JPH11189272A - 包装物、包装方法、および包装装置 - Google Patents

包装物、包装方法、および包装装置

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JPH11189272A
JPH11189272A JP35750997A JP35750997A JPH11189272A JP H11189272 A JPH11189272 A JP H11189272A JP 35750997 A JP35750997 A JP 35750997A JP 35750997 A JP35750997 A JP 35750997A JP H11189272 A JPH11189272 A JP H11189272A
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JP
Japan
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tape
packaging film
packaging
opening
film
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JP35750997A
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English (en)
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Takesuke Morita
健佑 守田
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Tokyo Automatic Machinery Works Ltd
Original Assignee
Tokyo Automatic Machinery Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィンシール包装による高い密封性を保ちつ
つ、開封テープよる開封の容易さを付与する。 【解決手段】 被包装物1の外周を包装フィルム2で被
覆するとともに、該包装フィルム2の端部内面を重ね合
わせて熱シールすることにより、フィンシール包装を形
成する。包装フィルム2には、熱シール部2aを横断し
ないように開封テープ4が接着または融着してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フィンシール包
装または合掌シール包装と称する包装形態により、被包
装物を包装フィルムで密封した包装物、および該包装物
を形成するための包装方法と包装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上包機を用いた被包装物の包装形
態として、図9に示すような折り畳み包装が知られてい
る。この折り畳み包装は、被包装物1を被覆した包装フ
ィルム2の耳部2bを折り重ね、その折り重なり部分を
熱シールして形成される。この折り畳み包装形態は、被
包装物1の外形に合わせて包装フィルム2が折り畳まれ
ているため、外観が美麗でしかも搬送に便利な反面、包
装フィルム2の折り重なり部分を熱シールするなどのた
めに、密封性に乏しいという欠点を有している。
【0003】そこで、医薬品や吸湿性の高い菓子等の食
品類の包装には、フィンシール包装と称する包装形態が
用いられている。このフィンシール包装は、図10の
(a),(b)に示すような順序で、被包装物1を被覆
した包装フィルム2の端部を内面どうし重ね合わせて熱
シールするので、該熱シール部2a,2bの密封性が高
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】さて、被包装物を被覆
している包装フィルムの開封を容易にするため、包装フ
ィルムに開封テープを接着または融着する包装技術は、
従来から広く知られている。特に、図9に示した折り畳
み包装にあっては、開封テープ4を備えることが一般化
されている。しかしながら、密閉性を重要視するフィン
シール包装では、熱シール部2aの密閉性が開封テープ
4の存在により低下してしまうため、開封テープ4を包
装フィルム2に接着または融着することは行なわれてい
なかった。
【0005】すなわち、従来の包装装置では、図11に
示すように、フィルムリール11から繰り出された包装
フィルム2に同期して、テープリール21から開封テー
プ4を繰り出していき、包装フィルム2に開封テープ4
を重ね合わせ、テープヒータ45により包装フィルム2
の表面に開封テープ4を熱シールしている。このように
開封テープ4が連続して熱シールされた包装フィルム2
は、フィルムカッタ32で所定の長さにカッティングさ
れ、図示しない包装位置へ供給される。
【0006】図12は、包装位置に供給された包装フィ
ルムを示す平面図である。同図に示すように、開封テー
プ4は包装フィルム2の一端から他端にかけて延在して
いる。したがって、この包装フィルム2の端部を重ね合
わせて図10に示したフィンシール包装を形成した場
合、熱シール部2aの断面は、図13に示すように、重
ね合わされた包装フィルム2,2の中間部に開封テープ
4,4が入り込んでいるため、その部分に段差が生じて
僅かながら隙間pが生じてしまう。しかも、重なり合っ
た開封テープ4,4の表面相互間は融着されないため、
この開封テープ4,4の重なり部分においても密閉性が
破壊されてしまう。
【0007】この発明は、上述した事情に鑑みてなされ
たもので、フィンシール包装による高い密封性を保ちつ
つ、開封テープよる開封の容易さを付与することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明に係る包装物は、被包装物の外周を包装フィ
ルムで被覆するとともに、該包装フィルムの端部内面を
重ね合わせて熱シールすることにより同包装フィルムの
内部を密封した包装物において、包装フィルムの熱シー
ル部を横断しないように、該包装フィルムに開封テープ
を接着または融着したことを特徴としている。このよう
に構成することで、包装フィルムの内部を隙間なく密封
するフィンシール包装を形成することができる。しか
も、開封テープにより包装フィルムを容易に開封するこ
とが可能となる。
【0009】さらに、開封テープの一端を、包装フィル
ムの熱シール部内に配置するとともに、開封テープの他
端を、包装フィルムの熱シール部にかからない位置に配
置すれば、熱シール部の引き裂き部分を開封テープに連
続させることができるので、開封テープによる適切な開
封操作を確実に行わせることができる。また、開封テー
プの終端が熱シール部にかからないことから、開封操作
の終了とともに、包装フィルムから開封テープを無理な
く分離させることができるので、包装フィルムを常に一
定の形態に開封することが可能となる。
【0010】さらにまた、包装フィルムの熱シール部に
おける、開封テープの少なくとも一端を延長した位置ま
たはその周辺部に、開封摘みを形成すれば、開封テープ
による開封操作を一層容易にできる。
【0011】また、この発明に係る包装方法は、包装フ
ィルムを繰り出す工程と、開封テープを繰り出す工程
と、繰り出された包装フィルムに所定の間隔をおいて間
欠的に開封テープを接着または融着する工程と、該開封
テープが接着または融着されていない領域で包装フィル
ムを切断する工程と、所定の包装作業位置に搬送されて
きた被包装物を上記切断した包装フィルムで被覆すると
ともに、該包装フィルムの端部内面を重ね合わせて熱シ
ールすることにより同包装フィルム内部を密封する工程
とを含む方法としてある。
【0012】この発明方法によれば、包装フィルムに対
して開封テープを間欠的に接着または融着するととも
に、開封テープが接着または融着されていない領域で包
装フィルムを切断するようにしてあるので、包装フィル
ムの端部内面を重ね合わせて熱シールしたとき、その熱
シール部を開封テープが横断しない密封性の高い包装形
態を形成することができる。
【0013】また、この発明に係る包装装置は、包装フ
ィルムを供給するフィルム供給ユニットと、開封テープ
を供給するテープ供給ユニットと、フィルム供給ユニッ
トから繰り出されてきた包装フィルムを所定長さ毎に切
断するフィルム切断手段と、所定の包装作業位置に搬送
されてきた被包装物を包装フィルムで被覆するととも
に、該包装フィルムの端部内面を重ね合わせて熱シール
することにより、同包装フィルムの内部を密封する包装
ユニットとを備えている。
【0014】そして、テープ供給ユニットは、開封テー
プを繰り出す繰り出し手段と、フィルム供給ユニットか
ら繰り出されてきた包装フィルムに対し、繰り出した開
封テープを接着または融着させるテープ重合手段と、繰
り出した開封テープを所定の長さ毎に切断するテープ切
断手段とを備えた構成としてある。
【0015】この発明装置によれば、包装フィルムの切
断端に対して開封テープの切断端の位置を任意に調整す
ることができるので、包装フィルムに対して開封テープ
を間欠的に接着または融着しするとともに、開封テープ
が接着または融着されていない領域で包装フィルムを切
断することが可能となる。その結果、包装フィルムの端
部内面を重ね合わせて熱シールしたとき、その熱シール
部を開封テープが横断しない密封性の高い包装形態を形
成することができる。
【0016】また、テープ供給ユニットは、テープ切断
手段により切断された上流側開封テープの先端を保持し
て、テープ重合手段へと案内するテープ案内手段を備え
てもよい。このようなテープ案内手段を備えることで、
包装フィルムに対する開封テープの接着または融着動作
を、安定して行うことが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。図1は、この発明
の実施形態に係る包装物を説明するための斜視図であ
る。この実施形態に係る包装物は、既述したフィンシー
ル包装により形成される。すなわち、同図(a)に示す
ように、被包装物1の胴部に包装フィルム2を巻き付け
た後、同フィルム2の両端部内面を互いに重ね合わせ、
熱シールする。この熱シール部(胴シール部)2aは、
同図(b)に示すように、胴部表面側に折り畳んで熱シ
ールしておく。
【0018】続いて、同図(b)に示すように、被包装
物1の両端面より外方に延出した包装フィルムの両端部
(耳部)を、互いに対向する内面どうし重ね合わせ、熱
シールする。この熱シール部(耳シール部)2bは、同
図(c)に示すように、折り畳んで熱シールする。この
ようにして、フィンシールされた包装物3が形成され
る。
【0019】ここで、本実施形態に係る包装物は、開封
テープ4を備えることを特徴としている。すなわち、包
装フィルム2には、胴巻き方向に沿って開封テープ4が
接着または融着してあり、その開封テープ4の一方の端
部4aは胴シール部2aに僅かながら入り込ませてあ
る。ただし、同端部4aは胴シール部2aを横断してお
らず、同端部4aの先方に包装フィルム2の内面どうし
で熱シールされた領域が存在している。したがって、胴
シール部2aに包装フィルム2の内側と外側とを連通す
るような隙間は存在せず、密封性の高いフィンシール包
装を保持している。
【0020】胴シール部2aにおける、開封テープ4の
上記一方の端部4aを延長した位置の周辺には二カ所に
ノッチ2c,2cが形成してあり、これらノッチ2c,
2cで挟まれた部分が開封摘み2dを構成している。し
たがって、この開封摘み2dから胴シール部2aを容易
に引き裂くことができ、開封操作の容易性を確保してい
る。開封摘みから引き裂かれた胴シール部2aには、上
記開封テープ4の端部4aが付着しているので、そのま
ま開封摘み2dを引いていけば開封テープ4が包装フィ
ルム2の胴巻き部を引き裂き、開封テープ4に沿った適
切な開封操作を容易に行うことができる。
【0021】一方、開封テープ4の他方の端部4bは、
胴シール部2aにかからない位置に配置してある。これ
により、包装フィルム2を引き裂いてきた開封テープ4
の終端を、包装フィルム2から容易に分離させることが
でき、包装フィルム2を常に一定の形態に開封すること
が可能となる。
【0022】図2(a)は、上述したこの実施形態に係
る包装物を形成するための、包装フィルムおよび開封テ
ープの構成を示す平面図である。同図にハッチングで示
す領域a,bが、既述した胴シール部2aおよび耳シー
ル部2bとして熱シールされる領域である。
【0023】包装フィルム2の所定箇所には、開封テー
プ4が接着または融着してある。この開封テープ4の一
方の端部4aは、胴シール部2aとして熱シールされる
領域aに僅かながら入り込ませてあり、他方の端部4b
は、同領域aの近傍位置に配置してある。また、包装フ
ィルム2の端縁において、開封テープ4の両端部4a,
4bを延長した位置の周辺には、それぞれ二カ所にノッ
チ2cが形成してある。
【0024】同図(b)は、上記ノッチ2cの形成箇所
に、包装フィルム2の端縁を突出して開封摘み2dを形
成した例を示す平面図である。このような突出した形態
の開封摘み2dを形成した場合、包装フィルム2の他方
の端縁に、開封摘み2dを切り出した後の凹部2eが形
成されることは避けられない。したがって、この凹部2
eの形成領域だけ胴シール部2aの幅が狭くなる。
【0025】このような場合には、胴シールしたときに
開封テープ4の一方の端部4aが凹部2eにかからない
ように、同端部4aの位置を調整する必要がある。同図
(b)では、この点を考慮して、開封テープ4の一方の
端部4aを胴シール部2aの基端縁に位置決めしてあ
る。
【0026】なお、開封テープ4は包装フィルム2の熱
シール部を横断しない任意の位置に、両端部4a,4b
を配置することができ、その条件を満たせば、両端部4
a,4bを熱シール部に入り込ませてもよく、また両端
部4a,4bを熱シール部に至らない位置に配置しても
よい。
【0027】また、図1に示した包装物3では、胴シー
ル部2aを包装物3の上面中央部に配置したが、図3に
示すように、胴シール部2aを包装物3の下面角部に配
置することもできる。さらに、図1に示した包装物3で
は、開封テープ4を包装フィルム2の胴巻き方向に沿っ
て接着または融着したが、図4に示すように、胴シール
部2aと平行に開封テープ4を接着または融着してもよ
い。この場合、開封テープ4は、耳シール部2bを横断
しない任意の位置に両端部4a,4bを配置する。同図
に示した構成では、開封テープ4の両端部を、耳シール
部2bに僅かながら入り込ませてある。
【0028】次に、この発明の包装装置に係る実施形態
について、図5〜図8を参照して説明する。図5はこの
発明の第1実施形態に係る包装装置の構成図である。同
図に示すように、この第1実施形態に係る包装装置は、
フィルム供給ユニット10、テープ供給ユニット20、
繰り出しローラ30、小口カッタ31、フィルムカッタ
(フィルム切断手段)32、および図示しない包装ユニ
ットを備えている。
【0029】フィルム供給ユニット10は、帯状の包装
フィルム2を巻回したフィルムリール11と、ダンサロ
ーラ12とを有している。フィルムリール11は、図示
しない駆動モータにより一定の回転速度で回転駆動さ
れ、包装フィルム2を連続的に送出する。このフィルム
リール11からのフィルム送出量は、繰り出しローラ3
0によるフィルム繰り出し量よりも僅かに多く調整して
あり、繰り出しローラ30による繰り出し量とフィルム
リール11からの送出量の差は、ダンサローラ12の重
力による下降によって受容する構成となっている。
【0030】このダンサローラ12は、フィルムリール
11から送り出された包装フィルム2の弛みを防止する
機能等を備えている。なお、ダンサローラ12が所定の
下降位置を越えた場合は、フィルムリール11の回転を
停止して、ダンサローラ12による包装フィルム2の受
容量を減少させる。
【0031】ダンサローラ12を通過した包装フィルム
2は、テープ供給ユニット20を経由して小口カッタ3
1に至り、同カッタ31で開封摘み2dを形成した後、
フィルムカッタ32によって所定長さ毎に切断され、図
示しない包装ユニットへと供給される。このように切断
されるまでの包装フィルム2の繰り出しは、繰り出しロ
ーラ30の回転によって行われる。
【0032】テープ供給ユニット20は、帯状の開封テ
ープ4を巻回したテープリール21、ダンサローラ2
2、テープ繰り出しローラ(テープ繰り出し手段)2
3、テープカッタ(テープ切断手段)24、およびプレ
スローラ(テープ重合手段)25を含んでいる。
【0033】テープリール21は、図示しない駆動モー
タにより一定の回転速度で回転駆動され、開封テープ4
を連続的に送出する。テープリール21から送り出され
た開封テープ4は、ダンサローラ22を経由してテープ
繰り出しローラ23に把持され、同ローラ23の回転に
伴いテープカッタ24の方向に繰り出される。ダンサロ
ーラ22の機能は、既述したフィルム供給ユニット10
のダンサローラ12と同様であり、テープ繰り出しロー
ラ23による繰り出し量とテープリール21からの送出
量との差を重力による下降によって受容している。
【0034】テープ繰り出しローラ23から繰り出され
た開封テープ4は、テープカッタ24により所定長さ毎
に切断される。そして、切断された開封テープ4は、プ
レスローラ25の上流側で包装フィルム2の表面に重ね
合わされ、プレスローラ25の押圧力により、包装フィ
ルム2の表面に接着される。
【0035】この実施形態では、開封テープ4の片面
(包装フィルムと接触する面)に粘着材があらかじめ塗
布されており、この粘着材を介して包装フィルム2に開
封テープ4を接着するようになっている。開封テープ4
が接着された包装フィルム2は、既述したとおり小口カ
ッタ31の方向へ繰り出されていく。
【0036】さて、上述した繰り出しローラ30は、所
定の周速度Vaで包装フィルム2を連続的に繰り出して
いる。一方、テープ繰り出しローラ23は、間欠回転し
ており、繰り出しローラ30と同期した周速度で開封テ
ープ4を所定長さだけ繰り出した後、回転を一時停止す
る。この間欠回転により、テープカッタ24により切断
された下流側開封テープ4の後端と、次に繰り出す上流
側開封テープ4の先端との間に、所定の間隔を形成する
構成となっている。なお、テープ繰り出しローラ23
は、繰り出しローラ30と同期した周速度Vaと、当該
速度よりも遅い不等速回転を交互に繰り返すことによ
り、上記のような間隔を形成する構成としてもよい。
【0037】フィルムカッタ32は、開封テープ4が接
着されていない中間領域で、包装フィルム2を切断す
る。これにより、図2に示したような包装フィルム2に
対する開封テープ4の接着形態を実現することができ
る。
【0038】図6は、この発明の第2実施形態に係る包
装装置の構成図である。なお、図6において、先に示し
た図5と同一部分には同一符号を付し、その部分の詳細
な説明は省略する。この第2実施形態では、テープカッ
タ24の下流側にテープサクションローラ(テープ案内
手段)40を配設してある。このテープサクションロー
ラ40は、テープカッタ24により切断された上流側開
封テープ4の先端部が繰り出されたとき、同先端部を吸
着保持してプレスローラ25へと案内する。この実施形
態では、プレスローラ25はテープサクションローラ4
0と協同して包装フィルム2に重ね合わされた開封テー
プ4を押圧する構成としてある。
【0039】テープサクションローラ40は、繰り出し
ローラ30と同期した周速度Vaで連続回転してる。一
方、テープ繰り出しローラ23は、この周速度Vaより
も遅い周速度Vbで連続回転しており、その回転速度差
によって、切断した上流側と下流側の開封テープ4との
間に所定の間隔が形成される。上流側の開封テープ4
は、次に切断されるまではテープ繰り出しローラ23に
よって送り速度が規制されるため、その間はサクション
ローラ40の周面との間で滑りを生じている。
【0040】図7は、この発明の第3実施形態に係る包
装装置の構成図である。この図7においても、先に示し
た図5および図6と同一部分には同一符号を付し、その
部分の詳細な説明は省略する。この第3実施形態では、
テープサクションローラ40の周面にテープカッタ24
の受刃40aを形成してあり、同ローラ40の周面に開
封テープ4を吸着保持した状態で、当該開封テープ4を
切断する構成となっている。なお、テープ繰り出しロー
ラ23は、第2実施形態と同様、テープサクションロー
ラ40の周速度Vaよりも遅い周速度Vbで連続回転し
ている。この速度差によって、切断した上流側と下流側
の開封テープ4の間に所定の間隔が形成される。
【0041】この構成により、切断された上流側の開封
テープ4は、切断時すでにテープサクションローラ40
に吸着保持されているので、一層安定してプレスローラ
25へと案内される。
【0042】図8は、この発明の第4施形態に係る包装
装置の構成図である。なお、図8においても、先に示し
た図5乃至図7と同一部分には同一符号を付し、その部
分の詳細な説明は省略する。この第4実施形態では、テ
ープサクションローラ40の代わりにテープサクション
ベルト41が配設してある。このテープサクションベル
ト41は、一対の支持ローラ42,43の間に巻き掛け
られており、テープ繰り出しローラ23から繰り出され
てきた開封テープ4を吸着保持する。
【0043】テープカッタ24は、テープサクションベ
ルト41で吸着保持された開封テープ4をその中間部で
切断する位置に配設してある。テープカッタ24の配設
位置では、テープサクションベルト41の軌道を迂回ロ
ーラ44に沿って迂回させてある。この迂回経路部分で
は、テープサクションベルト41の表面を吸引せず、開
封テープ4を円滑にテープカッタ24に送り込める構成
となっている。
【0044】テープサクションベルト41は、繰り出し
ローラ30と同期した速度Vaで開封テープ4を搬送す
る。テープ繰り出しローラ23は、第2,第3実施形態
と同様、テープサクションベルト41の周速度Vaより
も遅い周速度Vbで連続回転している。この速度差によ
って、切断した上流側と下流側の開封テープ4の間に所
定の間隔が形成される。
【0045】また、この実施形態では、テープヒータ4
5を用いて包装フィルム2の表面に開封テープ4を熱融
着する構成としてある。すなわち、テープカッタ24の
下流側には、テープサクションベルト41と協同して開
封テープ4を包装フィルム2の表面に熱融着するテープ
ヒータ45が設けてある。なお、包装フィルム2は、こ
のテープヒータ45の上流側で、開封テープ4と重ね合
わされる。
【0046】なお、この発明は上述した実施形態に限定
されるものではない。たとえば、上記第1乃至第3実施
形態のプレスローラ25に代えて、ヒートローラを配設
し、このヒートローラにより開封テープを包装フィルム
の表面に熱融着してもよく、また第4実施形態のテープ
ヒータ45に代えて、一対のプレスローラを配設し、こ
のプレスローラによって開封テープを包装フィルムの表
面に接着することもできる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
包装フィルムの熱シール部を横断しないように、該包装
フィルムに開封テープを接着または融着するので、フィ
ンシール包装による高い密封性を保ちつつ、開封テープ
よる開封の容易さを付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る包装物を説明するた
めの斜視図である。
【図2】この発明の実施形態に係る包装物を形成するた
めの、包装フィルムおよび開封テープの構成を示す平面
図である。
【図3】図2に示した包装フィルムおよび開封テープの
変形実施形態を示す平面図である。
【図4】図2に示した包装フィルムおよび開封テープの
他の変形実施形態を示す平面図である。
【図5】この発明の第1実施形態に係る包装装置の構成
図である。
【図6】この発明の第2実施形態に係る包装装置の構成
図である。
【図7】この発明の第3実施形態に係る包装装置の構成
図である。
【図8】この発明の第4実施形態に係る包装装置の構成
図である。
【図9】従来の折り畳み包装形態の例を示す斜視図であ
る。
【図10】従来のフィンシール包装形態の例を示す斜視
図である。
【図11】従来の包装装置の例を示す構成図である。
【図12】従来の包装装置による包装フィルムへの開封
テープの接着形態を示す平面図である。
【図13】図12の包装フィルムでフィンシール包装を
した場合の、熱シール部の断面図である。
【符号の説明】
1:被包装物 2:包装フィルム 2a:胴シール部 2b:耳シール部 2c:ノッチ 2d:開封摘み 3:包装物 4:開封テープ 10:フィルム供給ユニット 11:フィルムリール 12:ダンサローラ 20:テープ供給ユニット 21:テープリール 22:ダンサローラ 23:テープ繰り出しローラ 24:テープカッタ 24:テープカッタ 25:プレスローラ 30:繰り出しローラ 31:小口カッタ 32:フィルムカッタ 40:サクションローラ 41:テープサクションベルト 45:テープヒータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被包装物の外周を包装フィルムで被覆す
    るとともに、該包装フィルムの端部内面を重ね合わせて
    熱シールすることにより同包装フィルムの内部を密封し
    た包装物において、 前記包装フィルムの熱シール部を横断しないように、該
    包装フィルムに開封テープを接着または融着したことを
    特徴とする包装物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の包装物において、 前記開封テープの一端を、前記包装フィルムの熱シール
    部内に配置するとともに、前記開封テープの他端を、前
    記包装フィルムの熱シール部にかからない位置に配置し
    たことを特徴とする包装物。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の包装物におい
    て、 前記包装フィルムの熱シール部であって、前記開封テー
    プの少なくとも一端を延長した位置またはその周辺部
    に、開封摘みを形成したことを特徴とする包装物。
  4. 【請求項4】 包装フィルムを繰り出す工程と、開封テ
    ープを繰り出す工程と、繰り出された包装フィルムに所
    定の間隔をおいて間欠的に開封テープを接着または融着
    する工程と、該開封テープが接着または融着されていな
    い領域で包装フィルムを切断する工程と、所定の包装作
    業位置に搬送されてきた被包装物を前記切断した包装フ
    ィルムで被覆するとともに、該包装フィルムの端部内面
    を重ね合わせて熱シールすることにより同包装フィルム
    内部を密封する工程とを含むことを特徴とする包装方
    法。
  5. 【請求項5】 包装フィルムを供給するフィルム供給ユ
    ニットと、開封テープを供給するテープ供給ユニット
    と、前記フィルム供給ユニットから繰り出されてきた包
    装フィルムを所定長さ毎に切断するフィルム切断手段
    と、所定の包装作業位置に搬送されてきた被包装物を前
    記包装フィルムで被覆するとともに、該包装フィルムの
    端部内面を重ね合わせて熱シールすることにより、同包
    装フィルム内部を密封する包装ユニットとを備えた包装
    装置であって、 前記テープ供給ユニットは、 開封テープを繰り出す繰り出し手段と、 前記フィルム供給ユニットから繰り出されてきた包装フ
    ィルムに対し、繰り出した開封テープを接着または融着
    させるテープ重合手段と、 繰り出した開封テープを所定の長さ毎に切断するテープ
    切断手段とを備えることを特徴とする包装装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の包装装置において、 前記テープ供給ユニットは、 前記テープ切断手段により切断された上流側開封テープ
    の先端を保持して、前記テープ重合手段へと案内するテ
    ープ案内手段を備えることを特徴とする包装装置。
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