JP4613671B2 - 多層配線板の製造方法およびマルチワイヤ配線板の製造方法 - Google Patents
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(1)マイクロストリップ構造またはストリップ構造をもつ配線板に含まれる信号線に高周波信号を通した場合に、フーリエ変換の演算を用いて信号線において減衰ピークが生じる周波数を求める方法。
(2)配線板の信号線の特性インピーダンスを決定する要素である、当該信号線となる導体の幾何学的断面寸法、電源層および/またはグランド層と導体の幾何学的距離、絶縁層の比誘電率の値、信号線近傍にあるスルーホールやIVHの幾何学的寸法や位置情報、信号線近傍の電源層および/またはグランド層にある導体を除去した領域の幾何学的寸法や位置情報を、フーリエ変換の演算に使用した項(1)に記載の信号線において減衰ピークが生じる周波数を求める方法。
(3)ストリップ構造の配線板において2層以上の当該信号線が配線される信号線層を持ち、信号線層の各々の層に信号線があって、これらが配線板の上面から見たときに交差する部分の位置を信号線交点とする場合、信号線の始終端から信号線交点までの位置情報をフーリエ変換の演算に使用した項(1)に記載の信号線において減衰ピークが生じる周波数を求める方法。
(4)配線板の信号線の特性インピーダンスの実測値を、フーリエ変換の演算に使用した項(1)に記載の信号線において減衰ピークが生じる周波数を求める方法。
(5)項(1)〜(4)に記載の信号線において減衰ピークが生じる周波数を求める方法を用いて、減衰ピークが現れない伝送特性をもつ配線を設計する方法。
(6)項(5)に記載の方法を用いて設計された配線を有する配線板。
(7)絶縁被覆されたワイヤを信号線の導体として用いた配線板に含まれる信号線に高周波信号を通した場合に、フーリエ変換の演算を用いて信号線において減衰ピークが生じる周波数を求める方法。
(8)配線板の信号線の特性インピーダンスを決定する要素である、当該信号線となるワイヤの幾何学的寸法、電源層および/またはグランド層と導体の距離、絶縁層の比誘電率の値、信号線近傍にあるスルーホールやIVHの幾何学的寸法や位置情報、信号線近傍の電源層および/またはグランド層にある導体を除去した領域の幾何学的寸法や位置情報を、フーリエ変換の演算に使用した項(7)に記載の信号線において減衰ピークが生じる周波数を求める方法。
(9)配線板の信号線であるワイヤと交差する他のワイヤとの交点があり、信号線の始終端から信号線交点までの距離をフーリエ変換の演算に使用した項(7)に記載の信号線において減衰ピークが生じる周波数を求める方法。
(10)配線板の信号線の特性インピーダンスの実測値をフーリエ変換の演算に使用した項(7)に記載の信号線において減衰ピークが生じる周波数を求める方法。
(11)項(7)〜(10)に記載の信号線において減衰ピークが生じる周波数を求める方法を用いて、減衰ピークが現れない伝送特性をもつ配線を設計する方法。
(12)項(11)に記載の方法を用いて設計された配線を有する配線板。
信号線として使用する導体は、サブトラクト法によって銅張積層板上に形成された配線パターンや、アディティブ法またはセミアディティブ法によって絶縁基板上に無電解銅めっきや電解銅めっきによって形成された配線パターンなどが挙げられる。
2、2’:交差線ワイヤ
3:プリプレグ層(絶縁層)
4:接着剤層
5:グランド層または電源層
6:回路加工した銅張積層板
7:スルーホール
8:スルーホールめっき
9:2層のワイヤ配線層を持つ基板
10:銅箔
Claims (6)
- マイクロストリップ構造またはストリップ構造を有し、第1の信号線が形成された第1の信号線層と、前記第1の信号線に交差する複数の第2の信号線が形成された第2の信号線層と、を含む多層配線板の製造方法であって、
前記第1の信号線の端部からの距離をxkとした場合に、前記多層配線板の積層方向から見たときに前記第1の信号線と前記第2の信号線とが交差する交差点の数を前記距離xkの位置における単位区間長ごとに算出し、前記第1の信号線の配線物理長に対する交差点密度分布f(xk)[点/mm]を求める第1ステップと、
前記第1の信号線を伝播する信号の伝播速度を用いて、前記第1ステップで求めた前記第1の信号線の前記配線物理長に対する前記交差点密度分布f(xk)を時間領域に対する交差点密度分布f(tk)[点/sec]に変換する第2ステップと、
フーリエ変換の演算を用いて、前記第2ステップで求めた前記時間領域に対する交差点密度分布f(tk)を周波数領域に対する交差点密度分布に変換する第3ステップと、
前記第3ステップで求めた前記周波数領域に対する交差点密度分布において、前記多層配線板に高周波信号を通した場合に減衰ピークが生じる周波数が存在するか否かを検出する第4ステップと、
前記第4ステップにおいて、前記減衰ピークが生じる周波数が検出された場合に、前記第1の信号線に対する前記第2の信号線の配線パターンを再設計する第5ステップと、
を含む多層配線板の製造方法。 - 前記第1及び第2の信号線の特性インピーダンスを決定する要素である、前記第1及び第2の信号線となる導体の幾何学的断面寸法、電源層および/またはグランド層と導体の距離、絶縁層の比誘電率の値、前記第1及び第2の信号線近傍にあるスルーホールやIVHの幾何学的寸法、前記第1及び第2の信号線近傍の電源層および/またはグランド層にある導体を除去した領域の幾何学的寸法を、フーリエ変換の演算に使用した請求項1に記載の多層配線板の製造方法。
- 前記第1及び第2の信号線における特性インピーダンスの計算値または実測値を、フーリエ変換の演算に使用した請求項1に記載の多層配線板の製造方法。
- 絶縁被覆されたワイヤを信号線の導体として用い、第1の信号線が形成された第1の信号線層と、前記第1の信号線に交差する複数の第2の信号線が形成された第2の信号線層と、を含むマルチワイヤ配線板の製造方法であって、
前記第1の信号線の端部からの距離をxkとした場合に、前記マルチワイヤ配線板の積層方向から見たときに前記第1の信号線と前記第2の信号線とが交差する交差点の数を前記距離xkの位置における単位区間長ごとに算出し、前記第1の信号線の配線物理長に対する交差点密度分布f(xk)[点/mm]を求める第1ステップと、
前記第1の信号線を伝播する信号の伝播速度を用いて、前記第1ステップで求めた前記第1の信号線の前記配線物理長に対する前記交差点密度分布f(xk)を時間領域に対する交差点密度分布f(tk)[点/sec]に変換する第2ステップと、
フーリエ変換の演算を用いて、前記第2ステップで求めた前記時間領域に対する交差点密度分布f(tk)を周波数領域に対する交差点密度分布に変換する第3ステップと、
前記第3ステップで求めた前記周波数領域に対する交差点密度分布において、前記マルチワイヤ配線板に高周波信号を通した場合に減衰ピークが生じる周波数が存在するか否かを検出する第4ステップと、
前記第4ステップにおいて、前記減衰ピークが生じる周波数が検出された場合に、前記第1の信号線に対する前記第2の信号線の配線パターンを再設計する第5ステップと、
を含むマルチワイヤ配線板の製造方法。 - 前記第1及び第2の信号線の特性インピーダンスを決定する要素である、前記第1及び第2の信号線となるワイヤの径、電源層および/またはグランド層と導体の距離、絶縁層の比誘電率の値、信号線近傍にあるスルーホールやIVHの幾何学的寸法、前記第1及び第2の信号線近傍の電源層および/またはグランド層にある導体を除去した領域の幾何学的寸法を、フーリエ変換の演算に使用した請求項4に記載のマルチワイヤ配線板の製造方法。
- 前記第1及び第2の信号線における特性インピーダンスの計算値または実測値をフーリエ変換の演算に使用した請求項4に記載のマルチワイヤ配線板の製造方法。
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