JP4613719B2 - 車両用空調装置 - Google Patents
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Description
(2)請求項2の発明は、請求項1に記載の車両用空調装置において、各変動周期において、ブロアファンの送風風量を一定としたときにより多くの風量を吹出す吹出し口から空調風を吹出している期間が、吹出し風量の少ない他の吹出し口から吹き出す期間よりも短くなるように変動周期を設定することを特徴とする。
(3)請求項3の発明は、請求項1または2に記載の車両用空調装置において、空調風風量の変動周期は、一方の吹出し口から空調風を吹出している間は、他方の吹出し口から空調風を吹き出さないように空調風風量が変動する周期であることを特徴とする。
図1は、本発明の第1の実施の形態による車両用空調装置ACの全体構成を示す図である。車両用空調装置ACは、そのケース10内に、ファン11を駆動するブロアモータ12と、ファン11により送風された空気を除湿、冷却するエバポレータ13と、エバポレータ13で除湿、冷却された送風空気を再加熱するヒータコア14と、ヒータコア14への配風比を調節するエアミックスドア15とを備えている。ケース10のインテーク部には、内気導入口7からの吸気もしくは外気導入口8からの吸気の切り換えを行う内気外気切替ドア6が設けられている。また、ケース10の下部には、エバポレータ13で凝縮された空気中の水分(凝縮水)を車外に排出するためのドレン排出口16が設けられている。
M=f1(Tw,Tam,Tin,Ts,Tptc,Q) ・・・(1)
VF=f2(M) ・・・(2)
図3は、本発明の第1の実施の形態による車両用空調装置ACの適用例を示す車室内の概略平面図である。例えば車室内前方にベント口17が4つ設置され、左2つのベント口17aをそれぞれ開閉する2つの右ベントドアと、右2つのベント口17bをそれぞれ開閉する2つの左ベントドアとが設けられ、ブロアファンからの送風風量によって各ベント口から送風される風量が略等しいものとする。そして、各左右ベントドアの開度調整により、左2つのベント口17aと右2つのベント口17bとの間で風量を交互に変化、つまり風量が逆位相となるよう時間変化させて、実線と波線で示すゆらぎ風を生成する。なお、実線は左ベント口17aからの吹出し風であり、破線は右ベント口17bからの吹出し風である。
以上説明した第1の実施の形態によれば次のような作用効果を奏する。
(1)左右ベントドアを交互に開閉する際、要求風量すなわちブロアファンの送風風量に応じて開閉の周期を制御し、風量が多いときはゆらぎ周期を短くし、風量が少ないときはゆらぎ周期を長くするようにした。したがって、要求風量にかかわらず、左右ベント口17からそれぞれ送風された風が車内を一巡しやすくなる。このため、車室内の温度分布を減少させ、局所的温冷感を軽減させられるので、車内の快適性を向上させることができる。
(2)特に第1の実施の形態では、左右のベント口17で交互に揺らぎ風を発生させているので、右回りおよび左回りの風が交互に均等に発生し、車室内全体の快適性を向上させることができる。
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態による車両用空調装置ACの構成は、第1の実施の形態において図1および図2に基づき説明したものと同様であるので、図示および説明を省略する。
以上説明した第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態において述べた効果と同様の効果が得られるが、特に第2の実施の形態では次のような作用効果を奏する。
(1)ベント口17とフット口23a,23bとで交互に揺らぎ風を発生させている。このとき、ベントモードではフットモードより風量が出やすいため、ベントモードとフットモードとのモード変化に関わらず吹出された風が車室内を一巡する時間を一定にするには、ブロアモータ12の電圧(回転数)をモード変化のたびに変化させる必要がある。しかし、第2の実施の形態では、モードによる風量の違いに応じてドア開時間を設定するので、ブロアモータ12の回転数を変更しなくても、ベント風もフット風も同様に車室内を一巡させることができ、車室内全体の快適性を向上させることができる。
図10は、本発明の第1および第2の実施の形態およびその変形例における風量の時間変化を例示したグラフである。図10の各図において、横軸は時間、縦軸は風量を示し、横軸より上側には第1の吹出し口の風量、横軸より下側には第2の吹出し口の風量を示す。第1、第2の吹出し口の風量は、いずれも横軸からの距離が離れるほど大風量であることを示す。
図10(C)は、第1の実施の形態において小風量期間にベントドア18を完全に閉じないこととした例を示している。第2の実施の形態においても同様の変形例が可能である。
なお、位相のずれは180°(逆位相)が好ましいが、これに限られるものではない。
図10(E)は、第1の実施の形態において変動周期の再設定をより頻繁に行うこととした例を示している。第2の実施の形態においても同様の変形例が可能である。
なお、以上説明した実施の形態におけるオートエアコンアンプ30は本発明の「制御手段」に相当し、各ドア18、24は「吹出風量調整手段」に相当する。
第1の実施の形態における左側のベント口17aは「第1の吹出し口」に、右側のベント口17bは「第2の吹出し口」に、それぞれ相当する。
第2の実施の形態におけるベント口17は「第1の吹出し口」に、フット口23a,23bは「第2の吹出し口」に、それぞれ相当する。
17b…右側ベント口 18…ベントドア
23…フット口 24…フットドア
30…オートエアコンアンプ 35…熱負荷センサ群
Claims (3)
- ブロアファンから送風空調風を車室内に吹出す第1の吹出し口および第2の吹出し口と、
前記第1および第2の吹出し口から吹出される風量をそれぞれ調節する吹出風量調整手段と、
前記第1の吹出し口から吹き出される空調風風量の変動周期と前記第2の吹出し口から吹き出される空調風風量の変動周期を略逆位相とし、前記第1および第2の吹出し口から吹き出される空調風風量の変動周期を、前記ブロファンの送風風量が大きいほど短くなるように、前記吹出風量調整手段を駆動する制御手段とを備え、
前記第1および第2の吹出し口は、それら吹出し口からそれぞれ送風される空調風が車室内を互いに逆回りに巡回するような位置に設けられており、
前記第1の吹出し口からの空調風が前記車室内を一巡するまでは、前記第2の吹出し口からの空調風の吹出しを前記第1の吹き出し口からの空調風の吹き出しよりも小さくし、前記第1の吹出し口からの空調風が前記車室内を一巡した後は、その第1の吹出し口からの空調風の吹出しを小さくして、前記第2の吹出し口からの空調風の吹き出しを、前記第1の吹き出し口からの空調風の吹き出しよりも大きくするように前記吹出風量調整手段を制御することを特徴とする車両用空調装置。 - 請求項1に記載の車両用空調装置において、
前記各変動周期において、前記ブロアファンの送風風量を一定としたときにより多くの風量を吹出す吹出し口から空調風を吹出している期間が、吹出し風量の少ない他の吹出し口から吹き出す期間よりも短くなるように前記変動周期を設定することを特徴とする車両用空調装置。 - 請求項1または2に記載の車両用空調装置において、
前記空調風風量の変動周期は、一方の吹出し口から空調風を吹出している間は、他方の吹出し口から空調風を吹き出さないように空調風風量が変動する周期であることを特徴とする車両用空調装置。
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JP2005199008A JP4613719B2 (ja) | 2005-07-07 | 2005-07-07 | 車両用空調装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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Citations (3)
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JPS5885046A (ja) * | 1981-11-13 | 1983-05-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 暖冷房装置 |
JPS6232949U (ja) * | 1985-08-12 | 1987-02-26 | ||
JPH079839A (ja) * | 1993-06-22 | 1995-01-13 | Suzuki Motor Corp | 車両用空調装置 |
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2005
- 2005-07-07 JP JP2005199008A patent/JP4613719B2/ja not_active Expired - Fee Related
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