JP4414437B2 - 給電結合部と接地面結合部との間に電流値ゼロの部分を含む平面逆f字型アンテナおよび関連する通信装置 - Google Patents

給電結合部と接地面結合部との間に電流値ゼロの部分を含む平面逆f字型アンテナおよび関連する通信装置 Download PDF

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Description

本発明は、アンテナ分野に関するものであり、特に平面逆F字型アンテナ及び関連する通信装置に関するものである。
無線端末のサイズは縮小の一途をたどっており、現在の多くの無線端末は、長さが11センチメートル未満となっている。相応して、無線端末用の内部アンテナとして利用可能な小型のアンテナに対する関心が高まってきている。例えば、逆F字型アンテナは、無線端末の分野、特に小型化が進む無線端末の分野にて利用するのに非常に適している。逆F字型アンテナは、小型で低価格で、機械的な耐性が強い。一般的に、これまでの逆F字型アンテナは、接地面との間に隙間を持たせて配された導電性の部材を具備していた。典型的な逆F字型アンテナについては、例えば、米国特許第5,684,492号および第5,434,579号に開示されており、それらは全体として本明細書に引用して取り込まれている。
更に、1以上の通信システムを利用できるように、複数の周波数帯域において動作する無線端末が望まれている。例えば、汎欧州移動電話システム(GSM)は、880MHzから960MHzといった低周波数帯域で主に動作するデジタル携帯電話システムである。デジタル通信システム(DCS)は、1710MHzから1880MHzといった高周波数帯域で主に動作するデジタル携帯電話システムである。加えて、全地球測位システム(GPS)あるいはBluetooth(登録商標)システムは、1.575から2.4乃至2.48GHzの周波数を利用する。北米において携帯端末用に割り当てられた周波数帯域は、改良型移動電話サービス(AMPS)用の824から894MHzと、パーソナル通信サービス方式(PCS)用の1850から1990MHzである。他の周波数帯域は、他の管轄地域において利用されている。このため、内部アンテナは複数の周波数帯域において動作するものが提供されてきている。
図9は、従来のPIFA(平面逆“F”字型アンテナ)の一例を示すものであり、容量結合10を有する平面アンテナ形状に供給される中央信号を利用する。一般に云われるように、高周波数帯域の部材は、その端部が、隙間をおいて近接する低周波数帯域の部材の端部に容量的に結合しており、動作時は該アンテナの大部分が放射するようになる。米国特許第6,229,487号には、無線装置用の同様の構造が開示されており、同文献の内容は、ここに全文を再掲する代わりに、引用によってここに取り込むものとする。
米国特許第5,684,492号明細書 米国特許第5,434,579号明細書 米国特許第6,229,487号明細書
残念ながら、このような構造により2つの部材間の結合部が増加することで、低周波数帯域の部材における帯域が狭まることとなる。更に、寄生的要素のために、適切に動作するための許容できる製造公差が厳しくなり、製造コストの増加を招いている。
キン−リュ ウォン氏は、「無線通信用の平面アンテナ(ウィリー2003年1月号)」のチャプター1、第4ページ(Planar Antennas for Wireless Communications,Ch.1,p.4,(Wiley,Jan.2003))において、2つの周波数の電位放射を取り出すために上端部にパッチを有するPIFASを掲載している。同文献に示すように、図1.2(g)のPIFAは、複数の屈曲部を備える一方で、2つの部材(第1の部材と第2の部材)間の容量結合が相対的に大きくなるように構成されている。
特定のアンテナ構造は、動作効率が改善されてきている。そのような構造の1つとして、例えば、マッズ セイガーらによる“頭部付近で利用される携帯電話のアンテナの実効効率を向上するための新たな技術”(IEEE2003)(A Novel Technique To Increase The Realized Efficiency Of A Mobile Phone Antenna Placed Beside A Head−Phantom(IEEE2003))が挙げられ、その開示内容は全体を引用することで本明細書に取り込まれている。セイガーらは、プリント回路基板の背面側に配された、2つの帯域を有するPIFAアンテナと、該プリント回路基板の表面側に配された寄生放射部について開示している。上記技術にも関わらず、平面アンテナに対する他の要求は依然として残ったままである。
本発明の参考例によれば、平面逆F字型アンテナは、動作周波数帯域において動作するよう構成されている。当該平面逆F字型アンテナは、3つのアンテナ部材と、基準電圧結合部と、給電結合部とを備える。第1および第2のアンテナ部材は、少なくとも約3mmの間隔をもって配され、第3のアンテナ部材は、第1および第2のアンテナ部材に接続される。基準電圧結合部と給電結合部は、第1のアンテナ部材上に配され、動作周波数帯域において給電結合部と基準電圧結合部との間の電流値はゼロになる。
給電結合部と基準電圧結合部は、少なくとも約15mmの間隔をもって配され、第1および第2のアンテナ部材は直線状に平行して配されている。更に、第3のアンテナ部材は、第1および第2のアンテナ部材のそれぞれの端部において、該第1および第2のアンテナ部材と接続されている。更に、給電結合部は、第3のアンテナ部材から離れて配され、基準電圧結合部からの距離よりも長い。第1および第3のアンテナ部材は、約90度の角度で交差している。
第1のアンテナ部材(給電結合部と基準電圧結合部とを備える)は、第2のアンテナ部材よりも長さが長い。更に、動作周波数帯域は、約1700MHzから2500MHzの範囲となっている。更に、プリント回路基板は、基準電圧導体およびアンテナ給電導体を備え、基準電圧結合部は、プリント回路基板の基準電圧導体に電気的に接続されている。給電結合部は、アンテナ給電導体に電気的に接続されている。基準電圧結合部は、電気的な短絡部あるいは非ゼロインピーダンスを介して、基準電圧導体に電気的に接続されている。更に、動作周波数帯域は、高周波数帯域および低周波数帯域を含み、高周波数帯域において、給電結合部と基準電圧結合部との間の電流値はゼロになり、低周波数帯域において、給電結合部と基準電圧結合部との間の電流値はゼロにはならない。
本発明の他の参考例によれば、平面逆F字型アンテナは、導電性のアンテナ部材と、該導電性のアンテナ部材上に配された給電結合部と、該導電性のアンテナ部材上に配された第1および第2の基準電圧結合部とを備える。更に、給電結合部と第1および第2の基準電圧結合部のいずれか一方との間の電気的な距離は、第1および第2の基準電圧結合部間の電気的な距離よりも大きい。
特に、平面逆F字型アンテナは、動作周波数帯域において動作するよう構成され、給電結合部と、基準電圧結合部の少なくとも1つとの間における導電性アンテナ部材は、動作周波数帯域において電流値がゼロになる。動作周波数帯域としては、例えば、約1700MHzから2500MHzまでの範囲が可能である。さらに、動作周波数帯域には、高周波数帯域も含まれ、平面逆F字型アンテナは、さらに低周波数帯域において動作するよう構成され、高周波数帯域においては電流値がゼロになり、低周波数帯域においては電流値がゼロにならない。
更に、プリント回路基板は、基準電圧導体とアンテナ給電導体とを備え、第1および第2の基準電圧結合部は、プリント回路基板の基準電圧導体に電気的に接続されており、給電結合部は、アンテナ給電導体に電気的に接続されている。更に、第1および第2の基準電圧結合部の少なくとも1つは、電気的な短絡部あるいは非ゼロインピーダンスを介して基準電圧導体に電気的に接続されている。給電結合部と、第1および第2の基準電圧結合部の少なくとも1つとは、少なくとも約15mmの電気的距離をもって離れて配されており、かつ/または給電結合部は、第1および第2の基準電圧結合部の少なくとも1つと、少なくとも約10mmの電気的距離をもって離れて配されている。
特定の参考例において、導電性のアンテナ部材は第1、第2および第3のアンテナ部材を備える。第1および第2のアンテナ部材は離れて配され、第3のアンテナ部材は、第1および第2のアンテナ部材間において接続されている。更に、給電結合部と第1および第2の基準電圧結合部は、第1および第2の基準電圧結合部間に給電結合部を有する第1の部材上に配されている。導電性アンテナ部材は、更に、第1のアンテナ部材に接続された第4のアンテナ部材を備え、第4のアンテナ部材は、給電結合部に近接して第1のアンテナに接続されている。
本発明の実施形態において、アンテナ部材は、アンテナベースと第1および第2のアンテナ部材とを備える。給電結合部と第1および第2の基準電圧結合部は、アンテナベース上に配されている。第1の部材は、第1の基準電圧結合部近傍のアンテナベースから伸長しており、第2の部材は、給電結合部近傍のアンテナベースから伸長している。
更に本発明の他の実施形態によれば、通信装置は、トランシーバと平面逆F字型アンテナとを備える。トランシーバは、動作周波数帯域において無線通信の送信および/または受信を行うよう構成されており、トランシーバは、基準電圧給電部とトランシーバ給電部とを備える。平面逆F字型アンテナは、動作周波数帯域において動作するよう構成され、該平面逆F字型アンテナは、第1および第2のアンテナ部材を備え、該第1および第2のアンテナ部材は、少なくとも約3mm離れて配されている。第3のアンテナ部材は、第1および第2のアンテナ部材に接続され、基準電圧結合部と給電結合部は、第1のアンテナ部材上に配されている。平面逆F字型アンテナの基準電圧結合部は、トランシーバの基準電圧給電部に接続されており、給電結合部は、トランシーバ給電部に接続されている。給電結合部と基準電圧結合部との間の動作周波数帯域における電流値はゼロになる。
本発明の更に他の実施形態によれば、通信装置は、トランシーバと平面逆F字型アンテナとを備える。トランシーバは、動作周波数帯域において無線通信の送信および/または受信を行うよう構成されており、トランシーバは、基準電圧給電部とトランシーバ給電部とを備える。平面逆F字型アンテナは、導電性のアンテナ部材と、該導電性のアンテナ部材上に配された給電結合部とを備え、該給電結合部は、トランシーバ給電部に接続される。該アンテナは、導電性のアンテナ部材上に配された第1および第2の基準電圧結合部を更に備え、該第1および第2の基準電圧結合部は、トランシーバの基準電圧給電部に接続されている。更に、給電結合部と第1および第2の基準電圧結合部の一方との間の電気的な距離は、第1および第2の基準電圧結合部間の電気的な距離よりも大きい。
本発明の参考例または実施形態が示された添付の図面を参照しながら、本発明の詳細について以下に説明する。しかしながら、本発明は、他の方法により実施されてもよく、以下に示す実施形態に限定して解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、発明の開示を完全かつ十分に行い、当業者に本発明の意図が十分に伝わるようにしたものである。図面において、様々な部材の寸法は、明確化のために強調して示している。部材が他の部材に“結合されている”あるいは“接続されている”と記載している場合、当該部材が、当該他の部材に直接的に結合あるいは接続されている場合と、介在物がある場合とがあることは言うまでもない。同様にある部材が他の部材の“上”に存在すると記載している場合は、他の部材の“上”に直接存在する場合と介在物がある場合とがある。同様の番号は、同様の部材を示している。本明細書では、実施形態における所定の部材を記述するために、“側面”、“前面”、“背面”、“上面”および/または“底面”などのような相対的な語を用いている。このような相対的な語は、図面を参照する場合、利便性や明確性のために用いたものであり、当該記述された部材が図面に示すような関係でのみ配されうるといった意味に理解されるべきではない。
本発明の参考例にかかる平面逆F字型アンテナを図1a〜cに示す。同図に示すように、平面逆F字型アンテナ101は、第1のアンテナ部材103と、第2のアンテナ部材105と、第3のアンテナ部材107と、基準電圧結合部108と、給電結合部109とを備える。特に、第1および第2のアンテナ部材103、105は、少なくとも約3mm離れて配されており、第3のアンテナ部材107は、第1および第2のアンテナ部材103、105の間に接続されている。更に、基準電圧結合部108と給電結合部109は、第1のアンテナ部材103上に配されている。更に、平面逆F字型アンテナ101は、1または複数の動作周波数帯域において動作するよう構成されており、動作周波数帯域において、基準電圧結合部108と給電結合部109との間の電流値は、ゼロになる。特に、PIFAアンテナ101上に配された基準電圧結合部108と給電結合部109は、少なくとも約15mm離れて配されている。
本発明の特定の参考例によれば、第1のアンテナ部材103は、長さ40mm、幅7mmであり、第2のアンテナ部材105は、長さ50mm、幅7mmであり、第1および第2のアンテナ部材103、105は、26mm離れて配されている。更に、第3のアンテナ部材107は、第1および第2のアンテナ部材103、105の間にあり、長さが26mmであり、第3のアンテナ部材は、幅15mmである。
図1a〜cに更に示すように、平面逆F字型アンテナ101は、基準電圧結合部108および給電結合部109を介して、プリント回路基板111に接続されている。特に、トランシーバ115は、1または複数の結合した、または別個の電子装置としてプリント回路基板111上に配されている。トランシーバ115は、動作周波数帯域において無線通信を送信および/または受信するよう構成され、該トランシーバは、基準電圧給電部とトランシーバ給電部とを備える。プリント回路基板111の導電部は、平面逆F字型アンテナの基準電圧結合部108と、トランシーバ115の基準電圧給電部との間を電気的に結合している。
特に、プリント回路基板111内の導電層は、基準電圧導体(接地面等)を備え、平面逆F字型アンテナの基準電圧結合部108およびトランシーバの基準電圧結合部は、ともにプリント回路基板111の基準電圧導体に接続される。プリント回路基板111の付加的な導電部は、平面逆F字型アンテナの給電結合部109とトランシーバ給電部との間に給電導体を備える。トランシーバ115は、プリント回路基板111上に配するように図示しているが、トランシーバ115の一部または全部がプリント回路基板111から離れて配され(例えば、他のプリント回路基板上に配され)、該プリント回路基板111と電気的に接続するようにしてもよい。更に、付加的な電子装置(トランシーバ115を除く)がプリント回路基板111上に配されていてもよい。
更に、PIFAアンテナ101の基準電圧結合部108は、電気的な短絡部を介して、プリント回路基板111の基準電圧導体に電気的に接続することができる。他の参考例において、PIFAアンテナ101の基準電圧結合部108は、キャパシタンスやインダクタンス、および/またはレジスタンス等の非ゼロインピーダンスを介してプリント回路基板111の基準電圧導体に電気的に接続される。例えば、インピーダンス要素は、プリント回路基板にハンダ付けされ、PIFAアンテナ101の基準電圧結合部108とプリント回路基板111の基準電圧導体との間に電気的に接続される別個のインピーダンス要素として提供されうる。これにより、1または複数のインピーダンス要素がPIFAアンテナ101の同調をとるために利用されうる。
他の参考例において、基準電圧結合部108の構造および/またはプリント回路基板の導電層は、インピーダンス要素を提供する。更に他の参考例において、インピーダンス要素は、プリント回路基板の基準電圧導体とトランシーバ115の基準電圧結合部との間に配される。更なる参考例として、あるいは他の参考例において、PIFAアンテナ101は、PIFAアンテナ101の給電結合部109とトランシーバ給電部との間にインピーダンス要素が配されることにより同調をとっている。
図1a〜cに示すように、第1および第2のアンテナ部材103および105は、直線状に平行して配されている。更に、第3のアンテナ部材107は、第1および第2のアンテナ部材の端部において、第1および第2のアンテナ部材103、105に接続されている。更に、給電結合部109は、基準電圧結合部108よりも第3のアンテナ部材からより離れた位置に配されており、第1および第3のアンテナ部材103および105は、約90度の角度をなしている。また、第1のアンテナ部材103は、第2のアンテナ部材105よりも長い。
例えば、PIFAアンテナ201の動作周波数帯域は、約1700MHzから2500MHzの範囲である。更に、平面逆F字型アンテナ101は、高周波数帯域および低周波数帯域において通信動作するよう構成され、高周波数帯域における通信動作中は、基準電圧結合部108と給電結合部109との間の電流値はゼロになる。一方で、低周波数帯域における通信動作中は、基準電圧結合部108と給電結合部109との間の電流値は、ゼロにならない。一例として、PIFAアンテナ103は、セル帯域(約824MHzから約894MHz)のような低周波数帯域において無線通信を行う携帯端末において利用され、さらに、パーソナル通信サービス方式PCS帯域(約1850MHzから1990MHz)やユニバーサル移動電話システムUMTS帯域(約1900MHzから約2200MHzまでの周波数を含む)、および/またはBluetooth(登録商標)帯域(約2400MHzから約2485MHz)のような高周波数帯域において無線通信を行う携帯端末において利用される。上述したように、高周波数のPCS、UMTS、および/またはBluetooth(登録商標)帯域において通信する場合、電流値はゼロになり、低周波数のセル帯域において通信する場合、電流値はゼロにならない。
図1a〜1cにおいては、基準電圧結合部108が1つのみ図示されているが、本発明の参考例において、追加の基準電圧結合部が配されてもよいことは理解されよう。例えば、第2の基準電圧結合部が、第1のアンテナ部材103上に配され、給電結合部109が第1と第2の基準電圧結合部との間に位置するようにしてもよい。更に、インピーダンス要素(キャパシタ、インダクタ、および/またはレジスタなど)および/またはスイッチが、プリント回路基板111の基準電圧導体と、PIFAアンテナの基準電圧結合部の一方または両方との間に、直列に配されていてもよい。更に、図1a〜cのPIFAアンテナ上に、付加的なアンテナ部材が配されていてもよい。例えば、第4のアンテナ部材が給電結合部109近傍の第1のアンテナ部材103から、第2のアンテナ部材105に向かって伸長していてもよい。
本発明の他の参考例にかかる平面逆F字型アンテナ(PIFA)を図2a〜cに示す。図2a〜cに示すように、平面逆F字型アンテナ201は、給電結合部209と第1および第2の基準電圧結合部208および210とを備える。特に、給電結合部209と、第1および第2の基準電圧結合部208および210のいずれか一方との間の電気的な距離は、第1の基準電圧結合部208と第2の基準電圧結合部210との間の電気的な距離よりも大きい。ここでいう電気的な距離という語は、2点間における最短の電流経路をいう。
更に、平面逆F字型アンテナ201は、1またはそれ以上の動作周波数帯域において動作するよう構成され、動作周波数帯域において、給電結合部209と、基準電圧結合部208および210の少なくとも一方との間において平面逆F字型アンテナ上の電流値がゼロになる。本発明の特定の参考例によれば、給電結合部209と基準電圧結合部208および210の両方との間において、PIFAアンテナ上の電流値はゼロになる。
図2a〜cに更に示すように、PIFAアンテナ201は、第1、第2および第3のアンテナ部材203、205、207を備え、第1および第2のアンテナ部材は離れて配され、第3のアンテナ部材は、第1および第2のアンテナ部材の間に接続されている。更に、給電結合部209と第1および第2の基準電圧結合部208および210とは、第1のアンテナ部材203上に配されている。更にPIFAアンテナ201は、給電結合部209近傍の第1のアンテナ部材203から第2のアンテナ部材205に向かって伸長する第4のアンテナ部材221を備える。
本発明の特定の参考例において、第1のアンテナ部材203は、長さ40mmで幅7mmであり、第2のアンテナ部材205は、長さ50mmで幅7mmであり、第1および第2のアンテナ部材203および205は、26mm離れて配されている。更に、第3のアンテナ部材207は、第1および第2のアンテナ部材203および205の間において長さが26mmであり、第3のアンテナは幅15mmである。更に、第4のアンテナ部材221は、長さ15mmで幅7mmである。
更に図2a〜cに示すように、平面逆F字型アンテナ201は、基準電圧結合部208および給電結合部209を介して、プリント回路基板211に接続されている。特に、トランシーバ215は、プリント回路基板211上において、1つまたは複数の一体化したまたは別体の電子装置として配されている。トランシーバ215は、動作周波数帯域において、無線通信を送信および/または受信するよう構成されており、当該トランシーバは、基準電圧給電部およびトランシーバ給電部を備える。プリント回路基板211の導電性の部分は、平面逆F字型アンテナの基準電圧結合部208および210と、トランシーバ215の基準電圧給電部との間を電気的に接続する。
特に、プリント回路基板211内部の導電層は、基準電圧導体(接地面など)を備え、平面逆F字型アンテナの基準電圧結合部208とトランシーバの基準電圧給電部は、ともにプリント回路基板211上の基準電圧導体に接続されている。プリント回路基板211の付加的な導電部分が平面逆F字型アンテナの給電結合部209とトランシーバ給電部との間に給電導体を形成してもよい。トランシーバ215は、プリント回路基板211上に示されているが、トランシーバ215の一部または全部が、プリント回路基板211から離れて(例えば、他のプリント回路基板上に)配され、該プリント回路基板211と電気的に接続されていてもよい。更に、(トランシーバ215以外の)補助的な電子装置がプリント回路基板211上に配されていてもよい。
更に、PIFAアンテナ201の基準電圧結合部208と210それぞれが、プリント回路基板211の基準電圧導体に電気的な短絡部を介して電気的に直接接続されていてもよい。代わりに、基準電圧結合部208と210の一方または両方が、キャパシタンス、インダクタンス、および/またはレジスタンスなどのインピーダンス要素を介して、プリント回路基板211の基準電圧導体に電気的に接続されていてもよい。例えば、インピーダンス要素は、プリント回路基板にハンダ付けされ、PIFAアンテナ201の基準電圧結合部208および210の一方または両方と、プリント回路基板211の基準電圧導体との間に電気的に接続された別々のインピーダンス要素として提供されうる。これにより、1またはそれ以上のインピーダンス要素がPIFAアンテナ201を同調をとるのに利用される。
他の参考例においては、基準電圧結合部208および210の一方または両方および/またはプリント回路基板上の導電層の幾何学的性質によりインピーダンス要素が決まってくる。更なる他の参考例においては、インピーダンス要素は、プリント回路基板の基準電圧導体とトランシーバ215の基準電圧給電部との間に配される。更なる参考例として、あるいは代わりの参考例として、PIFAアンテナ201は、PIFAアンテナ201の給電結合部209とトランシーバ給電部との間にインピーダンス要素を配することにより同調をとるようにしてもよい。
例えば、PIFAアンテナ201の動作周波数帯域は、約1700MHzから2500MHzの範囲内であってもよい。更に、平面逆F字型アンテナ201は、高周波数帯域および低周波数帯域において通信動作するよう構成され、高周波数帯域において通信動作中は、給電結合部209と基準電圧結合部208および210のそれぞれとの間の電流値はゼロになる。一方、低周波数帯域において通信動作中は、給電結合部209と基準電圧結合部208および210のいずれかとの間の電流値はゼロにならない。一例として、PIFAアンテナ201は、セル帯域(約824MHzから約894MHz)などの低周波数帯域において無線通信を行ったり、パーソナル通信サービス方式における帯域(約1850MHzから約1990MHz)などの高周波数帯域において無線通信を行ったり、ユニバーサル移動電話システムにおける帯域(約1900MHzから約2000MHzまでの周波数を含む)において無線通信を行ったり、および/またはBluetooth(登録商標)の帯域(約2400MHzから約2485MHz)において無線通信を行ったりする携帯端末において利用可能である。上述のように、高周波数であるPCSの帯域、UMTSの帯域および/またはBluetooth(登録商標)の帯域のうちの1または1以上の帯域において通信を行う場合、電流値はゼロとなるが、低周波数であるセル帯域において通信を行う場合には、電流値はゼロにはならない。
更に、給電結合部209と、第1と第2の基準電圧結合部208、210の少なくとも1つとは、少なくとも約15mmの電気的距離をもって離れて配されている。また、給電結合部209は、第1および第2の基準電圧結合部のいずれかと少なくとも約8mmの電気的距離をもって離れて配されている。
本発明の実施形態にかかる平面逆F字型アンテナ(“PIFA”)を図3aからcに示す。図3aからcに示すように、PIFAアンテナ301は、給電結合部309と、第1及び第2の基準電圧結合部308、310とを備える。特に、給電結合部309と第1および第2の基準電圧結合部308、310のいずれか一方との間の電気的な距離は、第1と第2の基準電圧結合部308と310との間の電気的な距離よりも短い。更に、平面逆F字型アンテナ301は、動作周波数帯域において動作するよう構成され、該複数の動作周波数帯域の少なくとも1つにおいて、給電結合部309と第1および第2の基準電圧結合部308、310の少なくとも1つとの間のPIFAアンテナ上の電流値はゼロになる。本発明の特定の実施形態によれば、給電結合部309と、基準電圧結合部308、310のうちの1つまたは両方との間のPIFAアンテナ上の電流値はゼロになる。
更に図3aからcに示すように、PIFAアンテナ301は、アンテナベース303と、基準電圧結合部308近傍のアンテナベース303から伸長する第1の直線部材305と、給電結合部309近傍のアンテナベース303から伸長する第2の直線部材307とを備える。特に、アンテナベース303は、給電結合部309と第1および第2の基準電圧結合部308、310をそれぞれ異なる頂点とする長方形をなしている。アンテナベース303は、本明細書では開口部304を有するものとして示されているが、開口部は不可欠ではない。図面に示すように、第1の直線アンテナ部材305は、基準電圧結合部308近傍においてアンテナベース303に接続されており、第2の直線アンテナ部材307は、給電結合部309近傍においてアンテナベース303に接続されている。更に、第1のアンテナ部材305は、第2のアンテナ部材307よりも相対的に短くてもよい。
本発明の特定の実施形態によれば、アンテナベース303は、長さ35mm(基準電圧結合部308から給電結合部309まで)で、幅8mm(給電結合部309から基準電圧結合部310まで)である。アンテナ部材305は、長さ16mm、幅2mmで、アンテナ部材307は、長さ55mm、幅2mmである。第1および第2のアンテナ部材305および307は、32mmの距離をもって配されている。
更に、図3aからcに示すように、平面逆F字型アンテナ301は、基準電圧結合部308および310と給電結合部309とを介してプリント回路基板311に接続されている。特に、トランシーバ315は、プリント回路基板311上に1つまたは複数の一体化されたまたは別個の電子装置として提供される。トランシーバ315は、動作周波数帯域において無線通信の送信および/または受信を行うよう構成され、トランシーバは、基準電圧給電部とトランシーバ給電部を備える。プリント回路基板311の導電性の部分は、平面逆F字型アンテナの基準電圧結合部308および310とトランシーバ315の基準電圧給電部との間を電気的に接続する。
特に、プリント回路基板311内の導電層は、(接地面などの)基準電圧導体を提供し、平面逆F字型アンテナの基準電圧結合部308とトランシーバの基準電圧給電部は、ともにプリント回路基板311の基準電圧導体に接続されている。プリント回路基板上の付加的な導電性部分は、平面逆F字型アンテナの給電結合部309とトランシーバ給電部との間の給電導体を提供する。トランシーバ315は、プリント回路基板311上に示されているが、トランシーバ315の一部または全部が、プリント回路基板から離れて(例えば、他のプリント回路基板上に)配され、プリント回路基板311と電気的に接続されていてもよい。更に、(トランシーバ315以外の)補助的な電子装置がプリント回路基板上に配されていてもよい。
更に、PIFAアンテナ301の基準電圧結合部308と310それぞれが、プリント回路基板311の基準電圧導体に電気的な短絡部を介して電気的に直接接続されていてもよい。他の実施形態においては、PIFAアンテナ301の基準電圧結合部308および310の一方または両方が、キャパシタンスやインダクタンス、および/またはレジスタンスなどのインピーダンス要素を介してプリント回路基板311の基準電圧導体に電気的に接続されている。例えば、インピーダンス要素は、プリント回路基板にハンダ付けされ、PIFAアンテナの基準電圧結合部308および310の一方または両方と、プリント回路基板311の基準電圧導体との間において電気的に接続された別々のインピーダンス要素として提供されうる。これにより、1またはそれ以上のインピーダンス要素がPIFAアンテナ301の同調をとるのに利用される。
他の実施形態において、基準電圧結合部308および310の一方または両方および/またはプリント回路基板上の導電層の幾何学的性質によりインピーダンス要素が決まってくる。更に他の実施形態において、インピーダンス要素は、プリント回路基板の基準電圧導体とトランシーバ315の基準電圧給電部との間に配される。更なる実施形態として、あるいは代わりの実施形態として、PIFAアンテナ301は、PIFAアンテナ301の給電結合部309とトランシーバ給電部との間にインピーダンス要素を配することにより同調をとるようにしてもよい。例えば、基準電圧結合部310は、プリント回路基板の基準電圧導体に容量的に接続し、高い動作周波数帯域において帯域幅をひろげるようにしてもよい。
例えば、PIFAアンテナ301の動作周波数帯域は、約1700MHzから2500MHzの範囲内であってもよい。更に、平面逆F字型アンテナ301は、高周波数帯域および低周波数帯域において通信動作するよう構成され、高周波数帯域において通信動作中は、給電結合部309と基準電圧結合部308および310のうちの一方または両方との間の電流値はゼロになる。所定の実施形態によれば、高周波数帯域において通信動作中は、給電結合部309と基準電圧結合部308との間(給電結合部309と基準電圧結合部310との間ではなく)は電流値がゼロになる。一方、低周波数帯域において通信動作中は、給電結合部309と基準電圧結合部308および310のいずれかとの間の電流値はゼロにならない。一例として、PIFAアンテナ301は、セル帯域(約824MHzから約894MHz)などの低周波数帯域において無線通信を行ったり、パーソナル通信サービス方式における帯域(約1850MHzから約1990MHz)などの高周波数帯域において無線通信を行ったり、ユニバーサル移動電話システムにおける帯域(約1900MHzから約2200MHzまでの周波数を含む)において無線通信を行ったり、および/またはBluetooth(当力商標)の帯域(約2400MHzから約2485MHz)において無線通信を行ったりする携帯端末において利用可能である。上述のように、高周波数であるPCSの帯域、UMTSの帯域および/またはBluetooth(登録商標)の帯域のうちの1または1以上の帯域において通信を行う場合、電流値はゼロとなるが、低周波数のセル帯域において通信を行う場合には、電流値はゼロにはならない。
更に、給電結合部309と第1および第2の基準電圧結合部308および310の少なくとも1つとは、少なくとも約15mmの電気的距離をもって離れて配されている。また、給電結合部309は、第1の基準電圧結合部308と約10mmの電気的距離をもって離れて配されている。
マルチバンドモノポールアンテナは、通信装置の接地面から十分に離れて配置する必要がある。平面逆F字型アンテナ(PIFA)構造は、高周波数帯域(例えば、約1700MHよりも高い帯域)において約10%から15%広い帯域を有している。PIFAアンテナは、電話機本体に内蔵することができ、および/またはPIFAアンテナからの大部分の放射が、ユーザの耳にあてたときに、実質的にユーザから離れていく方向に向かうという利点がある。
給電結合部と接地面結合部とが離れて配されたPIFAアンテナ構造は、プリント回路基板(PCB)上の電流のピーク値を分散できるため、結果的に放射レベルのピーク値が下がるという利点がある。現在用いられている多くのPIFAアンテナは、給電結合部と接地面結合部との間に2から8mm程度の隙間が設けられている。携帯電話用のアンテナとしての望ましい特性は、携帯電話のハウジング内に破損することなく、かつ/またはより安い費用で収容され、携帯電話全体の小型化のためにアンテナ寸法が小さく、能力および/または増幅率が高く、使用時にユーザから離れる方向に放射し、アンテナの上に人の指や手が置かれても簡単に離調することがなく、携帯電話が直立した状態では、ほぼ垂直に偏波することである。
内蔵される多くのPIFAアンテナにおいて、該アンテナの給電結合部は、約3mmから6mmの隙間をもって接地面結合部に隣接して配されている。そのようなPIFAアンテナは、相対的に指向性があり、相対的に高い増幅率を有する。しかしながら、3mmから6mmの隙間があるため、当該アンテナの場合、アンテナ上に配された携帯電話のハウジングに指や手が置かれた場合などには、簡単に離調してしまう。離調した場合、ユーザの指/手による吸収損失のほか、電圧定常波比(VSWR)応答の不整合に起因して、複数の周波数帯域においてゲインのデシベル値が下がることとなる。(ノキア製のモデル3210および7210などの)携帯電話は、給電結合部と接地面結合部との間が6mm以上あり、これにより高いゲインが得られており、ユーザからより離れる方向に向かう傾向があり、および/または離調が起こりにくいようになっている。更に、結合部は、高周波数帯域において共振するように、各低周波数帯域を励振するのに用いられる。
多数のPIFAアンテナは、低周波数帯域および高周波数帯域の両方において、1/4波長放射器として動作する。図4aからcに示すように、これらのアンテナは分岐した放射部401を備え、該放射部401は接地面結合部405を有するRF給電部403を備え、該接地面結合部405は、、該放射部401の一端に接して配されている。図4aからcのPIFAアンテナは、更に低周波数帯域用の部材408と高周波数帯域用の部材409とを備える。
PIFAアンテナは、低周波数帯域における1/4波長共振器として動作し、1/2波長放射部の動作に似た高周波数帯域を放射する構造を備える。1/2波長で動作することで、より高いゲインが得られ、かつ1/2波長のアンテナよりもユーザに起因する性能低下を少なくすることができる。
PIFAアンテナ401の高周波数帯域用の部材409を、1/2波長に対して長くした場合(あるいはより長くした場合)、インピーダンスマッチが低下し、アンテナは比較的高帯域な周波数(例えば、1700MHzより高い周波数)においては、もはや機能しなくなる。高帯域における動作は、2つの部材の交差位置において接地面結合部を固定し、他のアンテナ部材に沿ってRF接続部と分離することによって、改善される。結果として、RF給電部を有する部材は、高帯域部材に対応するインピーダンスマッチを提供する。(1組のキャパシタおよび分流インダクタまたは、1組のインダクタと分流キャパシタンスなどの)マッチング用の2つの構成要素は、高インピーダンスアンテナにマッチするように利用される。RF給電部が移動することにより、マッチング用の構成要素は、不要となる。更に、部材の寸法や給電部の位置を調整することにより、追加的な帯域幅を実現することができる。
本発明の実施形態によれば、PIFAアンテナは、少なくとも2つの部材を備え、部材(または部材の組み合わせ)による放射構造は、動作周波数での1/2波長(またはそれ以上)に相当する。互いに直交し、距離をおいて配された部材を用いて、部材間の結合部を削減することができる。更に、接地面結合部は、2つの部材の接合部(またはその近傍)に配され、接地面結合部のこの配置により、部材間の接合部が低インピーダンスかつ高放射電流となる。RF給電部の結合部は、他のアンテナ部材に沿って接地面結合部から離れて配置されている。給電部と接地面結合部をこのように配置することにより、PIFAアンテナのインピーダンスマッチのよりよい調整が可能となる。例えば、部材の反対側端部から離れて配された給電部の結合部を有することで、付加的な帯域が実現されうる。給電部の結合部を超えて伸長する部材の一部は、当該要素の領域および/または長さを調整することにより、容易に同調可能な追加的なマッチングを供給することができる。
本発明の他の実施形態によれば、給電部の結合部と接地面の結合部は、特定の距離をもって配されている。1から2GHzの周波数用に設計されたPIFAアンテナにおいては、間隔は2から7mmである。本発明の実施形態にかかるPIFAアンテナにおいて、給電部の結合部と接地面結合部との間隔は、約20mmから40mmまたはそれ以上である。本発明の実施形態によっては、当該間隔を変えることで、高周波数帯域の周波数において電流値がゼロになるとともに、給電結合部および接地面結合部の電流が、相対的に広い帯域にわたって90度未満の位相のずれを起こすため(例えば、給電部結合部から流れ込み、接地面結合部から流れ出す)、追加的な帯域を生成する。実施形態によっては、分岐部材が給電結合部と接地面結合部との間において接続され、追加的な帯域を実現する。
本発明の実施形態によれば、PIFAアンテナの上面をユーザが指で触れることにより生じる“離調”により、当該アンテナの抵抗値は50オーム近くになり、周波数の4つの帯域(例えば、約824MHzから約894MHzにおけるセル帯域と、約1850MHzから約1990MHzにおけるPCS帯域と、約1900MHzから2200MHzの周波数を含むUMTS帯域と、および/または約2400MHzから2485MHzのBluetooth(登録商標)帯域)にわたって、結果として2:1以上の電圧定在波比応答となり、高周波数帯域では指がどこに触れられたかにはほとんど無関係になる。
本発明の他の参考例において(例えば、図7a〜cに示すように)、ユーザに向かう放射は低減できる(ユーザから離れる方向に比べて4〜6dB低い)。他の参考例において(例えば、図8a〜bに示すように)、ゲインはより等方的となる。給電結合部と接地面結合部とが離れて配されることで、電流のピーク値がより広い範囲に分散し、携帯無線電話のようなアプリケーションにおいて、ユーザの頭部に近づけた場合でも、よりよい性能が発揮される。更に他の参考例において(例えば、図8a〜bに示すように)、PIFAアンテナ部は、バッテリーパックの近傍に配され、他の製品と同様にアンテナに見合ったサイズとなるように形作られる。
本発明の参考例にかかる複数帯域のPIFAアンテナ501は、図5aに示すとおりであり、図5aのアンテナ用にシミュレーションしたVSWR応答および電流分布は、図5bおよび5cにそれぞれ示すとおりである。本発明の特定の参考例によれば、図5aのPIFAアンテナは、約51.7mm×36.5mm×7mmの寸法を有する。さらに、図5aのアンテナ501は、第1の部材507と第2の部材509とを備え、それらの間に第3の部材511を有する。更に、接地面結合部503は、第1および第3の部材507および511の交差位置近傍に配され、接地面結合部503は、第3の部材511の幅に対して中央付近に配される。接地面結合部503を、第1の部材507と第3の部材511との直交する交差位置近傍に配し、かつ給電結合部を図示のように第1の部材507上に配することで、給電結合部と接地面結合部との間がかなりの間隔となり、低周波数帯域における帯域および/またはゲインに影響を与えることがなくなる。接地面結合部503は、接地面515に接続され、該接地面515は、図5aに示すよりも更に伸びていてもよい。
図5bおよび5cのグラフは、PIFAアンテナがプリント回路基板から約7mm離れて配された場合の、図5aのPIFAアンテナ501に対する電圧定在波比(VSWR)応答のシミュレーションを示している。図5bは、ユーザの指が触れられていない場合のVSWR応答を示し、図5cはPIFAアンテナ501上にユーザの指が触れられている場合のVSWR応答を示している。更に、図5bおよび5cの824MHz、894MHz、1850MHz、2700MHz上には、マーカが付されている。
図5bに示すように、例示した構造によれば、セル帯域(824〜894MHz)では、5:1よりも小さいVSWR応答となり、1850〜2700MHz(PCS、WCDMA、ブルートゥース、および/または追加的な帯域幅が含まれる)では、4:1よりも小さいVSWR応答となる。更に、ユーザの指が触れられることで(ユーザが電話を持った場合に通常触れる位置)、VSWR応答は、高帯域周波数では(例えば、1700MHzよりも大きな周波数に対して)2.5:1よりもよくなる。結果として、アンテナの不整合に伴う損失は、0.9dBより小さくなる。この結果、高周波数における1つの帯域(例えば、約7%の帯域幅を提供する1850MHzから1990MHzの帯域)のみをカバーするアンテナと同等となる。更に、携帯電話用に現在用いられているアンテナは一般に、ユーザの指がアンテナに触れた場合に簡単に離調し、結果的に、VSWR応答が6:1かそれ以上になってしまう。図5aのPIFAアンテナ構造において、物理的に長い、高周波数帯域共振器を用いることにより、離調が減り、VSWR応答が高周波数帯域の大半に対して、3:1を下回ることとなる。これにより、現行の設計でも、不整合による損失が2.5dBまたはそれ以上改善される。
図5cに示すように、接地面結合部503と給電結合部505との間の電流値がゼロになる。このような電流値ゼロおよび低周波数帯域部材上に発生する共振とにより、高周波数帯域における30%以上の帯域幅を実現できる。典型的なパッチアンテナおよびPIFAアンテナは、4:1かそれより低いVSWR応答に対して、おおよそ10%の帯域幅を有している。更に、接地面を選択的に除去することにより、更に広い帯域幅が実現される。
本発明の参考例にかかるPIFAアンテナは、例えば、複数の周波数に対応するクラムシェル型の無線電話に適している。特に、本発明の参考例にかかるPIFAアンテナは、低周波数帯域通信(例えば、約824MHzから約894MHzにおけるセルラー帯域)と高周波数帯域通信(例えば、約1850MHzから1990MHzまでのPCS帯域、約1900MHzから約2200MHzまでの周波数を含むUMTS帯域、および/または約2400MHzから約2485MHzまでのBluetooth(登録商標)帯域)の両方の利用に適している。更に、電話の上面近くの接地面のいくつかを除去することにより、図5aのアンテナが、DCS(約1710MHzから約1850MHz)を含む、他の帯域において動作するようにすることも可能である。本発明の他の参考例は、更に、これらの帯域のすべてをカバーするように同調をとることもできる。図5dおよび図5eは、2GHzにおいて、図5aのPIFAアンテナについてシミュレーションした電流パターンを示している。
図5fおよび5gは、図5aのPIFAアンテナと同様のPIFA構造についてシミュレーションした、電流密度を示している。図5fおよび5gに示すように、本発明の参考例にかかるPIFAアンテナ構造は、第1のアンテナ部材507’と、第2のアンテナ部材509’と、接地面結合部503’と、給電結合部505’と、第1および第2のアンテナ部材507’および509’の間に配された第3のアンテナ部材511’とを備える。図5fおよび5gに示すように、第3のアンテナ部材511’は、開口部を備える。接地面結合部503’は、接地面515’に接続されている。当該PIFAアンテナ構造について1GHzにおいてシミュレーションした電流密度を図5fに、当該PIFAアンテナ構造について2.5GHzにおいてシミュレーションした電流密度を図5gに示す。接地面515’は、図5fおよび図5gに示すものよりも更に伸びていてもよい。
図6aに示す本発明の他の参考例において、PIFAアンテナは、第1のアンテナ部材607と、第2のアンテナ部材609と、第3のアンテナ部材611と、第1の接地面結合部603aと、第2の接地面結合部603bと、給電結合部605とを備える。更に、第1および第2のアンテナ部材607、609は、第4のアンテナ部材615を介して接続されており、給電結合部605は、第1および第2の接地面結合部603a〜bとの間であって第1のアンテナ部材607上に配される。更に、第3のアンテナ部材611は、第3のアンテナ部材611の幅方向に対して中央部に配された給電結合部を備え、該給電結合部605に隣接して配されている。更に、第4のアンテナ部材615は、開口部を備える。第1および第2の接地面結合部603a〜bは、接地面621に接続されていてもよい。図6bに示すように、結果として生じる低周波数帯域における図6aのPIFAアンテナの共振は、図5aに示すPIFAアンテナの共振よりも、より狭い帯域において発生し、より振幅が大きい。更に、図6aのPIFAアンテナにおけるDCS/PCS共振は、図5aのPIFAアンテナの共振よりも、より狭い帯域において発生し、より振幅が大きい。
図6aのPIFAアンテナに対して、シミュレーションした電流密度を図6cからgに示す。図6cは、1GHzにおいてシミュレーションした電流密度を示しており、図6dは、2.2GHzにおいてシミュレーションした電流密度を示しており、図6eは、2.4GHにおいてシミュレーションした電流密度を示しており、図6fは、2.6GHzにおいてシミュレーションした電流密度を示しており、図6gは、2.7GHzにおいてシミュレーションした電流密度を示している。図6aおよび6c〜gはに示す接地面621は、図示したものよりもさらに伸びていてもよい。
本発明の他の参考例によれば、図7a〜bのPIFAアンテナは、第1から第4のアンテナ部材701、703、704、705、707を備える。図7a〜bのPIFAアンテナは更に、給電結合部709と接地面結合部711a〜bとをプリント回路基板717に備える。図7a〜bのPIFAアンテナは、幅約39mmで高さが55mmであり、プリント回路基板717の接地面から10mmとして構成されている。更に、図7bは、1.7GHzにおいてシミュレーションした電流密度である。
図7cのグラフは、ユーザの指が触れられていない場合の図7a〜bのPIFAアンテナに対する電圧定常波比(VSWR)応答のシミュレーションを示している。図7dのグラフは、ユーザの指がアンテナ近傍にある場合の、図7a〜bのPIFAアンテナに対する電圧定常波比(VSWR)応答のシミュレーションを示している。824MHzおよび960MHzに低域周波数帯域の印が付されている。1710MHzおよび1990MHzに高周波数帯域の印が付されている。
本発明の他の参考例を図8a〜dに示す。図8a〜bに示すように、PIFAアンテナ801は、アンテナベース803と、第1および第2のアンテナ部材805、807とを備える。更に、アンテナベース803は、開口部を有する長方形であってもよく、給電結合部809は、アンテナ部材805近傍のアンテナベース803の頂点に配され、第1の接地面結合部811は、アンテナ部材807近傍のアンテナベース803の頂点に配されていてもよい。更に、第2の接地面結合部815は、第1の接地面結合部811の反対側のアンテナベース803の頂点に配されていてもよい。
給電結合部809と接地面結合部811との間のアンテナベース803は、相対的に幅が広いが、給電結合部809と接地面結合部811から離れて伸びるアンテナ部材805および807の幅は、相対的に狭い。上述のように、プリント回路基板821の接地面に対する接地面結合部815は、追加的な帯域幅を取得するのに利用されうる。物理的な形状において、約0.8mmの直径を有するワイヤが、アンテナベース803から伸びるアンテナ部材805および807として利用される。特定の参考例によれば、アンテナ部材803は、給電結合部809と接地面結合部811との間において長さ40mmで幅16mmであってもよい。更に、PIFAアンテナ802は、プリント回路基板821の接地面から約10mm上方に離れて配されている。更に、給電結合部809から長いアンテナ部材805の端部までの距離は、72mmであってもよい。図8bにおいて、電流密度は、1.8GHzでシミュレーションされている。図8bに示すように、低周波数帯域および高周波数帯域のラジエータが、高周波数において、効率的に放射する。ユーザの指が触れられていない場合の図8a〜bのPIFAアンテナに対する電圧定在波比(VSWR)応答のシミュレーションを図8cのグラフに示す。ユーザの指が触れられている場合の図8a〜bのPIFAアンテナに対する電圧定在波比(VSWR)応答のシミュレーションを図8dに示す。図8cおよび8dには、824MHzおよび960MHzに低周波数帯域の印が付されており、1710MHzおよび2350MHzに高周波数帯域の印が付されている。
上述のPIFAアンテナのうち、図5aおよび8aのPIFAアンテナが最も帯域幅が広い。更に、図8aのPIFAアンテナは、給電結合部および接地面結合部からのびる2つの部材の相対的なインピーダンス(同調用のインピーダンス)により、所望の周波数帯域に同調をとることが比較的容易である。
本発明の参考例によれば、PIFAアンテナは、1/2波長(あるいはそれ以上)の共振周波数を有する少なくとも2つのアンテナ部材を備え、そのうちの1つは、比較的広域な帯域を実現するためのインピーダンスマッチとして機能する。2つの直交する部材を用いることで、2つの帯域特性が得られ、比較的広域な高周波数帯域応答となる。他の接地点は、よりよいVSWR応答をえるためにRF給電部を有する部材に沿って配される。更に、複数の部材を、一方のアンテナ部材に付加することで、追加的な動作帯域において追加的な周波数上の共振を得ることができる。
特定の製品において、本発明の参考例にかかるPIFAアンテナは、誘電率が約2のプラスチックで形成され、これにより、アンテナのサイズが軽減される。付加的な部品(であって寸法の削減に寄与するもの)としてバッテリが挙げられる。一般に、ゲインが下がるが、帯域幅は改善される。シールドカバーを付けたりすることで、接地面のサイズと同様に形態のわずかな変化が生じる。図7a〜bにかかるPIFAアンテナを用いることで、相対的に高いゲインが1710MHzと2.4GHzの間の周波数の帯域において実現され、これにより、図7a〜bのアンテナは、DCS、PCS、WCDMA通信用の周波数帯域において動作する、マルチモードの携帯無線電話において利用するのに特に適したものとなる。当該アンテナの第2の共振周波数が変化し、Bluetooth(登録商標)の周波数(例えば、2.4GHzから2.485GHz)がカバーされるようになる。
図面および明細書において、本発明の代表的な好適な実施形態及び参考例について開示し、特定の用語を用いたが、これらは、一般的かつ記述的な意味に用いたものであり、限定を目的として用いたものではなく、本発明の範囲は、特許請求の範囲に示すとおりである。
図1aは、本発明の第1の参考例にかかる平面逆F字型アンテナ(PIFA)の平面図である。 図1bは、本発明の第1の参考例にかかる平面逆F字型アンテナ(PIFA)の上面図である。 図1cは、本発明の第1の参考例にかかる平面逆F字型アンテナ(PIFA)の側面図である。 図2aは、本発明の第2の参考例にかかる平面逆F字型アンテナ(PIFA)の平面図である。 図2bは、本発明の第2の参考例にかかる平面逆F字型アンテナ(PIFA)の上面図である。 図2cは、本発明の第2の参考例にかかる平面逆F字型アンテナ(PIFA)の側面図である。 図3aは、本発明の実施形態にかかる平面逆F字型アンテナ(PIFA)の平面図である。 図3bは、本発明の実施形態にかかる平面逆F字型アンテナ(PIFA)の上面図である。 図3cは、本発明の実施形態にかかる平面逆F字型アンテナ(PIFA)の側面図である。 図4aは、2つの帯域を有する平面逆F字型アンテナ(PIFA)の側面図である。 図4bは、2つの帯域を有する平面逆F字型アンテナ(PIFA)の平面図である。 図4cは、図4a〜bの平面逆F字型アンテナに対する、電圧定在波比(VSWR)応答を示す図である。 図5aは、本発明の他の参考例にかかる平面逆F字型アンテナ(PIFA)であって、寸法が約51.7mm×36.5mm×7mmの場合の平面図である。 図5bは、ユーザの指が触れられていない状態における、図5aの平面逆F字型アンテナの電圧定在波比(VSWR)応答のシミュレーション結果を示すグラフであり、824MHz、894MHz、1850MHz、2700MHzにマーカを付したグラフである。 図5cは、ユーザの指がアンテナ近傍にあった状態における、図5aの平面逆F字型アンテナの電圧定在波比(VSWR)応答のシミュレーション結果を示すグラフであり、824MHz、894MHz、1850MHz、2700MHzにマーカを付したグラフである。 図5dは、図5aの平面逆F字型アンテナに対する2GHzにおける電流分布のシミュレーション結果を示す図である。 図5eは、図5aの平面逆F字型アンテナに対する2GHzにおける電流分布のシミュレーション結果を示す図である。 図5fは、本発明の参考例にかかる平面逆F字型アンテナに対する、低周波数(1GHz)帯域と高周波数(2.5GHz)帯域における電流密度(時間平均)を示す図である。 図5gは、本発明の参考例にかかる平面逆F字型アンテナに対する、低周波数(1GHz)帯域と高周波数(2.5GHz)帯域における電流密度(時間平均)を示す図である。 図6aは、本発明の他の参考例にかかる平面逆F字型アンテナ(PIFA)の平面図である。 図6bは、図6aの平面逆F字型アンテナの電圧定在波比(VSWR)応答のシミュレーション結果を示すグラフであり、824MHz、1710MHz、1990MHzにマーカが付されている。 図6cは、図6aのPIFAアンテナの、1GHzにおける電流分布をシミュレーションした図である。 図6dは、図6aのPIFAアンテナの、2.2GHzにおける電流分布をシミュレーションした図である。 図6eは、図6aのPIFAアンテナの、2.4GHzにおける電流分布をシミュレーションした図である。 図6fは、図6aのPIFAアンテナの、2.6GHzにおける電流分布をシミュレーションした図である。 図6gは、図6aのPIFAアンテナの、2.7GHzにおける電流分布をシミュレーションした図である。 図7aは、本発明の他の参考例にかかる平面逆F字型アンテナ(PIFA)の平面図である。 図7bは、1.7GHzにおける電流密度のシミュレーション結果を含む、図7aの平面逆F字型アンテナ(PIFA)の外観図である。 図7cは、ユーザの指がアンテナ近傍になかった状態における、図7a〜bの平面逆F字型アンテナの電圧定在波比(VSWR)応答のシミュレーション結果を示すグラフであり、824MHz、960MHzに低周波数帯域のマーカを、1710MHz、1990MHzに高周波数帯域のマーカを付したグラフである。 図7dは、ユーザの指がアンテナ近傍にあった状態における、図7a〜bの平面逆F字型アンテナの電圧定在波比(VSWR)応答のシミュレーション結果を示すグラフであり、824MHz、960MHzに低周波数帯域のマーカを、1710MHz、1990MHzに高周波数帯域のマーカを付したグラフである。 図8aは、本発明の他の参考例にかかる平面逆F字型アンテナ(PIFA)の平面図である。 図8bは、1.8GHzにおける電流密度のシミュレーション結果を含む、図8aの平面逆F字型アンテナ(PIFA)の外観図である。 図8cは、ユーザの指がアンテナ近傍になかった状態における、図8a〜bの平面逆F字型アンテナの電圧定在波比(VSWR)応答のシミュレーション結果を示すグラフであり、824MHz、960MHzに低周波数帯域のマーカを、1710MHz、2350MHzに高周波数帯域のマーカを付したグラフである。 図8dは、ユーザの指がアンテナ近傍にあった状態における、図8a〜bの平面逆F字型アンテナの電圧定在波比(VSWR)応答のシミュレーション結果を示すグラフであり、824MHz、960MHzに低周波数帯域のマーカを、1710MHz、2350MHzに高周波数帯域のマーカを付したグラフである。 図9は、従来のPIFA(平面逆“F”字型アンテナ)の一例を示す図である。

Claims (4)

  1. 1700MHzよりも高い高周波数帯域及び1100MHzよりも低い低周波数帯域において動作するよう構成された平面逆F字型アンテナであって、
    開口部を有し、かつ長辺の長さが少なくとも15mmの矩形のアンテナベースと、
    前記アンテナベースの対向する短辺から、それぞれ互いに平行に伸長する第1及び第2の導電性アンテナ部材と、
    前記第2の導電性アンテナ部材より長さの短い前記第1の導電性アンテナ部材と前記アンテナベースとの接続位置の近傍において、前記アンテナベース上に配された第1の基準電圧結合部と、
    前記第1の基準電圧結合部が配されている前記アンテナベースの頂点に対して対角位置にある頂点近傍に配された第2の基準電圧結合部と、
    前記第1の導電性アンテナ部材より長さの長い前記第2の導電性アンテナ部材と前記アンテナベースとの接続位置の近傍において、前記アンテナベース上に配された給電結合部と、を備え、
    前記高周波数帯域において、前記給電結合部と前記第1の基準電圧結合部との間の前記アンテナベース上の電流値、または前記給電結合部と前記第2の基準電圧結合部との間の前記アンテナベース上の電流値のいずれか一方または両方がゼロになり、
    前記低周波数帯域において、前記給電結合部と前記第1の基準電圧結合部との間の前記アンテナベース上の電流値、及び前記給電結合部と前記第2の基準電圧結合部との間の前記アンテナベース上の電流値がゼロにならないことを特徴とする平面逆F字型アンテナ。
  2. 更に、基準電圧導体とアンテナ給電導体とを有するプリント回路基板を備え、
    前記第1及び第2の基準電圧結合部は、前記プリント回路基板の基準電圧導体に電気的に接続され、前記給電結合部は、前記アンテナ給電導体に電気的に接続され、前記第1及び第2の導電性アンテナ部材及び前記アンテナベースは、プリント回路基板から離れて配されていることを特徴とする請求項に記載の平面逆F字型アンテナ。
  3. 前記第1及び第2の基準電圧結合部は、電気的な短絡部を介して前記基準電圧導体に電気的に接続されていることを特徴とする請求項に記載の平面逆F字型アンテナ。
  4. 前記第1及び第2の基準電圧結合部、非ゼロインピーダンスを介して、前記基準電圧導体に電気的に接続されていることを特徴とする請求項に記載の平面逆F字型アンテナ。
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