JP4619932B2 - 車体フレーム、ダイキャスト鋳造品、ダイキャスト鋳造品の金型、ダイキャスト鋳造方法 - Google Patents

車体フレーム、ダイキャスト鋳造品、ダイキャスト鋳造品の金型、ダイキャスト鋳造方法 Download PDF

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Description

この発明は、例えば自動二輪車等の車体フレーム、この車体フレームの一部を構成するダイキャスト鋳造品、ダイキャスト鋳造品の金型及びダイキャスト鋳造方法に関する。
自動二輪車の車体フレームの中には、アルミニウムなどの軽合金で鋳造により製造されるものがある。このような車体フレームを鋳造により製造する場合には、軽量化を図るために内部を中空状にする必要があるため金型に砂中子をセットして鋳造することが行われる(特許文献1参照)。
特開2000−34092号公報
中子には金型にセットするための幅木が設けられ、この幅木を金型に挿入して中子を金型にセットしているが、幅木の位置精度をこの幅木が取り付けられる金型に反映するのが困難であるという課題がある。とりわけ、わずかな金型の熱歪みでも金型の幅木取り付け部位に対して幅木が干渉し易く、型締め時における幅木の損傷を防止するためには、どうしても金型の幅木取り付け部位と幅木のクリアランスを大きくしなければならない。その結果、鋳造時に溶湯の流れによって中子がずれた場合には、製品の肉厚が一定しなくなるという課題がある。
そこで、この発明は、幅木の位置精度の測定を容易にし、その寸法を元に金型の幅木取り付け部位の寸法精度を高めて幅木と金型のクリアランスを小さく設定でき、寸法精度の高い製品を製造することができる車体フレーム、ダイキャスト鋳造品、ダイキャスト鋳造品の金型、ダイキャスト鋳造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載したダイキャスト鋳造品の金型の発明は、ヘッドパイプ(例えば、実施形態におけるヘッドパイプ2)に連なるメインフレーム(例えば、実施形態におけるメインフレーム3)が中空状の軽合金で製造された車体フレーム(例えば、実施形態における車体フレーム1)の一部を構成するダイキャスト鋳造品の金型において、鋳造品(例えば、実施形態における鋳造品11)の内部空間を形成する中子(例えば、実施形態における中子20)を中子本体(例えば、実施形態における中子本体21)と中子本体に取り付けられる断面略だ円形状の複数の幅木(例えば、実施形態における幅木22)で構成し、これら幅木のだ円の長軸方向が金型(例えば、実施形態における金型10)の型割面(例えば、実施形態における型割面S)に平行に設定されていることを特徴とする。
このように構成することで、金型が熱により膨張した場合であっても、この熱による影響が大きく生ずるのは幅木の長手方向であって、鋳造品の中空部の外壁の肉厚に影響を与える幅木の短軸方向では小さく抑えることができるため、幅木と金型のクリアランスの変化を小さく抑えることができる。
請求項2に記載したダイキャスト鋳造品の金型の発明は、ヘッドパイプに連なるメインフレームが中空状の軽合金で製造された車体フレームの一部を構成するダイキャスト鋳造品の金型において、鋳造品の内部空間を形成する中子を中子本体と中子本体に取り付けられる断面略だ円形状の複数の幅木で構成し、前記幅木の側面が平坦面(例えば、実施形態における平坦面23)で形成され、全ての平坦面が金型の型割面に平行に設定されていることを特徴とする。
このように構成することで、型締めする場合に幅木の平坦面を金型の型割面で両金型により挟み込むようにして保持できるため、正確な位置に中子をセットできる。
請求項3に記載したダイキャスト鋳造方法の発明は、請求項1又は請求項2に記載したダイキャスト鋳造品の金型を用いて、中子を固定型(例えば、実施形態における固定型17)と可動型(例えば、実施形態における可動型18)とで挟み込んで鋳造品を製造することを特徴とする。
このように構成することで、幅木を固定型と可動型の型割面に設定して容易に固定することができる。
請求項4に記載したダイキャスト鋳造品の発明は、請求項1又は請求項2に記載したダイキャスト鋳造品の金型を用いて、ヘッドパイプに連なるメインフレームが中空状の軽合金で製造された車体フレームの一部を構成することを特徴とする。
このように構成することで、ハンドル周りの車体フレームの寸法精度を高めることができる。
請求項5に記載した車体フレームの発明は、請求項1又は請求項2に記載したダイキャスト鋳造品の金型により製造され、ヘッドパイプに連なるメインフレームの一部が中子を用いて金型により中空状に形成された軽合金製の車体フレームであって、少なくともコアホールドピン(例えば、実施形態におけるコアホールドピン40)用の開口部(例えば、実施形態における開口部43)が形成され、この開口部が金型の型開き方向に平行で、かつ一直線状に貫通形成されていることを特徴とする。
このように構成することで、開口部が形成されている部分から効果的にコアホールドピンを用いて中子を支持して、車体フレームを製造することができる。
請求項6に記載した車体フレームの発明は、請求項1又は請求項2に記載した金型により製造された車体フレームにおいて、ダイキャスト鋳造部分に幅木と共に中子を保持するセットピン(例えば、実施形態におけるセットピン30)用の孔(例えば、実施形態におけるセットピン孔31)が形成されていることを特徴とする。
このように構成することで、前記セットピン用の孔を排砂口として有効利用することができる。
請求項1に記載した発明によれば、金型が熱により膨張した場合であっても、この熱による影響が大きく生ずるのは幅木の長手方向であって、鋳造品の中空部の外壁の肉厚に影響を与える幅木の短軸方向では小さく抑えることができるため、幅木と金型のクリアランスの変化を小さく抑えて幅木の精度を金型に反映することができ、精度の高いダイキャスト鋳造部を備えた車体フレームを製造できる効果がある。また、長軸方向を平行に設定しているため、位置精度の測定が行い易く測定が容易となる。
請求項2に記載した発明によれば、型締めする場合に幅木の平坦面を金型の型割面で両金型により挟み込むようにして保持できるため、正確な位置に中子をセットでき、したがて、精度の高いダイキャスト鋳造部を備えた車体フレームを製造できる効果がある。
請求項3に記載した発明によれば、幅木を固定型と可動型の型割面に設定して容易に固定することができるため、中子を金型にセットする作業を容易に行うことができる効果がある。
請求項4に記載した発明によれば、ハンドル周りの車体フレームの寸法精度を高めることができるため、最適なハンドリング性能を付与することができる効果がある。
請求項5に記載した発明によれば、開口部が形成されている部分から効果的にコアホールドピンを用いて中子を支持して、車体フレームを製造することができるため、中子によって形成される中空部分の位置を正確に確保することができ、中空部分を取り囲む肉厚寸法を均一にすることができる効果がある。
請求項6に記載した発明によれば、前記セットピン用の孔を排砂口として有効利用することができるため、製品内部の砂を排出する作業を効率よく行うことができる効果がある。
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、自動二輪車の車体フレーム1はヘッドパイプ2に連なるメインフレーム3を備えていて、この車体フレーム1は中空状の軽合金であるアルミニウムあるいはアルミニウム合金で高圧ダイキャスト鋳造により成形されている。具体的にはヘッドパイプ2には左右一対のメインフレーム3,3が接続され、各メインフレーム3の後端部に下方に延びるピボットプレート4が接続されている。
ヘッドパイプ2にはエンジンハンガー5が斜め下側に延び、メインフレーム3との間が側壁部6で接続され、この側壁部6には空気取り入れ用の開口部7が形成されている。エンジンハンガー5の下端には後方斜め上側に延びメインフレーム3,3に合流するサポートフレーム8が接続されている。メインフレーム3の前端からピボットプレート4の上端部の前側に至る部分がアルミダイキャスト鋳造品により中空状に形成され、ここにピボットプレート4が溶接により接合されている。
図2〜図4は、車体フレーム1を金型により成形する場合に用いられる中子20を示している。この中子20は車体フレーム1の一部を構成する鋳造品11の内部空間を形成するもので、メインフレーム3の中空部を形成する湾曲したメインフレーム部分12と側壁部6の中空部を形成する側壁部分13とサポートフレーム8の中空部を形成するサポートフレーム部分14及びエンジンハンガー5の中空部を形成するエンジンハンガー部分16とで三角形状の開口部15を囲むように形成されたものである。中子20は粘結剤で覆われた鋳物砂を焼成して造形したものであって、車体フレーム1の各部に対応した部分となる中子本体21と、金型10に取り付けられ中子本体21の浮き上がりを防止するために形成された幅木22とで構成されている。
具体的には、幅木22はメインフレーム部分12の先端上部と後端面とに2箇所と、メインフレーム部分12の下部及び側壁部分13の後部となる開口部15の周縁に2箇所と、車体フレーム1の開口部7の形成部位の周囲に1箇所と、サポートフレーム部分14の下部に1箇所と、エンジンハンガー部分16の下端前部に1箇所形成され、各々略だ円柱形状に形成されている。
ここで、幅木22は各幅木22の断面形状であるだ円の長軸方向が全て平行(図3、図4鎖線参照)になるように設定され、これら幅木22が後述する型割面Sに平行となっていて、金型10の型締め時に金型10に挟まれるようにして中子20を金型10にセットするようになっている。尚、図3、図4において矢印は型抜き方向を示している。
図5〜図7は説明をわかり易くするために中子20とこの中子20を用いた金型10を模式的に示したものである。
金型10は固定型17に対して可動型18が進退可能に設けられたものである。固定型17には車体フレーム1の外形を形成する固定型成形部25が形成され、可動型18にも同様に車体フレーム1の外形を形成する可動型成形部26が形成されている。これら一対の成形部25,26が固定型17と可動型18とを型締めすることで内部にキャビティ27が形成され、このキャビティ27内に中子20を配置することにより中空状の車体フレーム1たるダイキャスト鋳造品11が成形されることとなる。
図5に示すように、中子20には両端部と中央部分に幅木22が設けられ、この幅木22は可動型18に設けたセットピン30が差し込まれた中子20の浮き上がりを防止するためのものである。図8に示すように各幅木22は、断面略だ円形状、具体的には図9に示すように上下面に平坦面23が形成された断面小判型形状に形成され、各々のだ円の長軸が平行になるように中子本体21に設けられている。幅木22の先端部は図9に示すように側面から見ても、図10に示すように正面から見てもコーナー部分が丸みを帯びた形状に形成され、基部側は中子本体21に対してなだらかに連続形成されている。そして、図10に示すように、このような断面形状の幅木22のだ円の長軸を型割面Sに整合させるようにして金型10にセットされる。
そして、図6に示すように、固定型17と可動型18とに中子20をセットした状態で型締めし、中子20とキャビティ27との間に溶湯を加圧注入すると図7に示すような鋳造品11を得ることができる。尚、この鋳造品11には中子20の幅木22の部分に幅木孔28が形成されることになる。
図11、図12に示すように、可動型18には型抜き方向(矢印で示す)に沿って中子20のセットピン30が設けられている。セットピン30は中子20のセットずれを防止するために設けられたものであって、図12に示すように、メインフレーム部分12の先端部と、メインフレーム部分12とサポートフレーム部分14との接合部分近傍と、サポートフレーム部分14とエンジンハンガー部分16との接合部近傍に設定されている。このセットピン30の配置位置は中子20の開口部15を取り囲むと共に、開口部15の周縁に設けた幅木22の位置が各辺に対応する位置となって中子20をバランスよく支持できるように、中子20上にほぼ正三角形配置となるように設定されている。
セットピン30は例えば直径20mm〜25mmに設定され、その先端部は小径となって中子20に設けた凹状のセットピン穴32に挿入されるようになっている。このセットピン30は、鋳造品11にセットピン孔31を形成することとなるが、鋳造品11である車体フレーム1の内側に形成されるため外側からは目につかず商品性を低下させることなく、また、このセットピン孔31は排砂口として有効利用できる。尚、メインフレーム部分12の後端部付近は袋小路となっているため、この部位に形成されたセットピン孔31は、他の部位にあるセットピン孔31に対して砂抜き性能を上げるために大きめの直径に設定されている。
図13に示すように、可動型18と固定型17とにはセットピン31を逃げるような位置に型抜き方向に平行にコアホールドピン40が貫通されている。このコアホールドピン40は、幅木22の間隔が広い部分を幅木22にかわって支持するものであって、例えば直径8mm程度のものである。
具体的にはメインフレーム部分12の前端部と開口部15の周縁に位置する幅木22を跨ぐ位置を可動型18と固定型17の両方から一直線状に配置された一対のコアホールドピン40,40と、エンジンハンガー部分16の上部を同様に可動型18と固定型17の両方から一直線状に支持する一対のコアホールドピン40,40とが設けられている。各コアホールドピン40の端面は直角にカットされ、中子20にはこの中子20に対して斜めに当接するコアホールドピン40の当接部位に、図14に示すように、型抜き方向(矢印で示す)に垂直な面41を備えた押圧座42が形成されている。したがって、このコアホールドピン40によって鋳造品11に開口部43が形成されることとなる。
次に、図11、図13に基づき金型10及び中子20を用いてダイキャスト鋳造品を製造する方法について説明する。
先ず、可動型18に設けられたセットピン30を中子20のセットピン穴32に差し込んで中子20をセットして型締めを行う。この時、中子20は幅木22により金型10内において浮き上がりが防止されると共に可動型18に三角形状に配置されたセットピン31により安定して支持される。また、可動型18及び固定型17を貫通してコアホールドピン40によっても中子20が支持されるため、中子20はキャビティ27内で確実に保持される。
次に、図11に示すプランジャ44を前進させると共にキャビティ27を真空引きにより排気し、同時にキャビティ27内に粉体離型剤を噴霧する。
そして、プランジャ44を後退させて給湯を行い、次に真空引きを行いプランジャ44を高速で前進させて溶湯をキャビティ27内に射出する。そして、凝固したら型開きして、鋳造品11を取り出す。
上記実施形態に係る金型10によれば、中子20を中子本体21と中子本体21に取り付けられる断面略だ円形状の複数の幅木22で構成し、これら幅木22のだ円の長軸方向が金型10の型割面Sに平行に設定されている。よって、金型10が熱により膨張した場合であっても、この熱による影響が大きく生ずるのは幅木22の長手方向である長軸方向であって、鋳造品11の中空部の外壁の肉厚に影響を与える幅木22の短軸方向では小さく抑えることができ、幅木22の位置精度を金型10に反映することができる。
その結果、精度の高いダイキャスト鋳造品11を備えた車体フレーム1を製造できる。また、幅木22の長軸方向を平行に設定しているため、中子20を成形する場合に幅木22の位置精度の測定が行い易くなる。
また、幅木22の側面が平坦面23で形成され、全ての平坦面23が金型10の型割面Sに平行に設定されていることで、型締めする場合に幅木22の平坦面23を金型10の型割面Sで固定型17と可動型18とにより挟み込むようにして保持できる。よって、正確な位置に中子20をセットできる。その結果、精度の高いダイキャスト鋳造部を備えた車体フレーム1を製造できる。
そして、この実施形態に係るダイキャスト鋳造方法によれば、中子20を固定型17と可動型18とで挟み込んで鋳造品11を製造することで、幅木22を固定型17と可動型18の型割面Sに設定して容易に固定することができ、中子20を金型10にセットする作業を容易化できる。
したがって、このような中子20を用いて精度の高い中空部分を形成したダイキャスト鋳造品11をハンドル周りの車体フレーム1に使用することで、ハンドル周りの寸法精度を高めることができ最適なハンドリング性能を付与することができる。
ここで、車体フレーム1は、ヘッドパイプ2に連なるメインフレーム3の一部が中子20を用いて金型10により中空状に形成された軽合金製の車体フレーム1であって、少なくともコアホールドピン40用の開口部43が形成され、この開口部43が金型10の型開き方向に平行で、かつ一直線状に貫通形成されている。よって、開口部43が形成されている部分から効果的にコアホールドピン40を用いて中子20を支持して、車体フレーム1を製造することができる。その結果、中子20によって形成される中空部分の位置を正確に確保することができ、中空部分を取り囲む肉厚寸法を均一にすることができる。
また、鋳造品11に中子20を保持するセットピン孔31が形成されていることにより、セットピン孔31を排砂口として有効利用することができため、鋳造品11の内部の砂を排出する作業を効率よく行うことができる。
尚、この発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、自動二輪車の車体フレームの前部を例にして説明したが、車体フレームの下部や、その他中空部分を形成する部位に適用可能である。また、自動二輪車に限らず車両の車体フレームを中空の軽合金で成形する場合にも適用できる。
この発明の実施形態に係る自動二輪車の車体フレームの前部斜視図である。 この発明の実施形態に係る中子の正面図ある。 図2のX矢視図である。 図2のY矢視図である。 金型を中子と共に模式的に示した片開き状態を示す断面説明図である。 図5の型締め状態を示す断面説明図である。 図5の型締め後に取り出された鋳造品の側面図である。 中子の幅木の端面図である。 中子の幅木の側面図である。 中子の幅木の正面図である。 セットピンの配置部位側から見た金型の断面図である。 中子の裏面図である。 図2のZ方向からコアホールドピンの配置部位を見た金型の断面図である。 図13のA部拡大断面図である。
符号の説明
1 車体フレーム
2 ヘッドパイプ
3 メインフレーム
10 金型
11 鋳造品
20 中子
21 中子本体
22 幅木
23 平坦面
30 セットピン
31 セットピン孔
40 コアホールドピン
41 開口部

Claims (6)

  1. ヘッドパイプ(2)に連なるメインフレーム(3)が中空状の軽合金で製造された車体フレーム(1)の一部を構成するダイキャスト鋳造品の金型において、鋳造品(11)の内部空間を形成する中子(20)を中子本体(21)と中子本体(21)に取り付けられる断面略だ円形状の複数の幅木(22)で構成し、これら幅木(22)のだ円の長軸方向が金型(10)の型割面(S)に平行に設定されていることを特徴とするダイキャスト鋳造品の金型。
  2. ヘッドパイプ(2)に連なるメインフレーム(3)が中空状の軽合金で製造された車体フレーム(1)の一部を構成するダイキャスト鋳造品の金型において、鋳造品(11)の内部空間を形成する中子(20)を中子本体(21)と中子本体(21)に取り付けられる断面略だ円形状の複数の幅木(22)で構成し、前記幅木(22)の側面が平坦面で形成され、全ての平坦面(23)が金型(10)の型割面(S)に平行に設定されていることを特徴とするダイキャスト鋳造品の金型。
  3. 請求項1又は請求項2に記載したダイキャスト鋳造品の金型を用いて、中子(20)を固定型(17)と可動型(18)とで挟み込んで鋳造品(11)を製造することを特徴とするダイキャスト鋳造方法。
  4. 請求項1又は請求項2に記載したダイキャスト鋳造品の金型を用いて、ヘッドパイプ(2)に連なるメインフレーム(3)が中空状の軽合金で製造された車体フレーム(1)の一部を構成することを特徴とするダイキャスト鋳造品。
  5. 請求項1又は請求項2に記載したダイキャスト鋳造品の金型により製造され、ヘッドパイプ(2)に連なるメインフレーム(3)の一部が中子(20)を用いて金型(10)により中空状に形成された軽合金製の車体フレームであって、少なくともコアホールドピン(40)用の開口部(43)が形成され、この開口部(43)が金型(10)の型開き方向に平行で、かつ一直線状に貫通形成されていることを特徴とする車体フレーム。
  6. 請求項1又は請求項2に記載した金型により製造された車体フレームにおいて、ダイキャスト鋳造部分に幅木(22)と共に中子(20)を保持するセットピン(30)用の孔(31)が形成されていることを特徴とする車体フレーム。
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