JP4625612B2 - 合成多孔質結晶性物質itq−13、その合成および用途 - Google Patents

合成多孔質結晶性物質itq−13、その合成および用途 Download PDF

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Description

本発明は、新規な合成多孔質結晶性物質ITQ−13、その調製方法およびその有機化合物の接触転化における用途に関する。
ゼオライト物質(天然物、合成品共)については、従来、種々の炭化水素の転化に対する触媒特性を有することが示されている。ある種のゼオライト物質は、規則正しい多孔質結晶性メタロシリケートであって、X線回折によって測定される明確な結晶構造を有し、その結晶構造の内部には、多数のより小さな空孔があり、これらは、多数の更により小さなチャンネルまたは細孔によって連結されていることがある。これらの空孔および細孔は、特定のゼオライト物質内ではサイズが均一である。これらの細孔の寸法は、ある寸法の吸着分子を受容し、より大きな寸法のものを排除するものであることから、これらの物質は、「モレキュラーシーブ」として知られるに至り、これらの特性を利用して種々に利用されている。
これらのモレキュラーシーブ(天然物、合成品共)には、広範囲の種類の陽イオン含有結晶性シリケートが含まれる。これらのシリケートは、SiOと、周期律表第IIIA族元素の酸化物(例えばAlO)からなり、酸素原子を共有して四面体が架橋される結果、第IIIA族元素とケイ素原子の合計:酸素原子の比が1:2である、剛直な三次元骨格構造として表される。第IIIA族元素を含む四面体のイオン原子価は、結晶内にカチオン(例えば、アルカリ金属またはアルカリ土類金属のカチオン)を含むことによって釣り合いが取られる。このことは、第IIIA族元素(例えばアルミニウム)/種々のカチオンの数(Ca/2、Sr/2、Na、K、Li等)の比が1に等しいことによって表されうる。通常の方法のイオン交換技術を用いて、あるカチオンの全てまたは一部を他のタイプのカチオンと交換してもよい。このカチオン交換によって、カチオンを適切に選択し、所定のシリケートの特性を変化させることが可能となっている。四面体間の空間は、脱水前には水分子によって占められている。
先行技術により、非常に多種類の合成ゼオライトが形成されている。ゼオライトA(特許文献1)、ゼオライトX(特許文献2)、ゼオライトY(特許文献3)、ゼオライトZK−5(特許文献4)、ゼオライトZK−4(特許文献5)、ゼオライトZSM−5(特許文献6)、ゼオライトZSM−11(特許文献7)、ゼオライトZSM−12(特許文献8)、ゼオライトZSM−20(特許文献9)、ゼオライトZSM−35(特許文献10)、ゼオライトZSM−23(特許文献11)、ゼオライトMCM−22(特許文献12)およびゼオライトMCM−35(特許文献13)等(これらは若干の例を挙げたに過ぎない)が示すように、これらのゼオライトの多くは、文字または他の適切な符号を用いて命名されるようになっている。
多くのゼオライトは、アルミノシリケート型で見出されることが最も多いが、シリケート型およびボロシリケート型が知られるものも多い。例えば、シリカライトはZSM−5のシリケート型であり、特許文献14に開示される。一方、AMS−1BはZSM−5のボロシリケート型であり、特許文献15に開示される。また特許文献16には、ゼオライトベータ、ZSM−5およびZSM−11のボロシリケート型(各々ボラライトB、ボラライトCおよびボラライトD)が開示される。
多くのゼオライトは、有機窒素化合物などの有機構造指向剤(organic directing agent)の存在下で合成される。例えば、ZSM−5はテトラプロピルアンモニウムカチオンの存在下で合成することができ、ゼオライトMCM−22はヘキサメチレンイミンの存在下で合成することができる。また、ゼオライトEU−1およびNU−85は、臭化ヘキサメトニウム(ヘキサメチレンビス(トリメチルアンモニウム)ブロミド)の存在下で合成することができることが特許文献17から知られる。
また、ゼオライト合成における鉱化剤として、フッ素含有化合物(例えばフッ化水素)を用いることも知られている。例えば、特許文献18には、低pH条件下、水中でフッ化水素を用い、ケイ素をガラス状に鉱化し、ZSM−5を合成することが開示される。
米国特許第2,882,243号明細書 米国特許第2,882,244号明細書 米国特許第3,130,007号明細書 米国特許第3,247,195号明細書 米国特許第3,314,752号明細書 米国特許第3,702,886号明細書 米国特許第3,709,979号明細書 米国特許第3,832,449号明細書 米国特許第3,972,983号明細書 米国特許第4,016,245号明細書 米国特許第4,076,842号明細書 米国特許第4,954,325号明細書 米国特許第4,981,663号明細書 米国特許第4,061,724号明細書 米国特許第4,269,813号明細書 英国特許出願第2,024,790A号明細書 米国特許第5,464,799号明細書 EP特許出願第337,479A号明細書
本発明は、焼成された形態において、実質的に下記表1に示される値を含むX線回折パターンを有する新規な合成多孔質結晶性物質ITQ−13に関する。
本発明は更に、ITQ−13の調製方法および活性型ITQ−13による有機化合物の接触転化に関する。
本発明の合成多孔質結晶性物質ITQ−13は、三組のチャンネルを含む特有の3次元チャンネル系を有する単一の結晶性相である。具体的には、ITQ−13は、各々四面体配位原子の10員環によって定義される略平行な第一の組のチャンネル、同じく四面体配位原子の10員環によって定義され、第一の組のチャンネルと垂直であり、かつそれと交差する略平行な第二の組のチャンネル、および前記第一および第二の組のチャンネルと交差し、各々四面体配位原子の9員環によって定義される略平行な第三の組のチャンネルが含まれる。第一の組の10員環チャンネルは、各々約4.8オングストローム×約5.5オングストロームの断面寸法を有し、第二の組の10環流路は、各々約5.0オングストローム×約5.7オングストロームの断面寸法を有する。第三の組の9員環チャンネルは、各々約4.0オングストローム×約4.9オングストロームの断面寸法を有する。
ITQ−13の構造は、その単位胞によって定義することができる。これは、物質の全ての構成元素を含む最小の構造単位である。nm単位で示した単位胞内の各四面体原子の位置を下記表1に示す。各四面体原子は酸素原子と結合し、その酸素原子が隣接する四面体原子とも結合している。四面体原子は、他の結晶力(例えば、無機または有機種の存在)によって動きうるので、各配位位置には±0.05nmの範囲の変動が含まれる。
Figure 0004625612
Figure 0004625612
ITQ−13は、検知可能な不純物の結晶層を殆どまたは全く含まない、実質的に純粋な形態で調製することができ、またその有するX線回折パターンは、下記表2に示される線によって、他の合成したままの、または熱処理した既知結晶性物質のパターンと区別される。
Figure 0004625612
これらのX線回折データは、銅のK−α線を用い、ゲルマニウム固体検出器を備えたシンタグ(Scintag)回折装置によって得た。回折データは、2θ(θはブラッグ角である)=0.02゜、各ステップの計測時間10秒で、ステップ走査により記録した。格子面間隔(d)は、オングストローム単位で計算した。線の相対強度(I/I)は、バックグラウンドを超える最強線の強度の100分の1であり、プロフィル適合ルーチン(または二次微分アルゴリズム)を用いて誘導した。ロ−レンツ効果および極性効果に対する強度の補正は行っていない。相対強度は、vs=非常に強い(80〜100)、s=強い(60〜80)、m=中位(40〜60)、w=弱い(20〜40)、vw=非常に弱い(0〜20)の記号で示される。この試料について単一の線として示した回折データが、複数の重なり合った線からなり、ある条件下(結晶学的変化の相違など)では、それらが分離または一部分離した線として現われる可能性があると理解すべきである。結晶学的変化には、典型的には、構造の変化を伴わない、単位胞パラメータの小さな変化および/または結晶の対称性の変化が含まれうる。相対強度の変化を含むこれらの小さな影響はまた、カチオン含有量、骨格組成、細孔充填の特性および程度、結晶のサイズおよび形状、好ましい配向、並びに熱および/または水熱履歴の相違の結果としても生じうる。
本発明の結晶性物質は、下記式:
:(n)YO
で表されるモル数の関係を含む組成を有する。式中、Xは三価の元素であり、例えばアルミニウム、ホウ素、鉄、インジウムおよび/またはガリウムである。好ましくはホウ素である。Yは四価の元素であり、例えばケイ素、スズ、チタンおよび/またはゲルマニウムである。好ましくはケイ素である。nは、少なくとも5であり、例えば約5〜∞であり、通常約40〜∞である。許容されるnの値から、ITQ−13を、三価の元素Xが存在しないか、実質的に存在しない全ケイ素質型で合成してもよいことが理解される。
ITQ−13合成法では、鉱化剤としてフッ化物、特にHFを用いた。従ってITQ−13は、その合成したままの形態においては、無水基準で、またYOnモル当たりの酸化物のモル数で表して、下記式:
(0.2〜0.4)R:X:(n)YO:(0.4〜0.8)F
(式中、Rは有機部分である)
で表される組成を有する。RおよびF成分は、結晶化中にそれらが存在する結果として、物質に付随するが、これは、以下により詳しく開示される後結晶化方法によって、容易に除去される。
本発明の結晶性物質は熱的に安定であり、焼成された形態において、高い表面積および相当の炭化水素収着容量を示す。
所望の程度まで、また物質のX/YOモル比に応じて、合成したままのITQ−13中のいかなるカチオンも、周知の技術により、少なくとも部分的に、イオン交換して他のカチオンと置換することができる。好ましい置換カチオンには、金属イオン、水素イオン、水素前駆体(例えばアンモニウムイオン)およびこれらの混合物が含まれる。特に好ましいカチオンは、触媒活性をある種の炭化水素転化反応に適合させるものである。これらには、水素、希土類金属並びに元素周期律表の第IIA、IIIA、IVA、VA、IB、IIB、IIIB、IVB、VB、VIB、VIIBおよびVIII族金属が含まれる。
本発明の結晶性物質は、いかなる有機成分についても、その一部または全てを除去する処理に付してよい。これは簡便には、合成したままの物質を少なくとも約370℃の温度で、少なくとも1分間、一般には20時間以下加熱する熱処理によって行なわれる。熱処理には、大気圧未満の圧力を用いてもよいが、便宜上大気圧が望ましい。熱処理は、約925℃までの温度で行うことができる。熱処理生成物(特に金属型、水素型およびアンモニウム型)は、ある種の有機物(例えば炭化水素)転化反応の触媒に特に有用である。
本発明の結晶性物質は、タングステン、バナジウム、モリブデン、レニウム、ニッケル、コバルト、クロム、マンガン、貴金属(白金、パラジウムなど)などの、水素添加−脱水素作用を示す水素添加成分と完全に組み合わせることができる。これらの成分は、共結晶を経て組成中に存在させてもよく、第IIIA族元素(例えばアルミニウム)が構造内に存在する程度まで、交換により組成中に存在させてもよく、組成中に含浸させてもよく、物理的に完全にそれと混合してもよい。これらの成分は、その中またはその上に含浸させることができる。例えば白金の場合、シリケートを、白金金属含有イオンを含む溶液を用いて処理することなどによる。この目的に適切な白金化合物には、クロロ白金酸、塩化第一白金および白金−アミン錯体を含む種々の化合物が含まれる。
本発明の結晶性物質を吸着剤、または有機化合物転化方法における触媒のいずれかとして用いる場合、これを少なくとも一部脱水すべきである。これは、空気、窒素などの雰囲気下、大気圧、大気圧未満または大気圧超の圧力で、200〜約370℃の範囲の温度に、30分〜48時間加熱することによって行うことができる。脱水はまた、単にITQ−13を室温で減圧下に置くことによっても行うことができるが、十分量の脱水を得るにはより長い時間が必要とされる。
ケイ素質型およびボロシリケート型の本発明の結晶性物質は、水供給源、任意にホウ素の酸化物、四価の元素Y(例えばケイ素)の酸化物、後述する構造指向剤(R)およびフッ化物イオンを含む反応混合物から調製することができる。前記反応混合物は、酸化物のモル比で表して、下記表3に示す範囲内の組成を有する。
Figure 0004625612
本明細書に用いられる有機構造指向剤Rは、ヘキサメトニウム(ヘキサメチレンビス(トリメチルアンモニウム))ジカチオン、好ましくはヘキサメトニウムジヒドロキシドである。ヘキサメトニウムジヒドロキシドは、市販の臭化ヘキサメトニウムをアニオン交換することによって、容易に調製することができる。
ITQ−13の結晶化は、適切な反応槽(例えば、ポリプロピレンジャー、或いはテフロン(登録商標)裏張りまたはステンレス鋼製オートクレーブなど)中で、約120〜160℃の温度で、用いる温度において結晶化が起こるのに十分な時間(例えば約12時間〜約30日間)をかけて、静的または撹拌状態のいずれかで行うことができる。その後、結晶を液体から分離し、回収する。
反応混合物の成分は、一つ以上の供給源により供給しうることを理解すべきである。反応混合物は、バッチ式または連続式のいずれで調製することもできる。新規な結晶性物質の結晶サイズおよび結晶化時間は、用いた反応混合物の特性や、結晶化条件に対して変動する。
結晶性生成物の結種晶を少なくとも0.01パーセント、好ましくは0.10パーセント、更により好ましくは1パーセント(全重量を基準とする)存在させることによって、新規結晶の合成を促進してもよい。
アルミノシリケート型のITQ−13は、シリケートおよびボロシリケート型から、周知の後合成方法によって、例えば、ボロシリケート型物質をアルミニウムイオン源でイオン交換することにより、容易に製造することができる。
本発明によって調製した結晶を、広範囲の種々の粒度に成形することができる。一般に、粒子は、粉末、顆粒または成形生成物(例えば、2メッシュ(タイラー)のふるいを通過し、400メッシュ(タイラー)のふるいに残るのに十分な粒度を有する押出し物)とすることができる。触媒を押出し成形などによって成形する場合、結晶を乾燥前に押出し成形してもよく、部分的に乾燥した後、押出し成形してもよい。
本発明の結晶性物質は、吸着剤として、または、特にアルミノシリケート型で、広範囲の種類の化学転化方法(現在、商業的/工業的に重要な多くのものを含む)を触媒する触媒として用いることができる。本発明の結晶性物質それ自体で、または一種以上の他の触媒活性物質(他の結晶性触媒を含む)との組み合わせで、効果的に触媒される化学転化方法の例には、酸活性を有する触媒を必要とするものが含まれる。
多くの触媒と同様に、新規の結晶を、有機転化方法に用いる温度その他の条件に耐性のある別の物質と組み合わせることが望ましい場合がある。これらの物質には、活性および不活性物質、合成または天然ゼオライトの他、粘土、シリカおよび/または金属酸化物(アルミナなど)などの無機物質が含まれる。後者は、天然に産するものでもよく、シリカと金属酸化物の混合物を含むゼリー状沈殿物またはゲルのいずれの形態のものでもよい。活性な新規結晶を別の物質と組み合わせて用いる(即ち、新規結晶と組み合わせるか、新規結晶を合成する際に共存させる)ことにより、ある種の有機転化方法において、触媒の転化率および/または選択性が変化する傾向がある。不活性物質は、任意のプロセスにおいて、反応速度を調整するための他の手段を用いることなく、生成物が経済的かつ規則的に得られるよう、転化の量を調整する希釈剤として有効に働く。これらの物質を天然の粘土(例えばベントナイトおよびカオリン)に組み込み、商業的な運転条件下における触媒の破砕強度を向上させてもよい。前記の物質(即ち粘土、酸化物など)は、触媒の結合剤として機能する。商業的な使用においては、触媒が破砕されて粉末状物質となるのを防止することが望ましいので、良好な破砕強度を有する触媒を提供することが好ましい。これらの粘土および/または酸化物結合剤は通常、触媒の破砕強度を向上するためにのみ用いられた。
新規結晶と複合化させることのできる天然の粘土には、モンモリロナイトおよびカオリン系が含まれる。カオリン系には、準ベントナイト(subbentonite)、並びにディクシー粘土、マクナミー粘土、ジョージア粘土およびフロリダ粘土として一般に知られるカオリン、または他のもの(主な鉱物成分は、ハロイサイト、カオリナイト、ディッカイト、ナクライトまたはアノーキサイトである)が含まれる。これらの粘土は、採掘当初の生の状態で用いてもよく、まず焼成、酸処理または化学修飾に付してもよい。本結晶との複合化に有用な結合剤にはまた、シリカ、ジルコニア、チタニア、マグネシア、ベリリア、アルミナおよびこれらの混合物などの無機酸化物が含まれる。
前述の物質に加えて、新規結晶を、シリカ−アルミナ、シリカ−マグネシア、シリカ−ジルコニア、シリカ−トリア、シリカ−ベリリア、シリカ−チタニア、同様にシリカ−アルミナ−トリア、シリカ−アルミナ−ジルコニア、シリカ−アルミナ−マグネシアおよびシリカ−マグネシア−ジルコニアなどの三元組成物などの多孔性母材物質と複合化させてもよい。
粉砕した結晶性物質と無機酸化物母材の相対比率は幅広く変化し、結晶含有量は約1〜約90重量%であるが、より一般的には、特に複合物をビーズ状に調製する場合、結晶含有量は組成物の約2〜約80重量%である。
本発明の特性および本発明を実施する方法をより完全に示すために、次の実施例を提示する。
実施例1−ヘキサメトニウムジヒドロキシドの調製
樹脂アンバーライト(Amberlite)IRN−78を水酸化物イオン源として用い、直接アニオン交換によってヘキサメトニウムジヒドロキシドを調製した。使用前に、水がpH7になるまで樹脂を蒸留水で洗浄した。ヘキサメトニウムジブロミド(36.22g)を、蒸留水(120g)に溶解する工程、および得られた溶液を、メカニカルスターラーで撹拌しながらアンバーライトIRN−78樹脂(200g)と12時間接触させる工程を含む手順を用いた。撹拌後、混合物をろ過し、樹脂を水で洗浄して、ヘキサメトニウムジヒドロキシドの溶液を得た。次いで、これを50℃で1時間ロータリーエバポレーターに掛けた。0.1N塩酸による滴定により、最終溶液のヘキサメトニウムジヒドロキシドの濃度は、約6.25×10−4モル/g溶液であることが示された。
実施例2:純ケイ素質ITQ−13の合成
この合成に用いられた合成ゲルは、次のモル組成を有した。
1SiO:0.28R(OH):0.56HF:7H
(式中、R(OH)は、ヘキサメトニウムジヒドロキシドを表す。)
実施例1のヘキサメトニウムジヒドロキシド溶液(74.6g)を用いて、メカニカルスターラーにより200rpmで連続的に撹拌しながら、テトラエチルオルソシリケート(TEOS)(17.33g)を、エタノールおよび適量の水が蒸発して上記のゲル反応混合物が得られるまで加水分解して、合成ゲルを調製した。次いで、HF(水中48重量%)(1.94g)および水(1g)の溶液を、得られたヘキサメトニウムシリケート溶液にゆっくり添加した。反応混合物を、均質のゲルが形成されるまで、機械的に、最終的には手動で撹拌した。得られたゲルは、存在する水が少量である結果として非常に濃厚であった。ゲルを、60rpmで連続的に撹拌しながら135℃で28日間オートクレーブに掛けた。最終的なゲルのpH(ろ過前)は、7.3〜7.8であった。最終的なゲルのpH(ろ過前)は、8.3〜8.6であった。固形生成物、即ち新規の結晶性物質ITQ−13をろ過によって回収し、蒸留水で洗浄し、100℃で終夜乾燥した。生成物をN気流下(60ml/分)室温から540℃まで1℃/分で加熱することにより、収蔵されたヘキサメトニウムおよびフッ化物イオンを除去した。N気流下温度を540℃に3時間保持し、次いで、気流を空気に切り替え、温度を540℃で更に3時間保持して、残存する有機物を焼却した。合成したままの試料と焼成した試料のX線回折分析は、それぞれ下記表4および5に列記された結果を示した。これらをそれぞれ、図5および6に示す。
Figure 0004625612
Figure 0004625612
実施例3:純ケイ素質ITQ−13の合成
水/シリカのモル比および結晶化時間を表6に列記したように変化させ、全ての他のパラメーターは変更しないままにして、実施例2の過程を繰り返した。各々の場合において、合成により、新規な結晶性物質ITQ−13が得られた。
Figure 0004625612
実施例4:ボロシリケート型ITQ−13の合成
この合成に用いられた合成ゲルは、次のモル組成を有した。
1SiO:0.01B:0.29R(OH):0.64HF:7H
(式中、R(OH)は、ヘキサメトニウムジヒドロキシドを表す。)
4重量%のSiOを、ITQ−13の種結晶として添加し、結晶化を促進した。
実施例1のヘキサメトニウムジヒドロキシド溶液(62.18g)に、ホウ酸(0.083g)を更に含む溶液中で、TEOS(13.87g)を加水分解して、ゲルを調製した。加水分解は、メカニカルスターラーにより200rpmで連続的に撹拌しながら、エタノールおよび適量の水が蒸発して上記のゲル反応混合物が得られるまで行った。加水分解工程の後、合成したままのITQ−13(0.16g)の水(3.2g)中懸濁物を、種結晶として添加し、次いで、HF溶液(水中48重量%)(1.78g)および水(1g)の溶液をゆっくり加えて、所望の反応混合物を調製した。反応混合物を機械的に、最終的には手動で、均質ゲルが形成されるまで撹拌した。得られたゲルは、存在する水が少量である結果として非常に濃厚であった。ゲルを、60rpmで連続的に撹拌しながら、135℃で21日間オートクレーブに掛けた。最終的なゲルのpH(ろ過前)は、6.5〜7.5であった。固形物を、ろ過によって回収し、蒸留水で洗浄し、100℃で終夜乾燥した。実施例2に示された熱処理によって、収蔵されたヘキサメトニウムおよびフッ化物イオンを除去した。X線分析により、焼成した試料と合成したままの試料は、純粋なITQ−13であることが示され、またホウ素分析により、最終の固形物におけるSi/B原子比は約60であることが示された。
実施例5:ボロシリケート型ITQ−13の合成
結晶化時間を下記表7に列記したように変化させ、全ての他のパラメーターは変更しないままにして、実施例4の過程を繰り返した。各々の場合において、合成により、下記表5に示すSi/B原子比を有する新規な結晶性物質ITQ−13が得られた。
Figure 0004625612
実施例6:ボロシリケート型ITQ−13の合成
実施例4の過程を繰り返した。ただし、次のモル組成を有する合成ゲルを用いた。
1SiO:0.005B:0.285R(OH):0.60HF:7H
(式中、R(OH)は、ヘキサメトニウムジヒドロキシドを表す。)
4重量%のSiOを、ITQ−13の種結晶として添加した。結晶化は、135℃で7〜21日間の種々の時間で行ない、表8に示すSi/B原子比を有するITQ−13生成物を得た。
Figure 0004625612
実施例7:アルミノシリケート型ITQ−13の合成
次に示される手順を用いて、ボロシリケートITQ−13ゼオライトのAl交換を行ない、アルミニウム含有ITQ−13を合成した。
Al(NO9HO(14.08g)を、水(85.92g)に溶解し、8重量%のAl(NOを含む溶液を得た。実施例5からの焼成B−ITQ−13(0.74g)を、撹拌下、上記のAl(NO溶液(10.5g)中に懸濁させた。懸濁物をオートクレーブに移し、60rpmで連続的に撹拌しながら、135℃で3日間加熱した。得られた固形物を、ろ過し、水が中性pHになるまで蒸留水で洗浄し、100℃で終夜乾燥した。
X線分析により、得られた生成物は純粋なITQ−13であることが示された。化学分析により、生成物は80のSi/Al原子比および500超のSi/B原子比を有することが示された。
四面体原子の位置を示す、ITQ−13の単位胞の概略図である。 同じく四面体原子の位置を示す、ITQ−13の九員環チャンネル系の概略図である。 ITQ−13の十員環通路系の、図2と同様の概略図である。 ITQ−13の十員環通路系の、図2と同様の概略図である。 合成したままの実施例2の生成物のX線回折パターンを示す。 焼成したままの実施例2の生成物のX線回折パターンを示す。

Claims (9)

  1. 下記式:
    :(n)YO
    (式中、nは少なくとも5であり、Xは、ホウ素、鉄、インジウム、ガリウム、アルミニウムおよびこれらの組み合わせからなる群から選択される三価の元素であり、Yは、ケイ素、スズ、チタン、ゲルマニウムおよびこれらの組み合わせからなる群から選択される四価の元素である)
    で表されるモル数の関係を含む組成を有し、
    各々四面体配位原子の10員環によって定義される略平行な第一の組のチャンネル;同じく四面体配位原子の10員環によって定義され、第一の組のチャンネルと交差する略平行な第二の組のチャンネル;および前記第一および第二の組のチャンネルと交差し、各々四面体配位原子の9員環によって定義される略平行な第三の組のチャンネルを含む3次元チャンネル系を有することを特徴とする合成多孔質結晶性物質。
  2. 酸素原子によって架橋された四面体の原子骨格を含み、前記四面体の原子骨格は、下記表1に示される原子座標(nm)を有する単位胞によって定義され、各座標位置は、±0.05nmの範囲内で変動しうることを特徴とする請求項1に記載の合成多孔質結晶性物質。
    Figure 0004625612
    Figure 0004625612
  3. 実質的に下記表2に示される値を含むX線回折パターンによって特徴付けられる請求項1に記載の合成多孔質結晶性物質。
    Figure 0004625612
  4. 無水基準で、またYOnモル当たりの酸化物のモル数で表して、下記式:
    (0.2〜0.4)R:X:(n)YO:(0.4〜0.8)F
    (式中、Rは有機部分である)
    で表される組成を有することを特徴とする請求項1に記載の合成多孔質結晶性物質。
  5. 前記Rは、ヘキサメトニウムジカチオンを含むことを特徴とする請求項4に記載の合成多孔質結晶性物質。
  6. 前記Yがケイ素であり、前記Xが存在しないことを特徴とする請求項1に記載の合成多孔質結晶性物質。
  7. 請求項1に記載の合成多孔質結晶性物質を合成する方法であって、
    (i)前記結晶性物質を形成可能な混合物を調製する工程であって、前記混合物は、水供給源、任意にホウ素の酸化物、四価の元素Yの酸化物、構造指向剤(R)およびフッ化物イオンを含み、Rはヘキサメトニウムジカチオンであり、前記混合物は、酸化物のモル比で表して、
    YO/X:少なくとも5
    O/YO:2〜50
    OH/YO:0.05〜0.7
    F/YO:0.1〜1
    R/YO:0.05〜0.7
    との組成を有することを特徴とする工程;
    (ii)前記結晶性物質の結晶が形成されるまで、前記混合物を、120〜160℃の温度を含む充分な条件下で保持する工程;および
    (iii)工程(ii)からの前記結晶性物質を回収する工程
    を含むことを特徴とする合成方法。
  8. 前記混合物は、モル比で表して、
    YO/X:少なくとも40
    O/YO:5〜20
    OH/YO:0.2〜0.4
    F/YO:0.4〜0.8
    R/YO:0.2〜0.4
    との組成を有することを特徴とする請求項7に記載の合成方法。
  9. 有機化合物を含む原料を転化生成物に転化する方法であって、前記原料を、有機化合物の転化条件で、活性型の請求項1に記載の合成多孔質結晶性物質を含む触媒と接触させる工程を含むことを特徴とする転化方法。
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