JPH0195859A - 鋳造用中子 - Google Patents
鋳造用中子Info
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- JPH0195859A JPH0195859A JP25338887A JP25338887A JPH0195859A JP H0195859 A JPH0195859 A JP H0195859A JP 25338887 A JP25338887 A JP 25338887A JP 25338887 A JP25338887 A JP 25338887A JP H0195859 A JPH0195859 A JP H0195859A
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- Japan
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- core
- cavity
- molten metal
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- casting
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- 238000005266 casting Methods 0.000 title claims description 23
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims abstract description 25
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、圧力鋳造に用いられる中子に関し、特に中子
を鋳型のキャビティ内に支持する為の幅木部の構造に関
する。
を鋳型のキャビティ内に支持する為の幅木部の構造に関
する。
(従来技術及びその問題点)
従来、例えば自動車用エンジンのシリンダヘッドやシリ
ンダブローツクの鋳造方法(例えば特開昭61−235
039号公報等)として、*造品の品質向上を図るため
に圧力鋳造法が適用されている。
ンダブローツクの鋳造方法(例えば特開昭61−235
039号公報等)として、*造品の品質向上を図るため
に圧力鋳造法が適用されている。
この圧力鋳造法を、第5図に示すシリンダブロックを鋳
造する場合を例として説明する。上金型lと下金型2と
によって形成されるキャビティ10内に、ウォータージ
ャケット形成用の中子3を支持させキャビティ内に湯道
4から溶湯をプランジャ5により加圧して流入させて鋳
造を行なう。6は鋳抜きビンである。
造する場合を例として説明する。上金型lと下金型2と
によって形成されるキャビティ10内に、ウォータージ
ャケット形成用の中子3を支持させキャビティ内に湯道
4から溶湯をプランジャ5により加圧して流入させて鋳
造を行なう。6は鋳抜きビンである。
しかし乍ら、このような圧力鋳造において、ウォーター
ジャケットのような空洞部を形成するために用いられる
従来の中子3では、当該中子3を金型キャビティ内に支
持させるための中子受は部分即ち幅木部3a・3aを、
その機能(金型内に中子を固定及び位置決めすると共に
鋳造後の砂抜き穴となる)上、第5図示のように中実に
形成しである。
ジャケットのような空洞部を形成するために用いられる
従来の中子3では、当該中子3を金型キャビティ内に支
持させるための中子受は部分即ち幅木部3a・3aを、
その機能(金型内に中子を固定及び位置決めすると共に
鋳造後の砂抜き穴となる)上、第5図示のように中実に
形成しである。
この為、幅木部分においては、溶湯圧力が中子3の両面
には作用せず片面だけにしか作用しないこととなり、中
子3に作用する溶湯圧力が不均衡となって第6図に示す
ように幅木部分が凹むと共に、これに引っ張られて幅木
部分以外の部分も変形し、中子3全体の平面形状が楕円
状に変形してしまうという問題がある。その結果、シリ
ンダブロックの肉厚が不均一となり、冷却速度の差によ
る鋳物組織のバラつき、歪による精度の低下及び強度の
不均一といった種々の不具合が発生するものである。
には作用せず片面だけにしか作用しないこととなり、中
子3に作用する溶湯圧力が不均衡となって第6図に示す
ように幅木部分が凹むと共に、これに引っ張られて幅木
部分以外の部分も変形し、中子3全体の平面形状が楕円
状に変形してしまうという問題がある。その結果、シリ
ンダブロックの肉厚が不均一となり、冷却速度の差によ
る鋳物組織のバラつき、歪による精度の低下及び強度の
不均一といった種々の不具合が発生するものである。
(発明の目的)
本発明は、上記の如き事情に鑑み、幅木部の機能を維持
しつつ該幅木部に起因する中子の変形を抑制する圧力鋳
造用中子の提供、を目的とする。
しつつ該幅木部に起因する中子の変形を抑制する圧力鋳
造用中子の提供、を目的とする。
(発明の構成)
このため、本発明に係る圧力鋳造用中子は、鋳型キャビ
ティ内に中子を支持させるための幅木部に空洞部を形成
すると共に、該空洞部と鋳型キャビティとを連通ずる溶
湯通路を設けて構成されている。
ティ内に中子を支持させるための幅木部に空洞部を形成
すると共に、該空洞部と鋳型キャビティとを連通ずる溶
湯通路を設けて構成されている。
上記の如く構成すると、幅木部内にも溶湯が流れ込むた
め、幅木部分においても中子両面に溶湯圧力の不均衡が
緩和でき、幅木部に起因する中子の変形が少なくなる。
め、幅木部分においても中子両面に溶湯圧力の不均衡が
緩和でき、幅木部に起因する中子の変形が少なくなる。
そして、中子の固定、位置決めには何ら支障はなく、ま
た、溶湯通路の凝固金属部分を切離すだけで従来と同様
の砂抜き穴となり、幅木部の機能はそのまま維持できる
。
た、溶湯通路の凝固金属部分を切離すだけで従来と同様
の砂抜き穴となり、幅木部の機能はそのまま維持できる
。
(発明の実施例)
第1図は本発明の圧力鋳造用中子をシリンダブロックの
鋳造に適用した一実施例を示す。
鋳造に適用した一実施例を示す。
図において1例えば3つの金型11〜
13によってシリンダブロック形状に対応するキャビテ
ィ14が形成される。
ィ14が形成される。
該キャビティ14内には、ウォータージャケット形成用
の本実施例の圧力鋳造用中子15が固定支持されている
。
の本実施例の圧力鋳造用中子15が固定支持されている
。
中子15は、第2図示の如き形状となっている。その両
端近傍の両側に中子支持用の幅木部15A・・・を有し
ており、これら幅木部15A・・・をNS1図のように
金型11と12で形成される四部に嵌込むことによりキ
ャビティ14内に中子15が支持されるものである。
端近傍の両側に中子支持用の幅木部15A・・・を有し
ており、これら幅木部15A・・・をNS1図のように
金型11と12で形成される四部に嵌込むことによりキ
ャビティ14内に中子15が支持されるものである。
幅木部15Aには、第3図示の如く空洞部15aと、該
空洞部15a周縁の上下対称位置に切欠部15bが形成
されており、切欠部15bは、キャビティ14内に中子
15を支持させたときに、キャビティ14と空洞部15
aとが連通できる切欠き長さを有し、キャビティ14内
に溶湯を図示しないプランジャにより加圧流入させたと
きに、空洞部15aに溶湯を流入させるための溶湯通路
となる。
空洞部15a周縁の上下対称位置に切欠部15bが形成
されており、切欠部15bは、キャビティ14内に中子
15を支持させたときに、キャビティ14と空洞部15
aとが連通できる切欠き長さを有し、キャビティ14内
に溶湯を図示しないプランジャにより加圧流入させたと
きに、空洞部15aに溶湯を流入させるための溶湯通路
となる。
上記の如き構成によれば、キャビティ
14内に加圧溶湯が流入すると、中子15と金型11−
13とで囲まれるキャビティ14部分に従来と同様加圧
溶湯が流込む他、幅木部15Aの切欠部15bを介して
空洞部15a内にも加圧溶湯が侵入し、該空洞部15a
も加圧溶湯で満たされる。
13とで囲まれるキャビティ14部分に従来と同様加圧
溶湯が流込む他、幅木部15Aの切欠部15bを介して
空洞部15a内にも加圧溶湯が侵入し、該空洞部15a
も加圧溶湯で満たされる。
その結果、中子15の幅木部分も従来のように片側だけ
でなく両側から溶湯圧力が作用することになり、幅木部
分に作用する圧力の不均衡が軽減され、中子15の変形
を少なくすることができるものである。
でなく両側から溶湯圧力が作用することになり、幅木部
分に作用する圧力の不均衡が軽減され、中子15の変形
を少なくすることができるものである。
第4図に本実施例と従来の中子との変形の比較を示す。
これは、第4図(A)に示すように中子の幅木方向をX
、幅木方向と直角方向をyとし、それぞれの方向におけ
る変形率を次式により算出したものである。
、幅木方向と直角方向をyとし、それぞれの方向におけ
る変形率を次式により算出したものである。
変形率=(d+−do)/doX100(%)
ここで、doは鋳造前の中子の内径、dlは鋳造後の中
子の内径である。
子の内径である。
その結果、第4図(B)から明らかなように、X方向及
びy方向共に、従来のものに比へて本実施例のものの方
が変形率が少なく、中子の変形が大幅に抑制できること
がわかる。
びy方向共に、従来のものに比へて本実施例のものの方
が変形率が少なく、中子の変形が大幅に抑制できること
がわかる。
また、中子の固定、位各決め機能は勿論、幅木部15A
・・・が有するもう1つの機能である中子砂抜き穴につ
いても、切欠部15bの金属凝固部分を切離すだけでよ
く、幅木部のもつ機能が損なわれるこのはない。従って
、シリンダブロックの肉厚を均一化でき品質が向上する
。
・・・が有するもう1つの機能である中子砂抜き穴につ
いても、切欠部15bの金属凝固部分を切離すだけでよ
く、幅木部のもつ機能が損なわれるこのはない。従って
、シリンダブロックの肉厚を均一化でき品質が向上する
。
尚、本実施例では、空洞部への溶湯通路を切欠部によっ
て形成する構成としたが、空洞部に貫通する孔を設ける
構成でもよいことは言うまでもない。また、シリンダブ
ロック以外の鋳造にも適用することも可能なものである
。
て形成する構成としたが、空洞部に貫通する孔を設ける
構成でもよいことは言うまでもない。また、シリンダブ
ロック以外の鋳造にも適用することも可能なものである
。
(発明の効果)
」二足の如き、本発明に係る圧力鋳造用中子によれば、
幅木部の機能を阻害することなく、幅木部に起因する中
子の変形を効果的に抑制できる。従って、鋳造品の肉厚
の不均一を防1トでき品質をより一層向上できるもので
ある。
幅木部の機能を阻害することなく、幅木部に起因する中
子の変形を効果的に抑制できる。従って、鋳造品の肉厚
の不均一を防1トでき品質をより一層向上できるもので
ある。
第1図は本発明に係る中子の一実施例を鋳型に組付けた
断面図、第2図は同上実施例の中子の外観1図、第3図
は同上実施例の幅木部正面図、第4図は本実施例と従来
例との中子変形比較データの図、第5図は従来の中子を
用いた圧力鋳造の説明図、第6図は従来の鋳造時の中子
幅木部分の拡大断面図を示す。 11・12・13・・・金型 14・・・キャビティ 15・・・中子 15A・・・幅木部15a・・
・空洞部 15b・・・切欠部(溶湯通路) \ \ \! さ 第2図 第3図 +51) 第5図 第6図 詞造圧力(kg/crn2) 3 メ。シ
断面図、第2図は同上実施例の中子の外観1図、第3図
は同上実施例の幅木部正面図、第4図は本実施例と従来
例との中子変形比較データの図、第5図は従来の中子を
用いた圧力鋳造の説明図、第6図は従来の鋳造時の中子
幅木部分の拡大断面図を示す。 11・12・13・・・金型 14・・・キャビティ 15・・・中子 15A・・・幅木部15a・・
・空洞部 15b・・・切欠部(溶湯通路) \ \ \! さ 第2図 第3図 +51) 第5図 第6図 詞造圧力(kg/crn2) 3 メ。シ
Claims (1)
- キャビティ内に溶湯を加圧して流し込む圧力鋳造に用い
る中子に於て、該中子を前記鋳型のキャビティ内に支持
させるための幅木部内に空洞部を形成すると共に、該空
洞部と鋳型のキャビティとを連通する溶湯通路を設けた
こと、を特徴とする圧力鋳造用中子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25338887A JP2603085B2 (ja) | 1987-10-07 | 1987-10-07 | 鋳造用中子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25338887A JP2603085B2 (ja) | 1987-10-07 | 1987-10-07 | 鋳造用中子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0195859A true JPH0195859A (ja) | 1989-04-13 |
JP2603085B2 JP2603085B2 (ja) | 1997-04-23 |
Family
ID=17250672
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25338887A Expired - Lifetime JP2603085B2 (ja) | 1987-10-07 | 1987-10-07 | 鋳造用中子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2603085B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5050665A (en) * | 1989-12-26 | 1991-09-24 | United Technologies Corporation | Investment cast airfoil core/shell lock and method of casting |
WO1993019871A1 (en) * | 1992-04-01 | 1993-10-14 | Doehler-Jarvis Limited Partnership | Framed printout core for die and casting |
JP2007144500A (ja) * | 2005-11-30 | 2007-06-14 | Honda Motor Co Ltd | 車体フレーム、ダイキャスト鋳造品、ダイキャスト鋳造品の金型、ダイキャスト鋳造方法 |
-
1987
- 1987-10-07 JP JP25338887A patent/JP2603085B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5050665A (en) * | 1989-12-26 | 1991-09-24 | United Technologies Corporation | Investment cast airfoil core/shell lock and method of casting |
WO1993019871A1 (en) * | 1992-04-01 | 1993-10-14 | Doehler-Jarvis Limited Partnership | Framed printout core for die and casting |
US5259438A (en) * | 1992-04-01 | 1993-11-09 | Doehler-Jarvis Limited Partnership | Framed printout core for die and casting |
JP2007144500A (ja) * | 2005-11-30 | 2007-06-14 | Honda Motor Co Ltd | 車体フレーム、ダイキャスト鋳造品、ダイキャスト鋳造品の金型、ダイキャスト鋳造方法 |
JP4619932B2 (ja) * | 2005-11-30 | 2011-01-26 | 本田技研工業株式会社 | 車体フレーム、ダイキャスト鋳造品、ダイキャスト鋳造品の金型、ダイキャスト鋳造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2603085B2 (ja) | 1997-04-23 |
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