JP4623555B2 - テーブルおよび組み合わせ型のテーブル - Google Patents

テーブルおよび組み合わせ型のテーブル Download PDF

Info

Publication number
JP4623555B2
JP4623555B2 JP2004226446A JP2004226446A JP4623555B2 JP 4623555 B2 JP4623555 B2 JP 4623555B2 JP 2004226446 A JP2004226446 A JP 2004226446A JP 2004226446 A JP2004226446 A JP 2004226446A JP 4623555 B2 JP4623555 B2 JP 4623555B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
top plate
tables
light
section
floor surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004226446A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006043025A (ja
Inventor
節 伊藤
志信 伊藤
Original Assignee
トーヨーキッチンアンドリビング株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by トーヨーキッチンアンドリビング株式会社 filed Critical トーヨーキッチンアンドリビング株式会社
Priority to JP2004226446A priority Critical patent/JP4623555B2/ja
Publication of JP2006043025A publication Critical patent/JP2006043025A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4623555B2 publication Critical patent/JP4623555B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Combinations Of Kitchen Furniture (AREA)

Description

本発明は、テーブルに関するものであり、特にはキッチンで厨房台・作業台として利用するテーブルに関する。
従来のテーブルには、複数のテーブルをコンパクトに配置することを目的として設計されたものがある。例えば、特許文献1に記載のテーブルでは、略五角形形状をなす天板の端部に4つの直線部分が形成され、このテーブルを室内に複数配置する際には、その直線状の端部同士を接触させて配置する。これにより、室内にテーブルを密に配置し、省スペース化を図ることを可能としている。また、このように配置されたテーブルは、その全体のレイアウトにもデザイン的な特徴を有する。
特開2003−125852号公報
近年、こうしたテーブルは、そのデザイン性がより重要視されてようになってきている。ここでのデザイン性とは、テーブル単独でのデザイン性だけでなく、上記文献のテーブルのような、複数のテーブルを組み合わせて配置した際のレイアウトに関するデザイン性も含まれており、これらの向上が望まれている。
また、上記文献のテーブルに関して言えば、テーブルの配置の自由度が低いと言う機能面の問題もある。このテーブルは、複数のテーブルを配置する際に、天板端部の直線部分同士を隙間無く密着させて配置するが、このとき少しでも隙間が生じるように配置されると、テーブルの整然とした配置が崩れ、全体としてのデザイン的価値を大きく損ねてしまう。従って、このテーブルを複数配置する際には、直線部分同士を密着させて、全体のデザイン性を損ねないようにするという制限があり、配置の自由度はそれほど高いものではなかった。このテーブルが、キッチンにおける調理用テーブルやカウンターテーブル等である場合、その使用者にとっては、キッチン全体のレイアウトを任意に決定できるものの方が便利で有り、配置の自由度は高い方が望ましい。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、テーブル単独でのデザイン的価値が高く、かつ複数を配列したときのレイアウトにもデザイン的価値を見出すことができるとともに、そのレイアウト変更の自由度が高いテーブルを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記課題を解決するために、本発明のテーブルは、
床面上に置かれたテーブル本体の上側に天板を備えるテーブルであって、
前記天板は、その天板を真上から見たときの外周線のうち、第一側には、天板内側に湾曲する凹区間とその凹区間と同じ曲率で天板外側に湾曲する凸区間とが変曲点を介して連続する湾曲区間を有し、前記外周線の第二側には、前記凹区間と同じ曲率で天板外側に湾曲する凸区間で、かつ前記第一側の凸区間よりも長い湾曲区間を有しており、
前記テーブル本体の側面および底面は、そのテーブル本体を真上から見たときに、前記天板によって隠れて見えないように形成されるとともに、前記テーブル本体の側面は、前記天板の側面から滑らかに連続するような曲面部を有する形で形成されており、当該曲面部は、高さ方向において上方へ向かうほど前記テーブル本体の外側に突出することにより前記床面を臨むように曲がった形状をなし、なおかつその高さ方向においてテーブル本体の内側に凹となるように曲がった形状をなし、
前記テーブル本体は、内部に収納空間を備え、その収納空間に設けられる収納部は、前記テーブル本体の側壁部の一部を引出し前板とする引出し型の収納部、または前記テーブル本体の側壁部の一部を開き扉として備える収納部として構成されるとともに、それら収納部の取り出し側が前記天板の第一側に形成され、前記天板の第二側に前記曲面部が形成されることを特徴とする。
これにより、上記テーブルと同形状のテーブルをもう一つ用意することで、一方のテーブルの凹区間と他方のテーブルの凸区間とを密着して配置し、両者を一体的に見せることが可能となる。このとき、凹区間と凸区間の少なくとも一部が密着していれば両者は一体的に見えるため、配置の際の自由度は高い。
本発明のテーブルでは、前記テーブル本体の側面は、高さ方向において上方へ向かうほど前記テーブル本体の外側に突出することにより前記床面を臨むように曲がった曲面部を有して形成されていてもい。これにより、テーブル全体を滑らかな曲線で構成することができ、デザイン性の向上を図ることができる。
本発明のテーブルでは、前記テーブル本体は、内部に収納空間を備えることができる。このテーブルは、天板や側面部を含む外形形状にデザイン的な特徴を有するものであり、その内部に収納部を設けてもそのデザイン性を損なうことは無い。従って、テーブル内部に引出しや開き戸型の収納部を設け、機能性の向上を図ることができる。
また、本発明のテーブルでは、前記テーブル本体内部の前記収納空間に設けられる収納部は、前記テーブル本体の側壁部の一部を引出し前板とする引出し型の収納部、または前記テーブル本体の側壁部の一部を開き扉として備える収納部として構成されることができる。テーブルの側面を薄い板材等で形成すると、その内部にはテーブル本体の形状に沿う内壁面を有する内部空間が形成され、これを収納空間とすることができる。この収納空間には、前後スライド式や回転開閉式の引出し型の収納部、あるいは開き扉を有する収納部を設けることができるが、このときその引出しの前板や開き扉は、本発明のテーブルの側面を形成する側壁部の一部を兼ねる形で設けられる。これにより、収納部を設けた場合であっても、本発明のテーブルの側面形状を維持することができる。また、この場合の引出し前板や開き扉は、本発明のテーブルの側面の一部をなすように形成されるため、曲面部を有する特徴的な形状とすることができる。
本発明のテーブルでは、前記テーブル本体の側面底部には、前記テーブル本体の内側にくぼみ、床面と対面する段部が形成される段差構造を備え、その段部には、床面側に向かって発光する発光部を設けることができる。これにより、テーブル底部には、いわゆる蹴込みと呼ばれる段差構造が形成されるとともに、発光部を発光させることでその段差構造を光によって見え難くすることができる。また、この発光部が、テーブル本体の側面の底部周縁にわたって形成されていれば、図20や図21に示すように、テーブル全体が浮かんだかのような外観とすることができる。
また、本発明のテーブルでは、前記テーブル本体の側面は、光を反射する材質、または表面処理がなされているとしてもよい。これにより、側面には周りのものが映った化粧面が形成される。また、テーブル底部に発光部が設けられ、かつテーブルが配置される床面が光を反射する場合には、発光部の光は床面に反射し、その反射した光が側面に映る。これにより、側面には発光部からの光による光の模様が形成される。また、このテーブルと同じように光を反射する側面を備えるものをこのテーブルに対して対向配置することで、発光部からの光を互いの側面間で繰り返し反射し、この繰り返しによって、互いの側面に複数の光の模様を生み出すこともできる。
本発明のテーブルは、床面上を移動可能とする移動手段を備えていても良い。同形状のテーブルと組み合わせて配置することが可能な本発明のテーブルでは、底部にキャスターなどの移動手段を設けておくことで、使用者が任意に配置を変更できるようにすることができる。
本発明のテーブルは、前記天板にシンクおよび加熱機器を備えていてもよい。本発明のテーブルは、流し(シンク)や加熱機器を備えるキッチンテーブル、いわゆる厨房台にも適用することが可能である。
本発明の組み合わせ型のテーブルは、上述した構造を有するテーブルを複数備え、かつそれらのテーブルの前記天板が同一の高さに設けられており、これらのテーブルが備える前記天板の前記凹区間を、他のテーブルが備える前記凸区間に密着するように配置することができる。これにより、天板同士を密着して配置することで、テーブルを一体的に見せることができる。また、配置の際の自由度も高い。
また、本発明の組み合わせ型のテーブルは、上記構造をなし、かつ移動手段を備えた移動可能なテーブルと、同じく上記構造をなし、かつ床面に固定されるキッチンテーブルとを備え、かつそれら双方のテーブルの天板が同一の高さに設けられており、一方のテーブルが備える前記天板の前記凹区間を、他方のテーブルが備える前記凸区間に密着するように配置することができる。本発明の組み合わせ型のテーブルは、キッチンで使用するテーブルとすることができ、このとき一方を流し(シンク)や加熱機器を備えるキッチンテーブルとし、他方を作業台やカウンターとして利用できるカウンター型のテーブルとすることができる。配管等が形成されるキッチンテーブルは床面に固定し、カウンター型のテーブルを任意に移動可能とすることで、様々なレイアウトのキッチンを形成することができる。
本発明の組み合わせ型のテーブルは、テーブル本体の側面が、光を反射する材質、または表面処理がなされて形成され、かつ前記テーブル本体の側面底部には、そのテーブル本体の内側にくぼみ、床面と対面する段部を備える段差構造が形成され、その段部には、床面側に向かって発光する発光部が設けられるテーブルを複数備え、これらのテーブルを互いの側面同士を対面させて配置することで、前記発光部からの光が床面に反射する場合には、その反射した光が互いの側面間で反射を繰り返し、双方の側面にそれらの反射による複数の光の模様が形成されることを特徴とすることができる。これにより、テーブルの底部周縁に設けられる発光部を発光させることで、テーブル全体を浮き上がっているかのように見せることができ、このテーブルを室内に複数配置することができる。また、これらのテーブルの側面を対向させて配置することで、発光部から光が互いの側面に映り、テーブル側面に光の模様を形成することができる。さらに、配置によっては、図20や図21のように、一方のテーブル側面と他方のテーブル側面との間で光の多重反射が生じ、双方の側面にこの多重反射による複数の光の模様を形成することもできる。
また、本発明の組み合わせ型のテーブルは、前記テーブル本体の側面が、高さ方向において上方へ向かうほど前記テーブル本体の外側に突出することにより前記床面を臨むように曲がった曲面部を有して形成されていてもよい。これにより、対向配置されたテーブルの双方の側面には、光の反射による模様が形成されるが、側面が曲面をなすことでその模様に変化をつけることができる。例えば、図21に示すような奥行き方向に連続する略円形形状の光の模様を形成することができる。
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。図1〜図6は、本発明のテーブルを示す六面図(図1から順に、正面図、背面図、右側面図、左側面図、平面図、底面図)である。これらに示すテーブル100は、テーブル本体3と、その上面側に形成される天板1と、下面側においてテーブル本体3を床面から所定高さ底上げする底部2とを主として構成される。
天板1は、図5の平面図に示すように、天板1を上から見たときの外周線が、天板内側に湾曲する凹区間1aと、その凹区間1aと同じ曲率で天板外側に湾曲する凸区間1bとが含まれるような形状をなしている。本実施例においては、同図の上側(以下、第一側とも称す)が、凹区間(以下、凹部とも言う)1aから変曲点を介して凸区間(以下、凸部とも言う)1bへと連続する湾曲区間をなし、下側(以下、第二側とも称す)が、凹区間1aと同じ曲率をなし、かつ上側の凸区間1bよりも長い凸区間1cをなしている。そして、図5の左右において、これら第一側と第二側とが滑らかに連続するような形状をなしており、天板全体が、いわゆる勾玉のような平面形状をなして形成されている。
テーブル本体3は、図1〜図4、および図6に示すように、側面3a〜3dによって外周が被われる形で形成される。これらの側面3a〜3dのうち、特に側面3a、3には、天板1の側面から滑らかに連続するような曲面部が広く形成されており、この曲面部は、高さ方向において上方へ向かうほど(底面3eから天板1aに向かうほど)テーブル本体3の外側に突出した形状をなし、なおかつその高さ方向においてテーブル本体3の内側に凹となるように曲がった形状をなす。これらの側面3a〜3dは、このテーブル100を真下から見たとき(図6の底面図参照)に、テーブル本体3の底面3eの外周線が、天板1の外周線の内部領域に含まれるように形成されており、テーブル100を真上から見たとき(図5の平面図参照)に、天板1によって隠れて見えなくなっている。
底部2は、本テーブル100の底上げ部分であり、いわゆるテーブルの蹴込みを形成する部分である。底部2は、図1〜図4に表れているように、テーブル本体3の側面が内側にくぼんだ段差構造部分であり、テーブル本体3の底面3eよりも全体が小さく形成されている。また、この段差構造は、テーブル本体3の底面3eの外周部(本発明の段部に相当する)が床面と対面している。この外周部には溝3fが形成されており、この溝3fの中には、LED(本発明の発光部に相当する)6が床面側に向けて発光するように配置されている。LED6は、弾性変形可能な細長い樹脂材7に所定間隔おきに組み付けられており、この細長い樹脂材7が溝3fに沿って圧入されている。なお、この連続して備えられるLED6は、図示されない並列配線と電気的に接続されており、図示されない操作スイッチをON状態とすることで、LED6にはこの配線を介して外部電源から電流が供給され、発光状態となる。
なお、本実施例では、天板1がステンレスの薄板材で形成され、その表面には、同一方向の細かなライン群を形成する表面処理、いわゆるヘアーライン仕上げが施されている。また、側面3a〜3dもステンレスの薄板材で形成され、その表面には、光が均一に反射するように表面を磨き上げる鏡面仕上げが施されている。これにより、テーブル全体に金属のような質感を与え、テーブル全体に重厚感を備えさせている。なお、本実施例においては、天板および側面に対して所定の表面処理がなされているが、本発明はこれらの表面処理に限定されるものではなく、例えば、表面にチタン材のような風合を醸し出すバイブレーション仕上げ等、ステンレス材に対して行うことが可能な様々な表面処理を施していても良い。また、材料も特にステンレスである必要は無く、テーブルの強度を保つことが可能であれば、他の金属や木材等を利用して形成されていても良く、これらに対して表面処理がなされていてもよい。
このように形成されたテーブルは、同形状のテーブルをもう1つ用意することで、床面上において様々なレイアウトで配置することが可能となる。そして、配置の際には、一方のテーブルの凹部1aと、他方のテーブルの凸部1b、あるいは凸部1cとを密着して配置することで、両テーブルを一体的に見せることが可能である。図7は、本発明のテーブルを2個用いたときの配置の一例を示すものである。
図7の(a)では、2つのテーブルの第一側同士を密着させた配置であり、一方の凹部1aに対して他方の凸部1bを密着させている。これにより、全体がコンパクトに配置され、略円形形状のテーブルとして利用できる。また、図7の(b)および(c)では、2つのテーブルのうち、一方の第一側と他方の第二側とを密着させた配置であり、一方の凹部1aに対して他方の凸部1cを密着させている。これにより、横長のテーブルとして使用することができる。また、図7の(d)は、図7の(b)の状態よりも凸部1aと凹部1cとの密着面積が小さくなるように、図の上側のテーブルを若干ずらした位置に配置した状態を示している。本発明のテーブルでは、少なくともその凹部(凹区間)1aの一部分と凸部(凸区間)1b、1cの一部分とが密着するように配置されてさえいれば、両者が連続して繋がっているかのような外観となり、双方を一体的に見せることができる。従って、本発明のテーブルは、2つのテーブルが一体的に見えるように配置する場合、テーブルの密着区間の長さを任意に変更して配置できるため、配置の自由度が高いという利点を有する。
なお、本発明のテーブルを少なくとも2以上使用する組み合わせ型のテーブルの場合は、その少なくとも1つを移動可能とすれば、テーブル利用者の状況に応じて任意に配置変更が可能となる。この場合、脚部5にキャスターを用いればよい。
また、上記実施例では、組み合わされる2つのテーブルが同一形状であることを前提として説明しているが、例えば互いテーブルの天板が左右対称の形状をなすものであっても良く、この場合であっても上記のような一体的に見せる配置をすることができる。
また、上記のテーブル100は、LED6を備えている。このLED6を発光させることで、図20や図21に示すように、テーブル100の底部2の側面やその付近の床面が光によって見え難くなり、このテーブル100を、全体が浮き上がっているかのように見せることができる。また、上記のようにテーブル2つを対向配置することによって、テーブル100の側面に図21のような光の模様を形成することもできる。この光の模様は、テーブル100の底面3eの外周周縁に連続的に配置されたLED6からの光が床面に反射し、その反射した光が対向配置された2つのテーブルの側面間で、あるいは側面と床面との間で繰り返し反射して生じた模様である。また、側面が曲面として形成されていることにより、この光の模様は、映った位置によっては歪んだ形状として表れている。
なお、本実施例では、発光部としてLEDを用いているが、本発明における発光部は必ずしもLEDである必要は無く、その他の光源を用いても良い。また、本実施例では、天板および側面板にステンレスを用いるとしているが、本発明はこれに限定するものではなく、特に側面に関して言えば、光を反射する材料、あるいは光を反射するようにする表面処理がなされ、発光部からの光を反射することが可能であればよく、更に言えば、少なくとも光が映るような材質、あるいは表面処理がなされていれば良い。
上記で述べた本発明のテーブルは、キッチンで使用する厨房台として使用することができる。以下、キッチンで使用するキッチン台とカウンター台を、上記のようなテーブル構造を有するように形成した実施例について説明する。
図8、図9、図10、図11は、本発明のテーブル構造を有するキッチン台を示す図である。これらの図に示すキッチン台200は、天板1に流し(シンク)201や加熱機器(ガスコンロやIHクッキングヒーター)202を備えた形で構成される(図8参照)。また、上記キッチン台200では、化粧面を薄い板材によって形成することで内部を中空とすることができる。この内部空間は、キッチン台200の側面形状を反映した空間となっており、その空間は、4つの仕切り板60によって3つの空間に仕切られ、その仕切り板60を左右の壁面とする3つの収納部211が形成されている。この収納部211の奥側(図9の上側)の壁面は、キッチン台200の側面3aの形状をなして形成され、その逆側(図9の下側)には開き扉221が設けられている。この開き扉221は、キッチン台200の側面3bをなす側壁部の一部分をなすものであるため、通常の扉のような平板形状ではなく、側面3bの面形状をなす扉となっている。このように形成された収納部211には、例えば、図10に示すように、ごみ箱31を配置する、あるいは棚板40等で上下を仕切り、その棚板40上に皿32やコップ33等を配置する等、キッチンに必要とされるものを収納して使用することができる。なお、棚板40を配置する場合には、内装パーツ70の左右の側面壁に、棚板の両端を載せる案内部を形成しておく。
また、図11は、キッチン台200の底部に設けられ、キッチン台200全体を床面上で支持する脚部5aを示している。脚部5aは、その上部をなすネジ部50aを、固定具51aの下板と上板とに設けられたネジ穴に下側から捻じ込む形で固定し、さらにその固定具51aを底部2の内壁部2aに締結具52aで固定している。ただし、キッチン台200は、シンク201や加熱機器(ガスコンロやIHクッキングヒーター等)と接続される水道配管やガス配管等を備えるため、キッチン台200全体が床面上を容易に移動可能な状態とすることは好ましくない。従って、脚部5aは床に固定されていると良い。なお、本実施例においては、キッチン台を床面上で支持しているだけで、特に床面とは固定されてはいないが、キッチン台200自身の荷重によって容易に移動できないようになっている。
図12、図13、図14、図15、図16は、本発明のテーブル構造を有するカウンター台を示す図である。これらの図に示すカウンター台300は、天板1には特に何も設けられておらず、天板1の上面を作業スペースとする作業台として使用することができる(図12参照)。さらに、側面3a、3側が、高さ方向において上方へ向かうほど(底面3eから天板1aに向かうほど)カウンター台の外側に突出した形状で、なおかつその高さ方向においてカウンター台の内側に凹となるように曲がった形状をなす曲面(図3のテーブル100の左側参照)を形成しているため、この部分に椅子等を配置して、図12のようなカウンターテーブルとして使用することもできる。また、このカウンター台300は、上記キッチン台200と同様に内部が中空となっており、その内部空間には、下段収納部311と上段収納部312、313が形成されている(図13参照)。
下段収納部311は、上記キッチン台200の収納部211と同様の構造を有しており、カウンター台300の内部空間が仕切り板60によって3つの空間に仕切られ、側面3a側に図15に示すような開き扉321を備えている。なお、この収納部311はペルチェ冷却方式を採用したワインクーラー室、あるいは冷蔵庫として設けられており、ワイン等のビン34やグラス33等を収納しておくことができる。一方、上段収納部312、313は、前後にスライドする引出し型収納部312、あるいは回転開閉式の引出し型収納部313として形成されており、図14に示すように、内部にカトラリー35等を収納することができる。引出し型収納部312は、その引出しの前板が、このカウンター台300の側面3aをなす側壁部を兼ねるように形成されており、側面3bの曲面形状を有している。また、この引出し型収納部312の背面側をなす板材は、前板と同形状で、かつ平行な位置に形成されているため、引出し内部の収納空間の奥行き長さが一定とされている。回転開閉式の収納部313は、図14に示す回転軸313aを中心に回転させて開閉する回転開閉型の引出しとして形成されており、この引出しは、全体が図14、図15に示すカウンター台300の右側部分と同じ形状をなして形成されている。なお、この引出しの収納空間を囲む壁部のうち、この引出しの前板となる壁部から回転軸313を覆う側面をなす壁部にかけてのみが、カウンター台300の側面をなす側壁部の一部をなすように形成され、その他の壁部は、このカウンター台300の側壁部とは別体として形成されている。これにより、この引出しを回転させて開状態とした上で、図14の上側からカウンター台300を見たとしても、この引出しが収納されていた内部空間が露出することは無く、カウンター台300の側壁部(図14の右上側の側壁部)によって、その内部空間は隠される。
また、図16は、カウンター台300の底部2に設けられる脚部5bを示している。脚部5bは、カウンター台300の底部2に固定され、カウンター台300を床面上を移動可能に支持するものである。この脚部5bは、内部に車輪を備えるキャスター50bであり、固定具52bによって底部2の内壁部2bに固定されている。これにより、位置固定されたキッチン台200に対して、任意に位置を変えて配置することができる。従って、様々なレイアウトのキッチンを構成することができる。なお、このキャスターには、移動を不可とするストッパーが設けられていても良い。
また、上記収納部211および311に設けられる棚板は、図17の(a)に示すような波形の棚板とすることができる。この棚板は、波形の凹部が収納スペース、凸部がその収納スペースを仕切る仕切りとなっている。この棚板40aは、図18に示すように、収納部211および311に設けられたスライド案内部50の上部と下部に、棚板の両端部40cを挟み、収納部211および311の奥行き方向にスライドさせて使用したり、収納部312、313の底に載せて使用するインナートレイとして使用することもできる。また、棚板40bのような広い収納スペースが設けられたものを使用しても良い。なお、本発明のキッチン台200やカウンター台300は、側面が曲面をなして形成されている部分もあるため、これらの棚板40a、40bも、その曲面に合うような計上で形成される必要があり、例えば図17の(b)に示すように、背面側(図の上部)がテーブルの背面形状に沿った曲線形状を有するように構成される。
また、収納部211や311に配置されるごみ箱31も、図10のように収納部の底に置く形で配置するのではなく、例えば、図17に示す波形の棚板と意匠を合わせるように、図19に示すような波形の上板を備えるような形状とし、その上板の両端部31cを収納部内部のスライド案内部50に挟んで配置しても良い。このとき波形の上板の中央部にはごみ投入口となる開口31aが形成される。
以上、本発明の実施例を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
本発明のテーブルの正面図。 本発明のテーブルの背面図。 本発明のテーブルの右側面図。 本発明のテーブルの左側面図。 本発明のテーブルの平面図。 本発明のテーブルの底面図。 本発明のテーブル2個を組み合わせて配置した状態を説明する説明図。 本発明のキッチン台の平面説明図。 本発明のキッチン台の内部構造を説明する第一の説明図。 本発明のキッチン台の内部構造を説明する第二の説明図。 本発明のキッチン台の脚部を説明する説明図。 本発明のカウンター台の平面説明図。 本発明のカウンター台の内部構造を説明する第一の説明図。 本発明のカウンター台の内部構造を説明する第二の説明図。 本発明のカウンター台の内部構造を説明する第三の説明図。 本発明のカウンター台の脚部を説明する説明図。 本発明のキッチン台、カウンター台に使用する棚板を示す概略図。 棚板を本発明のキッチン台、カウンター台に使用した状態を示す説明図。 本発明のキッチン台、カウンター台に使用するごみ箱を示す概略図。 本発明のキッチン台、カウンター台の使用状態を説明する第一の説明図。 本発明のキッチン台、カウンター台の使用状態を説明する第二の説明図。
符号の説明
1 天板
2 底部
3 テーブル本体(キッチン台本体、カウンター台本体)
5 脚部
6 LED(発光部)
100 テーブル
200 キッチン台
300 カウンター台
211 収納部
311 下段収納部
312 上段収納部
313 上段収納部

Claims (9)

  1. 床面上に置かれたテーブル本体の上側に天板を備えるテーブルであって、
    前記天板は、その天板を真上から見たときの外周線のうち、第一側には、天板内側に湾曲する凹区間とその凹区間と同じ曲率で天板外側に湾曲する凸区間とが変曲点を介して連続する湾曲区間を有し、前記外周線の第二側には、前記凹区間と同じ曲率で天板外側に湾曲する凸区間で、かつ前記第一側の凸区間よりも長い湾曲区間を有しており、
    前記テーブル本体の側面および底面は、そのテーブル本体を真上から見たときに、前記天板によって隠れて見えないように形成されるとともに、前記テーブル本体の側面は、前記天板の側面から滑らかに連続するような曲面部を有する形で形成されており、当該曲面部は、高さ方向において上方へ向かうほど前記テーブル本体の外側に突出することにより前記床面を臨むように曲がった形状をなし、なおかつその高さ方向においてテーブル本体の内側に凹となるように曲がった形状をなし、
    前記テーブル本体は、内部に収納空間を備え、その収納空間に設けられる収納部は、前記テーブル本体の側壁部の一部を引出し前板とする引出し型の収納部、または前記テーブル本体の側壁部の一部を開き扉として備える収納部のいずれか又は双方として構成されるとともに、前記収納部の取り出し側が前記天板の第一側に形成され、前記天板の第二側に前記曲面部が形成されることを特徴とするテーブル。
  2. 前記テーブル本体の側面は、光を反射する材質、または表面処理がなされており、
    前記テーブル本体の側面底部には、前記テーブル本体の内側にくぼみ、床面と対面する段部が形成される段差構造を備え、その段部には、前記床面側に向かって発光する発光部が設けられている請求項1に記載のテーブル。
  3. 床面上を移動可能とする移動手段を備える請求項1ないし請求項2のいずれか1項に記載のテーブル。
  4. 前記天板にシンクおよび加熱機器を備える請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のテーブル。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のテーブルを複数備え、かつそれらのテーブルの前記天板が同一の高さに設けられており、これらのテーブルが備える前記天板の前記凹区間を、他のテーブルが備える前記凸区間に密着するように配置することができる組み合わせ型のテーブル。
  6. 請求項3に記載の移動可能なテーブルと、前記天板にシンクおよび加熱機器を備えて床面に固定される請求項1又は2に記載のテーブルとを備え、かつそれら双方のテーブルの天板が同一の高さに設けられており、一方のテーブルが備える前記天板の前記凹区間を、他方のテーブルが備える前記凸区間に密着するように配置することができる組み合わせ型のテーブル。
  7. 請求項2に記載のテーブル、請求項2に記載のテーブルであり床面上を移動可能とする移動手段を備えたテーブル、請求項2に記載のテーブルであり前記天板にシンクおよび加熱機器を備えたテーブル、のうちのいずれかを複数備え、
    複数の前記テーブルを互いの側面同士を対面させて配置することで、前記発光部からの光が床面に反射する場合には、その反射した光が互いの側面間で反射を繰り返し、双方の側面にそれらの反射による複数の光の模様が形成されることを特徴とする組み合わせ型のテーブル。
  8. 複数の前記テーブルの天板が同一の高さに設けられており、これらのテーブルが備える前記天板の前記凹区間を、他のテーブルが備える前記凸区間に密着するように配置することができる請求項7に記載の組み合わせ型のテーブル。
  9. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のテーブルを2つ有し、それら2つのテーブルの前記第一側同士を、一方の凹区間に対して他方の凸区間が密着する形で密着配置することにより、全体が略円形形状のテーブルとなる組み合わせ型のテーブル。
JP2004226446A 2004-08-03 2004-08-03 テーブルおよび組み合わせ型のテーブル Expired - Fee Related JP4623555B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004226446A JP4623555B2 (ja) 2004-08-03 2004-08-03 テーブルおよび組み合わせ型のテーブル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004226446A JP4623555B2 (ja) 2004-08-03 2004-08-03 テーブルおよび組み合わせ型のテーブル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006043025A JP2006043025A (ja) 2006-02-16
JP4623555B2 true JP4623555B2 (ja) 2011-02-02

Family

ID=36022239

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004226446A Expired - Fee Related JP4623555B2 (ja) 2004-08-03 2004-08-03 テーブルおよび組み合わせ型のテーブル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4623555B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104223857A (zh) * 2013-09-02 2014-12-24 江苏福麦五谷科技发展有限公司 一种用于超市中五谷杂粮现磨区的l型多功能组合柜

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4737005U (ja) * 1971-05-12 1972-12-23
JPS63152429U (ja) * 1987-03-27 1988-10-06
JPH0250235U (ja) * 1988-10-04 1990-04-09
JPH02134038U (ja) * 1989-04-12 1990-11-07
JPH03105336U (ja) * 1990-02-16 1991-10-31
JPH0585993U (ja) * 1992-04-23 1993-11-19 ナスステンレス株式会社 照明装置付き扉
JPH10286125A (ja) * 1997-04-11 1998-10-27 Okamura Corp 組み合わせ用テーブル
JP2001118422A (ja) * 1999-10-21 2001-04-27 Inax Corp 局所照明付きのキッチン
JP2002078548A (ja) * 2000-09-08 2002-03-19 Takara Standard Co Ltd 台所用キャビネット
JP2003052468A (ja) * 2001-08-16 2003-02-25 Sun Wave Ind Co Ltd 金属製キャビネットの底板補強構造

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4737005U (ja) * 1971-05-12 1972-12-23
JPS63152429U (ja) * 1987-03-27 1988-10-06
JPH0250235U (ja) * 1988-10-04 1990-04-09
JPH02134038U (ja) * 1989-04-12 1990-11-07
JPH03105336U (ja) * 1990-02-16 1991-10-31
JPH0585993U (ja) * 1992-04-23 1993-11-19 ナスステンレス株式会社 照明装置付き扉
JPH10286125A (ja) * 1997-04-11 1998-10-27 Okamura Corp 組み合わせ用テーブル
JP2001118422A (ja) * 1999-10-21 2001-04-27 Inax Corp 局所照明付きのキッチン
JP2002078548A (ja) * 2000-09-08 2002-03-19 Takara Standard Co Ltd 台所用キャビネット
JP2003052468A (ja) * 2001-08-16 2003-02-25 Sun Wave Ind Co Ltd 金属製キャビネットの底板補強構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104223857A (zh) * 2013-09-02 2014-12-24 江苏福麦五谷科技发展有限公司 一种用于超市中五谷杂粮现磨区的l型多功能组合柜

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006043025A (ja) 2006-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4415327B2 (ja) ミラーキャビネット用照明装置
KR102396153B1 (ko) 냉장고
JP5620695B2 (ja) 冷蔵庫
RU2344341C2 (ru) Холодильный шкаф с осветительным устройством для освещения внутреннего пространства
JP5312841B2 (ja) ショーケース
JP4623555B2 (ja) テーブルおよび組み合わせ型のテーブル
JP5484366B2 (ja) 収納庫
JP2002034686A (ja) キッチンユニット
JP2019050842A (ja) 対面式調理台
JP4931520B2 (ja) 棚装置
CN210625106U (zh) 冰箱
US20220381504A1 (en) Small size refrigerator provided with front door and upper door
JP6832543B2 (ja) 庫内照明装置
JP5778520B2 (ja) 冷蔵庫
JP2014144133A (ja) 収納家具
JP2008055060A (ja) 収納家具
JP4915838B2 (ja) 壁面収納装置
KR101541839B1 (ko) 홈바 테이블
JP7002038B2 (ja) 調理台
JP6694791B2 (ja) 可動間仕切り収納家具
JP2002000370A (ja) 電子レンジ調理用家具、電子レンジ調理装置及びキッチン構造
JP6868821B2 (ja) 厨房用什器
JPH10165244A (ja) キッチンユニット
JP2023008543A (ja) 構造体
KR200377904Y1 (ko) 조명기구가 내장된 선반

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070629

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090410

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100406

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100607

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100723

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100909

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101027

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101028

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131112

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees