JP4623289B2 - 電流センサ - Google Patents

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Description

本発明は、ハイブリッドカー、EV車等のバッテリー電流や電気モータの駆動電流等(例えば、3相交流)を高精度に計測する電流センサに係り、特に、比較的低電圧の単電源(例えば、+5V)の供給を受けて作動し、1つの2次側出力巻線だけで、両方向の1次側被測定電流(バッテリー電流、電気モータ駆動電流等)を、電源電圧不足によりセンサ出力が飽和することなく、計測可能な電流センサに関する。
従来から、電流センサとして磁気平衡式(フィードバック方式)のものが知られている。この磁気平衡式の電流センサは、高透磁率、低残留磁化の磁心を用い、該磁心に設けられたエアギャップに磁気検出素子(ホール素子等)を配し、さらに負帰還用の2次側出力巻線を前記磁心に設け、1次側被測定電流が前記磁心を貫通して流れる配置としている。
その測定原理は、1次側被測定電流による発生磁界を、前記磁気検出素子で検知し、その検知信号を負帰還(負のフィードバック)することによって前記2次側出力巻線に負帰還電流を流し、前記被測定電流による発生磁束を打ち消すように作用させ、前記磁気検出素子の検知信号がゼロになる時の負帰還電流値から被測定電流を計測するものであった。
また、近年ハイブリッドカー、EV車においては、電流センサにおいても他の車載用電子制御回路と同様に、単電源で動作することが要求されるようになってきている。
従来、単電源で動作する電流センサの公知例としては、下記特許文献1及び特許文献2に記載の技術が知られている。
特開2001−141756号公報 特開2002−228689号公報
特許文献1は、単電源の供給を受けて作動する磁気平衡式電流センサにおいて、温度特性の影響が問題となる基準電圧を設けずに、単電源で作動する一対の演算増幅器(オペアンプ)と一対の出力用コイル(2次側出力巻線)とから構成され、両演算増幅器は相互に入力極性を逆にして磁気検出素子に接続されていることにより、両方向の1次側被測定電流を正確に測定できる電流センサを実現していた。
図8(a),(b)は特許文献1の電流センサの出力特性であり、出力電圧Voutと被測定電流Iin(A)の関係を示す。この場合、図8(a)は一方の演算増幅器側の出力電圧(23V)を、(b)は他方の演算増幅器側の出力電圧(23W)をそれぞれ示し、一対の演算増幅器及び一対の出力用コイルを用いることで、正負両極性の被測定電流の測定を可能としている。
しかし、特許文献1に示した従来技術では以下に述べる「出力用コイルの大型化」の問題点がある。
ハイブリッドカー、EV車等のバッテリーの充放電電流は比較的大電流(数百A以上)であり、磁気平衡方式電流センサは、「等アンペアターンの原理」に基づき、例えば1次側バッテリー電流(以後、「被測定電流」と呼ぶ)が200Aであるとし、2次側電流出力を50mAと仮定すると、
200(A)×1(ターン)=0.05(A)×4,000(ターン)より、
1次側 被測定電流=200(A)、巻き数N1=1(ターン)
2次側 出力電流=0.05(A)、巻き数N2=4,000(ターン)
となる。
上記例に示すように、1次側大電流であるときに2次側出力電流を比較的小電流に抑えようとすると、2次側巻き数N2が比較的大きくなる。しかも、特許文献1の図1に示されるように、一対の出力用コイル21Vと21Wの2個(2巻線)が必要となるため、上記例においては、出力用コイルの合計巻き数は4,000×2=8,000(ターン)と非常に多くなり、電流センサの形状が大型化し、重量も重くなるという欠点があった。
図9は出力用コイル(2次側出力巻線)が設けられたエアギャップ付き磁心1の形状例であり、エアギャップG内に磁気検出素子としてのホール素子3が配置されていて、1次側被測定電流は磁心内側を貫通するようになっている。ここで、図9(a)は磁心1の周囲に磁心カバー2を被せ、その周囲に出力用コイル5を4,000ターン巻回したものであり、巻線断面積はS1である。また、図9(b)は磁心1の周囲に磁心カバー2を被せ、特許文献1のように2個の出力用コイルを設けた、つまりコイル21Vとして4,000ターン、コイル21Wとして4,000ターン、合計8,000ターン巻回したものである。図9(b)では巻線断面積はS1の2倍となり、外形寸法は大きくなってしまう。
一方、特許文献2の図1に開示された電流センサは、単電源の中間電位を基準としたセンサ出力を発生することで、正負の被測定電流の検出が可能であるが、使用する単電源が低電圧の場合にはセンサ出力が飽和しやすい問題があり、その理由を以下に述べる。
特許文献2の図1では、電流センサの単電源電圧Vcc=5Vの場合、例えば、以下の表1の(a)のように、被測定電流0Aで中間電位の2.5Vになるように設定し、−200Aで0.5V、+200Aで4.5Vとなるように設計することが考えられる。
Figure 0004623289
この場合、演算増幅器内部の吸収電圧が0.5Vの比較的小さな演算増幅器を使用していると仮定しても、下記問題点が発生する。
上記「出力用コイルの大型化」の問題点の所で述べたように、2次側の出力用コイルの巻き数N2=4,000(ターン)とし、コイル外形が大き過ぎないように銅線の線径φ=0.23mmとした場合、N2の直流抵抗が50Ωと比較的大きくなり、出力巻線と直列に接続された検出抵抗(電流出力−電圧出力変換用)=40(Ω)とすれば、被測定電流200Aの時、出力電圧=2(V)=40(Ω)×0.05(A)となる。つまり、被測定電流(1次側)=200(A)のとき、出力電流(2次側)=0.05(A)となり、巻き数N2のコイルの電圧ドロップ分は、
V(drop)=50(Ω)×0.05(A)=2.5(V)
また、(N2の抵抗)+(検出抵抗)=50+40=90(Ω)となるから、
合計の電圧ドロップ=90(Ω)×0.05(A)=4.5(V)
となってしまい、上記表1の(b)の結果となる。しかし、上記表1(b)の出力電圧は、単電源電圧Vcc=5Vであるから、演算増幅器出力の能動範囲が0.5〜4.5Vとすれば、不可能であり、0A付近では出力があるが、−200A+200A付近では出力が飽和してしまい、正常な出力を示さなくなってしまうという欠点があった。
本発明に係る電流センサの第1の目的は、単電源で動作可能であって、1次側被測定電流による磁束が誘起される磁心に設けた2次側出力巻線が1個で済み、形状の大型化や重量の増加を回避でき、小型、軽量の電流センサを提供することにある。
また、本発明に係る電流センサの第2の目的は、単電源電圧が比較的低い場合(例えば+5V)において、出力飽和による正常なセンサ出力が出ないという問題点を解決し、電源電圧不足に起因してセンサ出力が飽和するという現象を発生させることなく、両極性の1次側被測定電流を計測可能な電流センサを提供することにある。
本発明のその他の目的や新規な特徴は後述の実施の形態において明らかにする。
上記目的を達成するために、本発明に係る第1の電流センサは、
単電源で作動し、1次側被測定電流が貫通しかつ2次側出力巻線が設けられた磁心と、前記磁心のギャップ内に配置された磁気検出素子と、前記磁気検出素子の出力電圧が印加される負帰還用の第1差動増幅回路とを有し、前記1次側被測定電流が流れた時に、前記磁気検出素子の出力電圧がゼロとなるように、前記第1差動増幅回路の出力電流を前記2次側出力巻線に流す電流センサであって、
前記第1差動増幅回路の出力端子に前記2次側出力巻線検出抵抗とが直列に接続されていて
前記検出抵抗の一方の端子であって前記第1差動増幅回路寄りの端子に反転入力端子が接続され、前記検出抵抗の他方の端子に非反転入力端子が接続された第2差動増幅回路を備え、
前記第2差動増幅回路への差動入力がゼロのとき、前記第2差動増幅回路の出力端子の電圧が、前記単電源の電圧を分圧した電圧となり、
前記検出抵抗と前記2次側出力巻線との直列接続の一方の端子であって前記第1差動増幅回路の出力端子と反対側の端子は、前記第2差動増幅回路の出力端子と同電位であり、
前記検出抵抗の両端の電圧をセンサ出力電圧とすることを特徴としている。
前記第1の電流センサにおいて、前記第2差動増幅回路の出力端子がインピーダンス変換器の入力端子に接続され、前記インピーダンス変換器の出力端子と前記第1差動増幅回路の出力端子との間に前記検出抵抗と前記2次側出力巻線とが直列に接続されているとよい。
前記第1の電流センサにおいて、前記検出抵抗前記一方の端子電圧のアナログ値、及び前記検出抵抗の前記他方の端子の電圧のアナログ値をそれぞれデジタル値に変換し、演算器により前記一方の端子の電圧のデジタル値と前記他方の端子の電圧のデジタル値とを減算処理して前記センサ出力電圧のデジタル値を算出する構成としてもよい。
本発明に係る第2の電流センサは、
単電源で作動し、1次側被測定電流が貫通しかつ2次側出力巻線が設けられた磁心と、前記磁心のギャップ内に配置された磁気検出素子と、前記磁気検出素子の出力電圧が印加される負帰還用の第1差動増幅回路とを有し、前記1次側被測定電流が流れた時に、前記磁気検出素子の出力電圧がゼロとなるように、前記第1差動増幅回路の出力電流を前記2次側出力巻線に流す電流センサであって、
前記2次側出力巻線の一方の端子であって前記第1差動増幅回路寄りの端子に反転入力端子が接続され、前記2次側出力巻線の他方の端子に非反転入力端子が接続された第2差動増幅回路を備え、
前記第2差動増幅回路への差動入力がゼロのとき、前記第2差動増幅回路の出力端子の電圧が、前記単電源の電圧を分圧した電圧となり、
前記第2差動増幅回路の出力端子と前記2次側出力巻線の前記他方の端子との間に負荷を接続して、前記第2差動増幅回路の出力端子と前記2次側出力巻線の前記他方の端子との間の電圧をセンサ出力電圧とすることを特徴としている。
前記第2の電流センサにおいて、前記2次側出力巻線の前記他方の端子電圧のアナログ値、及び前記第2差動増幅回路の出力端子電圧のアナログ値をそれぞれデジタル値に変換し、演算器により前記2次側出力巻線の前記他方の端子電圧のデジタル値と前記第2差動増幅回路の出力端子電圧のデジタル値とを減算処理して前記センサ出力電圧のデジタル値を算出する構成としてもよい。
前記第1又は第2の電流センサにおいて、前記単電源の両端子間に直列に接続された2つの抵抗を備え、当該2つの抵抗の接続点の電圧が前記第2差動増幅回路に加えられ、前記第2差動増幅回路は差動入力がゼロのときに出力端子の電圧が前記2つの抵抗の接続点の電圧と一致するとよい。
本発明に係る電流センサによれば、以下の効果を奏することができる。
(1) 2次側出力巻線の小型化
1次側被測定電流が貫通する磁心に対して1個の2次側出力巻線を設ければ足り、2個の出力巻線が必要な特許文献1の場合と比較して、小型化できる。そして、単電源動作であっても、1個の2次側出力巻線だけで、両極性の被測定電流をセンサ出力電圧の基準電位となるコモン・グランド(COM.GND)を基準として、センサ出力電圧が正又は負となることにより、1次側被測定電流の向きを判別可能となる。
(2) 電源電圧の低電圧化
電源電圧が比較的低電圧(例えば+5V単電源)の場合に、2次側出力巻線の巻き数が多く使用導線の長さが長くなって直流抵抗が無視できない大きさとなっても、前記コモン・グランドが電源グランド(電源GND)に対して自動的に電源電圧が不足しないように変化するため、電源電圧の低電圧化が可能である。
(3) 差動出力による(i)高精度基準電圧の不要化 (ii)ノイズの低減化
(i) センサ出力はコモン・グランドを基準として出力されるため、電源グランドを基準とした高精度で高価な基準電源を必要とせず、ローコスト化が可能である。
(ii) 電源グランドを基準としたセンサ出力及びコモン・グランドの2出力をA/D変換し、(センサ出力−電源グランド)−(コモン・グランド−電源グランド)=センサ出力−コモン・グランドの演算を行う構成とした場合、センサ出力とコモン・グランドに重畳するコモンモードノイズを減算時にキャンセルでき、ノイズ低減が可能である。
以下、本発明を実施するための最良の形態として、電流センサの実施の形態を図面に従って説明する。
図1及び図2を用いて本発明に係る電流センサの実施の形態1を説明する。図1は電流センサの回路図であり、図2はエアギャップ付き環状磁心、磁気検出素子としてのホール素子、及び1次側被測定電流の流れる電流路としての電線(1ターンの1次側巻線)の配置を示す。
まず、図2について説明すると、1はエアギャップ付き環状磁心であり、これに負帰還電流を流すための2次側出力巻線L2が所定巻き数(直径0.23mm銅線で4000ターン)だけ巻回され、環状磁心1の内側中央部を1次側被測定電流Iinが通る電流路としての電線L1が貫通する配置となっている。また、環状磁心1に設けられたエアギャップGには磁気検出素子としてのホール素子3が挟み込むように配置されている。この場合、前記被測定電流に比例した磁束密度の磁束が前記環状磁心1を通り、そのギャップG中に挿入されたホール素子3を通過する。なお、磁心1には高透磁率で残留磁気が少ないパーマロイコア等を使用する
図1の電流センサの回路図において、ホール素子3は等価的に4つの抵抗のブリッジ接続で表され、端子a,b,c,dを有し、端子a,b間に一定のホール素子駆動電流を流しておくことにより、出力端子c,d間にホール素子3に印加された磁束密度に比例した(換言すれば1次側被測定電流Iinに比例した)検知出力電圧が得られるようになっている。OP1,OP2,OP3は演算増幅器、RLは検出抵抗(電流を電圧に変換するための抵抗)、R1〜R6は抵抗であり、単電源5からの直流電圧Vcc(+5V)が正側ラインと電源グランド(以下、電源GND)間に供給されている。この直流電圧Vccはホール素子3の端子a,b間及び抵抗R1,R2の直列回路に印加されるとともに、各演算増幅器OP1,OP2,OP3の動作用電圧として供給されている(つまり全回路は単電源の直流電圧5Vで動作する)。
前記演算増幅器OP1の非反転入力端子はホール素子3の端子cに、反転入力端子は端子dにそれぞれ接続されていて、演算増幅器OP1は図2の環状磁心1を通る磁束に比例したホール素子3の出力電圧(端子c,d間電圧)を増幅する負帰還用差動増幅回路10を構成しており、1次側被測定電流Iinが流れた時に、ホール素子3の出力電圧がゼロとなるように、出力電流を2次側出力巻線L2に流して、磁心1のエアギャップ内磁束をゼロに平衡させるように制御する。すなわち、1次側被測定電流が流れると、負帰還用差動増幅回路10の非反転入力端子と反転入力端子間にホール素子出力端子c,d間電圧が入力され、その差がゼロになるように、2次側出力巻線L2に負帰還電流(出力電流)を流し、平衡させる(磁気平衡方式の原理)。そのとき、「等アンペアターンの原理」が成り立っている。ここでL2の巻き数を4,000ターンとし、1次側被測定電流Iin=200Aとすれば、出力電流Iout=200/4,000=0.05(A)となる。
この出力電流Ioutを電圧出力に変換するために、2次側出力巻線L2に対し直列に検出抵抗RLが接続されている。
また、前記演算増幅器OP2及び抵抗R3〜R6で差動増幅回路20を構成しており、2次側出力巻線L2に直列に接続された検出抵抗RLの両端の電圧が差動増幅回路20に加えられている。すなわち、検出抵抗RLの一端(2次側出力巻線L2への接続側)の電圧が抵抗R3を通して演算増幅器OP2の反転入力端子に印加され、検出抵抗RLの他端(演算増幅器OP3の出力端子側)の電圧が抵抗R4を通して非反転入力端子に印加されている。また、演算増幅器OP2の非反転入力端子には抵抗R1と抵抗R2で分圧された基準電圧が抵抗R5を通して加えられている。ここでは、抵抗R1=抵抗R2であって、前記基準電位が電源GNDを基準として2.5Vであるものとする。
前記演算増幅器OP3はボルテージフォロアとなるように接続されてインピーダンス変換器30を構成しており、演算増幅器OP2の出力端子の電圧が演算増幅器OP3の非反転入力端子に印加されるようになっている。また、演算増幅器OP3の出力端子が検出抵抗RLに接続されている。この場合、演算増幅器OP3の非反転入力端子と出力端子は同電位となり、出力端子側は低インピーダンスとなるため、2次側出力巻線L2と検出抵抗RLの直列接続に対して十分な電流を流し得る構成である。
センサ出力端子Toutは2次側出力巻線L2と検出抵抗RLとの接続点に接続され、コモン・グランド(以下、COM.GND)は演算増幅器OP3の反転入力端子及び出力端子(検出抵抗RLの他端)に接続されている。センサ出力電圧Voutは、検出抵抗RLの2次側出力巻線端の電位(センサ出力電位)とCOM.GND間の電位差(つまり検出抵抗RLの両端の電位差)として得られる。
以下、この実施の形態1の全体動作説明を行う。
1次側被測定電流Iin=0(A)時、負帰還用差動増幅回路10の出力電流Iout=0(A)で、検出抵抗RL両端間電圧=0(V)だから、差動増幅回路20の非反転入力端子と反転入力端子間の入力電圧はゼロとなり、演算増幅器OP2の非反転入力端子の電位は、電源GNDを基準としてVcc5Vを抵抗R1,R2(R1=R2)で分圧した2.5Vとなり、差動入力がゼロだから出力は2.5Vとなる。この演算増幅器OP2の出力2.5Vがインピーダンス変換器30の演算増幅器OP3の非反転入力端子に入力され、この演算増幅器OP3はボルテージフォロアを構成しているから、反転入力端子及び出力端子はすべて2.5Vとなり、それがCOM.GNDの電位となる。また、検出抵抗RLの両端間電圧=0(V)だから、センサ出力電圧Voutは、COM.GNDを基準としてゼロとなる。その電位関係を図3(a)に示す。
次に、1次側被測定電流Iin=−200(A)時、ホール素子3の出力端子c,d間電圧がゼロとなるように、すなわち、磁心1のエアギャップ内の磁束密度がゼロとなるように(被測定電流が磁心に発生させる磁束をキャンセルする向きに)、演算増幅器OP1の出力端子に電流が流入する向きで2次側出力巻線L2に「等アンペアターンの法則」に従って電流が流され、検出抵抗RL(抵抗値40Ωとする)の両端間には、40(Ω)×{−0.05(A)}=−2(V)が発生する。したがってCOM.GNDを基準として、センサ出力電圧Vout=−2(V)となる。
ところで、差動増幅回路20のふるまいに着目すると、検出抵抗RL両端の電圧が−2Vのとき、演算増幅器OP2の差動電圧入力は+2Vとなり(非反転入力端子の方が反転入力端子の電位よりも2V高くなり)、差動増幅回路20のゲインを1と設計した場合、インピーダンス変換器30の出力端子の電位であるCOM.GNDは電源GNDを基準として、2.5+2=4.5(V)となる。その電位関係を図3(b)に示す。
また、1次側被測定電流Iin=+200(A)時は、ホール素子3の出力端子c,d間電圧がゼロとなるように、演算増幅器OP1の出力端子から電流が流出する向きで2次側出力巻線L2に「等アンペアターンの法則」に従って電流が流され、検出抵抗RLの両端間には、40(Ω)×{+0.05(A)}=+2(V)が発生する。したがってCOM.GNDを基準として、センサ出力電圧Vout=+2(V)となる。差動増幅回路20側では、検出抵抗RL両端の電圧が+2Vのとき、演算増幅器OP2の差動電圧入力は−2Vとなり(非反転入力端子の方が反転入力端子の電位よりも2V低くなり)、インピーダンス変換器30の出力端子の電位であるCOM.GNDは電源GNDを基準として、2.5−2=0.5(V)となる。その電位関係を図3(c)に示す。
図4はCOM.GNDを基準とした場合のセンサ出力特性を示し、−200Aから+200Aまで、センサ出力電圧Voutが飽和することなく、リニアに変化していることがわかる。
図5は電源GNDを基準としたときのCOM.GND電位の変化を示す。1次側被測定電流Iin=0(A)時、COM.GND電位は2.5V(Vcc/2近辺であれば正確に2.5Vである必要はない)となり、検出抵抗RLが40Ωでは実線(イ)のように、1次側被測定電流Iin=−200(A)時、COM.GND電位=4.5V、1次側被測定電流Iin=+200(A)時、COM.GND電位=0.5Vとなる。検出抵抗RLが40Ω未満では点線(ロ)のようにCOM.GND電位の変化量は幾分少なくなる。
この実施の形態1によれば、次の通りの効果を得ることができる。
(1) 2次側出力巻線の小型化
特許文献1の従来例では2個の出力巻線が必要なため、図9(b)に示すように、巻線断面積が2S1であったのが、本実施の形態では出力巻線は1個で済み、図9(a)のように巻線断面積はS1となり、断面積を1/2に小型化できる。1個の2次側出力巻線だけで、両極性の1次側被測定電流をCOM.GNDを基準として、センサ出力電圧が正又は負となることにより、前記被測定電流の向きを判別可能となる。
(2) 電源電圧の低電圧化
電源電圧が比較的低電圧(本例では+5V単電源)の場合、2次側出力巻線が4,000ターンと巻き数が非常に多くなり、銅線の長さが長くなることにより、直流抵抗が例えば50Ωと大きくなるが、COM.GND電位が電源GNDに対して自動的に電源電圧が不足しないように変化するため、電源電圧の低電圧化が可能である。
(3) 差動出力による高精度基準電圧の不要化
センサ出力電圧はCOM.GNDを基準として出力されるため、電源GNDを基準とした高精度で高価な基準電源を必要とせず、ローコスト化が可能である。
ハイブリッドカー等では、センサ出力電圧をアナログ−デジタル変換(A/D変換)し、ECU(Electric Control Unit)でデジタル処理する。これに適した構成を、本発明の実施の形態2として図6に示す。
図6の実施の形態2では、図1の回路構成に演算器としてのCPU40、第1のA/D変換器41、第2のA/D変換器42を付加し、第1のA/D変換器41で電源GNDを基準としたセンサ出力端子Toutのセンサ電位アナログ値(センサ出力端子電位−電源GND)をA/D変換し、さらに第2のA/D変換器42で電源GNDを基準としたCOM.GND電位アナログ値(COM.GND−電源GND)をA/D変換後、各デジタル値(例えば12ビット)の差をCPU40で演算して、
(センサ出力端子電位−電源GND)−(COM.GND−電源GND)=センサ出力端子電位−COM.GND=センサ出力電圧
をデジタル値で算出している。この場合にも、図4のセンサ出力特性が得られる。
この図6の実施の形態2では、
(センサ出力端子電位−電源GND)−(COM.GND−電源GND)=センサ出力端子電位−COM.GND
の演算をCPU40で行い、差動出力するため、センサ出力端子電位とCOM.GNDにそれぞれ重畳しているコモンモードノイズを減算時にキャンセルでき、ノイズ低減化が可能である。
図7は本発明に係る電流センサの実施の形態3を示す。この場合、図7中の2次側出力巻線L2の等価回路に示すように、2次側出力巻線L2はインダクタンスLに直列に直流抵抗成分Rsを有し、またそれらに並列に分布容量Cdを有する。本実施の形態では、2次側出力巻線L2の直流抵抗成分Rsを検出抵抗(電流出力−電圧出力変換用)に利用し、2次側出力巻線L2の両端の検出電圧が差動増幅回路(インピーダンス変換器兼用)20Aに加えられている。すなわち、2次側出力巻線L2の一端p(負帰還用差動増幅回路10への接続端)の電圧が抵抗R3を通して演算増幅器OP2Aの反転入力端子に印加され、2次側出力巻線L2の他端q(センサ出力端子Toutとして引き出される)の電圧が抵抗R4を通して非反転入力端子に印加されている。また、演算増幅器OP2Aの非反転入力端子には抵抗R1と抵抗R2で分圧された基準電圧が抵抗R5を通して加えられている。ここでは、抵抗R1=抵抗R2であって、前記基準電位が電源GNDを基準として2.5Vであるものとする。
前述の実施の形態1で用いた演算増幅器OP3によるインピーダンス変換器30は省略されている。出力端子側が充分低インピーダンスとなるインピーダンス変換器兼用の差動増幅回路20Aを用いることで、センサ出力端子ToutとCOM.GNDに接続された負荷を通して2次側出力巻線L2に対して十分な電流を流し得るからである。従って、COM.GNDは演算増幅器OP2Aの出力端子に接続されている。2次側出力巻線L2の直流抵抗成分Rsによる検出電圧に応じて変化するセンサ出力電圧Voutは、2次側出力巻線の一端qの電位(センサ出力端子Toutのセンサ出力電位)とCOM.GND間の電位差として得られ、本実施の形態では前記検出電圧とセンサ出力電圧Voutとは正比例関係にある。
なお、その他の構成は前述の実施の形態1と同様であり、同一又は相当部分に同一符号を付して説明を省略する。
前述の実施の形態1では、2次側出力巻線L2の電流を電圧に変換する検出抵抗RLを設けているため、その検出抵抗RLによる電圧降下が発生するが、この実施の形態3では検出抵抗RLが無いため、その電圧降下を零にでき、電源電圧の能動範囲が大きくなり、電源電圧を有効利用できる。その他の効果は前述の実施の形態1と同様である。
なお、図6の実施の形態2の構成は、図7の実施の形態3にも適用できる(図6における図1の回路を図7の回路に置換できる)。すなわち、電源GNDを基準とした、前記2次側出力巻線L2における前記負帰還用差動増幅回路接続端の反対側端qの電位(センサ出力端子Toutのセンサ出力電位)のアナログ値、及びCOM.GNDの電位のアナログ値をそれぞれデジタル値に変換し、演算器により前記センサ出力電位のデジタル値と前記COM.GNDの電位のデジタル値とを減算処理して前記センサ出力電圧のデジタル値を算出することが可能である。
なお、図2では磁心に対して1次側被測定電流が通る電線が1回貫通する構成(1ターンの1次巻線に相当)を示しているが、1次側被測定電流が通る電線が磁心を複数回貫通する構成(複数ターンの1次巻線に相当)としても本発明は適用可能である。
以上本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当業者には自明であろう。
本発明に係る電流センサの実施の形態1を示す回路図である。 本発明の実施の形態1におけるエアギャップ付き環状磁心、2次側出力巻線及びホール素子の配置を示す斜視図である。 前記実施の形態1の場合のセンサ出力電位及びCOM.GND電位の関係であって、(a)は1次側被測定電流Iin=0(A)、出力電流Iout=0(A)のときの関係図、(b)は1次側被測定電流Iin=−200(A)、出力電流Iout=−50(mA)のときの関係図、(c)1次側被測定電流Iin=+200(A)、出力電流Iout=+50(mA)のときの関係図である。 前記実施の形態1におけるCOM.GND基準時のセンサ出力特性図である。 前記実施の形態1における電源GNDを基準時のCOM.GND電位変化を示す特性図である。 本発明の実施の形態2を示す説明図である。 本発明の実施の形態3を示す回路図である。 特許文献1の従来例におけるセンサ出力特性であり、(a)は一方の演算増幅器側の出力電圧(23V)を、(b)は他方の演算増幅器側の出力電圧(23W)をそれぞれ示す出力特性図である。 出力用コイルを設けた磁心の形状例であり、(a)は1個の出力用コイルを設けたときの正断面図及び横断面図、(b)は2個の出力用コイルを設けたときの正断面図及び横断面図である。
符号の説明
1 磁心
2 磁心カバー
3 ホール素子
5 単電源
10 負帰還用差動増幅回路
20,20A 差動増幅回路
30 インピーダンス変換器
40 CPU
41,42 A/D変換器
G エアギャップ
L1 電線
L2 2次側出力巻線
OP1,OP2,OP2A,OP3 演算増幅器
R1〜R6 抵抗
RL 検出抵抗
Rs 直流抵抗成分

Claims (6)

  1. 単電源で作動し、1次側被測定電流が貫通しかつ2次側出力巻線が設けられた磁心と、前記磁心のギャップ内に配置された磁気検出素子と、前記磁気検出素子の出力電圧が印加される負帰還用の第1差動増幅回路とを有し、前記1次側被測定電流が流れた時に、前記磁気検出素子の出力電圧がゼロとなるように、前記第1差動増幅回路の出力電流を前記2次側出力巻線に流す電流センサであって、
    前記第1差動増幅回路の出力端子に前記2次側出力巻線検出抵抗とが直列に接続されていて
    前記検出抵抗の一方の端子であって前記第1差動増幅回路寄りの端子に反転入力端子が接続され、前記検出抵抗の他方の端子に非反転入力端子が接続された第2差動増幅回路を備え、
    前記第2差動増幅回路への差動入力がゼロのとき、前記第2差動増幅回路の出力端子の電圧が、前記単電源の電圧を分圧した電圧となり、
    前記検出抵抗と前記2次側出力巻線との直列接続の一方の端子であって前記第1差動増幅回路の出力端子と反対側の端子は、前記第2差動増幅回路の出力端子と同電位であり、
    前記検出抵抗の両端の電圧をセンサ出力電圧とすることを特徴とする電流センサ。
  2. 前記第2差動増幅回路の出力端子がインピーダンス変換器の入力端子に接続され、前記インピーダンス変換器の出力端子と前記第1差動増幅回路の出力端子との間に前記検出抵抗と前記2次側出力巻線とが直列に接続されていることを特徴とする請求項1記載の電流センサ。
  3. 前記検出抵抗の前記一方の端子の電圧のアナログ値、及び前記検出抵抗の前記他方の端子の電圧のアナログ値をそれぞれデジタル値に変換し、演算器により前記一方の端子の電圧のデジタル値と前記他方の端子の電圧のデジタル値とを減算処理して前記センサ出力電圧のデジタル値を算出することを特徴とする請求項1又は2記載の電流センサ。
  4. 単電源で作動し、1次側被測定電流が貫通しかつ2次側出力巻線が設けられた磁心と、前記磁心のギャップ内に配置された磁気検出素子と、前記磁気検出素子の出力電圧が印加される負帰還用の第1差動増幅回路とを有し、前記1次側被測定電流が流れた時に、前記磁気検出素子の出力電圧がゼロとなるように、前記第1差動増幅回路の出力電流を前記2次側出力巻線に流す電流センサであって、
    前記2次側出力巻線の一方の端子であって前記第1差動増幅回路寄りの端子に反転入力端子が接続され、前記2次側出力巻線の他方の端子に非反転入力端子が接続された第2差動増幅回路を備え、
    前記第2差動増幅回路への差動入力がゼロのとき、前記第2差動増幅回路の出力端子の電圧が、前記単電源の電圧を分圧した電圧となり、
    前記第2差動増幅回路の出力端子と前記2次側出力巻線の前記他方の端子との間に負荷を接続して、前記第2差動増幅回路の出力端子と前記2次側出力巻線の前記他方の端子との間の電圧をセンサ出力電圧とすることを特徴とする電流センサ。
  5. 前記2次側出力巻線の前記他方の端子の電圧のアナログ値、及び前記第2差動増幅回路の出力端子の電圧のアナログ値をそれぞれデジタル値に変換し、演算器により前記2次側出力巻線の前記他方の端子の電圧のデジタル値と前記第2差動増幅回路の出力端子の電圧のデジタル値とを減算処理して前記センサ出力電圧のデジタル値を算出することを特徴とする請求項4記載の電流センサ。
  6. 前記単電源の両端子間に直列に接続された2つの抵抗を備え、当該2つの抵抗の接続点の電圧が前記第2差動増幅回路に加えられ、前記第2差動増幅回路は差動入力がゼロのときに出力端子の電圧が前記2つの抵抗の接続点の電圧と一致する、請求項1から5のいずれかに記載の電流センサ。
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