JP4625597B2 - 車両用冷却装置 - Google Patents

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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、本発明は、電気モータを動力源とする車輪駆動系を備えた車両に設けられ、電気モータを含む冷却対象をオイルにより冷却する車両用冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の車両用冷却装置として、例えば特開2000−295818号公報に記載されたものが知られている。この車両用冷却装置は、オイルを冷媒とするオイル式冷却装置、およびクーラントを冷媒とするクーラント式冷却装置を備えている。
【0003】
このオイル式冷却装置は、電気モータのロータおよび電気モータに連結された減速機構を主に冷却するためのものであり、オイルパン内に設けられたオイルポンプと、このオイルポンプに接続された油路と、この油路の途中に設けられたオイルクーラなどを備えている。このオイルクーラは、オイルが流れる内側流路と、この内側流路を取り囲むように設けられ、クーラントが流れる外側流路とを備えている。オイルは、オイルクーラの内側流路内を流れる際、外側流路を流れるクーラントとの熱交換により冷却される。このオイル冷却装置では、オイルポンプの作動に伴って吐出されたオイルは、油路を介して、オイルクーラに送られ、冷却される。そして、冷却されたオイルは、ロータ内および減速機構内を通った後、オイルパン内に戻される。これにより、ロータおよび減速機構が冷却される。
【0004】
また、クーラント式冷却装置は、電気モータのステータおよびオイルを主に冷却するためのものであり、ステータのコアの外周を取り囲むように延びるとともに一部がオイルクーラの外側流路を構成する循環路と、この循環路の途中に上流側から順に設けられたクーラントポンプおよびクーラントクーラなどで構成されている。このクーラント冷却装置では、クーラントポンプの作動に伴って吐出されたクーラントは、循環路を介して、クーラントクーラに送られ、冷却される。そして、冷却されたクーラントは、オイルクーラの外側流路内および循環路のコアの外周部分を順に流れた後、オイルポンプに戻される。これにより、オイルおよび電気モータのコアが冷却される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の車両用冷却装置によれば、冷媒として、オイルおよびクーラントの2種類を用いているため、ポンプ、クーラおよび冷却通路などが2系統分、必要となる。そのため、部品点数が多いことによって、製造コストがかさむとともに、装置が大きくなるという問題がある。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、冷却対象を効果的に冷却でき、部品点数の削減によって、製造コストを削減できるとともに、装置をコンパクト化できる車両用冷却装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1に係る発明は、電気モータ5を動力源とするとともに電気モータ5と車輪(後輪8)との間の動力伝達がクラッチ26によって接続・遮断される車輪駆動系(後輪駆動系6)を備えた車両2に設けられ、電気モータ5を含む冷却対象(電気モータ5、PDU9a)を冷却する車両用冷却装置1であって、冷却対象との熱交換により冷却対象を冷却するためのオイルを収容する循環式の冷却通路(冷却油路10)と、車輪駆動系の動力伝達経路におけるクラッチ26と車輪(後輪8)との間に設けられ、車輪駆動系(後輪駆動系6)で駆動されることによって、オイルを冷却通路(冷却油路10)内で循環させるオイルポンプ11と、冷却通路(冷却油路10)内のオイルを冷却するオイルクーラ13と、電気モータ5で駆動されることによってオイルクーラ13に対して送風することにより、オイルクーラ13を冷却するファン14と、を備えることを特徴とする。
【0008】
この車両用冷却装置によれば、車輪駆動系でオイルポンプが駆動されることによって、オイルは、冷却通路内を循環し、冷却対象との熱交換によりこれを冷却するとともに、オイルクーラにより冷却される。また、オイルクーラは、電気モータの作動中に、これにより駆動されるファンからの送風によって冷却される。このように、電気モータが作動中であることで、これを含む冷却対象を冷却する必要があるとき、すなわちオイルクーラによるオイルの冷却が必要なときに、冷却すべき電気モータの動力を自動的に利用しながら、オイルクーラを冷却できるので、冷却の必要性を検出する検出装置や、その検出結果に応じて冷却装置を作動させるための装置などを必要とすることなく、冷却対象を無駄なく効果的に冷却することができる。
【0009】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の車両用冷却装置1において、車両2は、車輪として前後の駆動輪の一方(後輪8)を電気モータ5で駆動するとともに、他方(前輪7)をエンジン4で駆動する前後輪駆動式の車両2であることを特徴とする。
【0010】
一般に、電気モータおよびエンジンで駆動される前後輪駆動式の車両では、電気モータのみで駆動される車両と比較すると、より小型の電気モータを用いて車両全体として同等の駆動力を確保できる。したがって、この車両用冷却装置によれば、電気モータのみで駆動される車両に適用した場合と比べて、オイルクーラの冷却能力をより小さく設定することが可能になり、オイルクーラのコンパクト化が可能になる。また、例えばエンジンが水冷式であるときに、そのラジエータの冷却水を利用し、オイルクーラによるオイルの冷却が可能になる。このように、従来のようなクーラント冷却装置などを別個に設けることなく、エンジン側の冷却装置の冷媒を利用し、オイルクーラによるオイルの冷却が可能になる。
【0011】
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の車両用冷却装置1において、オイルクーラ13は、車両の走行中における走行風との熱交換によりオイルを冷却する空冷式のオイルクーラ13であることを特徴とする。
【0012】
この車両用冷却装置によれば、オイルクーラが空冷式のものであるので、従来のようなクーラント冷却装置などを用いることなく、車両の走行に伴う走行風との熱交換、およびファンからの送風との熱交換により、オイルを冷却することができる。その結果、部品点数を削減することができ、それにより、製造コストを削減することができるとともに、装置全体をコンパクト化できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る車両用冷却装置について説明する。図1は、本実施形態の車両用冷却装置1を適用した車両2を示している。同図に示すように、この車両2は、エンジン4を動力源とする前輪駆動系3と、電気モータ5を動力源とする後輪駆動系6(車輪駆動系)とを備えた、いわゆる前後輪駆動式のものである。この車両2では、前輪駆動系3により左右の前輪7,7(前後の駆動輪の他方)が、後輪駆動系6により左右の後輪8,8(前後の駆動輪の一方)がそれぞれ駆動される。
【0014】
エンジン4は、車両2の前部に横置きに搭載されており、トルクコンバータ(図示せず)を有する自動変速機4a、減速ギヤ(図示せず)を有するフロント差動機構4b、左右の前駆動軸4c,4cおよび左右の等速ジョイント4d,4dなどを介して、左右の前輪7,7に接続されている。
【0015】
電気モータ(以下「モータ」という)5は、サーボモータで構成され、PDU9aを介して、ECU9およびバッテリ9bに電気的に接続されている。このPDU9a(冷却対象)は、インバータおよびコンバータなどを含む電気回路で構成されている。
【0016】
ECU9は、マイクロコンピュータで構成されており、PDU9aを介して、バッテリ9bの電力をモータ5に供給することで、モータ5を制御するとともに、回生時には、モータ5で発電された回生電力をバッテリ9bに充電する。また、ECU9は、後述するように、クラッチ駆動機構40を駆動することにより、クラッチ26の接続・遮断を制御する。
【0017】
図2および図4は、後輪駆動系6の概略構成を示している。なお、図2では、理解の容易化のために断面部分のハッチングが省略されている(後述する図3も同様)。両図に示すように、後輪駆動系6では、モータ5は、減速機構20、リヤ差動機構30、左右の後駆動軸23,23および左右の等速ジョイント23a,23aなどを介して、左右の後輪8,8に接続されている。
【0018】
これらのモータ5、減速機構20およびリヤ差動機構30は、ケーシング12内に一緒に収容されており、このケーシング12の下側部分は、オイルを溜めるためのオイルパン12a(図3参照)を構成している。
【0019】
モータ5は、ロータ5aおよびステータ5bなどで構成されている。このロータ5aは、車両2の左右方向に延びており、その右端部には、後述するオイルクーラ13を冷却するためのファン14が取り付けられている。さらに、ロータ5aの左端部は、後述する出力軸21に連結されている。
【0020】
また、減速機構20は、モータ5の回転を3段階に減速してリヤ差動機構30に伝達するものであり、互いに平行な2つの出力軸21および中間軸22と、これらの軸21,22上に設けられた第1減速ギヤ対24と、中間軸22および左後駆動軸23上に設けられた第2減速ギヤ対25と、中間軸22に設けられたクラッチ26と、プラネタリギヤ機構27などにより構成されている。
【0021】
出力軸21は、2つの軸受を介してケーシング12に回転自在に支持されており、これにより、モータ5のロータ5aと一体に回転する。また、出力軸21には、減速ギヤ24aが一体に形成されている。この減速ギヤ24aは、後述する減速ギヤ24bと常に噛み合っており、これとともに上記第1減速ギヤ対24を構成している。
【0022】
一方、中間軸22は、2つの軸受を介してケーシング12に回転自在に回転自在に支持されている。この中間軸22上には、モータ5側から順に減速ギヤ25a、減速ギヤ24bおよびクラッチ26が設けられている。減速ギヤ25aは、中間軸22と一体に形成されており、後述する減速ギヤ25bと常に噛み合い、これとともに前記第2減速ギヤ対25を構成している。
【0023】
図3に示すように、クラッチ26は、スリーブ26aや、ハブ26b、ブロッキングリング26c、シンクロスプリング(図示せず)などから成るサーボシンクロメッシュタイプのものであり、例えば特公昭48−24096号公報に記載されたものと同様に構成されている。このハブ26bは、中間軸22上に一体に取り付けられている。
【0024】
スリーブ26aは、ハブ26bにスプライン嵌め合いにより取り付けられており、それにより、ハブ26bに沿って、クラッチ26が接続される接続位置と遮断される遮断位置との間で摺動自在である。スリーブ26aは、後述するように、クラッチ駆動機構40により、これらの2つの位置の一方に駆動される。
【0025】
また、減速ギヤ24bは、中間軸22に対して回転自在のアイドルギヤタイプのものであり、この減速ギヤ24bのブロッキングリング26cに近接する位置には、ドグ歯状のギヤ歯24cが形成されている。また、スリーブ26aは、ドグ歯状のギヤ歯(図示せず)を有しており、上記接続位置に移動したときに、このギヤ歯がギヤ歯24cに噛み合うことにより、第1減速ギヤ対24およびクラッチ26を介して、出力軸21と中間軸22が互いに接続される。
【0026】
さらに、前記左後駆動軸23上には、アイドルギヤ28が回転自在に設けられている。このアイドルギヤ28は、左後駆動軸23の軸線方向に延びる基部28aと、この基部28aの左右端部にそれぞれ一体に形成された減速ギヤ25bおよびサンギヤ27aと、減速ギヤ25bの下流側に隣接して設けられたポンプ駆動ギヤ28bなどを有している。このポンプ駆動ギヤ28bは基部28aに固定されている。
【0027】
また、サンギヤ27aは、複数(例えば4つ)のプラネタリピニオンギヤ27b、リングギヤ27cおよびプラネタリキャリア27dとともに、前記プラネタリギヤ機構27を構成している。このリングギヤ27cは、ケーシング12に固定され、プラネタリキャリア27dは、前記リヤ差動機構30の後述するリングギヤ30cに連結されている。
【0028】
このプラネタリギヤ機構27では、サンギヤ27aが回転すると、これに伴う各プラネタリピニオンギヤ27bの回転に伴い、プラネタリキャリア27dがサンギヤ27aよりも遅い回転速度で回転する。すなわち、アイドルギヤ28が回転すると、その回転が減速された状態で、リヤ差動機構30のリングギヤ30cに伝達される。
【0029】
一方、リヤ差動機構30は、上記プラネタリギヤ機構27と同様のプラネタリギヤ機構タイプのものであり、サンギヤ30a、複数(例えば4つ)のプラネタリピニオンギヤ30b、リングギヤ30cおよびプラネタリキャリア30dを備えている。
【0030】
これらの複数のプラネタリピニオンギヤ30bはいずれも、プラネタリキャリア30dに回転自在に取り付けられているとともに、サンギヤ30aおよびリングギヤ30cと常に噛み合っている。プラネタリキャリア30dは、右駆動軸23の左端部に固定され、サンギヤ30aは、左後駆動軸23の右端部に固定されている。また、リングギヤ30cは、プラネタリギヤ機構27のプラネタリキャリア27dに連結されている。
【0031】
以上のリヤ差動機構30では、上記プラネタリギヤ機構27のプラネタリキャリア27dの回転に伴ってリングギヤ30cが回転すると、これに伴うプラネタリピニオンギヤ30b(すなわちプラネタリキャリア30d)およびサンギヤ30aの回転にそれぞれ伴って、左右の駆動軸23,23が回転する。その際、内輪差などで左右の後輪8,8間に差回転が生じた場合には、この差回転がリヤ差動機構30により吸収される。
【0032】
次に、車両用冷却装置1およびクラッチ駆動機構40について説明する。この車両用冷却装置1は、モータ5およびPDU9aを冷却するとともに、リヤ差動機構30の潤滑および冷却を行うものである。図3および図4に示すように、車両用冷却装置1は、モータ5およびPDU9aを冷却するための冷却油路10と、この冷却油路10にそれぞれ設けられたオイルポンプ11、オイルクーラ13、2つのリリーフ弁15,16および一方弁17と、前記ファン14などにより構成されている。
【0033】
冷却油路10(冷却通路)は、吸い込み油路10aや、吐出油路10b、メイン油路10c、リバース油路10d、戻し油路10e、接続部10fなどで構成されている。
【0034】
オイルポンプ11は、ケーシング12内に収容されており、互いに噛み合う2つの歯車11a,11aを内蔵した歯車式のものである。この一方の歯車11aは、ポンプ軸11bと同軸に一体に形成されている。このポンプ軸11b上には、前記ポンプ駆動ギヤ28bと常に噛み合う被駆動ギヤ11cが一体に設けられている。これにより、オイルポンプ11は、後輪8の回転中に駆動される。
【0035】
上記吸い込み油路10aの一端部は、オイルポンプ11の吸い込み口に接続され、吸い込み油路10aの他端部は、オイルパン12a内のオイル中に位置している。これにより、オイルパン12a内のオイルは、吸い込み油路10aを介して、オイルポンプ11に吸い込まれる。また、オイルポンプ11の吐出口は、上記吐出油路10bを介して、リリーフ弁15の入口に接続されている。
【0036】
このリリーフ弁15の出口は、前記メイン油路10cを介して、リヤ差動機構30内の潤滑油路の入口(いずれも図示せず)に接続されている。この潤滑油路の出口(図示せず)は、オイルパン12aの上方で開口しており、それにより、潤滑油路の出口から排出されたオイルは、オイルパン12a内に戻されるようになっている。
【0037】
さらに、上記吸い込み油路10aの途中の部分は、前記リバース油路10dを介して、リリーフ弁16の入口に接続されている。このリバース油路10dの途中の部分は、戻し油路10eおよび一方弁17を介して、上記吐出油路10bに接続されている。また、リリーフ弁16の出口は、前記接続部10fを介して、上記メイン油路10cの途中の部分に接続されている。
【0038】
また、リリーフ弁16,17よりも下流側のメイン油路10cの途中の部分には、モータ5を取り囲むモータ冷却部10gと、PDU9aを取り囲むPDU冷却部10hとが設けられている。モータ5およびPDU9aはそれぞれ、これらのモータ冷却部10g内およびPDU冷却部10h内を流れるオイルとの熱交換により、冷却される。
【0039】
さらに、オイルクーラ13は、メイン油路10cのモータ冷却部10gとPDU冷却部10hの間の部分に、これを取り囲むように設けられている。オイルクーラ13は、多数のフィンを備える空冷式のものであり、ファン14に近接する位置に配置されているとともに、車両2の走行中、走行風が導入されるようになっている。これにより、冷却油路10内を流れるオイルは、オイルクーラ13によって、走行中は走行風との熱交換により冷却され、モータ5の作動中はファン14からの送風との熱交換により、冷却される。
【0040】
一方、クラッチ駆動機構40は、駆動油路41や一方弁42、アキュムレータ43、油圧アクチュエータ44などで構成されている。前記吐出油路10bは、駆動油路41および一方弁42を介して、アキュムレータ43および油圧アクチュエータ44に接続されている。
【0041】
このアキュムレータ43は、油圧アクチュエータ44と並列に設けられており、オイルポンプ11が発生した油圧の一部を蓄えるとともに、蓄えた油圧を油圧アクチュエータ44に供給することにより、クラッチ26の接続・遮断を行うためのものである。また、一方弁42は、オイルが駆動油路41内をアキュムレータ43側からオイルポンプ11側に逆流するのを阻止する。
【0042】
また、油圧アクチュエータ44は、駆動油路41に接続された電磁三方弁45と、この電磁三方弁45を介して油圧が供給される油圧サーボピストン機構46などで構成されている。
【0043】
この油圧サーボピストン機構46は、左右方向にスライド自在のピストン46aと、このピストン46aの一端部に連結されたアーム46bなどを備えている。このアーム46bの他端部は、前記クラッチ26のスリーブ26aの溝に嵌合している。
【0044】
また、電磁三方弁45は、2つの油路45a,45bを介して油圧サーボピストン機構46に接続されているとともに、ECU9に電気的に接続されており、ECU9からの駆動信号によりON/OFFされる。ここでは詳しい説明は省略するが、電磁三方弁45がOFF状態のときには、油圧が油路45aのみを介して油圧サーボピストン機構46に供給され、それにより、油圧サーボピストン機構46のピストン46aは図3に示す位置に保持される。これにより、スリーブ26aは前記遮断位置に保持され、クラッチ26が遮断状態に保持される。
【0045】
一方、電磁三方弁45がONされたときには、油圧が2つの油路45a,45bを介して、油圧サーボピストン機構46に供給される。これにより、ピストン46aが右方に移動することによって、スリーブ26aは前記接続位置に移動し、それにより、クラッチ26が接続される。以上のクラッチ駆動機構40によるクラッチ26の接続・遮断は、ECU9により、車両2の速度に応じて制御される。
【0046】
以下、本実施形態の車両用冷却装置1の動作について説明する。この車両用冷却装置1では、車両2の前進走行中、オイルポンプ11は、後駆動軸23により図3の矢印方向に回転駆動されることによって、オイルパン12a内のオイルを吸い込み、吐出油路10b内に吐出する。これにより、吐出油路10b内の油圧が上昇するのに伴い、一方弁42が開放することで、油圧が駆動油路42側に供給される。それにより、クラッチ駆動機構40によるクラッチ26の接続・遮断が可能になる。
【0047】
また、吐出油路10b内の油圧が所定圧以上に上昇すると、リリーフ弁15が開放することにより、オイルは、メイン油路10cおよびリヤ差動機構30の潤滑油路内を順に流れた後、オイルパン12a内に戻される。以上のように、オイルは、オイルポンプ11により、冷却油路10およびリヤ差動機構30の潤滑油路内で循環される。その際、オイルは、オイルクーラ13を通過する際に、走行風およびファン14からの送風との熱交換作用により、冷却されるとともに、モータ冷却部10gおよびPDU冷却部10hを通過する際に、モータ5およびPDU9aとの熱交換作用により、これらを冷却する。これに加えて、オイルは、リヤ差動機構30の潤滑油路内を流れることにより、リヤ差動機構30の潤滑・冷却を行う。
【0048】
以上のように、車両用冷却装置1のオイルポンプ11および冷却油路10は、モータ5およびPDU9aを冷却する機能だけでなく、潤滑用のオイルをリヤ差動機構30に供給する機能と、駆動油圧をクラッチ駆動機構40に供給する機能とを兼ね備えている。
【0049】
一方、車両2の後進走行中は、オイルポンプ11が図3の矢印方向と逆に回転することにより、オイルが吸い込み口油路10a側およびリバース油路10d側に戻される。そして、リバース油路10d内の油圧が所定圧以上に上昇すると、リリーフ弁16が開弁することで、リバース油路10d内のオイルは、接続部10fを介して、メイン油路10c内に流れ込み、上記のように、モータ5およびPDU9aなどを冷却する。また、リバース油路10d内の油圧の上昇をリリーフ弁16の開弁だけで抑制しきれない場合には、リリーフ弁16に加えて、一方弁17が開弁することにより、リバース油路10dのオイルが、戻し油路10eを介して吐出油路10b側に送られ、それにより、油圧の上昇が抑制される。
【0050】
図5は、動作中の車両用冷却装置1における各部位のオイル温度を測定した結果の一例を示している。同図に示すように、オイル温度は、モータ冷却部10gで上昇した後、オイルクーラ13での冷却作用により低下し、PDU冷却部10hで上昇する。また、図中のモータ冷却部10gの出口におけるオイル温度のうちの丸印の方は、比較のために車両用冷却装置1による冷却を行わなかった場合の値を示しており、これとの比較から、本実施形態の車両用冷却装置1によりモータ5が確実に冷却されていることが判る。一般に、本実施形態の後輪駆動系6のような、モータ5を動力源とする車輪駆動系では、モータ5は、PDU9aなどの他の部品と比べて発熱量がかなり大きく、最も高温になる。したがって、本実施形態の車両用冷却装置1では、最も高温であることで冷却の必要性が最も高いモータ5を効果的に冷却することができる。
【0051】
以上のように、本実施形態の車両用冷却装置1によれば、車両2の走行に伴ってオイルポンプ11が駆動されることにより、オイルが冷却油路10内を循環し、それにより、モータ5およびPDU9aが冷却されるとともに、リヤ差動機構30が潤滑・冷却される。その際、オイルは、オイルクーラ13を通過する際に、モータ5の停止中には、走行風のみで冷却される一方、モータ5の作動中には、走行風に加えてファン14からの送風により冷却される。このように、モータ5が運転中であることで、モータ5およびPUD9aなどの温度が上昇しており、これらを冷却するためにオイルクーラ13によるオイルの冷却が必要なときに、冷却すべきモータ5の動力を自動的に利用しながら、オイルクーラ13を冷却できるので、冷却の必要性を検出する検出装置や、その検出結果に応じて冷却装置を作動させるための装置などを必要とすることなく、モータ5およびPDU9aなどを無駄なく効果的に冷却することができる。
【0052】
また、オイルクーラ13が空冷式のものであるので、従来のようなクーラント冷却装置などを用いることなく、ファン14からの送風との熱交換、および車両2の走行に伴う走行風との熱交換により、オイルを冷却することができる。その結果、部品点数を削減することができ、それにより、製造コストを削減することができるとともに、装置全体をコンパクト化できる。これに加えて、オイルポンプ11および冷却油路10は、モータ5およびPDU9aを冷却する機能だけでなく、潤滑用のオイルをリヤ差動機構30に供給する機能と、駆動油圧をクラッチ駆動機構40に供給する機能とを兼ね備えているので、モータ5およびPDU9aを冷却するためのオイルポンプ11および冷却油路10を、リヤ差動機構30の潤滑用およびクラッチ駆動機構40の駆動用のものと別個に設けた場合と比べて、装置全体をよりコンパクト化できる。
【0053】
さらに、エンジン4およびモータ5を備える前後輪駆動式の車両2では、モータのみで駆動される車両と比較すると、より小型のモータ5を用いて車両2全体として同等の駆動力を確保できる。したがって、この車両用冷却装置1によれば、モータのみで駆動される車両に適用した場合と比べて、オイルクーラ13の冷却能力をより小さく設定することが可能になり、オイルクーラのコンパクト化が可能になる。
【0054】
次に、図6を参照しながら、本発明の車両用冷却装置1の変形例について説明する。同図に示すように、この車両用冷却装置1は、前述した実施形態の車両用冷却装置1と比べて、オイルポンプ11の配置およびその周辺の構成のみが異なっているので、以下、この点について説明する。
【0055】
すなわち、同図に示すように、この後輪駆動系6では、ギヤ21aが出力軸21上に一体に設けられており、このギヤ21aに、オイルポンプ11の被駆動ギヤ11cが噛み合っている。これにより、モータ5を作動させるとともにクラッチ26を遮断状態に保持することにより、停車中でも、オイルポンプ11およびファン14を駆動することができ、それにより、モータ5およびPDU9aを冷却することができる。
【0056】
なお、実施形態では、空冷式のオイルクーラ13を用いたが、オイルクーラは、これに限らず、オイルを冷却可能であるとともに、ファン14からの送風により冷却可能なものであればよい。例えば、液冷式のオイルクーラなどを用いてもよく、その場合には、エンジン4側のラジエータなどの冷却装置の冷媒を利用し、オイルクーラにおけるオイルとの熱交換を行うことが可能になる。また、本発明の車両用冷却装置1を適用する車両は、実施形態の前後輪駆動式の車両2に限らず、電気自動車などの電気モータを動力源とする車輪駆動系を備えるものであればよい。
【0057】
さらに、モータ5でファン14を駆動するための構成は、ファン14をモータ5のロータ5aに取り付けた実施形態の例に限らず、モータ5でファン14を駆動可能なものであればよい。例えば、ファン14およびモータ5を、ギヤ列またはベルトなどを介して互いに連結してもよい。
【0058】
また、後輪駆動系6でオイルポンプ11を駆動する構成は、実施形態および上記変形例のものに限らず、後輪駆動系6の動力をオイルポンプ11に伝達することで、これを駆動するものであればよい。例えば、ギヤを中間軸22に一体に設け、このギヤに、オイルポンプ11の被駆動ギヤ11cが噛み合うように構成してもよい。
【0059】
【発明の効果】
以上のように、本発明の請求項1に係る車両用冷却装置によれば、オイルクーラによるオイルの冷却能力を高めることができ、それにより、冷却対象をより効果的に冷却することができる。
【0060】
また、請求項2に係る車両用冷却装置によれば、エンジン側の冷却装置の冷媒を利用し、オイルクーラにおけるオイルとの熱交換を行うことが可能になるとともに、電気モータのみで駆動される車両に適用した場合と比べて、オイルクーラの冷却能力をより小さく設定することが可能になり、オイルクーラのコンパクト化が可能になる。
【0061】
さらに、請求項3に係る車両用冷却装置によれば、車両の走行に伴う走行風との熱交換、およびファンからの送風との熱交換により、オイルを冷却することができる。その結果、部品点数を削減することができ、それにより、製造コストを削減することができるとともに、装置全体をコンパクト化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る車両用冷却装置を適用した車両の概略構成図である。
【図2】車両の後輪駆動系の概略構成を示す断面図である。
【図3】車両用冷却装置およびクラッチ駆動機構の概略構成を示す図である。
【図4】車両用冷却装置および後輪駆動系の概略構成を示す図である。
【図5】動作中の車両用冷却装置の各部位におけるオイル温度の測定結果の一例を示すグラフである。
【図6】車両用冷却装置の変形例の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
1 車両用冷却装置
2 車両
4 エンジン
5 電気モータ(冷却対象)
6 後輪駆動系(車輪駆動系)
7 前輪(前後の駆動輪の他方)
8 後輪(車輪、前後の駆動輪の一方)
9a PDU(冷却対象)
10 冷却油路(冷却通路)
11 オイルポンプ
13 オイルクーラ
14 ファン
26 クラッチ

Claims (3)

  1. 電気モータを動力源とするとともに当該電気モータと車輪との間の動力伝達がクラッチによって接続・遮断される車輪駆動系を備えた車両に設けられ、前記電気モータを含む冷却対象を冷却する車両用冷却装置であって、
    前記冷却対象との熱交換により前記冷却対象を冷却するためのオイルを収容する循環式の冷却通路と、
    前記車輪駆動系の動力伝達経路における前記クラッチと前記車輪との間に設けられ、前記車輪駆動系で駆動されることによって、オイルを前記冷却通路内で循環させるオイルポンプと、
    前記冷却通路内のオイルを冷却するオイルクーラと、
    前記電気モータで駆動されることによって前記オイルクーラに対して送風することにより、前記オイルクーラを冷却するファンと、
    を備えることを特徴とする車両用冷却装置。
  2. 前記車両は、前記車輪として前後の駆動輪の一方を前記電気モータで駆動するとともに、他方をエンジンで駆動する前後輪駆動式の車両であることを特徴とする請求項1に記載の車両用冷却装置。
  3. 前記オイルクーラは、前記車両の走行中における走行風との熱交換によりオイルを冷却する空冷式のオイルクーラであることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用冷却装置。
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