JP4626964B2 - 通過センサの取り付け構造およびパチンコ遊技機 - Google Patents

通過センサの取り付け構造およびパチンコ遊技機 Download PDF

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Description

本発明は、通過センサの取り付け構造およびパチンコ遊技機に関し、さらに詳しくはパチンコ遊技機の盤面に対する通過センサの取り付け構造に関する。
周知のように、パチンコ遊技においては、遊技機に装備されている遊技盤面の遊技領域に設けられている各種入賞口にパチンコ球が入賞すると、その入賞口に設定されている所定数の賞球が払出されるようになっている。
一方、遊技領域には、複数の図柄や記号を変動表示可能な表示部が設けられており、図柄や記号が一定の組み合わせに揃った場合あるいは一定の条件を満たした場合に遊技盤面に設けてある大入賞口を開放して多くの賞球を払い出すようにした構成がある。
表示内容の抽選は、例えば、始動入賞口とは別に設けてあるパスゲート部と称される部材に設けられた通過センサの位置にパチンコ球が通過するのを検知することによっても開始されるようになっている。
従来、始動入賞口をはじめとして各入賞口は、誘導釘に沿って落下移動するパチンコ球の入り口が鉛直方向に向けられ、落下してくるパチンコ球を導入できるようになっている(例えば、特許文献1)。
この場合、始動入賞口近傍にパスゲート部材を設けた場合には、入賞口への誘導釘の配列方向を考慮してパスゲート部材も同じくパチンコ球の入り口が鉛直方向に向けられており、誘導釘に沿って落下してくるパチンコ球が鉛直に進入できるようにされていることがある。
図4は、パスゲート部材を設けたパチンコ遊技機の一例を示す図であり、同図において、概略構成を説明すると次の通りである。
パチンコ遊技機100は、外郭方形枠サイズに形成されて縦長の固定保持枠1を構成する外枠1の開口前面に、外枠1に合わせて方形枠サイズに形成された開閉搭載用の前枠2を備えている。
前枠2は、外枠2の正面左側上下に取り付けられたヒンジ金具3A、3Bにより外枠1に対して開閉可能に取り付けられ、さらに、外枠1の正面右側に設けられた施錠装置4によって閉鎖状態に保持されるようになっている。
前枠2の上部領域には、遊技盤5が配置されており、遊技盤5は、所定板圧の積層合板の裏側にセルを貼り付けてルーター(役物取り付け孔)加工した化粧板を基板とし、その前面側には図示しないが、環状に取り付けられたガイドレールに囲まれて略円形状の遊技領域6が設けられている。
遊技領域6には、略中央部に画像表示装置の表示部6aが配置され、表示部6aの周りにはセンター飾り6bや始動入賞口6cおよび大入賞口6dなどがそれぞれ配置されている。遊技領域下部にはアウト球を回収するアウト口も設けられており、始動入賞口や大入賞口に入賞せずに落下したアウト球を遊技盤5の背面側から機外に排出できるようになっている。
遊技領域6には、上述した始動入賞口6cの近傍において誘導釘Pに沿って移動するパチンコ球のうちで、誘導釘Pに設けられている配列中の欠け部に相当する誘導釘Pのない位置から落下したパチンコ球が鉛直に落下する位置にパスゲート部材11が設けられている。
また、前枠2の前面上部側には、遊技盤5を視認できるように透明なガラス盤を備えた前扉7が水平方向に開閉可能かつ着脱可能に設けられ、通常は、施錠装置4により閉鎖状態に保持されて遊技盤5の前面を覆っている。
前枠2の前面下部側でガラス扉7の下方には、球受け皿を構成している一体皿8が、前枠2に開閉支持されている背面板(図示されず)に取り付けられて設けてあり、一体皿8は、図示しない施錠装置により通常、閉鎖状態に保持されている。
一体皿8には、パチンコ球が存在する皿部だけではなく、皿部の正面右側下部に発射ハンドル9が、そして、正面左側下部に灰皿10等が設けられている。
特開2004−23710号公報(図9)
パスゲート部材11において、パチンコ球の入り口を鉛直方向に設けた場合には、パチンコ球が進入するまでの落下距離を含めてパスゲート部材11に対するパチンコ球の通路距離が長くなる場合がある。
図5は、図4に示されたパチンコ遊技機100におけるパスゲート部材11の近傍を示す図であり、同図において、パスゲート部材11は、入り口開口を鉛直方向に向けるように遊技盤5に取り付けられている。
また、パスゲート部材11には、その下方に大入賞口への誘導釘P1を設けてパスゲート部材11を通過したパチンコ球が単純に落下するのでなく、大入賞口へ指向する機会を得られるようにして遊技に興趣性を持たせる対策が採られている場合がある。
このため、パスゲート部材11へのパチンコ球の誘導釘Pの最上位のものP0Aが設けられている位置から大入賞口への誘導釘P1のうちの最下位のものまでの距離S’がかなり長くなることがある。
このようなパスゲート部材11の占有スペースが大きくなる場合には、近年の傾向として遊技盤面での表示部6aの占有スペースの拡大によりパスゲート部材の設置スペースに制約を受けることがあるばかりでなく、その上方に配列されている誘導釘の設置スペースも小さくなる。
一方、図5に示した構成では、パスゲート部材11の下方に位置する誘導釘P1の存在により、この誘導釘P1に衝突したパチンコ球が再度パスゲート部材11内を通過して再抽選を行わせるような誤動作を生じることがある。
そこで、図6に示すように、誘導釘P1の一部を取り除くとともにパスゲート部材11の下方にパチンコ球の通過部に連続する誘導片11Pを設けることにより、誤動作に加えて誘導釘P1が存在していたスペースを小さくする構成も考えられている。
しかし、誘導片11Pを設けた場合においても、パチンコ球の進入方向が鉛直方向であるため、誘導釘Pの最上位のもの(図5において符号P0Aで示す)から誘導片11Aの下端そして、誘導釘P1の最下位までの距離をさほど短くできていないのが現状である。
上述したように、鉛直方向でのパスゲート部材11の設置スペースが大きくなると、その上方に配列されている誘導釘Pの間隔や傾きを調整してパスゲート部材11への入賞確率を変更する際の調整作業を行うためのスペースを確保することが困難となりやすい。調整作業は、比較的狭いスペースでしかも配列されている誘導釘同士をそれぞれ調整作業の対象とすることから、調整作業の効率が悪い。
従って、表示部6a(図3参照)のサイズの大型化に適応できるように、誘導釘の設置スペースを考慮してパスゲート部材の設置スペースを小型化することが要望されてきている。
本発明は、上記従来の通過センサの取り付け構造における問題に鑑み、通過センサの設置スペースを小さくできると共に釘等の誘導部での調整作業性を向上させることが可能な構成を備えた通過センサの取り付け構造およびパチンコ遊技機を提供することにある。
請求項1記載の発明は、パチンコ玉の通過を検知して処理のための信号を出力する通過センサを取り付けるための構造において、
前記通過センサの支持部材を前記パチンコ玉の入り口の向きが鉛直未満で水平方向に対して0度よりも大きくなる角度の範囲で設置固定角度を変更可能にし、
前記通過センサは、遊技盤に設けられた大型表示部の下側に配置されていることを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の通過センサの取り付け構造において、前記支持部材の傾斜角度は、前記通過センサの上方に配列されているパチンコ玉の誘導に少なくとも平行する角度を含むことを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の通過センサの取り付け構造をパチンコ遊技機に用いることを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項3記載のパチンコ遊技機において、前記通過センサの支持部材は、前記通過センサのホルダ部を前記遊技盤に挿通させて固定される構成であり、該遊技盤に対して前記ホルダ部の断面中心を基準として傾動位置を選択されて固定されることにより入り口の向きを選択されて構成であることを特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項4記載のパチンコ遊技機において、前記遊技盤面に設けられている通過センサの挿通部が矩形断面とされ、前記取り付け部は、前記挿通部の断面中心を基準として前記支持部材の傾動位置にそれぞれ振り分けられて形成された前記支持部材の締結部で構成されていることを特徴としている。
請求項6記載の発明は、請求項4記載のパチンコ遊技機において、前記遊技盤面に設けられている通過センサの挿通部が円形断面とされ、前記取り付け部は、前記挿通部の断面中心を基準として前記支持部材の傾動位置にそれぞれ振り分けられて形成された前記支持部材の締結部で構成されていることを特徴としている。
請求項1および2記載の発明によれば、通過センサの支持部材が鉛直未満でしかも水平方向に対して0度よりも大きくなる角度の範囲で設置角度を変更可能にしており、請求項2記載の発明においては、支持部材の上方に配列されている誘導に少なくとも平行する角度を含むことにより、大型表示部の下側での、鉛直方向の設置スペースを小さくすることができる。しかも、支持部材自体が設置角度を変更された場合には、誘導の配列を調整して変更しなくても支持部材に対するパチンコ玉の進入状態を変更することができるので、誘導でのパチンコ玉の移動に対する調整作業をなくすことにより調整作業の効率を上げることができる。
請求項3記載の発明によれば、表示部の占有スペースが大きくなった場合でも鉛直方向での通過センサの設置スペースを小さくできることにより、鉛直方向で支持部材の上方に位置している誘導部の設置スペースを確保することができる。しかも、誘導部での調整作業による物体の移動方向を変更して通過センサに対する進入状態を変化させる代わりに、支持部材の設置角度を変更するだけで誘導部の調整を不要にすることが可能となる。
請求項4記載の発明によれば、遊技盤に対してホルダ部の断面中心若しくはその一部を基準として傾動位置を調整するだけの簡単な操作により誘導部での細かい調整を要することなくパチンコ球の進入状態を変更することが可能となる。
請求項5および6記載の発明によれば、通過センサの挿通部の断面中心あるいはその一部を基準として傾動させた場合のその傾動位置にそれぞれ設けられている締結部を利用するだけでパチンコ球の進入状態を変更させた位置を保持できるので、多数設けてある誘導釘毎の調整に比べて入賞確率の設定作業を容易化することが可能となる。
以下、図に示す実施例により本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本実施例による通過センサの取り付け構造を説明するための図であり、同図に示されている取り付け構造は、図4に示したパチンコ遊技機に適用されている。
図1において通過センサは、これの支持部材に相当するパスゲート部材(便宜上、符号11で示す)に設けられており、パスゲート部材11は、通過センサの検知対象物体となるパチンコ球などの球体が入り込む入り口の向き(入り口面が含まれる平面に鉛直な線の方向/換言すると入り口の中心線又は軸線(このように表現される線を図1中では、L1とする))が鉛直未満で水平方向に対して0度よりも大きくなる角度に設定されている。ここで、鉛直未満とは、水平面に対して鉛直な方向を含まないという意味であり、水平方向に対して0度よりも大きくなる角度とは、水平方向を含まない方向を意味する。即ち、鉛直未満で水平方向に対して0度よりも大きくなる角度とは、水平方向と鉛直方向を含まず、パスゲート部材11の入り口は、水平方向と鉛直方向を含まない範囲で、上方に向いていることを意味する。
上述した角度に傾斜した状態を設定されているパスゲート部材11の入り口側には、命釘P2が設けられている。
上述したパスゲート部材11の傾斜角度は、少なくとも、パスゲート部材11の上方に配列されている誘導釘Pの配列方向(図1中、符号L1’出示す中心線の向き)に平行(図1中、符号L1で示す中心線の向き)してパチンコ球が進入できる角度(図1中、符号θ1で示す角度)を含んでおり、通過センサおよびパスゲート部材11の入り口が誘導釘Pの配列方向に対して直角な関係となる角度が設定可能となっている。
本実施例では、この角度(θ1)の場合には、これとは異なる角度(θ2)の場合に比べてパスゲート部材11に対するパチンコ球の進入確率が高められるようになっている。
パスゲート部材11は、入り口の向きを上述した角度範囲内で変更した状態で遊技盤5に取り付けられるが、その取り付けに際しては、パスゲート部材11の締結部が用いられる。
図2においてパスゲート部材11は、通過センサPSのパチンコ球通過部PS1が挿入されるとともに遊技盤5の表面に締結固定されるフランジ部11A1が一体化されているゲート部11Aと、これに一体成形されて通過センサPSにおけるパチンコ球通過部PS1の後方部を支持するホルダ部11Bとを備えており、遊技盤5の表面側からホルダ部11Bが挿通され、遊技盤5の表面に突き当たるフランジ部11A1に形成された締結部材挿通孔11Pを介してネジ止めされて固定される。
図2に示す構成は、ホルダ部11Bの断面形状が矩形である場合を対象としており、この場合には、遊技盤5に形成されているパスゲート部材11の挿通部もこの形状に合わせておおむね矩形とされている。
このようなパスゲート部材11を遊技盤5において通過センサPSへの入り口開口の向きを選択して固定する(傾動位置を固定する)ための構成として、遊技盤5側には、パスゲート部材11のホルダ部11Bを挿通できると共に挿通した状態で傾動させることができる余裕分を持たせたサイズの矩形状孔でルータ(役物取り付け孔)5Aが形成されており、ルータ5Aの周辺には、パスゲート部材11を、選択された入り口の向きに合わせて固定するための締結部5B、5B’が設けられている。本実施例では、締結部5B、5B’が木ねじの下孔(ネジの谷部の径に対応する内径を有した孔)で構成されている。なお、木ねじの下孔とした場合には、継続使用が困難となる場合があるので、内周面にネジを形成した金属製などによるブッシュを締結部に装填するようにしてもよい。この場合には、ブッシュ外周面に回り止めなどを設けて遊技盤5に装填された際に回り止めの部分が遊技盤5側での締結部に相当する穴の内周面に食い込むようにする。
ゲート部11Aの締結部材挿通孔11Pに対応する遊技盤5側での締結部5B、5B’は、本実施例の場合、上述した角度θ1とθ2とを選択できるように2種類の角度位置にそれぞれ形成されている(図2において符号5B、5B’で示す状態)。なお、遊技盤5側の締結部の設置に関しては、パスゲート部材11のゲート部11Aにおける形状中心を基準として回動させて傾斜させる場合と、断面中心を境にして一方の締結部を基準として他方の締結部側を揺動させる場合とがあるので、そのいずれかによって締結部の振り分け状態が選択される。
つまり、断面中心とした場合にはその中心を基準として同一半径で得られる円弧上に振り分けた位置に締結部5B、5B’がそれぞれ設置され、また、断面中心を境にして一方の締結部を基準として他方の締結部を揺動させる場合にはその基準となる締結部からパスゲート部材11の長手方向長さ(締結部材挿通孔11P間の間隔)に応じた揺動半径を持つ円弧上に締結部が設置される。ちなみに、図2では、ホルダ部11Bの断面中心を基準としてゲート部11Aを回動させる場合が示されており、締結部5B、5B‘も断面中心を基準として各傾動角度での相対位置に形成されている。
本実施例では、図1に示すように、上述した角度のうちで、誘導釘Pと平行することができる角度(θ1)として、金属製の誘導釘Pを用いた場合の配列角度が水平方向に対し30度前後であることを考慮したうえで、水平方向に対して27〜30度に設定している。そして、角度(θ2)は、角度(θ1)よりも水平方向に対して小さい角度とされている。
遊技盤5側では、パスゲート部材11の傾斜角度が変更されるのを考慮して、ルータ5A(役物取り付け孔)の形状サイズが各角度に設置された場合のパスゲート部材11のホルダ部11Bを挿入できる余裕分を持たせて形成されている。この場合の余裕分の設定は、ホルダ部11Bの断面中心を基準としてパスゲート部材11を回動させる場合を対象とすると、基板11Aの厚み方向で傾動量に相当する嵌合代を加えることになり、また、ホルダ部11Bの断面中心を基準とするのでなく断面の一部、つまり、一方の締結部材挿通孔11Pを基準として他方の締結部材挿通孔11P側を揺動させる場合を対象とすると、他方の締結部材挿通孔11P側の端部に対応するルータの孔内縁でのホルダ部11Bの厚み方向で傾動量に相当する嵌合代を加えることになる。
本実施例は、以上のような構成であるから、遊技盤5に設けられるパスゲート部材11は、誘導釘Pの下方でその誘導釘Pの水平方向に対する配列角度と平行する角度(θ1)あるいはこれとは異なる角度(θ2)のいずれかが選択されて遊技盤5に固定される。このような配列された誘導釘Pの集合によって、パチンコ球を誘導する誘導部が構成される。
これにより、パスゲート部材11が占有する鉛直方向でのスペースは、図5に示した従来構造の場合に比べて小さくすることができる。つまり、パスゲート部材11のゲート部11Aの長さを基準とした場合、その鉛直方向で必要とされている設置スペースが正弦関係に基づき小さく変化させることができる。しかも、水平方向に対してパチンコ球の落下移動を阻害しない角度としているので、通過センサによる通過検知を確実に行える状態を維持することになる。
本発明者は、本実施例と従来構造とにおいて鉛直方向での占有スペースを比較したところ、両者間でおおむね10〜20mmの差が得られることを確認した。
一方、パスゲート部材11の傾斜角度を選択することにより、パスゲート部材11の鉛直方向での設置スペースを小さくでき、その上方に配列されている誘導釘Pの間隔あるいは傾き調整のためのスペースも確保しやすくなる。
さらに、誘導釘Pの調整作業に代えて、パスゲート部材11の傾斜角度を選択するだけの簡単な作業により誘導釘の調整による場合の入賞確率の高低度合い等を設定することができるので、誘導釘Pの調整作業を単純化若しくは簡単化することができる。
本実施例では、図1に示したパスゲート部材11の構成に限らず、例えば、図5に示したように、パスゲート部材11からパチンコ球が通過し終わる位置に誘導片を設けた構成のパスゲート部材を対象とすることも可能である。
上述した傾斜角度を設定する構成としては、遊技盤5側に設けてある締結部(図2において符号5B、5B’で示した部分)を複数設けるのでなく、円弧状に連続するスリットとすることも可能である。
次に、本実施例の要部変形例について説明する。
図3は、図2に示した構成に対して通過センサPSのホルダ部(便宜上、符号11B’で示す)の断面形状が異なる場合を示している。
図3において、パスゲート部材50は、図2に示した構成と違って、遊技盤5の裏面側に取り付けられるホルダ部材51と、遊技盤5の表面側に取り付けられる通過部材52とを備えている。この場合のホルダ部材51は、図2に示したホルダ部11Bと同様に、通過センサPSにおけるパチンコ球通過部PS1の後方を支持する部分であり、通過部材52は、図2に示したゲート部11Aと同様に、通過センサPSにおけるパチンコ球通過部PS1が装着される部分である。
通過センサPSを支持しているホルダ部材51は、遊技盤5に挿通される部分の外形形状が円形とされており、挿通部の後方に位置するフランジ部51Aが遊技盤5の裏面に締結固定されるようになっている。遊技盤5に形成されているルータ5A’(役物取り付け孔)は、ホルダ部材51の横断面外形に合致する円形に形成されており、このルータ5A’に、ホルダ部材51が嵌入される。
一方、通過部材52は、ホルダ部材51に支持されている通過センサPSにおけるパチンコ球通過部PS1が圧入嵌合されることにより通過センサPSと一体化されるようになっており、通過センサPSの傾動に連動することができるようになっている。なお、遊技盤5の表面に突き当たる部分の形状は、種々あるが、本例のように、傾動する構成である場合には、傾動したことがわからないように円形などとすることが好ましい。
ホルダ部材51は、遊技盤5の裏面に対して円形の断面形状の中心を基準として回動(図中、矢印で示す)することができるようになっている、このため、回動位置(傾動位置)でホルダ部材51を固定する構成として、図2において符号5B、5B’で示した各角度位置にある締結部を用いることができる。
このような構成においては、ホルダ部材51の外形を円形としていることにより中心位置をずらすことなく回動角度の調整が可能となる。ホルダ部材51の回動が行われると通過センサPSに一体化されている通過部材52も同様に回動することとなり、入り口の向きが回動に合わせた向きに変更されることになる。
このような構成によれば、遊技盤5の挿通部であるルータ(役物取り付け孔)5Aの形状も単純化できることでドリルの挿通のみで長手方向の切削が不要となるのでルータの加工に要する手間を省いて加工時間の短縮が可能となる。
なお、ホルダ部材51の角度変更のための構成としては、ホルダ部材51自体を回動させる代わりに、例えば、次のような構成とすることも可能である。
ホルダ部材51を二重構造として通過センサPSの支持部を内輪側とし、遊技盤5の裏面に固定される側を外輪側とし、両輪同士を内輪側の外周面および外輪側の内周面に形成された所定ピッチのスプライン結合により一体化できるようにする。この場合のスプラインの形成ピッチは、図2に示した締結部5B、5B’の形成間隔とすることが可能である。
この構成においては、通過センサPSに対するパチンコ球の入り口の向きを変更する場合、ホルダ部材51を遊技盤5の裏面から取り外してから、ホルダ部材51の内輪側を外輪側から抜き出し、新たなスプライン上での噛み合い位置を選択して噛み合わせた状態で両輪同士を嵌合し、再度遊技盤5の裏面に取り付ける。
このような構成によれば、遊技盤5側に複数の締結部5B、5B’を設ける必要がない。
さらに、遊技盤5の表面に露出したホルダ部材51の端面に、命釘P2を打ち付け等して設けてもよく、また他の誘導釘を適宜設けてもよい。このようにすることによって、遊技盤面内での鉛直方向のスペースを有効に利用することができる。加えて、通過部材52のフランジ部52Aを縮小することにより、遊技盤面内での配置スペースが一層有効に利用できることとなる。
図3の例では、フランジ部52Aの形状を、ルータ5A’の形状に合致させ、ルータ5A’内にフランジ部52Aが埋没する構成としてもよい。そして、フランジ部52Aの表側面と、遊技盤5の表面とが同一平面上に位置するように構成する。これにより、実質的に遊技盤5の表面にはゲート部52Bのみが突出こととなり、更に一層スペースの有効活用が図られる。この場合には、命釘P2をフランジ部52Aに設けてもよい。また、ホルダ部材51の先端面51Bとフランジ部52Aの裏面52Cは、ルータ5A’内で当接し、或は遊技盤5の裏側までフランジ部52Aを突出させ、その裏側で当接する構成としてもよい。
本発明実施例による通過センサの取り付け構造を説明するための図である。 図1に示した通過センサの取り付け構造に関して支持部材としてのパスゲート部材を取り付け部に相当する遊技盤に取り付けるための構成を示す図である。 本実施例の要部変形例を説明するための図である。 通過センサの取り付け構造に関する従来例を説明するために用いるパチンコ遊技機の正面図である。 通過センサの支持部材として用いられるパスゲート部材の一例を示す図である。 通過センサの支持部材として用いられるパスゲート部材の他の例を示す図である。
符号の説明
5 遊技盤
5A ルータ(役物取り付け孔)
5B、5B’ 締結孔
11 パスゲート部材
11A 基板部
11B ホルダ部
P、P1 誘導釘
100 パチンコ遊技機
θ1,θ2 パスゲート部材の傾斜角度

Claims (6)

  1. パチンコ玉の通過を検知して処理のための信号を出力する通過センサを取り付けるための構造において、
    前記通過センサの支持部材を前記パチンコ玉の入り口の向きが鉛直未満で水平方向に対して0度よりも大きくなる角度の範囲で設置固定角度を変更可能にし、
    前記通過センサは、遊技盤に設けられた大型表示部の下側に配置されていることを特徴とする通過センサの取り付け構造。
  2. 請求項1記載の通過センサの取り付け構造において、
    前記支持部材の傾斜角度は、前記通過センサの上方に配列されているパチンコ玉の誘導に少なくとも平行する角度を含むことを特徴とする通過センサの取り付け構造。
  3. 請求項1または2記載の通過センサの取り付け構造を用いることを特徴とするパチンコ遊技機。
  4. 請求項3記載のパチンコ遊技機において、
    前記通過センサの支持部材は、前記通過センサのホルダ部を前記遊技盤に挿通させて固定される構成であり、該遊技盤に対して前記ホルダ部の断面中心若しくは その一部を基準として傾動位置を選択されて固定されることにより入り口の向きを選択されて構成であることを特徴とするパチンコ遊技機。
  5. 請求項4記載のパチンコ遊技機において、
    前記遊技盤面に設けられている通過センサの挿通部が矩形断面とされ、前記取り付け部は、前記挿通部の断面中心若しくはその一部を基準として前記支持部材の 傾動位置にそれぞれ振り分けられて形成された前記支持部材の締結部で構成されていることを特徴とするパチンコ遊技機。
  6. 請求項4記載のパチンコ遊技機において、
    前記遊技盤面に設けられている通過センサの挿通部が円形断面とされ、前記取り付け部は、前記挿通部の断面中心を基準として前記支持部材の傾動位置にそれぞれ振り分けられて形成された前記支持部材の締結部で構成されていることを特徴とするパチンコ遊技機。
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