JP4623692B2 - シート状記録媒体の取り付け構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、公共機関等において使用される大型掲示装置等に用いるシート状記録媒体の取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
催し場、式場、宴会場、公共施設等において、時間、日、曜日もしくは月等によって掲示内容を書き換えるような大型掲示装置においては、シート状の記録媒体に印字した掲示内容を記録媒体を巻き取る等によって移動させて掲示内容を換えることが行われる。そのような記録媒体として例えばリライタブル記録媒体がある。
【0003】
このリライタブル記録媒体は、支持体上に、ロイコ染料と熱の作用によってロイコ染料に対して顕色性を呈する基と、減色性を呈する基を同一分子内に有する化合物である顕減色剤およびバインダー等からなる記録層を形成し、その表面に必要に応じて耐久性を向上させる保護層、UV保護層あるいは耐磨耗用の保護層等の保護層を重ねて構成してある。上記支持体1は、一般的には合成樹脂フィルム状体である。
【0004】
一般に、ロイコ染料は、フェノール性化合物と熱的に反応してロイコ染料のラクトン環が開環し、無色から有色に色変化をする。しかし、ラクトン環を開環した有色化合物は塩基性物質にふれると閉環してもとのラクトン環のある無色の化合物にもどる。
このように、顕減色剤とロイコ染料の可逆性によって、顕減色剤は無色のロイコ染料を、熱エネルギーの制御のみでラクトン環を開環して有色化合物にしたり、閉環して無色のロイコ染料にもどしたりすることが複数回繰り返してできる性質を利用してリライタブル記録媒体としてある。
【0005】
このような構成のリライタブル記録媒体は、高温、短時間の第1の熱エネルギー、例えば150〜180°Cで1〜3msecの熱エネルギーを与えるとその個所が例えば黒色(他に青色、赤色等がある。)になる。つぎに、低温、長時間の第2の熱エネルギー、例えば130〜150°Cで5msec〜2secの熱エネルギーを与えるとその個所の黒色は消去されることになる。
【0006】
このような記録媒体を利用した大型掲示装置を図6、図7を用いて説明する。
1は透明な掲示面、2は図示しないモータ等で駆動する上側巻き取り部、3は印字部、4は消去部、5は図示しないモータ等で駆動する下側巻き取り部、6はセンサ対右、7はセンサ対左、8は電源OFFにしても掲示している頁を記憶しておく頁記憶部、9は記録媒体であり、図示しないモータ等により印字部3に送って印字された掲示文字や画像等の表示を掲示面で掲示する。
【0007】
掲示されている内容を変えたい場合、消去部4にまで記録媒体9を上側巻き取り部2および下側巻き取り部5により搬送し、掲示済の文字や画像等の表示を消去し、再度印字部3に記録媒体9を搬送し、新たに掲示したい文字や画像等の表示を印字し、掲示面1まで記録媒体9を搬送して掲示する。
このようなシート状の記録媒体9は、図8に示す如く、記録媒体9の端面を円筒状のコア10の周面に接着テープ11等によって接着固定していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このようなシート状の記録媒体は、その端部を筒状のコアに固定してある。そのために記録媒体の走行による斜行の量が、コアのセンタ軸と記録媒体の固定端部の平行度の精度に左右されてしまう。また、大型の掲示装置本体にセットした場合、記録媒体が長いために記録媒体の走行量が大きく、それが斜行に大きく影響して斜行量が大きくなり、掲示品位が極端に下がってしまう問題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明は、記録媒体の端部に係止孔を形成し、筒状のコアにスリットおよび支持孔を設け、該スリットの記録媒体の端部を差し込み、記録媒体の係止孔をコアの支持孔に合わせてピンを通してこのピンを中心にして記録媒体を回動可能になるように一点でコアに取り付けることによりコアが記録媒体を巻き取る際に発生する記録媒体の斜行を軽減するようにしたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態例を図面を用いて説明する。
図1は断面説明図、図2は解体説明図であり、図において、9はシート状の記録媒体、16は円筒状のコアである。
記録媒体9は、その両端部に幅方向LのセンタL/2に係止孔17を設けてある。
【0011】
コア16にはスリット18が形成してあり、このスリット18に記録媒体9の端部を差し込み、係止孔17およびコア16の支持孔19にピン20を通してピン20を中心にして回動自在にコア16に一点で取り付けることにより、記録媒体9の幅方向において左右均等にコア16に巻き付けることができる。
ここで、係止孔17の径D1、支持孔19の径D2、ピン20の径d1は次のような関係にある。また、コア16の直径d2とピンの長さL1も以下のような関係にある。
【0012】
D1>d1(中間ばめ)
D2<d1(締まりばめ)
となっており、コア16の支持孔19にピン20が圧入されているためにピン20が脱落することがない。
L1<d2
としてコア16の支持孔19からピン20が飛び出さないようになっている。
【0013】
なお、コア16の支持孔19の径D2とピン20の径d1をD2>d1(隙間ばめ)としておくと組み立てが容易となる。
さらに、図4に示す如く、接着テープ21でピン20の脱落を防止すれば容易に記録媒体9をコア16に回動自在に取り付けることができる。この場合、予め図5に示す如く、記録媒体9とコア16をテープ21で接着し、ピン20を添付した状態で交換の単位としておくことにより、記録媒体9とコア16の交換や記録媒体9のみの交換を容易に行うことができる。
【0014】
また、記録媒体9の係止孔17の幅方向位置精度は大型掲示装置の斜行許容範囲となっている。
そこで、記録媒体9の両端がコア16にピン20によって取り付けられたアッセンブリは図3に示す如くであり、下側に記録媒体9が巻き付けられている。このようなアッセンブリを掲示装置本体にセットする。
【0015】
そのセットの手順は、図6、図7において、
(1)図示しない装置前面扉を開く。
(2)印字部3および消去部4を開く。
(3)旧アッセンブリを上側巻き取り部2および下側巻き取り部5から外す。
(4)新アッセンブリを、まず、下側巻き取り部5にセットし、上側のコア16を上側巻き取り部2にセットする。記録媒体9がコア16に回動自在に取り付けられているので記録媒体9は片側に曲がった状態で引かれることがなく、ほとんど斜行することがない状態でセットすることができる。
【0016】
(5)印字部3および消去部4を閉じる。
(6)図示しない装置前面扉を閉じる。
以上でアッセンブリの掲示装置本体へのセットは終了する。
【0017】
【発明の効果】
以上詳細に説明した本発明によると、筒状のコアに設けたスリットに記録媒体の端部を差し込み、記録媒体に形成してある係止孔およびコアの支持孔にピンを通し、そのピンを中心にして回動自在にコアに一点で取り付けたことにより、記録媒体の幅方向において左右均等にコアに巻き付けることができ、これによって大型の掲示装置において、記録媒体の斜行を軽減して掲示品位の低下を防ぐことができる効果を有する。
【0018】
また、記録媒体とコアのアッセンブリの交換が容易に行える効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態例を示す断面説明図
【図2】同解体説明図
【図3】アッセンブリの説明図
【図4】ピンを接着テープで固定した状態の説明図
【図5】記録媒体とコアをセットにした状態の説明図
【図6】大型掲示装置の正面説明図
【図7】同側面説明図
【図8】従来例の説明図
【符号の説明】
1 掲示面
2 上側巻き取り部
3 印字部
4 消去部
5 下側巻き取り部
6 センサ対右
7 センサ対左
8 頁記憶部
9 記録媒体
16 コア
17 係止孔
18 スリット
19 支持孔
20 ピン
21 接着テープ
Claims (3)
- 記録媒体の端部に係止孔を形成し、筒状のコアにスリットおよび支持孔を設け、該スリットに記録媒体の端部を差し込み、記録媒体の係止孔をコアの支持孔に合わせてピンを通し、このピンを中心にして記録媒体が回動可能になるように一点でコアに取り付けることによりコアが記録媒体を巻き取る際に発生する記録媒体の斜行を軽減するようにしたことを特徴とするシート状記録媒体の取り付け構造。
- 請求項1において、記録媒体の幅方向の中心に係止孔を設けたことを特徴とするシート状記録媒体の取り付け構造。
- 請求項1において、ピンを接着テープでコアに固定したことを特徴とするシート状記録媒体の取り付け構造。
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- 2000-09-19 JP JP2000284147A patent/JP4623692B2/ja not_active Expired - Fee Related
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