JP2020121647A - ベルトモール - Google Patents

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Abstract

【課題】モール本体とエンドキャップとの保持力が良好なベルトモールを提供する。【解決手段】ドアパネル5に取り付けられるモール本体10と、モール本体10の後端部に差し込み嵌合されるエンドキャップ20とを有する。モール本体10は、車外側側壁部11と、車内側側壁部12と、両側壁部を連結する連結部13とを有する。エンドキャップ20は、モール本体10の後端部を隠す蓋部21と、モール本体10の車内側側壁部12に嵌合される嵌合部23とを有する。そのうえで、モール本体10の車内側側壁部12に嵌合突起18が形成され、エンドキャップ20の嵌合部23に嵌合孔27が形成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、車両ドアのドアパネルの上縁に沿って取り付けられるベルトモールに関する。
車両ドアのドアパネルの上縁には、車両ドアの窓開口部内を昇降可能に設置された窓板(ウインドガラス)に弾接し、ドアパネルと窓板との間をシールする長尺なベルトモールが取り付けられている。このベルトモールは、押出成形によって長手方向両端に亘ってほぼ一様な形状を呈するが、端部は開口しているので、当該端部を覆うためにエンドキャップが取り付けられることが多い。
このような端部がエンドキャップによって覆われたベルトモールとして、例えば下記特許文献1がある。特許文献1のベルトモールは、ドアパネルに取り付けられる長尺状のモール本体と、該モール本体の長手方向端部に差し込み係合されるエンドキャップとを有する。モール本体は、車外側側壁部と、車内側側壁部と、両側壁部を連結する連結部とを有し、車外側側壁部に切欠溝(被係合部)を有する。一方、エンドキャップは、モール本体の長手方向端部を塞ぐ蓋部と、モール本体の切欠溝に係合する突部(係合部)とを有する。この突部は、蓋部から片持ち梁状に突出形成された棒部に形成されている。
特開2012−166649号公報
しかしながら、特許文献1ではモール本体の車外側側壁部に切欠溝を形成したうえで、エンドキャップの突部を片持ち梁状の棒部に形成している。これにより、突部の弾性変形性が向上することで、エンドキャップの挿通性が向上するとされているが、そのためにエンドキャップをモール本体へ差し込み係合した状態において突部が弾性変形し(ガタ付き)易いため、係合保持力に課題を有し、不用意にエンドキャップがモール本体から外れてしまうおそれがある。
そこで、本発明は上記課題を解決するものであって、モール本体とエンドキャップとの保持力が良好なベルトモールを提供することを目的とする。
そのための手段として、本発明は、車両ドアのドアパネルの上縁に沿って取り付けられるベルトモールであって、前記ドアパネルに取り付けられる長尺状のモール本体と、該モール本体の長手方向端部に差し込み嵌合されるエンドキャップとを有する。前記モール本体は、車外側側壁部と、車内側側壁部と、両側壁部を連結する連結部とを有する。前記エンドキャップは、前記モール本体の長手方向端部を隠す蓋部と、前記モール本体の車内側側壁部に嵌合される嵌合部とを有する。そのうえで、前記モール本体の車内側側壁部に嵌合突起が形成され、前記エンドキャップの嵌合部に嵌合孔が形成されていることを特徴とする。
前記車内側側壁部には、長手方向に沿って突条を連続して形成することができる。この場合、前記嵌合突起は、前記突条の一部が切除された切除部を介して前記突条の長手方向延長線上に位置していることが好ましい。
前記嵌合突起は、前記車内側側壁部から該車内側側壁部に直交するように突出させることが好ましい。
前記嵌合孔の、前記エンドキャップの差し込み方向前方には、前記エンドキャップを前記モール本体の端部へ差し込む際に前記嵌合突起を前記嵌合孔へ案内する案内溝を形成することが好ましい。
前記案内溝は、前記エンドキャップの差し込み方向前端から前記嵌合孔にかけて、徐々に深さが浅くなる傾斜状に形成することが好ましい。
前記嵌合突起を前記車内側側壁部から車外側に向けて突出させ、前記ベルトモールを前記ドアパネルに取り付けた状態において、前記嵌合突起が前記嵌合孔を介して前記ドアパネルに当接していることが好ましい。
本発明では、エンドキャップの嵌合部に嵌合孔を形成したうえで、モール本体の車内側側壁部に嵌合突起を設けている。このように、嵌合突起を車内側側壁部に設けておけば、エンドキャップをモール本体へ差し込み嵌合した状態において嵌合突起が容易にガタ付くことがないので、エンドキャップとモール本体との嵌合保持力が向上する。
エンドキャップの差し込み方向前方に、嵌合突起を嵌合孔へ案内する案内溝を形成しておけば、エンドキャップをモール本体へ円滑に差し込むことができる。また、案内溝を傾斜状に形成しておけば、エンドキャップをモール本体へより円滑に差し込むことができる。
車内側側壁部に長手方向に沿って突条を連続形成する場合、嵌合突起を、突条の一部が切除された部分を介して突条の長手方向延長線上に位置させておけば、モール本体を押出成形する際に、突条の一部を切除するだけで残余の部分を嵌合突起とすることができるので、生産性が向上する。
嵌合突起を車内側側壁部と直交して形成していれば、嵌合孔を狭くして嵌合突起を嵌合孔に嵌合させることができ、車内側側壁部や嵌合部が多少ガタ付いたとしても、嵌合孔と嵌合突起との嵌合状態が解除され難くなる。
ベルトモールをドアパネルに取り付けた状態において、嵌合突起が嵌合孔を介してドアパネルに当接していれば、ドアパネルに対してベルトモールのガタ付きを低減して取付安定性が向上する。
車両ドアの側面図である。 実施形態1の車外側斜視図である。 図2のIII−III線断面図である。 実施形態1の車内側分解斜視図である。 実施形態1の車内側斜視図である。 図2のA−A線断面図である。 図2のB−B線断面図である。 図2のC−C線断面図である。 実施形態2の車内側側面図である。 図9のX−X線断面図である。 実施形態2のエンドキャップの車内側斜視図である。 図9のD−D線断面図である。 図9のE−E線断面図である。 図9のF−F線断面図である。
(実施形態1)
図1に示すように、ベルトモール1は、車両ドア2の窓開口部3の下縁に配設され、窓開口部3内を昇降する窓板4に弾接し、ドアパネル5(図3参照)と窓板4との間をシールする等のために配される。図1には車両ドア2の一例としてフロントドアを例示しているが、ベルトモール1が取り付けられる車両ドアとしては、リアドアも挙げられる。なお、ベルトモールは、ベルトモールディング、ウェザーストリップ、水切りシールとも称される。図2にも示すように、ベルトモール1は長尺なモール本体10と、モール本体10の長手方向端部(本実施形態では後端部)を覆い隠すエンドキャップ20とを備える。
モール本体10は押出成形によって製造される長尺な部材であって、軸方向全体的に一様な形状となっている。具体的には、図3に示すように、車外側側壁部11と、車内側側壁部12と、両側壁部11・12を連結する連結部13とを有する断面略逆U字状を呈する。車外側側壁部11の内面には、保持リップ14が長手方向に沿って連続形成されている。車外側側壁部11の下面には、装飾リップ15が長手方向に沿って連続形成されている。車内側側壁部12の外面には、シールリップ16が長手方向に沿って連続形成されている。また、車内側側壁部12の内面には突条17が長手方向に沿って連続形成されている。
モール本体10は押出成形可能な材料からなるが、車外側側壁部11、車内側側壁部12、連結部13、及び突条17は比較的剛性の高い材料からなり、保持リップ14、装飾リップ15、及びシールリップ16は比較的弾性変形性の高い材料からなる。
車外側側壁部11、車内側側壁部12、連結部13、及び突条17は、熱可塑性エラストマー、熱可塑性樹脂、ゴム等が使用可能である。具体的には、オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)、スチレン系エラストマー(TPS)、塩化ビニル樹脂(PVC)、ポリプロピレン樹脂(PP)、及びエチレンープロピレンージエン共重合体(EPDM)等が挙げられる。中でも、JISK7215によるデュロメーター硬さ(タイプD)がHDD50〜80のものが好適に用いられる。
保持リップ14、装飾リップ15、及びシールリップ16には、車外側側壁部11等よりもよりも軟らかく弾性変形可能な、熱可塑性エラストマー、熱可塑性樹脂、ゴム等が使用可能である。具体的には、オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)、スチレン系エラストマー(TPS)、塩化ビニル樹脂(PVC)、ポリプロピレン樹脂(PP)、及びエチレンープロピレンージエン共重合体(EPDM)等が挙げられる。中でも、JISK7215によるデュロメーター硬さ(タイプA)がHDA50〜90のものが好適に用いられる。
モール本体10は、車外側側壁部11と車内側側壁部12の間にドアパネル5の上縁部を挿入した状態で取り付けられる。これにより、ベルトモール1がドアパネル5の上縁に沿って配設される。モール本体10をドアパネル5の上縁に取り付けた状態では、保持リップ14及び装飾リップ15がドアパネル5に弾接し、ドアパネル5の上縁部を折り返したフランジ部5aは、車内側側壁部12内面の段部12aに引っ掛かる。シールリップ16は窓板4と弾接し、突条17はドアパネル5に当接している。仮にベルトモール1を軽量化するために車内側側壁部12の肉厚を薄くしたとしても、突条17をドアパネル5に当接させることで、モール本体10、延いてはベルトモール1を安定してドアパネル5へ取り付けることができる。
モール本体10は、押出成形品を所定長さ毎に切断して得られる。したがって、図4に示すように、モール本体10の長手方向両端面は、そのままでは開口している。そこで、モール本体10の後端部を外面から覆い隠すため、図5に示すように、エンドキャップ20がモール本体10の後端面から差し込み嵌合される。エンドキャップ20は合成樹脂製の射出成形品であって、図2,4に示すように、蓋部21と、基部22と、嵌合部23と、挿入部24と、挿入片25とを一体的に有する。
蓋部21は、モール本体10の後端部を外面から覆い隠すための部位であって、上面は水平で、下縁が斜めに湾曲した略1/4円形状となっている。エンドキャップ20をモール本体10へ差し込み嵌合した状態では、蓋部21とモール本体10(車外側側壁部11)とは平行であり、蓋部21の外面とモール本体10(車外側側壁部11)の外面とは面一となる。
基部22は、嵌合部23、挿入部24、及び挿入片25の形成ベースとなる部位であって、蓋部21の内面から蓋部21と略直交する方向に形成されている。基部22はモール本体10の断面形状と同様に略逆U字状であって、蓋部21の内面から立設する車外側基部22aと、車外側基部22aから所定間隔を隔てて存在する車内側基部22bと、車外側基部22aと車内側基部22bの上部を連結する頂基部22cとを備える。
嵌合部23は板状であって、車内側基部22bから突出し、蓋部21と平行に形成されている。エンドキャップ20をモール本体10へ差し込んでいくと、図6〜図8に示すように、嵌合部23はモール本体10の車内側側壁部12の内面に沿って挿入されていく。ここで、図4にも示すように、車内側側壁部12の後端部内面には嵌合突起18が車外側に向けて突出形成されている。嵌合突起18は押出成形時に突条17と連続して形成され、突条17の所定箇所を切除して切除部17aを形成し、残余の後端部を嵌合突起18として使用する。したがって、嵌合突起18は車内側側壁部12や突条17と同じ材料によって形成されている。すなわち、嵌合突起18は、突条17の一部(後端寄り部位)が切除された切除部17aを介して突条17の長手方向延長線上に位置している。これにより、突条17とは別にわざわざ嵌合突起18を形成する必要が無いので、生産性が良い。また、車内側側壁部12の下縁後端寄り部位も切り欠いて切欠部19aを形成し、切欠部19aの後端側の面を係合面19としている。
そのうえで、エンドキャップ20の嵌合部23には、モール本体10の嵌合突起18と同じ高さ位置において、エンドキャップ20の差し込み方向前方側に案内溝26が形成され、その後方に嵌合孔27が形成されている。案内溝26は、エンドキャップ20の差し込み方向前端から嵌合孔27にかけて徐々に深さが浅くなる傾斜状に形成されている。嵌合孔27と嵌合突起18は、ほぼ同じ長さと幅である。また、案内溝26の下方には、係合爪28が形成されている。係合爪28は、少なくとも差し込み方向前方側の面が斜面となり、車内側に向けて突出する三角山型である。
挿入部24と挿入片25は車外側基部22aから蓋部21や嵌合部23と平行に形成されている。エンドキャップ20をモール本体10へ差し込んでいくと、図6〜図8に示すように、挿入部24及び挿入片25はモール本体10の車外側側壁部11の内面に沿って挿入されていく。ここで、挿入部24の外面は、モール本体10の車外側側壁部11及び連結部13の内面に沿って湾曲している。また、挿入部24と挿入片25とは所定間隔を隔てて離れており、エンドキャップ20をモール本体10へ差し込んでいくと、挿入部24と挿入片25の間にモール本体10の保持リップ14が挿入される。
エンドキャップ20をモール本体10へ差し込んでいくと、モール本体10の嵌合突起18が案内溝26によってエンドキャップ20の嵌合孔27へ案内される。このとき、車内側側壁部12は僅かに車内側へ弾性変形し、同時に嵌合部23は僅かに車外側へ弾性変形し、嵌合突起18の全部が嵌合孔27上に来たところで、車内側側壁部12及び嵌合部23が元に戻って嵌合突起18が嵌合孔27に落ち込み嵌合する。この嵌合状態では、嵌合突起18が車内側側壁部12に形成されているので、ガタ付きが少なく不用意に嵌合状態が外れるおそれは低い。また、嵌合突起18は嵌合孔27を介してドアパネル5に当接している。なお、案内溝26が傾斜状となっていることで、嵌合突起18は円滑に嵌合孔27へ案内される。
同時に、エンドキャップ20をモール本体10へ差し込んでいくと、嵌合部23の係合爪28が車内側側壁部12を押し退けるように挿入されていき、嵌合突起18が嵌合孔27に嵌合される差込位置において、係合爪28も車内側側壁部12を乗り越えて切欠部19aに嵌まり係合面19と係合する。このとき、係合爪28の差し込み方向前方側の面が斜面となっていることで、係合爪28は円滑に切欠部19aへ案内される。これにより、エンドキャップ20とモール本体10との保持力がより向上する。
また、このように嵌合突起18を設けた車内側側壁部12に係合面19を形成し、嵌合孔27を設けたエンドキャップ20の嵌合部23に係合爪28を設けて、嵌合孔27と係合面19及び嵌合突起18と係合爪28の形成箇所を互い違いにしていれば、車内側側壁部12又はエンドキャップ20の嵌合部23が仮にガタ付いたとしても、嵌合機構と係合機構とが保持力を補い合うことができる。これにより、車内側側壁部12とエンドキャップ20の嵌合部23のうち、いずれか一方へ嵌合孔27と係合面19を形成し、いずれか他方へ嵌合突起18と係合爪28を形成した場合よりも、エンドキャップ20とモール本体10との保持力安定性が高くなる。
(実施形態2)
図9〜図14に、本発明の実施形態2を示す。実施形態1のベルトモール1はパネルドア取付用であるが、実施形態2のベルトモール6はサッシュドア用である。ベルトモール6のモール本体30は押出成形によって製造される長尺な部材であって、軸方向全体的に一様な形状となっている。具体的には、図10に示すように、車外側側壁部31と、車内側側壁部32と、両側壁部31・32を連結する連結部33とを有する断面略逆U字状を呈する。車外側側壁部31の内面には保持リップ34が形成されている。車外側側壁部31の下面には、装飾リップ35が形成されている。車内側側壁部32の外面には、シールリップ36が上下三段形成されている。また、車内側側壁部32の外面には突条37が形成されている。
また、車内側側壁部32の後端部外面には嵌合突起38が車内側に向けて突出形成されている。嵌合突起38は押出成形時に突条37と連続して形成され、突条37の所定箇所を切除することで、残余の後端部を嵌合突起38として使用する。これにより、突条37とは別にわざわざ嵌合突起38を形成する必要が無いので、生産性が良い。
車外側側壁部31、車内側側壁部32、連結部33、及び突条37は、比較的剛性の高い材料からなり、熱可塑性エラストマー、熱可塑性樹脂、ゴム等が使用可能である。具体的には、オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)、スチレン系エラストマー(TPS)、塩化ビニル樹脂(PVC)、ポリプロピレン樹脂(PP)、及びエチレンープロピレンージエン共重合体(EPDM)等が挙げられる。中でも、JISK7215によるデュロメーター硬さ(タイプD)がHDD50〜80のものが好適に用いられる。
保持リップ34、装飾リップ35、及びシールリップ36には、車外側側壁部31等よりもよりも軟らかく弾性変形可能な、熱可塑性エラストマー、熱可塑性樹脂、ゴム等が使用可能である。具体的には、オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)、スチレン系エラストマー(TPS)、塩化ビニル樹脂(PVC)、ポリプロピレン樹脂(PP)、及びエチレンープロピレンージエン共重合体(EPDM)等が挙げられる。中でも、JISK7215によるデュロメーター硬さ(タイプA)がHDA50〜90のものが好適に用いられる。
モール本体30は、後端部を除く一般部では、車外側側壁部31と車内側側壁部32の間にドアパネル5の上縁部を挿入した状態で取り付けられる。これにより、ベルトモール6がドアパネル5の上縁に沿って配設される。モール本体30をドアパネル5の上縁に取り付けた状態では、保持リップ34及び装飾リップ35がドアパネル5に弾接する。シールリップ36は窓板と弾接する。本実施形態2では、モール本体30の後端部では、車内側側壁部32の下半分が嵌合突起38とその周囲を残して切除されている。
そのうえで、モール本体30の後端部を外面から覆い隠すため、エンドキャップ40がモール本体30の後端面から差し込み嵌合される。エンドキャップ40は合成樹脂製の射出成形品であって、図11に示すように、蓋部41と、嵌合部43と、挿入部44とを一体的に有する。蓋部41は、エンドキャップ40の差し込み方向と直角である平坦板からなる。
嵌合部43は、蓋部41から突出して形成された棒部42を介して存在する板状であって、その中央部に嵌合孔47が形成されている。また、嵌合部43の下縁には、ベルトモール6を車両ドアに取り付けた際に、ドアパネルに引っ掛けるための折り返し爪48が二本形成されている。エンドキャップ40をモール本体30へ差し込んでいくと、図12〜図14に示すように、棒部42と嵌合部43はモール本体30の車内側側壁部32の外面に沿って挿入されていく。
挿入部44も、蓋部41から突出して形成されている。挿入部44は、棒部42や嵌合部43と平行に形成されている。エンドキャップ40をモール本体30へ差し込んでいくと、図12〜図14に示すように、挿入部44はモール本体30の内面に沿って挿入されていく。
エンドキャップ20をモール本体10へ差し込んでいくと、車内側側壁部32は僅かに車外側へ弾性変形し、同時に嵌合部43は僅かに車内側へ弾性変形し、嵌合突起38の全部が嵌合孔47上に来たところで、車内側側壁部32及び嵌合部43が元に戻って嵌合突起38が嵌合孔47に落ち込み嵌合する。この嵌合状態では、嵌合突起38が車内側側壁部32に形成されているので、ガタ付きが少なく不用意に嵌合状態が外れるおそれは低い。
以上、本発明の代表的な実施形態について説明したが、これに限られることは無く、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えばモール本体は、車外側側壁部と、車内側側壁部と、両側壁部を連結する連結部を有する限り、各種リップの形成場所や形成数は特に限定されない。案内溝26は必ずしも必要なく、形成した場合でも必ずしも傾斜状とする必要もない。係合爪28と係合面19も、必ずしも形成する必要は無い。嵌合突起18も、必ずしも突条17の一部を利用する必要は無く、突条17とは関係なく形成することもできる。モール本体30の後端部において、車内側側壁部32以外の部位がドアパネル5等の部材に合わせて切除等で加工されて形成されていてもよい。ベルトモール1をドアパネル5に取り付けた状態において、嵌合突起18が嵌合孔27を介してドアパネル5に当接していなくてもよい。
1・6 ベルトモール
2 車両ドア
3 窓開口部
4 窓板
5 ドアパネル
10・30 モール本体
11・31 車外側側壁部
12・32 車内側側壁部
13・33 連結部
17・37 突条
17a 切除部
18・38 嵌合突起
19 係合面
19a 切欠部
20・40 エンドキャップ
21・41 蓋部
22 基部
23・43 嵌合部
24・44 挿入部
25 挿入片
26 案内溝
27・47 嵌合孔
28 係合爪






Claims (6)

  1. 車両ドアのドアパネルの上縁に沿って取り付けられるベルトモールであって、
    前記ドアパネルに取り付けられる長尺状のモール本体と、該モール本体の長手方向端部に差し込み嵌合されるエンドキャップとを有し、
    前記モール本体は、車外側側壁部と、車内側側壁部と、両側壁部を連結する連結部とを有し、
    前記エンドキャップは、前記モール本体の長手方向端部を隠す蓋部と、前記モール本体の車内側側壁部に嵌合される嵌合部とを有し、
    前記モール本体の車内側側壁部に嵌合突起が形成され、前記エンドキャップの嵌合部に嵌合孔が形成されている、ベルトモール。
  2. 前記車内側側壁部には、長手方向に沿って突条が連続して形成されており、
    前記嵌合突起は、前記突条の一部が切除された切除部を介して前記突条の長手方向延長線上に位置している、請求項1に記載のベルトモール。
  3. 前記嵌合突起は、前記車内側側壁部から該車内側側壁部に直交するように突出している、請求項1または請求項2に記載のベルトモール。
  4. 前記嵌合孔の、前記エンドキャップの差し込み方向前方には、前記エンドキャップを前記モール本体の端部へ差し込む際に前記嵌合突起を前記嵌合孔へ案内する案内溝が形成されている、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のベルトモール。
  5. 前記案内溝が、前記エンドキャップの差し込み方向前端から前記嵌合孔にかけて、徐々に深さが浅くなる傾斜状に形成されている、請求項4に記載のベルトモール。
  6. 前記嵌合突起は前記車内側側壁部から車外側に向けて突出し、
    前記ベルトモールを前記ドアパネルに取り付けた状態において、前記嵌合突起が前記嵌合孔を介して前記ドアパネルに当接している、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のベルトモール。
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