、板状
など任意の形状を有することができる。アンテナ素子1
への給電は、給電部5を通じて行われる。地板3の長さ
(地板長)は、使用するシステムの周波数帯域や各携帯
電話機のモデルなどによって異なるが、800MHz帯
では、多くの場合、約3/8波長程度である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のアンテナ装置においては、通信時に地板3上に
電流が流れ、地板3もアンテナの一部として放射するた
め(不平衡給電方式)、通話時に人体からの影響を受け
やすく、利得が低減するという問題がある。
【0005】また、従来のアンテナ装置においては、非
吸収率(SAR)を低減するために、アンテナの損失を
大きくしたり、携帯電話機の送信電力を小さくしたりし
ていたため、通話エリアが狭くなるというという問題も
生じていた。
【0006】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、人体からの影響を少なくすることができ、利得
の向上を図ることができるとともに、通話エリアを狭く
することなく、非吸収率(SAR)を小さくすることが
できる無線機用アンテナ装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の無線機用アンテ
ナ装置は、地板と、前記地板の長手方向に、地板面から
外れるように前記地板の端部に給電点を介して配置さ
れ、複数の周波数帯域に対応する複数の共振点を有する
アンテナ素子と、前記地板の主面に対向して配置され、
前記複数の共振点と同数の枠状無給電素子を有する枠状
無給電素子体と、を有し、前記枠状無給電素子体は、隣
接する枠状無給電素子間に導通のオンオフ状態を切り替
える切り替え手段がそれぞれ装荷されている、構成を採
る。
【0013】 この構成によれば、不平衡給電方式の無
線機用アンテナ装置において、隣接する枠状無給電素子
間に切り替え手段をそれぞれ装荷してなる枠状無給電素
子体を地板の主面に対向して配置し、人体に対する地板
と枠状無給電素子体の位置関係として、枠状無給電素子
体が人体側に配置されるときは、枠状無給電素子体は各
共振点において反射器として動作し、枠状無給電素子体
が人体と反対の側に配置されるときは、枠状無給電素子
体は各共振点において導波器として動作するように各枠
状無給電素子の素子長および各切り替え手段の位置が設
定されていれば、異なる複数の周波数帯域において、広
帯域に放射指向性を人体と反対の側に向けることがで
き、人体からの影響を少なくすることができ、利得の向
上を図ることができるとともに、通話エリアを狭くする
ことなく、非吸収率(SAR)を小さくすることができ
る。また、無給電素子が枠状であるため、操作部や液晶
ディスプレイなどを無給電素子と同じ側に設けることが
できる。
【0014】 本発明の無線機用アンテナ装置は、地板
と、前記地板の長手方向に、地板面から外れるように前
記地板の端部に給電点を介して配置され、複数の周波数
帯域に対応する複数の共振点を有するアンテナ素子と、
前記地板の主面に対向して配置され、前記複数の共振点
と同数の枠状無給電素子を有する枠状無給電素子体と、
を有し、前記枠状無給電素子体は、隣接する枠状無給電
素子間に導通を高周波的にオンオフするための誘導性素
子がそれぞれ装荷されている、構成を採る。
【0015】 この構成によれば、不平衡給電方式の無
線機用アンテナ装置において、隣接する枠状無給電素子
間に誘導性素子をそれぞれ装荷してなる枠状無給電素子
体を地板の主面に対向して配置し、人体に対する地板と
枠状無給電素子体の位置関係として、枠状無給電素子体
が人体側に配置されるときは、枠状無給電素子体は各共
振点において反射器として動作し、枠状無給電素子体が
人体と反対の側に配置されるときは、枠状無給電素子体
は各共振点において導波器として動作するように各枠状
無給電素子の素子長および各誘導性素子の定数を設定す
れば、異なる複数の周波数帯域において、広帯域に放射
指向性を人体と反対の側に向けることができ、人体から
の影響を少なくすることができ、利得の向上を図ること
ができるとともに、通話エリアを狭くすることなく、非
吸収率(SAR)を小さくすることができる。
【0016】また、隣接する無給電素子間には誘導性素
子を装荷して導通を高周波的にオンオフするため、切り
替え手段を装荷して導通を物理的にオンオフする場合よ
りも簡易に装置を構成することができる。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】 本発明の無線機用アンテナ装置は、地板
と、前記地板の長手方向に、地板面から外れるように前
記地板の端部に給電点を介して配置され、複数の周波数
帯域に対応する複数の共振点を有するアンテナ素子と、
前記地板の主面に対向して配置され、前記複数の共振点
と同数の線状無給電素子を有する線状無給電素子体と、
を有し、前記線状無給電素子体は、隣接する線状無給電
素子間に導通のオンオフ状態を切り替える切り替え手段
がそれぞれ装荷され、前記給電点から前記地板の長手方
向に配置されている、構成を採る。
【0021】 この構成によれば、線状無給電素子体
、給電点から地板の長手方向に、すなわち、アンテナ
素子の略延長線上に配置されているため、地板上に流れ
る電流がアンテナ素子の略延長線上に発生しやすい周波
数帯域にも有効に対応することができる。
【0022】 本発明の無線機用アンテナ装置は、地板
と、前記地板の長手方向に、地板面から外れるように前
記地板の端部に給電点を介して配置され、複数の周波数
帯域に対応する複数の共振点を有するアンテナ素子と、
前記地板の主面に対向して配置され、片方の端部が前記
地板に接地された片側接地の線状無給電素子と、を有
し、前記片側接地の線状無給電素子は、前記複数の共振
点と同数の中間位置でそれぞれ導通オンオフ用の切り替
え手段を介して前記地板に接地されている、構成を採
る。
【0023】 この構成によれば、不平衡給電方式の無
線機用アンテナ装置において、片方の端部が地板に接地
され、かつ、中間位置で各切り替え手段を介して地板に
接地された片側接地の線状無給電素子を地板の主面に対
向して配置し、人体に対する地板と片側接地線状無給電
素子の位置関係として、片側接地線状無給電素子が人体
側に配置されるときは、片側接地線状無給電素子は各共
振点において反射器として動作し、片側接地線状無給電
素子が人体と反対の側に配置されるときは、片側接地線
状無給電素子は各共振点において導波器として動作する
ように素子長および各切り替え手段の位置を設定すれ
ば、異なる複数の周波数帯域において、広帯域に放射指
向性を人体と反対の側に向けることができ、人体からの
影響を少なくすることができ、利得の向上を図ることが
できるとともに、通話エリアを狭くすることなく、非吸
収率(SAR)を小さくすることができる。
【0024】また、無給電素子が線状であるため、枠状
の場合よりも装置の小型化を図ることができる。
【0025】また、使用する線状無給電素子が1つであ
るため、複数の線状無給電素子を使用する場合よりもさ
らに装置の小型化を図ることができる。
【0026】 本発明の無線機用アンテナ装置は、上記
の構成において、前記線状無給電素子は、前記給電点か
ら前記地板の長手方向に配置されている構成を採る。
【0027】 この構成によれば、線状無給電素子は
給電点から地板の長手方向に、すなわち、アンテナ素子
の略延長線上に配置されているため、地板上に流れる電
流がアンテナ素子の略延長線上に発生しやすい周波数帯
域にも有効に対応することができる。
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】(15)本発明の無線機用アンテナ装置
は、上記の構成において、前記アンテナ素子は、線状の
素子である構成を採る。
【0045】この構成によれば、アンテナ素子が線状で
ある無線機用アンテナ装置において上記と同様の作用効
果を奏することができる。
【0046】(16)本発明の無線機用アンテナ装置
は、上記の構成において、前記アンテナ素子は、螺旋状
の素子である構成を採る。
【0047】この構成によれば、アンテナ素子が螺旋状
である無線機用アンテナ装置において上記と同様の作用
効果を奏することができる。また、アンテナ素子が螺旋
状であるため、線状の場合よりもアンテナ素子の小型化
を図ることができる。
【0048】(17)本発明の無線機用アンテナ装置
は、上記の構成において、前記アンテナ素子は、板状の
素子である構成を採る。
【0049】この構成によれば、アンテナ素子が板状で
ある無線機用アンテナ装置において上記と同様の作用効
果を奏することができる。また、アンテナ素子が板状で
あるため、線状の場合よりもアンテナ素子の小型化を図
ることができ、また、内蔵化を図ることもできる。
【0050】(18)本発明の携帯型通信端末装置は、
上記いずれかに記載の無線機用アンテナ装置を有する構
成を採る。
【0051】この構成によれば、上記と同様の作用効果
を有する携帯型通信端末装置を提供することができる。
【0052】
【0053】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0054】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係る無線機用アンテナ装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【0055】このアンテナ装置100は、携帯電話機用
の不平衡給電方式のアンテナ装置であって、給電される
アンテナ素子1と、回路基板などの地板3と、板状の無
給電素子7とを有する。
【0056】アンテナ素子1は、線状や螺旋状、板状な
ど任意の形状を有することができる。図面では、一例と
して、螺旋状の場合を示している。また、アンテナ素子
1への給電は、給電部5を通じて行われる。
【0057】不平衡給電方式の場合、通信時に地板3上
にも電流が流れる。地板3の長さ(地板長)は、使用す
るシステムの周波数帯域や各携帯電話機のモデルなどに
よって異なるが、800MHz帯では、たとえば、約3
/8波長程度である。
【0058】板状無給電素子7は、地板3に沿って配置
され、人体に対する地板3と板状無給電素子7の位置関
係に応じて反射器または導波器として動作するように素
子長が設定されている。具体的には、板状無給電素子7
が人体側に配置されるときは(このとき、地板3は人体
と反対の側に配置される)、図2(A)に示すような放
射特性(指向性)となるように板状無給電素子7を反射
器として動作させ、また、板状無給電素子7が人体と反
対の側に配置されるときは(このとき、地板3は人体側
に配置される)、図2(B)に示すような放射特性(指
向性)となるように板状無給電素子7を導波器として動
作させる。よく知られているように、一般に、無給電素
子は、放射素子よりも短いと導波器として動作し、放射
素子よりも長いと反射器として動作するため、この場
合、放射素子として機能するアンテナ素子1および地板
3に対して板状無給電素子7の素子長を調整すること
で、板状無給電素子7を反射器または導波器として動作
させることができる。
【0059】このように、本実施の形態のアンテナ装置
100によれば、不平衡給電方式のアンテナ装置におい
て、板状の無給電素子7を地板3に沿って配置し、板状
無給電素子7が人体側に配置されるときは、板状無給電
素子7を反射器として動作させ、板状無給電素子7が人
体と反対の側に配置されるときは、板状無給電素子7を
導波器として動作させるため、広帯域に放射指向性を人
体と反対の側に向けることができ(図2(A)、図2
(B)参照)、人体からの影響を少なくすることがで
き、利得の向上を図ることができるとともに、通話エリ
アを狭くすることなく、非吸収率(SAR)を小さくす
ることができる。
【0060】(実施の形態2)図3は、本発明の実施の
形態2に係る無線機用アンテナ装置の構成を示すブロッ
ク図である。なお、このアンテナ装置200は、図1に
示す実施の形態1に対応するアンテナ装置100と同様
の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の
符号を付し、その説明を省略する。
【0061】図3に示すアンテナ装置200の特徴は、
実施の形態1に対応するアンテナ装置100における板
状無給電素子7の代わりに枠状の無給電素子9を用いる
ことにある。枠状無給電素子9は、地板3に沿って配置
され、人体に対する地板3と板状無給電素子7の位置関
係として、枠状無給電素子9が人体側に配置されるとき
は反射器として(図2(A)参照)、枠状無給電素子9
が人体と反対の側に配置されるときは導波器として(図
2(B)参照)それぞれ動作するように素子長が設定さ
れている。
【0062】このように、本実施の形態のアンテナ装置
200によれば、不平衡給電方式のアンテナ装置におい
て、枠状の無給電素子9を地板3に沿って配置し、枠状
無給電素子9が人体側に配置されるときは、枠状無給電
素子9を反射器として動作させ、枠状無給電素子9が人
体と反対の側に配置されるときは、枠状無給電素子9を
導波器として動作させるため、広帯域に放射指向性を人
体と反対の側に向けることができ(図2(A)、図2
(B)参照)、人体からの影響を少なくすることがで
き、利得の向上を図ることができるとともに、通話エリ
アを狭くすることなく、非吸収率(SAR)を小さくす
ることができる。
【0063】また、無給電素子9が枠状であるため、板
状の場合(実施の形態1)よりも簡易に装置を構成する
ことができ、また、操作部や液晶ディスプレイなどを無
給電素子と同じ側に設けることができる。
【0064】(実施の形態3)図4は、本発明の実施の
形態3に係る無線機用アンテナ装置の構成を示すブロッ
ク図である。なお、このアンテナ装置300は、図1に
示す実施の形態1に対応するアンテナ装置100と同様
の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の
符号を付し、その説明を省略する。
【0065】図4に示すアンテナ装置300の特徴は、
複数の周波数帯域に対応可能な構成を有することにあ
る。具体的には、給電されるアンテナ素子1aは、複数
(n個)の周波数帯域に対応する複数(n個)の共振点
を有し、また、地板3に沿って配置される無給電素子1
1は、複数(n個)の共振点を有するアンテナ素子1a
に対応して、共振点と同数(n個)の枠状の無給電素子
13−1,13−2,…,13−nを有する枠状無給電
素子体の形態を取っている。
【0066】枠状無給電素子体11は、上記のように、
共振点と同数(n個)の枠状の無給電素子13−1〜1
3−nを有する。隣接する(n−1)の枠状無給電素子
13間には、導通のオンオフ状態を切り替える切り替え
手段15−1,15−2,…,15−(n−1)がそれ
ぞれ装荷されている。切り替え手段15−1〜15−
(n−1)は、たとえば、ダイオードとスイッチの組み
合わせやトランジスタなど、導通のオンオフ状態を切り
替える機能を有するものであれば、どのような電気また
は電子部品、素子、回路であってもよい。このとき、た
とえば、隣接する枠状無給電素子13間の導通をすべて
オフすると、枠状無給電素子13−1のみが動作して第
1の周波数帯域に対応可能となり、隣接する枠状無給電
素子13−1と枠状無給電素子13−2の間の導通のみ
をオンすると、枠状無給電素子13−1と枠状無給電素
子13−2のみが動作して第2の周波数帯域に対応可能
となり、隣接する枠状無給電素子間の導通をすべてオン
すると、すべての枠状無給電素子13−1〜13−nが
動作して第nの周波数帯域に対応可能となる。このよう
に、隣接する枠状無給電素子13間の導通状態を順次切
り替えて、動作する枠状無給電素子13−1〜13−n
の個数を可変することによって、第1の周波数帯域から
第nの周波数帯域までのn個の周波数帯域に対応するこ
とが可能になる。
【0067】また、上記構成を有する枠状無給電素子体
11は、地板3に沿って配置され、人体に対する地板3
と枠状無給電素子体11の位置関係として、第1の周波
数帯域から第nの周波数帯域までの各周波数帯域におい
て、枠状無給電素子体11が人体側に配置されるときは
反射器として(図2(A)参照)、枠状無給電素子体1
1が人体と反対の側に配置されるときは導波器として
(図2(B)参照)それぞれ動作するように各枠状無給
電素子13−1〜13−nの素子長および各切り替え手
段15−1〜15−(n−1)の位置が設定されてい
る。
【0068】このように、本実施の形態のアンテナ装置
300によれば、不平衡給電方式のアンテナ装置におい
て、隣接する枠状無給電素子13間に切り替え手段15
をそれぞれ装荷してなる枠状無給電素子体11を地板3
に沿って配置し、第1の周波数帯域から第nの周波数帯
域までの各周波数帯域において、枠状無給電素子体11
が人体側に配置されるときは、枠状無給電素子体11を
反射器として動作させ、枠状無給電素子体11が人体と
反対の側に配置されるときは、枠状無給電素子体11を
導波器として動作させるため、異なる複数(n個)の周
波数帯域において、広帯域に放射指向性を人体と反対の
側に向けることができ(図2(A)、図2(B)参
照)、人体からの影響を少なくすることができ、利得の
向上を図ることができるとともに、通話エリアを狭くす
ることなく、非吸収率(SAR)を小さくすることがで
きる。
【0069】(実施の形態4)図5は、本発明の実施の
形態4に係る無線機用アンテナ装置の構成を示すブロッ
ク図である。なお、このアンテナ装置400は、図4に
示す実施の形態3に対応するアンテナ装置300と同様
の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の
符号を付し、その説明を省略する。
【0070】図5に示すアンテナ装置400の特徴は、
実施の形態3に対応するアンテナ装置300における切
り替え手段15−1〜15−(n−1)の代わりに誘導
性素子、たとえば、コイル17−1〜17−(n−1)
を用いることにある。ここでは、第1の周波数帯域から
第nの周波数帯域までのn個の周波数帯域に対応して隣
接する枠状無給電素子13間の導通のオンオフ状態が高
周波的に順次切り替わり、動作する枠状無給電素子13
−1〜13−nの個数が可変されるように、各コイル1
7−1〜17−(n−1)の定数(インダクタンス)が
設定されている。たとえば、第1の周波数帯域では、隣
接する枠状無給電素子13間の導通がすべて高周波的に
オフされて枠状無給電素子13−1のみが動作するよう
に、第2の周波数帯域では、隣接する枠状無給電素子1
3−1と枠状無給電素子13−2の間の導通のみが高周
波的にオンされて誘導性素子が装荷された枠状無給電素
子13−1と枠状無給電素子13−2のみが動作するよ
うに、そして以下同様にして、第nの周波数帯域では、
隣接する枠状無給電素子間の導通がすべて高周波的にオ
ンされてすべての枠状無給電素子13−1〜13−nが
動作するように各コイル17−1〜17−(n−1)の
定数が設定されている。
【0071】上記構成を有する枠状無給電素子体11a
は、地板3に沿って配置され、人体に対する地板3と枠
状無給電素子体11aの位置関係として、第1の周波数
帯域から第nの周波数帯域までの各周波数帯域におい
て、枠状無給電素子体11aが人体側に配置されるとき
は反射器として(図2(A)参照)、枠状無給電素子体
11aが人体と反対の側に配置されるときは導波器とし
て(図2(B)参照)それぞれ動作するように各枠状無
給電素子13−1〜13−nの素子長および各コイル1
7−1〜17−(n−1)の定数が設定されている。
【0072】このように、本実施の形態のアンテナ装置
400によれば、不平衡給電方式のアンテナ装置におい
て、隣接する枠状無給電素子13間にコイル17をそれ
ぞれ装荷してなる枠状無給電素子体11aを地板3に沿
って配置し、第1の周波数帯域から第nの周波数帯域ま
での各周波数帯域において、枠状無給電素子体11aが
人体側に配置されるときは、枠状無給電素子体11aを
反射器として動作させ、枠状無給電素子体11aが人体
と反対の側に配置されるときは、枠状無給電素子体11
aを導波器として動作させるため、異なる複数(n個)
の周波数帯域において、広帯域に放射指向性を人体と反
対の側に向けることができ(図2(A)、図2(B)参
照)、人体からの影響を少なくすることができ、利得の
向上を図ることができるとともに、通話エリアを狭くす
ることなく、非吸収率(SAR)を小さくすることがで
きる。
【0073】また、隣接する枠状無給電素子13間には
コイル17を装荷して導通を高周波的にオンオフするた
め、切り替え手段を装荷して導通を物理的にオンオフす
る場合(実施の形態3)よりも簡易に装置を構成するこ
とができる。
【0074】(実施の形態5)図6は、本発明の実施の
形態5に係る無線機用アンテナ装置の構成を示すブロッ
ク図である。なお、このアンテナ装置500は、図4に
示す実施の形態3に対応するアンテナ装置300と同様
の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の
符号を付し、その説明を省略する。
【0075】図6に示すアンテナ装置500の特徴は、
実施の形態3に対応するアンテナ装置300における枠
状無給電素子体11の代わりに線状無給電素子体19を
用いることにある。線状無給電素子体19は、共振点と
同数(n個)の線状の無給電素子21−1〜21−nを
有し、隣接する(n−1)の線状無給電素子21間に
は、導通のオンオフ状態を切り替える切り替え手段15
−1,15−2,…,15−(n−1)がそれぞれ装荷
されている。切り替え手段15−1〜15−(n−1)
は、上記のように、たとえば、ダイオードとスイッチの
組み合わせやトランジスタなど、導通のオンオフ状態を
切り替える機能を有するものであれば、どのような電気
または電子部品、素子、回路であってもよい。このと
き、たとえば、隣接する線状無給電素子21間の導通を
すべてオフすると、線状無給電素子21−1のみが動作
して第1の周波数帯域に対応可能となり、隣接する線状
無給電素子21−1と線状無給電素子21−2の間の導
通のみをオンすると、線状無給電素子21−1と線状無
給電素子21−2のみが動作して第2の周波数帯域に対
応可能となり、隣接する線状無給電素子間の導通をすべ
てオンすると、すべての線状無給電素子21−1〜21
−nが動作して第nの周波数帯域に対応可能となる。こ
のように、隣接する線状無給電素子21間の導通状態を
順次切り替えて、動作する線状無給電素子21−1〜2
1−nの個数を可変することによって、第1の周波数帯
域から第nの周波数帯域までのn個の周波数帯域に対応
することが可能になる。
【0076】また、上記構成を有する線状無給電素子体
19は、地板3に沿ってアンテナ素子1aの略延長線上
に配置され、人体に対する地板3と線状無給電素子体1
9の位置関係として、第1の周波数帯域から第nの周波
数帯域までの各周波数帯域において、線状無給電素子体
19が人体側に配置されるときは反射器として(図2
(A)参照)、線状無給電素子体19が人体と反対の側
に配置されるときは導波器として(図2(B)参照)そ
れぞれ動作するように各線状無給電素子21−1〜21
−nの素子長および各切り替え手段15−1〜15−
(n−1)の位置が設定されている。
【0077】このように、本実施の形態のアンテナ装置
500によれば、不平衡給電方式のアンテナ装置におい
て、隣接する線状無給電素子21間に切り替え手段15
をそれぞれ装荷してなる線状無給電素子体19を地板3
に沿って配置し、第1の周波数帯域から第nの周波数帯
域までの各周波数帯域において、線状無給電素子体19
が人体側に配置されるときは、線状無給電素子体19を
反射器として動作させ、線状無給電素子体19が人体と
反対の側に配置されるときは、線状無給電素子体19を
導波器として動作させるため、異なる複数(n個)の周
波数帯域において、広帯域に放射指向性を人体と反対の
側に向けることができ(図2(A)、図2(B)参
照)、人体からの影響を少なくすることができ、利得の
向上を図ることができるとともに、通話エリアを狭くす
ることなく、非吸収率(SAR)を小さくすることがで
きる。
【0078】また、無給電素子体19が線状の無給電素
子21−1〜21−nからなるため、枠状の無給電素子
からなる場合(実施の形態3)よりも装置の小型化を図
ることができる。
【0079】また、線状無給電素子体19がアンテナ素
子1aの略延長線上に配置されているため、地板3上に
流れる電流がアンテナ素子1aの略延長線上に発生しや
すい周波数帯域にも有効に対応することができる。
【0080】なお、本実施の形態では、隣接する線状無
給電素子21間の導通のオンオフ状態を切り替え手段1
5によって切り替えるようにしているが、これに限定さ
れるわけではなく、実施の形態4の場合と同様に、切り
替え手段15の代わりに誘導性素子、たとえば、コイル
を用いることも可能である。この場合、隣接する線状無
給電素子21間にコイルを装荷して導通を高周波的にオ
ンオフするため、切り替え手段を装荷して導通を物理的
にオンオフする場合(実施の形態5)よりも簡易に装置
を構成することができる。
【0081】(実施の形態6)図7は、本発明の実施の
形態6に係る無線機用アンテナ装置の構成を示すブロッ
ク図である。なお、このアンテナ装置600は、図6に
示す実施の形態5に対応するアンテナ装置500と同様
の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の
符号を付し、その説明を省略する。
【0082】図7に示すアンテナ装置600の特徴は、
実施の形態5に対応するアンテナ装置500における線
状無給電素子体19の代わりに片側接地の線状無給電素
子23を用いることにある。片側接地線状無給電素子2
3は、片方の端部23aが地板3に接地され、かつ、共
振点と同数(n個)の中間位置で、それぞれ、導通のオ
ンオフ状態を切り替える切り替え手段15−1,15−
2,…,15−(n−1)を介して地板3に接地されて
いる。切り替え手段15−1〜15−(n−1)は、上
記のように、たとえば、ダイオードとスイッチの組み合
わせやトランジスタなど、導通のオンオフ状態を切り替
える機能を有するものであれば、どのような電気または
電子部品、素子、回路であってもよい。このような切り
替え手段15−1〜15−(n−1)のオンオフ状態を
順次切り替えて、動作する線状無給電素子23の有効長
を可変することによって、第1の周波数帯域から第nの
周波数帯域までのn個の周波数帯域に対応することが可
能になる。
【0083】また、上記構成を有する片側接地線状無給
電素子23は、地板3に沿ってアンテナ素子1aの略延
長線上に配置され、人体に対する地板3と片側接地線状
無給電素子23の位置関係として、第1の周波数帯域か
ら第nの周波数帯域までの各周波数帯域において、片側
接地線状無給電素子23が人体側に配置されるときは反
射器として(図2(A)参照)、片側接地線状無給電素
子23が人体と反対の側に配置されるときは導波器とし
て(図2(B)参照)それぞれ動作するように素子長お
よび各切り替え手段15−1〜15−(n−1)の位置
が設定されている。
【0084】このように、本実施の形態のアンテナ装置
600によれば、不平衡給電方式のアンテナ装置におい
て、片方の端部23aが地板3に接地され、かつ、中間
位置で各切り替え手段15を介して地板3に接地された
片側接地線状無給電素子23を地板3に沿って配置し、
第1の周波数帯域から第nの周波数帯域までの各周波数
帯域において、片側接地線状無給電素子23が人体側に
配置されるときは、片側接地線状無給電素子23を反射
器として動作させ、片側接地線状無給電素子23が人体
と反対の側に配置されるときは、片側接地線状無給電素
子23を導波器として動作させるため、異なる複数(n
個)の周波数帯域において、広帯域に放射指向性を人体
と反対の側に向けることができ(図2(A)、図2
(B)参照)、人体からの影響を少なくすることがで
き、利得の向上を図ることができるとともに、通話エリ
アを狭くすることなく、非吸収率(SAR)を小さくす
ることができる。
【0085】また、無給電素子23が線状であるため、
枠状の場合(実施の形態3)よりも装置の小型化を図る
ことができる。
【0086】また、使用する線状無給電素子23が1つ
であるため、複数の線状無給電素子を使用する場合(実
施の形態5)よりもさらに装置の小型化を図ることがで
きる。
【0087】また、片側接地線状無給電素子23がアン
テナ素子1aの略延長線上に配置されているため、地板
3上に流れる電流がアンテナ素子1aの略延長線上に発
生しやすい周波数帯域にも有効に対応することができ
る。
【0088】(実施の形態7)図8は、本発明の実施の
形態7に係る無線機用アンテナ装置の構成を示すブロッ
ク図である。なお、このアンテナ装置700は、図1に
示す実施の形態1に対応するアンテナ装置100と同様
の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の
符号を付し、その説明を省略する。
【0089】図8に示すアンテナ装置700の特徴は、
実施の形態1に対応するアンテナ装置100における板
状無給電素子7の代わりに片側接地の板状無給電素子2
5を用いることにある。片側接地板状無給電素子25
は、地板3に沿って配置され、かつ、片方の端部25a
が地板3に接地されている。片側接地板状無給電素子2
5は、人体に対する地板3と片側接地板状無給電素子2
5の位置関係として、片側接地板状無給電素子25が人
体側に配置されるときは反射器として(図2(A)参
照)、片側接地板状無給電素子25が人体と反対の側に
配置されるときは導波器として(図2(B)参照)それ
ぞれ動作するように素子長が設定されている。
【0090】このように、本実施の形態のアンテナ装置
700によれば、不平衡給電方式のアンテナ装置におい
て、片方の端部25aが地板3に接地された板状の無給
電素子25を地板3に沿って配置し、片側接地板状無給
電素子25が人体側に配置されるときは、片側接地板状
無給電素子25を反射器として動作させ、片側接地板状
無給電素子25が人体と反対の側に配置されるときは、
片側接地板状無給電素子25を導波器として動作させる
ため、広帯域に放射指向性を人体と反対の側に向けるこ
とができ(図2(A)、図2(B)参照)、人体からの
影響を少なくすることができ、利得の向上を図ることが
できるとともに、通話エリアを狭くすることなく、非吸
収率(SAR)を小さくすることができる。
【0091】また、板状無給電素子25の片方の端部2
5aが接地されているため、接地されていない場合(実
施の形態1)よりも装置の小型化を図ることができる。
【0092】(実施の形態8)図9は、本発明の実施の
形態8に係る無線機用アンテナ装置の構成を示すブロッ
ク図である。なお、このアンテナ装置800は、図8に
示す実施の形態7に対応するアンテナ装置700と同様
の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の
符号を付し、その説明を省略する。
【0093】図9に示すアンテナ装置800の特徴は、
実施の形態7に対応するアンテナ装置700における片
側接地の板状無給電素子25の代わりに片側接地の枠状
無給電素子27を用いることにある。片側接地枠状無給
電素子27は、地板3に沿って配置され、かつ、片方の
端部27aが地板3に接地されている。片側接地枠状無
給電素子27は、人体に対する地板3と片側接地枠状無
給電素子27の位置関係として、片側接地枠状無給電素
子27が人体側に配置されるときは反射器として(図2
(A)参照)、片側接地枠状無給電素子27が人体と反
対の側に配置されるときは導波器として(図2(B)参
照)それぞれ動作するように素子長が設定されている。
【0094】このように、本実施の形態のアンテナ装置
800によれば、不平衡給電方式のアンテナ装置におい
て、片方の端部27aが地板3に接地された枠状の無給
電素子27を地板3に沿って配置し、片側接地枠状無給
電素子27が人体側に配置されるときは、片側接地枠状
無給電素子27を反射器として動作させ、片側接地枠状
無給電素子27が人体と反対の側に配置されるときは、
片側接地枠状無給電素子27を導波器として動作させる
ため、広帯域に放射指向性を人体と反対の側に向けるこ
とができ(図2(A)、図2(B)参照)、人体からの
影響を少なくすることができ、利得の向上を図ることが
できるとともに、通話エリアを狭くすることなく、非吸
収率(SAR)を小さくすることができる。
【0095】また、板状無給電素子27の片方の端部2
7aが接地されているため、接地されていない場合(実
施の形態2)よりも装置の小型化を図ることができる。
【0096】また、無給電素子27が枠状であるため、
板状の場合(実施の形態7)よりも簡易に装置を構成す
ることができ、また、操作部や液晶ディスプレイなどを
無給電素子と同じ側に設けることができる。
【0097】(実施の形態9)図10は、本発明の実施
の形態9に係る無線機用アンテナ装置の構成を示すブロ
ック図である。
【0098】このアンテナ装置900は、携帯電話機用
の不平衡給電方式のアンテナ装置であって、給電される
アンテナ素子1と、回路基板などの地板29とを有す
る。
【0099】アンテナ素子1は、上記のように、線状や
螺旋状、板状など任意の形状を有することができる。図
面では、一例として、螺旋状の場合を示している。ま
た、アンテナ素子1への給電は、給電部5を通じて行わ
れる。
【0100】本実施の形態では、地板29は、その長さ
(地板長)が、従来一般的であった略3/8波長(図中
のP位置)ではなく、略1/2波長に設定されている。
電流分布のピーク点は地板の下端から1/4波長の位置
であるため、本実施の形態に対応する地板29のよう
に、地板長を略1/2波長に設定することにより、地板
29上に流れる電流分布のピーク点を地板29の下方へ
移動させることができる。たとえば、図中のQ位置を地
板長が3/8波長の場合における電流分布ピーク点と
し、図中のR位置を地板長が1/2波長の場合における
電流分布ピーク点とすると、地板上に流れる電流分布の
ピーク点は、図10に示すように、Q位置からR位置ま
で地板の下方へ移動することになる。この結果、電流分
布のピーク点と人体との間が離れることになる。
【0101】このように、本実施の形態のアンテナ装置
900によれば、不平衡給電方式のアンテナ装置におい
て、地板29の長さを略1/2波長にしたため、地板2
9上に流れる電流分布のピーク点を地板の下方へ移動さ
せることができ、電流分布のピーク点と人体との距離が
遠くなり、通話エリアを狭くすることなく、非吸収率
(SAR)を小さくすることができる。
【0102】(実施の形態10)図11は、本発明の実
施の形態10に係る無線機用アンテナ装置の構成を示す
ブロック図である。なお、このアンテナ装置1000
は、図10に示す実施の形態9に対応するアンテナ装置
900と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要
素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0103】図11に示すアンテナ装置1000の特徴
は、地板3の下端部に地板長を電気的に延長させるため
の延長素子を設けて地板3の長さを電気的に略1/2波
長にすることにある。具体的には、たとえば、地板3の
物理的な長さは略3/8波長のままで、延長素子として
螺旋状のコイル(ヘリカルコイル)31を地板3の下端
部に装荷することにより、地板3の長さを電気的に(つ
まり、等価的に)略1/2波長にしている。
【0104】このように、本実施の形態のアンテナ装置
1000によれば、不平衡給電方式のアンテナ装置にお
いて、地板3の下端部にヘリカルコイル31を装荷して
地板3の長さを電気的に(つまり、等価的に)略1/2
波長にしたため、地板3上に流れる電流分布のピーク点
を地板の下方へ移動させることができ、電流分布のピー
ク点と人体との距離が遠くなり、通話エリアを狭くする
ことなく、非吸収率(SAR)を小さくすることができ
る。
【0105】また、地板3の長さを電気的に延長して等
価的に略1/2波長にするため、延長素子を設けない場
合(実施の形態9)よりも地板の物理的な長さを短くす
ることができ、装置の小型化を図ることができる。
【0106】(実施の形態11)図12は、本発明の実
施の形態11に係る無線機用アンテナ装置の構成を示す
ブロック図である。なお、このアンテナ装置1100
は、図11に示す実施の形態10に対応するアンテナ装
置1000と同様の基本的構成を有しており、同一の構
成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0107】図12に示すアンテナ装置1100の特徴
は、実施の形態10に対応するアンテナ装置1000に
おけるヘリカルコイル31の代わりにメアンダライン3
3を用いることにある。メアンダライン33は、延長素
子として地板3の下端部に装荷され、この結果、地板3
の長さは、電気的に略1/2波長になっている。
【0108】このように、本実施の形態のアンテナ装置
1100によれば、不平衡給電方式のアンテナ装置にお
いて、地板3の下端部にメアンダライン33を装荷して
地板3の長さを電気的に(つまり、等価的に)略1/2
波長にしたため、地板3上に流れる電流分布のピーク点
を地板の下方へ移動させることができ、電流分布のピー
ク点と人体との距離が遠くなり、通話エリアを狭くする
ことなく、非吸収率(SAR)を小さくすることができ
る。
【0109】また、地板3の長さを電気的に延長して等
価的に略1/2波長にするため、延長素子を設けない場
合(実施の形態9)よりも地板の物理的な長さを短くす
ることができ、装置の小型化を図ることができる。
【0110】また、延長素子としてメアンダライン33
を使用するため、ヘリカルコイル31を使用する場合
(実施の形態10)よりも簡易な構成で、地板3の長さ
を等価的に略1/2波長にすることができる。
【0111】なお、上記各実施の形態では、本発明を携
帯電話機用の不平衡給電方式のアンテナ装置に適用する
場合について説明したが、これに限定されるわけではな
く、本発明は、任意の携帯型通信端末装置に適用するこ
とができる。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
人体からの影響を少なくすることができ、利得の向上を
図ることができるとともに、通話エリアを狭くすること
なく、非吸収率(SAR)を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る無線機用アンテナ
装置の構成を示すブロック図
【図2】実施の形態1に対応する無線機用アンテナ装置
の放射特性を示す指向性特性図
【図3】本発明の実施の形態2に係る無線機用アンテナ
装置の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態3に係る無線機用アンテナ
装置の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態4に係る無線機用アンテナ
装置の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態5に係る無線機用アンテナ
装置の構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態6に係る無線機用アンテナ
装置の構成を示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態7に係る無線機用アンテナ
装置の構成を示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態8に係る無線機用アンテナ
装置の構成を示すブロック図
【図10】本発明の実施の形態9に係る無線機用アンテ
ナ装置の構成を示すブロック図
【図11】本発明の実施の形態10に係る無線機用アン
テナ装置の構成を示すブロック図
【図12】本発明の実施の形態11に係る無線機用アン
テナ装置の構成を示すブロック図
【図13】従来の無線機用アンテナ装置の構成を示すブ
ロック図
【符号の説明】
1,1a アンテナ素子 3,29 地板 5 給電部 7 板状無給電素子 9,13−1〜13−n 枠状無給電素子 11,11a 枠状無給電素子体 15−1〜15−(n−1) 切り替え手段 17−1〜17−(n−1) コイル 19 線状無給電素子体 21−1〜21−n 線状無給電素子 23 片側接地線状無給電素子 25 片端接地板状無給電素子 27 片端接地枠状無給電素子 31 ヘリカルコイル 33 メアンダライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04M 1/02 H04M 1/02 C (56)参考文献 特開2001−77611(JP,A) 特開2000−236209(JP,A) 特開 昭57−83901(JP,A) 特開 平8−250925(JP,A) 実開 昭49−61423(JP,U) 国際公開99/054956(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 1/24 H01Q 1/36 H01Q 5/01 H01Q 9/42 H01Q 19/00 H04M 1/02

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地板と、 前記地板の長手方向に、地板面から外れるように前記地
    板の端部に給電点を介して配置され、複数の周波数帯域
    に対応する複数の共振点を有するアンテナ素子と、 前記地板の主面に対向して配置され、前記複数の共振点
    と同数の枠状無給電素子を有する枠状無給電素子体と、
    を有し、 前記枠状無給電素子体は、 隣接する枠状無給電素子間に導通のオンオフ状態を切り
    替える切り替え手段がそれぞれ装荷されている、 ことを特徴とする無線機用アンテナ装置。
  2. 【請求項2】 地板と、 前記地板の長手方向に、地板面から外れるように前記地
    板の端部に給電点を介して配置され、複数の周波数帯域
    に対応する複数の共振点を有するアンテナ素子と、 前記地板の主面に対向して配置され、前記複数の共振点
    と同数の枠状無給電素子を有する枠状無給電素子体と、
    を有し、 前記枠状無給電素子体は、 隣接する枠状無給電素子間に導通を高周波的にオンオフ
    するための誘導性素子がそれぞれ装荷されている、 ことを特徴とする無線機用アンテナ装置。
  3. 【請求項3】 地板と、 前記地板の長手方向に、地板面から外れるように前記地
    板の端部に給電点を介して配置され、複数の周波数帯域
    に対応する複数の共振点を有するアンテナ素子と、 前記地板の主面に対向して配置され、前記複数の共振点
    と同数の線状無給電素子を有する線状無給電素子体と、
    を有し、 前記線状無給電素子体は、 隣接する線状無給電素子間に導通のオンオフ状態を切り
    替える切り替え手段がそれぞれ装荷され、前記給電点か
    ら前記地板の長手方向に配置されている、 ことを特徴とする無線機用アンテナ装置。
  4. 【請求項4】 地板と、 前記地板の長手方向に、地板面から外れるように前記地
    板の端部に給電点を介して配置され、複数の周波数帯域
    に対応する複数の共振点を有するアンテナ素子と、 前記地板の主面に対向して配置され、片方の端部が前記
    地板に接地された片側接地の線状無給電素子と、を有
    し、 前記片側接地の線状無給電素子は、 前記複数の共振点と同数の中間位置でそれぞれ導通オン
    オフ用の切り替え手段を介して前記地板に接地されてい
    る、 ことを特徴とする無線機用アンテナ装置。
  5. 【請求項5】 前記線状無給電素子は、前記給電点から
    前記地板の長手方向に配置されていることを特徴とする
    請求項4記載の無線機用アンテナ装置。
  6. 【請求項6】 前記アンテナ素子は、線状の素子である
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記
    載の無線機用アンテナ装置。
  7. 【請求項7】 前記アンテナ素子は、螺旋状の素子であ
    ることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに
    記載の無線機用アンテナ装置。
  8. 【請求項8】 前記アンテナ素子は、板状の素子である
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記
    載の無線機用アンテナ装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8のいずれかに記載
    の無線機用アンテナ装置を有する携帯型通信端末装置。
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