JP4618812B2 - 車両用ドアのガラスランチャンネル組立体と窓板組付構造 - Google Patents

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Description

この発明は、車両用ドア(スライドドア、フロントドア、リヤドア等の車両用ドア)のドア本体の上部に設けられた窓用開口の上縁及び両側部に沿う上縁側窓枠及び両側部側窓枠に装着されて窓板を昇降案内する摺動案内溝を有するガラスランチャンネル組立体と、このガラスランチャンネル組立体が装着されたドア本体に窓板を組み付ける窓板組付構造に関する。
従来、車両用ドアのガラスランチャンネル組立体において、ドア本体上部の窓用開口の上縁に設けられた上縁側窓枠に装着される上縁側ガラスランチャンネルと、窓用開口の両側部に設けられた両側部側窓枠に装着される両側部側ガラスランチャンネルとが一体的に組み立てられてガラスランチャンネル組立体が構成されたものが知られている。
また、ガラスランチャンネル組立体が装着された状態において、窓板を窓用開口を通してドア本体の内部に挿入する際に、窓板の一方の側縁部の通過を容易にするために、両側部側ガラスランチャンネルのうち、一方の側部側ガラスランチャンネルに窓板の一方の側縁部の通過を許容する切欠部が形成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−48431号公報
ところで、車両の種類に対応して窓板が略四角形に形成されたものがある。このような窓板を窓用開口を通してドア本体の内部に半分以上挿入した後、引き続いて窓板を挿入していくと、窓板の一方の側縁部の上部が一方の側部側ガラスランチャンネルの車外側側壁部に干渉し、この車外側側壁部を車内側に巻き込んだ状態で側部側ガラスランチャンネルの摺動案内溝に案内される場合がある。
この場合には、窓板の車内側に巻き込まれた車外側側壁部を窓板よりも車外側に引き出さなければならず、この作業が厄介で多くの手間や時間が必要となる。
この発明の目的は、前記問題点に鑑み、ガラスランチャンネル組立体が装着された状態において、窓板を窓用開口を通してドア本体の内部に容易に挿入して組み付けることができる車両用ドアのガラスランチャンネル組立体と窓板組付構造を提供することである。
前記目的を達成するために、この発明の請求項1に係る車両用ドアのガラスランチャンネル組立体は、基底部と、この基底部の幅方向両端から立ち上がる車内側側壁部及び車外側側壁部を有して窓板を昇降案内する摺動案内溝を構成する横断面略U字形をなすと共に、弾性ポリマー材料により長尺に形成され、ドア本体上部の窓用開口の上縁及び両側部に設けられた上縁側窓枠と両側部側窓枠のうち、前記上縁側窓枠に装着される上縁側ガラスランチャンネルと、前記両側部側窓枠に装着される両側部側ガラスランチャンネルとが一体的に組み立てられて構成された車両用ドアのガラスランチャンネル組立体であって、
前記両側部側ガラスランチャンネルのうち、一方の側部側ガラスランチャンネルの車外側側壁部には、前記ガラスランチャンネル組立体の装着状態において前記窓板を前記窓用開口を通して前記ドア本体の内部に挿入して組み付ける際の前記窓板の一方の側縁部の通過を許容する切欠部が形成され、
前記切欠部の上方に位置する前記車外側側壁部には、前記窓板の組付時において、前記切欠部上方の車外側側壁部を開く方向に反転させた状態で保持可能な反転係止手段が設けられることを特徴とする。
前記構成において、窓板をドア本体上部の窓用開口を通してドア本体内部に挿入して組み付ける場合、予め、両側部側ガラスランチャンネルのうち、一方の側部側ガラスランチャンネルの切欠部上方の車外側側壁部を開く方向に反転させ、反転係止手段によって反転状態に保持する。
ここで、窓板の他方の側縁部を他方の側部側ガラスランチャンネルの摺動案内溝内に嵌込んでドア本体内部に挿入していく。そして、窓板の一方の側縁部が一方の側部側ガラスランチャンネルの切欠部に達したところで、窓板の一方の側縁部を切欠部を通して一方の側部側ガラスランチャンネルの摺動案内溝に嵌込んでドア本体内部に挿入していくことで、窓板の挿入が完了する。この際、一方の側部側ガラスランチャンネルの切欠部上方の車外側側壁部が反転係止手段によって反転状態に保持される。このため、窓板が略四角形状であったとしても、その窓板の一方の側縁部の上部が一方の側部側ガラスランチャンネルの車外側側壁部に干渉して窓板の車内側に巻き込むことなくドア本体内部の所定位置まで容易に挿入することができる。
したがって、請求項1に記載の発明によれば、窓板を窓用開口を通してドア本体の内部に容易に挿入して組み付けることができ、窓板の挿入・組付作業を効率よく行うことができる。
この発明の請求項2に係る車両用ドアのガラスランチャンネル組立体は、請求項1に記載の車両用ドアのガラスランチャンネル組立体であって、
反転係止手段は、反転係止部と上側クリップとのうち、少なくとも一方を備え、
前記反転係止部は、切欠部の上方に位置する車外側側壁部と、当該車外側側壁部の根元部に相当する部分から基底部に対して前記車外側側壁と反対側へ張り出された延長板部との相互に設けられそれぞれの反転係止部同士が係合可能となっていて、前記車外側側壁部を開く方向に反転させたときに前記車外側側壁部と前記延長板部とを係合させて前記車外側側壁部を反転状態に保持可能とし、
前記上側クリップは、基体部と、この基体部から一体に突出され、かつガラスランチャンネル組立体の装着状態において前記切欠部の上方に位置する車外側側壁部に形成されたスリット状の上側係止孔に取り外し可能に挿通される係止フックとを備え、前記係止フックを前記上側係止孔に挿通して前記車外側側壁部を開く方向に反転させて前記係止フックをドア本体の一部に係脱可能に係合させることで、前記車外側側壁部を反転状態に保持可能とすることを特徴とする。
前記構成において、反転係止手段が反転係止部である場合、切欠部の上方に位置する車外側側壁部を開く方向に反転させたときには、反転係止部が相互に係合するため、車外側側壁部を反転状態に容易に保持することができる。
また、反転係止手段が係止フックを有する上側クリップである場合、切欠部の上方に位置する車外側側壁部のスリット状の上側係止孔に上側クリップの係止フックが挿通された状態で車外側側壁部を開く方向に反転させ、上側クリップの係止フックをドア本体の一部に係合させることで、車外側側壁部を反転状態に容易に保持することができる。
したがって、請求項2に記載の発明によれば、請求項1の発明の作用効果に加えて車外側側壁部を反転状態に容易に保持することができるため、窓板の挿入・組付性の向上を図ることができる。
この発明の請求項3に係る車両用ドアのガラスランチャンネル組立体は、請求項2に記載の車両用ドアのガラスランチャンネル組立体であって、
反転係止手段としての反転係止部は、切欠部の上方に位置する車外側側壁部と、延長板部とにそれぞれ設けられたファスナーによって構成されていることを特徴とする。
前記構成において、切欠部の上方に位置する車外側側壁部を開く方向に反転させときには、その反転動作によって相互のファスナー(面ファスナー)が係合するため、車外側側壁部を反転状態に一層容易にかつ確実に保持することができる。
したがって、請求項3に記載の発明によれば、請求項2の発明の作用効果に加えて車外側側壁部を反転状態に確実に保持することができる。
この発明の請求項4に係る車両用ドアのガラスランチャンネル組立体は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用ドアのガラスランチャンネル組立体であって、
窓枠にガラスランチャンネル組立体が装着された状態において、一方の側部側ガラスランチャンネルの車外側側壁部の切欠部は、窓用開口の側縁部下端に相当する位置又はその近傍に設けられていることを特徴とする。
前記構成において、一方の側部側ガラスランチャンネルの車外側側壁部の切欠部が窓用開口の側縁部下端に相当する位置又はその近傍に設けられることで、窓用開口の側縁部下端から上方に離隔した位置に設けられる場合と比べ、窓板の傾きを小さくした状態で容易に挿入することができる。
したがって、請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3のいずれか一項の発明の作用効果に加えて窓板の挿入・組付作業が一層向上する。
この発明の請求項5に係る車両用ドアのガラスランチャンネル組立体は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用ドアのガラスランチャンネル組立体であって、
一方の側部側ガラスランチャンネルは、押出成形され所定長さに切断された二つの押出品の両端末同士が型成形により形成された側部接続体を介して一体に連続状に接続されて形成され、
前記側部接続体の車外側側壁部に切欠部が形成されていることを特徴とする。
前記構成において、押出成形され所定長さに切断された二つの押出品の両端末同士が型成形により形成された側部接続体を介して一体連続状に接続されることによって、一方の側部側ガラスランチャンネルを容易に形成することができる。
しかも、側部接続体を型成形により形成すると同時に、この側部接続体の車外側側壁部に所望とする長さ及び形状の切欠部を容易にかつ正確に形成することができる。
したがって、請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜4のいずれか一項の発明の作用効果に加えて側部接続体を型成形により形成した後、側部接続体の車外側側壁部に切欠部を形成する手間を省くことができる。
この発明の請求項6に係る車両用ドアのガラスランチャンネル組立体は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両用ドアのガラスランチャンネル組立体であって、
一方の側部側ガラスランチャンネルには、その車外側側壁部の切欠部の近傍又は下方に位置する部分に窓板の側縁部を前記一方の側部側ガラスランチャンネルの摺動案内溝内に案内する組付用案内部が形成されていることを特徴とする。
前記構成において、窓板の一方の側縁部が一方の側部側ガラスランチャンネルの切欠部を通過する直後に組付用案内部に案内されて摺動案内溝に導かれる。
したがって、請求項6に記載の発明によれば、請求項1〜5のいずれか一項の発明の作用効果に加えて窓板の挿入・組付作業が一層容易となる。
この発明の請求項7に係る車両用ドアのガラスランチャンネル組立体は、請求項6に記載の車両用ドアのガラスランチャンネル組立体であって、
組付用案内部は、一方の側部側ガラスランチャンネルの車外側側壁部の根元部に相当する部分から基底部に対して前記車外側側壁と反対側へ張り出された延長板部と、
前記延長板部の車外側面に対し窓板の板厚寸法以上に相当する突出寸法をもって突設され、かつ前記窓板の側縁部を前記一方の側部側ガラスランチャンネルの摺動案内溝内に向けて案内する傾斜案内壁と、
前記傾斜案内壁の突出端から前記延長板部に平行して形成され、前記延長板部及び前記傾斜案内壁と協働して組付案内溝を形成する外側壁部とを備えていることを特徴とする。
前記構成において、延長板部、傾斜案内壁及び外側壁部によって組付案内溝を形成することによって、窓板の一方の側縁部が一方の側部側ガラスランチャンネルの切欠部を通過する直後に組付案内溝に沿って滑走される。これによって、窓板の一方の側縁部を摺動案内溝に良好に導びくことができる。
したがって、請求項7に記載の発明によれば、請求項6の発明の作用効果に加えて窓板の挿入・組付作業をより一層効率よく行うことができる。
この発明の請求項8に係る車両用ドアの窓板組付構造は、ドア本体と、
前記ドア本体の上部に設けられた窓用開口の上縁及び両側縁に沿って配設され上縁側窓枠及び両側部側窓枠と、
基底部と、この基底部の幅方向両端から立ち上がる車内側側壁部及び車外側側壁部を有して窓板を昇降案内する摺動案内溝を構成する横断面略U字形をなすと共に、弾性ポリマー材料により長尺に形成され、前記上縁側窓枠に装着される上縁側ガラスランチャンネルと、前記両側部側窓枠に装着される両側部側ガラスランチャンネルとが一体的に組み立てられて構成されたガラスランチャンネル組立体と、
を備えた車両用ドアにおいて、
前記ガラスランチャンネル組立体の装着状態で前記窓板を前記窓用開口を通して前記ドア本体の内部に挿入して組み付ける車両用ドアの窓板組付構造であって、
前記窓用開口の一方の側縁部下端に相当する位置には、前記ドア本体のアウタパネル及び一方の側部側窓枠の車外側側壁に夫々切欠部が形成され、
さらに、前記両側部側ガラスランチャンネルのうち、一方の側部側ガラスランチャンネルの車外側側壁部にも、前記窓用開口の一方の側縁部下端に相当する位置に前記窓板を前記窓用開口を通して前記ドア本体の内部に挿入して組み付ける際の前記窓板の一方の側縁部の通過を許容する切欠部が形成され、
前記一方の側部側ガラスランチャンネルの切欠部の上方に位置する前記車外側側壁部には、前記窓板の組付時において、前記車外側側壁部を開く方向に反転させた状態で保持可能な反転係止手段が設けられることを特徴とする。
前記構成において、窓板をドア本体上部の窓用開口を通してドア本体内部に挿入して組み付ける場合、両側部側ガラスランチャンネルのうち、一方の側部側ガラスランチャンネルの切欠部上方の車外側側壁部を開く方向に反転させ、反転係止手段によって反転状態に保持する。これによって、窓板の一方の側縁部の上部が一方の側部側ガラスランチャンネルの車外側側壁部に干渉して窓板の車内側に巻き込むことなくドア本体内部の所定位置まで容易に挿入することができる。
したがって、請求項8に記載の発明によれば、窓板を窓用開口を通してドア本体の内部に容易に挿入して組み付けることができ、窓板の挿入・組付作業を効率よく行うことができる。
次に、この発明を実施するための最良の形態を実施例にしたがって説明する。
(実施例1)
この発明の実施例1を図1〜図10にしたがって説明する。
図1はこの発明の実施例1に係るガラスランチャンネル組立体が装着された車両用ドアを示す正面図である。図2はドア本体、一方の側部側窓枠及び側部側ガラスランチャンネルの関係を示す斜視図である。図3は一方の側部側ガラスランチャンネルと一方の側部側窓枠とを分離して示す斜視図である。図4は上側クリップを示す斜視図である。図5は一方の側部側ガラスランチャンネルの車外側側壁部に上側クリップを組み付けた状態を示す横断面図である。図6は一方の側部側ガラスランチャンネルの車外側側壁部を開く方向に反転し上側クリップの係止フックをドア本体の一部に係止した状態を示す横断面図である。図7は窓板が組み付けられた状態においてドア本体のアウタパネル及び一方の側部側窓枠の切欠部がブラケットによって塞がれ、さらにアウターガーニッシュが組み付けられた状態を示す横断面図である。図8は切欠部の上方に位置する側部接続体の車外側側壁部と、延長板部とに反転係止部としてのファスナーがそれぞれ設けられた状態を示す横断面図である。図9は側部接続体の車外側側壁部を開く方向に反転しファスナー同士が係合した状態を示す横断面図である。図10はドア本体の窓用開口から窓板が挿入されて組み付けられる過程を示す説明図である。
図1に示すように、車両用ドア10は、上部に略四角形状の窓用開口12が設けられたドア本体11と、窓用開口12の上縁及び両側縁に沿って配設されかつ横断面略U字形をなす上縁側窓枠21及び両側部側窓枠22、23と、これら上縁側窓枠21及び両側部側窓枠22、23に装着され、窓用開口12を開閉する略四角形状の窓板18を昇降案内するガラスランチャンネル組立体30と、ドア本体11の内部に収納され窓板18を昇降動作させる窓板昇降装置17等を備えている。
なお、両側部側窓枠22、23のうち、一方の側部側窓枠23は、図3に示すように、上下部の側窓枠部24、26によって分割構成されており、これら上下部の側窓枠部24、26は、ドア本体11の構成部材にそれぞれ固着されている。
また、上下部の側窓枠部24、26の車外側側壁24a、26aには、次に詳述するガラスランチャンネル組立体30の一方の側部側ガラスランチャンネル44の車外側側壁部38、58の反転動作に干渉することがないように窓枠切欠部25、27が形成されている。さらに、ドア本体11のアウタパネル14にも、窓枠切欠部25、27に対応する位置に同様の目的で、図2に示すように、切欠部141が形成されている。
図3と図7に示すように、ガラスランチャンネル組立体30は、基底部31と、この基底部31の幅方向両端から立ち上がる車内側側壁部33及び車外側側壁部38を有して窓板18を昇降案内する摺動案内溝32を構成する横断面略U字形をなすと共に、弾性ポリマー材料(例えば、オレフィン系熱可塑性エラストマ(TPO)、オレフィン系以外の熱可塑性エラストマ(TPE)、EPDM等の弾性ゴム材料)により長尺に形成されている。
また、図3と図7に示すように、車内側側壁部33及び車外側側壁部38のそれぞれの突出端には、窓板18に摺接する摺接リップ35、39が摺動案内溝32内に向けて湾曲状をなして弾性変形可能に形成され、車内側側壁部33及び車外側側壁部38の外側面には、上縁側窓枠21又は両側部側窓枠22、23の溝内壁面に弾性的に係合して抜け止めをなす突起34、37が適宜に突設されている。
また、この実施例1において、図1に示すように、ガラスランチャンネル組立体30は、上縁側窓枠21に嵌込まれて装着される上縁側ガラスランチャンネル40と、この上縁側ガラスランチャンネル40の長手方向両端部にコーナ接続体41、42を介してそれぞれ接続されかつ両側部側窓枠22、23に嵌込まれて装着される両側部側ガラスランチャンネル43、44とが一体的に組み立てられて構成されている。
また、両側部側ガラスランチャンネル43、44のうち、一方の側部側ガラスランチャンネル44は、図3に示すように、押出成形され所定長さに切断された二つの押出品45、46の両端末同士が型成形により形成された側部接続体50を介して一体連続状に接続されて形成されている。
また、上縁側ガラスランチャンネル40及び他方の側部側ガラスランチャンネル43においても押出成形され所定長さに切断された押出品によって形成され、両コーナ接続体41、42は型成形により形成されている。そして、一方の側部側ガラスランチャンネル44の押出品45の上端末と、上縁側ガラスランチャンネル40の一方の端末とがコーナ接続体42を介して一体連続状に接続され、他方の側部側ガラスランチャンネル43の上端末と、上縁側ガラスランチャンネル40の他方の端末とがコーナ接続体41を介して一体連続状に接続されることで、ガラスランチャンネル組立体30が構成される。
図3と図8に示すように、側部側ガラスランチャンネル44の側部接続体50は、二つの押出品45、46の摺動案内溝32を接続する摺動案内溝52を構成するために、二つの押出品45、46の基底部31、車内側側壁部33及び車外側側壁部38を一体連続状に接続する基底部51、車内側側壁部53及び車外側側壁部58を有している。
図3と図8に示すように、側部接続体50には、車外側側壁部58の根元部に相当する部分から基底部51に対して車外側側壁部58と反対側へ張り出された延長板部61が一体に形成されている。
なお、側部接続体50の車内側側壁部53及び車外側側壁部58には、二つの押出品45、46の摺接リップ35、39を一体連続状に接続する摺接リップ55、59が形成されている。さらに、側部接続体50の車内側側壁部53の外側面には、側部側窓枠(下部の側窓枠部26)23の溝内壁面に弾性的に係合して抜け止めをなす突起54が適宜に突設されている。
図3に示すように、側部側ガラスランチャンネル44の側部接続体50の車外側側壁部58には、上縁側窓枠21、及び両側部側窓枠22、23にガラスランチャンネル組立体30が装着された状態において窓板18を窓用開口12を通してドア本体11の内部に挿入して組み付ける際の窓板18の一方の側縁部の通過を許容する切欠部60が形成されている。
また、図1と図2に示すように、ガラスランチャンネル組立体30が装着された状態において、側部接続体50の車外側側壁部58の切欠部60は、窓用開口12の側縁部下端に相当する位置又はその近傍に設けられている。
図2と図3に示すように、側部接続体50の車外側側壁部58の切欠部60の上方に位置する上側の押出品45及び側部接続体50の車外側側壁部38、58には、窓板18の組付時において、切欠部60上方の車外側側壁部38、58を開く方向に反転させた状態で保持可能な反転係止手段70が設けられる。
この実施例1において、反転係止手段70は、反転係止部71と上側クリップ80との双方を備えている。
この実施例1において、図3と図8に示すように、反転係止部71として面ファスナー(この発明のファスナーに相当する)72、73が用いられ、一方の面ファスナー72が側部接続体50の切欠部60の上方に位置する車外側側壁部58の外面に両面接着テープ等によって一体に固着(接合)され、他方の面ファスナー73が延長板部61の表面に両面接着テープ等によって一体に固着(接合)されている。そして、図9に示すように、車外側側壁部58を開く方向に反転させる動作によって面ファスナー72、73が係合し、これら面ファスナー72、73の係合力によって車外側側壁部58を反転状態に保持するようになっている。
図2と図3に示すように、側部接続体50の車外側側壁部58の上端に連続する上側の押出品45の車外側側壁部38の所定高さ位置には、上側クリップ80を組み付けるためのスリット状の上側係止孔38Aが形成されいる。
図4に示すように、上側クリップ80は、合成樹脂材(例えばポリアセタール樹脂等)の射出成形によって形成され、四角形状の基体部81と、車両への取付状態で基体部81の上下両端から上下方向にそれぞれ張り出された張出片82と、基板部81の一側縁から一体に延出されて鉤形状に形成された係止フック83とを一体に備えている。
さらに、係止フック83の根元側には、その幅方向両側に切欠状の凹部83Aがそれぞれ形成されている。また、係止フック83の幅寸法は、スリット状の上側係止孔38Aの長さよりやや大きく設定されている。
そして、図5に示すように、上側クリップ80は、その係止フック83が上側の押出品45の車外側側壁部38の上側係止孔38Aに貫挿され、根元側の凹部83Aが上側係止孔38Aに嵌り込んで抜け止めを兼ねて取り付けられ、図6に示すように、車外側側壁部38を開く方向に反転させて係止フック83をドア本体11の一部(アウタパネル14の端縁部)に係脱可能に係合させることで、車外側側壁部38を反転状態に保持するようになっている。
図3に示すように、側部接続体50の車外側側壁部58の切欠部60の近傍又は下方に位置する部分には、窓板18の側縁部を一方の側部側ガラスランチャンネル44の下側の押出品46の摺動案内溝32内に案内する組付用案内部62が形成されている。
この実施例1において、図3に示すように、組付用案内部62は、延長板部61の下側部分61aと、この下側部分61aの車外側面に対し窓板18の板厚寸法に相当する(窓板18の板厚寸法より少し大きい)突出寸法をもって突設され、かつ窓板18の側縁部を下側の押出品46の摺動案内溝32内に向けて案内する傾斜案内壁63と、この傾斜案内壁63の突出端から延長板部61の下側部分61aに平行して形成され、延長板部61及び傾斜案内壁63と協働して組付案内溝66を形成する外側壁部64とを備えている。
なお、図7において、符号13はドア本体11を構成するインナパネル、14はアウタパネル、15はリインホースメント、19はアウタパネルに組み付けられるアウターガーニッシュを示す。
この実施例1に係る車両用ドアのガラスランチャンネル組立体と窓板組付構造は上述したように構成される。
したがって、窓板18をドア本体11上部の窓用開口12を通してドア本体11内部に挿入して組み付ける場合、予め、一方の側部側ガラスランチャンネル44の側部接続体50の切欠部60上方の車外側側壁部58を、図9に示すように、開く方向に反転させる。
すると、車外側側壁部58の反転動作によって、車外側側壁部58と延長板部61との相対する面に接合された面ファスナー72、73が係合し、これら面ファスナー72、73の係合力によって、延長板部61に対し車外側側壁部58が密接して反転状態に保持される。このようにして、車外側側壁部58の反転動作によって面ファスナー72、73同士が係合するため、車外側側壁部58を反転状態に良好かつ確実に保持することができる。
また、図5に示すように、一方の側部側ガラスランチャンネル44の側部接続体50の車外側側壁部58の上端に連続する上側の押出品45の車外側側壁部38の上側係止孔38Aに上側クリップ80の係止フック83を貫挿して取り付ける。
そして、図6に示すように、上側クリップ80の基体部81を押し付けて車外側側壁部38を開く方向に反転させて係止フック83をドア本体11の一部(アウタパネル14の切欠部141)に係合させることで、車外側側壁部38を反転状態に保持する。
このようにして、上側クリップ80の係止フック83をドア本体11の一部に係合させることで、車外側側壁部38を反転状態に容易に保持することができる。
ここで、図10に示すように、窓板18の他方の側縁部を他方の側部側ガラスランチャンネル43の摺動案内溝32内に嵌込んでドア本体11内部に挿入していく。
そして、窓板18の一方の側縁部が一方の側部側ガラスランチャンネル44の側部接続体50の切欠部60に達したところで、窓板18の一方の側縁部を切欠部60を通して一方の側部側ガラスランチャンネル44の下側の押出品46の摺動案内溝32に嵌込んでドア本体11内部に挿入していく。
窓板18の一方の側縁部が切欠部60を通過する直後に組付用案内部62の組付案内溝66に沿って滑走案内されるため、窓板18の一方の側縁部を下側の押出品46の摺動案内溝32に良好に導くことができる。
窓板18の半分以上をドア本体11内部に挿入した後、引き続いて窓板18を挿入する際において、予め、一方の側部側ガラスランチャンネル44の側部接続体50の車外側側壁部58が面ファスナー72、73によって反転状態に保持され、車外側側壁部58の上端に連続する上側の押出品45の車外側側壁部38が上側クリップ80によって反転状態に保持されている。
このため、窓板18が略四角形状である場合においても、窓板18の一方の側縁部の上部が一方の側部側ガラスランチャンネル44の上側の押出品45の車外側側壁部38及び側部接続体50の車外側側壁部58と干渉してそれらの側壁部を窓板18の車内側に巻き込むことがない。この結果、窓板18をドア本体11内部の所定位置まで容易に挿入することができる。
そして、窓板18をドア本体11の内部の所定位置まで挿入した後、窓板18の下端部を窓板昇降装置17に接続することで、ドア本体11の内部に対する窓板18の挿入・組付が完了する(図1参照)。
なお、窓板18の挿入を終了した後、一方の側部側ガラスランチャンネル44の側部接続体50の車外側側壁部58と延長板部61との面ファスナー72、73の係合が外されて車外側側壁部58が元の姿勢に戻される。
また、車外側側壁部58の上端に連続する上側の押出品45の車外側側壁部38の上側係止孔38Aに取り付けられた上側クリップ80とアウタパネル14との係合が外されて車外側側壁部38が元の姿勢に戻される。その後、上側クリップ80の両張出片82の裏面側に指を入れて上側クリップ80を回転させるようにして上側係止孔38Aから上側クリップ80を取り外す。
そして、図7に示すように、ドア本体11には、アウタパネル14の切欠部141及び側部側窓枠23の切欠部25、27を塞ぐ別物のブラケット90が固定される。このブラケット90はアウタパネル14に組み付けられるアウタガーニッシュ19によって被覆される。
また、車外側側壁部38とブラケット90との間には、上側係止孔38Aを塞ぐシーリング材91が必要に応じて介在される。シーリング材91としては低密度EPDMゴム等の発泡体が用いられることが望ましい。
また、この実施例1において、一方の側部側ガラスランチャンネル44の側部接続体50の車外側側壁部58の切欠部60が窓用開口12の側縁部下端に相当する位置又はその近傍に設けられることで、窓用開口12の側縁部下端から上方に離隔した位置に切欠部60が設けられる場合と比べ、窓板18の傾きを小さくした状態で容易に挿入することができ、窓板18の挿入作業がしやすくなる。
また、この実施例1において、押出成形され所定長さに切断された二つの押出品45、46の両端末部が、側部接続体50に対応する成形型内にセットされた状態で成形型内に弾性ポリマー材料(例えば、オレフィン系熱可塑性エラストマ(TPO)、オレフィン系以外の熱可塑性エラストマ(TPE)、EPDM等の弾性ゴム材料)が射出成形等により充填されて側部接続体50が形成される。そして、側部接続体50を型成形により形成すると同時に、この側部接続体50を介して二つの押出品45、46の両端末同士が一体連続状に接続されることによって、一方の側部側ガラスランチャンネル44を容易に形成することができる。
しかも、側部接続体50を型成形により形成すると同時に、この側部接続体50の車外側側壁部58に所望とする長さ及び形状の切欠部60を容易にかつ正確に形成することができると共に、延長板部61、組付案内部62を容易にかつ正確に形成することができる。
(実施例2)
次に、この発明の実施例2を図11〜図13にしたがって説明する。
図11はこの発明の実施例2に係るガラスランチャンネル組立体の一方の側部側ガラスランチャンネルの側部接続体とその近傍を示す斜視図である。図12は側部接続体に設けられた反転係止部の弾性係止片が弾性変形された状態を示す横断面図である。図13は側部接続体の車外側側壁部が反転係止部によって反転状態に係止された状態を示す横断面図である。
図11〜図13に示すように、この実施例2においては、一方の側部側ガラスランチャンネル44の側部接続体50の切欠部60上方の車外側側壁部58を開く方向に反転させた状態で保持可能な反転係止手段70を構成する反転係止部71を、実施例1の面ファスナーに換え、下側係止孔58Aと弾性係止片76とによって構成したものである。
すなわち、この実施例2において、側部接続体50の車外側側壁部58の所定位置には、下側係止孔58Aが貫設される一方、側部接続体50の延長板部61には略U字状の切込部75によって、下側係止孔58Aに係合可能な係止部77を先端部に有する弾性係止片76が形成されている。そして、図12に示すように、弾性係止片76が略湾曲状に弾性変形されて起立された状態において、図13に示すように、車外側側壁部58を開く方向に反転させて下側係止孔58Aを弾性係止片76先端の係止部77に嵌込むことで、弾性係止片76先端の係止部77が下側係止孔58Aに係合し、この係合力によって車外側側壁部58を反転状態に保持するようになっている。
この実施例2のその他の構成は、実施例1と同様に構成されるため、同一構成部分に同一符号を付記してその説明は省略する。
また、側部接続体50の車外側側壁部58の上端に連続する上側の押出品45の車外側側壁部38の所定高さ位置には、実施例1に述べたようにスリット状の上側係止孔38Aが必要に応じて形成され、この上側係止孔38Aに上側クリップ80が取り外し可能に取り付けられる。
この実施例2に係る車両用ドアのガラスランチャンネル組立体と窓板組付構造は上述したように構成される。
したがって、窓板18をドア本体11上部の窓用開口12を通してドア本体11内部に挿入して組み付ける場合、図12に示すように、弾性係止片76を略湾曲状に弾性変形させて起立させた状態で、側部接続体50の車外側側壁部58を開く方向に反転させて下側係止孔58Aを弾性係止片76先端の係止部77に嵌込んで係合させることで、車外側側壁部58を反転状態に保持する。これによって、窓板18が略四角形状であったとしても、窓板18の一方の側縁部の上部が一方の側部側ガラスランチャンネル44の側部接続体50の車外側側壁部58と干渉して車外側側壁部を窓板18の車内側に巻き込むことがない。この結果、窓板18をドア本体11内部の所定位置まで容易に挿入することができる。
(実施例3)
次に、この発明の実施例3を図14〜図16にしたがって説明する。
図14はこの発明の実施例3に係るガラスランチャンネル組立体の一方の側部側ガラスランチャンネルの側部接続体とその近傍を示す斜視図である。図15は側部接続体の延長板部に反転係止部としての下側クリップが取り付けられた状態を示す横断面図である。図16は側部接続体の車外側側壁部が下側クリップによって反転状態に係止された状態を示す横断面図である。
図14〜図16に示すように、この実施例3においては、一方の側部側ガラスランチャンネル44の側部接続体50の切欠部60上方の車外側側壁部58を開く方向に反転させた状態で保持可能な反転係止手段70を構成する反転係止部71を、実施例1の面ファスナーに換え、下側係止孔58Aと下側クリップ100とによって構成したものである。
すなわち、この実施例5において、側部接続体50の車外側側壁部58の所定位置には、下側係止孔58Aが貫設される一方、側部接続体50の延長板部61には、下側係止孔58Aに係合可能な下側クリップ100に対応する取付孔89が貫設されている。
図15に示すように、下側クリップ100は、取付孔89に貫挿される軸部101と、軸部101の一端側外周面に形成されかつ取付孔89よりも大径のフランジ部102と、軸部101の他端に形成されかつ車外側側壁部58の下側係止孔58Aに強制的に嵌込まれて係合可能な係合部103とを一体に備えている。
そして、延長板部61の内面側から、その取付孔89に下側クリップ100の係合部103及び軸部101が貫挿されて取り付けられた状態において、図16に示すように、車外側側壁部58を開く方向に反転させて下側係止孔58Aを下側クリップ100の係合部103に強制的に嵌込んで係合させることによって車外側側壁部58を反転状態に保持するようになっている。
この実施例3のその他の構成は、実施例1と同様に構成されるため、同一構成部分に同一符号を付記してその説明は省略する。
また、側部接続体50の車外側側壁部58の上端に連続する上側の押出品45の車外側側壁部38の所定高さ位置には、実施例1で述べたスリット状の上側係止孔38Aが必要に応じて形成され、この上側係止孔38Aに上側クリップ80が取り外し可能に取り付けられる。
この実施例3に係る車両用ドアのガラスランチャンネル組立体と窓板組付構造は上述したように構成される。
したがって、窓板18をドア本体11上部の窓用開口12を通してドア本体11内部に挿入して組み付ける場合、一方の側部側ガラスランチャンネル44の側部接続体50の延長板部61の取付孔89に下側クリップ100を取り付ける。この状態で、側部接続体50の車外側側壁部58を開く方向に反転させて下側係止孔58Aを下側クリップ100の係合部103に強制的に嵌込んで係合させることで、車外側側壁部58を反転状態に保持する。これによって、窓板18が略四角形状であったとしても、窓板18の一方の側縁部の上部が一方の側部側ガラスランチャンネル44の側部接続体50の車外側側壁部58に干渉して車外側側壁部58を窓板18の車内側に巻き込むことがない。この結果、窓板18をドア本体11内部の所定位置まで容易に挿入することができる。
なお、この発明は前記実施例1〜3に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において、適宜に変更してもよい。
例えば、前記実施例1〜3において、反転係止手段70として、反転係止部71と上側クリップ80との双方が設けられた場合を例示したが、必ずしも双方が設けられなくてもよく、少なくとも一方が設けられているだけでもよい。
また、同様に上側係止孔38A、下側係止孔58Aは、必ずしも両方の係止孔を設ける必要はなく、上側か下側のいずれか一方だけでもよい。
この発明の実施例1に係るガラスランチャンネル組立体が装着された車両用ドアを示す正面図である。 同じくドア本体、一方の側部側窓枠及び側部側ガラスランチャンネルの関係を示す斜視図である。 同じく一方の側部側ガラスランチャンネルと一方の側部側窓枠とを分離して示す斜視図である。 同じく上側クリップを示す斜視図である。 同じく一方の側部側ガラスランチャンネルの車外側側壁部に上側クリップを組み付けた状態を示す横断面図である。 同じく一方の側部側ガラスランチャンネルの車外側側壁部を開く方向に反転し上側クリップの係止フックをドア本体の一部に係止した状態を示す横断面図である。 同じく窓板が組み付けられた状態においてドア本体のアウタパネル及び一方の側部側窓枠の切欠部がブラケットによって塞がれ、さらにアウターガーニッシュが組み付けられた状態を示す横断面図である。 同じく切欠部の上方に位置する側部接続体の車外側側壁部と、延長板部とに反転係止部としてのファスナーがそれぞれ設けられた状態を示す横断面図である。 同じく側部接続体の車外側側壁部を開く方向に反転しファスナー同士が係合した状態を示す横断面図である。 同じくドア本体の窓用開口から窓板が挿入されて組み付けられる過程を示す説明図である。 この発明の実施例2に係るガラスランチャンネル組立体の一方の側部側ガラスランチャンネルの側部接続体とその近傍を示す斜視図である。 同じく側部接続体に設けられた反転係止部の弾性係止片が弾性変形された状態を示す横断面図である。 同じく側部接続体の車外側側壁部が反転係止部によって反転状態に係止された状態を示す横断面図である。 この発明の実施例3に係るガラスランチャンネル組立体の一方の側部側ガラスランチャンネルの側部接続体とその近傍を示す斜視図である。 同じく側部接続体の延長板部に反転係止部としての下側クリップが取り付けられた状態を示す横断面図である。 同じく側部接続体の車外側側壁部が下側クリップによって反転状態に係止された状態を示す横断面図である。
符号の説明
10 車両用ドア
11 ドア本体
12 窓用開口
14 アウタパネル
141 切欠部
18 窓板
21 上縁側窓枠
22、23 側部側窓枠
25、27 窓枠切欠部
30 ガラスランチャンネル組立体
31 基底部
32 摺動案内溝
33、53 車内側側壁部
38、58 車外側側壁部
43、44 側部側ガラスランチャンネル
45 上側の押出品
46 下側の押出品
50 側部接続体
60 切欠部
61 延長板部
62 組付用案内部
63 傾斜案内壁
64 外側壁部
66 組付案内溝
70 反転係止手段
71 反転係止部
72、73 面ファスナー(ファスナー)
80 上側クリップ
81 基体部
83 係止フック

Claims (8)

  1. 基底部と、この基底部の幅方向両端から立ち上がる車内側側壁部及び車外側側壁部を有して窓板を昇降案内する摺動案内溝を構成する横断面略U字形をなすと共に、弾性ポリマー材料により長尺に形成され、ドア本体上部の窓用開口の上縁及び両側部に設けられた上縁側窓枠と両側部側窓枠のうち、前記上縁側窓枠に装着される上縁側ガラスランチャンネルと、前記両側部側窓枠に装着される両側部側ガラスランチャンネルとが一体的に組み立てられて構成された車両用ドアのガラスランチャンネル組立体であって、
    前記両側部側ガラスランチャンネルのうち、一方の側部側ガラスランチャンネルの車外側側壁部には、前記ガラスランチャンネル組立体の装着状態において前記窓板を前記窓用開口を通して前記ドア本体の内部に挿入して組み付ける際の前記窓板の一方の側縁部の通過を許容する切欠部が形成され、
    前記切欠部の上方に位置する前記車外側側壁部には、前記窓板の組付時において、前記切欠部上方の車外側側壁部を開く方向に反転させた状態で保持可能な反転係止手段が設けられることを特徴とする車両用ドアのガラスランチャンネル組立体。
  2. 請求項1に記載の車両用ドアのガラスランチャンネル組立体であって、
    反転係止手段は、反転係止部と上側クリップとのうち、少なくとも一方を備え、
    前記反転係止部は、切欠部の上方に位置する車外側側壁部と、当該車外側側壁部の根元部に相当する部分から基底部に対して前記車外側側壁と反対側へ張り出された延長板部との相互に設けられそれぞれの反転係止部同士が係合可能となっていて、前記車外側側壁部を開く方向に反転させたときに前記車外側側壁部と前記延長板部とを係合させて前記車外側側壁部を反転状態に保持可能とし、
    前記上側クリップは、基体部と、この基体部から一体に突出され、かつガラスランチャンネル組立体の装着状態において前記切欠部の上方に位置する車外側側壁部に形成されたスリット状の上側係止孔に取り外し可能に挿通される係止フックとを備え、前記係止フックを前記上側係止孔に挿通して前記車外側側壁部を開く方向に反転させて前記係止フックをドア本体の一部に係脱可能に係合させることで、前記車外側側壁部を反転状態に保持可能とすることを特徴とする車両用ドアのガラスランチャンネル組立体。
  3. 請求項2に記載の車両用ドアのガラスランチャンネル組立体であって、
    反転係止手段としての反転係止部は、切欠部の上方に位置する車外側側壁部と、延長板部とにそれぞれ設けられたファスナーによって構成されていることを特徴とする車両用ドアのガラスランチャンネル組立体。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用ドアのガラスランチャンネル組立体であって、
    窓枠にガラスランチャンネル組立体が装着された状態において、一方の側部側ガラスランチャンネルの車外側側壁部の切欠部は、窓用開口の側縁部下端に相当する位置又はその近傍に設けられていることを特徴とする車両用ドアのガラスランチャンネル組立体。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用ドアのガラスランチャンネル組立体であって、
    一方の側部側ガラスランチャンネルは、押出成形され所定長さに切断された二つの押出品の両端末同士が型成形により形成された側部接続体を介して一体に連続状に接続されて形成され、
    前記側部接続体の車外側側壁部に切欠部が形成されていることを特徴とする車両用ドアのガラスランチャンネル組立体。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両用ドアのガラスランチャンネル組立体であって、
    一方の側部側ガラスランチャンネルには、その車外側側壁部の切欠部の近傍又は下方に位置する部分に窓板の側縁部を前記一方の側部側ガラスランチャンネルの摺動案内溝内に案内する組付用案内部が形成されていることを特徴とする車両用ドアのガラスランチャンネル組立体。
  7. 請求項6に記載の車両用ドアのガラスランチャンネル組立体であって、
    組付用案内部は、一方の側部側ガラスランチャンネルの車外側側壁部の根元部に相当する部分から基底部に対して前記車外側側壁と反対側へ張り出された延長板部と、
    前記延長板部の車外側面に対し窓板の板厚寸法以上に相当する突出寸法をもって突設され、かつ前記窓板の側縁部を前記一方の側部側ガラスランチャンネルの摺動案内溝内に向けて案内する傾斜案内壁と、
    前記傾斜案内壁の突出端から前記延長板部に平行して形成され、前記延長板部及び前記傾斜案内壁と協働して組付案内溝を形成する外側壁部とを備えていることを特徴とする車両用ドアのガラスランチャンネル組立体。
  8. ドア本体と、
    前記ドア本体の上部に設けられた窓用開口の上縁及び両側縁に沿って配設され上縁側窓枠及び両側部側窓枠と、
    基底部と、この基底部の幅方向両端から立ち上がる車内側側壁部及び車外側側壁部を有して窓板を昇降案内する摺動案内溝を構成する横断面略U字形をなすと共に、弾性ポリマー材料により長尺に形成され、前記上縁側窓枠に装着される上縁側ガラスランチャンネルと、前記両側部側窓枠に装着される両側部側ガラスランチャンネルとが一体的に組み立てられて構成されたガラスランチャンネル組立体と、
    を備えた車両用ドアにおいて、
    前記ガラスランチャンネル組立体の装着状態で前記窓板を前記窓用開口を通して前記ドア本体の内部に挿入して組み付ける車両用ドアの窓板組付構造であって、
    前記窓用開口の一方の側縁部下端に相当する位置には、前記ドア本体のアウタパネル及び一方の側部側窓枠の車外側側壁に夫々切欠部が形成され、
    さらに、前記両側部側ガラスランチャンネルのうち、一方の側部側ガラスランチャンネルの車外側側壁部にも、前記窓用開口の一方の側縁部下端に相当する位置に前記窓板を前記窓用開口を通して前記ドア本体の内部に挿入して組み付ける際の前記窓板の一方の側縁部の通過を許容する切欠部が形成され、
    前記一方の側部側ガラスランチャンネルの切欠部の上方に位置する前記車外側側壁部には、前記窓板の組付時において、前記車外側側壁部を開く方向に反転させた状態で保持可能な反転係止手段が設けられることを特徴とする車両用ドアの窓板組付構造。
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