JP2010213793A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】役物から遊技球が脱落した場合にホールの店員によらずに遊技球脱落前の状態に戻すことが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】スロープ部材50は、本体部51と、本体部51に載置される載置部材53と、載置部材53と対向して配置され、遊技球10が転がる上面52aを有する上面部材52と、載置部材53と上面部材52との間に介挿されるバネ部材54と、を備えている。上面部材52は、バネ部材54により付勢され、本体部51に対して一定の高さに保持される。バネ部材54のバネ定数は、上面部材52の上面52aを遊技球10が転がって通過していくときには、バネ部材54のバネ変形量(圧縮量)が変わらないものの((a)、(b)及び(d)参照)、遊技球10の脱落により数多くの遊技球10の自重が同時に作用すると((c)参照)、バネ部材54のバネ変形量が多くなるように、設定されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、遊技球の入賞によって大当たりの抽選を行うパチンコ遊技機等の遊技機に関するものである。
従来、始動口に遊技球が入賞することによって大当たりの抽選を行い、大当たりに当選したときに大入賞口の開閉を連続的に繰り返す大当たり遊技状態になり、より多くの賞球が得られる機会を与える遊技機としてのパチンコ遊技機が知られている。
パチンコ遊技機の発射装置から遊技領域に発射された遊技球は、落下する方向が遊技くぎや風車によって変化する。このように様々に変化する遊技球の動きを安定させるための技術が従来から提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1には、複数の台全てにおいて略均等な確率にて跳躍した遊技球を案内部へ着地させることができるパチンコ遊技機が開示されている。
特開2005−102824号公報
ここで、遊技球の動きを変えるために遊技くぎが遊技領域に配設されるが、何らかの事情により遊技くぎが配設できない領域には、例えば遊技球が転がる面を有する役物を設ける場合がある。そのような役物を設けると、遊技球が役物から脱落して役物とパチンコ遊技機のガラス板との間にとどまってしまうおそれがある。そのような事態が生じると、玉詰まりの原因になってしまう。
本発明は、役物から遊技球が脱落した場合にホールの店員によらずに遊技球脱落前の状態に戻すことが可能な遊技機を提供することを目的とする。
本発明が適用される遊技機は、遊技球10による遊技を行うための遊技領域111を有する遊技盤110と、当該遊技盤110の当該遊技領域111を遊技球10による遊技を行う遊技者から隔てるための透明板32と、を備える遊技機100であって、前記遊技領域111に配置され、遊技球10が転がる上面21を有し、前記透明板32との間に隙間Cを有する役物20と、前記役物20に設けられ、当該役物20の前記上面21にて遊技球が転がるための空間Sを拡張する方向に移動可能な拡張手段51・52・54,61・62・64,71・72・74と、を備えることを特徴とするものである。
ここで、前記遊技領域111にて前記役物20の前記上面21に位置し、当該役物20との間に前記空間Sを制限する風車42をさらに備えることを特徴とすることができる。また、前記拡張手段51・52・54,61・62・64,71・72・74は、複数の遊技球10の自重により前記役物20の前記上面21が下方に動くことにより、前記空間Sを拡張する方向に移動可能であることを特徴とすることができる。また、前記役物20に設けられ、当該役物20の上面21にて遊技球10を前記透明板32から離間する方向に向かわせるための方向付け手段72をさらに備えることを特徴とすることができる。
なお、本欄における上記符号は、本発明の説明に際して例示的に付したものであり、この符号により本発明が減縮されるものではない。
本発明によれば、役物から遊技球が脱落した場合にホールの店員によらずに遊技球脱落前の状態に戻すことが可能になる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
〔遊技機の基本構成〕
図1は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100の概略正面図である。
同図に示す遊技機の一例としてのパチンコ遊技機100は、遊技者の指示操作により打ち出された遊技球が入賞すると賞球を払い出すように構成されたものである。このパチンコ遊技機100は、遊技球が打ち出される遊技盤110と、遊技盤110を囲む枠部材150と、を備えている。遊技盤110は、枠部材150に着脱自在に取り付けられている。
遊技盤110は、前面に、遊技球により遊技を行うための遊技領域111と、下方から発射された遊技球が上昇して遊技領域111の上部位置へ向かう通路を形成するレール部材112と、遊技領域111の右側に遊技球を案内する案内部材113と、を備えている。
本実施の形態では、遊技者により視認され易い遊技領域111の位置に、演出のための各種の画像を表示する画像表示部114が配設されている。この画像表示部114は、遊技者によるゲームの進行に伴い、例えば、図柄抽選結果(図柄変動結果)を遊技者に装飾図柄により報知したり、キャラクタの登場やアイテムの出現による予告演出を表示したりする。なお、画像表示部114としては、例えば液晶表示装置、EL表示装置、LEDドット表示装置または7セグ表示装置等による構成例が考えられる。
また、本実施の形態では、遊技盤110の前面に、各種の演出に用いられる可動役物115および盤ランプ116を備えている。可動役物115は、遊技盤110に対して可動に構成され、可動による各種の演出を行い、また、盤ランプ116は、発光することで光による各種の演出を行う。
遊技領域111には、遊技球が落下する方向に変化を与えるための同図では図示しない遊技くぎおよび風車等が配設されている。また、遊技領域111には、入賞や抽選に関する種々の役物が所定の位置に配設されている。また、遊技領域111には、遊技領域111に打ち出された遊技球のうち入賞口に入賞しなかったものを遊技領域111の外に排出する排出口117が配設されている。なお、ここにいう役物とは、入賞を容易にするための特別の装置をいう。また、ここにいう風車とは、遊技球の落下の方向に変化を与えるための装置で、羽根車状のものをいう。
本実施の形態では、入賞や抽選に関する種々の役物として、遊技球が入ると入賞して特別図柄抽選(大当たり抽選)が始動する第1始動口121と、第1始動口121の下方に位置し、遊技球が入ると入賞して特別図柄抽選が始動する第2始動口122と、遊技球が通過すると普通図柄抽選(開閉抽選)が始動するゲート124と、が遊技盤110に配設されている。ここにいう第1始動口121および第2始動口122とは、予め定められた1の特別電動役物(大入賞口125)、または予め定められた1の特別図柄表示器の何れかを作動させることとなる遊技球の入賞に係る入賞口をいう。
第2始動口122は、チューリップの花の形をした一対の羽根が電動ソレノイドにより開閉すると共に点灯する普通電動役物としての電動チューリップ123を備えている。電動チューリップ123は、羽根が閉じていると、遊技球は第2始動口122へ入り難い一方で、羽根が開くと第2始動口122の入口が拡大して遊技球が第2始動口122へ入り易くなるように構成されている。そして、電動チューリップ123は、普通図柄抽選に当選すると、点灯ないし点滅しながら羽根が規定時間(例えば6秒間)および規定回数(例えば3回)だけ開く。
なお、パチンコ遊技機100は、所定の条件下で、特別図柄抽選時に大当たりが抽選される大当たり確率が変動する場合(低確状態(例えば300分の1)から高確状態(例えば30分の1)への変動)がある。また、パチンコ遊技機100は、所定の条件下で、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間が短縮されたり、普通図柄抽選時の当選する確率が高まったり、普通図柄抽選時の普通図柄変動時間が短縮されたり、電動チューリップ123の羽根の開時間が延長されたり、電動チューリップ123の羽根が開く回数が増えたりする(電チューサポート)場合がある。
また、本実施の形態では、入賞や抽選に関する種々の役物として、第2始動口122の下方に位置し、特別図柄抽選の結果に応じて開放する大入賞口125と、遊技球が入賞しても抽選が始動しない普通入賞口126と、が遊技盤110に配設されている。この大入賞口125は、通常は閉状態であるが特別図柄抽選の結果により所定条件(例えば30秒経過または遊技球10個の入賞)を満たすまで突出傾斜して開状態が維持されるラウンドを所定回数(例えば15回または2回)だけ繰り返す。
なお、本実施の形態では、遊技領域111に第1始動口121および第2始動口122が配設されているが、いずれか一方のみを配設する構成例や他の始動口を配設する構成例も考えられる。また、本実施の形態では、遊技領域111に大入賞口125が1つ配設されているが、大入賞口125を複数配設する構成例も考えられる。
本実施の形態では、遊技盤110の右下の位置に、抽選結果や保留数に関する表示を行う表示器130が配設されている。この表示器130の詳細は後述する。
賞球の払い出しについて説明する。第1始動口121、第2始動口122、大入賞口125および普通入賞口126に遊技球が入賞すると、遊技球が入賞した場所に応じて、1つの遊技球当たり規定個数の賞球が払い出される。その一例を示すと、第1始動口121に遊技球が入賞すると3個の賞球、第2始動口122に遊技球が入賞すると4個の賞球、大入賞口125に遊技球が入賞すると13個の賞球、普通入賞口126に遊技球が入賞すると10個の賞球がそれぞれ払い出される。なお、ゲート124を遊技球が通過したことを検出しても、それに連動した賞球の払い出しは無い。
なお、遊技盤110の後面には、図示しない各種の基板等が取り付けられる。この各種の基板等について付言すると、遊技盤110の後面には、メイン基板およびサブ基板が配設されている。すなわち、遊技盤110の後面には、メイン基板として、内部抽選および当選の判定等を行う後述の遊技制御部200が構成された遊技制御基板が配設されている。この遊技制御基板は、開封することにより痕跡が残るように透明部材で構成されたメイン基板ケースに密封されている。
また、サブ基板として、演出を統括的に制御する後述の演出制御部300が構成された演出制御基板、画像および音による演出を制御する後述の画像/音響制御部310が構成された画像制御基板、および、各種のランプおよび可動役物115による演出を制御する後述のランプ制御部320が構成されたランプ制御基板等が配設されている。また、遊技盤110の後面には、供給された24VのAC電源をDC電源に変換して各種の基板等に出力するスイッチング電源(不図示)が配設されている。
付言すると、払出球の払い出し制御を行う後述の払出制御部400が構成された払出制御基板と、払出制御基板により制御され、外部から補給された補給球を一時的に溜めておき、賞球の払い出しや貸し球の払い出しを行う払い出しユニット(不図示)と、が枠部材150に配設されている。
枠部材150は、遊技者がハンドル151に触れてレバー152を時計方向に回転させる操作を行うとその操作角度に応じた打球力にて遊技球を所定の時間間隔(例えば1分間に100個)で電動発射する発射装置(不図示)を備えている。また、枠部材150は、遊技者のレバー152による操作と連動したタイミングで発射装置に遊技球を1つずつ順に供給する供給装置(不図示)と、供給装置が発射装置に供給する遊技球を一時的に溜めておく皿153(図2参照)と、を備えている。この皿153には、例えば払い出しユニットによる払出球が払い出される。
なお、本実施の形態では、皿153を上下皿一体で構成しているが、上皿と下皿とを分離する構成例も考えられる。また、発射装置のハンドル151を所定条件下で発光させる構成例も考えられる。
また、枠部材150は、発射装置のハンドル151に遊技者が触れている状態であっても遊技球の発射を一時的に停止させるための停止ボタン154と、皿153に溜まっている遊技球を箱(不図示)に落下させて取り出すための取り出しボタン155と、を備えている。
また、枠部材150は、パチンコ遊技機100の遊技状態や状況を告知したり各種の演出を行ったりするスピーカ156および枠ランプ157を備えている。スピーカ156は、楽曲や音声、効果音による各種の演出を行い、また、枠ランプ157は、点灯点滅によるパターンや発光色の違い等で光による各種の演出を行う。なお、枠ランプ157については、光の照射方向を変更する演出を行うことを可能にする構成例が考えられる。
また、枠部材150は、遊技盤110を遊技者と隔てるための透明板(不図示)を備えている。
図2は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100を説明する図であり、(a)は、遊技盤110の右下に配設された表示器130の一例を示す拡大図であり、(b)は、パチンコ遊技機100の部分平面図である。
パチンコ遊技機100の表示器130は、図2の(a)に示すように、第1始動口121の入賞に対応して作動する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122の入賞に対応して作動する第2特別図柄表示器222と、ゲート124の通過に対応して作動する普通図柄表示器223と、を備えている。第1特別図柄表示器221は、第1始動口121の入賞による特別図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。第2特別図柄表示器222は、第2始動口122の入賞による特別図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。普通図柄表示器223は、遊技球がゲート124を通過することにより普通図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。なお、本実施の形態では、第1特別図柄表示器221および第2特別図柄表示器222は、7セグ表示装置で構成され、また、普通図柄表示器223は、LED表示装置で構成されている。
また、表示器130は、第1特別図柄表示器221での保留に対応して作動する第1特別図柄保留表示器218と、第2特別図柄表示器222での保留に対応して作動する第2特別図柄保留表示器219と、普通図柄表示器223での保留に対応して作動する普通図柄保留表示器220と、を備えている。この保留について説明する。変動表示動作中(入賞1回分の変動表示が行なわれている間)にさらに他の遊技球による入賞があると、その入賞した遊技球に対する図柄の変動表示動作は、先に入賞した遊技球に対する変動表示動作が終了するまで、規定個数(例えば4個)を限度に保留される。このような保留がなされていることおよびその保留の数(未抽選数)が、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219および普通図柄保留表示器220に表示される。なお、本実施の形態では、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219および普通図柄保留表示器220の各々は、一列に配設したLED表示装置で構成され、その点灯態様によって保留数が表示される。
パチンコ遊技機100の枠部材150は、遊技者が演出に対する入力を行うための入力装置を備えている。図2の(b)に示すように、本実施の形態では、入力装置の一例として、演出ボタン161と、演出ボタン161に隣接し、略十字に配列された複数のキーからなる演出キー162と、が枠部材150に配設されている。演出キー162は、その中央に1つの中央キーを配置し、また、中央キーの周囲に略同一形状の4つの周囲キーを配置して構成されている。遊技者は、4つの周囲キーを操作することにより、画像表示部114に表示されている複数の画像のいずれかを指示することが可能であり、また、中央キーを操作することにより、指示した画像を選択することが可能である。また、入力装置の形態としては、図示した演出ボタン161および演出キー162の他、レバーやダイヤル等、演出の内容等に応じて様々な入力形態を採用することができる。
〔制御ユニットの構成〕
次に、パチンコ遊技機100での動作制御や信号処理を行う制御ユニットについて説明する。
図3は、制御ユニットの内部構成を示すブロック図である。同図に示すように、制御ユニットは、メイン制御手段として、内部抽選および当選の判定等といった払い出す賞球数に関する各種制御を行う遊技制御部200を備えている。また、サブ制御手段として、演出を統括的に制御する演出制御部300と、画像および音響を用いた演出を制御する画像/音響制御部310と、各種のランプおよび可動役物115を用いた演出を制御するランプ制御部320と、払出球の払い出し制御を行う払出制御部400と、を備えている。前述したように、遊技制御部200、演出制御部300、画像/音響制御部310、ランプ制御部320、および払出制御部400各々は、遊技盤110の後面に配設されたメイン基板としての遊技制御基板、さらにはサブ基板としての演出制御基板、画像制御基板、ランプ制御基板、および払出制御基板において個別に構成されている。
〔遊技制御部の構成・機能〕
遊技制御部200は、内部抽選および当選の判定等といった払い出し賞球数に関連する各種制御を行う際の演算処理を行うCPU201と、CPU201にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM202と、CPU201の作業用メモリ等として用いられるRAM203と、を備えている。
遊技制御部200は、第1始動口121または第2始動口122に遊技球が入賞すると特別図柄抽選を行い、特別図柄抽選での当選か否かの判定結果を演出制御部300に送る。また、特別図柄抽選時の当選確率の変動設定(例えば300分の1から30分の1への変動設定)、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間の短縮設定、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間の短縮設定を行い、設定内容を演出制御部300に送る。
さらに、遊技制御部200は、電動チューリップ123の羽根の開時間の延長、および電動チューリップ123の羽根が開く回数の設定、さらには羽根が開く際の開閉動作間隔の設定を制御する。また、遊技球が連続的に第1始動口121または第2始動口122へ入賞したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留や、遊技球が連続的にゲート124を通過したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留を設定する。
また、遊技制御部200は、特別図柄抽選の結果に応じて、大入賞口125が所定条件(例えば30秒経過または遊技球10個の入賞)を満たすまで突出傾斜して開状態を維持するラウンドを所定回数(例えば15回または2回)だけ繰り返すように制御する。さらには、大入賞口125が開く際の開閉動作間隔を制御する。
さらに、遊技制御部200は、第1始動口121、第2始動口122、大入賞口125および普通入賞口126に遊技球が入賞すると、遊技球が入賞した場所に応じて1つの遊技球当たり所定数の賞球を払い出すように、払出制御部400に対する指示を行う。例えば、第1始動口121に遊技球が入賞すると3個の賞球、第2始動口122に遊技球が入賞すると4個の賞球、大入賞口125に遊技球が入賞すると13個の賞球、普通入賞口126に遊技球が入賞すると10個の賞球をそれぞれ払い出すように、払出制御部400に指示命令(コマンド)を送る。なお、ゲート124を遊技球が通過したことを検出しても、それに連動した賞球の払い出しは払出制御部400に指示しない。
払出制御部400が遊技制御部200の指示に従って賞球の払い出しを行った場合には、遊技制御部200は、払い出した賞球の個数に関する情報を払出制御部400から取得する。それにより、払い出した賞球の個数を管理する。
遊技制御部200には、図3に示すように、第1始動口121への遊技球の入賞を検出する第1始動口検出部(第1始動口スイッチ(SW))211と、第2始動口122への遊技球の入賞を検出する第2始動口検出部(第2始動口スイッチ(SW))212と、電動チューリップ123を開閉する電動チューリップ開閉部213と、ゲート124への遊技球の通過を検出するゲート検出部(ゲートスイッチ(SW))214と、が接続されている。
さらに、遊技制御部200には、大入賞口125への遊技球の入賞を検出する大入賞口検出部(大入賞口スイッチ(SW))215と、大入賞口125を閉状態と突出傾斜した開状態とに設定する大入賞口開閉部216と、普通入賞口126への遊技球の入賞を検出する普通入賞口検出部(普通入賞口スイッチ(SW))217と、が接続されている。
また、遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選(大当たり抽選)の未抽選分の保留個数を限度個数内(例えば4個)で表示する第1特別図柄保留表示器218と、第2始動口122への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の未抽選分の保留個数を限度個数内で表示する第2特別図柄保留表示器219と、ゲート124への遊技球の通過により始動した普通図柄抽選(開閉抽選)が始動する未抽選分の保留個数を限度個数内で表示する普通図柄保留表示器220と、が接続されている。
さらに、遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の結果を表示する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の結果を表示する第2特別図柄表示器222、普通図柄抽選の結果を表示する普通図柄表示器223と、が接続されている。
そして、第1始動口スイッチ211、第2始動口スイッチ212、ゲートスイッチ214、大入賞口スイッチ215および普通入賞口スイッチ217にて検出された検出信号が、遊技制御部200に送られる。また、遊技制御部200からの制御信号が、電動チューリップ開閉部213、大入賞口開閉部216、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219、普通図柄保留表示器220、第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222および普通図柄表示器223に送られる。それにより、遊技制御部200は、上記した払い出し賞球数に関連する各種制御を行う。
さらに、遊技制御部200には、ホールに設置されたホストコンピュータ(不図示)に対して各種の情報を送信する盤用外部情報端子基板250が接続されている。そして、遊技制御部200は、払出制御部400から取得した払い出した賞球数に関する情報や遊技制御部200の状態等を示す情報を、盤用外部情報端子基板250を介してホストコンピュータに送信する。
〔演出制御部の構成・機能〕
次に、演出制御部300は、演出を制御する際の演算処理を行うCPU301と、CPU301にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM302と、CPU301の作業用メモリ等として用いられるRAM303と、日時を計測するリアルタイムクロック(RTC)304と、を備えている。
演出制御部300は、例えば遊技制御部200から送られる特別図柄抽選での当選か否かの判定結果に基づいて、演出内容を設定する。その際に、演出ボタン161または演出キー162を用いたユーザからの操作入力を受けて、操作入力に応じた演出内容を設定する場合もある。
また、演出制御部300は、遊技が所定期間中断された場合には、演出の一つとして客待ち用の画面表示の設定を指示する。
さらには、遊技制御部200が特別図柄抽選時の当選確率を変動させた場合、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間を短縮させた場合、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間を短縮させた場合には、演出制御部300は設定された内容に対応させて演出内容を設定する。
また、演出制御部300は、設定した演出内容の実行を指示するコマンドを画像/音響制御部310およびランプ制御部320に送る。
〔画像/音響制御部の構成・機能〕
画像/音響制御部310は、演出内容を表現する画像および音響を制御する際の演算処理を行うCPU311と、CPU311にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM312と、CPU311の作業用メモリ等として用いられるRAM313と、を備えている。
そして、画像/音響制御部310は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、画像表示部114に表示する画像およびスピーカ156から出力する音響を制御する。
具体的には、画像/音響制御部310のROM312には、画像表示部114において遊技中に表示する図柄画像や背景画像、遊技者に抽選結果を報知するための装飾図柄、遊技者に予告演出を表示するためのキャラクタやアイテム等といった画像データが記憶されている。さらには、画像データと同期させて、または画像データとは独立にスピーカ156から出力させる楽曲や音声、さらにはジングル等の効果音等といった各種音響データが記憶されている。CPU311は、ROM312に記憶された画像データや音響データの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。さらには、読み出した画像データを用いて背景画像表示、図柄画像表示、図柄画像変動、およびキャラクタ/アイテム表示等のための画像処理と、読み出した音響データを用いた音声処理とを行う。
そして、画像/音響制御部310は、画像処理された画像データにより画像表示部114での画面表示を制御する。また、音声処理された音響データによりスピーカ156から出力される音響を制御する。
〔ランプ制御部の構成・機能〕
ランプ制御部320は、盤ランプ116や枠ランプ157の発光、および可動役物115の動作を制御する際の演算処理を行うCPU321と、CPU321にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM322と、CPU321の作業用メモリ等として用いられるRAM323と、を備えている。
そして、ランプ制御部320は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、盤ランプ116や枠ランプ157の点灯/点滅や発光色等を制御する。また、可動役物115の動作を制御する。
具体的には、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた盤ランプ116や枠ランプ157での点灯/点滅パターンデータおよび発光色パターンデータ(発光パターンデータ)が記憶されている。CPU321は、ROM322に記憶された発光パターンデータの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。そして、ランプ制御部320は、読み出した発光パターンデータにより盤ランプ116や枠ランプ157での発光を制御する。
また、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた可動役物115の動作パターンデータが記憶されている。CPU321は、可動役物115に対しては、読み出した動作パターンデータによりその動作を制御する。
〔払出制御部の構成・機能〕
払出制御部400は、払出球の払い出しを制御する際の演算処理を行うCPU401と、CPU401にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM402と、CPU401の作業用メモリ等として用いられるRAM403と、を備えている。
そして、払出制御部400は、遊技制御部200から送られたコマンドに基づいて、払出球の払い出しを制御する。
具体的には、払出制御部400は、遊技制御部200から、遊技球が入賞した場所(第1始動口121等)に応じた所定数の賞球を払い出すコマンドを取得する。そして、コマンドに指定された数だけの賞球を払い出すように払出駆動部411を制御する。ここでの払出駆動部411は、遊技球の貯留部から遊技球を送り出す駆動モータで構成される。
また、払出制御部400には、払出駆動部411により遊技球の貯留部から実際に払い出された賞球の数を検出する払出球検出部412と、貯留部(不図示)での遊技球の貯留の有無を検出する球有り検出部413と、遊技者が遊技する際に使用する遊技球や払い出された賞球が保持される皿153(図1又は図2参照)が満タン状態に有るか否かを検出する満タン検出部414と、が接続されている。そして、払出制御部400は、払出球検出部412、球有り検出部413および満タン検出部414にて検出された検出信号を受け取り、これらの検出信号に応じた所定の処理を行う。
さらに、払出制御部400には、ホールに設置されたホストコンピュータに対して各種の情報を送信する枠用外部情報端子基板450が接続されている。そして、払出制御部400は、例えば払出駆動部411に対して払い出すように指示した賞球数に関する情報や払出球検出部412にて検出された実際に払い出された賞球数に関する情報等を枠用外部情報端子基板450を介してホストコンピュータに送信する。また、遊技制御部200に対しても、同様の情報を送信する。
次に、パチンコ遊技機100が備える遊技盤110の遊技領域111に配置された役物等について説明する。
図4は、遊技盤110の遊技領域111を部分的に示す図である。
同図に示すように、遊技領域111には、スロープ部材20が配置されている。このスロープ部材20は、本実施の形態の例では、遊技領域111のレール部材112に隣接するように位置している。すなわち、スロープ部材20は、遊技者から見て遊技領域111の左側に位置している。
スロープ部材20は、遊技領域111を落下する遊技球10が接する上面21を有する。この上面21が遊技領域111の下側中央寄り(同図の右下方)に向かうように傾斜している。すなわち、スロープ部材20は、上面21が傾斜面になるように遊技盤110に取り付けられている。このため、遊技球10がスロープ部材20の上面21に接すると、遊技球10は上面21を転がったり上面21で跳ね返ったりして、空間Sを通過して第1始動口121、第2始動口122および大入賞口125(いずれも図1参照)の方向に向かっていく。この空間Sは、スロープ部材20と風車42との間を遊技球10が通過する領域である。すなわち、風車42は、スロープ部材20の上面21を通る遊技球10のための空間Sを制限するものである。言い換えると、空間Sは、風車42によりその範囲が制限されている。
さらに説明すると、スロープ部材20は、遊技領域111に取り付けられた電飾カバー31をまたぐように配置されている。すなわち、この電飾カバー31は、盤ランプ116(図1参照)の一つである演出のための不図示のランプからの光を透過するためのものであり、例えばプラスチック樹脂で形成されている。そして、この電飾カバー31には、遊技領域111に配列される遊技くぎ41を打ちつけることが困難である。そのため、本実施の形態では、かかるスロープ部材20を配置することで、遊技球10が遊技領域111の中央に向かって落下していくように構成している。
また、スロープ部材20は、風車42の下方に隣接して配置されている。スロープ部材20の上面21を転がる遊技球10は、風車42との間の空間を通って、複数の遊技くぎ41が規則的に並んで構成されている道くぎに導かれて落下していく。なお、この道くぎの下流側には、第1始動口121および第2始動口122(図1参照)が位置している。
次に、遊技領域111のスロープ部材についての種々の実施の形態を説明する。
〔第1の実施の形態〕
図5は、第1の実施の形態に係るスロープ部材50の構成を説明する断面図である。同図の(a)は、本実施の形態に係るスロープ部材50を示す図であり、(b)、(c)および(d)は、遊技球脱落状態が発生した場合の作用を説明するための図である。
同図の(a)に示すように、スロープ部材50は、遊技盤110の盤面110aに取り付けられ、透明板32に対向する面である前面51cに装飾が施された本体部51と、本体部51に載置される載置部材53と、載置部材53と対向して配置され、遊技球10が転がる上面52aを有する上面部材52と、載置部材53と上面部材52との間に介挿される付勢部材の一例としてのバネ部材54と、を備えている。なお、スロープ部材50の本体部51、上面部材52およびバネ部材54は、スロープ部材50の上面にて遊技球10が転がるための空間Sを拡張する方向に移動可能な拡張手段の一例を構成するものである。
上面部材52は、バネ部材54により付勢され、本体部51に対して一定の高さに保持される。このバネ部材54は、本実施の形態では、ねじりコイル圧縮ばねをその一例として採用している。そして、バネ部材54のバネ定数は、上面部材52の上面52aを遊技球10が転がって通過していくときには、バネ部材54のバネ変形量(圧縮量)が変わらないものの、遊技球10の脱落により数多くの遊技球10の自重が同時に作用するとバネ部材54のバネ変形量が多くなるように、設定されている。
そして、上面部材52の上面52aの位置は、通常は、同図の(a)に示すように、本体部51の上面51bの位置よりも高い。そのため、遊技球10が転がるための空間の高さないし隙間Aは、本体部51の上面51bと風車42の端面42aとの間の距離ではなく、上面部材52の上面52aと風車42の端面42aとの間の距離になる。この隙間Aは、電飾カバー31(図4参照)を透過した光が目立つと共に、遊技盤110の意匠的な観点をも考慮して、設定されている。
さらに説明すると、上面部材52の上面52aの形状は平坦である。また、通常は、本体部51の上面51bは、上面部材52の上面52aよりも低くなっていて、さらには、本体部51の前面51cと透明板32の内面32aとの間には、隙間Cが存在する。この隙間Cは、遊技盤110に取り付けられる各種の部品の製造誤差や、各種の部品の組み立ての際の組立誤差を考慮して、形成されている。
上述したように、上面部材52の上面52aの形状が平坦であることから、遊技球10は、スロープ部材50の上面部材52の上面52aを転がって風車42との間の空間S(図4参照)を通過する際に、図5の(b)に示すように、スロープ部材50から透明板32側に脱落してしまうことが想定される。スロープ部材50から脱落した遊技球10aは、スロープ部材50と透明板32との間に引っかかってしまう。そのような事態になると、遊技球10aの重心10Gが上面部材52の上面52a(同図の(a)参照)よりも透明板32寄りに位置するため、遊技球10aがはまり込んで玉詰まりの原因となる。
遊技球10aがスロープ部材50から脱落した場合には、後続の遊技球10b,10cが遊技球10aによりせき止められる。すると、同図の(c)に示すように、遊技球10a,10b,10cの自重によってバネ部材54のバネ変形量が大きくなり、上面部材52と載置部材53との離間距離が縮まる。その結果として、上面部材52は下方に移動する。言い換えると、上面部材52は、遊技球10a〜10cが転がるための空間S(図4参照)を拡張する方向に移動する。これにより、隙間Aは大きくなって隙間B(B>A)になる。これによって、スロープ部材50から脱落した遊技球10aと遊技球10aによりせき止められている遊技球10b,10cとがスロープ部材50の上面部材52の上面52aを転がり始め、遊技球10aがスロープ部材50から脱落する前の状態に戻る。
このようにして遊技球10aの脱落状態がスロープ部材50の作用によって解消すると、図5の(d)に示すように、隙間Bが小さくなって隙間Aに戻り、後続の遊技球10が上面部材52の上面52aを転がっていく。したがって、役物としてスロープ部材50を採用することにより、スロープ部材50からの遊技球10aの脱落が発生した場合には、脱落した遊技球10aおよびこれに後続の遊技球10b,10cの自重がスロープ部材50に作用することによって、ホールの店員が対応することなく、遊技球10aの脱落状態を解消させることが可能になる。
〔第2の実施の形態〕
図6の(a)は、第2の実施の形態に係るスロープ部材60の構成を説明する断面図である。
同図に示すように、スロープ部材60は、第1の実施の形態に係るスロープ部材50と基本的な構造が同じである。すなわち、スロープ部材60は、スロープ部材50の本体部51に対応する本体部61と、スロープ部材50の載置部材53に対応する載置部材63と、スロープ部材50の上面部材52に対応する上面部材62と、スロープ部材50のバネ部材54に対応するバネ部材64と、を備えている。
さらに説明すると、遊技球10が脱落せずに転がっている状態におけるスロープ部材60の上面60aは、本体部61の上面61aと上面部材62の上面62aとによって平坦に形成されている。そして、脱落が生じると(図5の(b)参照)、多数の遊技球10の自重によって、スロープ部材60の上面60aの一部である上面部材62の上面62aが下がる(図5の(c)参照)。このように、脱落発生時には、上面部材62の上面62aのみが隙間Aを大きくする方向に移動し、これにより、脱落状態が解消される。
〔第3の実施の形態〕
図6の(b)は、第3の実施の形態に係るスロープ部材70の構成を説明する断面図である。
同図に示すように、スロープ部材70は、第1の実施の形態に係るスロープ部材50と基本的な構造が同じである。すなわち、スロープ部材70は、スロープ部材50の本体部51に対応する本体部71と、スロープ部材50の載置部材53に対応する載置部材73と、スロープ部材50の上面部材52に対応する上面部材72と、スロープ部材50のバネ部材54に対応するバネ部材74と、を備えている。
さらに説明すると、スロープ部材70の上面部材72は、遊技領域111が形成される遊技盤110の盤面110aから盤面110aに対して傾斜角θ7をもって上方に傾斜していく傾斜上面72aを有する。すなわち、上面部材72は、盤面110aから離れるに従って上方に位置するように傾斜上面72aが形成されている。言い換えると、傾斜上面72aは、遊技球10が転がる方向と交差する方向において傾斜している。また、遊技球10が転がる面は、スロープ部材70の上面部材72の上面72aである。なお、スロープ部材70の上面部材72は、方向付け手段の一例としてのものである。
上述したように、本実施の形態に係るスロープ部材70は、盤面110aに対して傾斜している傾斜上面72aを有する。したがって、遊技球10がスロープ部材70から脱落することを防ぐことができ、脱落状態になることを防止することが可能になる。そして、もし遊技球10の脱落が発生した場合には、第1の実施の形態に係るスロープ部材50と同様の作用により、脱落状態が解消される。
また、本実施の形態に係るスロープ部材70における上面部材72の傾斜上面72aは、スロープ部材70の上面全体にわたって形成され、また、その傾斜角θ7は一定である。図示を省略するが、このような傾斜上面72aの形状については、種々の変形例が考えられる。
一変形例としては、上面部材72の上面を、傾斜する部分である傾斜区間と平坦な部分である平坦区間とで構成し、傾斜区間を透明板32寄りに設けて、平坦区間を傾斜区間と盤面110aとの間に設ける構成である。この傾斜区間としては、一定の傾斜角で形成する場合の他、所定の曲率半径をもって凹状に形成する場合も考えられる。
また、他の変形例としては、上面部材72の上面のうち盤面110aに近い部分である近位区間を切り欠いて凹形状にすることで、盤面110aに遠い部分(透明板32に近い部分)である遠位区間よりも低くして、遊技球10が転がる方向(紙面垂直方向)に沿って延びる溝部を形成する構成である。
このように、第1の実施の形態ないし第3の実施の形態によれば、スロープ部材50,60,70を転がる遊技球10が透明板32側へ脱落した場合に、ホールの店員によらなくても遊技球脱落前の状態に戻すことが可能である。
本実施の形態に係るパチンコ遊技機の概略正面図である。 本実施の形態に係るパチンコ遊技機を説明する図であり、(a)は、遊技盤の右下に配設された表示器の一例を示す拡大図であり、(b)は、パチンコ遊技機の部分平面図である。 制御ユニットの内部構成を示すブロック図である。 遊技盤の遊技領域を部分的に示す図である。 第1の実施の形態に係るスロープ部材の構成を説明する断面図である。 (a)は第2の実施の形態に係るスロープ部材の構成を説明する断面図であり、(b)は第3の実施の形態に係るスロープ部材の構成を説明する断面図である。
10,10a,10b,10c…遊技球、10G…重心、20,50,60,70…スロープ部材、21,51b,52a,60a,61a,61b,62a…上面、31…電飾カバー、32…透明板、41…遊技くぎ、42…風車、42a…端面、51,61,71…本体部、51c,61c…前面、52,62,72…上面部材、53,63,73…載置部材、54,64,74…バネ部材、72a…傾斜上面、100…パチンコ遊技機、110…遊技盤、110a…盤面、111…遊技領域、A,B,C…隙間、S…空間、θ7…傾斜角

Claims (4)

  1. 遊技球による遊技を行うための遊技領域を有する遊技盤と、当該遊技盤の当該遊技領域を遊技球による遊技を行う遊技者から隔てるための透明板と、を備える遊技機であって、
    前記遊技領域に配置され、遊技球が転がる上面を有し、前記透明板との間に隙間を有する役物と、
    前記役物に設けられ、当該役物の前記上面にて遊技球が転がるための空間を拡張する方向に移動可能な拡張手段と、
    を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前記遊技領域にて前記役物の前記上面に位置し、当該役物との間に前記空間を制限する風車をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記拡張手段は、複数の遊技球の自重により前記役物の前記上面が下方に動くことにより、前記空間を拡張する方向に移動可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記役物に設けられ、当該役物の上面にて遊技球を前記透明板から離間する方向に向かわせるための方向付け手段をさらに備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の遊技機。
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