JP4809026B2 - 電動開閉装置の制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、電動で操作される横型ブラインド、ローススクリーン、カーテン、シャッタ等の電動開閉装置の制御システムに関し、特に、例えば高層ビル等の窓面に設定されるような多数の電動開閉装置の開閉を制御する制御システムに適した電動開閉装置の制御システムに関する。
従来、電動開閉装置の制御システムとしては、特許文献1に記載されたものが知られている。これによれば、多数の電動ブラインドを中央制御装置で一括制御可能にするとともに、エリアスイッチの操作に基づいてあらかじめ設定された特定のエリア内の電動ブラインドを制御可能としている。そして、エリアスイッチから操作信号が入力されると、この操作信号は、ブラインドコントローラに出力され、さらにブラインドコントローラからフロアコントローラに出力され、さらにフロアコントローラでは、その操作信号に日付、時刻及びフロアコントローラの番号を付した操作信号情報をメモリに格納すると共にメインコントローラに出力し、メインコントローラではその操作信号情報をメモリに格納するようになっている。
特許第3432775号公報(段落番号0057〜0065)
しかしながら、かかる上記公報の制御システムによる処理では、次のような問題がある。
・フロアコントローラからメインコントローラに、操作信号情報を出力するようになっているものの、例えば、複数のフロアコントローラから操作信号情報が同時に出力される等して、メインコントローラが正しく全ての操作信号情報を受信できない場合がある。
・上記のようにメインコントローラがフロアコントローラからの最新の操作信号情報を受信できない場合に、次の新しい操作信号情報がエリアスイッチから入力されると、フロアコントローラでは新しい操作信号情報がメモリに格納されてメインコントローラに出力されるために、一つ前の操作についての情報が欠落して全く記録されないことになる。
・フロアコントローラからメインコントローラに操作信号情報が送信されるようになっているが、エラーまたは障害物が存在する等して、エリアスイッチの操作信号通りに電動ブラインドが動作しなかった場合であっても、メインコントローラでは、操作信号通りに電動ブラインドが動作したものとして記憶しているために、実際の電動ブラインドの状態とメインコントローラでの記憶状態とが一致しない場合がある。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、各電動開閉装置の状態及び/またはその履歴を正しく上位装置が記録することができる電動開閉装置の制御システムを提供することである。
前述した目的を達成するために、請求項1記載の発明は上位装置と複数の下位装置との間で中継装置を介して通信して電動開閉装置の制御を行なう電動開閉装置の制御システムにおいて、
中継装置には、下位装置からの電動開閉装置に関する情報を格納する記憶手段が設けられており、中継装置は、さらに、
前記下位装置から送信される電動開閉装置に関する情報を前記記憶手段に格納する格納手段と、
記電動開閉装置に関する記憶手段に格納されると、上位装置に信号を送信して上位装置が受信可能かどうかを判定し、受信可能な状態の場合に、前記電動開閉装置に関する情報を上位装置に送信する通告手段と、
を備え
前記通告手段は、前回下位装置から送られてきた電動開閉装置に関する情報と同じ情報が、当該下位装置から送られてきている場合に、その情報を上位装置に送信するか否かを判定することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の前記通告手段が、上位装置に情報を送信する前に上位装置へのデータリンク確立処理を行い、データリンク確立後に情報転送処理を行い、次いで、データリンク終結処理を行う、一連の処理を必要に応じて実行可能であることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のものにおいて、前記中継装置の前記記憶手段には、各下位装置に対応して複数のメモリ領域が設けられ、前記格納手段は、電動開閉装置に関する情報が下位装置から送られてくる順番に、最も古い情報が格納されたメモリ領域に最新の情報を格納していくことにより、記憶手段の格納内容を更新することを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1ないしのいずれか1項に記載のものにおいて、前記下位装置から送られてくる電動開閉装置に関する情報は、電動開閉装置が動作を開始するときの情報及び電動開閉装置が動作を終了したときの情報を含み、動作開始時及び動作終了時に下位装置から中継装置に情報が送信されることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1ないしのいずれか1項に記載のものにおいて、前記上位装置から中継装置を介して下位装置へ電動開閉装置の制御指令が送信されると、電動開閉装置の動作開始がなされた直後に対応する所定時間経過後に、上位装置から中継装置へと状態呼出指令が送信され、前記中継装置の通告手段は、状態呼出指令を受けると、上位装置への送信が完了していない電動開閉装置に関する情報を上位装置へと送信することを特徴とする。
本発明によれば、中継装置の通告手段が、上位装置に電動開閉装置に関する情報を送信する際に、上位装置が受信可能かどうかを判断し、受信可能な状態の場合に情報を送信するようにしているために、確実に上位装置に情報を送信することができる。仮に、上位装置が受信可能でない場合であっても、中継装置では、下位装置から送信された電動開閉装置に関する情報を記憶手段に格納しているので、再度、上位装置が受信可能なときに送信することで、情報を欠落させることなく確実に上位装置へと送ることができる。
また、下位装置から続けて同じ情報が中継装置に送られた場合に、上位装置に送信するかどうかを判定することにより、可能な限り重複情報の送信を省略して、上位装置と中継装置との間で伝送する情報量を軽減して、システム全体の応答時間を短縮して応答性を良好にすることができる。また、1つの下位装置の影響が、システム全体に及ぶことを防ぐことができる。
請求項2記載の発明によれば、データリンク確立を行なうことで、上位装置が受信可能かどうかを判断することができ、確実に信号の送受信を行なうことができる。
請求項3記載の発明によれば、中継装置の記憶手段に複数のメモリ領域が設けられることにより、中央制御装置に情報が送信できないうちに、次の電動開閉装置に関する最新の情報が下位装置から送られてきたとしても、別のメモリ領域に格納することができる。こうして、信号の送信が可能となった状態で中央制御装置に情報を送信することで、情報を欠落させることを防ぐことができる。
請求項記載の発明によれば、動作開始時及び動作終了時に電動開閉装置に関する情報が送信されるので、電動開閉装置の変化の履歴を上位装置で管理することができる。実際の電動開閉装置の状態を正しく上位装置で記録することができるようになる。
請求項記載の発明によれば、上位装置から下位装置へ制御指令が送信されると、電動開閉装置の動作開始がなされた直後に対応する所定時間経過後に、上位信号から状態呼出指令が中継装置へと送信されるようになっており、それに対応して中継装置が電動開閉装置に関する情報を上位装置に送信するために、電動開閉装置動作を開始するときの情報を上位装置が欠落なく受け取ることができる。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明に関わる電動開閉装置の制御システムの全体構成例である。
中央制御装置1と複数のフロア制御装置2がメインバス5で接続され、フロア制御装置2と複数のブラインド制御装置(開閉装置制御装置)3がフロアバス6で接続されている。フロア制御装置2はビルの各フロアに1台相当、全体でN台(例えば最大127台)設置され、ブラインド制御装置3は各フロアにM台(例えば最大255台)設置される。したがって、ブラインド制御装置3は、最大N×M台(例えば32,385台)を設置可能となる大規模システムとなっている。ブラインド制御装置3は、各電動ブラインド4または同一動作を行なうブラインドグループに対応しており、各電動ブラインド4の動作を行なわせるモータ等の駆動装置の駆動信号を送出すると共に電動ブラインド4に設けられたエンコーダからの電動ブラインドの開閉状態(例えば昇降高さ、回転角度)を表す信号を受信する。中央制御装置1と複数のブラインド制御装置3は、フロア制御装置2を中継装置として通信を行い、この例では、中央制御装置1が上位装置、ブラインド制御装置3が下位装置となるが、必ずしもこの装置構成に限定されるものではない。上位装置から制御指令が出され、中継装置を介して下位装置へと送られて、電動ブラインド4の開閉制御が行なわれる。電動ブラインド4は、横型ブラインド、ロースクリーン、カーテン、シャッタ等の任意の電動開閉装置とすることができる。各電動ブラインド4または各ブラインドグループは、手元コントローラ7によって開閉動作を個別に制御可能にすることもでき、その場合、手元コントローラ7とブラインド制御装置3との間は無線または有線の通信ラインで信号を送受信可能となっている。
図2は、図1の制御システムのブロック図である。
中央制御装置1は、CPU101と、メモリ102と、メインバス5を介してフロア制御装置2との信号を入出力するI/O103と、を備える。
また、フロア制御装置2は、CPU121と、記憶手段であるメモリ122と、メインバス5を介して中央制御装置1との信号を入出力するI/O123と、フロアバス6を介してブラインド制御装置3との信号を入出力するI/O124と、を備える。
また、ブラインド制御装置3は、CPU131と、メモリ132と、フロアバス6を介してフロア制御装置2との信号を入出力するI/O133と、を備える。
中央制御装置1のCPU101は電動ブラインド4のための自動制御実行処理を実行し、そのために中央制御装置1を自動制御実行手段200として機能させるプログラムがメモリ102に格納される。該自動制御実行手段200は、さらに監視手段201、復帰手段202、開閉制御手段203、応答収集手段204、設定手段205、クロック制御手段207等の手段を備える。
同様に、フロア制御装置2のCPU121は電動ブラインド4のための自動制御実行処理を実行し、そのためにフロア制御装置2を自動制御実行手段220として機能させるプログラムがメモリ122に格納される。自動制御実行手段220は、さらに、通告手段208、監視手段221、復帰手段222、開閉制御手段223、格納手段224、設定手段225、クロック制御手段227等の手段を備える。
さらに、ブラインド制御装置3のCPU131は電動ブラインド4のための自動制御実行処理を実行し、そのためにブラインド制御装置3を自動制御実行手段240として機能させるプログラムがメモリ132に格納される。自動制御実行手段240は、通告手段228等の手段を備える。
中央制御装置1で実行される手段の大部分は、例えば、図5に示すスケージュールに従って、その起動のタイミングが制御される。図5で示したシーケンスは、各手段によって実行されるシーケンスを表す。これらのシーケンスは自動制御のためのシーケンスであるが、必ずしもこれに限るものではなく、システムによっては、必要な機能と不必要な機能とがある。また新たな機能が追加される場合も出てくる。
中央制御装置1が備える手段のうち、開閉制御手段203、応答収集手段204及び設定手段205は、図3A、Bに示したように、大まかに、データリンク確立、情報転送、データリンク終結からなるシーケンスを実行し、監視手段201は図3Cに示したように、データリンク確立及びデータリンク終結からなるシーケンスを実行する。
中央制御装置1からフロア制御装置2へのデータリンク確立は、中央制御装置1から要求指令21が送信されるもので、送信先のフロア制御装置2が現在正しく応答できるかの確認をする指令であり、SA(フロア制御装置2のアドレス等とすることができる)、UA(ブラインド制御装置3のアドレス等とすることができる)、ENQからなる。これに対して、フロア制御装置2は、要求指令21を正しく受信できているときには、肯定応答22が出される。肯定応答22は、正しく受信できていることの応答をする信号であり、UA(Unit Address)、ACKからなる。これにより、データリンク確立がなされる。
次いで、データリンク確立がなされると、中央制御装置1から制御指令、設定指令または状態呼出指令のいずれかの指令信号10が送信される。制御指令、設定指令または状態呼出指令かの区別はDATAの内容で決まる。
図3Aは、指令信号10として、中央制御装置1から制御指令11cまたは設定指令が送信される場合である。フロア制御装置2にて、制御指令または設定指令を正しく受信すると、肯定応答22が出される。また、図3Bは、指令信号10として、中央制御装置1から状態呼出指令14cが送信される場合であり、フロア制御装置2から動作応答12cが出される。
指令信号(制御、設定、状態呼出指令)10は、従来と同じキャラクタ構成の電文を使用し、これらの各キャラクタは JIS X 5002「基本形データ伝送制御手順」、JIS X 0201「7ビット及び8ビットの情報交換用符号化文字集合」及びJIS X 5001「伝送回線上のキャラクタ構成と水平パリティの用法」に基づくキャラクタ構成とすることができる。
フロア制御装置2からの肯定応答22または動作応答12cが中央制御装置1で正しく受信されて情報の転送が終了すると、データリンク終結する。具体的には、中央制御装置1から終結指令23が出される。終結指令23はこの1連のシーケンスが終了することをフロア制御装置2に指令する電文である。尚、要求指令21、肯定応答22及び終結指令23は、JIS X 5002に基づくことができる。
一方、図4はデータリンクが確立できなかったとき(データリンク不確立時)、すなわち中央制御装置1とフロア制御装置2との伝送ができなかったときのシーケンスを示したものである。図3と異なるところは、応答信号が無応答または否定応答24になっており、要求指令21が相手に正しく届かない例を示したものである。
即ち、フロア制御装置2は伝送の状況または装置の異常のため、要求指令21を正しく受信できなかったので、否定応答24を返信する。または無応答は、フロア制御装置2が何も電文を返信しないことを意味しており、中央制御装置1が電文を送信したのに、返信の電文がないことである。したがって無応答は実伝送上では電文があるわけではない。このように要求指令21が相手に届かない場合、2回、3回、n回繰り返し送信する。このシーケンスをリトライシーケンスという。伝送等で一時的にエラーとなる場合の救済処理である。
指定の回数のリトライをした結果、相手と送受信が不可能な状態を、データリンクが確立できない(データリンク不確立)と判断し、中央制御装置1は終結指令23を送信する。
図3Cは、監視手段201のシーケンスを表す。監視手段201は、前述のようにデータリンク確立及びデータリンク終結のみを行い、ブラインド4の制御をしない空き時間中に、常時メインバス5とフロア制御装置2の状態をチェックし、正しく信号を送受信できるかを確認している。図5では、この監視手段201は、他のシーケンスが処理されていないときに一定間隔で常時、起動されて監視を行なっていることを示している。
データリンク確立できないと判断されたフロア制御装置2については故障しているか、またはそのバス5が故障しているものと判断して、中央制御装置1は、そのメモリ102に離脱されたフロア制御装置2を記憶し、以降のシーケンスにおいて、そのフロア制御装置2について制御対象から外すことにし、また、詳細な説明は省略するが、このように離脱されたフロア制御装置2は、その後に、装置の交換またはバス5の調査等により、正常な状態に戻った場合には、その後の復帰手段202によって、システムに復帰させることができる。
前記中央制御装置1から指令信号10を受信するフロア制御装置2で実行される開閉制御手段223及び設定手段225は、ブラインド制御装置3との間で、中央制御装置1と同様に、データリンク確立、情報転送、データリンク終結からなるシーケンスを実行する。
即ち、図6に示すように、情報転送において、中央制御装置1から指令信号10のうちの制御指令を受信したフロア制御装置2からは、ブラインド制御装置3に向けて制御指令11が送信され、ブラインド制御装置3においてこの指令を正しく受信すると、ブラインド制御装置3からは応答したことを示す動作応答12が送信される。図7では、複数あるブラインド制御装置3の中のあるブラインド制御装置3が、無応答13である場合を示しており、リトライシーケンスによって制御指令11を送信している。また、監視手段221は、図3Dと同様に、該フロア制御装置2に接続される複数のブラインド制御装置3に対して、順次、データリンク確立及びデータリンク終結からなるシーケンスを実行する。そして、データリンク確立が出来ないブラインド制御装置はシステムから離脱させる処理を行ない、さらには、復帰手段222が離脱されたブラインドを復帰させる処理を行なうが詳細説明は省略する。
以下、開閉制御手段及びそれに関連する手段の処理についてさらに詳細に説明する。
開閉制御手段203は、定時になると起動され、中央制御装置1から各電動ブラインド4の開閉制御を行なうべく、フロア制御装置2に制御指令11cを送信する。制御指令11cには、フロアアドレスと、グループ番号のデータと、その制御開閉度を表す信号が含まれる。グループ番号とは、同じフロアに属する電動ブラインド4で同じ開閉動作を行なう最小単位を識別する番号であり、最小単位が1つの電動ブラインドである場合にはブラインドアドレスとなり、ブラインド制御装置3及び/または電動ブラインド4を識別する番号となる。
この開閉制御手段203は、中央制御装置1から送信する制御内容の種類毎に複数設けることが可能であり、制御の種類数に応じて任意数、作成することができる。具体的に説明すると、例えば、第1開閉制御手段203−1は、中央制御装置1に図示しない照度センサから送られてくる照度及びその時間に応じて、ビル全体のブラインドの全部または一部を指定して、一斉にブラインドの上昇、またはスラットの角度を変える日射遮蔽制御を行なうものとすることができ、第2開閉制御手段203−2は、ブラインドの面全体を絵文字としてイルミネーションする制御を行なうものとすることができる。
開閉制御手段203が起動されて中央制御装置1から制御指令11cがフロア制御装置2に送信されると、続いて、制御指令11cに含まれるフロアアドレスに該当するフロア制御装置2の開閉制御手段223が起動されて、フロア制御装置2からブラインド制御装置3に制御指令11が送信される。制御指令11に含まれる情報としては、グループ番号と、その指令開閉度を表す情報が含まれる。
こうして、ブラインド制御装置3では、フロア制御装置2からの制御指令11cに基づいて、電動ブラインド4の駆動手段を駆動し、電動ブラインド4に開閉動作を行わせる。
正常な場合、ブラインド制御装置3の通告手段228は、フロア制御装置2からの制御指令11cに対して、動作開始した状態の応答として動作応答12を返信する。フロア制御装置2の格納手段224は、この動作応答12を受け取ると、フロア制御装置2のメモリ122にその動作応答12に含まれる情報を格納する。このとき、動作応答12に含まれる電動ブラインド4に関する情報としては、対応するグループ番号及びその時点での実際の電動ブラインド4の開閉度を表す開閉度の情報が含まれる。
応答収集手段204は、開閉制御手段203が実行した後に、応答待ち時間twだけ経過後、実行される手段であり、中央制御装置1からフロア制御装置2に状態呼出指令14cを送信する。これに対して、フロア制御装置2の通告手段208は、メモリ122に格納された情報をDATAとする動作応答12cを中央制御装置1に送信する。こうして、中央制御装置1では、制御指令11cに対して、その応答を確認することができる。応答待ち時間twは、全てのブラインド制御装置3から動作応答12が送信された時間を予測した時間とする。この応答待ち時間twを設定することにより、短時間に動作応答信号を収集することができる。
ブラインド制御装置3は、その動作が終了すると、その通告手段228が、動作終了した状態の応答として動作応答15をフロア制御装置2に送信する。フロア制御装置2の格納手段224は、この動作応答15を受け取ると、フロア制御装置2のメモリ122にその動作応答12に含まれる情報を格納する。このとき、動作応答12に含まれるDATAとしては、そのグループ番号及びその時点での実際の電動ブラインド4の開閉度を表す開閉度の情報が含まれる。
更にまた、中央制御装置1からの制御指令によって電動ブラインド4が動作する他に、手元コントローラ7からの制御指令によって電動ブラインド4が動作することもある。この場合、手元コントローラ7からの制御信号を受けたブラインド制御装置3は、その制御指令に基づいて、電動ブラインド4の駆動手段を駆動し、電動ブラインド4に開閉動作を行わせる。この場合にも、その通告手段228が、その動作開始及び/または動作終了した状態の応答として動作応答16をフロア制御装置2に送信する。フロア制御装置2の格納手段224は、この動作応答16を受け取ると、フロア制御装置2のメモリ122にその動作応答12に含まれる情報を格納する。このとき、動作応答12に含まれるDATAとしては、そのグループ番号及びその時点での実際の電動ブラインド4の開閉度を表す開閉度の情報が含まれる。
以上の制御指令及び動作応答の送受信において、フロア制御装置2では、ブラインド制御装置3からの動作応答15及び16が、中央制御装置1からの制御とは無関係に送信されてくるために、中央制御装置1へとこれらの動作応答15及び16を欠落することなく、転送する必要がある。このために、本発明では、フロア制御装置2において、データリンク確立処理を含む通告手段208を備えると共に、フロア制御装置2でのメモリ122を、図9に示す構成としている。
即ち、フロア制御装置2のメモリ122は、各ブラインド制御装置3に対して複数のメモリ領域(図9の例では3個の応答格納メモリ1,2,3)を持ち、且つ最新に動作応答の情報を格納したメモリ領域を記憶するメモリ領域(最新メモリ領域格納メモリ4)を持つようにする。そして、フロア制御装置2では、対応するブラインド制御装置3から動作応答12,15,16が順次、送信されると、各動作応答に含まれる情報を応答格納メモリ1,2,3に順番に格納して、最も古い情報が格納された応答格納メモリに最新の情報を格納するようにしている。
図10は、フロア制御装置2の格納手段224のメモリ122への動作応答の情報の格納処理を表すフローチャートである。
フロア制御装置2で動作応答を受信すると(S402)、最新メモリ領域格納メモリ4を参照し、最新に格納を行なった応答格納メモリ領域を読み出す(S403)。そして、S404、406、408の判定処理をして、この最新の応答格納メモリ領域のメモリ領域から二つ前のメモリ領域に、現在受信処理した動作応答信号を格納する(S410、S412,S414)。
図9を参照するに、動作応答12をフロア制御装置2が受信したときに、応答格納メモリ1に格納しており(最新の応答格納メモリ領域が応答格納メモリ3であったことを表す)、次に動作応答15を受信すると、応答格納メモリ1が最新の応答格納メモリ領域であるので、応答格納メモリ2に格納し、以下、次の動作応答16は、応答格納メモリ3に格納される。
応答格納メモリ1には動作応答12の情報が格納されているが、フロア制御装置2が中央制御装置1からの状態呼出指令14cを受けると、動作応答12cとして中央制御装置1に送信するので、その後に別の動作応答を受信した場合、応答格納メモリ1の情報の内容を書き換えても良いことになる。
また、フロア制御装置2の通告手段208は、応答格納メモリ2、3に順次格納された動作応答15または動作応答16の情報を、動作応答15c、16cとして、中央制御装置1に送信する。このときに、通告手段208は、中央制御装置1に対してデータリンク確立を行った後、情報を送信する。
即ち、フロア制御装置2の通告手段208は、図11に示すように、通告指令17cを中央制御装置1に送り、肯定応答22cを中央制御装置1から受け取ると、中央制御装置1との通信が可能と判定して、動作応答15c、16cを送信する。一方、肯定応答22cを中央制御装置1から受け取ることができなかったときには、リトライシーケンスを行う。そして、肯定応答22cを受信して、動作応答15c、16cを送信する。
こうして、フロア制御装置2がブラインド制御装置3から動作応答を受信した場合に、その動作応答を中央制御装置1へ送信する処理の時間を考慮して、複数の応答格納メモリ領域を設定し、且つ、フロア制御装置2から中央制御装置1へ動作応答する際に、中央制御装置1からの状態呼出指令14cに応じて動作応答するか、または、データリンク確立を行なって中央制御装置1が通信可能であることを確認してから送信することで、フロア制御装置2の通告手段208が必ず、中央制御装置1が受信可能であることを判定し、中央制御装置1が受信可能な状態の場合に動作応答することで、ブラインド制御装置3から受信した動作応答を欠落することなく、中央制御装置1へと送信することができる。そして、制御指令に応答した動作開始時の動作応答12cのみならず、動作終了時の動作応答15cまたは手元スイッチ7による動作応答16cのいずれの動作応答も中央制御装置1で欠落なく記録することができ、その電動ブラインド4の履歴を管理することができる。
ところで、定時になると起動される開閉制御手段203からの制御指令11cの内容が前回起動時と同じである場合、電動ブラインド4は同じ開閉状態を維持するのであるから、動作はしない。これに対しては、ブラインド制御装置3から同じ動作応答12がフロア制御装置2へと送信されることになり、図10に示した処理で、その動作応答12の情報は、最新の応答格納メモリ領域に順次格納されていく。また、ブラインド制御装置3に異常が発生し、同じ応答信号を繰り返しフロア制御装置2に出力することも考えられ、その場合にも、同じ動作応答15、16が最新の応答格納メモリ領域に格納されていく。
同じ動作応答がフロア制御装置2の応答格納メモリ領域に格納された場合に、その都度、この動作応答をフロア制御装置2から中央制御装置1へと転送するようにすることもできるが、好ましくは、図12に示すように、同じ動作応答は中央制御装置1に転送しないようにして、電動ブラインド4の状態が変化したときにのみ中央制御装置1に転送するようにすると、メインバス5における伝送情報量が過多にならずにシステムの応答性を良好にすることができる。
図13は、そのための通告手段208による処理を表すフローチャートであり、動作応答を受信すると(S502)、格納手段224による図10の動作応答格納処理が行われた後(S504)、中央制御装置1にまだ送信していない動作応答の情報があるかどうかを判定する(S506)。そして、S506の判定で、未送信動作応答がある場合には、中央制御装置1からの最新の制御指令11cを受けてから所定時間t内であるかを判定する(S508)。所定時間tは、応答待ち時間tw程度の時間に設定することができる。所定時間t内である場合には、中央制御装置1からの状態呼出指令を待って(S510)、状態呼出指令を受信したならば、動作応答12cを中央制御装置1に送信する(S512)。一方、S508の判定で、所定時間t内でない場合には、それと同一の情報を包含する動作応答が直前のメモリ領域に格納されているかどうかを判定し(S513)、同一の情報を包含する動作応答がない場合には、データリンク確立処理を行なった上で、中央制御装置1に動作応答15c、16cを送信し、データリンク終結処理を行なう(S514,S516)。
図13に示した処理によって、状態呼出指令を受信していない場合に、同じ動作応答は中央制御装置1に送信しないようにし、電動ブラインド4の状態が変化した場合のみ中央制御装置1に情報を送信することができ、伝送する情報量を可能な限り軽減して、システムの応答性を良好にすることができ、且つ1台のブラインド制御装置3の不良がシステムの動作に影響を与えないようにすることができる。
本発明の実施形態にかかる電動開閉装置の制御システムの全体構成例である。 図1の制御システムのブロック図である。 開閉制御手段または設定手段によって中央制御装置からフロア制御装置へと制御指令または設定指令が送信される場合の送受信シーケンスである。 応答収集手段によって中央制御装置からフロア制御装置へと状態呼出指令が送信される場合の送受信シーケンスである。 監視手段による送受信シーケンスである。 データリンク不確立時のシーケンスである。 自動制御実行手段の各手段の実行するシーケンスの流れを表す図である。 開閉制御手段によってフロア制御装置からブラインド制御装置へと制御指令または設定指令が送信される場合の送受信シーケンスである。 開閉制御手段によってフロア制御装置から複数のブラインド制御装置へと順次制御指令が送信される場合の送受信シーケンスである。 フロア制御装置を中継装置として、中央制御装置と複数のブラインド制御装置間で行われる送受信シーケンスである。 フロア制御装置の格納手段における格納処理を表す説明図である。 フロア制御装置の格納手段による格納処理を表すフローチャートである。 通告手段によってフロア制御装置から中央制御装置へと動作応答が送信される場合の送受信シーケンスである。 同一の動作応答がブラインド制御装置から送られてきたときのフロア制御装置の格納手段における格納処理を表す説明図である。 フロア制御装置の通告手段による通告処理を表すフローチャートである。
符号の説明
1 中央制御装置(上位装置)
2 フロア制御装置(中継装置)
3 ブラインド制御装置(下位装置)
4 電動ブラインド(電動開閉装置)
12,12c 動作応答
15,15c 動作応答
16,16c 動作応答
122 メモリ
208 通告手段
224 格納手段

Claims (5)

  1. 上位装置(1)と複数の下位装置(3)との間で中継装置(2)を介して通信して電動開閉装置(4)の制御を行なう電動開閉装置の制御システムにおいて、
    中継装置(2)には、下位装置(3)からの電動開閉装置(4)に関する情報を格納する記憶手段(122)が設けられており、中継装置(2)は、さらに、
    前記下位装置(3)から送信される電動開閉装置(4)に関する情報を前記記憶手段(122)に格納する格納手段(224)と、
    前記電動開閉装置(4)に関する情報が記憶手段(122)に格納されると、上位装置(1)に信号を送信して上位装置(1)が受信可能かどうかを判定し、受信可能な状態の場合に、前記電動開閉装置(4)に関する情報を上位装置(1)に送信する通告手段(208)と、
    を備え
    前記通告手段(208)は、前回下位装置(3)から送られてきた電動開閉装置(4)に関する情報と同じ情報が、当該下位装置(3)から送られてきている場合に、その情報を上位装置(1)に送信するか否かを判定することを特徴とする電動開閉装置の制御システム。
  2. 前記通告手段(208)は、上位装置(1)に情報を送信する前に上位装置(1)へのデータリンク確立処理を行い、データリンク確立後に情報転送処理を行い、次いで、データリンク終結処理を行う、一連の処理を必要に応じて実行可能であることを特徴とする請求項1記載の電動開閉装置の制御システム。
  3. 前記中継装置(2)の前記記憶手段(122)には、各下位装置(3)に対応して複数のメモリ領域が設けられ、前記格納手段(224)は、電動開閉装置(4)に関する情報が下位装置(3)から送られてくる順番に、最も古い情報が格納されたメモリ領域に最新の情報を格納していくことにより、記憶手段(122)の格納内容を更新することを特徴とする請求項1または2記載の電動開閉装置の制御システム。
  4. 前記下位装置(3)から送られてくる電動開閉装置(4)に関する情報は、電動開閉装置(4)が動作を開始するときの情報及び電動開閉装置(4)が動作を終了したときの情報を含み、動作開始時及び動作終了時に下位装置(3)から中継装置(2)に情報が送信されることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の電動開閉装置の制御システム。
  5. 前記上位装置(1)から中継装置(2)を介して下位装置(3)へ電動開閉装置(4)の制御指令が送信されると、電動開閉装置(4)の動作開始がなされた直後に対応する所定時間(tw)経過後に、上位装置(1)から中継装置(2)へと状態呼出指令(14c)が送信され、前記中継装置(2)の通告手段(208)は、状態呼出指令(14c)を受けると、上位装置(1)への送信が完了していない電動開閉装置(4)に関する情報を上位装置(1)へと送信することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の電動開閉装置の制御システム。
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