JP4620874B2 - 包装体への切込み形成用カッタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、少なくとも一つの湾曲状切込み部を含む切込みに応じた刃先部を有する切込み形成用カッタ、特に、袋包装体のような包装体の吊下げのためにフックが挿通される吊下げ用切込みを形成するのに用いられるカッタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、店頭における袋包装体等の包装体の陳列方法として、図7に示すように、前方に突出した断面円形の丸棒61から構成されたフック60に、袋包装体Qを(前後に重ねて)吊り下げる方法がある。袋包装体Qには、ヒートシールによって形成される袋口部Q1 の上方の包装材の部分Q3 において例えば8mm径の丸いパンチ孔51が形成される。袋包装体Qは、パンチ孔51をフック60に挿通させることで吊り下げられる。袋包装体Qがフック60から容易に脱落することがないように、フック60の先端部62は若干上方に曲げられることが多い。
【0003】
しかしながら、上記のようなフック60への吊下げによる包装体の陳列方法では、フック60が設けられる高さが比較的低いために、その先端部62が来客の体、特に子供の顔等に当たる虞がある。また、複数種類の商品を陳列する等のため、フック60は、通常、上下左右に行列状に並べられるので、大人であっても、下方に陳列された商品を取ろうとするとき、体の一部が上方に配置されているフック60の先端部62に突き当たる虞がある。
【0004】
そこで、図8に示すように、フック70を、袋包装体Pを吊り下げる部分では一対の平行な棒部71,71に形成し両棒部71,71の前端を横に延びる連結部72で連結することで、フック70の前端に尖った部分を無くすことが考えられている。フック70に袋包装体Pを吊り下げるには、連結部72と両棒部71,71とを挿通可能にするため、袋包装体Pの上部に両棒部71,71間の距離Lに相当する長さを有する横長の吊下げ用切込み(ユ−ロホ−ル)52を形成する必要がある。両棒部71,71は通常、丸棒から形成されているので、吊下げ用切込み52の両端は丸棒の断面形状に合わせて丸みを持たせて形成される。袋包装体Pを既存の単一の丸棒61から成るフック60(図7)にも吊下げ可能とするため、吊下げ用切込み52には、その中間上側にフック60に係合可能な円弧状の切欠き(第三の湾曲状切込み部)54が形成されることがある。
【0005】
袋包装体Pに吊下げ用切込み52を形成するには、従来、その切込み形状に合わせて製作したヒ−タと、そのヒ−タに対向して配置された裏当板とで包装材(包装フィルム)を挟み込んで焼き切る方法が採用されている。この方法は、包装フィルムに熱を加える方法であるため、ヒ−タ温度や挟込み時間等の焼切り条件によっては、包装材の切れが悪く、吊下げ用切込み52の孔形の見栄えも良好でない。また、熱を用いて包装フィルムを焼くので、煙が発生して作業環境が悪化したり、焼切れ片が生じて異物混入の原因の一つになる可能性もある。更に、包装フィルムとしては、熱に対する性能が限定されることがある。
【0006】
そこで、包装体に吊下げ用の横長孔を形成する別の方法として、吊下げ用切込みの形状に合わせて製作したカッタで切断するカッタ方式が提案されている。カッタ方式では、カッタが嵌入可能に開口する孔が形成された裏当板をカッタに対向して配置し、裏当板に支持された包装材に対してカッタで切り込むことで吊下げ用切込みを形成している。包装体を製作する製袋充填包装機では、吊下げ用切込みを形成するためのカッタは、通常、横ヒ−トシ−ラのような横シ−ル機構に組み込まれており、横シ−ル機構に内蔵されているスプリングのばね力によって吊下げ用切込みが押し切りされる。
【0007】
包装体にハンガ用の透孔を形成する透孔打抜装置の例が、実公昭59−29845号公報に記載されている。この透孔打抜装置は横ピロ−包装機に適用されており、具体的には、D型カム面を有するデュアルカムによって作動して連続的に供給される包装フィルムにボトムシ−ルを形成するシ−ルバ−に、包装体を包装フィルムから切断するナイフに連設された透孔打抜用のパンチを備えている。このパンチは、外周に一部が欠けた鋸歯状の刃を有しており、シ−ルバ−によって形成された包装体のボトムシ−ル部に、ナイフの作動と連動して吊り下げ用の透孔を形成している。
【0008】
しかしながら、吊下げ用切込みを形成するためのカッタ又はパンチは、刃先の切込みのために前進する方向で見た刃先の高さが、刃先の延びる方向に沿って一様に連続した連続刃、又は多数の小さい歯が並ぶ鋸刃であるので、包装材を押し切るためにカッタを作動させる力が刃先において線状又は多数の点状に分散される。そのため、包装材は、カッタの切断作用に対して抵抗を示し、切断されるときもカッタによって毟られる又は引きちぎられるように切られるので、カッタの切れ味としては不良である。即ち、このようなカッタ又はパンチでは、形成される吊下げ用切込みの見栄えが良くないと共に、切込み開始当初は包装材を切り込むことができても、連続して吊下げ用切込みを形成し続けると早期に切れ味が鈍くなり、カッタ又はパンチの早期の交換が必要となるという問題がある。
【0009】
カッタの刃先が連続刃又は鋸刃である場合、ストレ−ト状の切込みを形成するときには、包装材は、カッタの鋭い刃先で押されて刃先を境に両側に折れ曲がる状態に撓んだ状態で切断される。即ち、包装材は、当初はカッタに対して抵抗を示すが、その後、カッタをその抵抗に打ち勝って押し込むことで、包装材は切り裂かれる。包装材が、刃先に対応した開口を備えた裏当板で支持される場合には、刃先で押されて撓むときの包装材の折曲げ角度も大きくなり、包装材を切り裂くことは一層容易である。一方、吊下げ用切込みのように切込み縁が180度にも渡った角度で湾曲している場合、湾曲した刃先を有するカッタを包装材に押し当てたときの状態は、刃先の外側の包装材にだけに張力が生じ、湾曲した刃先の内側に囲まれる包装材には殆ど張力が生じない状態となり、刃先の切込み作用が大きく低下する。このように、連続刃又は鋸刃から成るカッタを用いる場合、包装材にストレ−ト状の切込みを形成するよりも湾曲状の切込みを形成するときの方が、包装材からの抵抗を受けやすく、切れ味も良好でない。
【0010】
【発明が解決しょうとする課題】
そこで、包装体の吊下げ用等のための湾曲状切込み部を含む吊下げ用切込みを形成するに際して、湾曲状切込み部となる包装体の部分へのカッタの切込み力の集中に着目して、包装材の抵抗が大きくなる傾向にある湾曲状切込み部の形成をスムーズに開始して、カッタの切れ味を良好にする点で解決すべき課題がある。
【0011】
この発明の目的は、上記の課題を解決することであり、少なくとも一つの湾曲状切込み部を含む吊下げ用切込みを包装体に形成するに際して、切込みに対する包装体の抵抗が大きくなりやすい湾曲状切込み部への切込み力を集中させることにより、包装体をフックに吊り下げるための吊下げ用切込みを容易に且つ見栄え良く形成することを可能にする切込み形成用カッタを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明は、包装体に形成される少なくとも一つの湾曲状切込み部を含む吊下げ用切込みに応じた刃先部を有し且つ前記刃先部の一部として前記湾曲状切込み部を形成する湾曲状刃先部を備えた切込み形成用カッタにおいて、前記湾曲状刃先部はその延びる方向に沿って切っ先とその両側の傾斜刃先とを備えた一つの三角山状に尖っていることを特徴とする包装体への切込み形成用カッタに関する。
【0013】
この包装体の切込み形成用カッタによれば、吊下げ用切込みに含まれる少なくとも一つの湾曲状切込み部となる包装体の部分に押し当てられる湾曲状刃先部は切っ先とその両側の傾斜刃先とを備えた一つの三角山状に尖っているので、包装体に加わる切込み力は当該一つの三角山状の湾曲状刃先部の切っ先に集中し、湾曲状刃先部の切っ先は、包装体の抵抗に打ち勝って僅かな切込みを開始する。一旦僅かな切込みが形成されると、刃先部の前進に伴って湾曲状刃先部の当該三角山の切っ先の両側に延びる傾斜刃先が切込みを進行・拡大させることにより、湾曲状切込みがスムーズに形成される。
【0014】
包装体への切込み形成用カッタにおいて、前記刃先部は、互いに隔置して対向し外側に凸状となる一対の前記湾曲状切込み部を形成する一対の前記湾曲状刃先部と、前記両湾曲状刃先部の一方の端部同士に繋がり且つ前記両湾曲状切込み部と共に前記吊下げ用切込みを構成するストレ−ト状切込み部を形成する中間刃先部とを有している。ストレ−ト状切込み部は、両湾曲状切込み部の一方の端部同士を接続するものでよく、この場合、切込みの形成で作られた包装材のタブをフックで押し曲げることで包装体をフックに吊り下げることが可能である。また、両湾曲状切込み部の対向する端部同士をそれぞれ一対のストレ−ト状切込み部で接続するときには、切込みによって孔が打ち抜かれる。
【0015】
更に、前記刃先部は、互いに隔置して対向し外側に凸状となる一対の前記湾曲状切込み部を形成する一対の前記湾曲状刃先部及び前記両湾曲状切込み部の一方の端部間で外側に凸となる第三の湾曲状切込み部を形成する第三の湾曲状刃先部と、前記両湾曲状刃先部の一方の端部と前記第三の湾曲状刃先部の各端部とにそれぞれ繋がり且つ前記各湾曲状切込み部と共に前記吊下げ用切込みを構成するストレ−ト状切込み部を形成する中間刃先部とを有している。切込みには三カ所の湾曲状切込み部が存在するので、一本の丸棒からなるフックに対しては、第三の湾曲状切込み部を係合させることにより、包装体の吊下げが可能になる。また、平行な丸棒から成るフックには両端の湾曲状切込み部を係合させることにより、包装体の吊下げが可能になる。
【0016】
前記切込み形成用カッタは、製品を包んだ包装材をシールするシール機構を備え前記包装体としての袋包装体を製作する包装機に適用されている。切込み形成用カッタを包装機に適用することにより、袋包装体を製作すると同時に吊下げ用切込みが形成される。包装フィルムのような包装材を用いて袋包装体を製作する場合は、上記包装機は、縦型又は横型のピロ−包装機のような製袋されつつ製品を充填してシールした袋包装体を製作する製袋充填包装機とするのが好ましい。
【0017】
前記切込み形成用カッタの包装機への適用において、前記切込み形成用カッタは、前記シ−ル機構によって前記包装材がシールされたシール部、又は前記シ−ル部から外側に延びる前記包装材の部分に前記吊下げ用切込みを形成する。吊下げ用切込みを袋包装体のシール部又はシ−ル部から外側に延びる包装材の部分に形成することによって、切込みは封鎖すべき袋内部に及ぶことがなく、袋包装体の密封が保たれる。切込み形成用カッタを製袋充填包装機のような包装機に適用する場合、吊下げ用切込みを形成する部位を、シール部又はシ−ル部から外側に延びる包装材の部分とすることは、シ−ル機構の改造により容易に切り換えることが可能である。
【0018】
前記湾曲状切込み部は、吊下げ用のフックを構成する丸棒の外周部に係合可能である。一対の平行な丸棒部を備えるフックに対しては、一対の湾曲状刃先部によってそれぞれ外側に凸状に形成された一対の湾曲状切込み部をフックに通し各丸棒の外周部にそれぞれ係合させることで包装体が吊り下げられる。また、一本の丸棒からなるフックに対しては、外側に凸となる第三の湾曲状切込み部をフックに通しその丸棒の外周部に係合させることで、包装体が吊り下げられる。
【0019】
吊下げ用切込みは、切り抜かないで一部が包装フィルムに繋がったタブ状に形成される。これに代えて、一つの閉じた経路として包装材を完全に切り込んで孔として形成してもよい。また、吊下げ用切込みは、シールにより開口を封鎖して袋包装体を製作するときと同時に形成する以外にも、袋包装体の製作前の包装材に予め形成したり、包装体の製作後に形成することもできる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、この発明による袋包装体への切込み形成用カッタの実施例を説明する。図1はこの発明による袋包装体への切込み形成用カッタが適用された包装機の一部を分解して示す斜視図、図2は図1に示す包装機の一部を拡大して示す断面図、図3は図1に示されている袋包装体への切込み形成用カッタの斜視図、図4〜図6は、それぞれ、図2に示す切込み形成用カッタの平面図、側面図、及び正面図である。
【0021】
図1及び図2に示すように、この発明による袋包装体への切込み形成用カッタは、縦型製袋充填包装機の横シール機構30に適用されている。縦型製袋充填包装機は、ウェッブ状の包装フィルム(図示せず)を上方から下方に走行される縦型の筒状フィルムTに成形し、横シール機構30によって、図2に示すように、先行して形成された袋の袋口部P1 を封鎖すると共に次に形成されることとなる袋の袋底部P2 を形成し、袋底部P2 が形成された袋に包装物を充填し、袋口部P1 を封鎖する行程を繰り返して、袋包装体Pを連続的に製作していく包装機である。縦型製袋充填包装機は、それ自体、公知のものを用いることができるので、次に説明する横シール機構30を除きこれ以上の詳細な説明を省略する。
【0022】
横シール機構30は公知の機構であって良く、前シーラブロック31と後シーラブロック32とには、それぞれ、袋包装体Pの各側において、先行して形成された袋包装体Pの袋口部P1 を熱溶着して封鎖するための下側ヒートシーラ33,34と、次に袋包装体Pとして形成されることとなる袋の袋底部P2 を熱溶着して封鎖するための上側ヒートシーラ35,36とが設けられている。前後のシーラブロック31,32は、それぞれ、前ヒートホルダ37と後ヒートホルダ38とに対して断熱ライナ39を介して取り付けられている。図2においては、図1に示したヒータホルダ37,38の図示は省略されている。前後のヒートホルダ37,38は、リンク機構等の適宜の伝動機構を介してモータ等から成る駆動機構(いずれの機構も図示を省略する)に連結されており、前後のヒートホルダ37,38は、駆動機構によって駆動されることで、フレーム40(図2)に設けられたガイド杆に案内されつつ、筒状包装フィルムTの送りと製品としての包装物の充填とに対して所定のタイミングにて前後に同期して接近・離反とを繰り返す。前後のヒートホルダ37,38のこの動作によって、下側ヒートシーラ33,34と上側ヒートシーラ35,36とは、筒状袋包フィルムTに対して同期的に進退して袋口部P1 と袋底部P2 とを熱溶着する。
【0023】
後シーラブロック32において、下側ヒートシーラ34と上側ヒートシーラ36との間には、先行して形成された袋包装体Pと次に袋に形成される筒状包装フィルムTとを切断する切断用カッタ41が設けられている。切断用カッタ41は、少なくとも袋包装体P(筒状包装フィルムT)の幅に渡って延びる平刃から構成されており、後シーラブロック32に形成されているスリット42内に配設されている。切断用カッタ41は、別途設けられた作動機構によってヒートシールの作動と同期してスリット42内を進退させることも可能である。他方、前シーラブロック31には、下側ヒートシーラ33と上側ヒートシーラ35との間において、両シーラブロック31,32の接近時に切断用カッタ41が入り込む逃げ溝43が形成されている。一対の横ヒートシーラ31,32は、同期して筒状包装フィルムTに互いに接近・離反する動作を繰り返しており、接近時には、袋に横ヒートシールを施し、切断用カッタ41が筒状包装フィルムTを押し切ることで、袋包装体Pを筒状包装フィルムTから切り離す。
【0024】
この実施例において、切込み形成用カッタ1は、包装機の横シール機構30において組み込まれている。即ち、切込み形成用カッタ1は、後ヒータホルダ38及び後シーラブロック32にそれぞれ前後方向に延びる案内溝45,46に進退可能に収容されている。案内溝45,46は、切込み形成用カッタ1の断面形状に倣った形状に形成されていて、切込み形成用カッタ1の進退を案内する。切込み形成用カッタ1は、アクチュエータ44によって、案内溝45,46に案内されつつ進退され、袋包装体Pに図8に示すような吊下げ用切込み52を入れる。切込み形成用カッタ1を包装機に適用することにより、袋包装体Pを製作すると同時に吊下げ用切込み52が形成される。包装フィルムのような包装材を用いて袋包装体Pを製作する包装機として、縦方向に走行する筒状包装フィルムTから形成される袋に製品を充填し、シールを施して袋包装体Pを製作する縦型の製袋充填包装機を挙げたが、包装機は、これに限らず、横型のピロ−包装機のような製袋充填機としてもよい。
【0025】
切込み形成用カッタ1の包装機への適用において、切込み形成用カッタ1は、図2に示すように、下側ヒートシーラ33,34と上側ヒートシーラ35,36との間において、且つ切断用カッタ41の下方に配置されているので、吊下げ用切込み52は、シ−ル機構30によって包装材がシールされ且つ切断用カッタ41で筒状包装フィルムTから切断された袋包装体Pの袋口部P1 から外側に延びる包装材の部分P3 に形成される。前シーラブロック31には、アクチュエータ44が作動して切込み形成用カッタ1が後シーラブロック32から進出したときに、切込み形成用カッタ1が入り込むことが可能な逃げ孔47が形成されている。逃げ孔47については、切込み形成用カッタ1が入り込む側の形状を僅かにテーパ状に大きく形成することが好ましい。吊下げ用切込み52は、封鎖すべき袋包装体Pの内部に至ることがなく、袋包装体Pの密封が保たれる。切込み形成用カッタ1を製袋充填包装機のような包装機に適用する場合、吊下げ用切込み52を形成する部位を袋口部P1 自体とすることは、例えば、袋口部P1 をシールするシーラの内部に切込み形成用カッタ1を配置することにより可能である。
【0026】
切込み形成用カッタ1は、少なくとも一つの湾曲状切込み部を含む吊下げ用切込み52を形成するためのカッタである。吊下げ用切込み51は、具体的には、図8にユーロホールとして示すように、互いに隔置して対向し外側に凸状に形成された一対の湾曲状切込み部53,53と、両湾曲状切込み部53,53の一方の端部57,57同士の間で外側に凸となる第三の湾曲状切込み部54と、一対の湾曲状切欠込み部53,53の一方の端部57,57と第三の湾曲状切込み部54の各端部58,58とをそれぞれ繋ぐストレ−ト状切込み部55,55とから成っている。切込み形成用カッタ1は、図3〜図6に示すように、正面投影形(図6参照)として吊下げ用切込み52に倣って延びる形状を有する刃先部2を備えており、詳細には、一対の湾曲状切込み部53,53をそれぞれ形成する一対の湾曲状刃先部3,3、第三の湾曲状切込み部54を形成する第三の湾曲状刃先部4、及び湾曲状刃先部3,3の一方の端部20,20と第三の湾曲状刃先部4の各端部21,21とに繋がり且つ各湾曲状切込み部3,3,4と共に吊下げ用切込み52を形成するストレ−ト状切込み部55,55をそれぞれ形成する中間刃先部5,5を有している。
【0027】
切込み形成用カッタ1は、切込み時に前進する前側において、削出し等の加工により略一定の板厚に形成された刃先部2を備えており、刃先部2のエッジは鋭利に尖らされている。また、切込み形成用カッタ1は、刃先部2の後方に、アクチュエータ44に取り付けられる取付け部10を有している。取付け部10には、アクチュエータ44に取り付けるため、一対の切欠き11,11が形成されており、締付けボルト13(図2参照)のような適宜の固着手段によってアクチュエータ44のピストン作動部に連結される。取付け部10の上側には、第三の湾曲状刃先部4を延長した形状の隆起部12を備えている。
【0028】
各湾曲状刃先部3,3,4は、その刃先が湾曲して延びる方向に沿って一つの三角山の形状に尖っている。従って、アクチュエータ44の作動によって切込み形成用カッタ1を袋包装体Pの包装材に突き当てたときに包装材に最初に加わる切込み力は、湾曲状刃先部3,3,4の湾曲経路に沿って一様に分散するのではなく当該一つの三角山の切っ先6に集中するので、包装材の抵抗に打ち勝って吊下げ用切込み52の形成が開始される。一旦、切込みが形成されると、切込み形成用カッタ1の更なる前進に従って、当該一つの三角山の切っ先6の両側に延びる傾斜刃先7,7の押切り作用によって湾曲状刃先部3,3,4は湾曲状切込み部53,53,54の形成がスムーズに進行する。湾曲状刃先部3,3,4が湾曲状切込み部53,53,54をそれぞれ形成し終わると、中間刃先部5,5がストレ−ト状切込み部55,55を形成する。この実施例では、中間刃先部5,5は、湾曲状刃先部3,3,4の傾斜刃先7,7がV字状に接近する各三角山の裾の部分によって構成されているので、傾斜刃先7,7の引き続く押切り作用によって湾曲状切込み部53,53,54に繋がるストレ−ト状切込み部55,55がスムーズに形成される。
【0029】
吊下げ用切込み52は、図8に示すように、切り抜かないで一部が袋包装体Pの包装フィルムの部分P3 に繋がったタブ56の状態に形成するのが好ましい。この場合、タブ56は包装フィルムの部分P3 から分離しないので、切屑を作らず、作業環境は良好に維持されると共に、袋包装体P内に異物として混入するのを未然に防止することができる。しかしながら、吊下げ用切込みは、一つの閉じた経路として包装材を完全に切り込んで孔として形成してもよい。また、吊下げ用切込み52は、上記したシールにより開口を封鎖して袋包装体Pを製作するときに同時に形成する以外にも、袋包装体Pの製作前の包装材に予め形成することも、袋包装体Pの製作後に形成することも可能である。
【0030】
切込みが完成した袋包装体Pにおいては、三カ所の湾曲状切込み部53,53,54が存在するので、図8に示すような、平行な丸棒部71,71を有するフック70に対しては、吊下げ用切込み52をフック70に通して両端の湾曲状切込み部53,53を各丸棒部71,71の外周部に係合させることにより、袋包装体Pをフック70に吊り下げることができる。また、図7に示したような一本の丸棒からなるフック60に対しては、吊下げ用切込み52をフック60に通して第三の湾曲状切込み部54を丸棒61の外周部に係合させることにより、袋包装体Pをフック60に吊り下げることもできる。なお、吊下げ用切込み52は、手の指が入る程度に大きく形成することで、手提げ用の切込みとすることも可能である。
【0031】
上記の切込み形成用カッタ1は、第三の湾曲状切込み部54を有する吊下げ用切込み52を形成する例であったが、これに代えて、湾曲状刃先部4を備えず湾曲状刃先部3,3を中間刃先部で直接繋げたカッタとし、両湾曲状切込み部53,53の端部20,20同士を直接に接続して、第三の湾曲状切込み部54のない吊下げ用切込みを形成することもできる。
【0032】
【発明の効果】
この発明は、上記のように構成されているので、次のような効果を奏する。即ち、この包装体への切込み形成用カッタによれば、包装体に形成される吊下げ用切込みに応じた刃先部を有し且つ刃先部の一部として湾曲状切込み部を形成する湾曲状刃先部を備え、湾曲状刃先部はその刃先が湾曲して延びる方向に沿って切っ先とその両側の傾斜刃先とを備えた一つの三角山状に尖っているので、包装体に加わる切込み力は当該一つの三角山状の刃先の切っ先に集中して包装体の抵抗にたやすく打ち勝ち、切込みの形成が開始され、その後、当該一つの三角山の切っ先の両側に延びる傾斜刃先の押切り作用により湾曲状刃先部はスムーズに湾曲状切込み部の形成を進行させる。従って、包装体に吊下げ用切込みを形成するに際して、包装材の抵抗が大きくなり易い湾曲した切込み経路の部分であっても切込みを形成し易くなり、吊下げ用切込みを容易に且つ見栄え良く形成することができる。 前記刃先部を、互いに隔置して対向し外側に凸状となる一対の前記湾曲状切込み部を形成する一対の前記湾曲状刃先部と、前記両湾曲状刃先部の一方の端部同士に繋がり且つ前記両湾曲状切込み部と共に前記吊下げ用切込みを構成するストレ−ト状切込み部を形成する中間刃先部とを有する構造とした場合には、ストレ−ト状切込み部は、両湾曲状切込み部の一方の端部同士を接続するものでよく、切込みの形成で作られた包装材のタブをフックで押し曲げることで包装体を平行な丸棒から成るフックに吊り下げることが可能になり、また、両湾曲状切込み部の対向する端部同士をそれぞれ一対のストレ−ト状切込み部で接続するときには、切込みによって孔を打ち抜くことができる。
更に、一対の前記湾曲状刃先部に加えて前記両湾曲状切込み部の一方の端部間で外側に凸となる第三の湾曲状切込み部を形成する第三の湾曲状刃先部と、前記両湾曲状刃先部の一方の端部と前記第三の湾曲状刃先部の各端部とにそれぞれ繋がり且つ前記各湾曲状切込み部と共に前記吊下げ用切込みを構成するストレ−ト状切込み部を形成する中間刃先部とを有する構造とした場合には、切込みには三カ所の湾曲状切込み部が存在することになり、平行な丸棒から成るフックには両端の湾曲状切込み部を係合させることにより、包装体の吊下げが可能になるとともに、一本の丸棒からなるフックに対しては、第三の湾曲状切込み部を係合させることにより、包装体の吊下げが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による袋包装体への切込み形成用カッタが適用された包装機の一部を分解して示す斜視図である。
【図2】図1に示す包装機の一部を拡大して示す断面図である。
【図3】図1に示されている袋包装体への切込み形成用カッタの斜視図である。
【図4】図2に示す切込み形成用カッタの平面図である。
【図5】図2に示す切込み形成用カッタの側面図である。
【図6】図2に示す切込み形成用カッタの正面図である。
【図7】袋包装体の従来の吊下げ形態を示す斜視図である。
【図8】袋包装体の別の吊下げ形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 切込み形成用カッタ
2 刃先部
3 湾曲状刃先部
4 第三の湾曲状刃先部
5 中間刃先部
6 三角山状切っ先
7 傾斜刃先
20 湾曲状刃先部の端部
21 第三の湾曲状刃先部の端部
30 シール機構
52 吊下げ用切込み
53 湾曲状切込み部
54 第三の湾曲状切込み部
55 ストレ−ト状切込み部
57 湾曲状切込み部の端部
58 第三の湾曲状切込み部の端部
60,70 フック
61,71 丸棒
P 袋包装体
1 袋口部(横シール部)
3 包装材の外側に延びた部分

Claims (5)

  1. 包装体に形成される少なくとも一つの湾曲状切込み部を含む吊下げ用切込みに応じた刃先部を有し且つ前記刃先部の一部として前記湾曲状切込み部を形成する湾曲状刃先部を備えた切込み形成用カッタにおいて、
    前記刃先部は、互いに隔置して対向し外側に凸状となる一対の前記湾曲状切込み部を形成する一対の前記湾曲状刃先部と、前記両湾曲状刃先部の一方の端部同士に繋がり且つ前記両湾曲状切込み部と共に前記吊下げ用切込みを構成するストレ−ト状切込み部を形成する中間刃先部とを有しており、前記湾曲状刃先部はその延びる方向に沿って切っ先とその両側の傾斜刃先とを備えた一つの三角山状に尖っていることを特徴とする包装体への切込み形成用カッタ。
  2. 包装体に形成される少なくとも一つの湾曲状切込み部を含む吊下げ用切込みに応じた刃先部を有し且つ前記刃先部の一部として前記湾曲状切込み部を形成する湾曲状刃先部を備えた切込み形成用カッタにおいて、
    前記刃先部は、互いに隔置して対向し外側に凸状となる一対の前記湾曲状切込み部を形成する一対の前記湾曲状刃先部及び前記両湾曲状切込み部の一方の端部間で外側に凸となる第三の湾曲状切込み部を形成する第三の湾曲状刃先部と、前記両湾曲状刃先部の一方の端部と前記第三の湾曲状刃先部の各端部とにそれぞれ繋がり且つ前記各湾曲状切込み部と共に前記吊下げ用切込みを構成するストレ−ト状切込み部を形成する中間刃先部とを有しており、前記湾曲状刃先部はその延びる方向に沿って切っ先とその両側の傾斜刃先とを備えた一つの三角山状に尖っていることを特徴とする包装体への切込み形成用カッタ。
  3. 前記切込み形成用カッタは、製品を包んだ包装材をシールするシール機構を備え前記包装体としての袋包装体を製作する包装機に適用されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の包装体への切込み形成用カッタ。
  4. 前記切込み形成用カッタは、前記シ−ル機構によって前記包装材がシールされたシール部、又は前記シ−ル部から外側に延びる前記包装材の部分に前記吊下げ用切込みを形成することを特徴とする請求項3に記載の包装体への切込み形成用カッタ。
  5. 前記湾曲状切込み部は吊下げ用のフックを構成する丸棒の外周部に係合可能であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の包装体への切込み形成用カッタ。
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