JP2002073121A - ネットワーク制御システム、その通信モジュール、及びリモート制御方法 - Google Patents

ネットワーク制御システム、その通信モジュール、及びリモート制御方法

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JP2002073121A
JP2002073121A JP2000253553A JP2000253553A JP2002073121A JP 2002073121 A JP2002073121 A JP 2002073121A JP 2000253553 A JP2000253553 A JP 2000253553A JP 2000253553 A JP2000253553 A JP 2000253553A JP 2002073121 A JP2002073121 A JP 2002073121A
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Takaya Kobori
隆哉 小堀
Shotaro Iwamoto
正太郎 岩本
Masayuki Hasegawa
雅之 長谷川
Yukio Maniwa
幸雄 馬庭
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Fuji Electric Co Ltd
Yokogawa Electric Corp
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Fuji Electric Co Ltd
Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステータス情報が付随する場合でもレスポン
スが遅れないようにする。 【解決手段】 通信モジュール4は、まず、全てのI/
Oモジュール6−1〜6−nに対して、順次、データ転
送処理のみを行う(ステップS3〜S5)。ステータス
情報は、確認応答が必要ないので、データ転送完了した
時点でコントローラ1に対してレスポンスを送信しても
問題ない(ステップS6)。ステータス情報の転送は、
レスポンス送信後に行えばよい(ステップS8〜S1
0)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のI/Oモジ
ュールを含むI/Oノードとコントローラ間で伝送路を
介してコマンド/レスポンス方式でデータ送受信するこ
とで、各I/Oモジュールに接続される各種機器の制御
を行うネットワーク制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばFA(ファクトリ・オ
ートメーション)その他の制御システムにおいて、例え
ばCPUモジュール等と各I/Oモジュールとが、ネッ
トワークを介して通信を行うことによりI/Oモジュー
ルに接続されている各種機器の監視/制御を行うネット
ワーク制御システムが知られている。その中で、マスタ
側(例えば後述するコントローラ)が、スレーブ側の各
I/Oノード(詳しくは、後に図1等に示すように、複
数のI/Oモジュールを一括管理するI/Oノード)に
対して、LAN等の伝送路を介して、コマンド(データ
・リード/ライト・コマンド等)を送信し、各スレーブ
側がこれに対する確認応答(レスポンス)を返すという
ように、マスタ側がイニシアティブをとる通信方式(以
下、コマンド/レスポンス方式(Command /Response方
式)と呼ぶ)を採用しているネットワーク制御システム
が存在する。コマンド・レスポンス方式は、各制御項目
毎に可変長バイトのコマンドと制御データ(制御内容)
を割り付けて、制御実行時のみコマンドを送信する方式
である。このコマンド・レスポンス方式は、複雑かつ多
数の制御項目を高速で実行することが可能であり、また
他の標準規格との整合性に優れており、新たな制御項目
の追加や拡張が容易なコマンド体系の構築が可能であ
る。
【0003】このネットワーク制御システムでは、コン
トローラは、各I/Oモジュールを制御するのに、各I
/Oノードに対し、そのI/Oノードが包含する複数の
I/Oモジュール各々に対する制御コマンド(主にリー
ド/ライトコマンド)、データ(各データブロックと呼
ぶ)を1つのフレームに含めて上記伝送路上に送出す
る。これに対するレスポンスも、各I/Oノード毎に一
括して返信される。
【0004】その際、上記リード/ライトされるコマン
ド/データの他に、コントローラは、自装置の状態(異
常か否か等)を示すステータス情報等の付帯的な情報
を、上記フレームに含めて伝達することにより、各I/
Oモジュールがコントローラの状態を認識できるように
することが行われている。
【0005】この方式は、ステータス情報のために単独
のフレームを使用しなくてよく、常時コマンド/レスポ
ンスの一部に固定的に情報を埋め込むようにすることに
より、アプリケーションプログラムが作り易い等といっ
た特徴がある。
【0006】更に詳しく説明する。各I/Oノードに
は、通信制御用のモジュールが内蔵され、このモジュー
ルが、上記コントローラからのコマンド・フレームを受
信すると、各I/Oモジュールに対して、コマンド/デ
ータを転送すると共に上記ステータス情報等を転送す
る。
【0007】この通信制御用のモジュールの処理/動作
について、図5を参照して説明する。図5において、I
/Oノード内の通信制御用のモジュールは、コントロー
ラからのコマンド・フレームを受信すると、まずそのヘ
ッダ部をチェックする(ステップS11)。ヘッダ部の
構造及びそのチェック処理については、ここでは特に関
係ないので説明を省略する。
【0008】次に、自己が管理する複数のI/Oモジュ
ールのうちのどのI/Oモジュールを処理対象とするか
を示す変数iに、初期値(=1)を代入する(ステップ
S12)。上記の通り、1つのフレームには各I/Oモ
ジュール毎に対応するデータブロックが格納されてお
り、上記変数iは何番目のデータブロックであるかを示
すものとも言える。
【0009】そして、全てのデータブロックについて
(すなわち、全てのI/Oモジュールについての処理が
終了するまで、以下のステップS14〜S16の処理を
繰り返す(ステップS13)。
【0010】まず、データブロックiのコマンド/デー
タを、対応するI/Oモジュール(i番目のI/Oモジ
ュールとする)に転送する(ステップS14)。最初
は、変数iに初期値(=1)が代入されているので、デ
ータブロック1のコマンド/データを、1番目のI/O
モジュールに転送する。
【0011】続いて、データブロックiのステータス情
報を、対応するI/Oモジュール(i番目のI/Oモジ
ュールとする)に転送する(ステップS15)。ここで
も同様に、最初は、データブロック1のコマンド/デー
タを、1番目のI/Oモジュールに転送する。
【0012】そして、iを+1インクリメントして(i
=i+1)(ステップS16)、次のデータブロックに
ついても同様に上記ステップS14、S15の処理を行
っていく。全てのデータブロックについて処理が終了し
たら(ステップS13,YES)、I/Oノード内の通
信制御用のモジュールは、コントローラに対して、コマ
ンド受信完了を知らせるレスポンスを送信する(ステッ
プS17)。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、上記
従来の方式では、I/Oノードは、コマンド受信時に、
コマンド/データの転送処理だけでなく、ステータス情
報の転送処理も合わせて行う。この為、ステータス情報
を扱わない場合に比べ、ステータス情報の処理に掛かる
時間の分だけレスポンスを出すのが遅くなってしまい、
通信パフォーマンスが低下するという問題があった。特
に、高速応答を必要とするリアルタイム制御において
は、このような応答の遅れが致命的となる場合がある。
【0014】更に、一定周期毎にステータス情報を通知
するようにした場合、前回と今回とで必ずしもステータ
ス情報が変化しているとは限らないので、ステータス情
報の処理自体が無駄(重複)となる場合があった。
【0015】本発明の課題は、複数のI/Oモジュール
を含むI/Oノードとコントローラ間で伝送路を介して
コマンド/レスポンス方式でデータ送受信することで制
御を行うシステムにおいて、ステータス情報を扱う場合
でも、I/Oノード−コントローラ間の通信性能を損な
わないネットワーク制御システムを提供することであ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明によるネットワー
ク制御システムは、複数のI/Oモジュールと該複数の
I/Oモジュールの各々と内部バスにより接続すると共
に伝送路に接続した通信モジュールとを備えるI/Oノ
ードと、該伝送路に接続されるコントローラとより成
り、該コントローラが該伝送路を介して該I/Oノード
との間でコマンド/レスポンス方式によりデータ送受信
することにより、前記各I/Oモジュールに接続されて
いる各種機器を制御するネットワーク制御システムにお
いて、前記コントローラは、各I/Oノード毎に、その
I/Oノードに属する複数のI/Oモジュールに対する
コマンド/データを1つのコマンドフレームにまとめる
と共に、該コマンドフレームに自己のステータス情報を
含めて、前記伝送路上に送出する制御手段を備え、前記
I/Oノード内の通信モジュールは、前記コントローラ
からのコマンドフレームを受信すると、自己が接続する
前記複数のI/Oモジュールの各々に対して、順次、そ
のI/Oモジュールに対応する前記コマンド/データを
転送し、該コマンド/データ転送完了すると前記コント
ローラに対しレスポンスを送信し、該レスポンス送信後
に該コマンドフレームに含まれる前記ステータス情報
を、各I/Oモジュールに順次転送する転送制御手段を
備える。
【0017】上述したように、ステータス情報は、通常
の制御処理自体には必要無く、コントローラに異常が発
生した場合に備えて各I/Oモジュールに通知する必要
がある情報であるが、本発明では、ステータス情報に関
しては確認応答が必要ない点に着目し、先に通常の制御
処理に必要なデータ転送処理のみを行うことで、レスポ
ンスを送信可能にする。ステータス情報の転送は、上記
の通り、レスポンス送信後に行っても問題ない。これよ
り、ステータス情報の転送処理の分だけレスポンスが遅
れるという問題が解消される。
【0018】本発明は、ネットワーク制御システムに限
らず、その通信モジュールまたはリモート制御方法とし
ても構成できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形
態の一例であるリモートI/Oシステム(ネットワーク
制御システム)の概略構成図である。
【0020】同図に示すリモートI/Oシステムは、上
位のコントローラ1と下位のI/Oノード3とが伝送路
2により接続されて成るシステムである。尚、図示の例
ではI/Oノード3は1つであるが、複数あってもよ
い。伝送路2は、例えばEthernet(登録商標)
等である。
【0021】I/Oノード3は、通信モジュール4と、
複数のI/Oモジュール6−1〜6−nとが、内部バス
5により接続された構成である。各I/Oモジュール6
−1〜6−nには、制御対象であるフィールド機器群7
が接続されている。
【0022】通信モジュール4は、コントローラ1が送
信するコマンド(リード要求/ライト要求)を受信する
と、リード要求である場合には各I/Oモジュール6−
1〜6−nからデータを読み出し、ライト要求である場
合には各I/Oモジュール6−1〜6−nへデータライ
トし、その結果をレスポンスとしてコントローラ1に返
送する(コマンド/レスポンス方式という)。
【0023】各I/Oモジュール6−1〜6−nからリ
ードするデータは、上記フィールド機器群7の稼働状態
等を示すデータであり、ライトするデータは、制御指示
信号等である。稼働状態等を示すデータとは、例えばリ
ミットスイッチ、操作ボタン、状態検出センサ、エンコ
ーダ等による検出信号である。制御指示信号とは、例え
ばバルブの開閉、リレーのON/OFF、ランプの点灯
/消灯等を指示する信号である。
【0024】上記コントローラ1から送信されるコマン
ドのフレーム構造を図2に示す。コマンドフレーム10
は、ヘッダ部11とデータ部12とより成る。ヘッダ部
11には、例えば送信元/送信先アドレス等が格納され
るが、ここでは特に関係ないので、詳細な説明は省く。
データ部12は、上記複数のI/Oモジュール6−1〜
6−nに対応する、複数のデータブロックより成る。す
なわち、例えばI/Oモジュール6−1に対するコマン
ド/データ等がデータブロック1に格納され、I/Oモ
ジュール6−2に対するコマンド/データ等がデータブ
ロック2に格納されている。データブロック3〜データ
ブロックnについても同様である。
【0025】各データブロックは、コマンド13、アド
レス部14、データ部15、ステータス情報16より成
る。コマンド13は、上記リード/ライト・コマンド等
である。アドレス部14は、各I/Oモジュール内のメ
モリ(不図示)において今回リード/ライトすべきデー
タの格納アドレスである。データ部15には、ライト要
求のときに、上記メモリにライトすべきデータ(上記制
御指示等)が格納される。ステータス情報16は、コン
トローラ1の現在の状態を示す情報である。このよう
に、コマンドフレームに、コマンド/データだけでな
く、ステータス情報を付随されることは、従来で述べた
通りである。
【0026】ここで、ステータス情報を用いる意味につ
いて更に詳細に説明しておく。一般に、正常動作状態に
おいては、コントローラ1−I/Oノード3間で、上記
コマンド/レスポンス方式による入出力データの交換に
より制御は行えるので、通常時には特にステータス情報
が必要なわけではない。しかしながら、コントローラ1
に何等かの異常が発生した場合、I/Oモジュール6−
1〜6−nは、コントローラ1の制御に依らずに、独自
に、自己が接続しているフィールド機器群7に対して制
御指示(例えば出力を保持する、あるいは停止する等)
を与えなければならない。よって、各I/Oモジュール
6−1〜6−nは、コントローラ1の状態を監視してい
る必要がある。この為、コマンドフレームには、図2に
示す通り、ステータス情報が付加されている。
【0027】ここまでは、従来と同様である。従来で
は、I/Oノード内の通信モジュールは、図5で説明し
た処理を行っていたが、本例では図3に示す処理を行
う。
【0028】図3において、I/Oノード3の通信モジ
ュール4は、コントローラ1からのコマンド・フレーム
10を受信すると、このコマンド・フレームを不図示の
受信バッファに格納した後、以下に説明する処理を実行
する。
【0029】まずコマンド・フレーム10のヘッダ部1
1をチェックする(ステップS1)。ヘッダ部11の構
造及びそのチェック処理については、ここでは特に関係
ないので説明を省略する。
【0030】次に、複数のI/Oモジュール6−1〜6
−nの何れを処理対象とするかを示す変数iに、初期値
(=1)を代入する(ステップS2)。すなわち、最初
はI/Oモジュール6−1が処理対象となる。
【0031】上記の通り、1つのコマンドフレームには
各I/Oモジュール毎に対応するデータブロックが格納
されており、上記変数iは現在の転送処理対象が何番目
のデータブロックであるかを示すものとも言える(上記
初期値(=1)の場合にはデータブロック1)。
【0032】そして、全てのデータブロック1〜nにつ
いて(すなわち、全てのI/Oモジュール6−1〜6−
nに対して)データ転送処理が終了するまで、以下のス
テップS4〜S5の処理を繰り返す(ステップS3)。
【0033】まず、データブロック1のコマンド13、
アドレス部14(ライト要求の場合には更にデータ部1
5)を、対応するI/Oモジュール6−1に転送する
(ステップS4)。
【0034】そして、iを+1インクリメントして(i
=i+1)(ステップS5)、次のデータブロックにつ
いても同様に上記データ転送処理を行っていく。例え
ば、次は、データブロック2のコマンド13、アドレス
部14(ライト要求の場合には更にデータ部15)を、
対応するI/Oモジュール6−2に転送する。その後
も、データブロックnについてデータ転送処理が完了す
るまで、同様の処理を行っていく。
【0035】全てのデータブロックについて処理が終了
したら(ステップS3,YES)、通信モジュール4
は、コントローラ1に対して、例えばリードコマンドに
よって上記I/Oモジュール内のメモリから読み出した
データを含むレスポンスフレーム20を送信する(ステ
ップS6)。
【0036】このように、本例によれば、まず、全ての
I/Oモジュール6−1〜6−nに対して、データ転送
処理のみを行って、データ転送処理完了した時点でレス
ポンスを送信する。そして、レスポンス送信後に、以下
に説明するステップS7〜S10の処理により各データ
ブロック1〜nのステータス情報16を、対応するI/
Oモジュール6−1〜6−nに転送する処理を行う。
【0037】まず上記変数iを初期値(=1)に戻す
(ステップS7)。そして、全てのデータブロック1〜
nについて(すなわち、全てのI/Oモジュール6−1
〜6−nに対して)ステータス情報転送処理が終了する
まで、以下のステップS9〜S10の処理を繰り返す
(ステップS8)。
【0038】まず、データブロック1のステータス情報
16を、対応するI/Oモジュール1に転送する(ステ
ップS9)。そして、iを+1インクリメントして(i
=i+1)(ステップS10)、データブロック2以降
についても同様に上記ステータス情報16の転送処理を
行っていく。全てのデータブロックについて処理が終了
したら(ステップS8,YES)、当該処理は終了とな
る。
【0039】このような処理を行った結果の全体の動作
シーケンスを図4に示す。図4には、比較の為、従来の
動作シーケンスも示す。すなわち、図4(a)には従来
の動作シーケンス、図4(b)には本例による動作シー
ケンスを示す。
【0040】尚、同図において、Hはヘッダ部11、D
B1〜DBn はデータ部12の各データブロックを意味
する。従来では、図4(a)に示すように、各I/Oモ
ジュール6−1〜6−n毎にデータ転送処理に加えてス
テータス情報転送処理を行っていた為、その分、レスポ
ンスフレーム20を送信するタイミングが遅れていた。
【0041】一方、本例によれば、図4(b)に示すよ
うに、各I/Oモジュール6−1〜6−n毎にデータ転
送処理のみを行っていき、データ転送処理が完了した時
点でレスポンスフレーム20を送信するので、ステータ
ス情報があっても、レスポンスフレーム20の送信タイ
ミングが遅れることがなくなる。
【0042】これにより、概略的には、1つのI/Oモ
ジュールに対するステータス情報の転送処理時間をtと
すると、I/Oモジュールは6−1〜6−nまでのn台
あるので、従来に比べてt×nの時間だけレスポンスフ
レーム20の送信タイミングが早くなる。換言すれば、
ステータス情報が付随していても、ステータス情報が無
い場合と同様のタイミングでレスポンスを返すことがで
きる。ステータス情報転送処理は、データ転送処理のよ
うな本来の制御(フィールド機器群7の制御)の為の処
理ではないので、確認応答は必要ないため、レスポンス
フレーム20を送信した後に行っても特に問題はない。
【0043】このように、本例によれば、ステータス情
報16は確認応答が必要ないことに着目し、ステータス
情報16の転送を後回しにすることにより、コマンドフ
レームにステータス情報を含める場合であっても、レス
ポンスが遅れることがなくなり、以て通信パフォーマン
スが向上する。
【0044】更に、上記制御の為のコマンド/データと
ステータス情報とに限るものではない。すなわち、制御
の為のコマンド/データは、確認応答(レスポンス)を
必要とする情報の一例であり、ステータス情報は確認応
答(レスポンス)を必要としない情報の一例であるの
で、これに限るものではなく、本発明は、確認応答(レ
スポンス)を必要とする情報と必要としない情報とが混
在するシステムにおいて適用可能である。
【0045】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
ネットワーク制御システムによれば、複数のI/Oモジ
ュールを含むI/Oノードとコントローラ間で伝送路を
介してコマンド/レスポンス方式でデータ送受信するこ
とで制御を行うシステムにおいて、ステータス情報を扱
う場合でも、レスポンスの返信タイミングが遅れること
なく、I/Oノード−コントローラ間の通信性能を損な
わないようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】リモートI/Oシステム(ネットワーク制御シ
ステム)の概略構成図である。
【図2】コントローラから送信されるコマンドフレーム
の構造を示す図である。
【図3】I/Oノード内の通信モジュールによる処理の
一例を説明する為の図である。
【図4】(a)、(b)は、I/Oノードの動作シーケ
ンスを従来と比較して示す図である。
【図5】従来の処理の一例を説明する為の図である。
【符号の説明】
1 コントローラ 2 伝送路 3 I/Oノード 4 通信モジュール 5 内部バス 6−1〜6−n I/Oモジュール 7 フィールド機器群 10 コマンドフレーム 11 ヘッダ部 12 データ部 13 コマンド 14 アドレス 15 データ部 16 ステータス情報 20 レスポンスフレーム
フロントページの続き (72)発明者 岩本 正太郎 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 長谷川 雅之 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河 電機株式会社内 (72)発明者 馬庭 幸雄 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河 電機株式会社内 Fターム(参考) 5B077 AA23 5H220 BB03 CC09 CX05 CX09 EE10 FF10 JJ12 JJ17 JJ29

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のI/Oモジュールと該複数のI/
    Oモジュールの各々と内部バスにより接続すると共に伝
    送路に接続した通信モジュールとを備えるI/Oノード
    と、該伝送路に接続されるコントローラとより成り、該
    コントローラが該伝送路を介して該I/Oノードとの間
    でコマンド/レスポンス方式によりデータ送受信するこ
    とにより、前記各I/Oモジュールに接続されている各
    種機器を制御するネットワーク制御システムにおいて、 前記コントローラは、各I/Oノード毎に、そのI/O
    ノードに属する複数のI/Oモジュールに対するコマン
    ド/データを1つのコマンドフレームにまとめると共
    に、該コマンドフレームに自己のステータス情報を含め
    て、前記伝送路上に送出する制御手段を備え、 前記I/Oノード内の通信モジュールは、前記コントロ
    ーラからのコマンドフレームを受信すると、自己が接続
    する前記複数のI/Oモジュールの各々に対して、順
    次、そのI/Oモジュールに対応する前記コマンド/デ
    ータを転送し、該コマンド/データ転送完了すると前記
    コントローラに対しレスポンスを送信し、該レスポンス
    送信後に該コマンドフレームに含まれる前記ステータス
    情報を、各I/Oモジュールに順次転送する転送制御手
    段を備えることを特徴とするネットワーク制御システ
    ム。
  2. 【請求項2】 複数のI/Oモジュールと該複数のI/
    Oモジュールの各々と内部バスにより接続すると共に伝
    送路に接続した通信モジュールとを備えるI/Oノード
    と、該伝送路に接続されるコントローラとより成り、該
    コントローラが該伝送路を介して該I/Oノードとの間
    でコマンド/レスポンス方式によりデータ送受信するこ
    とにより、前記各I/Oモジュールに接続されている各
    種機器を制御するネットワーク制御システムにおける前
    記通信モジュールにおいて、 前記コントローラから送信される、ステータス情報を含
    むコマンドフレームを受信すると、自己が接続する前記
    複数のI/Oモジュールの各々に対して、順次、そのI
    /Oモジュールに対応するコマンド/データを転送し、
    該コマンド/データ転送完了すると前記コントローラに
    対しレスポンスを送信し、該レスポンス送信後に該コマ
    ンドフレームに含まれる前記ステータス情報を、各I/
    Oモジュールに順次転送する転送制御手段を備えること
    を特徴とする通信モジュール。
  3. 【請求項3】 複数のI/Oモジュールと該複数のI/
    Oモジュールの各々と内部バスにより接続すると共に伝
    送路に接続した通信モジュールとを備えるI/Oノード
    と、該伝送路に接続されるコントローラとより成り、該
    コントローラが該伝送路を介して該I/Oノードとの間
    でコマンド/レスポンス方式によりデータ送受信するこ
    とにより、前記各I/Oモジュールに接続されている各
    種機器を制御するネットワーク制御システムにおけるリ
    モート制御方法であって、 前記コントローラは、各I/Oノード毎に、そのI/O
    ノードに属する複数のI/Oモジュールに対するコマン
    ド/データを1つのコマンドフレームにまとめると共
    に、該コマンドフレームに自己のステータス情報を含め
    て、前記伝送路上に送出し、 該コマンドフレームを受信した前記I/Oノード内の通
    信モジュールは、自己が接続する前記複数のI/Oモジ
    ュールの各々に対して、順次、そのI/Oモジュールに
    対応する前記コマンド/データを転送し、該コマンド/
    データ転送完了すると前記コントローラに対しレスポン
    スを送信し、該レスポンス送信後に該コマンドフレーム
    に含まれる前記ステータス情報を、各I/Oモジュール
    に順次転送することを特徴とするリモート制御方法。
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