JP4626291B2 - 単結晶引上げ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シリコン等の半導体の多結晶材料を融解して種結晶を原料融液から引上げることにより単結晶を得る単結晶引上げ装置に関するものである。
近年、半導体集積回路の世界的波及と需要の拡大により、半導体集積回路等のデバイスを作製するために用いられるシリコンウェーハは、多様な形で、高品質のものが大量かつ安定的に要求されるに至った。シリコンウェーハの原料であるシリコン等の多結晶材料から単結晶を得る方法として、チョクラルスキー法(Czochralski Method、引上げ法ともいう。以下、「CZ法」という。)と、浮遊帯法(Floating Zone Method)が知られている。CZ法では、多結晶材料をいったん融解し、種結晶を原料融液から引き上げることにより単結晶を得る方法であり、種結晶を引き上げる手段としてシャフトを用いる方法とケーブルを用いる方法とがある。
ケーブルを用いた単結晶引上げ装置の構成の例を図7に示す。この単結晶引上げ装置100は、チャンバ101と、チャンバ101中に設けられたルツボ102と、ルツボ102の周囲に配置されたヒータ105と、ルツボ102を回転させるルツボ保持軸107及び回転機構108と、シリコンの種結晶Sを保持するシードチャック22と、シードチャック22を引き上げるケーブル1と、ケーブル1を回転又は巻き取る巻き取り機構109を備えて構成されている。ルツボ102の内側の融液Lを収容する側には石英部103が設けられ、石英部103の外側には黒鉛部104が設けられている。また、ヒータ105の外側周囲には断熱材106が配置されている。
次に、上記に単結晶引上げ装置100による単結晶育成方法について説明する。まず、ルツボ102でシリコン高純度多結晶材料を融点(1420℃)以上に加熱して融解する。次に、ケーブル1を巻きだすことにより融液Lの表面略中心部に種結晶Sの先端を接触又は浸漬させる。その後、ルツボ保持軸107を適宜の方向に回転させるとともに、ケーブル1を回転させながら巻き取り種結晶Sを引き上げることにより、単結晶育成が開始される。以後、引上げ速度と温度を適切に調整することにより略円柱形状の単結晶インゴットCを得ることができる。
従来、単結晶引き上げ中のケーブルの振れを防止するため、例えば図8または図9に示す特許文献1に開示されているような単結晶引上げ装置のシードチャックが用いられてきた。これらの単結晶引上げ装置では、シードチャック2C、2Dと、該シードチャック2C、2Dを支持するために、ケーブル1の先端に取り付ける取付金具9を備えている。シードチャック2C、2Dは、少なくとも、種ホルダー3と、金属ホルダー5とを有して構成されている。種ホルダー3は、ほぼ円柱状に形成されており、底部には上方に向け盲孔状に形成された種結晶挿入用凹部3H3が設けられており、この種結晶挿入用凹部3H3に種結晶Sを挿入した後、シードピン4を挿入することにより、種結晶Sが種ホルダー3に係止される。
ここで、引上げ単結晶の金属汚染を防止するために、シードピン4は、例えば炭素繊維強化炭素複合材料等により形成され、種ホルダー3は、図8のように全体が炭素材からなるものとされる。さらに、特許文献1では、より高重量の単結晶を持ち上げ、かつ単結晶の引上げ時における「振れ」を確実に防止する等のために、図9のような種ホルダー上部3Bをモリブデン等の金属からなるものとし、種ホルダー下部3Aを炭素材からなり、上部3Bと螺合等によって着脱可能とし、種ホルダー3を上部3Bと下部3Aとに分離することが可能なものも開示されている。
さらに、ケーブル1の先端部において取付金具9が取り付けられている。取付金具9は、金属例えばステンレス等からなり、前記ケーブル1の中心線を回転対称軸とする回転曲面を有する球状部および該球状部の下に円筒状部が一体形成され、前記球状部および前記円筒状部に上下に貫通する貫通孔が設けられ、カシメによりケーブル1に固定されている。シードチャック2C,2Dは、取付金具9により、金属ホルダー5を介して接触支持される。
しかし、これらの方法では、ケーブル1の材質がタングステン、取付金具9の材質がステンレスというように、ケーブルと取付金具9で異なる材質を使用していた場合、熱膨張率の違い(タングステン:4.5×10−6、ステンレス:17.3×10−6)が約3.8倍あり、この熱膨張率の違いにより、例えば取付金具9のカシメ面積を大きくしたとしても、近年の大直径、高重量の単結晶の引上げにおいては繰り返し使用により取付金具が徐々にずれてしまい、取付金具9がケーブル先端から脱落して、引き上げ中の単結晶が突然落下するという危険があった。
特開平9−175894号公報
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、引上げるシリコン単結晶の高重量化に伴う、取付金具のケーブルからのはずれを防止でき、シリコン単結晶落下の危険とそれに伴う生産性、歩留まり低下を回避できる単結晶引上げ装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明によれば、少なくとも、チョクラルスキー法において加熱融解された原料融液上で上下移動可能に構成されたケーブルと、該ケーブルに取り付けられるとともに種結晶を保持するシードチャックとを有し、前記ケーブルを下降することにより前記種結晶を前記原料融液に接触させた後にケーブルを引き上げて単結晶を育成する単結晶引上げ装置であって、前記ケーブルの先端部には、少なくとも前記ケーブルの中心線を回転対称軸とする回転曲面を有する取付金具が取り付けられたチャック支持部を有し、前記シードチャックは、前記取付金具の回転曲面により接触支持されかつ前記チャック支持部を収納する中空構造を有し、前記シードチャックの下端から前記チャック支持部を引き出すことが可能なものであることを特徴とする単結晶引上げ装置が提供される。
このように、シードチャック下端からケーブル先端部のチャック支持部を引き出すことができる構造とすれば、簡単にケーブル先端部の取付金具等の状態を目視確認できるので、例えば単結晶の引上げを開始する前に取付金具等の状態を目視確認すれば、作業の負担とはならずに、取付金具のずれを確実に発見することができるので、取付金具等がケーブル先端から脱落して、引き上げ中の単結晶が突然落下するという危険を防止することができる。また、ケーブルの先端付近のチャック支持部が、前記ケーブルの中心線を回転対称軸とする回転曲面を有する取付金具を有し、かつ、シードチャックが、前記回転曲面により接触支持されることにより、接触点において、ケーブル中心線を回転中心とする回転方向に「滑り」が可能な構成となって、単結晶引上げ装置の各部に有害な損傷等を与えることを防止することができる。
また、前記チャック支持部は、前記取付金具の下方に、所定の間隔をおいて少なくとも一つのストッパーが設けられたものであることが好ましい。
このように、取付金具の下方に、所定の間隔をおいて少なくとも一つのストッパーを設けることにより、引き上げ中に単結晶の重量が掛かって、取付金具が突然はずれた場合もストッパーにより落下を防止することができる。また、取付金具と最上部のストッパーとの間隔から取付金具のずれ量を測定し、これを基準として、落下未然防止のためのケーブル交換等をすることができる。
さらに、前記回転曲面を有する取付金具および/または前記ストッパーは、カシメによりケーブルに固定されたものであることが好ましい。
このように、取付金具およびストッパーは、ケーブルに密着金属加工されるカシメであることとすることにより、ケーブルに簡単かつ強固に固定することができ、単結晶が突然落下する危険をより確実に防止することができる。
さらに、前記シードチャックは、少なくとも、前記取付金具の回転曲面により接触支持される金属製の金属ホルダーと、該金属ホルダーの下部に連結され種結晶を保持する種ホルダーとからなり、前記取付金具により接触支持される前記金属ホルダーの内側の中空空間が円錐台形状であることが好ましい。
このように、前記取付金具の回転曲面により接触支持される部分を金属製の金属ホルダーとすることにより、シリコン単結晶の高重量化に、より確実に対応することができ、また、金属ホルダーを、種結晶を保持する種ホルダーと別部分とすることにより、引上げ単結晶の金属汚染を防止することができる。さらに、前記取付金具の回転曲面により接触支持される前記中空構造の上部付近となる中空空間を円錐台形状とすることにより、接触点において、ケーブル中心線を回転中心とする回転方向への「滑り」がより良いものとなって、単結晶引上げ装置の各部に有害な損傷等を与えることをより確実に防止することができる。仮にケーブルに「曲がり」があったり、シードチャックが垂直方向に対し若干傾斜していたとしても、シードチャックを下方に引く垂直方向の力が作用すれば、取付金具と、金属ホルダーの円錐台形状孔部の内面との接触面における力の釣り合いから、シードチャックは、つねに垂直方向に向くようにその位置や方向が修正される。
また、前記金属ホルダーは、2分割されたカップリングであり、前記カップリングの上部を、キャップを嵌めることにより固定したものであることが好ましい。
このように、金属ホルダーは、2分割されたカップリングであり、前記カップリングの上部を、キャップを嵌めることにより固定したものであることで、金属ホルダーの製造コストが小さく簡易で、かつ、確実にチャック支持部の取付金具からくさび状に作用する水平分力に対応することができ、安全性がさらに向上する。また、分割できるのでチャック支持部の取付金具がずれた際のケーブルの交換を容易に行うことができる。
以上のように、本発明によれば、引上げるシリコン単結晶の高重量化に伴う、取付金具のケーブルからのはずれを防止でき、結晶落下の危険とそれに伴う生産性、歩留まり低下を回避することができる。
以下、本発明に係る単結晶の引上げ装置の実施の形態について、図面を参照しながら、詳細に説明する。
図1または図2の断面図に例を示すように、本発明に係る単結晶引上げ装置においては、加熱融解された原料融液上で上下移動可能に構成されたケーブル1と、該ケーブル1に取り付けられるとともに種結晶Sを保持するシードチャック2Aあるいは2Bとを有し、図3に示すような、該ケーブル1の中心線を回転対称軸とする回転曲面を有する取付金具9が取り付けられたチャック支持部6を備え、前記シードチャック2A、2Bは、前記取付金具9の回転曲面により支持され、かつ前記チャック支持部6を収納する中空構造を備えている。
該中空構造により形成される中空空間は、前記チャック支持部6を収納する収納孔部12Hと、収納孔部12Hと連通する貫通孔3H1(図2においては、貫通孔3H1、8H1)とからなり、種結晶Sを取り外した状態で、前記シードチャック2A、2Bの下端から前記チャック支持部6を引き出すことが可能である。これにより、簡単にケーブル先端部の取付金具9等の状態を目視確認できるので、例えば単結晶の引上げを開始する前に取付金具等の状態を目視確認すれば、作業の負担とはならずに、取付金具9のずれを確実に発見することができるので、取付金具9等がケーブル1の先端から脱落して、引き上げ中の単結晶が突然落下するという危険を防止することができる。
図3に示すように、チャック支持部6は、金属例えばステンレス等からなり、回転曲面を有する球状部および該球状部の下に円筒状部が一体形成され、前記球状部および前記円筒状部に上下に貫通する貫通孔9Hが設けられている取付金具9、および該取付金具9の下方に所定の間隔をおいて、金属例えばステンレス等からなる上下に貫通する貫通孔10Hを有するストッパー10が設けられ、取付金具9およびストッパー10がカシメによりケーブル1に固定されたチャック支持部6が形成されている。チャック支持部6は、取付金具9およびストッパー10に設けられた上下に貫通する貫通孔9H、10Hに、ケーブル1の先端を通し、工具等によって押し潰して固着させるカシメによって形成される。
単結晶引上げ時には、取付金具9のみに単結晶の荷重が掛かるので、ケーブル1を繰り返し使用すると、ケーブル1と取付金具9との材質の違いによる熱膨張率の違いにより、取付金具9は徐々に下方にずれるようになる。そこで、上記のように新たにストッパー10を所定の間隔をおいて、1箇所以上設けていれば、ケーブル1を繰り返し使用して、取付金具9が下方にずれたとしても、ストッパーに接触するようになり、今度はストッパー10に引上げ時中の単結晶の荷重が掛かるようになるので、大直径、高重量の単結晶を引き上げたとしても、単結晶引き上げ中に取付金具9がケーブル1から突然抜け落ちる危険性を確実に防止することができる。
なお、取付金具9は、前記ケーブル1の中心線を回転対称軸とする回転曲面を有する球状部および該球状部の下に円筒状部が一体形成されものを説明したが、上部のケーブル1付近の一部が球面であれば足り、例えば上部のみが球面の半球体であってもよい。あるいは、球状部が、ケーブル中心線を回転対称軸とする回転楕円体や、ケーブル中心線を回転対称軸とする他の凸型回転曲面体であってもよい。さらに、円筒状部が別体で製作されてもよい。例えば、円筒状部を球状部と別体で作製して、ストッパー10と同様のものとして、球状部を接触支持するものとしてもよい。また、取付金具9は、前記ケーブル1の中心線を回転対称軸とする回転曲面を有すれば足りるため、単結晶の重量を支えるために取付金具9の強度等が十分であれば、円筒状部がなく球状部のみのものとしてもよい。ストッパー10は、一箇所だけでなく複数箇所固定されてもよく、その形状は、円筒状に限らず、三角形、四角形、または五角形以上の多角形断面を有する筒状体であってもよいし、楕円断面や他の断面形状の筒状体であってもよい。また、該筒状体は、底部が開放されていてもよいし、底面が閉塞されていてもよい。さらに、取付金具9およびストッパー10をケーブル1に固定する方法は、カシメに限定されず、例えばボルト接合や螺合等の他の機械的接合、溶着等であってもよい。
また、シードチャック2A、2Bは、前記取付金具の回転曲面により接触支持される金属製の金属ホルダー5と、該金属ホルダー5の下部に連結され種結晶を保持する種ホルダー3とからなる。例えば図4に示すように金属ホルダー5は、ケーブル孔11Hと、ケーブル孔11Hと連通する円錐台形状孔部11Cと、円錐台形状孔部11Cとを連通する収納孔部12Hが設けられている。種ホルダー3は、ほぼ円柱状に形成され、中心軸を上下に貫通する貫通孔3H1が設けられており、この貫通孔3H1に種結晶Sを挿入した後、シードピン4を挿入することにより、種結晶Sが種ホルダー3に係止される。
取付金具9により接触支持される前記金属ホルダー5の内側の中空空間を円錐台形状とすることにより、取付金具9の球状部は円錐台形状孔部11Cの内面に線で接触し、接触線は円弧状をなす。このため、仮にケーブル1に「曲がり」があったり、シードチャック2A、2Bが垂直方向に対し若干傾斜していたとしても、シードチャック2A、2Bを下方に引く垂直方向の力が作用すれば、取付金具9の球状部と、円錐台形状孔部11Cの内面との接触面における力の釣り合いから、シードチャック2A、2Bは、つねに垂直方向に向くようにその位置や方向が修正される。
なお、取付金具9により接触支持される前記金属ホルダー5の内側の中空空間を円錐台形状の空間とする円錐台形状孔部11Cを設けることを例に挙げて説明したが、本発明はこれには限定されず、取付金具9により接触支持される前記金属ホルダー5の内側は、例えば、半球面であってもよいし、ケーブル中心線を回転対称軸とする回転楕円面や、ケーブル中心線を回転対称軸とする他の回転曲面であってもよく、特に、接触面における力の釣り合いからその位置や方向が修正されるものが望ましい。
また、金属ホルダー5は、2分割されたカップリング5Aであり、カップリング5Aの上部にキャップ7を嵌めることにより固定する。カップリング5Aは、略ボルト状の部材を2つの等しい部分に分割した形状となっている。両者は全く同一の構成を有しており、金属例えばモリブデン等からなり、それぞれ、半円柱状の頭部と該頭部よりも小径の半円柱状に形成された尾部を有し、該尾部において略半円柱状の側面の円柱曲面側に雄ネジが形成された雄ネジ部12Sとを有する。カップリング5Aの略半円柱状の側面のうちの平坦な側には、ケーブル孔11Hと、ケーブル孔11Hと連通する円錐台形状孔部11Cと、円錐台形状孔部11Cと連通する収納孔部12Hが設けられている。ケーブル孔11Hは、断面形状が半円状の溝になっている。この半円の中心は頭部の半円の中心と同軸で、半円の径はケーブル1の外径よりやや大きく設定されている。円錐台形状孔部11Cは、ケーブル孔11Hから直線状に拡径する溝になっており、円錐台形状の溝を2等分割した形状となっている。また、収納孔部12Hは、断面形状が半円状の溝になっている。この半円の中心は、尾部の半円の中心と同軸で、半円の径は円錐台形状孔部11Cの底面の径と等しく設定されている。
このような構成により、図1または図2に示すように、ケーブル1とシードチャック2A、2Bの接続部は、ケーブル1の中心線に対して対称になっており、また、取付金具9の球状部は円錐台形状孔部11Cの内面に線で接触し、接触線は円弧状をなす。このため、仮にケーブル1に「曲がり」があったり、シードチャック2A、2Bが垂直方向に対し若干傾斜していたとしても、シードチャック2A、2Bを下方に引く垂直方向の力が作用すれば、取付金具9の球状部と、円錐台形状孔部11Cの内面との接触面における力の釣り合いから、シードチャック2A、2Bは、つねに垂直方向に向くようにその位置や方向が修正される。従って、単結晶引上げの際のケーブル回転時において、「振れ」の発生を防止することができる。また、仮に単結晶引上げ時に融液Lが固化して単結晶インゴットCも固着したような場合であっても、取付金具9の球状部と、円錐台形状孔部11Cの内面との接触点においては、ケーブル中心線を回転中心とする回転方向には「滑り」が可能な構成となっているため、単結晶引上げ装置の各部に有害な損傷等を与えることを防止することができる。
上記した一組のカップリング5Aには、引き上げられる単結晶の重量により、垂直方向分力だけでなく、取付金具9の球状部をケーブル孔11H内へクサビのように割り込ませカップリング5Aを水平方向へ引き離そうとする水平方向分力も作用し、破断の可能性もある。このため、図1または図2に示すように、貫通したケーブル孔7H1と、皿状又はリング状の下方を向いた凹部7H2を有するキャップ7を、組み合わせた一組のカップリングの上部に嵌めて固定し、上記のクサビ状に作用する水平分力を受けるようにすれば、安全性がさらに向上する。キャップ7を装着する場合には、まず最初にキャップ7のケーブル孔7H1にケーブル1の先端部のチャック支持部6を通した後に、上記の一組のカップリングにより挟み込みを行う必要がある。
次に、上記の一組のカップリング5Aの製作方法について図5および図6により説明する。まず、丸棒状素材M1(図5(A))から削り出して略ボルト状の中間体M2(図5(B))を製作し、この中間体M2をカッタ等を用いて中心から2等分割し、分割された部分の各平坦面側にケーブル孔、円錐台形状孔部、収納孔部を形成することにより2つのカップリングを製作する方法を示している(図5(C))。
しかしながら、この方法で製作すると、カッタの厚みtの部分は切削粉等となって失われるため、一組のカップリング5Aを密接させた場合に、切削の影響を受けない部分では直径がDとなるのに対し、切削により削られた部分では直径が(D−t)となり、完全な円にはならない(図5(D))。このように、合体させたカップリング5Aが真円にならないと、カップリングとチャック本体の間でガタつきが生じたり、カップリング5Aの雄ネジ部12Sをチャック本体にねじ込めなくなるほか、ねじ山やねじ谷の損傷、さらにはシードチャックの脱落等の原因となる。
上記の問題を解消するため、次に説明する図6に示すような方法で製作するのが望ましい。まず、2つの角柱状素材M3 ,M4 を用意し、それぞれのうちの1面S3とS4 とを鏡面仕上げする(図6(A))。次に、面S3 とS4とを密接させ、この状態を保持しつつ一端を把持するなどして、接触させた面S3 とS4の中心と円の中心が一致するようにして丸棒状に削り(図6(B))、次に略ボルト状の中間体を削り出し、密着させていた2つの部分を離し、各平坦面側にケーブル孔11H、円錐台形状孔部11C、収納孔部12Hを形成する(図6(C))。このような方法で製作すると、一組のカップリング5Aを密接させた場合に、いずれの部分においても直径がDとなり、完全な円形断面とすることができる(図6(D))。
なお、金属ホルダー5は、2分割されたカップリング5Aであって、カップリング5Aの上部にキャップ7を嵌めることにより固定されることが、金属ホルダーの製造コストが低く、かつケーブル取替えが容易になるため最も好ましいが、分割できない一体構造のものであってもよく、3分割以上にして上部にキャップを嵌めることにより固定してもよい。固定は、必ずしも、キャップによらず、部分的に接着部材や粘着材等により行うものであってもよい。
次に、種ホルダー3の上部には、中心軸において、種ホルダー3の下部から連通する貫通孔3H1、8H1が形成され、該貫通孔3H1、8H1の内側には、雌ネジが形成された雌ネジ部3H2が設けられている(図1または図2参照)。カップリング5Aの、円錐台形状孔部11Cと収納孔部12Hとが形成する略円柱状空間内に、チャック支持部6を挟み込むようにして収納した後、一組のカップリング5Aを密着させ、雄ネジが形成された雄ネジ部12Sを、種ホルダー3の雌ネジが形成された雌ネジ部3H2に螺合させてねじ込むことにより、金属ホルダー5を種ホルダー3に取り付けることができるとともに、ケーブル1の先端をシードチャックに取り付けることができる。
また、種ホルダー3には、中心軸を上下に貫通する貫通孔3H1が設けられているので、この貫通孔3H1からケーブル先端部にあるチャック支持部6を引き出して観察することがきわめて容易にできるようになる。従って、単結晶製造を開始する前に貫通孔3H1からケーブル先端部を引き出して所定の間隔で設けられた取付金具9とストッパー10との間隔を測定し、所定の間隔より小さければケーブル1を交換するといった管理を行えば、単結晶引き上げ中に取付金具9がケーブル1から抜け落ちる危険性を確実に防止することができる。
ここで、引上げ単結晶の金属汚染を防止するために、シードピン4は、例えば炭素繊維強化炭素複合材料等により形成されるものとし、種ホルダー3は、炭素材からなるものとするのが好ましい。また、より高重量の単結晶を持ち上げ、かつ単結晶の引上げ時における「振れ」を確実に防止したい場合は、図2のような種ホルダー上部3Bをモリブデン等の金属からなる第2実施形態のものとし、種ホルダー下部3Aを炭素材からなり、上部3Bと螺合等によって着脱可能とし、種ホルダー3を上部3Bと下部3Aとに分離することが可能なものとすることができる。螺合により着脱可能とする場合は、例えば、種ホルダーの上部3Bの下端に雄ネジ部8Sを設け、種ホルダーの下部3Aの上部に雌ネジ部8H2を設ける。
図2のように、ケーブル1の下端の取付金具9を収納する金属ホルダー5の収納孔部12Hは、種ホルダー上部3Bの貫通孔8H1と連通し、種ホルダー下部3Aを貫通する貫通孔3H1と連通するので、種ホルダー下部3Aの下端からケーブル1の下端の取付金具9を引き出して観察することが容易にできるようになる。また、金属性の種ホルダー上部3Bによりシードチャック2Bに重量を加えることができるため、単結晶があまり成長していない引上げ初期の段階において、仮にケーブル1に「曲がり」等があったとしても、シードチャック2Bを垂直下方へ引くことができ、シードチャック2Bがつねに垂直方向を向くように維持することができる。
図1および図2のような本発明にかかるシードチャック等は、図7に示すような単結晶引上げ装置においてそのケーブル1の先端に取り付けられることによって使用される。この単結晶引上げ装置100は、チャンバ101と、チャンバ101中に設けられたルツボ102と、ルツボ102の周囲に配置されたヒータ105と、ルツボ102を回転させるルツボ保持軸107及び回転機構108と、シリコンの種結晶Sを保持するシードチャック22として本発明にかかるシードチャック2Aまたは2Bを使用し、シードチャック2Aまたは2Bを引き上げるケーブル1の先端部に本発明にかかるチャック支持部6を有するケーブル1と、ケーブル1を回転又は巻き取る巻き取り機構109を備えて構成されている。ルツボ102の内側の融液Lを収容する側には石英部103が設けられ、石英部103の外側には黒鉛部104が設けられている。また、ヒータ105の外側周囲には断熱材106が配置されている。
本発明に係る単結晶引上げ装置を上記の単結晶引上げ装置100において繰り返し使用する際、まず、各単結晶引上げ開始前において、本発明のシードチャック2A、2Bの中心軸を上下に貫通して設けられている貫通孔3H1からチャック支持部6を引き出して観察し、取付金具9とストッパー10との間隔を測定し、所定の間隔より小さければケーブル1を交換する管理を行い、単結晶引き上げ中に取付金具9がケーブルから抜け落ちる危険性を確実に未然防止する。もちろん、この時、取付金具とストッパーの間隔のみならず、ずれ量や劣化の度合い等により管理してもよい。
次に、ルツボ102でシリコン高純度多結晶材料を融点(1420℃)以上に加熱して融解する。ケーブル1を巻きだすことにより融液Lの表面略中心部に種結晶Sの先端を接触又浸漬させる。その後、ルツボ保持軸107を適宜の方向に回転させるとともに、ケーブル1を回転させながら巻き取り種結晶Sを引き上げることにより、単結晶育成が開始される。単結晶の育成が進むにつれて、シードチャック2A、2Bおよび取付金具9にかかる負担が大きくなり、取付金具9がずれる可能性が大きくなるが、ずれたとしても次の引上げの前に発見することができ、また、ストッパー10が設けられていれば、取付金具9がケーブルから抜け落ちる危険性を確実に防止することができる。
以下、実施例及び比較例を示して本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例1)
まず、チョクラルスキー法において加熱融解された原料融液L上で上下移動可能に構成されたケーブル1と、該ケーブル1に取り付けられるとともに種結晶Sを保持するシードチャック2Aとを有する図1に示すような本発明に係る第1実施形態の単結晶引上げ装置を作製した。具体的には、次のような構成の単結晶引上げ装置を作製した。タングステン製のケーブル1の先端部において、ステンレス製の取付金具9および該取付金具9と所定の間隔をおいてステンレス製のストッパー10をカシメにより固定した図3に示すようなチャック支持部6を介して、シードチャック2Aを支持する。シードチャック2Aは、前記取付金具の回転曲面により接触支持される金属ホルダー5と、該金属ホルダー5の下部に連結され種結晶Sを保持する炭素製の種ホルダー3とからなり、前記取付金具により接触支持される前記金属ホルダー5の内側の中空空間を円錐台形状とした。前記金属ホルダー5は、モリブデン製の2分割されたカップリング5Aであり、前記カップリング5Aの上部にモリブデン製のキャップ7を嵌めることにより固定した。
この単結晶引上げ装置を用いて、直径20cmで直胴部の長さが100cmである無欠陥ウェーハ用の単結晶の引上げを繰り返し行ったところ、各バッチごとに、引上げ開始前において、簡単にチャック支持部6の状態を目視確認できて、作業の負担とはならずに、取付金具9のずれを確実に発見することができたため、取付金具9がケーブル先端から脱落して引き上げ中の単結晶が突然落下するという危険を未然に防止することができ、引き上げた単結晶からは満足な品質の無欠陥ウェーハを切り出すことができた。
(実施例2)
次に、図2に示すように種ホルダーの上部3Bがモリブデン製の金属からなり、それ以外の部分が実施例1と同様であるシードチャック2Bと、実施例1と同様のケーブル1とを有する本発明に係る第2実施形態の単結晶引上げ装置を作製し、直径30cmで直胴部の長さが150cmである実施例1に比べてより高重量の無欠陥ウェーハ用の単結晶を実施例1とほぼ同程度の引上げ速度で繰り返し引き上げた。
このように、単結晶の高い生産性が要求されて単結晶引上げ装置にかかる負担が大きくなる場合でも対応でき、種ホルダーの上部3Bが金属製であるため、その重量等により引き上げ開始時の単結晶「振れ」を確実に防止することができ、また、実施例1と同様に、各バッチごとに、引上げ開始前において簡単にチャック支持部6の状態を目視確認できて、作業の負担とはならずに、取付金具9のずれを確実に発見することができたため、引き上げ中の単結晶が突然落下する危険を未然防止でき、引き上げた単結晶からは満足な品質の無欠陥ウェーハを得ることができた。
(比較例1)
さらに、図8または図9のように、種ホルダー3の底部には上方に向け盲孔状に形成された種結晶挿入用凹部3H3が設けられており、ケーブル1の先端部において取付金具9のみがとりつけられ、それ以外の部分は実施例1または実施例2と同様に作製した従来の単結晶引上げ装置を作製した。図8に示すように作製した従来の第一実施形態の単結晶引上げ装置で、実施例1のように、直径20cmで直胴部の長さが100cmである無欠陥ウェーハ用の単結晶の引上げを行い、図9に示すように作製した従来の第2実施形態の単結晶引上げ装置で、実施例2のように直径30cmで直胴部の長さが150cmを行った。
その結果、いずれの場合においても、種結晶挿入部が盲孔状の凹部として形成されているため、取付金具9の状態を観察するには、金属ホルダー5と種ホルダー3を分離する必要があり、取付金具9のずれの確認が容易ではなく、さらに、ストッパー10が無いために、繰り返し使用により、取付金具9がケーブル先端から脱落して、引き上げ中の単結晶が突然落下するという危険があった。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は単なる例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
例えば、上記実施形態においては、単結晶を得るための材料としてシリコン等の半導体を例に挙げて説明したが、本発明はこれには限定されず、他の結晶材料であってもよい。また、単結晶引上げ装置を構成する各部材の材質について、具体的なものを挙げて説明してきたが、融液の高温に耐えることができ、引き上げる単結晶体の重量等を支持し得る強度を有し、かつ融液や単結晶体に不純物を与えたり有害な反応を生じたりしない性質を有するものであれば他の材料で形成してもよい。例えば、金属材料としてはモリブデン、タングステン等であり、その他としては黒鉛、炭素繊維強化炭素複合材料等の炭素系材料、窒化物セラミックス、炭化物セラミックス等のセラミックス材料などを使用することが好ましい。
種結晶を装着した本発明に係る単結晶引上げ装置のシードチャック等の第1実施形態における構成例を示す断面図である。 種結晶を装着した本発明に係る単結晶引上げ装置のシードチャック等の第2実施形態における詳細構成を示す断面図である。 図1に示すチャック支持部の構成を示す拡大側面図である。 図1に示す金属ホルダーが2分割可能なカップリングである場合における該カップリングの構成を示す斜視図である。 (A)〜(D)は、図1に示すカップリングの作製方法を説明する図の1つ目である。 (A)〜(D)は、図1に示すカップリングの作製方法を説明する図の2つ目である。 ケーブルを用いた単結晶引上げ装置の全体構成を示す断面図である。 種結晶を装着した従来の単結晶引上げ装置のシードチャック等の構成例を示す断面図である。 種結晶を装着した従来の単結晶引上げ装置の別のシードチャック等の構成例を示す断面図である。
符号の説明
1…ケーブル、 2A、2B、2C、2D…シードチャック、
3、3A、3B…種ホルダー、 3H1…貫通孔、 3H2…雌ネジ部、
3H3…種結晶挿入用凹部、 4…シードピン、
5…金属ホルダー、 5A…カップリング 6…チャック支持部、
7…キャップ、 7H1…ケーブル孔、 7H2…凹部、
8H1…貫通孔、 8H2…雌ネジ部 8S…凸型雄ネジ部、
9…取付金具、 9H…貫通孔、 10…ストッパー、 10H…貫通孔、
11C…円錐台形状孔部、 11H…ケーブル孔、
12H…収納孔部、 12S…雄ネジ部、 13…支持部、
22…シードチャック、 100…単結晶引上げ装置、 101…チャンバ、
102…ルツボ、 103…石英部、 104…黒鉛部、 105…ヒータ、
106…断熱材、 107…ルツボ保持軸、 108…回転機構、
109…巻取機構、 C…単結晶インゴット、 L…シリコン融液、 S…種結晶。

Claims (4)

  1. 少なくとも、チョクラルスキー法において加熱融解された原料融液上で上下移動可能に構成されたケーブルと、該ケーブルに取り付けられるとともに種結晶を保持するシードチャックとを有し、前記ケーブルを下降することにより前記種結晶を前記原料融液に接触させた後にケーブルを引き上げて単結晶を育成する単結晶引上げ装置であって、前記ケーブルの先端部には、少なくとも前記ケーブルの中心線を回転対称軸とする回転曲面を有する取付金具が取り付けられたチャック支持部を有し、前記シードチャックは、前記取付金具の回転曲面により接触支持されかつ前記チャック支持部を収納する中空構造を有し、前記シードチャックの下端から前記チャック支持部を引き出すことが可能なものであり、前記チャック支持部は、前記取付金具の下方に、所定の間隔をおいて少なくとも一つのストッパーが設けられたものであることを特徴とする単結晶引上げ装置。
  2. 前記回転曲面を有する取付金具および/または前記ストッパーは、カシメによりケーブルに固定されたものであることを特徴とする請求項に記載の単結晶引上げ装置。
  3. 前記シードチャックは、少なくとも、前記取付金具の回転曲面により接触支持される金属製の金属ホルダーと、該金属ホルダーの下部に連結され種結晶を保持する種ホルダーとからなり、前記取付金具により接触支持される前記金属ホルダーの内側の中空空間が円錐台形状であることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか一項に記載の単結晶引上げ装置。
  4. 前記金属ホルダーは、2分割されたカップリングであり、前記カップリングの上部に、キャップを嵌めることにより固定したものであることを特徴とする請求項に記載の単結晶引上げ装置。
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