JP2006296777A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 翼片と、ガラス板と遊技盤との間で前後左右に挟み込まれて生じる球詰まりを効果的に低減でき、遊技球をよりスムーズに入賞口内へ流下させる遊技機を提供する。
【解決手段】 遊技球の流下する遊技盤と、遊技盤を被覆するガラス板を備えた遊技機において、遊技盤には、遊技球を導入可能な入賞口と、入賞口の左右方向に配置されるとともに支持軸を中心に回動可能に軸支された一対の翼片と、翼片前方に配置されて入賞口を形成する飾り部材を有する入賞装置が配設されており、飾り部材は、飾り部材の前面上端縁部を、ガラス板から遊技盤方向に向かって下方傾斜するように遊技機を構成することにより、翼片と、ガラス板と遊技盤との間で前後左右に挟み込まれて生じる球詰まりを効果的に低減でき、遊技球をよりスムーズに入賞口内へ流下させることができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、入賞口を配設した遊技盤と遊技盤前面にガラス板を備えた遊技機に関する。
遊技機において、遊技盤面に配設されて入賞口を形成する入賞装置としては、支軸を中心に左右に回動可能に軸支された一対の翼片を備えたもの(いわゆるチューリップ型可変入賞装置)がある。
このような入賞装置は、一対の翼片が互いに反対方向に回動することで、入賞口への遊技球の流下経路を開閉する。すなわち、入賞装置においては、翼片の双方の先端が互いに離れるように翼片が回動する場合には、入賞口への遊技球の流下経路がより開かれた状態(以下、開状態という)となり、遊技球の入賞口への導入が容易になり、反対に翼片の双方の先端が互いに近づくように翼片が回動する場合には、入賞口への遊技球の流下経路が開状態に比べて閉ざされた状態(以下、閉状態という)となり、遊技球の入賞口への導入が規制あるいは遮断される。
入賞装置が開状態となっている場合、遊技球が時間間隔をおいて散発的に入賞装置の入賞口に流下してくると、遊技球は入賞口に1個ずつ順次導入される。しかしながら、入賞装置の入賞口への遊技球の流下は散発的に生じるのみならず、この入賞装置の入賞口に遊技球が連続的に流下してくる場合がある。このような場合でも入賞口には遊技球が1個ずつ順次導入される。また、入賞口に向かって流下する遊技球は常にスムーズに入賞口内へ流下するとは限らず入賞口付近で入賞口を形成する部材と衝突を繰りかえした後に入賞口内へ流下する場合がある。これらのことから、遊技機には、入賞口付近に遊技球が一時的に留まり、さらに遊技球が入賞口に向かって流下して、入賞口付近に遊技球が複数存在する状況が生じうる。この状況で入賞装置が開状態から閉状態になる場合、遊技機には、翼片と遊技盤とガラス板との間に複数の遊技球が挟み込まれて入賞口内へと流下できず、球詰まりが生じる虞があった。特に、左右の翼片からほぼ同時に遊技球が入賞口に向かって流下するような場合には、球詰まりを生じる虞が大きい。一旦球詰まりを生じてしまうと、その後の遊技が滞って遊技機に対する遊技者の興趣を著しく損なうから、少しでも球詰まりを生じさせる虞を低減させようとすることは極めて重要な問題である。
そこで、こうした球詰まりを解消するべく、特許文献1には、入賞した遊技球を遊技盤の裏面へ案内するための開口と、開口を挟む一対の構成からなり遊技球を開口へ案内する球受面を形成した傾動可能な可動翼片とを有する入賞装置を備える遊技機であって、可動翼片の少なくとも一方の球受面に、遊技球を遊技盤又はガラス板側へ案内する案内部を形成したことを特徴とする遊技機が提案されている。
また、特許文献2には、特別入賞状態において、軸支された基端部を中心に互いに反対方向へ回動させられ逆八字状に開いて入賞球を受け入れる左右の回動翼片を備えた弾球遊技機の可変入賞装置において、左右の回転翼片の基端部間に受け入れられた入賞球を下方へ通過させる開口を有し、通過する入賞球を検知するセンサ体を設けるとともに、センサ体を、基端部間で左右方向へ傾斜させて設けたことを特徴とする弾球遊技機の可変入賞装置が提案されている。特許文献2の弾球遊技機の可変入賞装置によれば、センサ体は、回転翼片の基端部間に設けられており、このセンサ体を通過する遊技球の球詰まりを低減させようとして、センサ体を左右方向へ傾斜させている。
特開2003−164598号公報 特開2003−210739号公報
特許文献1において、可動翼片を備えた入賞装置において生じる球詰まりは、翼片と遊技盤とガラス板との間に遊技球が挟み込まれて生じるが、これは、第1に、最初に開口へ流下した遊技球が開口位置に存在する間に別の遊技球が開口位置に連続的に流下してきた場合に、可動翼片の先端位置が互い近づきあって入賞装置の開口を塞ぐように一対の可動翼片の両方が傾動し、傾動する可動翼片に複数の遊技球が挟持されることにより生じるほか、第2に、図10に示すように、入賞装置100の開口を形成するためにガラス面側に設けられる部材(部材K)の上端に遊技球(遊技球A)が引っ掛かり(図10(a))、そこへ更に複数の遊技球(遊技球B、C)が連続的に入賞装置100の開口へ流下する場合に(図10(b))、可動翼片101、101の先端位置が互い近づきあって入賞装置100の開口を塞ぐように一対の可動翼片の両方が傾動し、上記した複数の遊技球B、Cと遊技球Aとが傾動する可動翼片101とガラス面と遊技盤面との間で前後左右に挟み込まれる(図10(c))、ことを原因として生じうる。
しかしながら、特許文献1の遊技機は、左右方向から衝突する遊技球について、その衝突位置を前後方向に水平にずらすものであるため、第1の点を解消しようとするものにすぎず、遊技球Aをスムーズに開口へ流下させるものではなく、第2の点を解消するものではない。
しかも、特許文献1の遊技機では、遊技球を前後方向に強制的に案内するため、遊技球には前後方向に作用力が加わる。したがって、特許文献1の遊技機では、遊技球Aがより強い力でガラス面に押し付けられて、部材Kの上端に遊技球Aの引っ掛かる状態が維持されやすくなる虞があり、第2の点を助長させる虞がある。
また、特許文献2の弾球遊技機の可変入賞装置は、左右方向より連続的に遊技球が可変入賞装置に流下した場合に、遊技球同士の左右方向からの衝突位置を上下にずらすことで円滑に遊技球を流下させようとするものであるため、特許文献1の遊技機と同様に、第1の点を解消しようとするものにすぎず、第2の点における遊技球Aをスムーズに流下させるものではなく、ガラス面と遊技盤との間に遊技球が挟み込まれる状態、すなわち前後方向に遊技球が挟み込まれる状態を十分に解消することができない。
本発明は、上記問題点に鑑み、翼片と、ガラス板と遊技盤との間で前後左右に挟み込まれて生じる球詰まりを効果的に低減でき、遊技球をよりスムーズに入賞口内へ流下させる遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、(1)遊技球の流下する遊技盤と、遊技盤を被覆するガラス板を備えた遊技機において、遊技盤には、遊技球を導入可能な入賞口と、入賞口の左右方向に配置されるとともに支持軸を中心に回動可能に軸支された一対の翼片と、翼片前方に配置されて入賞口を形成する飾り部材を有する入賞装置が配設されており、飾り部材は、飾り部材の前面上端縁部を、ガラス板から遊技盤方向に向かって下方傾斜するように構成している、ことを特徴とする遊技機、(2)入賞口の上方位置には遊技球を導入可能な上方入賞口が配設されており、上方入賞口を形成する部材の下端位置と、飾り部材の前面上端縁部位置との上下方向の間隔が、遊技球1個分未満である上記(1)記載の遊技機、(3)入賞口の上方位置には遊技球を導入可能な上方入賞口が配設されており、上方入賞口の下部を形成する部材はガラス板から遊技盤方向に下方傾斜している上記(1)記載の遊技機、を要旨とする。
本発明の遊技機によれば、入賞装置は飾り部材前面上端縁より後方に向かって下方傾斜形成されているから、入賞装置が開状態である際に入賞口へ向かう遊技球(遊技球A)が飾り部材上端縁に引っかかるとともに、左右の翼片から入賞口に向かって遊技球(遊技球B、C)が流下してくるような場合であっても、遊技球B、Cが入賞口に到達して、入賞装置が閉状態となる前に、飾り部材上端縁に引っかかった遊技球Aが入賞口内へ導入されやすくなる。したがって、本発明の遊技機によれば、遊技球Aをスムーズに入賞口内へ流下させるのみならず、左右一対の翼片と遊技盤面とガラス板との間に上記したような遊技球A、B、Cが挟まることにより入賞装置に球詰まりを生じてしまう虞を抑制することができる。
本発明の遊技機によれば、入賞口の上方に遊技球1個分未満の距離を隔てて上方入賞口を形成する部材を設けて上方入賞口を形成しているので、上方入賞口を形成する部材に衝突した遊技球の進行方向を、飾り部材の前面上端縁より遊技盤面方向に下方傾斜形成された位置に向かう方向にすることが容易となる。すると、その下方傾斜形成された位置に遊技球が衝突してその下方傾斜部位を滑るように入賞口内にスムーズに流下する状態が容易に形成できる。こうして、この遊技機によれば、遊技球をよりスムーズに入賞口内に流下させることができる。
本発明の遊技機によれば、上方入賞口を形成する部材の下部をガラス板から遊技盤面方向に下方傾斜させているので、上方入賞口を形成する部材の下部に衝突した遊技球がより確実にガラス板方向に向かって跳ね返るようになり、飾り部材に引っかかる遊技球を弾きとばしやすくなる。したがって、球詰まりをより効果的に低減させることができるようになる。さらに、この遊技機によれば、ガラス板方向に向かって跳ね返る遊技球の進行方向を、飾り部材の前面上端縁より遊技盤面方向に下方傾斜形成された位置に向かう方向にすることができるから、その下方傾斜形成された位置に遊技球が衝突してその傾斜位置から滑るように入賞口内にスムーズに流下する状態を形成することができる。こうして、この遊技機によれば、遊技球を一層スムーズに入賞口に流下させることができる。
本発明の実施形態(第1の形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の遊技機における、遊技機枠体(図示しない)の内部に組み付けられる遊技盤の概略正面図である。また、図2は、本発明の遊技機に配設される入賞装置の実施例の1つを示す正面図である。さらに図3(a)は、図2におけるA−A断面図である。
遊技機は、遊技盤1の前面に遊技領域を形成しており、遊技領域の周縁に沿うように湾曲した案内レール2や、遊技領域の略中央に図柄表示部3を正面に向けて図柄表示装置3aを設け、図柄表示装置3aの周囲の領域に回転装置、普通入賞口(図示せず)を、また図柄表示装置3aの下方の領域に始動入賞口4や大入賞口5を、そして遊技領域内の所要位置に多数の障害釘(例えば障害釘15)を設けて構成されている。なお、普通入賞口、始動入賞口4や大入賞口5は、それぞれ普通入賞装置(図示しない)、始動入賞装置4a、大入賞装置5aによって形成される。また、遊技機は、図3などに示すように、始動入賞口4や大入賞口5などの各装置を覆うように遊技盤1の前方位置にガラス板9を設けている。
本発明における実施形態を説明するにあたり、前後方向について、遊技盤からガラス板に向かう方向が前方向であり、その逆方向が後方向であり、また左右方向について、遊技盤正面に向かって右側に向かう方向が右方向であり、その逆方向が左方向であるものとする。
本実施形態としては、始動入賞装置がいわゆるチューリップ型可変入賞装置である場合を例として詳細に説明する。また、実施形態の説明中、入賞装置は始動入賞装置4aを示し、入賞口は始動入賞口4を示すものとする。その場合、入賞装置、入賞口それぞれにつき同一の符号4a、4を用いる。
入賞装置4aは、図2、図3(a)に示すように、遊技盤1の前面に固定された基台11の前方に上方と後方に開口した殻体6を備え、左右一対の翼片10(右翼片10aおよび左翼片10b)をその先細な先端40を殻体6内から上方の開口部位の外側方向に向けつつ左右方向に遊技球1個分の大きさよりもやや大きい間隔を隔てて配設している。このとき、左右方向に右翼片10aと左翼片10bの間であって、前後方向に基台11と殻体6の間には、上方に開口した空間部20が形成されている。
殻体6は、板状の飾り部材7を備えるとともに、飾り部材7の後面側より基台11に向かうとともに上方の没入した周壁8を形成しており、飾り部材7における周壁8の形成位置の内側より下方傾斜しつつ後方へ向かって突出した突出部17を形成するとともに、突出部17の左右位置に翼片10を軸支する支軸12を形成している。また、殻体6には、基台11の殻体取付穴の配設位置に対向する位置にネジ穴(図示しない)が形成されている。
飾り部材7は、図3(b)に示すように、その前面上端縁部の位置よりもやや後方位置から、遊技盤面に向かって下方傾斜する傾斜面19を形成している。なお、傾斜面19は、その上端が図3(b)に示すような飾り部材7前面上端縁部位置よりもやや後方側位置にある場合に限定されず、その上端が飾り部材7前面上端縁部に位置するように形成されていてもよい。また、傾斜面19は、その形状が平坦面であるように形成される場合に限定されず、その形状が凸状に屈曲面を形成しつつ後方に向かって下方傾斜形成されていてもよく、また凸状に湾曲面を形成しつつ後方に向かって下方傾斜形成されていてもよい。特に、飾り部材7の傾斜面19が湾曲面を形成していると、飾り部材7の前面上端縁部は湾曲面を形成していることとなり、傾斜面19と飾り部材7の交差位置で角張った形状を呈することを抑制できるから、このような飾り部材7を備えた遊技機によれば、傾斜面19と飾り部材7の交差位置で遊技球が引っ掛かる虞を一層低減できる。
翼片10は、図4(a)に示すように、その前面形状を略翼状とするとともに、翼状の周縁に沿って前後方向に遊技球1個分よりも大きな幅の側面部21を形成しており、翼状の周縁の内側に支軸12を挿入される支軸受穴14を前後方向に穿設し、後面側に支軸受穴14の配設位置からずれた位置に回動片16を後方に向かって突出形成している。
基台11は、空間部20の形成される位置に対向する位置に遊技球1個分の大きさよりも大寸法の基台貫通穴18を設けており、遊技盤1に取付けるための取付穴60と、殻体6を取付けるための殻体取付穴(図示しない)とが形成されている。さらに、基台11には、回動片16を挿通可能な大きさを有するとともに回動片16の回動可能な角度を規制する規制穴(図示しない)が、翼片10の回動片16位置に対向する位置に設けられている。
入賞装置4aは、次のように組み立てられる。
左右一対の翼片10(10a、10b)は、その前面を殻体6の飾り部材7の後面と対向させつつ、それぞれその支軸受穴14に殻体6の支軸12を挿通させることで、支軸12に軸支される。
左右一対の翼片10を支軸12で軸支した殻体6は、ネジ穴を基台11の殻体取付穴に対向させるとともに基台11裏面側からネジなどを殻体取付穴を通じてネジ穴に螺合することにより、基台11に固定され、入賞装置4aが組み立てられる。このとき、基台11の規制穴には回動片16が後方に向かって挿通され、回動片16の先端は基台11の後面より後方に向かってやや突き出ている。
また、基台11と殻体6とで上方に開口した空間部20が形成され、空間部20の後方には、基台貫通穴18が配置された状態となっている。こうして、空間部20上方の開口部分から空間部20へ連通し、さらに空間部20から基台貫通穴18へと連通する入賞口4が形成される。
遊技盤1には、予め、基台11の基台貫通穴18と規制穴を取り囲む領域に対向するように貫通穴13が設けられ、また取付穴60の形成された位置に対向する位置にネジ穴が設けられており、入賞装置4aは、取付穴60をネジ穴に対向するように配設して取付穴60を通じてネジ61をネジ穴に螺合させることで、遊技盤1に取付けられる。
入賞装置4aでは、左右一対の翼片10の各々の先端40は翼片10の側面部21を通じて入賞口4へと繋がっており、右翼片10aの先端40と左翼片10bの先端40との間を流下してきた遊技球は、入賞口4に導かれる。入賞口4に導かれた遊技球は、空間部20から基台貫通穴18を通じて、遊技盤1の貫通穴13を通過し、遊技盤1裏面へと排出される。
入賞装置4aでは、翼片10は次のように回動される。
左右一対の翼片10の各々に固定された回動片16は、貫通穴13を通じて遊技盤1後方に設けられた回動機構(図示しない)に接続されており、この回動機構より上下方向に応力を受ける。このとき、翼片10は回動片16を固定するとともに、支軸12に軸支されているため、回動片の受けた応力に応じて、回動片16と翼片10は一体となって支軸12を中心として左右いずれかの方向に回動する。
遊技機は、回動機構に接続された左右一対の翼片10を互いに逆方向に回動させて、右翼片10aの先端40の位置と左翼片10bの先端40の位置との間隔が拡がった状態と狭まった状態の2つの状態を形成するとともに、この2つの状態を適宜切り替えるように入賞装置4aを構成している。
この入賞装置4aは、右翼片10aが正面右方向に回動し、左翼片10bが正面左方向に回動することで、右翼片10aの先端40位置と左翼片10bの先端40位置との間隔が拡がった状態を形成する。このとき、入賞装置4aには、側面部21によって入賞口4に向かって傾斜する傾斜面が形成される。遊技機は、この傾斜面が遊技球を入賞口4に流下させる遊技球案内面22をなすように形成されている。これは、たとえば、遊技盤1面を流下する遊技球の流下経路に交差するように側面部21によって入賞口4へ向かう傾斜面が形成されることで実現される。そうすると、この遊技機では、入賞口4直上より入賞口4に流下する遊技球のみならず、遊技球案内面22に流下した遊技球も入賞口4へと流下することができる状態が形成されている。この状態は、遊技球の入賞口4への流下経路が開かれている状態(開状態)であり、すなわち開状態は遊技球が入賞口へ導入され易くなっている状態となる。
なお、遊技球案内面22は、左右一対の翼片10のいずれにも形成されているが、翼片10に形成される遊技球案内面22のうちの少なくとも一方は、遊技球案内面22の内側位置より入賞口4との境界位置まで没入して形成された没入面を備える凹部23を形成していてもよい(図4(b))。すなわち、一対の翼片10は、入賞口4に遊技球が入賞し易い開状態において、遊技球を入賞口4へ導く遊技球案内面22を備えており、遊技球案内面22の少なくとも一方には凹部23が入賞口4との境界位置まで形成されていてもよい。このような翼片10を備えた遊技機によれば、右翼片10a、左翼片10bから左右方向に同時に遊技球が入賞口4に流下してきた場合に、その左右方向から流下した遊技球の衝突位置が互いにずれるため、これらの遊技球が一対の翼片10より左右方向に略均等な応力を受けて挟み込まれることが抑制され、遊技機に球詰まりを生じる虞が低減される
また、入賞装置4aは、右翼片10aが左方向に回転し、左翼片10bは右方向に回転することで、右翼片10aの先端40位置と左翼片10bの先端40位置との間隔が狭まった状態を形成する。このとき、左右の翼片10の先端40位置は支軸12に対して略直上を向き、右翼片10aと左翼片10bは、遊技球を1個通過させることができる程度の幅をへだてて各々の翼片10の側面部21が対向するように配置される。したがって、入賞装置4a上方から下方に向かって流下する遊技球は、入賞口4の直上より流下する遊技球以外は入賞口4に流下することが困難である状態が形成されている。この状態は、遊技球の入賞口に対する流下経路が開状態よりも閉鎖された状態(閉状態)であり、すなわち閉状態は遊技球は入賞口へ導入されにくくなっている状態となる。
本発明の遊技機によれば、入賞装置4aの飾り部材7前面上端縁より後方に向かって下方傾斜する傾斜面19を形成している。すると、本発明の遊技機によれば、遊技盤1の遊技盤面を流下する遊技球(遊技球A)が入賞口4に流下する場合において、遊技球Aが、その流下時に殻体6上端縁や翼片10や基台11などと衝突してガラス板9方向に跳ねあがり、入賞装置4aの飾り部材7上端部に瞬間的に引っかかる状態が形成されても、遊技球Aが入賞装置4aの飾り部材7上端縁に引っかかる状態にある時間は、飾り部材7に傾斜面19を形成しない場合に比べて短くなる。
したがって、この遊技機は、遊技球Aをよりスムーズに入賞口4内へと導入させることができる。
また、本発明の遊技機によれば、入賞装置4aの飾り部材7前面上端縁より後方に向かって下方傾斜する傾斜面19を形成している。したがって、図5、6に示すように、遊技盤1の遊技盤面を流下する遊技球(遊技球A、B、C)が開状態の入賞装置4aの入賞口4に連続的に流下する場合において、入賞口4に向かって先に流下してきた遊技球(遊技球A)が、入賞装置4aの飾り部材7上端縁に引っかかり(図5(a)、図6(a))、その後、略同時に左右の翼片10の遊技球案内面22から遊技球(遊技球B、C)が入賞口4に向かって流下してきても、左右の翼片10の遊技球案内面22から入賞口4に向かって流下してくる遊技球B、Cが入賞口4に到達して、入賞装置4aが閉状態となる前に、飾り部材7上端縁に引っかかった遊技球Aが入賞口4内へ導入されやすくなる(図5(b)、(c)、図6(b)(c))。したがって、本発明の遊技機によれば、左右一対の翼片10と遊技盤1とガラス板9との間に遊技球A、B、Cが挟まることにより入賞装置4aに球詰まりを生じる虞を抑制することができる。
上記したような本発明における第1の形態の遊技機は、入賞口4の上方位置に遊技球を導入可能な上方入賞口25が配設された入賞装置4aを備えてもよい(図7、図8)(第2の形態の遊技機という)。
この上方入賞口25は、上方入賞口25を形成する部材(上方入賞口形成部材25aということがある)を基台11に配設し固定することで形成される。
上方入賞口形成部材25aは、板状体26の板状面を基台11前方に向けるとともに、上方を没入した形状の壁状体27を板状体26の板状面より基台11の方向に向かって形成してなり、壁状体27の後方端は基台11に当接して、基台11と壁状体27と板状体26とで上方入賞口空間部31を形成しており、また基台11には、基台11上端より上方入賞口空間部31に対応した位置まで、遊技球1個分の大きさよりも大きく切り欠かかれて切り欠き28が形成されている。
なお、基台11を取付ける遊技盤1には、切り欠き28に対応する位置に、上方貫通穴32が形成されており、上方入賞口25に向かって流下した遊技球は、上方入賞口空間部31から切り欠き28位置を通過し、さらに上方貫通穴32を通過して遊技盤1裏面に排出される。
この遊技機では、入賞装置4aは、入賞口4の直上に上方入賞口形成部材25aを備える。したがって、この遊技機によれば、入賞口4に流下してきた遊技球が遊技盤面を流下する遊技球(遊技球A)が入賞口4に流下する際に、殻体6上端縁や翼片10や基台11などとの衝突によってガラス板方向に向かって斜め上方に跳ねあがったとしても、跳ね上がった遊技球が上方の上方入賞口形成部材25a下方面に衝突して、更にガラス板方向に斜め下方向に跳ね返り、跳ね返った遊技球が飾り部材7に向かうような状態を生じさせることができる。このとき、この遊技機には飾り部材7に傾斜面19が形成されているので、遊技球が飾り部材7の傾斜面19に衝突するとともに傾斜面19を滑るように入賞口4内へ流下するような状態を形成することができる。したがって、この遊技機は、遊技球Aをスムーズに入賞口4内へと導入させることができる。
第2の形態の遊技機では、入賞装置4aは、上方入賞口形成部材25aを、その下端位置と飾り部材7の前面上端縁部位置との上下方向の間隔(図8において間隔P)が遊技球1個分未満となるように配設して構成されていてもよい。
このように遊技機が構成されると、ガラス板9方向に跳ね返った遊技球をより確実に飾り部材7に衝突させることができるから、より容易に遊技球を飾り部材7の傾斜面19に衝突させることができ、遊技球が傾斜面19を滑るように入賞口4内へ流下する状態をより容易に生じさせることができる。したがって、このような遊技機は、遊技球をよりスムーズに入賞口4内へと導入させることができる。
第2の形態の遊技機では、上方入賞口形成部材25aは、上方入賞口25の下部を形成する部材を、ガラス板9から遊技盤1方向に下方傾斜させた外形を呈するように形成されていてもよい(図9)。
ここで、上方入賞口形成部材25aは、壁状体27と板状体26とからなり、壁状体27は、上方入賞口空間部31の下端を形成するとともに上方入賞口形成部材25a下方面を形成している下方面形成部材29を備え、下方面形成部材29の左右側縁に沿うように側壁30を形成している。
この遊技機では、下方面形成部材29は、上方入賞口25の下部を形成する部材として、その下側面をガラス板9から遊技盤1方向に下方傾斜させた形状を呈している。
この遊技機によれば、遊技球が入賞口4に流下する際に、殻体6上端縁や翼片10や基台11などとの衝突によってガラス板6方向に向かって斜め上方に跳ねあがり、跳ね上がった遊技球が入賞口4上方に位置する上方入賞口形成部材25a下方面に衝突する場合に、上方入賞口形成部材25a下方面を形成している下方面形成部材29の下側面がガラス板9から遊技盤1方向に向かって下方傾斜しているため、遊技球を効率よくガラス板9方向に跳ね返らせるとともに遊技球の進行方向を飾り部材7の傾斜面19方向に仕向けることができる。すると、この遊技機によれば、飾り部材7の上端縁に引っかかる遊技球を弾きとばしやすくなるのみならず、効率よく遊技球が飾り部材7の傾斜面19に衝突して傾斜面19を滑るように入賞口4内へ流下するような状態を形成させることができる。したがって、このような遊技機は、遊技球を一層スムーズに入賞口4内へと導入させることができる。
なお、上記第1の形態や第2の形態における入賞装置は、始動入賞装置である場合を例としたが、これに限られず普通入賞装置であってもよい。
遊技機における遊技盤面の実施例の1つを示す正面概略図である 本発明の遊技機に組み付ける始動入賞装置と大入賞装置の実施例の1つを示す正面図である。 (a)図2におけるA−A線断面図である、(b)図3(a)におけるC−D部分拡大図である。 (a)本発明の遊技機に組み付ける入賞装置に用いる翼片の実施例の1つを示す斜視図である。(b)本発明の遊技機に組み付ける入賞装置に用いる翼片の他の実施例を示す斜視図である。 (a)本発明の遊技機に組み付ける入賞装置に遊技球が流下する状態を示す説明図である、(b)本発明の遊技機に組み付ける入賞装置に遊技球が流下する状態を示す説明図である、(c)本発明の遊技機に組み付ける入賞装置に遊技球が流下する状態を示す説明図である。 (a)図5(a)におけるE−E線断面図である、(b)図5(b)におけるF−F線断面図である、(c)図5(c)におけるG−G線断面図である。 本発明の遊技機に組み付ける第2の形態の入賞装置を説明するための正面図である。 本発明の遊技機に組み付ける第2の形態の入賞装置を説明するための縦断面図である。 本発明の遊技機に組み付ける第2の形態の入賞装置における他の実施例を説明するための縦断面図である。 (a)従来の遊技機に組み付ける入賞装置に遊技球が流下する状態を示す説明図である、(b)従来の遊技機に組み付ける入賞装置に遊技球が流下する状態を示す説明図である、(c)従来の遊技機に組み付ける入賞装置に遊技球が流下する状態を示す説明図である。
符号の説明
1 遊技盤
2 案内レール
3 図柄表示部
3a 図柄表示装置
4 始動入賞口
4a 始動入賞装置
5 大入賞口
5a大入賞装置
6 殻体
7 飾り部材
8 周壁
9 ガラス板
10 翼片
10a 右翼片
10b 左翼片
11 基台
12 支軸
13 貫通孔
14 支軸受穴
15 障害釘
16 回動片
17 突出部
18 基台貫通穴
19 傾斜面
20 空間部
21 側面部
22 遊技球案内面
23 凹部
25 上方入賞口
25a 上方入賞口形成部材
26 板状体
27 壁状体
28 切り欠き
29 下方面形成部材
30 側壁
31 上方入賞口空間部
32 上方貫通穴

Claims (3)

  1. 遊技球の流下する遊技盤と、遊技盤を被覆するガラス板を備えた遊技機において、
    遊技盤には、遊技球を導入可能な入賞口と、入賞口の左右方向に配置されるとともに支持軸を中心に回動可能に軸支された一対の翼片と、翼片前方に配置されて入賞口を形成する飾り部材を有する入賞装置が配設されており、
    飾り部材は、飾り部材の前面上端縁部を、ガラス板から遊技盤方向に向かって下方傾斜するように構成している、ことを特徴とする遊技機。
  2. 入賞口の上方位置には遊技球を導入可能な上方入賞口が配設されており、上方入賞口を形成する部材の下端位置と、飾り部材の前面上端縁部位置との上下方向の間隔が、遊技球1個分未満である請求項1記載の遊技機。
  3. 入賞口の上方位置には遊技球を導入可能な上方入賞口が配設されており、上方入賞口の下部を形成する部材はガラス板から遊技盤方向に下方傾斜している請求項1に記載の遊技機。
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