JP4615431B2 - 電動開閉装置の制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、電動で操作される横型ブラインド、ロールスクリーン、カーテン、シャッタ等の電動開閉装置の制御システムに関し、特に、例えば高層ビル等の窓面に設定されるような多数の電動開閉装置の開閉を制御する制御システムに適した電動開閉装置の制御システムに関する。
一般的にこの種の電動開閉装置の制御システムは、中央制御装置と複数の開閉制御装置との間でフロア制御装置を介して通信して電動開閉装置の制御を行なうようになっており、この制御システムを実行するためのプログラムが中央制御装置、フロア制御装置及び開閉制御装置にそれぞれ格納されている。
従来、このようなプログラムを変更する場合には、プログラムが格納された装置内のメモリの部品を入れ替えることで対応しており、各装置のある場所に行き、装置のケースを取り外して部品交換をしている。
しかしながら、近年のオフィスビルなどはセキュリティ強化が図られており、各フロアへの入口は厳重に管理されているために、各装置のある場所に行って実作業に至るまでには、入出許可をとる必要があり、多大な時間を費やす結果となる。
一方、特許文献1では、開閉装置制御部が、外部装置と通信するための通信手段を有しており、開閉装置制御部に、外部装置から通信手段を介して1つ以上の制御プログラムが送信されるようになっており、その記憶領域にダウンロードされるようになっている。開閉装置制御部は、記憶領域に予め書き込まれた駆動部を駆動制御するための機種毎に異なる1つ以上の制御プログラムの中から、与えられる電動開閉装置の機種を特定する第1機種特定情報に対応した制御プログラムを選択して、選択した制御プログラムに従って駆動部を駆動制御するようになっている。
この特許文献1では、外部装置から制御プログラムがダウンロードされるために、プログラムの変更の際の手間が低減される、という利点があるものの、外部装置からダウンロードされた制御プログラムが、そのブラインド制御装置が制御するべき機種に対応する制御プログラムであると、そのダウンロードされた制御プログラムを即座に実行するようになっている。
特許第3537691号公報
即ち、上記新しい制御プログラムへの切替は、順次、プログラムがダウンロードされた装置から即座に行なわれていくために、全ての装置へのプログラムのダウンロード・書き換えが終了しないうちは、新しい変更したプログラムを実行する装置と、古い現行のプログラムを実行する装置とが混在することになる。新しいプログラムと古いプログラムとの機能の相違により、例えば、各装置から中央制御装置へと送信する内容が、二つのプログラムにおいてそれぞれ異なったりすると、中央制御装置で適切に対応することができなくなる、という問題がある。
また、特許文献1では、中央制御装置と複数の開閉装置制御部との間を中継するフロア制御装置のプログラムの更新については何ら考慮されていない。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、複数のフロア制御装置に対して、プログラムの変更を円滑に行なうことができると共に、そのプログラムの変更の際に新旧プログラムの混在を防ぐことができる電動開閉装置の制御システムを提供することである。
前述した目的を達成するために、請求項1記載の発明は、中央制御装置と複数の開閉制御装置との間を中継するフロア制御装置が複数設けられ、制御用のプログラムを実行する該フロア制御装置を介して中央制御装置と複数の開閉制御装置との間で通信して電動開閉装置の制御を行なう電動開閉装置の制御システムにおいて、
各フロア制御装置に、現在使用中の制御用のプログラム格納する記憶領域と受信した新しい制御用のプログラムを格納する第2記憶領域とが備えられ、
中央制御装置に、中央制御装置から複数のフロア制御装置に新しい制御用のプログラムを配信するプログラム配信手段が備えられ、
各フロア制御装置に、前記配信された新しいプログラムを受信して、第2記憶領域に格納するプログラム受信手段が備えられ、
中央制御装置に、各フロア制御装置に新しいプログラムを実行させる実行指令を出力するプログラム実行指令手段が備えられ、
各フロア制御装置に、前記実行指令に応答して、新しいプログラムを実行するプログラムとして切り替えるプログラム切替手段が備えられる、ことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の前記プログラム受信手段が、新しいプログラムを正常に受信すると、中央制御装置に受領応答を送信することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の前記プログラム実行指令手段が、新しいプログラムを配信した全てのフロア制御装置から受領応答を受信した後、実行指令をフロア制御装置に送信することを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の前記プログラム切替手段が、現在使用中のプログラムを停止させて、新しいプログラムの実行を開始させることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の前記プログラム切替手段が、第2記憶領域に格納された新しいプログラムを、記憶領域に格納することを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1ないしのいずれか1項に記載の前記プログラム配信手段が、全てのフロア制御装置に一斉に新しいプログラムを配信することを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1ないしのいずれか1項に記載の前記プログラム配信手段が、新しいプログラムを配信するべき複数のフロア制御装置にプログラムを順次配信することを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1ないしのいずれか1項に記載の前記プログラム実行指令手段が、全てのフロア制御装置に一斉に実行指令を送信することを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1ないしのいずれか1項に記載の前記プログラム実行指令手段が、新しいプログラムに変更するべき複数のフロア制御装置に実行指令を順次送信することを特徴とする。
本発明によれば、フロア制御装置に対して中央制御装置からプログラムを配信することによって、各フロアに出向くことなく、プログラム変更を円滑に行なうことができるようになる。そして、各フロア制御装置では、現行のプログラムと新しいプログラムを並存して記憶しておくことができ、プログラム実行指令手段から実行指令が出力されるまでは、新しいプログラムの実行を開始しないことによって、複数のフロア制御装置において実行されるプログラムが新旧混在することを防ぐことができる。
請求項2記載の発明によれば、フロア制御装置のプログラム受信手段が受領応答を中央制御装置に送信することによって、中央制御装置側で、配信するべきフロア制御装置に確実に新しいプログラムが配信されたことを確認することができる。
請求項3記載の発明によれば、新しいプログラムを配信するべきフロア制御装置に全てプログラムが配信されたことが確認された後に、新しいプログラムに切り替えることができるため、プログラムの新旧混在を確実に防ぐことができる。
請求項記載の発明によれば、現行のプログラムから新しいプログラムに実行するプログラムを確実に切り替えることができる。
請求項記載の発明によれば、現行のプログラムから新しいプログラムに実行するプログラムを確実に切り替えることができ、次の新しいプログラムの配信の際も、同様の処理を行なうことができる。
請求項記載の発明によれば、一斉に新しいプログラムを全てのフロア制御装置に配信することで、配信のための処理時間を短縮することができる。
請求項記載の発明によれば、新しいプログラムを順次複数のフロア制御装置に配信することで、一部のフロア制御装置にのみプログラムの更新を行なう場合等にフレキシブルに対応することができる。
請求項記載の発明によれば、一斉に実行指令を全てのフロア制御装置に送信することで、実行指令のための処理時間を短縮することができる。
請求項記載の発明によれば、実行指令を順次複数のフロア制御装置に送信することで、一部のフロア制御装置にのみプログラムの更新を行なう場合等にフレキシブルに対応することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明に関わる電動開閉装置の制御システムの全体構成例である。
中央制御装置1と複数のフロア制御装置2がメインバス5で接続され、フロア制御装置2と複数のブラインド制御装置(開閉制御装置)3がフロアバス6で接続されている。フロア制御装置2はビルの各フロアに1台相当、全体でN台(例えば最大127台)設置され、ブラインド制御装置3は各フロアにM台(例えば最大255台)設置される。したがって、ブラインド制御装置3は、最大N×M台(例えば32,385台)を設置可能となる大規模システムとなっている。ブラインド制御装置3は、各電動ブラインド4または同一動作を行なうブラインドグループに対応しており、各電動ブラインド4の動作を行なわせるモータ等の駆動装置の駆動信号を送出すると共に電動ブラインド4に設けられたエンコーダからの電動ブラインドの開閉状態(例えば昇降高さ、回転角度)を表す信号を受信する。中央制御装置1と複数のブラインド制御装置3は、フロア制御装置2を中継装置として通信を行っており、中央制御装置1から制御指令が出され、フロア制御装置2を介してブラインド制御装置3へと送られて、電動ブラインド4の開閉制御が行なわれる。
電動ブラインド4は、横型ブラインド、ロールスクリーン、カーテン、シャッタ等の任意の電動開閉装置とすることができる。各電動ブラインド4または各ブラインドグループは、手元コントローラ7によって開閉動作を個別に制御可能にすることもでき、その場合、手元コントローラ7とブラインド制御装置3との間は無線または有線の通信ラインで信号を送受信可能となっている。
図2は、図1の制御システムのブロック図である。
中央制御装置1は、CPU101と、メモリ102と、メインバス5を介してフロア制御装置2との信号を入出力するI/O103と、を備える。
また、フロア制御装置2は、CPU121と、メモリ122と、メインバス5を介して中央制御装置1との信号を入出力するI/O123と、フロアバス6を介してブラインド制御装置3との信号を入出力するI/O124と、を備える。
また、ブラインド制御装置3は、CPU131と、メモリ132と、フロアバス6を介してフロア制御装置2との信号を入出力するI/O133と、を備える。
中央制御装置1のCPU101は電動ブラインド4のための自動制御実行処理を実行し、そのために中央制御装置1を自動制御実行処理手段200として機能させるための制御用のプログラムP1がメモリ102に格納される。該自動制御実行処理手段200は、監視シーケンス201、開閉制御シーケンス203、応答収集シーケンス204、設定シーケンス205等のその他のシーケンスを備え、プログラムP1は、サブルーチンを含む複数のプログラムから構成される。
同様に、各フロア制御装置2のCPU121は電動ブラインド4のための自動制御実行処理を実行し、そのためにフロア制御装置2を自動制御実行手段220として機能させるための制御用のプログラムP2がメモリ122に格納される。自動制御実行手段220は、通告シーケンス208の他、自動制御実行処理手段200と同様に、監視シーケンス、開閉制御シーケンス、格納シーケンス、設定シーケンス等のシーケンスを備え、プログラムP2は、サブルーチンを含む複数のプログラムから構成されることができる。
さらに、各ブラインド制御装置3のCPU131は電動ブラインド4のための自動制御実行処理を実行し、そのためにブラインド制御装置3を自動制御実行手段240として機能させるためのプログラムP3がメモリ132に格納される。プログラムP3は、サブルーチンを含む複数のプログラムから構成されることができる。
プログラムP1によって、中央制御装置1で実行されるシーケンスは、例えば、図5に示すスケジュールに従って、その起動のタイミングが制御される。これらのシーケンスは自動制御のためのシーケンスであるが、必ずしもこれに限るものではなく、システムによっては、必要な機能と不必要な機能とがある。また新たな機能が追加される場合も出てくるので、プログラムは、適時に更新される必要がある。
以上のプログラムで規定される自動制御実行処理の各シーケンスの主なる動作内容を以下例示する。
中央制御装置1が備えるシーケンスのうち、開閉制御シーケンス203、応答収集シーケンス204及び設定シーケンス205は、図3A、Bに示したように、大まかに、データリンク確立、情報転送、データリンク終結からなるシーケンスを実行し、監視シーケンス201は図3Cに示したように、データリンク確立及びデータリンク終結からなるシーケンスを実行する。
中央制御装置1からフロア制御装置2へのデータリンク確立は、中央制御装置1から要求指令21が送信されるもので、送信先のフロア制御装置2が現在正しく応答できるかの確認をする指令である。これに対して、フロア制御装置2は、要求指令21を正しく受信できているときには、肯定応答22が出される。これにより、データリンク確立がなされる。
次いで、データリンク確立がなされると、中央制御装置1から制御指令、設定指令または状態呼出指令のいずれかの指令信号10が送信される。制御指令、設定指令または状態呼出指令かの区別は含まれるデータの内容で決まる。図3Aは、指令信号10として、中央制御装置1から制御指令11cまたは設定指令が送信される場合であり、フロア制御装置2にて、制御指令または設定指令を正しく受信すると、肯定応答22が出される。また、図3Bは、指令信号10として、中央制御装置1から状態呼出指令14cが送信される場合であり、フロア制御装置2から動作応答12cが出される。
フロア制御装置2からの肯定応答22または動作応答12cが中央制御装置1で正しく受信されて情報の転送が終了すると、データリンク終結する。具体的には、中央制御装置1から終結指令23が出される。尚、データリンク確立が1回でなされない場合には、リトライを行い、所定回数行なった後もデータリンク確立ができない場合には、データリンク不確立と判断し、中央制御装置1は終結指令23を送信する。
図3Cは、監視シーケンス201のシーケンスを表す。監視シーケンス201は、前述のようにデータリンク確立及びデータリンク終結のみを行い、ブラインド4の制御をしない空き時間中に、常時メインバス5とフロア制御装置2の状態をチェックし、正しく信号を送受信できるかを確認している。図5のシーケンスでは、この監視シーケンス201は、他のシーケンスが処理されていないときに一定間隔で常時、起動されて監視を行なっていることを示している。
前記中央制御装置1から指令信号10を受信するフロア制御装置2で実行される開閉制御シーケンス及び設定シーケンスは、ブラインド制御装置3との間で、中央制御装置1と同様に、データリンク確立、情報転送、データリンク終結からなるシーケンスを実行する。即ち、図4に示すように、情報転送において、中央制御装置1から指令信号10のうちの制御指令を受信したフロア制御装置2からは、ブラインド制御装置3に向けて制御指令11が送信され、ブラインド制御装置3においてこの指令を正しく受信すると、ブラインド制御装置3からは応答したことを示す動作応答12が送信される。
図6を参照して、開閉制御シーケンス及びそれに関連するシーケンスの処理についてさらに具体的に説明すると、開閉制御シーケンス203は、定時になると起動され、中央制御装置1から各電動ブラインド4の開閉制御を行なうべく、フロア制御装置2に制御指令11cを送信する。制御指令11cには、フロアアドレスと、グループ番号のデータと、その制御開閉度を表す信号が含まれる。グループ番号とは、同じフロアに属する電動ブラインド4で同じ開閉動作を行なう最小単位を識別する番号であり、最小単位が1つの電動ブラインドである場合にはブラインドアドレスとなり、ブラインド制御装置3及び/または電動ブラインド4を識別する番号となる。
開閉制御シーケンス203が起動されて中央制御装置1から制御指令11cがフロア制御装置2に送信されると、続いて、制御指令11cに含まれるフロアアドレスに該当するフロア制御装置2の開閉制御シーケンスが起動されて、フロア制御装置2からブラインド制御装置3に制御指令11が送信される。制御指令11に含まれる情報としては、グループ番号と、その指令開閉度を表す情報が含まれる。
こうして、ブラインド制御装置3では、フロア制御装置2からの制御指令11に基づいて、電動ブラインド4の駆動手段を駆動し、電動ブラインド4に開閉動作を行わせる。
正常な場合、ブラインド制御装置3は、フロア制御装置2からの制御指令11に対して、動作開始した状態の応答として動作応答12を返信する。フロア制御装置2は、この動作応答12を受け取ると、フロア制御装置2のメモリ122の該当記憶領域にその動作応答12に含まれる情報を格納する。このとき、動作応答12に含まれる電動ブラインド4に関する情報としては、対応するグループ番号及びその時点での実際の電動ブラインド4の開閉度を表す開閉度の情報が含まれる。
応答収集シーケンス204は、開閉制御シーケンス203が実行した後に、応答待ち時間だけ経過後、実行されるシーケンスであり、中央制御装置1からフロア制御装置2に状態呼出指令14cを送信する。これに対して、フロア制御装置2は、メモリ122に格納された情報をデータとする動作応答12cを中央制御装置1に送信する。こうして、中央制御装置1では、制御指令11cに対して、その応答を確認することができる。
ブラインド制御装置3は、その動作が終了すると、動作終了した状態の応答として動作応答15をフロア制御装置2に送信する。フロア制御装置2は、この動作応答15を受け取ると、フロア制御装置2のメモリ122の該当記憶領域にその動作応答15に含まれる情報を格納する。このとき、動作応答15に含まれるデータとしては、そのグループ番号及びその時点での実際の電動ブラインド4の開閉度を表す開閉度の情報が含まれる。
更にまた、中央制御装置1からの制御指令によって電動ブラインド4が動作する他に、手元コントローラ7からの制御指令によって電動ブラインド4が動作することもある。この場合、手元コントローラ7からの制御信号を受けたブラインド制御装置3は、その制御指令に基づいて、電動ブラインド4の駆動手段を駆動し、電動ブラインド4に開閉動作を行わせる。この場合にも、その動作開始及び/または動作終了した状態の応答として動作応答16をフロア制御装置2に送信する。フロア制御装置2は、この動作応答16を受け取ると、フロア制御装置2のメモリ122の該当記憶領域にその動作応答16に含まれる情報を格納する。このとき、動作応答16に含まれるデータとしては、そのグループ番号及びその時点での実際の電動ブラインド4の開閉度を表す開閉度の情報が含まれる。
フロア制御装置2の通告シーケンス208は、動作応答15または16を受信すると、通告指令17cを中央制御装置1に送信して、中央制御装置1からの肯定応答22cを受けてデータリンク確立を行なった後、動作応答15c及び動作応答16cを中央制御装置1に送信する。
以上のような処理を規定する制御用のプログラムの変更を行なう際、特にフロア制御装置2におけるプログラムP2を変更するために、中央制御装置1を、プログラムを配信するためのプログラム配信手段210及びプログラムの切替を指令するためのプログラム実行指令手段212として機能させるためのプログラムP11がメモリ102に格納される。
また、各フロア制御装置2においては、各フロア制御装置2を、プログラム配信手段210によって配信される新しいプログラムP2’を受信するプログラム受信手段230と、新しいプログラムP2’に切り替えるプログラム切替手段232として機能させるためのプログラムP21がメモリ122の記憶領域122−0に格納される。プログラム受信手段230は、新しいプログラムP2’をプログラムP2のメモリ122の記憶領域122−1とは別の記憶領域122−2に格納する。
プログラムP2の更新を行なう手順としては、図7及び図8に示す手順が考えられる。
図7の手順により配信される場合には、プログラム配信手段210が各フロア制御装置2に、新しいプログラムP2’がデータとして含まれたプログラム配信指令51cを送信する。この場合に、各フロア制御装置2に対応するフロアアドレスを一つ一つ指定しながらプログラム配信指令51cを順次送信する。次いで、新しいプログラムP2’が配信された各フロア制御装置2のプログラム受信手段230が、受領応答52cを中央制御装置1に向けて送信する。中央制御装置1がプログラムを配信した全てのフロア制御装置2からの受領応答52cを受信すると、プログラム実行指令手段212が各フロア制御装置2のアドレスを一つ一つ指定しながら、プログラム実行指令54cを順次送信する。各フロア制御装置2のプログラム切替手段232は、実行するべきプログラムを新しいプログラムに切り替えると共に開始応答55cを中央制御装置1に送信する。
図8の手順により配信される場合には、プログラム配信手段210が、全てのフロア制御装置2を指定して新しいプログラムP2’がデータとして含まれたプログラム配信指令53cを送信する。そして、それぞれのフロア制御装置2のプログラム受信手段230が受領応答52cを中央制御装置1に向けて送信する。受領応答52cは、複数のフロア制御装置2から同時に出されることもあり得るが、通告シーケンス208と同様に、データリンク確立がなされてから信号が送信されるので、混信することなく、全てのフロア制御装置2からの受領応答52cは、最終的に確実に中央制御装置1に到達する。中央制御装置1がプログラムを配信した全てのフロア制御装置2からの受領応答52cを受信すると、プログラム実行指令手段212が全てのフロア制御装置2を指定して、プログラム実行指令56cを一斉に送信する。各フロア制御装置2のプログラム切替手段232は、実行するべきプログラムを新しいプログラムに切り替えると共に開始応答55cを中央制御装置1に送信する。
図7の手順は、ある特定の一つ以上のフロア制御装置2のみプログラムの変更の必要がある場合に有効であり、図8の手順は、全体の処理時間を短くしたい場合に有効である。中央制御装置1に入力される選択指令によってプログラム配信手段210はいずれの方法によっても配信できるようにしておくと良い。
図9は、中央制御装置1のプログラム配信手段210とプログラム実行指令手段212とによる処理を表すフローチャートである。中央制御装置1には、予め新しいプログラムP2’とそのプログラムを配信するべきフロア制御装置2のフロアアドレスとがセットされる。
プログラム配信手段210は、プログラム配信指令51c、53cを送信して、新しい配信プログラムP2’を配信すると(S12)、配信するべきフロア制御装置2からの受領応答52cを所定時間内に全て受信したかどうかを判定する(S14)。全て受信していない場合には、受領応答52cを送信していないフロア制御装置2に対してプログラムの再配信を行なう(S16)。こうして、配信するべきフロア制御装置2からの受領応答52cを全て受信すると、プログラム実行指令手段212は、プログラム実行指令54cまたは56cを送信する(S18)。そして、開始応答55cを所定時間内に全て受信したかどうかを判定する(S20)。全て受信していない場合には、開始応答55cを送信してこないフロア制御装置2に対してプログラム実行指令の再送信を行なう(S22)。
図10は、フロア制御装置2のプログラム受信手段230とプログラム切替手段232による処理を表すフローチャートである。
プログラム受信手段230は、新しい配信プログラム(P2’)を受信する(S112)と、データの誤りがないかどうかを判定する(S114)。データに誤りがある場合にはステップS112に戻り、配信プログラムが再度送られてくるのを待機する。データに誤りが無い場合には、受領応答52cを送信する(S116)。そして、メモリ122の記憶領域122−2に新しいプログラムP2’を格納する(S118)。
次に、プログラム切替手段232は、プログラム実行命令54cまたは56cを受信すると(S120)、現在動作中のプログラムP2を停止させて(S122)、プログラムの入れ替えを行なう(S124)。入れ替え作業としては、記憶領域122−1に格納されている現行のプログラムP2を消去し、記憶領域122−2に格納された新しいプログラムP2’を記憶領域122−1に書き込むか、または、CPUが制御処理を行なう際に、読み出すべき記憶領域を、現在122−1である場合には、122−2へと変更し、現在122−2である場合には122−1へと変更する。そして、プログラムP2’をCPUに読み込ませて、実行させ(S126)、開始応答55cを送信する(S128)。
図7及び図8のいずれの場合においても、中央制御装置1のプログラム実行指令手段212からのプログラム実行指令がフロア制御装置2に受信されるまでは、新しいプログラムP2’は実行されずに、メモリ122に格納されているだけであり、プログラム実行指令手段212からのプログラム実行指令は、プログラムが変更されるべき全てのフロア制御装置2からの受領応答を受けた後に出されるために、実行されるプログラムが新旧混在する状態を避けて、プログラムが変更されるべき全てのフロア制御装置2が一斉に新プログラムの運用を実行することができる。
これによって、プログラムの変更内容によっては、機能が異なることでフロア制御装置2が中央制御装置1へ送信する内容が、現在のプログラムと変更したプログラムで変わった場合等においても不具合が発生することを防ぐことができる。
本発明の実施形態にかかる電動開閉装置の制御システムの全体構成例である。 図1の制御システムのブロック図である。 開閉制御シーケンスまたは設定シーケンスによって中央制御装置からフロア制御装置へと制御指令または設定指令が送信される場合の送受信シーケンスである。 応答収集シーケンスによって中央制御装置からフロア制御装置へと状態呼出指令が送信される場合の送受信シーケンスである。 監視シーケンスによる送受信シーケンスである。 開閉制御シーケンスによってフロア制御装置からブラインド制御装置へと制御指令または設定指令が送信される場合の送受信シーケンスである。 自動制御実行手段の各シーケンスの流れを表す図である。 フロア制御装置を中継装置として、中央制御装置と複数のブラインド制御装置間で行われる送受信シーケンスである。 中央制御装置からフロア制御装置へとプログラムが配信される場合の送受信シーケンスである。 中央制御装置からフロア制御装置へとプログラムが配信される場合の図7と別の送受信シーケンスである。 中央制御装置のプログラム配信手段とプログラム実行指令手段による処理を表すフローチャートである。 フロア制御装置のプログラム受信手段とプログラム切替手段による処理を表すフローチャートである。
符号の説明
1 中央制御装置
2 フロア制御装置
3 ブラインド制御装置(開閉制御装置)
4 電動ブラインド(電動開閉装置)
P2 現在のプログラム
P2’ 新しいプログラム
52c 受領応答
54c、56c 実行指令
122−1 記憶領域
122−2 第2記憶領域
210 プログラム配信手段
212 プログラム実行指令手段
230 プログラム受信手段
232 プログラム切替手段

Claims (9)

  1. 中央制御装置(1)と複数の開閉制御装置(3)との間を中継するフロア制御装置(2)が複数設けられ、制御用のプログラムを実行する該フロア制御装置(2)を介して中央制御装置(1)と複数の開閉制御装置(3)との間で通信して電動開閉装置(4)の制御を行なう電動開閉装置の制御システムにおいて、
    各フロア制御装置(2)に、現在使用中の制御用のプログラム(P2)格納する記憶領域(122−1)と受信した新しい制御用のプログラム(P2’)を格納する第2記憶領域(122−2)とが備えられ、
    中央制御装置(1)に、中央制御装置(1)から複数のフロア制御装置(2)に新しい制御用のプログラム(P2’)を配信するプログラム配信手段(210)が備えられ、
    各フロア制御装置(2)に、前記配信された新しいプログラム(P2’)を受信して、第2記憶領域(122−2)に格納するプログラム受信手段(230)が備えられ、
    中央制御装置(1)に、各フロア制御装置(2)に新しいプログラム(P2’)を実行させる実行指令(54c、56c)を出力するプログラム実行指令手段(212)が備えられ、
    各フロア制御装置(2)に、前記実行指令(54c、56c)に応答して、新しいプログラム(P2’)を実行するプログラムとして切り替えるプログラム切替手段(232)が備えられる、
    ことを特徴とする電動開閉装置の制御システム。
  2. 前記プログラム受信手段(230)は、新しいプログラム(P2’)を正常に受信すると、中央制御装置(1)に受領応答(52c)を送信することを特徴とする請求項1記載の電動開閉装置の制御システム。
  3. 前記プログラム実行指令手段(212)は、新しいプログラム(P2’)を配信した全てのフロア制御装置(2)から受領応答(52c)を受信した後、実行指令(54c、56c)をフロア制御装置(2)に送信することを特徴とする請求項2記載の電動開閉装置の制御システム。
  4. 前記プログラム切替手段(232)は、現在使用中のプログラム(P2)を停止させて、新しいプログラム(P2’)の実行を開始させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電動開閉装置の制御システム。
  5. 前記プログラム切替手段(232)は、第2記憶領域(122−2)に格納された新しいプログラム(P2’)を、記憶領域(122−1)に格納することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電動開閉装置の制御システム。
  6. 前記プログラム配信手段(210)は、全てのフロア制御装置(2)に一斉に新しいプログラム(P2’)を配信することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の電動開閉装置の制御システム。
  7. 前記プログラム配信手段(210)は、新しいプログラム(P2’)を配信するべき複数のフロア制御装置(2)にプログラム(P2’)を順次配信することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の電動開閉装置の制御システム。
  8. 前記プログラム実行指令手段(212)は、全てのフロア制御装置(2)に一斉に実行指令(56c)を送信することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の電動開閉装置の制御システム。
  9. 前記プログラム実行指令手段(212)は、新しいプログラム(P2’)に変更するべき複数のフロア制御装置(2)に実行指令(54c)を順次送信することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の電動開閉装置の制御システム。
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