JP4617754B2 - 真空包装材 - Google Patents

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Description

本発明は、食品包装材、工業用途包装材において真空包装を実施する製品に用いる真空包装材に関し、特に、高いバリア性、密封性を必要とする製品に用いる真空包装材に関するものである。
従来より、食品包装材、工業用途包装材において真空包装を実施する製品に用いる真空包装材は各種提案され実施されている。特に、真空包装材の材質構成として用途や充填する内容物により各種の包装材が提供されている。
例えば、アルミ箔を使用した構成の真空包装材や、無機化合物蒸着プラスチックフィルムを使用した構成の真空包装材がそれぞれの用途に応じて実用化されている。前述した真空包装材を図に示し説明すると、図2はアルミ箔を構成の真空包装材である。
先ず、図2に示すように、厚さ50μm程度のポリエチレンフィルム(24)/厚さ6
μm程度のアルミ箔(23)/厚さ15μm程度のナイロンフィルム(22)/厚さ12μm程度のポリエチレンテレフタレートフィルム(21)をそれぞれ接着剤(5,5,5)を介してラミネートした真空包装材である。次に、無機化合物蒸着プラスチックフィルムを使用した構成の真空包装材は、図3に示すように、厚さ50μm程度のポリエチレンフィルム(24)/厚さ15μm程度のナイロンフィルム(22)/厚さ12μm程度の無機化合物蒸着プラスチックフィルム(20)をそれぞれ接着剤層(5,5)を介してラミネートしたものである。
しかしながら、前述したアルミ箔を使用した構成の真空包装材や、無機化合物蒸着プラスチックフィルムを使用した構成の真空包装材の一部に問題点も発生していた。
すなわち、アルミ箔構成の真空包装材では、アルミ箔特有のピンホールやクラック、また、ラミネート時や内容物の充填時、真空包装時に引っ張りや折り曲げによるアルミ箔のクラックやピンホールの発生等、バリア性や密封性の低下等の問題が発生していた。
また、無機化合物蒸着プラスチックフィルムを使用した構成の真空包装材においては、アルミ箔構成の真空包装材に比べバリア性が劣るため、用途や内容物が限定されるといった問題点があった。
そこで本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、アルミ箔と無機化合物蒸着プラスチックフィルムによる真空包装材の問題点を、両者を組み合わせることによりアルミ箔にクラックやピンホールが発生しても、無機化合物蒸着プラスチックフィルムでバリア性を付与し、劣化の少ない真空包装材を提供することにある。
請求項1に係る発明は、
延伸フィルムに無機化合物を物理蒸着あるいは化学蒸着してなる無機化合物蒸着フィルム、ナイロンフィルムまたは延伸ポリプロピレンフィルム、アルミ箔、ポリエチレンフィルムまたは未延伸ポリプロピレンフィルムの各層間接着剤を介して順次積層したことを特徴とする真空包装材である。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の真空包装材において、前記無機化合物が酸化アルミニウムまたは酸化ケイ素であり、20〜100nmの厚さに蒸着されてなることを特徴とする。
本発明は、延伸フィルムに無機化合物を物理蒸着あるいは化学蒸着してなる無機化合物蒸着フィルム、ナイロンフィルムまたは延伸ポリプロピレンフィルム、アルミ箔、最内層に所定の厚みを有するポリエチレンフィルムまたは未延伸ポリプロピレンフィルムの各層間を接着剤を介して順次積層した真空包装材である。また、前記無機化合物が酸化アルミニウムまたは酸化ケイ素であり、20〜100nmの厚さに蒸着されてなる構成としたものである。
このように、アルミ箔と無機化合物蒸着フィルムを組み合わせた構成により、真空包装の際、フィルムが引っ張られたり、折り曲げられたりしてアルミ箔にクラックやピンホールが発生しても、高いバリア性、密封性を保持することができる等の種々の優れた効果を奏する。
図に基づき本発明の最良の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例における真空包装材の断面説明図である。
本発明は、食品包装や電子部品、工業製品等の包装において、真空包装を実施する製品に関して、無機化合物蒸着フィルムとアルミ箔を使用することにより、高いバリア性、密封性が得られるもので、折り曲げ等のストレスに対して高い耐性を持つ真空包装材である。また、この包装材により包装容器にした場合、初期の性能を長期間にわたり保持することができる真空包装材を提供するものである。
本発明は、先ず、図1に示すように、無機化合物蒸着フィルム(10)に接着剤(5)を塗布し、ナイロンフィルム(12)、アルミ箔(13)、ポリエチレンフィルム(14)を接着剤(5,5)を介して順次積層したことを特徴とする真空包装材である。
前記積層する各々のプラスチックフィルムは所定の厚さを有することを特徴とするもので、本発明においては内層となるポリエチレンフィルム(14)は50μmのプラスチックフィルム、アルミ箔(13)は厚さ6μmのもの、ナイロンフィルム(12)は15μmのフィルムを用いた。また、最外層に無機化合物蒸着プラスチックフィルム(10)は厚さ12μmのプラスチックフィルムを用いたものである。これらの厚さは限定するものではないが、真空包装材を用いた袋容器にした場合、バリア性、引っ張りや折り曲げに対して劣化の少ない袋容器に必要な厚さである。
また、無機化合物蒸着フィルム(10)は、ガスバリア性を付与する役割を担っているもので、一軸ないし二軸延伸されたポリエステルフィルム、ポリアミドフィルム、ポリオレフィンフィルム等の延伸フィルム上に、酸化アルミニウムや酸化ケイ素などの無機化合物の薄膜を物理蒸着あるいは化学蒸着等の蒸着法により20〜100nm程度の厚さに設けたものである。
上記に述べたように、代表的な構成は透明蒸着PET/NY/AL/PEであるが、限定するものではなく、最内層のシーラントフィルムは未延伸ポリプロピレン(CPP)や共押し出し多層フィルム等も使用することができる。またNYの代わりに延伸ポリロピレン(OPP)等の使用も可能である。特に本発明の真空包装材は透明蒸着フィルムとアルミ箔を組み合わせたことが特徴である。
以上、述べたように、無機化合物蒸着プラスチックフィルムとアルミ箔を組み合わせた構成とすることで、初期のバリア性に優れ、引っ張りや折り曲げ等のストレスに対して劣化の少ない包装材が得られた。この本発明品と従来のアルミ構成の包装材と無機化合物蒸着プラスチックフィルムの構成の包装材のバリア性等の比較テストを行った。この結果を表1に示す。
Figure 0004617754
本発明の無機化合物蒸着プラスチックフィルムとアルミ箔を組み合わせた構成の包装材を用いて、例えば、スタンディングパウチ、ガゼットパウチ、三方パウチ等の真空包装を必要とするあらゆる袋容器に利用することが可能である。
本発明の一実施例における真空包装材の断面説明図である。 従来におけるアルミ箔構成の真空包装材を示す断面説明図である。 従来における無機化合物蒸着プラスチックフィルム構成の真空包装材を示す断面説明図である。
10,20……無機化合物蒸着プラスチックフィルム
12,22……ナイロンフィルム
13,23……アルミ箔
14,24……ポリエチレンフィルム
21,……ポリエチレンテレフタレートフィルム

Claims (2)

  1. 延伸フィルムに無機化合物を物理蒸着あるいは化学蒸着してなる無機化合物蒸着フィルム、ナイロンフィルムまたは延伸ポリプロピレンフィルム、アルミ箔、ポリエチレンフィルムまたは未延伸ポリプロピレンフィルムの各層間接着剤を介して順次積層したことを特徴とする真空包装材。
  2. 前記無機化合物が酸化アルミニウムまたは酸化ケイ素であり、20〜100nmの厚さに蒸着されてなることを特徴とする請求項1に記載の真空包装材。
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