JP2002512463A - アンテナシステムの接地手段に結合するための接地延長構造、アンテナシステム及び該接地構造を有する移動通信装置 - Google Patents

アンテナシステムの接地手段に結合するための接地延長構造、アンテナシステム及び該接地構造を有する移動通信装置

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JP2002512463A
JP2002512463A JP2000545213A JP2000545213A JP2002512463A JP 2002512463 A JP2002512463 A JP 2002512463A JP 2000545213 A JP2000545213 A JP 2000545213A JP 2000545213 A JP2000545213 A JP 2000545213A JP 2002512463 A JP2002512463 A JP 2002512463A
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    • H01Q9/38—Vertical arrangement of element with counterpoise

Abstract

(57)【要約】 １つまたはそれ以上の周波数帯域で作動する無線通信装置のアンテナシステム用延伸自在な接地構造。当該接地構造は導電性接地延長手段（４）を支持するスライドまたはフラップ式の支持手段（１）を含む。支持手段は無線通信装置に接地延長手段を摺動または回転自在に接続するための締結手段を有し、接地延長手段は、少なくとも第１の周波数で放射し、支持手段の一縁部に隣接する無線通信装置内に位置するメイン接地手段に例えば容量的に結合するために設けられている。延伸自在な接地手段が延伸したとき、利得およびSAR減少が改善される。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 本発明は、携帯電話機等の無線通信装置の延長構造に関する。延長構造とは無
線通信装置のアンテナシステムの１部を構成するものである。このような延長構
造は可動で且つ好ましくは非導電性の支持体とこの支持体によって支持された導
電性手段を含む。特に支持手段は携帯電話機の折り畳みまたはスライド式カバー
であってもよい。
【０００２】 現代の携帯移動電話機などの携帯移動通信装置に小型化、扱いやすさ、放射分
布あるいは指向性、待機及び通話モードでの作動性、複数の通信システムにおけ
る作動性、アンテナ空間ダイバーシチ等の要件を満たすアンテナシステムを設け
るには色々な問題点がある。またアンテナシステムに対する要求も装置が実際に
作動すべき環境を選択することによって多岐に渡る。例えば、予め定められた周
波数帯、帯域幅及びシステムの構築または基礎構造がアンテナシステムの性能に
大きく影響を与える。
【０００３】 通常、移動電話機はアンテナと制御及び無線周波数回路を保持するメインハウ
ジングを有する。このメインハウジングは、マイクロホンまたはキーパッドなど
の通信インプット手段とスピーカーまたはグラフィック表示手段などの通信アウ
トプット手段を含む場合もある。当然のことながら、多くの目的を考慮して、移
動無線通信装置に色々な種類のインプット及びアウトプットの量を扱うインプッ
ト及びアウトプット手段を設けてもよい。無線通信装置が使用者に持たれるまた
は使用者の体に接近した場合に装置への及び装置からの放射のスクリーニングの
問題がおこり、装置の作動環境が制御不可能な程に変わってしまい、例えばアン
テナエレメントの共振周波数及びインピーダンスに悪影響を与える。アンテナシ
ステムの放射が使用者の体に吸収されるということも望ましくない効果である。
無線通信装置が据え置き型またはポータブルコンピューターのような通信端末か
ら直接作動すると同様の問題が生じることがある。
【０００４】 特に無線通信装置の物理的長さ、がそれが作動する周波数帯の波長に対して短
いとき、この装置上または内側に取り付けられる効果的なアンテナシステムを設
計するにはさらなる問題点がある。実際、２つの同じセルーラー電話機が約８０
０及び９００Mhzで作動すると、それぞれ約３８ｃｍと３３ｃｍの波長を供する
。この場合通常、約半波長の長手方向の延長（extension）部を有するダイポー
ル型アンテナを含むようにアンテナシステムを構成する。また電話機のハウジン
グの一部または少なくともその導電性を有する内部がアンテナシステムの接地面
手段を構成する場合もある。長いアンテナを使用するのが効果的な場合もある。
物理的に短いアンテナシステムは、所望の電気長を維持しながらそのアンテナエ
レメントの少なくともいくつかを折り畳み式、またはヘリカルまたはメアンダ形
状にすれることにより可能になる。
【０００５】 無線通信装置が携帯用である場合、保持される装置の長手方向に延びる延長部
は手を横断する長さにほぼ等しく、約１０ｃｍほどである。無線通信装置が電話
のレシーバーとしての機能が必要とされる場合、その延長部は使用者の耳と口元
の間の距離、１０ｃｍを僅かに越える程度の長さになる。
【０００６】 これら及び他の規制及び要望が移動電話などの移動通信無線通信装置への要求
となっている。これらの要求を満たす効果的なアンテナシステムを提供する試み
が従来技術において数多くなされてきた。しかしながら、その結果は一定の及び
理想的なアンテナ環境が得られないため、１つの選択された仕様にかなうように
最適化すると他の仕様が満たされず、常に妥協が強いられてきた。
【０００７】 以下に２つの公知のアンテナシステムを簡単に説明する。これら２つのアンテ
ナは本発明によって得られる改良点の基礎となる部分の一部を構成している。そ
れ以外の先行技術についてもここで、触れておく。
【０００８】 第１の公知の携帯セルーラー電話機用アンテナシステムは、米国特許第４，８
６８，５７６号に開示されており、このアンテナシステムは１／４波長接地放射
体と伸縮自在な半波長放射体に容量結合されたヘリカルコイルを含む。この伸縮
自在な放射体は、径の小さいきつく巻かれたコイルを含む。接地放射体は、ヘリ
カルコイルの給電ポイントから垂直に延びるメアンダ状のコンダクターを含む。
このアンテナシステムは小型携帯無線の無線機能を改良し、使用者の手によって
生じる放射損失を防ぐことを意図したものである。
【０００９】 このような構成のアンテナシステムは、次のような特許並びに特許出願に開示
されている。米国特許第５，５６１，４３６号（Phillips）、米国特許第５，３
３７，０６１号（Pye）、米国特許第５，５６１，４３７号（Phillips et al）
、米国特許第５，０１４，３４６号（Phillips et al）、米国特許第５，６４９
，３０６号（Vannatta et al）、米国特許第５，５７２，２２３号（Phillips e
t al）、米国特許第５，５４２，１０６号（Krenz et al）、米国特許第５，５
０８，７０９号（Krenz et al）、WO９７／２３０１６号（Geotech Communicati
on, Inc）、及びWO９７／２６７１３号（Ericsson, Inc）。また市販の携帯無線
電話機に上記先行技術のフリップ部分の類似の可動カバーとして作用するスライ
ド部分も知られている。
【００１０】 このようなフラップを含むいくつかの電話機は、デュアルアンテナダイーバシ
チ機能を有し、１つのアンテナが電話機胴体の上方部分に位置し、もう１つのア
ンテナが電話機の下方部分に蝶番式に取り付けられたフリップ部に位置している
。またこれとは別の電話機は、電話機の下方部分に締結されたフリップ部にまた
はこのフリップ部に非常に近接して結合したメインアンテナを有する。既に開示
されているまたは公知のアンテナ構造では、アンテナは電話機の回路（電気の通
じた導線、hot wire（ホットワイヤー））に結合され、電話機の主胴体部の一部
は接地面または接地手段として作用する。フリップ部が折り畳まれた時フリップ
部に組み込まれたホットワイヤアンテナエレメントでは充分なアンテナに必要な
性能を得ることができないという問題がある。デュアル及びマルチバンド作動性
、例えばGSMとPCNの組み合わせが優先されるので、この問題点を解決するのは非
常に困難である。
【００１１】 しかしながら、可動のキーパッドが設けられたカバーにダイバーシチまたはメ
インアンテナを設けるための努力が従来なされてきたが、いまだ可動式カバーに
改良された接地手段を配する可能性または手段を明らかにしている先行技術文献
または公知の装置はないのが現状である。
【００１２】 本発明の目的は、少なくとも１つの延伸可能な部分を有するアンテナシステム
においてアンテナ性能を向上させることにある。本発明の改良点は接地部分と、
一端に給電されるアンテナエレメントと、他端に延伸可能な部分とを含むメイン
ハウジングを有する装置に特に効果的である。本発明は特に使用時に無線通信装
置のメイン胴体で誘導される電流による悪影響を減少させることを目的としてい
る。さらに本発明はSAR（Specific Absorption Rate）を最小限にする装置を提
供することも目的としている。さらにまた本発明は、１つ以上の周波数帯で作動
可能なアンテナシステムを提供することをも目的としている。
【００１３】 これらの及びさらなる目的は、特許請求の範囲に記載のシステムまたは装置に
よって達成される。本発明の無線通信装置の延伸自在な接地部分によりアンテナ
性能が向上する。本発明はＶＳＷＲ、アンテナ利得、ＳＡＲ、スクリーニングの
回避、使用者の手によるまたは他の放射損失を防ぐ等のアンテナ性能パラメータ
ーを向上させるという利点がある。特許請求の範囲に記載されている従属項には
上記の目的を達成する上での本発明の種々の応用例が記載されている。以下の説
明から証明されるように異なる型の接地構造を本発明に採用することが可能であ
る。
【００１４】 延伸自在な接地手段は、好ましくは電圧が上昇する場所で接地手段に容量結合
する。従って、無線装置の接地コンダクターの局部電圧電位（voltage potentia
l locally）は、必ずしも一定である必要はなく、ＲＦ信号的には０ボルトに等
しい。むしろ本発明においては接地手段は、無線トランシーバー回路の通信用ア
ースに主に結合される導電部分である。通常、アンテナ給電回路は、アンテナ給
電ポイントでアンテナに導電接続（hot connection）及び接地または通常の接続
によって接続される。必要であれば、インピーダンス整合インターフェースをア
ンテナと給電回路間に配してもよい。
【００１５】 本発明のシステムにホットエレメントと接地エレメントを相互に接続する平衡
不平衡変性器を設けることは効果的である。
【００１６】 本明細書中において、本発明のアンテナシステムとは、無線信号を送受信する
よう作動するものを意味する。たとえ１つの特定の信号方向を意味する用語が使
われていたとしてもこれはその信号方向及びまたはその逆方向を包含する。
【００１７】 本発明を添付の図面を参照し、詳述する。添付図面において異なる図面で対応
する部分は、同じまたは類似に機能を有する場合同じ参照符号を付してある。
【００１８】 図１は携帯電話機の種々の異なる放射部品を略式に示している。まず、この態
様では、ヘリカルアンテナＡ、伸縮式ロッドアンテナＡ’、放射メイン接地エレ
メントＢそして接地延長エレメントＢ’の４つの放射エレメントが設けられてい
る。本発明は、アンテナエレメントＡ、Ａ’は特に関係はなく、これらアンテナ
エレメントは例えばヘリカルエレメント１本だけのホットワイヤー給電アンテナ
の形状を有していてもよい。
【００１９】 本発明で特に重要な接地エレメントは、２つの部分からなり、１つは図を簡略
化するために導電性パッチ１０２に表された導電パターンを有するプリント回路
板１０１であり、もう１つは支持手段１０５とこの上で支持されたコンダクター
１０６を含む折り畳み式延長部分である。エレメントＡ、Ａ´は、プリント回路
板に含まれる回路（図示せず）付近の給電ポイントを介してホットワイヤーによ
って給電される。接地エレメントＢ、Ｂ´は、上記回路に接続された接地ポイン
ト１０３を介して接地ワイヤによって給電される。エレメントＢ、Ｂ´間の結合
は、この例では容量的である。しかしながら、この結合は誘導的または導電的で
さえあってもよい。
【００２０】 図１の好ましい態様において、放射エレメントＡ，Ａ´の電気長は、およそ1
／4波長であり、エレメントＢ´は半波長の電気長を有する。接地延長エレメン
トＢ´は、電話機の接地の放射を再分布し、放射パターンが改善され、ＳＡＲの
減少に貢献する。
【００２１】 図２に示す態様は、図１のものと類似しているが、ホットワイヤアンテナＡ´
を例として１つだけ示している、接地エレメントＢ、Ｂ´を含み、これらエレメ
ントは図１のものより実質的に広い角度で配されている。
【００２２】 この態様でも接地エレメントは２つの部分からなり、１つは導電性パッチ２０
２によって示されている導電パターンを有するプリント回路板２０１であり、も
う１つはそれ自体がコンダクター１０６を構成する支持手段２０５を含む突出し
た延長部である。エレメントＡ´がプリント回路板に含まれる回路（図示せず）
付近の給電ポイント２０４を介してホットワイヤによって給電されている間、接
地エレメントＢ、Ｂ´はこの回路の接続された接地ポイント１０３を介してホッ
トワイヤによって給電される。この例ではエレメントＢ、Ｂ´間の結合は導電的
である。しかしながら、非導電結合であってもよい。
【００２３】 この好ましい態様では、放射エレメントＡ´の電気長は、特に限定されないが
、例えば１波長の1／4波長から1／2波長の範囲で選択され、この範囲の上限に近
い範囲の波長が好ましい。エレメントＢ、Ｂ´の電気長は共に1／4波長以上であ
るのが好ましい。エレメントＢ、Ｂ´の電気長は、エレメントＡ´で述べた範囲
の上限に近い部分またはそれ以上になるようように選択されるのが好ましい。接
地延長エレメントＢ、Ｂ´の重要な特徴は、共に電話機の設置の放射を再分布し
、放射パターンを改良し、ＳＡＲの減少に貢献するということである。
【００２４】 図３は移動電話機またはラップトップ型マイクロコンピューター等のワイヤレ
ス通信装置の構成を示している。ＰＣＢ（プリント回路板）１は通常シールドさ
れており、そのシールドされた領域はアンテナの給電ポイントの一端に接続され
ている。アンテナ２は、給電ポイント３で整合回路（図示せず）を有してもよい
。標準アンテナ２はヘリックス、ホイップ、メアンダアンテナまたはそれらを組
み合わせたものでもよい。給電ポイント３の装置４の反対側または別の端部には
、別のアンテナ部６がその一端４で電磁的に結合している。アンテナの他端はア
ンテナ部分５の端部よりシールドされた領域から離れている。
【００２５】 図４は図１のものと類似の構成を示しており、デュアルバンド共振用途に２つ
のアンテナ部分を有する。この態様では、１つのアンテナ部６は１つの周波数に
同調されており、もう一方のアンテナ部９は別の周波数に同調されている。両ア
ンテナ部は装置１のシールドされた接地領域に結合されている。
【００２６】 図５は通常のフラップ部を有する携帯電話機を示している。このフラップ部は
電話機に折り畳まれるとキーを機械的に覆い、広げると電話が機械的に拡張され
る。さらにこのフラップ部はマイクロホンの機能または通話伝送用のエアーチャ
ネル（air channel）を有していてもよい。別のアンテナ部６はガルバーニ電気
（galvanic）接続せずに図１のように装置１のシールドされた領域に結合する。
この結合はガルバーニ電気（galvanic）接続を必要としないので、接触部を有す
る特別なヒンジを必要としない。
【００２７】 図６はデュアルバンド給電構造を示し、２つのメアンダが端部５と８でガルバ
ーニ電気的に接続している。
【００２８】 図７はデュアルバンド給電構造を示し、２つのメアンダが各々の端部５、８及
び７、１０で連結されており、リング状に形成されている。
【００２９】 図８はアンテナ部分６が円筒状部分９を有するヘリックスまたはホイップア
ンテナであるデュアルバンド給電構造を示す。
【００３０】 図９はアンテナ部分６、９が同じ電気長を有し、これらが電磁的に端部７から
８へと連続的に結合してい単独帯域構造を示す。
【００３１】 図１０及び１１は伸縮部分が、それぞれ電話機の長手軸に沿って一端に位置す
る幅の狭いスライド部及び電話機の１つの角に位置する回転可能な脚部によって
構成されている変型例を示す。
【００３２】 上述の態様は本発明をどのように用いるかを示した例に過ぎない。特に当業者
には異なる態様の異なる特徴を組み合わせて本発明の範囲内でさらなる変型例を
構成することは自明のことである。
【図面の簡単な説明】
【図１】 プリント回路板と、へリックスと、延伸自在接地手段と、伸縮式アンテナロッ
ドとを含む携帯電話機のアンテナシステムの本発明の一態様の原理を示す。
【図２】 プリント回路板と、突出型アンテナと、突出型接地手段とを含む携帯電話機の
アンテナシステムの本発明の第２の態様の原理を示す。
【図３】 主アンテナと、メイン接地手段とこのメイン接地手段に対して延伸した位置に
ある延伸自在な接地延長手段を含む本発明による接地手段を有する無線通信装置
を略式に示す。
【図４】 デュアルコンダクター接地手段を有し、図３の装置に類似するデュアルバンド
装置を略式に示す。
【図５】 メインハウジングの一端に外方に突出したアンテナエレメントと他端に延伸自
在な接地手段が設けられている本発明による携帯電話機の一態様を示す。
【図６】 図５に類似の第２の態様におけるデュアルコンダクター接地手段を有するデュ
アルバンド装置を示す。
【図７】 図５に類似の第３の態様におけるリング状コンダクター接地手段を有する装置
を示す。
【図８】 図５に類似の第４の態様におけるヘリカル及び直線状コンダクター接地手段を
有する装置を示す。
【図９】 メインアンテナと、メイン接地手段と、このメイン接地手段に対して延伸され
た位置にある２つの延伸自在な接地延長手段とを含む本発明による接地手段を有
する無線通信装置を略式に示す。
【図１０】 図５の装置と電気的に類似しているが、機械的には異なる本発明の延伸自在な
接地手段の変型例を含む携帯電話機を示す。
【図１１】 図５の装置と電気的に類似しているが、機械的には異なる本発明の延伸自在な
接地手段の変型例を含む携帯電話機を示す。
【手続補正書】
【提出日】平成１２年１０月２４日（２０００．１０．２４）
【手続補正１】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図９
【補正方法】変更
【補正内容】
【図９】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，Ｅ Ａ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ， ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，Ｇ Ｅ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ， ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，Ｍ Ｎ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ， ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，Ｚ Ａ，ＺＷ

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 少なくとも第１の周波数帯域内で作動する無線通信装置のア
    ンテナシステム用接地延長構造であって、少なくとも第１及び第２の対向する縁
    部または端部（２，３）を有する支持手段（１）と、この支持手段に支持される
    導電性接地延長手段（４）とからなり、少なくとも前記第１縁部が無線通信装置
    のメイン接地手段に隣接し、第２縁部が、無線通信装置のメイン接地手段から離
    れるように前記支持手段を位置決めするために設けられた締結手段を前記支持手
    段が有し、前記接地延長手段が前記第１及び第２縁部間を延び、前記周波数帯域
    内で放射するように設けられており、且つ前記第１縁部に隣接して位置するメイ
    ン接地手段に結合するように設けられているアンテナシステム用接地延長構造。
  2. 【請求項２】 前記接地延長手段が前記メイン接地手段に非導電的に結合す
    るように設けられていることを特徴とする請求項１記載の接地延長構造。
  3. 【請求項３】 前記接地延長手段が前記メイン接地手段に容量的に結合する
    ように設けられていることを特徴とする請求項１記載の接地延長構造。
  4. 【請求項４】 前記締結手段が前記メイン接地手段に隣接する前記支持手段
    を機械的に接続するために設けられていることを特徴とする先行請求項いずれか
    １項に記載の接地延長構造。
  5. 【請求項５】 少なくとも前記第２縁部が、実質的に前記無線通信装置に対
    して変位自在であることを特徴とする先行請求項いずれか１項に記載の接地延長
    構造。
  6. 【請求項６】 前記締結手段（５）が前記支持手段を移動自在に接続するた
    めに設けられていることを特徴とする先行請求項いずれか１項に記載の接地延長
    構造。
  7. 【請求項７】 前記接地延長手段が前記支持手段を構成することを特徴とす
    る先行請求項いずれか１項に記載の接地延長構造。
  8. 【請求項８】 前記支持手段が少なくとも部分的に非導電性であることを特
    徴とする先行請求項いずれか１項に記載の接地延長構造。
  9. 【請求項９】 前記接地延長手段がヘリックス、メアンダ、ロッド、パッチ
    及びループからなる群から選択される形状のエレメントを含む少なくとも１つの
    コンダクターを含むことを特徴とする先行請求項いずれか１項に記載の接地延長
    構造。
  10. 【請求項１０】 前記接地延長手段が少なくとも１つの周波数で共振するこ
    とを特徴とする先行請求項いずれか１項に記載の接地延長構造。
  11. 【請求項１１】 前記接地延長手段が容量的に結合するために設けられてい
    ることを特徴とする先行請求項いずれか１項に記載の接地延長構造。
  12. 【請求項１２】 前記接地延長手段が前記第１縁部に隣接して位置するよう
    に設置手段に結合するように設けられていることを特徴とする先行請求項いずれ
    か１項に記載の接地延長構造。
  13. 【請求項１３】 前記接地延長手段が前記第１縁部と部分的に平行に延びて
    いることを特徴とする先行請求項いずれか１項に記載の接地延長構造。
  14. 【請求項１４】 前記接地延長手段が前記第１周波数帯域および第２周波数
    帯域で共振する第１および第２コンダクターを含み、前記第１および第２周波数
    帯が約１：２の比を有する周波数を含むことを特徴とする先行請求項いずれか１
    項に記載の接地延長構造。
  15. 【請求項１５】 前記接地延長手段が、約半波長分の電気長を有することを
    特徴とする先行請求項いずれか１項に記載の接地延長構造。
  16. 【請求項１６】 前記メイン接地手段が、約１／４波長分の電気長を有する
    ことを特徴とする先行請求項いずれか１項に記載の接地延長構造。
  17. 【請求項１７】 前記接地延長手段が前記メイン接地手段の一縁部に結合す
    るように設けられていることを特徴とする先行請求項いずれか１項に記載の接地
    延長構造。
  18. 【請求項１８】 先行請求項記載のメイン接地手段と、少なくとも１つのホ
    ットワイヤからなるメインアンテナと、接地延長手段とからなる無線通信装置用
    アンテナシステム。
  19. 【請求項１９】 上方および下方に対向する端部を有するメイン接地手段と
    、前記上方端部に位置するメインアンテナと、前記下方端部に位置する先行請求
    項のいずれか１項に記載の延伸自在な接地延長手段とからなり、前記延伸自在な
    接地延長手段が前記メイン接地手段に電磁的に結合する無線通信装置用アンテナ
    システム。
  20. 【請求項２０】 前記メイン接地手段と前記メインアンテナ手段が平衡不平
    衡変成器によって互いに連結していることを特徴とする請求項１９記載のアンテ
    ナシステム。
  21. 【請求項２１】 さらに前記メインアンテナエレメントに結合する伸縮式ア
    ンテナ手段を含むことを特徴とする請求項１９乃至２０のいずれか１項に記載の
    アンテナシステム。
  22. 【請求項２２】 対向する第１および第２の端部を有するハウジングと、導
    線および接地信号接続を有する無線トランシーバー回路と、前記信号接続部に結
    合するメイン接地手段と、前記導線信号接続部に前記第１端部の近くで結合する
    アンテナエレメントとからなる請求項１８乃至２１のいずれか１項に記載のアン
    テナシステムを含む無線通信装置において、前記接地信号接続部に結合する請求
    項１乃至１７のいずれか１項に記載の接地延長手段をさらに含み、前記接地延長
    手段が前記メイン接地手段に対して可動に配されていることを特徴とする無線通
    信装置。
  23. 【請求項２３】 前記メインアンテナエレメントと前記メイン接地手段の少
    なくとも一方が前記導線および接地信号接続部に導電的に結合することを特徴と
    する請求項２２記載の装置。
  24. 【請求項２４】 前記メイン接地手段と前記接地延長手段が、コンデンサを
    供するために互いに平行に延びる部分を有することを特徴とする請求項２２また
    は２３記載の装置。
  25. 【請求項２５】 前記接地延長手段と前記ハウジングがこれらを回転自在に
    連結する手段を含むことを特徴とする請求項２２乃至２４のいずれか１項に記載
    の装置。
  26. 【請求項２６】 前記接地延長手段と前記ハウジングがこれらを摺動自在に
    連結する手段を含むことを特徴とする請求項２２乃至２５のいずれか１項に記載
    の装置。
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