JP4617385B2 - 基板保持機構およびそれを用いた露光装置並びにデバイス製造方法 - Google Patents
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Description
基板の両面の一方を吸着する第1保持部と、他方に当接してそれを支持する第2保持部と、基板を吸着した第1保持部を第2保持部側へ付勢する付勢手段とを有することを特徴とする基板保持機構。
この基板保持機構において、基板は一方の面を第1保持部により吸着され、付勢手段により第2保持部側へ付勢される。その結果、基板は第1保持部と第2保持部とに挟み込まれ、より大きな保持力で保持される。また、基板は、前記他方の面を第2保持部に押し付けられてその面位置を第2保持部により規制されるため、高い位置精度で保持される。さらに、第2保持部の基板との当接面の面精度ならびに第1および第2保持部による基板支持位置を適切に設定することにより、保持された基板の面精度が維持または修正され、搬送中の基板の位置計測が可能となり、位置計測用の他の支持機構がなくとも、基板の位置ずれ量の計測、面精度の計測等が可能となる。
なお、特許文献3の落下防止手段は、吸着力消失時に吸着から解放された基板を受け止めるもので、通常は基板から離れている。したがって、保持力を向上させる作用はない。また、基板の面位置を位置決めしたり、面精度を維持または修正する作用もない。
付勢手段は、例えば板バネであり、他の基板保持機構との間で基板を受け渡しする際には第1保持部の基板保持面を受け渡し相手の基板保持面に平行に倣わせるチルト補正機構として作用する。そのため、他の基板保持機構が基板を保持した状態で、同時に第1保持部が基板を保持することができ、基板受け渡し時における基板の位置ずれの発生を抑えることができる。
前記第2保持部を、基板保持位置と保持解除位置とに駆動する手段をさらに有することを特徴とする実施態様1に記載の基板保持機構。
このような駆動手段を有することにより、他の基板保持機構との間で基板を受け渡しする際には、第2保持部を、受け渡しすべき基板の移動経路から保持解除位置に退避させて、該基板との干渉を避けることができる。
前記第1保持部が基板の上面を吸着し、前記第2保持部が該基板の下面を支持することにより、該前記基板を下向きに保持することを特徴とする実施態様1または2に記載の基板保持機構。
本発明の基板保持機構は、特に、基板を下向きに保持する基板保持手段として好適なものである。
実施態様1〜3のいずれか1つに記載の基板保持機構を有することを特徴とする露光装置。
本発明の基板保持機構は、露光装置において、露光原版としてのレチクルやマスク、あるいは被露光基板としての半導体ウエハやガラス基板を搬送する搬送ロボットまたはこれらの基板を位置決めするステージ等で露光原版や被露光基板を保持するために用いることができる。
例えば、基板をレチクルとし、基板保持機構をレチクル搬送系に構成した場合、レチクルの両面を保持し、高速搬送するレチクル搬送系を構成し、前記搬送系の搬送中に基板位置を計測し、レチクルステージとの同時吸着によって、精度良くレチクルの受け渡しが可能な受け渡し機構を実現することができ、露光装置のスループット向上および搬送精度向上を果たすことができる。
第1の実施例として、露光装置内の基板保持機構における、ステージと搬送機構間での基板の受け渡しについて、保持対象がレチクルである場合を例として説明する。
第2の実施例として、露光装置内の基板保持機構における、ステージと搬送機構間での基板の受け渡しについて、保持対象がレチクルである場合において、ステージが基板上面に位置する場合を例として説明する。
本発明は、上述の実施例に限定されるものではない。すなわち、本発明の両面保持機構は、搬送機構やステージに限らず、基板のストッカー、アライメント機構など、基板を保持する機構全てにおいて適用することができる。また、露光装置に限らず、電子顕微鏡など他の精密機械または精密加工機においても基板を保持する機構全てにおいて適用することができる。
デバイス(半導体集積回路素子、液晶表示素子等)は、前述のいずれかの実施例の露光装置を使用して感光剤を塗布した基板(ウエハ、ガラス基板等)を露光する工程と、その基板を現像する工程と、他の周知の工程と、を経ることにより製造される。
2、3 上面保持部(第1保持部)
4、5 付勢手段(チルト補正機構)
6、7 下面保持部(第2保持部)
8 基板
9 ステージ
10 レンズ
20 搬送部
Claims (6)
- 基板の一方の面を吸着する第1保持部と、前記基板の他方の面に当接する第2保持部と、前記第2保持部を移動させる機構と、前記第1保持部を前記第2保持部側へ付勢するバネとを有し、
前記バネは、前記基板が前記第1保持部に押付けられた状態で前記第2保持部を前記基板に対向させた際に、前記第2保持部と前記基板との間に空間が形成されるように収縮可能であり、かつ、前記基板を保持する際に、前記対向した第2保持部に前記基板を押付け可能であることを特徴とする基板保持機構。 - 前記第1保持部は、静電吸着または真空吸着により前記基板を吸着することを特徴とする請求項1に記載の基板保持機構。
- 前記第2保持部を移動させる機構は、前記基板を保持する位置と前記基板の保持を解除する位置とに前記第2保持部を移動させることを特徴とする請求項1または2に記載の基板保持機構。
- 前記一方の面が前記基板の上面であり、前記他方の面が前記基板の下面であり、前記基板を下向きに保持することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の基板保持機構。
- 請求項1〜4のいずれか1つに記載の基板保持機構を用いて前記基板としてのレチクルをステージに置き、該レチクルのパターンをウエハに露光することを特徴とする露光装置。
- 請求項5に記載の露光装置を用いてウエハを露光する工程と、該露光したウエハを現像する工程とを有することを特徴とするデバイス製造方法。
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