JP4618757B2 - 開封テープ供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は上包み包装機に組込まれ、包装フィルムに開封テープを供給する開封テープ供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、この種の開封テープ供給装置はその一例が特開平11-189272号公報に開示され、この公知の供給装置は、テープロールから繰出されたテープを包装フィルムの搬送経路まで導く経路のうち、その終端部分が吸引移送経路、つまり、サクションベルトからなり、このサクションベルトは繰出されたテープを吸着しながら前記搬送経路上の包装フィルムに向けて移送する。そして、この移送過程にて、テープがテープカッタにより切断されることで、サクションベルト上に個々の開封テープが形成され、これら開封テープが包装フィルムに向けて順次供給される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したサクションベルト方式の供給装置にあっては、テープカッタとサクションベルトとの間の干渉を避けるために、テープカッタの位置にて、サクションベルトからテープを分離する必要がある。
しかしながら、このようなテープの切断形態では、 その切断時、テープはサクションベルトからのサクション力を受けていないため、テープカッタを通過する際に、テープの直進移送が不安定になる。より詳しくは、テープの切断直後にあって、テープの先頭となる切断端がテープカッタを通過するとき、その切断端にふらつきや、暴れが生じてしまうことがあり、テープの切断端、つまり、テープの切断から得られる個々の開封テープの先端が曲った状態でサクションベルトに再吸着されてしまう。
【0004】
一方、開封テープの後端部にあっても、その切断形成直後はサクションベルトからのサクション力を受けないため、開封テープの後端部にも、ばたつきが生じることがある。このような場合、開封テープはその両端が共に曲った状態でサクションベルト上に吸着されてしまうことになり、この後のサクションベルトから包装フィルムへの開封テープの貼り付けもまた、その開封テープが曲った状態のまま行われることになる。
【0005】
なお、開封テープにおける両端部の曲りは、テープがそのリールの幅方向に往復しながら巻取られている場合に顕著となる。
本発明は上述の事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは吸引移送経路を通じてテープを移送する過程にて、テープを切断して開封テープを形成し、この後、吸引移送経路から開封テープを包装フィルムに供給する装置において、その開封テープの安定した形成を可能とした開封テープ供給装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の開封テープ供給装置(請求項1)は、テープロールからテープを送出する送出手段と、一方向に走行する無端状のサクションベルトを含み、送出手段により送出されたテープをサクションベルトに吸着しながら移送し、その下流端が包装フィルムの搬送経路に接続された吸引移送経路と、この吸引移送経路の途中に設けられ、テープが吸引移送経路から部分的に分離した分離領域を形成する分離手段であって、吸引移送経路とテープとの間に楔状に介在してテープを吸引移送経路から分離する一方、テープの曲りを拘束しながらテープの移送を案内するスロープ部材を含む分離手段と、分離領域と吸引移送経路との間にてスロープ部材の下流に設けられ、吸引移送経路から分離したテープの部位を通過させるカッタ受けと、このカッタ受けの近傍に回転可能に設けられ、カッタ受けと協働してテープを周期的に切断する切断刃を有し、所定長さの開封テープを形成するテープカッタとを備え、そして、テープカッタはその回転方向でみて切断刃の後方に延び、切断後、テープの先頭の切断端部をカッタ受けとの間にて挟み付けながら吸引移送経路に向けて導く挟持面を含んでいる。
【0007】
上述の開封テープ供給装置によれば、テープはスロープ部材の尖端にて吸引移送経路から分離されるものの、スロープ部材はテープの曲りを拘束しながらテープの移送を案内し、テープをテープカッタに向けて安定して送り込む。そして、テープカッタの切断刃によりテープが切断され、そして、テープカッタの回転がさらに進むと、その挟持面はカッタ受けとの間にてテープの切断端部を挟み付けることで、カッタ受けからのテープにおける切断端部の浮き上がりを押さえ、そして、切断端部をカッタ受けから吸引移送経路に向けて真っ直ぐに導く。この後、テープの切断端部は吸引移送経路上に戻され、そして、吸引移送経路に吸着される。
【0008】
前述のテープカッタはその回転方向でみて、切断刃の前方に延び、カッタ受けを通過したテープの部分を吸引移送経路に向けて押付けながら導く押圧面をさらに含んでいるのが好ましい(請求項2)。
テープの切断時、テープカッタの回転方向でみて切断刃よりも先行する押圧面は分離状態にあるテープの部位を吸引移送経路に向けて押圧することから、カッタ受けに対するテープの密着性が良好になり、切断刃によるテープの切断が安定して実施される。
【0009】
また、押圧面はテープカッタのさらなる回転に伴い、テープの切断により形成した開封テープの後端部を吸引移送経路に向けて押付けるので、開封テープの後端部のばたつきが抑制され、吸引移送経路に向けて真っ直ぐ導かれる
【0010】
ッタ受けは、テープの移送方向でみてスロープ部材の直下流に配置され、テープカッタの切断刃と協働する円筒状のロッドから実現可能である(請求項3)。好ましくは、切断刃はその刃先がカッタ受けの軸線に対して所定の角度を存して傾斜されている。このような切断刃とロッドとの組合わせによれば、切断刃はロッドに対して点接触しながら、ロッドを通過し、テープの切断をより安定して行えると同時に切断刃の摩耗を低減できる。
【0011】
さらに、スロープ部材の上面は、分離後のテープを吸引しながら案内する吸引案内面として形成されているの望ましく(請求項)、この場合、テープは吸引移送経路から分離した状態にあっても、スロープ部材の吸引案内面に吸着され、その移送が安定して継続される。
さらにまた、吸引移送経路は、サクションベルトにサクション力をそれぞれ供給する複数のサクションチャンバを更に含み、これらサクションチャンバのうちの1つはスロープ部材の吸引案内面及びスロープ部材よりも下流の分離領域の部位にサクション力を供給し、このサクション力は他のサクションチャンバのサクション力よりも大に設定されている(請求項)。この場合、分離領域の前記部位がサクションベルトから分離していても、そのサクションチャンバのサクション力が大であるので、スロープ部材を通過したテープの前記部位はサクションベルト側に引き付けられ、開封テープにおける後端部の直進性が確保される。
【0012】
具体的には、各サクションチャンバは同一のサクション源に接続されているが、分離領域に対応したサクションチャンバは他のサクションチャンバに比べて、その開口面積を大きく確保した排気ポートを介してサクション源に接続されている。
一方、分離手段は、スロープ部材を備えたテープガイドを含み、スロープ部材は、テープガイドに形成され、分離後のテープを案内する案内溝であり、この案内溝はその底がスロープ面に形成されている(請求項6)。この場合、前述したカッタ受けは、テープの移送方向でみてテープガイドの下流縁に形成され、テープカッタの切断刃と協働するエッジ状の固定刃である(請求項7)。
【0013】
この場合、スロープ部材とカッタ受け、つまり、固定刃とは同一のテープガイドにそれぞれ形成されているため、前述したロッドの場合とは異なり、スロープ部材としての案内溝に要求されるテープの分離量、つまり、吸引移送経路からのテープの浮上がり量がロッド径に制約されることはない。したがって、テープの分離量を少なくでき、これに伴い、案内溝の長さもまた短くなる。これにより、ロッドと組をなすスロープ部材とは異なり、案内溝はその底を吸引案内面として形成しなくとも、テープの円滑な分離且つ拘束を可能とする。
【0014】
また、切断刃およびエッジ状の固定刃は鋏みと同様にしてテープの切断をなし、切断抵抗が少なくなる。
また、テープガイドは、案内溝と記固定刃との間にこれら案内溝と固定刃とを繋ぐ凹んだ段差面を有するのが望ましく(請求項8)、この段差面はテープの切断時、テープための逃げを形成し、上流側テープの切断端部はスロープ部材から円滑に引出される
【0015】
さらにまた、吸引移送経路構成するサクションベルトの走行速度は、送出手段によるテープの送出速度よりも速く設定されているのが好ましい(請求項9)。この場合、切断端よりも上流側のテープの部分は吸引移送経路に対して滑りながら移送されるので、所定の張力を受けた状態にあり、その直進性が保持される。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、一実施形態の開封テープ供給装置を備えた上包み包装機を示す。
上包み包装機は製品の搬送経路2を備え、この搬送経路2は図1でみて右方から左方に向けて水平に延び、その終端から製品を間欠的に送出可能となっている。
【0017】
搬送経路2の終端にはその直前方にフィルムフィーダ4が配置されている。このフィルムフィーダ4は搬送経路2の両側に配置された一対の無端状サクションベルトからなり、これらサクションベルトは互いに平行にして垂直に延びている。
フィルムフィーダ4は後述するように開封テープ付きのフィルムシートをサクションベルトに吸着して受取り、これらサクションベルトの走行に伴い、フィルムシートを所定の位置に供給する。
【0018】
一方、搬送経路2の前方にはフィルムフィーダ4を挟んで第1折込みターレット6および第2折込みターレット8が順次配置されている。第1折込みターレット6はその入口にある1つのポケットに、搬送経路2からの製品をフィルムシートとともに受取り、この際、フィルムシートは製品の回りに胴折りされる。
この後、第1折込みターレットの間欠回転に伴い、そのポケットとともに製品は第1折込みターレット6の周方向に搬送され、この過程にて、公知のように胴折り後のフィルムシートは製品に対して、その一対の胴フラップが順次折り込まれた後、これら胴フラップのヒートシールが実施され、胴シール域を有した胴フラップシール面が形成される。この結果、フィルムシートは製品を筒状に包み込み、この後、製品とともに第1折込みターレット6の出口に位置付けられる。
【0019】
第1折込みターレット6の出口にあるポケットから第2折込みターレット8の入口にあるポケットに製品が供給され、そして、この製品は第2折込みターレット8の間欠回転に伴い、その出口まで搬送される。この搬送過程にて、製品を筒状に包み込んでいるフィルムシートに関して、製品の両側から突出した両耳が製品に対して順次折込まれるとともにヒートシールされて、製品の左右にサイドフラップシール面が形成され、製品の上包み包装が完了する。この後、上包み包装品は第2折込みターレット8から次の工程に向けて排出される。
【0020】
一方、フィルムフィーダ4に向けて開封テープ付きのフィルムシートを供給するため、図1に示されているように第2折込みターレット8の上方にはフィルムロールFRが回転自在に配置されている。このフィルムロールFRは包装フィルムFを巻回したもので、その包装フィルムFは複数の案内ローラから規定された繰出し経路10に沿い、フィルムフィーダ4に向けて繰出されるようになっている。
【0021】
より詳しくは、繰出し経路10にはフィルムロールFR側からダンサローラ12、小口カッタユニット14、包装フィルムFの繰出しユニット16およびそのフィルムカッタユニット18が順次配置されている。繰出しユニット16は一定の回転速度で回転される繰出しローラと、この繰出しローラに転接するピンチローラからなり、繰出しローラの回転に伴いフィルムロールFRから包装フィルムFが繰出され、包装フィルムFはフィルムカッタユニット18を通じてフィルムフィーダ4に供給される。
【0022】
フィルムカッタユニット18はその外周面に切断刃を有したカッタローラと、このカッタローラに転接する受けローラからなり、これらローラ間を包装フィルムFが通過する際、カッタローラの切断刃により包装フィルムFを周期的に切断して、前述のフィルムシートSを形成し、このフィルムシートSはフィルムフィーダ4に供給される。
【0023】
ここで、フィルムフィーダ4によるフィルムシートSの移送速度は繰出しユニット16による包装フィルムFの繰出し速度よりも速く、それゆえ、包装フィルムFの切断後、フィルムシートSはフィルムフィーダ4上にて、その下流側の包装フィルムFから分離され、前述した搬送経路2と第1折込みターレット6との間の所定位置まで供給される。
【0024】
なお、フィルムカッタユニット18による包装フィルムFの切断位置や小口カッタユニット14の機能に関しては後述の説明から明らかになる。
一方、繰出し経路10の上方にはテープロールTRが回転自在に配置されており、このテープロールTRのテープTもまた複数の案内ローラにより規定された送出経路20に沿って繰出され、そして、ダンサローラ22を経て開封テープの供給装置24に導かれている。
【0025】
テープロールTRはリール(図示しない)にテープを巻回したものあり、具体的には、図2に示すように、テープTはリールに対し、そのリール幅方向に往復しながら巻付けられた状態にある。また、テープTの裏面は接着剤が塗布され、粘着面として形成されている。
図3は開封テープの供給装置24およびその近傍を詳細に示している。
【0026】
送出経路20には供給装置24の上流にプレヒータ21が配置されており、このプレヒータ21はエアシリンダ23のロッドに取付けられ、このエアシリンダ23により送出経路20上のテープTに対して接離可能である。テープTが送出されているとき、プレヒータ21はテープTの表面に相対的に摺接してテープTを予備的に加熱し、テープTの送出が停止されたとき、プレヒータ21はテープTから離間し、テープTの過熱を防止する。
【0027】
供給装置24は垂直に延びる吸引移送経路、すなわち、無端状のサクションベルト26を備え、このサクションベルト26は上下の駆動ローラ28と従動ローラ30と間に掛け回されている。駆動ローラ28はモータ(図示しない)に連結され、このモータにより回転される。したがって、駆動ローラ28の回転に伴い、図3でみてサクションベルト26の左側に位置する有効ベルト部分26aが下方に走行する。ここで、有効ベルト部分26aの走行速度は前述した包装フィルムFの繰出し速度よりも若干遅く設定されている。
【0028】
なお、サクションベルト26の右側部分26bは上下のガイドローラ32により案内され、そして、これらガイドローラ32間にはサクションベルト26に所定の張力を付与するテンションローラ34が配置されている。
サクションベルト26の上方には送出ローラ36が配置され、この送出ローラ36はそのローラ軸がモータ38の出力軸に連結されている。したがって、送出ローラ36はモータ38により一方向に回転される。さらに、送出ローラ36にはピンチローラ40が転接されており、このピンチローラ40は所定の押付け力により送出ローラ36に押付けられている。より詳しくは、ピンチローラ40は回動アーム42の先端に回転自在に支持され、回動アーム42は送出ローラ36に向けて回動付勢されている。
【0029】
したがって、前述した送出経路20に沿って送出されたテープTは、送出ローラ36とピンチローラ40との間を通過し、そして、送出ローラ36の回転に伴い、その下方のサクションベルト26に向けて送出される。この後、テープTはサクションベルト26に吸着され、その走行とともに下方に移送される。
すなわち、前述したサクションベルト26の有効ベルト部分26aは長尺なサクションボックス44上を通過しており、このサクションボックス44からサクション力の供給を受けることで、テープTの表面を吸着し、そして、その走行に伴いテープTを下方に向けて移送する。
【0030】
図3から明らかなようにサクションベルト26の下端部は、前述した小口カッタユニット14の上流にて、包装フィルムFの繰出し経路10に接した状態にある。より詳しくは、繰出し経路10には小口カッタユニット14の上流にプレスローラ46が配置されており、このプレスローラ46はそのローラ軸の両端が一対の回動アーム48の上端に回転自在に支持されている。これら回動アーム48の下端は回動軸50に取り付けられ、この回動軸50は回転自在に支持されている。さらに、回動軸50には付勢レバー52が取付けられ、この付勢レバー52は引っ張りコイルばね54により時計方向に回動付勢されている。したがって、引っ張りコイルばね54は、付勢レバー52、回動軸50および回動アーム48を介してプレスローラ46をサクションベルト26の下端部に押圧し、これにより、繰出し経路10上の包装フィルムFはプレスローラ46とサクションベルト26との間に挟み付けられた状態にある。
【0031】
サクションベルト26の有効ベルト部分26aはその上部にスロープ部材56を備えている。より詳しくは、図4から明かなようにスロープ部材56は楔状をなし、その尖端が上方に向けて配置され、サクションベルト26の有効ベルト部分26aはスロープ部材56とサクションボックス44との間を通過して走行する。したがって、テープTがスロープ部材56を通過するとき、テープTはスロープ部材56の尖端により有効ベルト部分26aから部分的に分離され、そして、スロープ部材56の外側の傾斜面を登った後、有効ベルト部分26aに再び戻される。したがって、スロープ部材56は有効ベルト部分26aからテープTが部分的に分離した分離領域を形成する。
【0032】
また、スロープ部材56の傾斜面にはテープTの走行方向に所定の間隔を存して複数の吸引孔58が開口され、これら吸引孔58はサクションベルト26を介しサクションボックス44に接続されている。したがって、各吸引孔58はサクションボックス44からサクション力の供給を受けることができ、スロープ部材56の傾斜面はテープTの吸引案内面として形成されている。
【0033】
有効ベルト部分26aの走行方向でみてスロープ部材56の直下流、すなわち、前述した分離領域と有効ベルト部分26aとの間にはカッタ受け、つまり、円筒状のロッドが設けられており、このロッド60は有効ベルト部分26aを横断する方向に水平に配置されている。したがって、スロープ部材56を通過した分離状態のテープTの部位はロッド60に案内され、このロッド60を通過した後、有効ベルト部分26a上に再び戻される。
【0034】
ロッド60は揺動アーム62の下端に回転自在に支持されており、この揺動アーム62はその下端側の部分がスロープ部材56を両側から挟み付けるような二股状をなし、そして、その上端部は支持軸64に回動自在に支持されている。揺動アーム62の上端部からはブラケット66が上方に突出し、このブラケット66は板ばね68を介して固定側部材に連結されている。したがって、揺動アーム62は板ばね68の付勢力に抗して揺動でき、ロッド60を弾力的に支持している。
【0035】
ロッド60の近傍には円形のテープカッタ70が設けられており、このテープカッタ70はディスク体74を有する。ディスク体74は回転軸72に取付けられ、回転軸72はサーボモータ(図示しない)の出力軸に連結されている。したがって、サーボモータの回転を受け、テープカッタ70、つまり、そのディスク体74は一方向、つまり、図4中時計方向に回転することができる。
【0036】
テープカッタ70のディスク体74はその外周の一部が膨出した膨出部74aとして形成され、この膨出部74aに切断刃76が取付けられている。ここで、切断刃76の刃先と回転軸72の軸線との間で規定される切断刃76の回転半径R0は回転軸72の軸線とロッド60との間の距離Dに等しく、これにより、テープカッタ70の回転に伴い、切断刃76はロッド60に対して周期的に接触ながらロッド60を通過する。
【0037】
また、図5から明らかなように切断刃76の刃先76aはディスク体74の軸線、つまり、前述したロッド60の軸線と平行ではなく、この軸線に対して所定の角度を存して傾斜されている。それゆえ、ロッド60に対し、切断刃76はその刃先の全域が同時に接触するような線接触とはならず、その刃先が点接触しながらロッド60を通過するような接触形態となる。
【0038】
さらに、テープカッタ70の回転方向でみて切断刃76の前側および後側には共に円弧部材78,80がそれぞれ設けられている。これら円弧部材78,80の外面は円弧状の押圧面78aおよび挟持面80aとして形成され、テープカッタ70の回転方向に所定の長さに亘って延びている。
より詳しくは、押圧面78aと回転軸72の軸線との間にて規定される押圧面78aの回転半径をR1、同様に挟持面80aと回転軸72の軸線との間にて規定される挟持面80aの回転半径をR2とすれば、これら回転半径R1,R2は切断刃76の回転半径R0よりも若干短く、これにより、切断刃76の刃先は押圧面78aおよび挟持面80aの双方から僅かに突出した状態にある。
【0039】
さらに、押圧面78aおよび挟持面80aは共にテープTの粘着面が接着されないような非粘着面として形成されている。このような非粘着面はたとえば押圧面78aおよび挟持面80aにトシカル(商品名)等のシリコーン樹脂を塗布することで得ることができる。また、押圧面78aおよび挟持面80aの表面を粗くした上で、シリコーン樹脂を塗布するようにしてもよい。
【0040】
なお、前述したテープロールTRからサクションベルト26に至るテープTの送出経路20において、テープTの粘着面と接する案内ローラや前述したピンチローラ40はシリコーンゴムローラからなり、それらの外周面もまた非粘着面となっている。
一方、図3に示されているように前述したサクションボックス44は、サクションベルト26の走行方向でみて複数のサクションチャンバ45a,45b,45c,45dに区画されており、これらサクションチャンバ45は送風機からなる共通のサクション源82に接続されている。
【0041】
より詳しくは、各サクションチャンバ45はその排気ポートが管継手を介して排気管84に接続されているが、しかしながら、サクションチャンバ45のうち、前述したスロープ部材56や分離領域に対応したサクションチャンバ45bにあっては、その排気ポートと接続される管継手86の出口が二股状をなし、これら出口は一対の排気管84を介してサクション源82に接続されている。このような接続形態によれば、他のサクションチャンバ45に比べてサクションチャンバ45bからの排気流量が増大する結果、サクションチャンバ45bは他のサクションチャンバ45よりも大きなサクション力を発生することができる。
【0042】
上述した開封テープの供給装置24によれば、送出ローラ36の回転に伴いサクションベルト26に向けて送出されたテープTはその表面がサクションベルト26の有効ベルト部分26aに吸着され、この有効ベルト部分26aとともに下方に向けて走行する。なお、送出ローラ36の周速と有効ベルト部分26aの走行速度は一致している。
【0043】
この後、有効ベルト部分26a上に導出されたテープTがスロープ部56に到達すると、テープTは有効ベルト部分26aからスロープ部分56の傾斜面に乗上げることで、この傾斜面上を走行し、有効ベルト部分26aから分離される。ここで、スロープ部56の傾斜面は前述したように吸引案内面となっているため、テープTは傾斜面から受けるサクション力に抗し、その傾斜面上を押し出されるようにして走行する。
【0044】
この後、分離されたテープTの部位がスロープ部56からロッド60を経て、有効ベルト部分26aに導かれると、この部位はその表面側が有効ベルト部分26aに再び吸着され、そして、有効ベルト部分26aとともに下方に向けてさらに走行する。
一方、テープカッタ70の回転に伴い、押圧面78aがロッド60に到達し、そして、ロッド60を通過していくと、押圧面78aは図6に示されるようにロッド60を通過したテープTの分離部位を有効ベルト部分26a側に押付けることから、テープTはロッド60に確実に密着する。
【0045】
この後、テープカッタ70の回転が進み、その切断刃76がロッド60を通過する際、切断刃76はロッド60と協働してテープTを切断し、これにより、テープTから開封テープTTが形成される。ここで、前述したように切断刃76の刃先はロッド60の軸線に対して傾斜しているので、切断刃76はその刃先がロッド60に点接触しながら通過し、テープTの円滑な切断が可能となるとともに、その刃先の摩耗が低減される。
【0046】
テープTの切断直後にあっては、テープカッタ70の挟持面80aは図7に示されるようにロッド60との間にてテープTの切断端を挟み付けるので、テープカッタ70の回転がさらに進むことで、テープTの切断端部は挟持面80aにより有効ベルト部分26aに向けて真っ直ぐに導かれる。
つまり、テープTの切断直後、テープTの切断端部は挟持面80aにより押え付けらているので、テープTの切断端がロッド60から浮上がったり、または、ロッド60の通過直後に暴れたりするようなことはない。この結果、挟持面80aはロッド60からテープTの切断端部を有効ベルト部分26aに向けて真っ直ぐに案内するように働き、有効ベルト部分26aに正確に吸着させる。
【0047】
また、テープTの切断後にあっても、開封テープTTの後端部はテープカッタ70の押圧面78aにより有効ベルト部分26aに向けて押付けられた状態に維持されており、それゆえ、開封テープTTの後端部もまたばたつくことなく有効ベルト部分26に真っ直ぐに導かれ、そして吸着されることになる。
ここで、前述した押圧面78aおよび挟持面80aの機能を確実に発揮させるため、テープカッタ70の周速、つまり、押圧面78aおよび挟持面80aの周速は有効ベルト部分26aの走行速度と一致されている。
【0048】
さらに、テープTの分離領域は前述したサクションチャンバ45bから強いサクション力の供給を受けているので、このサクション力はテープTの切断直前にてロッド60を通過したテープTの部位、そして、切断直後の開封テープTTの後端部を有効ベルト部分26aに向けて強力に引付け、この引付けはロッド60に対するテープTの密着性を良好にし、また、開封テープTにおける後端部のばたつきを効果的に防止する。
【0049】
なお、サクションチャンバ45bからのサクション力が十分に強く、このサクション力によりテープTの密着性と開封テープTの後端部のばたつき防止が共に確保されるならば、テープカッタ70の押圧面78aは省略してもよい。
また、押圧面78aおよび挟持面80aは非粘着面となっているので、これら押圧面78aや挟持面80aにテープTや開封テープTTが接着されてしまうことはなく、前述した開封テープTTの形成およびその供給を安定して行うことができる。
【0050】
前述の説明からすでに明かなようにテープTの切断端、つまり、開封テープTTの前端やその後端は共に有効ベルト部分26aに真っ直ぐに吸着され、そして、有効ベルト部分26aと一緒に前述したプレスローラ46に向けて走行する。
そして、開封テープTTがプレスローラ46を通過する際、開封テープTTは有効ベルト部分26aから包装フィルムFに真っ直ぐに貼り付けられる。
【0051】
ここで、前述したように有効ベルト部分26aの走行速度は包装フィルムFの繰出し速度よりも若干遅いので、これらの速度差に起因して、図8に示されるように開封テープTTは包装フィルムFに対し所定の間隔を存して貼り付けられることになる。
この後、開封テープTTの供給を受けた包装フィルムFは小口カッタユニット14を経て前述した繰出しユニット16に導かれ、そして、小口カッタユニット14を通過する際、包装フィルムFに小口が形成される。
【0052】
より詳しくは、図3に示されているように小口カッタユニット14は受けローラ14aと、刃付きローラ14bからなり、刃付きローラ14bはサーボモータ88により回転される。
包装フィルムFが小口カッタユニット14を通過するとき、刃付きローラ14は包装フィルムFに一定の間隔を存して開封テープTTの摘み部となる小口Gを形成し、これら小口Gは図8から明らかなように開封テープTTの貼付けライン上にて、各開封テープTTの一端側に位置付けられている。
【0053】
この後、包装フィルムFが前述したフィルムカッタユニット18を通過すると、フィルムカッタユニット18は小口Gを利用して包装フィルムFを切断し、個々のフィルムシートSを形成する。図8中1点鎖線は包装フィルムFの切断ラインを示し、切断ラインは小口Gに部分的にオーバラップしている。
このようにして形成されたフィルムシートSはその切断端に小口Gからなる開封テープTTの摘み部を有し、そして、その開封テープTTの両端側には所定のマージンが確保されている。
【0054】
本発明は上述の一実施形態に制約されるものではなく種々の変形が可能である。
たとえば、図9は分離ユニット90を使用したテープTの分離機構を示している。分離ユニット90はテープガイド92を備え、このテープガイド92は図10から明らかなようにテープT、つまり、サクションチャンバ44を横断する方向に延び、その両端部が取付けねじ94を介してサクションチャンバ44に固定されている。より詳しくは、取付けねじ94はテープガイド92に形成した長孔を貫通してサクションチャンバ44にねじ込まれており、これにより、テープガイド92は長孔の分だけ、テープTの走行方向にその取付け位置の調整が可能となっている。
【0055】
取付け位置の調整をなすため、テープTの走行方向でみて、テープガイド92の上流側には左右一対の調整ブロック96が配置され、これら調整ブロック96はテープガイド92の両端部にそれぞれ位置付けられている。各調整ブロック96には調整ねじ98がテープTの走行方向にねじ込まれ、これら調整ねじ98は、調整ブロック96からテープTの走行方向でみて、その上流側および下流側にそれぞれ突出している。各調整ねじ98の上流端部にはナット100が装着され、このナット100は調整ブロック96に対して調整ねじ98を固定している。一方、各調整ねじ98の下流端はテープガイド92に当接した状態にある。
【0056】
したがって、取付けねじ94をねじ込みを解除した状態で、ナット100を緩め、調整ねじ96を進退させることで、テープガイド92の取付け位置をテープTの走行方向に調整することができる。
なお、調整ブロック96はサクションチャンバ44の両側を延びるブラケット102に支持され、このブラケット102は取付けベース104に取付けられている。
【0057】
テープガイド92は図11および図12に詳図され、図11中の参照符号106が前述した長孔を示している。テープTの走行方向でみて、テープガイド92の下流端縁はその上面がその幅方向全域に亘って段差面108として凹み、この段差面108は、テープTの走行方向でみて上向きに傾斜角α(たとえば10°)を存して傾斜している。
【0058】
そして、テープガイド92の上面には、テープTの走行を案内するスロープ部材としての案内溝110が形成され、この案内溝110の底は、テープTの上流側から下流側に向けて上向きに傾斜角β(たとえば8°)を存して傾斜したスロープ面112として、形成され、このスロープ面112の上流端は段差面108に臨んでいる。
【0059】
さらに、段差面108の下流縁はスロープ面112と対応する部位がカッタ受けとしての固定刃114に形成され、この固定刃114はテープカッタ70の切断刃76と協働し、これら切断刃76および固定刃114は鋏みのようにしてテープTを切断する。
このように固定刃114がテープガイド92と一体であると、前述ロッド60の径寸法に制約されることがないので、テープガイド92の下流端高さH1を低く抑えることができる。このように下流端高さH1が低く抑えられると、スロープ面112の傾斜角βを小さく抑えつつ、その長さL1を短くすることができる。
【0060】
具体的には、前述したスロープ部材56における下流端高さおよび長さをH2、L2とすれば(図4参照)、H2>H1,L2>L1となる。ちなみに、H2=6mm,H1=1.6mm,L1=20mm,L2=46mmであり、そして、段差面108の長さL3は1mmである。
また、上述したようにテープガイド92はその長さL1が短いので、吸引案内面として形成する必要はなく、それゆえ、サクションチャンバ44もまた区分する必要はない。
【0061】
さらに、この変形例の場合、サクションベルト26の走行速度は送出ローラ36の周速により決定されるテープTの送出速度よりも僅かに速く設定されており、サクションベルト26の有効ベルト部分26a上のテープTは有効ベルト部分26aに対してスリップしながら走行することになる。それゆえ、有効ベルト部分26a上では、テープTは張力を受けることから、テープTにしわが生じることはなく、また、テープTの若干の曲りもまた修正されるので、テープTの直線走行は安定して維持される。
【0062】
上述した分離ユニット90にあっても、テープTがスロープ面112を通過する際、テープTはサクションベルト26から分離され、そして、テープカッタ70の回転に伴い、切断刃76がテープガイド92の固定刃114を通過する際、図13および図14に順に示すように切断刃76はテープTを切断し、開封テープTTを同様にして形成する。
【0063】
切断刃76および固定刃114によるテープTの切断はその切断圧力が少ないので、テープTの切断端に曲りを誘発することがなく、また、固定刃114とスロープ面112との間には凹んだ段差面108が設けてあるので、この段差面108はテープTの切断端の逃げとして働き、テープTの切断を良好にするものとなる。
【0064】
さらに、テープガイド92の下流端高さH1が低いためにテープTの分離領域、すなわち、スロープ面112の長さを短くでき、しかも、有効ベルト部分26aからのサクションがテープTの切断端部に有効に働くことから、開封テープTTの両端部は曲りを生じることなく、有効ベルト部分26aに真っ直ぐに導かれ、そして、吸着されることになる。
【0065】
また、スロープ面112は案内溝110の底面により形成されているので、テープTがスロープ面112を通過する際、テープTに曲りを生じさせることもない。
上述したテープTの曲りに関して詳述すると、テープTはリールに対して前述した形態にて巻回されているため、リールの両端ではリールの幅方向に逆向きに折返されて巻回され、この部分でのテープTに曲り癖が付くことになる。このため、曲り癖が付いたテープTの部分が開封テープTTの端部となるような場合、開封テープTTの端部に曲りが発生し易いことになるが、しかしながら、上述したテープガイド92を使用すれば、テープTの曲り癖に起因した開封テープTTの端部の曲りが効果的に防止され、開封テープTTは包装フィルムFに真っ直ぐに貼付けられる。
【0066】
さらに、テープTは供給装置24、つまり、そのサクションベルト26に到達する前に、前述したプレヒータ21により予備加熱された状態にあるので、この予備加熱によりテープTの曲り癖が矯正されることになり、包装フィルムFに対して開封テープTTを真っ直ぐな状態で確実に貼付けることができる
【0067】
また、包装フィルムFおよびサクションベルトの走行速度は一致していてもよく、この場合、開封テープTTの一端はフィルムシートSの摘み部に位置付けられることになる。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の開封テープ供給装置(請求項1)によれば、テープが吸引移送経路からスロープ部材によって分離される一方、テープカッタはその回転方向でみて切断刃の後方に挟持面を備えているので、テープの切断直後、テープの切断端部を挟持面とカッタ受けとの間に挟み付けながら真っ直ぐに案内することができ、分離領域での切断端部の浮き上がりや暴れを阻止しつつ、切断端部を吸引移送経路に正確に戻すことができる。
【0069】
また、テープカッタがその回転方向でみて切断刃の前方に押圧面をさらに備えていると(請求項2)、分離領域にて、切断により形成した開封テープの後端部のばたつきが押圧面により防止され、その後端部を吸引移送経路に真っ直ぐに戻すことができる
【0070】
そして、カッタ受けが円筒状のロッドからなっていると(請求項)、テープカッタの切断刃の摩耗を低減でき、この場合、スロープ部材の上面がテープに対する吸引案内面として形成されていると(請求項)、テープの移送が安定する。
さらに、スロープ部材の吸引案内面を含むテープの分離領域に供給されるサクション力が吸引移送経路の他の部位に供給されるサクション力よりも大であると(請求項)、開封テープの後端部のばたつきをより効果的に抑え込むことができる。
【0071】
スロープ部材がテープガイドに形成された案内溝であれば(請求項6)、サクションによらずともテープの幅方向の位置ずれを拘束でき、そして、カッタ受けが案内溝とともにテープガイドに形成されたエッジ状の固定刃からなっていると(請求項7)、テープの分離領域の長さを短くでき、また、吸引移送経路からのテープの浮上がりを少なくすることができるので、テープの安定した走行が可能となるばかりでなく、テープの切断圧力が小さくなり、切断により開封テープの端部に曲りを発生させることもない。
【0072】
また、テープガイドに段差面が設けられていると(請求項8)、テープの切断をより良好に行え、そして、サクションベルトの走行速度がテープの送出速度よりも速いと(請求項9)、テープに張力が付与され、その走行がより安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の開封テープ供給装置を組み込んだ上包み包装機の概略図である。
【図2】テープロールを示した斜視図である。
【図3】開封テープの供給装置を示した側面図である。
【図4】図3のテープカッタを拡大して示した拡大図である。
【図5】ロッドと切断刃の刃先との関係を示した図である。
【図6】テープを切断する直前のテープカッタを示した図である。
【図7】テープを切断した直後のテープカッタを示した図である。
【図8】包装フィルムに開封テープが貼り付けられた状態を示す図である。
【図9】テープに分離領域を形成する分離ユニットとテープカッタとの関係を示した概略図である。
【図10】図9の分離ユニットの正面図である。
【図11】図9のテープガイドを示した拡大斜視図である。
【図12】図11のテープガイドの断面図である。
【図13】テープを切断する直前のテープカッタを示した図である。
【図14】テープを切断した直後のテープカッタを示した図である。
【符号の説明】
26 サクションベルト(吸引移送手段)
45 サクションチャンバ
56 スロープ部材(分離手段)
60 カッタ受け
70 テープカッタ
76 切断刃
78a 押圧面
80 挟持面
90 分離ユニット
92 テープガイド
110 案内溝(スロープ部材)
112 スロープ面
114 固定刃

Claims (9)

  1. テープロールからテープを送出する送出手段と、
    一方向に走行する無端状のサクションベルトを含み、前記送出手段により送出されたテープを前記サクションベルトに吸着しながら移送し、その下流端が包装フィルムの搬送経路に接続された吸引移送経路と、
    前記吸引移送経路の途中に設けられ、前記テープが前記吸引移送経路から部分的に分離した分離領域を形成する分離手段であって、前記吸引移送経路と前記テープとの間に楔状に介在して前記テープを前記吸引移送経路から分離する一方、前記テープの曲りを拘束しながら前記テープの移送を案内するスロープ部材を含む分離手段と
    前記分離領域と前記吸引移送経路との間にて前記スロープ部材の下流に設けられ、前記吸引移送経路から分離した前記テープの部位を通過させるカッタ受けと、
    前記カッタ受けの近傍に回転可能に設けられ、前記カッタ受けと協働して前記テープを周期的に切断する切断刃を有し、所定長さの開封テープを形成するテープカッタとを具備し、
    前記テープカッタはその回転方向でみて前記切断刃の後方に延び、切断後、前記テープの先頭の切断端部を前記カッタ受けとの間にて挟み付けながら前記吸引移送経路に導く挟持面を含むことを特徴とする開封テープ供給装置。
  2. 前記テープカッタはその回転方向でみて前記切断刃の前方に延び、前記カッタ受けを通過した前記テープの部分を前記吸引移送経路に向けて押付けながら導く押圧面をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の開封テープ供給装置。
  3. 前記カッタ受けは、前記テープの移送方向でみて前記スロープ部材の直下流に配置され、前記テープカッタの前記切断刃と協働する円筒状のロッドであることを特徴とする請求項に記載の開封テープ供給装置。
  4. 前記スロープ部材の上面は、分離後の前記テープを吸引しながら案内する吸引案内面として形成されていることを特徴とする請求項に記載の開封テープ供給装置。
  5. 前記吸引移送経路は
    記サクションベルトの走行方向に区画され、前記サクションベルトにサクション力をそれぞれ供給する複数のサクションチャンバ更に含み、
    前記サクションチャンバのうちの1つは前記吸引案内面及び前記スロープ部材よりも下流の前記分離領域の部位にサクション力を供給し、このサクション力は他のサクションチャンバのサクション力よりも大に設定されていることを特徴とする請求項に記載の開封テープ供給装置。
  6. 前記分離手段は、前記スロープ部材を備えたテープガイドを含み、
    前記スロープ部材は、前記テープガイドに形成され、分離後の前記テープを案内する案内溝であり、この案内溝はその底がスロープ面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の開封テープ供給装置
  7. 前記カッタ受けは、前記テープの移送方向でみて前記テープガイドの下流縁に形成され、前記テープカッタの前記切断刃と協働するエッジ状の固定刃であることを特徴とする請求項に記載の開封テープ供給装置。
  8. 前記テープガイドは、前記案内溝と前記固定刃との間にこれら案内溝と固定刃とを繋ぐ凹んだ段差面を有することを特徴とする請求項7記載の開封テープ供給装置。
  9. 記サクションベルトの走行速度は前記送出手段による前記テープの送出速度よりも速いことを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の開封テープ供給装置。
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