JP2015016790A - 車両用空調装置 - Google Patents

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【課題】シングルモードが選択されている場合に、本来使用されることのない調節ダイヤルを有効的に利用することができて、空調風の特性の調節のための操作の操作性を向上させる。【解決手段】車両用空調装置1は、DUALスイッチによってシングルモードが選択された状態で運転席側調節用ダイヤルに運転席側空調ゾーン及び助手席側空調ゾーンへ吹き出される空調風の温度を調節させる機能を割り当てて調節可能とするとともに、助手席側調節用ダイヤルに運転席側空調ゾーン及び助手席側空調ゾーンへ吹き出される空調風の温度以外の当該空調風の特性の調節機能を割り当てて調節可能とする空気導入モード切替制御部201、吹出口モード切替制御部202、ブロワ風量切替制御部204、室内温度制御部205、及びダイヤル機能割当部210を有する。【選択図】図8

Description

本発明は、車室内へ送り込まれる空調風の特性を調節する車両用空調装置に関する。
車両用空調装置の1つである、いわゆるオートエアコンは、エアコンユニット、空調環境センサ類、空調操作パネル、及び制御部を有している。
エアコンユニットは空調風を生成し、空調環境センサ類はエアコンユニットの状態及び車室内の空調環境を検出する。また、空調操作パネルは、エアコンユニットで生成された空調風の車室内への吹出温度の調節、風量の調節、吹出口の選択、及び外気内気の吹込口の選択等、空調風の特性の調節を乗員ができるようにするためのものである。また、制御部は、空調環境センサ類の検出結果及び空調操作パネルによって選択等された空調風の特性となるように車室内へ吹き出される空調風の特性を制御する。例えば、制御部は、空調操作パネルが操作されて、車両内の温度が所定の温度に設定されると、この設定温度となるように車室内に吹き出される空調風の温度を調節する。
そして、オートエアコンには、運転席側と助手席側とに吹き出す空調風の設定温度を運転席側と助手席側とでそれぞれ個別に設定できるデュアルモードと、運転席側に吹き出す空調風の設定温度に助手席側に吹き出す空調風の設定温度を連動して設定でできるシングルモードとを乗員が選択できるものがある。
特許文献1では、このような運転席側及び助手席側への空調風の吹出温度を左右(すなわち、運転席側及び助手席側)独立して設定する左右独立温調モードであるデュアルモードと、左右連動して設定する左右連動温調モードであるシングルモードとを空調操作パネルの選択スイッチによって選択的に切り替え可能な車両用空調装置が提案されている。
前述のようなオートエアコンでは、例えば運転席のみ乗員がいる状態であればシングルモードを選択して左右の吹出温度を運転席側の調節ダイヤルである温度設定ダイヤルによって一律の吹出温度に設定し、助手席側にも乗員がいればデュアルモードを選択して左右の吹出温度を運転席側及び助手席側それぞれの温度設定ダイヤルによって個別に設定することで、運転席側の乗員だけに限らず助手席側の乗員の意思も反映した快適な空調を実現できる。
また、温度設定ダイヤルによる調節対象となる空調風の温度以外の空調風の特性の調節となる、吹出口からの空調風の風量の調節、吹出口の選択、又は内外気の吸込口の選択は、空調操作パネルの押しボタン式のスイッチを操作することによって行われる。
特開2002−274146号公報
しかしながら、押しボタン式のスイッチによる風量調節、吹出口の選択、又は内外気の吸込口の選択のための操作は、ダイヤル式に比較して、操作する際に指の位置がずれたり、乗員が意図しない誤った操作になったり、操作性が悪い。
一方、前述のようにデュアルモード又はシングルモードを選択できるオートエアコンを搭載している車両では、例えば、常に助手席側に乗員がいるとは限らず、また、助手席側に乗員がいたとしてもその乗員がデュアルモードを選択するとは限らない。このような理由によってシングルモードを使用しているときに、助手席側の温度設定ダイヤルは使用することがないのでなんら機能を有していないことになる。
そこで、本発明は、シングルモードが選択されている場合に、本来使用されることのない調節ダイヤルを有効的に利用することができて、空調風の特性の調節のための操作の操作性を向上させることができる車両用空調装置の提供を目的とする。
本発明の第1の態様は、車室内へ送り込まれる空調風を生成する空調ユニットと、前記空調ユニット内及び前記車室内の空調環境を検出して検出信号を出力する空調環境検出部と、前記車室内の複数の空調領域へ吹き出す空調風の温度を個別に設定するデュアルモード、又は前記車室内の複数の空調領域へ吹き出す空調風の温度を連動させて設定するシングルモードを選択するモード選択スイッチ、及び前記デュアルモードにおいて複数の空調領域それぞれに吹き出す空調風の温度をそれぞれ調節する複数の調節ダイヤルを有して前記モード選択スイッチ及び前記複数の調節ダイヤルの操作に応じた操作信号を出力する空調操作パネルと、前記空調操作パネルが出力した操作信号及び前記空調環境検出部が出力した検出信号を基に前記空調ユニットで生成される空調風の各種の特性を制御する制御部と、を有する車両用空調装置であって、前記制御部は、前記モード選択スイッチによってシングルモードが選択された状態で前記複数の調節ダイヤルのうちの一つの調節ダイヤルに前記複数の空調領域へ吹き出される空調風の温度を調節させる機能を割り当てて調節可能とするとともに、前記複数の調節ダイヤルのうちの残りの調節ダイヤルに複数の空調領域へ吹き出される空調風の温度以外の当該空調風の特性の調節機能を割り当てて調節可能としたことを特徴としている。
本発明の第2の態様では、前記空調操作パネルには、前記シングルモードを選択したときに、前記複数の調節ダイヤルのうちの残りの調節ダイヤルに割り当てられている空調風の温度以外の当該空調風の特性の調節機能を表示する機能表示部が設けられていることが好ましい。
本発明の第3の態様では、前記シングルモードを選択したときに、調節ダイヤルに割り当てられている空調風の温度以外の当該空調風の特性は、風量、吹出口の選択、又は外内気の吸込口の選択のうちの少なくとも一つであることが好ましい。
本来シングルモードでは、複数の調節ダイヤルのうちの一つの調節ダイヤルによって複数の調節領域の温度を設定するので、複数の調節ダイヤルのうちの他の調節ダイヤルが機能することはなかったが、本発明の第1の態様によれば、シングルモードにおいて、空調風の温度以外の空調風の特性を残りの調節ダイヤルで調節できる。従って、調節ダイヤルの操作量に応じて空調風の特性を調節するので、調節ダイヤルを遊ばせることなく有効利用できる。また、空調操作パネルに凹凸なく設けられているプッシュ式スイッチの場合、乗員が誤った場所を操作してしまい乗員が意図しない操作をしてしまう可能性が高いが、空調操作パネルに回転自在に設けた円柱部材である調節ダイヤルの場合、乗員が当該円柱部材を保持して操作するために、乗員が誤った場所を操作して意図しない操作をしてしまう可能性が低く、空調風の特性の調節のための操作の操作性が向上する。
本発明の第2の態様によれば、複数の調節ダイヤルのうちの残りの調節ダイヤルに割り当てられている空調風の温度以外の当該空調風の特性の調節機能を表示する機能表示部が設けられているので、車両用空調装置は、機能表示部への表示によって、複数の調節ダイヤルのうちの残りの調節ダイヤルに割り当てられている空調風の特性を乗員に知らせることができる。
本発明の第3の態様によれば、調節ダイヤルに割り当てられている空調風の温度以外の当該空調風の特性は、風量、吹出口の選択、又は外内気の吸込口の選択のうちの少なくとも一つであるため、車両用空調装置は、調節ダイヤルによって、風量の調節、吹出口の選択、又は外内気の吸込口の選択のうちの少なくとも一つを行うことができる。
図1は、本実施形態に係る車両用空調装置の構成例を示すブロック図である。 図2は、エアコンユニットの構成例を示す図である。 図3は、空調操作パネルの構成例を示す図である。 図4は、第2ダイヤル機能表示部に「FAN」が表示されている空調操作パネルの構成例を示す図である。 図5は、第2ダイヤル機能表示部に「MODE」が表示されている空調操作パネルの構成例を示す図である。 図6は、第2ダイヤル機能表示部に「INTAKE」が表示されている空調操作パネルの構成例を示す図である。 図7は、空調操作パネルの制御部の構成例を示すブロック図である。 図8は、制御装置の構成例を示すブロック図である。 図9は、助手席側調節用ダイヤルの回転操作量と空気導入モードとの対応関係の一例を示す図である。 図10は、助手席側調節用ダイヤルの回転操作量と吹出口モードとの対応関係の一例を示す図である。 図11は、助手席側調節用ダイヤルの回転操作量とブロワ風量との対応関係の一例を示す図である。 図12は、D/Sモード選択実行処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 図13は、ダイヤル機能割当処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 図14は、助手席側調節用ダイヤルの回転操作量と空気導入モードとの対応関係の他の例を示す図である。 図15は、助手席側調節用ダイヤルの回転操作量と空気導入モードとの対応関係の他の例を示す図である。 図16は、助手席側調節用ダイヤルの回転操作量と空気導入モードとの対応関係の他の例を示す図である。 図17は、助手席側調節用ダイヤルの回転操作量と空気導入モードとの対応関係の他の例を示す図である。 図18は、助手席側調節用ダイヤルの回転操作量と吹出口モードとの対応関係の他の例を示す図である。 図19は、助手席側調節用ダイヤルの回転操作量と吹出口モードとの対応関係の他の例を示す図である。 図20は、助手席側調節用ダイヤルの回転操作量と吹出口モードとの対応関係の他の例を示す図である。 図21は、助手席側調節用ダイヤルの回転操作量と吹出口モードとの対応関係の他の例を示す図である。 図22は、助手席側調節用ダイヤルの回転操作量と吹出口モードとの対応関係の他の例を示す図である。 図23は、助手席側調節用ダイヤルの回転操作量とブロワ風量との対応関係の他の例を示す図である。 図24は、助手席側調節用ダイヤルの回転操作量とブロワ風量との対応関係の他の例を示す図である。 図25は、助手席側調節用ダイヤルの回転操作量とブロワ風量との対応関係の他の例を示す図である。 図26は、助手席側調節用ダイヤルの回転操作量とブロワ風量との対応関係の他の例を示す図である。 図27は、助手席側調節用ダイヤルに風量調節機能が割り当てられている表示を行う動作状態表示部の表示例を示す図である。 図28は、温度設定機能及び風量調節機能だけを助手席側調節用ダイヤルに割り当てる場合の第2ダイヤル機能表示部の表示例を示す図である。
本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。
(構成)
図1には、本実施形態に係る車両用空調装置1の構成例を示す。
図1に示すように、車両用空調装置1は、エアコンユニット20、空調環境センサ類2、空調操作パネル100、及び制御装置200を有している。
エアコンユニット20は、車室内に送り込まれる空調風を生成するための装置である。
図2には、エアコンユニット20の構成例を示す。図2に示すように、エアコンユニット20は、導入空気切替ドア21、ブロワファン22、エバポレータコア23、ヒータコア24、第1及び第2エアミックスドア(又はA/Mドア、又はA/Mダンパ)25,26、並びに第1乃至第4吹出口モード切替ドア27,28,29,30をダクト31内に備えている。
また、エアコンユニット20は、導入空気切替ドア21を動作させるアクチュエータ(以下、第1アクチュエータという。)41、第1及び第2エアミックスドア25,26をそれぞれ動作させる各アクチュエータ(以下、第2及び第3アクチュエータという。)42,43、並びに第1乃至第4吹出口モード切替ドア27〜30をそれぞれ動作させる各アクチュエータ(以下、第4乃至第7アクチュエータという。)44,45,46,47を有している。これら第1乃至第7アクチュエータ41〜47は、例えば、サーボモータである。
さらに、エアコンユニット20は、ブロワファン22を回転させるブロワファンモータ48を有している。
ダクト31は、図2における左側の一端に外気導入口31a及び内気導入口31bが設けられていて、ダクト31内で外気導入口31a及び内気導入口31bの付近に導入空気切替ドア21が配置されている。ここで、外気導入口31aは、車室外の空気をダクト31内に導入する導入口であり、内気導入口31bは、車室内の空気をダクト31内に導入する導入口、すなわち車室内の空気を循環させるための導入口である。そして、導入空気切替ドア21は、外気導入口31aを完全に閉じる位置(以下、第1の位置という。)と内気導入口31bを完全に閉じる位置(以下、第2の位置という。)との間を移動できるようにダクト31内に回転自在に取り付けられており、第1アクチュエータ41によってその移動が制御される。
このような外気導入口31a及び内気導入口31bに導入される空気の下流側に、ブロワファン22とエバポレータコア23とがこれらの順序で下流方向に配置されている。ブロワファン22は、ブロワファンモータ48によって回転が駆動され、ブロワファン22の回転によって、外気が外気導入口31aから導入されてダクト31内をエバポレータコア23側に送られたり、内気が内気導入口31bから導入されてダクト31内をエバポレータコア23側に送られたりする。
エバポレータコア23は、ダクト31の内幅(ダクト31の底部31cの図2における上下方向の幅)全体に延び底部31cに対して立設されている。このエバポレータコア23は、当該エバポレータコア23を通過する空気と液化された冷媒との間で熱交換を行うことによって、当該空気を冷却及び除湿する。例えば、エバポレータコア23は、コンプレッサ、コンデンサ、膨張弁等によって冷凍サイクルを構成しており、冷凍サイクルでは、コンプレッサによって圧縮されて高温、高圧とされた冷媒が、コンデンサに送られ、このコンデンサにより凝縮され、低温の液状冷媒として膨張弁に出力される。そして、低温の液状冷媒は、膨張弁によってエバポレータコア23に向けて噴射されることによって気化される。この液状冷媒の気化によって、エバポレータコア23から熱を奪い、この結果、エバポレータコア23が冷却されることによって、エバポレータ23を通過する空気が冷却及び除湿される。そして、気化された冷媒は、コンプレッサに送られ、再度圧縮される。ここで、コンプレッサの作動が選択的に行われるため、コンプレッサが作動していない場合には、空気は、エバポレータコア23内を冷却及び除湿されることなく単に通過することになる。
このエバポレータコア23に対して、ダクト31内を流れる空気の下流側に、第1及び第2エアミックスドア25,26とヒータコア24とがこれらの順序で下流方向に配置されている。これによって、エバポレータコア23によって冷却及び除湿された空気、又はエバポレータコア23を単に通過する空気は、ダクト31内を第1及び第2エアミックスドア25,26及びヒータコア24に向かって送られる。
ヒータコア24は、ダクト31の内幅の略中央部に底部31cに対して立設されており、例えば、第1及び第2熱媒体流路51,52によってヒートポンプ53及び車両の動力源となる内燃機関54と繋がっている。ヒートポンプ53は、図示しないコンプレッサを有し、このコンプレッサによって冷媒等の熱媒体を圧縮する。そして、ヒートポンプ53は、圧縮して高温高圧化された熱媒体をヒータコア24内を通しながら第1熱媒体流路51を介して循環させることによって、ヒータコア24を加温する。また、内燃機関54は、図示しないポンプを有し、このポンプが当該内燃機関54を冷却するための冷媒等の熱媒体をヒータコア24を通しながら第2熱媒体流路52を介して循環させる。この結果、冷媒の温度は、内燃機関54から熱伝達によって上昇する。加温されたヒータコア24は、上流側に向く空気吸入口24aから空気が吸入されると、その空気を当該ヒータコア24内で通過させながら加温し、加温した空気を下流側に向く空気排出口24bから排出する。
ダクト31には、このようなヒータコア24における空気排出口24bが形成される背面部の図2における略中央から当該ダクト31の他端まで延びる仕切り板61が当該ダクト31の内幅の略中央に設けられている。この仕切り板61によって、ダクト31の内幅方向(図2における上下方向)における当該ダクト31の両側の周壁(図2における上側の周壁及び下側の周壁)31d,31eの間が図2において上下方向で区画されて、第1及び第2空気流路62,63が形成されている。
第1及び第2エアミックスドア25,26は、それぞれヒータコア24の上流側でかつヒータコア24の直近に配置されることによって上流側のエバポレータコア23に対向されている。そして、第1及び第2エアミックスドア25,26は、ダクト31の内幅方向において互いに所定の間隔をおいて並び、ダクト31に取り付けられている。
第1及び第2エアミックスドア25,26の取り付け位置については、例えば、第1エアミックスドア25は、ダクト31の一方の周壁(図2における上側の周壁)31dからダクト31の内幅に対して約1/4の距離のところが回転中心になるように取り付けられている。また、第2エアミックスドアは、ダクト31の他方の周壁(図2における下側の周壁)31eからダクト31の内幅に対して約1/4の距離のところが回転中心になるように取り付けられている。
そして、第1エアミックスドア25は、ヒータコア24の空気吸入口24aの当該第1エアミックスドア25が配置されている側の半分(図2における上側半分)を上流側に対して完全に閉じる位置(以下、第3の位置という。)と、端部がダクト31の図2における上側の周壁31dに最も近づく位置(以下、第4の位置という。)との間を移動できるように取り付けられている。そして、第1エアミックスドア25は、その移動が第2アクチュエータ42によって制御される。
また、第2エアミックスドア26は、ヒータコア24の空気吸入口24aの当該第2エアミックスドア26が配置されている片側の半分(図2における下側半分)を上流側に対して完全に閉じる位置(以下、第5の位置という。)と、端部がダクト31の図2における下側の周壁31eに最も近づく位置(以下、第6の位置という。)との間を移動できるようにダクト31内に取り付けられている。そして、第2エアミックスドア26は、その移動が第3アクチュエータ43によって制御される。
このような構成によって、第1エアミックスドア25は、エバポレータコア23を通過した空気を、ヒータコア24内を通過させたり、又はヒータコア24を迂回させたりして第1空気流路62に導く。そして、第1エアミックスドア25の位置によって、エバポレータコア23を通過した空気における、ヒータコア24内を通過する流量とヒータコア24を迂回する流量との割合が調節される。
例えば、第1エアミックスドア25がその回転中心よりも図2における下側に回転されると、エバポレータコア23を通過した空気における、ヒータコア24を迂回する量は増大し、ヒータコア24内を通過する量は減少する。そして、第1エアミックスドア25が第3の位置に移動してヒータコア24の空気吸入口24a(具体的には、図2における空気吸入口24aの上側半分)を完全に閉じると、エバポレータコア23を通過した空気は、全てヒータコア24を迂回して第1空気流路62に導かれる。
一方、第1エアミックスドア25がその回転中心よりも図2における上側に回転されると、エバポレータコア23を通過した空気における、ヒータコア24を迂回する量は減少し、ヒータコア24内を通過する量は増加する。そして、第1エアミックスドア25が第4の位置に移動すると、エバポレータコア23を通過した空気は、全てヒータコア24を通過しながら加温されて第1空気流路62に導かれる。
また、第2エアミックスドア26は、エバポレータコア23を通過した空気を、ヒータコア24内を通過させたり、又はヒータコア24を迂回させたりして第2空気流路63に導く。そして、第2エアミックスドア26の位置によって、エバポレータコア23を通過した空気における、ヒータコア24内を通過する流量とヒータコア24を迂回する流量との割合が調節される。
例えば、第2エアミックスドア26がその回転中心よりも図2における上側に回転されると、エバポレータコア23を通過した空気における、ヒータコア24を迂回する量は増大し、ヒータコア24内を通過する量は減少する。そして、第2エアミックスドア26が第5の位置に移動してヒータコア24の空気吸入口24a(具体的には、図2における空気吸入口24aの下側半分)を完全に閉じると、エバポレータコア23を通過した空気は、全てヒータコア24を迂回して第2空気流路63に導かれる。
一方、第2エアミックスドア26がその回転中心よりも図2における下側に回転されると、エバポレータコア23を通過した空気における、ヒータコア24を迂回する量は減少し、ヒータコア24内を通過する量は増加する。そして、第2エアミックスドア26が第6の位置に移動すると、エバポレータコア23を通過した空気は、全てヒータコア24を通過しながら加温されて第2空気流路63に導かれる。
以上のように第1及び第2エアミックスドア25,26の開度が適宜調節されることによって、ヒータコア24の下流側の各空気流路62,63では、ヒータコア24内を通過して加温された空気とヒータコア24を迂回した空気とが混合されて所定の温度に調節された空調風が生成される。そして、このように温度が調節された空調風は、各空気流路62,63を通ってダクト31の他端側に導かれる。
ダクト31の他端には、第1空気流路62の出口をなすように第1乃至第3吹き出し口31f,31g,31hが設けられており、第2空気流路63の出口をなすように第4乃至第6吹き出し口31i,31j,31kが設けられている。これによって、第1空気流路62を通る空調風は、そのまま第1空気流路62によって第1乃至第3吹き出し口31f,31g,31hに案内されて第1乃至第3吹き出し口31f,31g,31hから吹き出すようになる。また、第2空気流路63を通る空調風は、そのまま第2空気流路63によって第4乃至第6吹き出し口31i,31j,31kに案内されて第4乃至第6吹き出し口31i,31j,31kから吹き出すようになる。
第1乃至第3吹き出し口31f,31g,31hは、運転席側で空調したい運転席側空調ゾーン及び助手席側で空調したい助手席側空調ゾーンのいずれか一方に、エアコンユニット20において温度調節された空調風を供給するためのものであり、車室内で運転席側及び車室内の助手席側の何れか一方の部位に設けられている。また、第4乃至第6吹き出し口31i,31j,31kは、運転席側空調ゾーン及び助手席側空調ゾーンのいずれか他方にエアコンユニット20において温度調節された空調風を供給するためのものであり、車室内で運転席側及び車室内の助手席側の何れか他方の部位に設けられている。
以下では、第1乃至第3吹き出し口31f,31g,31hを、エアコンユニット20からの空調風を運転席側空調ゾーンに供給するためのものとして説明し、第4乃至第6吹き出し口31i,31j,31kを、エアコンユニット20からの空調風を助手席側空調ゾーンに供給するためのものとして説明する。
ここで、第1乃至第3吹き出し口31f,31g,31hは、例えば、運転席側においてフロントウインドガラスへ向けて開口されたデフロスタ吹き出し口(以下、運転席側デフロスタ吹き出し口という。)、運転席へ向けて開口されたベント吹き出し口(以下、運転席側ベント吹き出し口という。)、運転席に着座した運転者の足元へ向けて開口された足元吹き出し口(以下、運転席側足元吹き出し口という。)等である。また、第4乃至第6吹き出し口31i,31j,31kは、例えば、助手席側においてフロントウインドガラスへ向けて開口されたデフロスタ吹き出し口(以下、助手席側デフロスタ吹き出し口という。)、助手席へ向けて開口されたベント吹き出し口(以下、助手席側ベント吹き出し口という。)、助手席に着座した乗員の足元へ向けて開口された足元吹き出し口(以下、助手席側足元吹き出し口という。)等である。
以下では、第1吹き出し口31fを運転席側デフロスタ吹き出し口31fとし、第2吹き出し口31gを運転席側ベント吹き出し口31gとし、第3吹き出し口31hを運転席側足元吹き出し口31hとし、第4吹き出し口31iを助手席側デフロスタ吹き出し口31iとし、第5吹き出し口31jを助手席側ベント吹き出し口31jとし、第6吹き出し口31kを助手席側足元吹き出し口31kとして説明する。
そして、これら吹き出し口31f〜31kを開閉できるように、第1乃至及び第4吹出口モード切替ドア27,28,29,30がダクト31内に配置されている。ここで、第1吹出口モード切替ドア27は、運転席側デフロスタ吹き出し口31fを完全に閉じる位置と運転席側デフロスタ吹き出し口31fを完全に開く位置との間を移動できるようにダクト31内に回転自在に取り付けられており、第4アクチュエータ44によってその移動が制御される。また、第2吹出口モード切替ドア28は、運転席側ベント吹き出し口31gを完全に閉じて運転席側足元吹き出し口31hを完全に開く位置と、運転席側足元吹き出し口31hを完全に閉じて運転席側ベント吹き出し口31gを完全に開く位置との間を移動できるようにダクト31内に回転自在に取り付けられており、第5アクチュエータ45によってその移動が制御される。
また、第3吹出口モード切替ドア29は、助手席側デフロスタ吹き出し口31iを完全に閉じる位置と助手席側デフロスタ吹き出し口31iを完全に開く位置との間を移動できるようにダクト31内に回転自在に取り付けられており、第6アクチュエータ46によってその移動が制御される。また、第4吹出口モード切替ドア30は、助手席側ベント吹き出し口31jを完全に閉じて助手席側足元吹き出し口31kを完全に開く位置と助手席側足元吹き出し口31kを完全に閉じて助手席側ベント吹き出し口31jを完全に開く位置との間を移動できるようにダクト31内に回転自在に取り付けられており、第7アクチュエータ47によってその移動が制御される。
また、図1に戻り、空調環境センサ類2は、車両用空調装置1が空調制御を行うために必要となる各種の情報を取得するための複数のセンサを含んでおり、例えば、エバポレータ温度センサ3、内気温度センサ4、外気温度センサ5、湿度センサ6、日射センサ7、エンジン水温センサ8、冷媒圧センサ9、及び車速センサ10を含んでいる。
ここで、エバポレータ温度センサ3は、エバポレータコア23の温度を検出し、その検出値を制御装置200に出力する。また、内気温度センサ4は、車室内の温度を検出し、その検出値を制御装置200に出力する。また、外気温度センサ5は、車室外の温度を検出し、その検出値を制御装置200に出力する。また、湿度センサ6は、車室内の湿度を検出し、その検出値を制御装置200に出力する。また、日射センサ7は、車室内に侵入する日射量を検出し、その検出値を制御装置200に出力する。また、エンジン水温センサ8は、内燃機関54の冷却水温度を検出し、その検出値を制御装置200に出力する。また、冷媒圧センサ9は、エバポレータコア23内の冷媒ガスの圧力を検出し、その検出値を制御装置200に出力する。また、車速センサ10は、自車速を検出し、その検出値を制御装置200に出力する。
また、空調操作パネル100は、車両用空調装置1の動作状態について各種情報を表示したり、車両用空調装置1の動作を乗員が操作できるようにしたりするためのものである。
図3には、空調操作パネル100の構成例を示す。図3に示すように、空調操作パネル100には、左右に延びる長方形状のパネル部101に、空気導入モード切替スイッチ(又は吸込口モード切替スイッチ)102、吹出口モード切替スイッチ103、ブロワ風量調節スイッチ(又は風量操作スイッチ)104、運転席側調節用ダイヤル105、助手席側調節用ダイヤル106、DUALスイッチ107、デフスイッチ108、A/Cスイッチ109、AUTOスイッチ110、オフスイッチ111、動作状態表示部120、並びに第1及び第2ダイヤル機能表示部121,122が設けられている。
ここで、空気導入モード切替スイッチ102、吹出口モード切替スイッチ103、ブロワ風量調節スイッチ104、DUALスイッチ107、デフスイッチ108、A/Cスイッチ109、AUTOスイッチ110、及びオフスイッチ111は、空調操作パネル100に凹凸なく設けられた、乗員によって押圧操作されるプッシュ式スイッチである。また、運転席側調節用ダイヤル105及び助手席側調節用ダイヤル106は、空調操作パネル100に回転自在に設けた円柱部材であり、乗員によって回転操作される操作部である。
空気導入モード切替スイッチ102は、車室内の空気を導入、すなわち、空気を循環させて空調を行うモード(以下、内気導入モードという。)、又は車室外の外気を導入して空調を行うモード(以下、外気導入モードという。)の空気導入モードを乗員が選択できるようにするためのスイッチである。空気導入モード切替スイッチ102は、例えば、乗員が押圧操作することによって内気導入モードの選択を可能にする内気導入モード選択スイッチ102aと、乗員が押圧操作することによって外気導入モードの選択を可能にする外気導入モード選択スイッチ102bとから構成される。そして、空気導入モード切替スイッチ102は、内気導入モード選択スイッチ102aに設けられて内気導入モードの選択状態を表示するLED102cと、外気導入モード選択スイッチ102bに設けられて外気導入モードの選択状態を表示するLED102dとを有している。これによって、内気導入モード選択スイッチ102aが押圧操作されて内気導入モードが選択されているときには、内気導入モードの選択状態を表示するLED102cが点灯し、外気導入モード選択スイッチ102bが押圧操作されて外気導入モードが選択されているときには、外気導入モードの選択状態を表示するLED102dが点灯する。
吹出口モード切替スイッチ103は、乗員が吹出口モードを切り替えることができるようにするためのスイッチである。吹出口モードとしては、例えば、ベントモード(又はFACEモード)、フットモード、B/L(バイレベル)モード、及びF/D(フット/デフ)モード等がある。ここで、ベントモードは、ベント吹き出し口31g,31jから空調風を吹き出させるモードである。また、フットモードは、足元吹き出し口31h,31kから空調風を吹き出させるモードである。また、B/Lモードは、ベント吹き出し口31g,31j及び足元吹き出し口31h,31kから空調風を吹き出させるモードである。また、F/Dモードは、足元吹き出し口31h,31k及びデフロスタ吹き出し口31f,31iから空調風を吹き出させるモードである。
ブロワ風量調節スイッチ104は、乗員が各吹き出し口31f〜31kからの空調風の吹き出し量、すなわちブロワ風量を調節できるようにするためスイッチである。このブロワ風量調節スイッチ104は、例えば、吹き出し量を増加させるためのアップスイッチ104aと、吹き出し量を減少させるためのダウンスイッチ104bとからなる。
運転席側調節用ダイヤル105は、パネル部101において右側、すなわち運転席側に配置されており、乗員が運転席側空調ゾーンの設定温度を設定するために用いられる。また、助手席側調節用ダイヤル106は、パネル部101において左側、すなわち助手席側に配置されている。そして、助手席側調節用ダイヤル106は、運転席側調節用ダイヤル105と同様の機能として、乗員が助手席側空調ゾーンの設定温度を設定するものためのものとしての機能、すなわち、温度設定機能を有するが、この温度設定機能の他に、吹出口モードを乗員が選択できる機能(以下、吹出口モード選択機能という。)、ブロワ風量を乗員が調節できる機能(以下、風量調節機能という。)、内気導入モード又は外気導入モードを乗員が選択できる機能(以下、空気導入モード選択機能という。)を有する。そして、これらの温度設定機能、吹出口モード選択機能、風量調節機能、及び空気導入モード選択機能の何れか一つの機能が、後述のダイヤル割当判定処理によって助手席側調節用ダイヤル106に割り当てられる。
DUALスイッチ107は、運転席側空調ゾーンの温度調節と助手席側空調ゾーンの温度調節とを互いに独立させて行うデュアルモード(以下、Dモードという。)と、助手席側空調ゾーンの温度調節を運転席側空調ゾーンの温度調節に連動させて行うシングルモード(以下、Sモードという。)と、を乗員が選択できるようにするスイッチである。
また、このDUALスイッチ107は、選択状態を表示するLED107aを有しており、DUALスイッチ107が押圧操作されてDモードが選択されているときには、LED107aが点灯し、DUALスイッチ107がさらに押圧操作されてSモードが選択されているときには、LED107aが消灯する。
デフスイッチ108は、乗員がフロントウインドウやリヤウインドウの防曇の能力を上げるか否かを選択できるようにするスイッチ、すなわち、フロントデフロスタモードやリヤデフロスタモードを選択可能にするスイッチである。ここで、フロントデフロスタモードは、デフロスタ吹き出し口31f,31iから空調風を吹き出させるモードであり、リヤデフロスタモードは、リヤウインドウの表面全体に設置された熱線によってリヤウインドウに熱を加えるモードである。そして、デフスイッチ108は、例えば、乗員が押圧操作することによってフロントデフロスタモードの選択を可能にするフロントデフロスタスイッチ108aと、乗員が押圧操作することによってリヤデフロスタモードの選択を可能にするリヤデフロスタスイッチ108bとから構成される。また、デフスイッチ108は、フロントデフロスタスイッチ108aに設けられてフロントデフロスタモードの選択状態を表示するLED108cと、リヤデフロスタスイッチ108bに設けられてリヤデフロスタモードの選択状態を表示するLED108dとを有している。これによって、フロントデフロスタスイッチ108aが押圧操作されてフロントデフロスタモードが選択されているときには、フロントデフロスタモードの選択状態を表示するLED108cが点灯し、リヤデフロスタスイッチ108bが押圧操作されてリヤデフロスタスイッチモードが選択されているときには、リヤデフロスタスイッチモードの選択状態を表示するLED108dが点灯する。
A/Cスイッチ109は、乗員が前述の冷凍サイクルのオン及びオフ(すなわち、冷凍サイクルを構成するコンプレッサ等のオン及びオフ)を選択できるようにするスイッチである。このA/Cスイッチ109は、選択状態を表示するLED109aを有しており、A/Cスイッチ109がオンされているときには、LED109aは点灯し、A/Cスイッチ109がオフされているときには、LED109aは消灯する。
AUTOスイッチ110は、乗員が空調制御を自動空調制御モードにすることができるようにするためのスイッチである。
オフスイッチ111は、乗員が車両用空調装置1による空調制御を停止させることができるようにするためのスイッチである。
動作状態表示部120は、例えば、大型の液晶ディスプレイであり、車両用空調装置1の動作状態等について各種の情報を表示する。例えば、動作状態表示部120には、運転席側空調ゾーンの設定温度を数字で表示する設定温度表示部120a、助手席側空調ゾーンの設定温度を数字で表示する設定温度表示部120b、吹出口モードの選択状態を図形で表示する吹出口モード表示部120c、ブロワ風量の選択レベルを図形で表示する風量表示部120d、AUTOスイッチ110がオンされているか否かを示すAUTO選択状態表示部120e等が設けられている。
第1ダイヤル機能表示部121は、例えば、小型の液晶ディスプレイである。この第1ダイヤル機能表示部121は、運転席側調節用ダイヤル105の近く(例えば、図3において運転席側調節用ダイヤル105の上側直近)に配置され、運転席側調節用ダイヤル105に温度設定機能が割り当てられていることを表示するためのものである。例えば、図3に示すように、第1ダイヤル機能表示部121は、「TEMP」が表示されることで、運転席側調節用ダイヤル105に温度設定機能が割り当てられていることを表す。
また、第2ダイヤル機能表示部122は、例えば、小型の液晶ディスプレイである。この第2ダイヤル機能表示部122は、助手席側調節用ダイヤル106の近く(例えば、図3において助手席側調節用ダイヤル106の上側直近)に配置され、助手席側調節用ダイヤル106に割り当てられている温度設定機能、吹出口モード選択機能、風量調節機能、及び空気導入モード選択機能を表示するためのものである。例えば、図3に示すように、第2ダイヤル機能表示部122は、「TEMP」が表示されることで、助手席側調節用ダイヤル106に温度設定機能が割り当てられていることを表す。また、例えば、図4に示すように、第2ダイヤル機能表示部122は、「FAN」が表示されることで、助手席側調節用ダイヤル106に風量調節機能が割り当てられていることを表す。また、例えば、図5に示すように、第2ダイヤル機能表示部122は、「MODE」が表示されることで、助手席側調節用ダイヤル106に吹出口モード選択機能が割り当てられていることを表す。また、例えば、図6に示すように、第2ダイヤル機能表示部122は、「INTAKE」が表示されることで、助手席側調節用ダイヤル106に空気導入モード選択機能が割り当てられていることを表す。
また、図7には、空調操作パネル100において各種処理を行う制御部150の構成例を示す。図7に示すように、制御部150は、操作状態検出部151、並びに第1及び第2表示制御部152,153を有している。
ここで、操作状態検出部151は、空気導入モード切替スイッチ102、吹出口モード切替スイッチ103、ブロワ風量調節スイッチ104、運転席側調節用ダイヤル105、助手席側調節用ダイヤル106、DUALスイッチ107、デフスイッチ108、A/Cスイッチ109、AUTOスイッチ110、及びオフスイッチ111の操作状態に応じた指令を制御装置200に出力する。例えば、次のような指令を制御装置200に出力する。
操作状態検出部151は、空気導入モード切替スイッチ102による空気導入モードの選択状態に応じた空気導入モード指令値、すなわち、内気導入モード指令又は外気導入モード指令を制御装置200に出力する。
また、操作状態検出部151は、吹出口モード切替スイッチ103によるベントモード、フットモード、B/Lモード、又はF/Dモードの選択状態に応じた吹出口モード指令値、すなわち、ベントモード指令、フットモード指令、B/Lモード指令、又はF/Dモード指令を制御装置200に出力する。
また、操作状態検出部151は、ブロワ風量調節スイッチ104の操作状態に応じた風量指令値を制御装置200に出力する。
また、操作状態検出部151は、運転席側調節用ダイヤル105の回転操作量に応じたダイヤル指令値(以下、第1ダイヤル指令値という。)を制御装置200に出力する。また、操作状態検出部151は、助手席側調節用ダイヤル106の回転操作量に応じたダイヤル指令値(以下、第2ダイヤル指令値という。)を制御装置200に出力する。
また、操作状態検出部151は、DUALスイッチ107のオン及びオフの操作状態に応じたDモード指令値を制御装置200に出力する。
また、操作状態検出部151は、デフスイッチ108の選択状態に応じたデフロスタ指令値、すなわち、フロントデフロスタ指令又はリヤデフロスタ指令を制御装置200に出力する。
また、操作状態検出部151は、A/Cスイッチ109のオン及びオフの操作状態に応じたA/C指令値を制御装置200に出力する。
また、操作状態検出部151は、AUTOスイッチ110のオン及びオフの操作状態に応じた自動空調指令値を制御装置200に出力する。
また、操作状態検出部151は、オフスイッチ111のオン及びオフの操作状態に応じたオフ指令値を制御装置200に出力する。
第1表示制御部152は、操作状態検出部151が検出した吹出口モード切替スイッチ103等の操作状態に応じて、動作状態表示部120の設定温度表示部120a,120b、吹出口モード表示部120c、風量表示部120d、AUTO選択状態表示部120e等の表示状態を制御する。
第2表示制御部153は、第1及び第2ダイヤル機能表示部121,122の表示状態を制御する。例えば、前述のように、第1ダイヤル機能表示部121には「TEMP」だけが表示されるため、第2表示制御部153は、車両用空調装置1のオン及びオフに応じて「TEMP」の表示をオン及びオフする。また、第2表示制御部153は、助手席側調節用ダイヤル106に温度設定機能、吹出口モード選択機能、風量調節機能、及び空気導入モード選択機能が割り当てられることに応じて、第2ダイヤル機能表示部122に「TEMP」、「MODE」、「FAN」、又は「INTAKE」を表示させる。
制御装置200は、例えば、マイクロコンピュータ及びその周辺回路を備えるECU(Electronic Control Unit)において構成されている。そのために、例えば、制御装置200は、CPU、ROM、RAM等によって構成されている。ROMには、1又は2以上のプログラムが格納されている。CPUは、ROMに格納されている1又は2以上のプログラムに従って空調制御のための各種処理を実行する。
例えば、制御装置200は、空調環境センサ類2からの検出値、及び空調操作パネル100の操作状態検出部151からの各種指令値を基に、様々な空調制御を行う。
図8には、空調制御を実現する制御装置200の構成例を示す。図8に示すように、制御装置200は、空気導入モード切替制御部201、吹出口モード切替制御部(又は、モード制御部)202、リヤデフロスタ制御部203、ブロワ風量切替制御部204、室内温度制御部205、冷房制御部206、自動空調制御部207、空調停止部208、D/Sモード選択実行部209、及びダイヤル機能割当部210を有している。
ここで、空気導入モード切替制御部201は、空調操作パネル100からの内気導入モード指令が入力されると、内気導入モードを実行する。内気導入モードの実行によって、例えば、空気導入モード切替制御部201は、第1アクチュエータ41の駆動を制御することで外気導入口31aを完全に閉じる第1の位置に導入空気切替ドア21を移動させて内気導入口31bを完全に開く。これによって、内気がダクト31内に導入される。
また、空気導入モード切替制御部201は、空調操作パネル100から外気導入モード指令が入力されると、外気導入モードを実行する。外気導入モードの実行によって、例えば、空気導入モード切替制御部201は、第1アクチュエータ41の駆動を制御することで内気導入口31bを完全に閉じる第2の位置に導入空気切替ドア21を移動させて外気導入口31aを完全に開く。これによって、外気がダクト31内に導入される。
そして、空気導入モード切替制御部201は、ダイヤル機能割当部210が、後述のように助手席側調節用ダイヤル106に空気導入モード選択機能を割り当てることを決定すると、空調操作パネル100からの第2ダイヤル指令値を基に空気導入モードを切り替える。
図9には、助手席側調節用ダイヤル106に空気導入モード選択機能が割り当てられた際の第2ダイヤル指令値、すなわち助手席側調節用ダイヤル106の回転操作量と、空気導入モードとの対応関係の一例を示す。図9に示すように、助手席側調節用ダイヤル106が増大方向に回転操作されると(例えば、時計方向に回転操作されると)、それに応じて、空気導入モードが、内気導入モード、一部内気混入モード、外気導入モードの順番で切り替わる。ここで、一部内気混入モードとは、例えば、内気と外気とを予め設定された割合で混合しつつダクト31内に導入することをいう。
空気導入モード切替制御部201は、このような対応関係を示すデータをテーブル等として保持しており、テーブル等を参照して第2ダイヤル指令値に対応する空気導入モードを特定し、特定した空気導入モードとなるように、第1アクチュエータ41の駆動を制御することによって導入空気切替ドア21の位置を制御する。例えば、空気導入モード切替制御部201は、一部内気混入モードでは、第1アクチュエータ41の駆動を制御することによって、内気と外気とが予め設定されている割合となる外気導入口31aと内気導入口31bとの間における位置に導入空気切替ドア21を移動させる。
また、吹出口モード切替制御部202は、空調操作パネル100からのベントモード指令が入力されると、ベントモードを実行する。ベントモードの実行によって、例えば、吹出口モード切替制御部202は、第5アクチュエータ45の駆動を制御することで運転席側ベント吹き出し口31gを完全に開く位置に第2吹出口モード切替ドア28を移動させ、さらに、第7アクチュエータ47の駆動を制御することで助手席側ベント吹き出し口31jを完全に開く位置に第4吹出口モード切替ドア30を移動させる。これによって、運転席側ベント吹き出し口31gや助手席側ベント吹き出し口31jから空調風が吹き出す。
また、吹出口モード切替制御部202は、空調操作パネル100からのフットモード指令が入力されると、フットモードを実行する。フットモードの実行によって、例えば、吹出口モード切替制御部202は、第5アクチュエータ45の駆動を制御することで運転席側足元吹き出し口31hを完全に開く位置に第2吹出口モード切替ドア28を移動させ、さらに、第7アクチュエータ47の駆動を制御することで助手席側足元吹き出し口31kを完全に開く位置に第4吹出口モード切替ドア30を移動させる。これによって、空調風が、運転席側足元吹き出し口31hや助手席側足元吹き出し口31kから吹き出す。
また、吹出口モード切替制御部202は、空調操作パネル100からのB/Lモード指令が入力されると、B/Lモードを実行する。B/Lモードの実行によって、例えば、吹出口モード切替制御部202は、第5アクチュエータ45の駆動を制御することで運転席側ベント吹き出し口31gと運転席側足元吹き出し口31hとの間に第2吹出口モード切替ドア28を移動させて、運転席側ベント吹き出し口31g及び運転席側足元吹き出し口31hの両方から空調風を吹き出させる。このとき、さらに、吹出口モード切替制御部202は、第7アクチュエータ47の駆動を制御することで助手席側ベント吹き出し口31jと助手席側足元吹き出し口31kとの間に第4吹出口モード切替ドア30を移動させて、助手席側ベント吹き出し口31j及び助手席側足元吹き出し口31kの両方から空調風を吹き出させる。
また、吹出口モード切替制御部202は、空調操作パネル100からのF/Dモード指令が入力されると、F/Dモードを実行する。F/Dモードの実行によって、例えば、吹出口モード切替制御部202は、第4アクチュエータ44の駆動を制御することによって運転席側デフロスタ吹き出し口31fを完全に開く位置に第1吹出口モード切替ドア27を移動させ、さらに、第5アクチュエータ45の駆動を制御することで運転席側足元吹き出し口31hを完全に開く位置に第2吹出口モード切替ドア28を移動させる。これと同時に、吹出口モード切替制御部202は、第6アクチュエータ46の駆動を制御することで助手席側デフロスタ吹き出し口31iを完全に開く位置に第3吹出口モード切替ドア29を移動させ、さらに、第7アクチュエータ47の駆動を制御することで助手席側足元吹き出し口31kを完全に開く位置に第4吹出口モード切替ドア30を移動させる。これによって、空調風が、運転席側デフロスタ吹き出し口31f、運転席側足元吹き出し口31h、助手席側デフロスタ吹き出し口31i、及び助手席側足元吹き出し口31kから吹き出す。
また、吹出口モード切替制御部202は、空調操作パネル100からのフロントデフロスタ指令が入力されると、フロントデフロスタモードを実行する。フロントデフロスタモードの実行によって、例えば、吹出口モード切替制御部202は、第4アクチュエータ44の駆動を制御することで運転席側デフロスタ吹き出し口31fを完全に開く位置に第1吹出口モード切替ドア27を移動させる。このとき、さらに、吹出口モード切替制御部202は、第6アクチュエータ46の駆動を制御することで助手席側デフロスタ吹き出し口31iを完全に開く位置に第3吹出口モード切替ドア29を移動させる。これによって、空調風が、運転席側デフロスタ吹き出し口31f及び助手席側デフロスタ吹き出し口31iから吹き出す。
そして、吹出口モード切替制御部202は、ダイヤル機能割当部210が、後述のように助手席側調節用ダイヤル106に吹出口モード選択機能を割り当てることを決定すると、空調操作パネル100からの第2ダイヤル指令値を基に、吹出口モードを切り替える。
図10には、助手席側調節用ダイヤル106に吹出口モード選択機能が割り当てられた際の第2ダイヤル指令値、すなわち助手席側調節用ダイヤル106の回転操作量と、吹出口モードとの対応関係の一例を示す。図10に示すように、助手席側調節用ダイヤル106が増大方向に回転操作されると(例えば、時計方向に回転操作されると)、それに応じて、吹出口モードが、ベントモード、B/Lモード、フットモード、F/Dモードの順番で切り替わる。
例えば、吹出口モード切替制御部202は、このような対応関係を示すデータをテーブル等として保持しており、テーブル等を参照して第2ダイヤル指令値に対応する吹出口モードを特定し、特定した吹出口モードとなるように、第4乃至第7アクチュエータ44〜47の駆動を制御することによって第1乃至第4吹出口モード切替ドア27〜30の位置を制御する。
また、リヤデフロスタ制御部203は、空調操作パネル100からのリヤデフロスタ指令が入力されると、リヤウインドウの表面全体に設置された熱線に電流を流すことでリヤデフロスタモードを実行する。
また、ブロワ風量切替制御部204は、空調操作パネル100からの風量指令値が入力されると、ブロワファンモータ48の駆動を制御することによって、風量指令値に対応する目標風量となるようにブロワファン22の回転数を制御する。これによって、吹き出し口31f〜31kからの空調風の風量が調節される。
そして、ブロワ風量切替制御部204は、ダイヤル機能割当部210が、後述のように助手席側調節用ダイヤル106に風量調節機能を割り当てることを決定すると、空調操作パネル100からの第2ダイヤル指令値を基に、ブロワファンモータ48の回転を制御することでブロワファン22によるブロワ風量を切り替える。
図11には、助手席側調節用ダイヤル106に風量調節機能が割り当てられた際の第2ダイヤル指令値、すなわち助手席側調節用ダイヤル106の回転操作量と、ブロワ風量(「段数」が多くなるにつれて多くなる風量)との対応関係の一例を示す。図11に示すように、助手席側調節用ダイヤル106が増大方向に回転操作されると(例えば、時計方向に回転操作されると)、それに応じて、ブロワ風量が、オフ、1段、2段、3段、・・・、最大の順番で切り替わる。
例えば、ブロワ風量切替制御部204は、このような対応関係を示すデータをテーブル等として保持しており、テーブル等を参照して第2ダイヤル指令値に対応するブロワ風量を特定し、特定したブロワ風量となるように、ブロワファンモータ48の回転を制御する。
また、室内温度制御部205は、D/Sモード選択実行部209が後述のようにSモードの実行を決定した場合、空調操作パネル100からの第1ダイヤル指令値を基に、運転席側空調ゾーンの温度調節と助手席側空調ゾーンの温度調節とを連動させる。すなわち例えば、室内温度制御部205は、空調操作パネル100からの第1ダイヤル指令値を基に、第1エアミックスドア25の開度と第2エアミックスドア26の開度とを連動させて制御する。
ここで、Sモードの実行時の温度調節については、例えば、室内温度制御部205は、エンジン水温センサ8の検出値を基にヒータコア24の温度を推定するとともに、エバポレータ温度センサ3の検出値を基にエバポレータコア23の温度を検出して、これらの温度を基に、運転席側空調ゾーン及び助手席側空調ゾーンの温度が第1ダイヤル指令値が示す設定温度になるように第1及び第2エアミックスドア25,26の開度を制御する。
また、室内温度制御部205は、D/Sモード選択実行部209が後述のようにDモードの実行を決定した場合、空調操作パネル100からの第1及び第2ダイヤル指令値を基に、運転席側空調ゾーンの温度調節と助手席側空調ゾーンの温度調節とを独立させて行う。すなわち例えば、室内温度制御部205は、第1ダイヤル指令値を基に第1エアミックスドア25の開度を制御し、かつ第2ダイヤル指令値を基に第2エアミックスドア26の開度を制御する。
ここで、Dモードの実行時の温度調節については、例えば、室内温度制御部205は、エンジン水温センサ8の検出値を基にヒータコア24の温度を推定するとともに、エバポレータ温度センサ3の検出値を基にエバポレータコア23の温度を検出して、これらの温度を基に、運転席側空調ゾーンの温度が第1ダイヤル指令値が示す設定温度になるように第1エアミックスドア25の開度を制御し、かつ助手席側空調ゾーンの温度が第2ダイヤル指令値が示す設定温度になるように第2エアミックスドア26の開度を制御する。
そして、室内温度制御部205は、ダイヤル機能割当部210が後述のように助手席側調節用ダイヤル106に風量調節機能、空気導入モード選択機能、又は吹出口モード選択機能を割り当てることを決定すると、第1及び第2ダイヤル指令値のうち第1ダイヤル指令値だけを有効な値として扱い、Sモードの実行時と同様に、第1ダイヤル指令値を基に運転席側空調ゾーン及び助手席側空調ゾーンの温度調節を行う。
冷房制御部206は、A/Cスイッチ109がオンとなったことを示すA/C指令値が空調操作パネル100から入力されると、冷凍サイクルを駆動させることによってエバポレータコア23の温度を制御する。このとき、例えば、冷房制御部206は、エバポレータ温度センサ3の検出値を基に、エバポレータコア23の凍結を防止するべく冷凍サイクルの駆動を制御する。
また、自動空調制御部207は、AUTOスイッチ110がオンとなったことを示す自動空調指令値が空調操作パネル100から入力されると、空調環境センサ類2の検出値及び空調操作パネル100からの指令値を基に、空調風が車室内を快適にする目標温度及び目標風量とされ、適切な吹出口によって空調風が車室内に送り込まれるように、第1及び第2エアミックスドア25,26、第1〜第4吹出口モード切替ドア27〜30の開度、並びにブロワファン22の回転数(すなわち、空調風のブロワ風量)等を制御する。
また、空調停止部208は、オフスイッチ111がオンとなったことを示すオフ指令値が空調操作パネル100から入力されると、車両用空調装置1による空調制御を停止させる。
また、D/Sモード選択実行部209は、空調操作パネル100からのDモード指令値を基に、Dモード又はSモードを実行するD/Sモード選択実行処理を行う。例えば、D/Sモード選択実行処理では、D/Sモード選択実行部209は、Sモード実行中にDモード指令値がオンとなった(すなわち、DUALスイッチ107が押圧操作された)と判定すると、Dモードを実行する。また、D/Sモード選択実行部209は、例えば、Dモード実行中にDモード指令値がオンとなった(すなわち、DUALスイッチ107が押圧操作された)と判定すると、Sモードを実行する。
また、ダイヤル機能割当部210は、空調操作パネル100からのDモード指令値、風量指令値、吹出口モード指令値、及び空気導入モード指令値を基に、助手席側調節用ダイヤル106に風量調節機能、空気導入モード選択機能、又は吹出口モード選択機能を割り当てるダイヤル機能割当処理を行う。
例えば、ダイヤル機能割当処理では、ダイヤル機能割当部210は、Sモード実行中に、Dモード指令値がオンとなり(すなわち、DUALスイッチ107が押圧操作され)、同時に、風量指令値が変化した(例えば、ブロワ風量調節スイッチ104のアップスイッチ104a又はダウンスイッチ104bが押圧操作された)と判定すると、助手席側調節用ダイヤル106に風量調節機能を割り当てる。
また、ダイヤル機能割当部210は、例えば、Sモード実行中に、Dモード指令値がオンとなり(すなわち、DUALスイッチ107が押圧操作され)、同時に、吹出口モード指令値が変化した(すなわち、吹出口モード切替スイッチ103が押圧操作された)と判定すると、助手席側調節用ダイヤル106に吹出口モード選択機能を割り当てる。
また、ダイヤル機能割当部210は、例えば、Sモード実行中に、Dモード指令値がオンとなり(すなわち、DUALスイッチ107が押圧操作され)、同時に、空気導入モード指令値が変化した(すなわち、空気導入モード切替スイッチ102の外気導入モード選択スイッチ102a又は外気導入モード選択スイッチ102bが押圧操作された)と判定すると、助手席側調節用ダイヤル106に空気導入モード選択機能を割り当てる。
さらに、例えば、制御装置200は、ダイヤル機能割当部210が助手席側調節用ダイヤル106に割り当てている機能の内容を示すダイヤル機能選択指令を空調操作パネル100に出力しており、空調操作パネル100の第2表示制御部153は、このダイヤル機能選択指令を基に、第2ダイヤル機能表示部122に「TEMP」、「MODE」、「FAN」、及び「INTAKE」を表示する。すなわち、第2表示制御部153は、ダイヤル機能選択指令が助手席側調節用ダイヤル106に温度設定機能が割り当てられていることを示すときには、第2ダイヤル機能表示部122に「TEMP」を表示する。また、第2表示制御部153は、ダイヤル機能選択指令が助手席側調節用ダイヤル106に吹出口モード選択機能が割り当てられていることを示すときには、第2ダイヤル機能表示部122に「MODE」を表示する。また、第2表示制御部153は、ダイヤル機能選択指令が助手席側調節用ダイヤル106に風量調節機能が割り当てられていることを示すときには、第2ダイヤル機能表示部122に「FAN」を表示する。また、第2表示制御部153は、ダイヤル機能選択指令が助手席側調節用ダイヤル106に空気導入モード選択機能が割り当てられていることを示すときには、第2ダイヤル機能表示部122に「INTAKE」を表示する。
次に、D/Sモード選択実行部209が行うD/Sモード選択実行処理の処理手順について説明する。図12には、D/Sモード選択実行処理の処理手順の一例のフローチャートを示す。
図12に示すように、先ずステップS1では、D/Sモード選択実行部209は、Dモードが実行中であるか否かを判定する。そして、D/Sモード選択実行部209は、Dモードが実行中であると判定すると、ステップS4に進み、一方、Sモードが実行中であると判定すると、ステップS2に進む。
ステップS2では、D/Sモード選択実行部209は、Dモード指令値を基に、DUALスイッチ107がオンされたか否かを判定する。そして、D/Sモード選択実行部209は、DUALスイッチ107がオンされたと判定すると、ステップS3に進み、一方、DUALスイッチ107がオンされていないと判定すると、すなわち、DUALスイッチ107が押圧操作されていない場合、D/Sモード選択実行処理を終了する。
ステップS3では、D/Sモード選択実行部209は、Dモードを実行する。このとき、例えば、D/Sモード選択実行部209は、Sモードの実行中を示すフラグを0にする。そして、D/Sモード選択実行部209は、D/Sモード選択実行処理を終了する。
また、ステップS4では、D/Sモード選択実行部209は、Dモード指令値を基に、DUALスイッチ107がオンされたか否かを判定する。そして、D/Sモード選択実行部209は、DUALスイッチ107がオンされたと判定すると、ステップS5に進み、一方、DUALスイッチ107がオンされていないと判定すると、すなわち、DUALスイッチ107が押圧操作されていない場合、D/Sモード選択実行処理を終了する。
ステップS5では、D/Sモード選択実行部209は、Sモードを実行する。このとき、例えば、D/Sモード選択実行部209は、Sモードの実行中を示すフラグを1にする。そして、D/Sモード選択実行部209は、D/Sモード選択実行処理を終了する。
次に、ダイヤル機能割当部210が行うダイヤル機能割当処理の処理手順について説明する。図13には、ダイヤル機能割当処理の処理手順の一例のフローチャートを示す。
図13に示すように、先ずステップS21では、ダイヤル機能割当部210は、Sモードが実行中であるか否かを判定する。そして、ダイヤル機能割当部210は、Sモードが実行中であると判定すると、例えば、Sモードの実行中を示すフラグが1の場合、ステップS22に進み、一方、Dモードが実行中であると判定すると、例えば、Sモードの実行中を示すフラグが0の場合、ダイヤル機能割当処理を終了する。
ステップS22では、ダイヤル機能割当部210は、Dモード指令値及び風量指令値を基に、DUALスイッチ107がオンされ、かつブロワ風量調節スイッチ104がオンされたか否かを判定する。すなわち、ダイヤル機能割当部210は、DUALスイッチ107とブロワ風量調節スイッチ104とが乗員によって同時に押圧操作されたか否かを判定する。そして、ダイヤル機能割当部210は、DUALスイッチ107がオンされ、かつブロワ風量調節スイッチ104がオンされたと判定すると、ステップS25に進み、一方、そうでないと判定すると、ステップS23に進む。
ステップS23では、ダイヤル機能割当部210は、Dモード指令値及び吹出口モード指令値を基に、DUALスイッチ107がオンされ、かつ吹出口モード切替スイッチ103がオンされたか否かを判定する。すなわち、ダイヤル機能割当部210は、DUALスイッチ107と吹出口モード切替スイッチ103とが乗員によって同時に押圧操作されたか否かを判定する。そして、ダイヤル機能割当部210は、DUALスイッチ107がオンされ、かつ吹出口モード切替スイッチ103がオンされたと判定すると、ステップS26に進み、一方、そうでないと判定すると、ステップS24に進む。
ステップS24では、ダイヤル機能割当部210は、Dモード指令値及び空気導入モード指令値を基に、DUALスイッチ107がオンされ、かつ空気導入モード切替スイッチ102がオンされたか否かを判定する。すなわち、ダイヤル機能割当部210は、DUALスイッチ107と空気導入モード切替スイッチ102とが乗員によって同時に押圧操作されたか否かを判定する。そして、ダイヤル機能割当部210は、DUALスイッチ107がオンされ、かつ空気導入モード切替スイッチ102がオンされたと判定すると、ステップS27に進み、一方、そうでないと判定すると、ダイヤル機能割当処理を終了する。
ステップS25では、ダイヤル機能割当部210は、助手席側調節用ダイヤル106に風量調節機能を割り当てて、ダイヤル機能割当処理を終了する。
また、ステップS26では、ダイヤル機能割当部210は、助手席側調節用ダイヤル106に吹出口モード選択機能を割り当てて、ダイヤル機能割当処理を終了する。
また、ステップS27では、ダイヤル機能割当部210は、助手席側調節用ダイヤル106に空気導入モード選択機能を割り当てて、ダイヤル機能割当処理を終了する。
(動作、作用等)
次に、車両用空調装置1における動作、及びその作用等の一例について説明する。
車両用空調装置1において、D/Sモード選択実行部209は、Sモードの実行中にDUALスイッチ107がオンされると、Dモードを実行する(ステップS1〜ステップS3の処理)。Dモードの実行によって、車両用空調装置1は、運転席側調節用ダイヤル105の回転操作量に応じて運転席側空調ゾーンの温度を調節し、助手席側調節用ダイヤル106の回転操作量に応じて助手席側空調ゾーンの温度を調節する。このとき、空調操作パネル100の第1及び第2ダイヤル機能表示部121,122には、それぞれ「TEMP」が表示される。
一方、D/Sモード選択実行部209は、このようなDモードの実行中にDUALスイッチ107がオンされると、Sモードを実行する(ステップS1、ステップS4、ステップS5の処理)。Sモードの実行によって、車両用空調装置1は、運転席側調節用ダイヤル105の回転操作量に応じて運転席側空調ゾーンの温度及び助手席側空調ゾーンの温度を連動させて調節する。このとき、空調操作パネル100の第1及び第2ダイヤル機能表示部121,122には、それぞれ「TEMP」が表示されたままとなる。
そして、車両用空調装置1において、ダイヤル機能割当部210は、このようなSモードの実行中にDUALスイッチ107とブロワ風量調節スイッチ104とが同時にオンされると、助手席側調節用ダイヤル106に風量調節機能を割り当てる(ステップS21、ステップS22、ステップS25の処理)。このとき、空調操作パネル100の第2ダイヤル機能表示部122には、「FAN」が表示される。そして、助手席側調節用ダイヤル106に風量調節機能が割り当てられることによって、ブロワ風量切替制御部204は、助手席側調節用ダイヤル106の回転操作量に応じてブロワ風量を切り替える(図11に応じた処理)。
また、ダイヤル機能割当部210は、Sモードの実行中にDUALスイッチ107と吹出口モード切替スイッチ103とが同時にオンされると、助手席側調節用ダイヤル106に吹出口モード選択機能を割り当てる(ステップS21〜ステップS23、ステップS26の処理)。このとき、空調操作パネル100の第2ダイヤル機能表示部122には、「MODE」が表示される。そして、助手席側調節用ダイヤル106に吹出口モード選択機能を割り当てることによって、吹出口モード切替制御部202は、助手席側調節用ダイヤル106の回転操作量に応じて吹出口モードを切り替える(図10に応じた処理)。
また、ダイヤル機能割当部210は、Sモードの実行中にDUALスイッチ107と空気導入モード切替スイッチ102とが同時にオンされると、助手席側調節用ダイヤル106に空気導入モード選択機能を割り当てる(ステップS21〜ステップS24、ステップS27)。このとき、空調操作パネル100の第2ダイヤル機能表示部122には、「INTAKE」が表示される。そして、助手席側調節用ダイヤル106に空気導入モード選択機能を割り当てることによって、空気導入モード切替制御部201は、助手席側調節用ダイヤル106の回転操作量に応じて空気導入モードを切り替える(図9に応じた処理)。
以上のように、車両用空調装置1では、DUALスイッチ107によってSモードが選択された状態で運転席側調節用ダイヤル105に運転席側空調ゾーン及び助手席側空調ゾーンへ吹き出される空調風の温度を調節させる機能を割り当てて調節可能とするとともに、助手席側調節用ダイヤル106に空調風の温度以外の当該空調風の特性の調節機能、例えば、ブロワ風量の調節、吹出口モードの選択、又は空気導入モードの選択の機能を割り当てて調節又は選択可能としている。
これによって、本来Sモードでは、運転席側調節用ダイヤル105によって運転席側空調ゾーン及び助手席側空調ゾーンの温度を設定するので、助手席側調節用ダイヤル106が機能することはなかったが、車両用空調装置1は、Sモードにおいて、助手席側調節用ダイヤル106によって空調風の温度以外の空調風の特性を調節できる。従って、助手席側調節用ダイヤル106の操作量に応じて空調風の特性を調節するので、助手席側調節用ダイヤル106を遊ばせることなく有効利用できる。また、空調操作パネル100に凹凸なく設けられているプッシュ式スイッチの場合、乗員が誤った場所を操作してしまい乗員が意図しない操作をしてしまう可能性が高いが、空調操作パネル100に回転自在に設けた円柱部材である助手席側調節用ダイヤル106の場合、乗員が当該円柱部材を保持して操作するために、乗員が誤った場所を操作して意図しない操作をしてしまう可能性が低く、空調風の特性の調節のための操作の操作性が向上する。
また、車両用空調装置1は、助手席側調節用ダイヤル106に割り当てた温度設定機能、吹出口モード選択機能、風量調節機能、及び空気導入モード選択機能に応じた「TEMP」、「MODE」、「FAN」、「INTAKE」を第2ダイヤル機能表示部122に表示することで、助手席側調節用ダイヤル106によって調節している空調風の特性を乗員に知らせることができる。
なお、前述の実施形態の説明では、エアコンユニット20は、例えば、空調ユニットを構成する。また、空調環境センサ類2は、例えば、空調環境検出部を構成する。また、DUALスイッチ107は、例えば、モード選択スイッチを構成する。また、運転席側調節用ダイヤル105及び助手席側調節用ダイヤル106は、例えば、調節ダイヤルを構成する。また、空気導入モード切替制御部201、吹出口モード切替制御部202、ブロワ風量切替制御部204、室内温度制御部205、及びダイヤル機能割当部210は、制御部を構成する。
(本実施形態の変形例等)
また、前述の実施形態では、車室内における運転席側で空調したい領域が、運転席側空調ゾーン及び助手席側空調ゾーンである場合を説明した。しかし、本実施形態はこれに限定されない。この場合、例えば、車室内における運転席側で空調したい領域が、運転席及び助手席の各領域に加えて、後部座席の左右それぞれの領域であっても良い。この場合、これらの領域に対応して、空調操作パネル100は、4つの調節ダイヤルを備えるようになる。そして、この場合には、車両用空調装置1は、Sモードの実行時には、運転席側調節用ダイヤル105以外の3つの調節ダイヤルに、吹出口モード選択機能、風量調節機能、及び空気導入モード選択機能をそれぞれ割り当てるようにしても良い。
また、本実施形態では、助手席側調節用ダイヤル106に吹出口モード選択機能、風量調節機能、又は空気導入モード選択機能が割り当てられている場合でも、これら機能に対応する吹出口モード切替スイッチ103、ブロワ風量調節スイッチ104、又は空気導入モード切替スイッチ102に対する操作を有効なものとして維持しても良い。
また、本実施形態では、助手席側調節用ダイヤル106の回転操作量と空気導入モードとの対応関係は、図9に示す例に限定されない。この場合、例えば、助手席側調節用ダイヤル106の回転操作量と空気導入モードとの対応関係は、図14乃至図17に示すようなものでも良い。
すなわち、図14に示すように、助手席側調節用ダイヤル106が増大方向に回転操作されると、それに応じて、空気導入モードが、内気導入モード、一部内気混入モード、外気導入モード、一部内気混入モードの順番で切り替わり、さらにその切り替えが繰り返されても良い。
また、図15に示すように、助手席側調節用ダイヤル106が増大方向に回転操作されると、それに応じて、空気導入モードが、内気導入モード、一部内気混入モード(90%)、一部内気混入モード(80%)、・・・、一部内気混入モード(20%)、一部内気混入モード(10%)、外気導入モードの順番で切り替わっても良い。ここで、一部内気混入モード(90%)は、内気が90%、外気が10%の割合で混合されていることを示す。また、一部内気混入モード(80%)は、内気が80%、外気が20%の割合で混合されていることを示す。また、一部内気混入モード(20%)は、内気が20%、外気が80%の割合で混合されていることを示す。また、一部内気混入モード(10%)は、内気が10%、外気が90%の割合で混合されていることを示す。すなわち、図15に示す例では、助手席側調節用ダイヤル106の回転操作に応じて、空気導入モードが、内気と外気との混合割合を連続的に変化させたものとなり、最終的に外気導入モードとなる。
また、図16に示すように、助手席側調節用ダイヤル106が増大方向に回転操作されると、それに応じて、空気導入モードが、オートモード、内気導入モード、一部内気混入モード、外気導入モードの順番で切り替わっても良い。ここで、オートモードとは、内気導入モード及び外気導入モードの何れかを自動的に選択するモードである。このとき、例えば、空調環境センサ類2の検出値を基に自動的にモードが選択される。
また、図17に示すように、助手席側調節用ダイヤル106が増大方向に回転操作されると、それに応じて、空気導入モードが、オートモード、内気導入モード、一部内気混入モード(90%)、一部内気混入モード(80%)、・・・、一部内気混入モード(20%)、一部内気混入モード(10%)、外気導入モードの順番で切り替わっても良い。
また、本実施形態の変形例では、助手席側調節用ダイヤル106の回転操作量と空気導入モードとの対応関係、すなわち、助手席側調節用ダイヤル106の回転操作に応じた空気導入モードの遷移は、使用者の好みで設定する、いわゆるカスタマイズができるようになっていても良い。この場合、例えば、前述の空気導入モード以外の空気導入モードを採り入れてカスタマイズができるようになっていても良い。
さらに、本実施形態の変形例では、空気導入モードがオートモードになっている場合に、動作状態表示部120や第2ダイヤル機能表示部122に、その内容、例えば、「空気導入 AUTO」を表示させても良い。これによって、乗員は、動作状態表示部120や第2ダイヤル機能表示部122への表示から、空気導入モードがオートモードになっていることを知ることができる。
また、本実施形態の変形例では、空気導入モードが一部内気混入モードになっている場合に、動作状態表示部120や第2ダイヤル機能表示部122に、その混合割合を表示させても良い。
また、本実施形態では、助手席側調節用ダイヤル106の回転操作量と吹出口モードとの対応関係は、図10に示す例に限定されない。この場合、例えば、本実施形態の変形例では、助手席側調節用ダイヤル106の回転操作量と吹出口モードとの対応関係は、図18乃至図22に示すようなものでも良い。
すなわち、図18に示すように、助手席側調節用ダイヤル106が増大方向に回転操作されると、それに応じて、吹出口モードが、ベントモード、B/Lモード、フットモード、F/Dモード、デフの順番で切り替わっても良い。
また、図19に示すように、助手席側調節用ダイヤル106が増大方向に回転操作されると、それに応じて、吹出口モードが、オートモード、ベントモード、B/Lモード、フットモード、F/Dモードの順番で切り替わっても良い。ここで、オートモードとは、吹出口モードを自動的に選択するモードである。このとき、例えば、空調環境センサ類2の検出値を基に自動的にモードが選択される。
また、図20に示すように、助手席側調節用ダイヤル106が増大方向に回転操作されると、それに応じて、吹出口モードが、オートモード、ベントモード、B/Lモード、フットモード、F/Dモード、デフの順番で切り替わっても良い。
また、図21に示すように、助手席側調節用ダイヤル106が増大方向に回転操作されると、それに応じて、吹出口モードが、ベントモード、B/Lモード、フットモード、F/Dモードの順番で切り替わり、さらにその切り替えが繰り返されても良い。
また、図22に示すように、助手席側調節用ダイヤル106が増大方向に回転操作されると、それに応じて、吹出口モードが、ベントモード、B/Lモード、フットモード、F/Dモード、デフの順番で切り替わり、さらにその切り替えが繰り返されても良い。
また、本実施形態の変形例では、助手席側調節用ダイヤル106の回転操作量と吹出口モードとの対応関係、すなわち、助手席側調節用ダイヤル106の回転操作に応じた吹出口モードの遷移は、カスタマイズができるようになっていても良い。この場合、例えば、前述の吹出口モード以外の吹出口モードを採り入れてカスタマイズができるようになっていても良い。
さらに、本実施形態の変形例では、吹出口モードがオートモードになっている場合に、動作状態表示部120や第2ダイヤル機能表示部122に、その内容、例えば、「MODE AUTO」を表示させても良い。これによって、乗員は、動作状態表示部120や第2ダイヤル機能表示部122への表示から、吹出口モードがオートモードになっていることを知ることができる。
また、本実施形態では、助手席側調節用ダイヤル106の回転操作量とブロワ風量との対応関係は、図11に示す例に限定されない。この場合、例えば、本実施形態の変形例では、助手席側調節用ダイヤル106の回転操作量とブロワ風量との対応関係は、図23乃至図26に示すようなものでも良い。
すなわち、図23に示すように、助手席側調節用ダイヤル106が増大方向に回転操作されると、それに応じて、ブロワ風量が、1段、2段、3段、・・・、最大の順番で切り替わっても良い。
また、図24に示すように、助手席側調節用ダイヤル106が増大方向に回転操作されると、それに応じて、ブロワ風量が、オフ、オートモード、1段、2段、3段、・・・、最大の順番で切り替わっても良い。ここで、オートモードとは、ブロワ風量を自動的に選択するモードである。このとき、例えば、空調環境センサ類2の検出値を基に自動的にモードが選択される。
また、図25に示すように、助手席側調節用ダイヤル106が増大方向に回転操作されると、それに応じて、ブロワ風量が、オートモード、オフ、1段、2段、3段、・・・、最大の順番で切り替わっても良い。
また、図26に示すように、助手席側調節用ダイヤル106が増大方向に回転操作されると、それに応じて、ブロワ風量が、オートモード、1段、2段、3段、・・・、最大の順番で切り替わっても良い。
また、本実施形態の変形例では、助手席側調節用ダイヤル106の回転操作量とブロワ風量との対応関係、すなわち、助手席側調節用ダイヤル106の回転操作に応じたブロワ風量の遷移は、カスタマイズができるようになっていても良い。この場合、例えば、前述のブロワ風量以外のブロワ風量を採り入れてカスタマイズができるようになっていても良い。
さらに、本実施形態の変形例では、ブロワ風量がオートモードになっている場合に、動作状態表示部120や第2ダイヤル機能表示部122に、その内容、例えば、「風量 AUTO」を表示させても良い。これによって、乗員は、動作状態表示部120や第2ダイヤル機能表示部122への表示から、ブロワ風量がオートモードになっていることを知ることができる。
また、前述の実施形態では、空調操作パネル100は、助手席側調節用ダイヤル106に割り当てられている温度設定機能、吹出口モード選択機能、風量調節機能、及び空気導入モード選択機能を第2ダイヤル機能表示部122に表示している。しかし、本実施形態はこれに限定されない。この場合、例えば、本実施形態の変形例では、空調操作パネル100は、助手席側調節用ダイヤル106に割り当てられている温度設定機能、吹出口モード選択機能、風量調節機能、及び空気導入モード選択機能を動作状態表示部120に表示しても良い。
図27には、助手席側調節用ダイヤル106に風量調節機能が割り当てられている表示を行う動作状態表示部120の表示例を示す。図27に示すように、動作状態表示部120には、「As:Fan」120fが表示される。
また、前述の実施形態では、助手席側調節用ダイヤル106に割り当てることができる機能は、温度設定機能、吹出口モード選択機能、風量調節機能、及び空気導入モード選択機能となっている。しかし、本実施形態はこれに限定されない。この場合、例えば、本実施形態の変形例では、助手席側調節用ダイヤル106に割り当て可能な機能が、カスタマイズできるようになっていても良い。この場合、助手席側調節用ダイヤル106には、車両用空調装置1の仕様等に応じて、前述の機能以外の機能を割り当てることができるようになっていても良い。また、例えば、助手席側調節用ダイヤル106に割り当て可能な機能は、温度設定機能及び吹出口モード選択機能だけでも良い。
図28には、温度設定機能及び風量調節機能だけを助手席側調節用ダイヤル106に割り当てる場合の第2ダイヤル機能表示部122の表示例を示す。図28に示すように、第2ダイヤル機能表示部122には、「TEMP」及び「FAN」が表示される。
また、本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正及び等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1 車両用空調装置、2 空調環境センサ類、20 エアコンユニット、100 空調操作パネル、105 運転席側調節用ダイヤル、106 助手席側調節用ダイヤル、107 DUALスイッチ、200 制御装置、201 空気導入モード切替制御部、202 吹出口モード切替制御部、204 ブロワ風量切替制御部、205 室内温度制御部、210 ダイヤル機能割当部

Claims (3)

  1. 車室内へ送り込まれる空調風を生成する空調ユニットと、
    前記空調ユニット内及び前記車室内の空調環境を検出して検出信号を出力する空調環境検出部と、
    前記車室内の複数の空調領域へ吹き出す空調風の温度を個別に設定するデュアルモード、又は前記車室内の複数の空調領域へ吹き出す空調風の温度を連動させて設定するシングルモードを選択するモード選択スイッチ、及び前記デュアルモードにおいて複数の空調領域それぞれに吹き出す空調風の温度をそれぞれ調節する複数の調節ダイヤルを有して前記モード選択スイッチ及び前記複数の調節ダイヤルの操作に応じた操作信号を出力する空調操作パネルと、
    前記空調操作パネルが出力した操作信号及び前記空調環境検出部が出力した検出信号を基に前記空調ユニットで生成される空調風の各種の特性を制御する制御部と、を有する車両用空調装置であって、
    前記制御部は、前記モード選択スイッチによってシングルモードが選択された状態で前記複数の調節ダイヤルのうちの一つの調節ダイヤルに前記複数の空調領域へ吹き出される空調風の温度を調節させる機能を割り当てて調節可能とするとともに、前記複数の調節ダイヤルのうちの残りの調節ダイヤルに複数の空調領域へ吹き出される空調風の温度以外の当該空調風の特性の調節機能を割り当てて調節可能としたことを特徴とする車両用空調装置。
  2. 前記空調操作パネルには、前記シングルモードを選択したときに、前記複数の調節ダイヤルのうちの残りの調節ダイヤルに割り当てられている空調風の温度以外の当該空調風の特性の調節機能を表示する機能表示部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 前記シングルモードを選択したときに、調節ダイヤルに割り当てられている空調風の温度以外の当該空調風の特性は、風量、吹出口の選択、又は外内気の吸込口の選択のうちの少なくとも一つであることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用空調装置。
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