JP2006188376A - 多結晶原料のリチャージ冶具および多結晶原料のリチャージ方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】チョクラルスキー法による単結晶の製造においてロッド状の多結晶原料を溶融する際に用いるリチャージ冶具であって、少なくとも、該ロッド状多結晶原料を支持する底体2と、該底体2の上部に連結する支持体1と、該支持体1に取り付けられた吊下げ部材3とからなり、前記ロッド状多結晶原料を装填し、前記吊下げ部材3で吊り下げられて単結晶製造装置内に導入され、石英ルツボ内の原料融液中に前記ロッド状多結晶原料とともに浸漬しながら、前記ロッド状多結晶原料を溶融するものであることを特徴とする多結晶原料のリチャージ冶具。
【選択図】 図1
Description
これにより、リチャージ溶融中にロッド状多結晶原料が倒れないように支持することができる。このとき、前記複数の支柱は、溶融中にロッド状多結晶原料が倒れるの確実に防ぐため3本以上とするのがより好ましく、製造コストを小さくするため6本以下とするのが好ましい。
このように、前記リチャージ冶具は、前記装填されるロッド状多結晶原料の直径より10〜40mm大きい内径を有することにより、ロッド状多結晶原料を装填したリチャージ冶具を下降させる際にバランスを失ってロッド状多結晶原料がリチャージ冶具の支持体に当たったとしても、ロッド状多結晶原料とリチャージ冶具の内径の間隔が40mm以下と小さいため、衝撃を小さく抑えることができ、リチャージ冶具の破損を防止することができる。なお、ロッド状多結晶原料とリチャージ冶具の内径の間隔は10mm以上であるため、ロッド状多結晶原料のリチャージ冶具への装填を円滑に行うことが可能である。
このように、リチャージ冶具を石英製にすれば純度を高く保つことができるので、ロッド状多結晶原料と共に原料融液に浸漬したとしても原料融液への不純物汚染を抑えることができる。
リチャージ冶具のうち原料融液に浸漬する部分は消耗するため、リチャージ冶具のうち底体のみを原料融液に浸漬する部分として、支持体から取り外し可能な構造とすれば、消耗する底体のみの交換で消耗部分の交換がすみ、リチャージ冶具のコストを低減することができる。
このように、本発明によれば、前記リチャージ冶具を用いて、多結晶原料のリチャージを行う多結晶原料のリチャージ方法が提供され、これにより、ロッド状の多結晶原料のリチャージを安全かつ短時間で行うことができ、リチャージ溶融中に石英ルツボにダメージを与えることもない。
このように、装填する前記ロッド状多結晶原料は、直径が支持体の内径より40mm以下に小さいものを用いることにより、ロッド状多結晶原料を装填したリチャージ冶具を下降させる際にバランスを失ってロッド状多結晶原料がリチャージ冶具の支持体に当たったとしても、ロッド状多結晶原料とリチャージ冶具の内径の間隔が40mm以下と小さいため、衝撃を小さく抑えることができ、リチャージ冶具の破損を防止することができる。なお、ロッド状多結晶原料とリチャージ冶具の内径の間隔は10mm以上であるため、ロッド状多結晶原料のリチャージ冶具への装填を円滑に行うことが可能である。
すなわち、本発明者等は、チョクラルスキー法による単結晶の製造においてロッド状の多結晶原料を溶融する際に用いるリチャージ方法であって、少なくとも、前記ロッド状多結晶原料を支持する底体と、該底体の上部に連結する支持体と、該支持体に取り付けられた吊下げ部材とからなるリチャージ冶具を用い、該リチャージ冶具に前記ロッド状多結晶原料を装填し、前記吊下げ部材で吊り下げて単結晶製造装置内に導入し、石英ルツボ内の原料融液中に前記リチャージ冶具の少なくとも底体を前記ロッド状多結晶原料とともに浸漬させながら、前記ロッド状多結晶原料を溶融することにより、前記ロッド状多結晶原料の下端部を支えながら溶融することができるので、前記ロッド状多結晶原料に微小クラックが入っていたとしても、リチャージ溶融中における前記ロッド状多結晶原料の落下の危険を防止することができ、多結晶原料のリチャージを安全かつ迅速に行うことができることを見出した。
ここで、図1は、本発明に係る多結晶原料のリチャージ冶具の一例であって底体2が支持体1から取り外し可能なものを示す斜視図である。図2は、単結晶製造装置21において、本発明に係るリチャージ冶具29にロッド状多結晶原料30を充填して溶融している様子を示す断面図である。
図2に示すように、単結晶製造装置21の主チャンバー22内には原料融液25を収容する石英ルツボ23とその外側に黒鉛ルツボ24が配置されている。この黒鉛ルツボ24は上下動及び回転自在なルツボ支持軸26により支持されている。また、黒鉛ルツボ24の外周にはヒーター28が配置され、原料融液25を加熱している。ヒーター28の外周にはヒーター28からの輻射熱を直接主チャンバー22が受けないように断熱材27が配置されている。
(実施例1)
図1のように、ロッド状多結晶原料30を溶融する際に用いるリチャージ冶具29として、ロッド状多結晶原料30を直接支持する部分に直径15mmの円柱状の支持棒8を5本配設し、支持体1に連結させるための底体連結部7を有する底体2と、底体2の上部に支持体連結部6を介して連結する支持体1と、支持体1の上部に3箇所取り付けた吊り下げ部材3とからなる石英製の内径190mmのリチャージ冶具29を用いた。ここで、支持体1には、連結する底体2の上部において垂直方向に伸びる、直径15mm、長さ1200mmの円柱状の4本支柱4と、該4本の支柱4を相互に連結すると共に装填されるロッド状多結晶原料30を囲むように支柱4の中央部と上端部において環状に2本の支持部材5を配設した。
直径150mm、長さ1000mm、重量41kgの実施例1で用いたものと同様のロッド状多結晶原料30(投入前にクラックのないものを選択して用いた。)を従来のリチャージ装置(特許文献1参照)で吊り下げることができるように上部に幅5〜10mm程、深さ5mm〜10mm程の溝を2箇所に設けた。
6…支持体連結部、 7…底体連結部、 8…支持棒、
21…単結晶製造装置、 22…主チャンバー、 23…石英ルツボ、
24…黒鉛ルツボ、 25…原料融液、 26…ルツボ支持軸、 27…断熱材、
28…ヒータ、 29…リチャージ冶具、 30…ロッド状多結晶原料、
31…吊下げ用ワイヤ、 32…吊下げ用冶具、 33…シードチャック、
34…ワイヤ。
Claims (8)
- チョクラルスキー法による単結晶の製造においてロッド状の多結晶原料を溶融する際に用いるリチャージ冶具であって、少なくとも、該ロッド状多結晶原料を支持する底体と、該底体の上部に連結する支持体と、該支持体に取り付けられた吊下げ部材とからなり、前記ロッド状多結晶原料を装填し、前記吊下げ部材で吊り下げられて単結晶製造装置内に導入され、石英ルツボ内の原料融液中に前記ロッド状多結晶原料とともに浸漬しながら、前記ロッド状多結晶原料を溶融するものであることを特徴とする多結晶原料のリチャージ冶具。
- 前記支持体は、少なくとも、連結する前記底体の上部において垂直方向に伸びる複数の支柱と、該複数の支柱を相互に連結するとともに前記装填されるロッド状多結晶原料を囲むように配設された1本以上の支持部材とからなるものであることを特徴とする請求項1に記載の多結晶原料のリチャージ冶具。
- 前記リチャージ冶具は、前記装填されるロッド状多結晶原料の直径より10〜40mm大きい内径を有するものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の多結晶原料のリチャージ冶具。
- 前記リチャージ冶具は、石英製であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の多結晶原料のリチャージ冶具。
- 前記底体が、前記支持体から取り外し可能なものであることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の多結晶原料のリチャージ冶具。
- 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のリチャージ冶具を用いて、多結晶原料のリチャージを行うことを特徴とする多結晶原料のリチャージ方法。
- チョクラルスキー法による単結晶の製造においてロッド状の多結晶原料を溶融するリチャージ方法であって、少なくとも、前記ロッド状多結晶原料を支持する底体と、該底体の上部に連結する支持体と、該支持体に取り付けられた吊下げ部材とからなるリチャージ冶具を用い、該リチャージ冶具に前記ロッド状多結晶原料を装填し、前記吊下げ部材で吊り下げて単結晶製造装置内に導入し、石英ルツボ内の原料融液中に前記リチャージ冶具の少なくとも底体を前記ロッド状多結晶原料とともに浸漬させながら、前記ロッド状多結晶原料を溶融することを特徴とする多結晶原料のリチャージ方法。
- 装填する前記ロッド状多結晶原料は、直径が支持体の内径より10〜40mm小さいものを用いることを特徴とする請求項7に記載の多結晶原料のリチャージ方法。
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