JP4613498B2 - 圧電振動片、圧電振動子及び圧電発振器 - Google Patents

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Description

本発明は、主振動の特性を劣化することなく、圧電振動片の外周部へ主振動が伝播することを防止するための圧電振動片の構造に関するものである。
ATカット水晶振動子の主振動である厚みすべり振動は、振動片の中央部が振動する如く励振電極の配置などが決められているが、中央部で振動する厚みすべり振動は、振動片の外周部へ伝播する。
振動片は、振動片の外周部をセラミック等から形成される収納器に固着されて保持されるため、この固着によって伝播した振動が抑制される。この伝播した振動の抑制が主振動である厚みすべり振動に影響して、クリスタルインピーダンス(以下、「CI値」という。)が低下したり、他の振動モードを誘発し発振周波数の安定性を低下させたりする。
振動の伝播は、式(1)〜式(4)により表される。式(1)〜式(4)によれば、同一振動片上に周波数の違いを持つ領域があると、振動の伝播は、周波数の高い方から低い方へ起こり、周波数の低い方から高い方に対しては、α、βが虚数となるため振動が伝播距離に従って減衰する。
前述の特性を用い、厚みすべり振動の振動片外周部への伝播を抑制するための方法が、図8に示すように開示されている(特許文献1、特許文献2)。図8により説明すると、振動片100の主面101上に設けられた励振電極102が、溝105の中心側に設けられている。溝105は、振動片100の主振動が外周部104へ伝播することを抑制し減衰させるためのものである。励振電極102は、支持電極106と接続されており、支持電極106の部分で図示しない振動片を保持するためのパッケージに固着される。
Figure 0004613498
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U:厚みすべり振動のX方向、Z´方向への変位、 B:振幅強度、
ω、ωs:振動子、振動片、それぞれの角周波数 α、β、:X、Z´方向それぞれへの伝播係数、 C55、C66:弾性スティフネス(所定の結晶方向における弾性率を表すマトリックスの中の定数)、 S11、S13、S33:弾性コンプライアンス(所定の結晶方向における弾性率を表すマトリックスの中の定数)、 j:虚数単位、t:時間、 x:X方向の距離、 z´:Z´方向の距離。
特開2001−257558号公報 特開平9−93076号公報
しかしながら、前述の背景技術に示した方法によれば、一つの溝を励振電極の外側に設けることにより、振動片の振動領域の直近で急激な振動の減衰が発生することとなる。この振動の急激な減衰により主振動の電気的特性が影響を受け、例えば、C1(等価容量)が小さくなることによって周波数可変量がとれなくなる、等の課題を有していた。
かかる問題を解決するために、本発明に係る圧電振動片は、厚みすべり振動を主振動とする圧電基板と、前記圧電基板の表裏の主面に形成され、前記圧電基板を励振させる励振電極と、前記圧電基板の主面の中心部を囲む概周状に形成された複数の溝と、を有し、前記励振電極は少なくとも第1の領域と第2の領域を含んで構成され、前記第1の領域は最も内側の溝が囲む中心部側の領域であり、前記第2の領域は前記最も内側の溝に隣り合う外側の溝と前記最も内側の溝との間の領域であり、少なくとも前記第1の領域と前記第2の領域とが電気的に導通して設けられ、前記励振電極は接続電極によって支持電極に接続され、前記複数の溝のうち、最も外側の溝の幅は、前記圧電基板の厚み以上であり、前記複数の溝は、溝が3列以上形成され、前記複数の溝は、隣り合う溝と溝との間隔を、前記中心部から外周部に向かい順次狭くして形成され、前記複数の溝は、前記最も内側の溝から外周部に向かい溝の幅を順次広く形成され、前記励振電極の外縁は、前記第2の領域に隣り合う外側の溝の辺に重なる、あるいは溝内にある、ことを特徴とする。
本発明の圧電振動片によれば、複数の概周状の溝を設け、最も中心部側の溝と、最も外周側の溝との間に励振電極を設けることにより、複数の概周状の溝によって振動片のすべての方向に対して、主振動である厚みすべり振動を段階的に減衰させ、最も外周側の溝によって所望の変位量に減衰することができる。即ち、振動片のすべての方向に対して、急激な振動の減衰による主振動の電気的特性の影響を防ぐことができ、周波数可変量を確保することが可能となる。

また、前記励振電極の外縁が、前記複数の溝のうちの一つの溝内にあることとしてもよい。
また、前記複数の溝のうち、前記主面の最も外周側に位置する溝の幅は、前記圧電基板の厚み以上であることが望ましい。
このようにすれば、最も外周側に形成された溝により、中心部から外周部への厚みすべり振動の伝播を確実に抑制することが可能となる。
また、前記複数の溝は、溝が3列以上形成され、前記複数の溝は、隣り合う溝と溝との間隔を、前記主面の中心部から外周部に向かい順次狭くして形成されていることが望ましい。
このようにすれば、主振動に近い部分での減衰を急激に起こさないことが可能となり、主振動の電気特性に対する影響を少なくすることが可能となる。
また、前記複数の溝は、前記主面の中心部に最も近い溝から外周部に向かい溝の幅を順次広く形成されていることが望ましい。
このようにすれば、主振動に近い部分での減衰を急激に起こさないことが可能となり、主振動の電気特性に対する影響を少なくすることが可能となる。
また、上述の、本発明に係る圧電振動片と、前記圧電振動片を固着して接続を行う保持部と、を有することを特徴とする圧電振動子を提供することも可能となる。
また、上述の、本発明に係る圧電振動片と、前記圧電振動片を駆動するための回路部と、前記圧電振動片及び前記回路部を固着して接続を行う固着部を有する保持部と、を有することを特徴とする圧電発振器を提供することも可能となる。
本発明に係る圧電振動片の最良の形態について、以下に図面を用いて説明する。なお、本発明は、後述の実施例に限定されるものではない。
(第1の実施形態)
本発明の圧電振動片の一例としての、2つの周状の溝を有する水晶片について、図1に沿って説明する。図1は、第1実施形態を説明するための水晶振動片の概略図であり、図1(a)は、水晶振動片の斜視図、図1(b)は、水晶振動片の平面図、図1(c)は、水晶振動片の図1(b)に示すA−A´断面図である。
圧電基板の一例として、共振周波数27MHz、X辺比33、Z辺比21のATカット水晶振動片(以下、「振動片」という。)10を用いて説明する。本例の振動片10のY´軸、及びZ´軸は、IEC基準に従った結晶軸の定義における、X軸回りに+X方向に向かって時計回りに35、25度回転してなる新座標軸に対応している。振動片10の形状は、Y´軸方向に厚み2bを有する矩形状の平板であり、Z´軸に直交するX軸方向を振動片10の長手寸法2a(本例では、振動片10の支持方向)、及びX軸に直交するZ´軸方向を振動片10の幅寸法2cとする主面11を表裏に有している。
振動片10の表裏に設けられた主面11には、主面11の中心部12を囲み、振動片10の外形形状にほぼ沿った周状の2つの溝が形成されている。2つ溝は、内側の溝13(溝幅w1)、及び外側の溝14(溝幅w2)であり、溝の幅(w1及びw2)を50μm、溝の深さを3μmに形成している。
外側の溝14の中心側の領域には、励振電極15が形成されている。励振電極15は、外側の溝14と内側の溝13との間の領域15b、及び内側の溝13の中心側の領域15aに設けられており、電気的に導通している。本例では、励振電極15の外縁は、外側の溝14の内側の辺に重なっている。励振電極15は、接続電極18によって、支持電極16a及び16bと接続している。なお、支持電極16a及び16bは、導通電極17a及び17bによって裏面の支持電極(図示せず)と接続している。
ここで、第1の実施形態で説明した、複数の溝を用いた水晶振動片の厚みすべり振動の減衰について、図2を用いて説明する。
図2は、水晶振動片の主振動たる厚みすべり振動の減衰を示す模式図である。なお、本例では、2つの溝によって振動片の外周部を保持しても主振動である厚みすべり振動の特性に影響を与えない振動の変位量まで減衰させる例を用いて説明する。
図2によれば、厚みすべり振動は、振動片10の中心部で最大の変位(h)をもって振動している。振動の減衰は、振動片に設けられた溝1及び溝2によって行われるが、先ず振動片に設けられた溝1の中心側端から厚みすべり振動の減衰が始まり溝1の外周側端までの間で所定の変位量(j)までの減衰を行う。溝1と溝2との間、即ち溝1の外周側の溝のない部分には、励振電極が形成されているため一旦振動の変位量は大きくなる(k)。続いて厚みすべり振動は、溝2の中心側端から、再び減衰が始まり溝2の外周側端まで減衰する。その後は、平坦部となるため振動の変位量(m)は、ほぼ変わらずに小さいレベルで継続する。ここで、変位量(m)が、振動片の外周端部を固定しても振動に影響の発生しない所望の変位量、或いは、所望の変位量より小さな変位量である。
本例によれば、振動片の中心部を囲む概周状に複数の溝を設けることにより、振動片のすべての方向に対して厚みすべり振動を主面の中心部から主面の外周部に向かって段階的に減衰させることが可能となる。従って、主振動に近い部分の急激な振動の減衰を起こすことなく、振動片の外周部を固定しても主振動である厚みすべり振動に影響のない値まで振動を減衰することが可能となる。
さらに、励振電極を外側の溝の内側に辺の領域まで形成することで、励振電極の面積を変えることなく所望の変位量までの減衰を行うことができる。従って、電極面積に依存する振動特性であるクリスタルインピーダンス(CI値)を悪化させることがない。
また、複数の溝を同じ深さで形成することにより、エッチング等の加工で同時に形成することが可能となる。
<変形例>
水晶片に形成する厚みすべり振動の伝播を抑制するための溝部の変形例を、図3、図4、及び図5を用いて説明する。
なお、本変形例において、それぞれの図中にハッチングで示す励振電極が形成されているが、以下の説明では励振電極についての説明は省略する。
図3(a)及び図3(b)に示すように、溝部は、周状に設けられた溝幅w3の複数の溝の一部に溝を有していない構成でも良い。図3(a)は、4つのコーナー部C1、C2、C3及びC4に溝がない構成であり、図3(b)は、Z´軸方向の一部に溝がない部分Fを有する構成である。なお、溝がない部分は、振動の減衰に影響がなければ、位置、個数は任意に設定することができる。
また、溝部は、図3(c)に示すように、周状に設けられた複数の溝の幅は一定でなくてもよく、部分的に幅の広い部分が有っても良い。図3(c)によれば、外周側の溝Oでは、Z´軸方向に沿って設けられる溝の幅がX軸に沿って設けられる溝の幅よりも大きい構成であり、中心部側の溝Iでは、Z´軸方向に沿って設けられる溝の幅がX軸に沿って設けられる溝の幅よりも小さい構成となっている。
また、溝の幅が辺の途中で部分的に大きくなっている部分Qを有してもよく、さらに図示しないが、溝の幅が部分的に小さくなっている部分を有してもよい。
また、図4に示すように、振動片10の中心部に近い溝3、振動片10の外周部に近い溝5、溝3と溝5との中間に位置する溝4の3つの溝を有し、振動片の中心部に近い2つの溝、即ち、溝3と溝4の間隔L3が、振動片の外周部に近い2つの溝、即ち、溝4と溝5の間隔L4より大きく(L3>L4)形成してもよい。
同様に、図示しないが、溝が4つ以上設けられた場合は、溝と溝との間隔を、振動片10の中心部から外周部に向かって順次小さくなるように形成してもよい。
振動の減衰は、溝と溝との間隔を大きくする、即ち、減衰が起こらない領域を大きくすることにより、減衰の早さがゆっくりとなる。
本例のように、振動領域に近接する部分での溝と溝との間隔を大きく形成し、外周部に向かって順次小さくするように形成することにより、振動変位の大きい、即ち、主振動に近接する領域での振動の減衰はゆっくりとなり、急激な振動の減衰を起こすことなく外周部に向かって徐々に減衰を行う。したがって、主振動である厚みすべり振動の電気特性に影響させることなく外周部への振動の伝播を抑制することができる。
また、図5に示すように、振動片10の中心部に近い溝6の溝幅S6が、振動片10の外周に近い溝7の溝幅S7よりも小さく(S6<S7)形成されてもよい。
同様に、溝が3個以上の複数設けられる場合は、溝の溝幅が、振動片10の中心部から外周部に向かって順次大きくなるように形成する。
また、溝部を構成する複数の溝のうちの、最も振動片の外周側にある溝の幅を、振動片の厚み(Y´方向寸法)よりも大きくすることで、振動の伝播を完全に抑制することが可能となる。
振動の減衰は、溝幅が小さければ小さいほど、当該溝による減衰を小さくすることができるため、主振動領域に近接する溝の幅を最も小さく形成し、外周部に向かって順次大きくするように形成することにより、振動変位の大きな主振動に近接する部分での減衰を小さく開始し、順次主振動の影響が小さくなる外周側に近づくにつれて溝幅を大きくして完全な減衰を図ることができる。したがって、主振動に近接する領域での急激な振動の減衰を防止することができるため、主振動である厚みすべり振動の電気特性に影響させることなく外周部への振動の伝播を完全に抑制することができる。
また、励振電極の外縁が、複数の溝のうちの一つの溝の中、換言すれば、溝の有している幅の中にあっても良く、その効果は同等である。
なお、前述までの説明では、短冊型(矩形形状)の振動片を用いて説明したが、外形形状が円形の振動片、外形形状が正方形の振動片等他の形状の振動片形状においても同様な構成を用いることができる。
また、溝は主面の表裏に設けることで説明したがこれに限らず、片面に設ける構成でも同様な効果を有している。
また、上述の実施例、及び応用例の説明に用いた図では、周状の溝が、直線で振動片の外形形状に平行で形成される例で表されているが、これに限らず、曲線形状などの非直線形状でもよく、さらには、振動片の外形には平行でなくても構わない。
(第2の実施形態)
本発明の圧電振動片を用いた圧電振動子を、図6に示し説明する。図6は、本発明の圧電振動子の概略図であり、図6(a)は、圧電振動子の斜視図、図6(b)は、図6(a)に示す圧電振動子のA−A´断面図である。
本発明の圧電振動子50は、例えば、セラミック製のパッケージ(収納容器)51の内の基台52に、厚みすべり振動を発生させるために任意の形状で形成された励振電極53と、励振電極から接続される外部接続のための支持電極54と、厚みすべり振動の外周部への伝播を抑制するための主面の中心部を囲む概周状の溝56とを、主面に形成した圧電振動片55が導電性接着剤57などにより電気的接続を取りながら固定されている。ここで、パッケージ51の底部58は、圧電振動片が固定接続される基台52以外の部分は圧電振動片55に接しないように窪み構造となっている。さらに、蓋体59がパッケージ51の上面に接合されて気密性を保持する構成となっている。
本発明によれば、振動片の中心部を囲む概周状の溝により振動片のすべての方向の外周部において、主振動である厚みすべり振動に影響のない値まで振動を減衰することが可能な圧電振動片を用いることにより、該振動片の外周部をパッケージに固定接続しても、主振動の特性に影響ない安定した振動を継続できる、或いは、周波数可変を大きく取れるなど振動特性のよい圧電振動子を提供することができる。
(第3の実施形態)
本発明の圧電振動片を用いた圧電発振器を、図7に示し説明する。図7は、本発明の圧電振動器の概略図であり、図7(a)は、圧電発振器の斜視図、図7(b)は、図7(a)に示す圧電発振器のA−A´断面図である。
本発明の圧電発振器70は、例えば、セラミック製のパッケージ(収納容器)71の内の基台72に、厚みすべり振動を発生させるために任意の形状で形成された励振電極74と、励振電極74から接続される外部接続のための支持電極75と、厚みすべり振動の外周部への伝播を抑制するための主面の中心部を囲む概周状の溝76とを、表裏に設けた主面に形成した圧電振動片77が導電性接着剤78などにより電気的接続を取りながら固定されている。さらに、該パッケージ71の底部79には、圧電振動片77と電気的に接続された、少なくとも圧電振動片77を動作させる機能を有する動作回路部80が固定されている。ここで、パッケージ71の底部79は、圧電振動片が固定接続される基台72以外の部分は圧電振動片77と動作回路部80が接しないような深さを持った窪み構造となっている。さらに、パッケージ71の内に固着された圧電振動片77、及び動作回路部80は、パッケージ71の上面に接合される蓋体81によって気密性を持って収納される。
本例によれば、振動片の中心部を囲む概周状の溝により振動片のすべての方向の外周部において、主振動である厚みすべり振動に影響のない値まで振動を減衰することが可能な圧電振動片を用いることにより、該振動片の外周部をパッケージに固定接続しても、主振動の特性に影響ない安定した振動を継続できる、或いは、周波数可変を大きく取れるなど振動特性のよい圧電発振器を提供することができる。
本発明の第1の実施形態の水晶振動片を説明するための概略図。 本発明の水晶振動片の主振動たる厚みすべり振動の減衰を表す模式図。 本発明の第1の実施形態における水晶振動片の溝形状の応用例を示す概略図。 本発明の第1の実施形態における水晶振動片の溝形状の応用例を示す概略図。 本発明の第1の実施形態における水晶振動片の溝形状の応用例を示す概略図。 本発明の第2の実施形態における圧電振動子を示す概略図。 本発明の第3の実施形態における圧電発振器を示す概略図。 従来の圧電振動片を示す概略図。
符号の説明
10…水晶振動片、11…主面、12…主面の中心部、13…内側の溝、14…外側の溝、
15…励振電極、15a…内側の溝13の中心側の領域、
15b…外側の溝14と内側の溝13との間の領域、
16a…表面の励振電極と接続する支持電極、
16b…裏面の励振電極と接続する支持電極、
17a…表面の励振電極と接続する導通電極、
17b…裏面の励振電極と接続する導通電極、18…接続電極、
X…結晶軸におけるX軸方向(振動片の支持方向)、
Y´…結晶軸におけるY´軸方向(振動片の厚み方向)、
Z´…結晶軸におけるZ´軸方向(振動片の幅方向)、
2a…X軸方向における振動片の外形寸法(振動片支持方向寸法)、
2b…Y´軸方向における振動片の厚み寸法、
2c…Z´軸方向における振動片の外形寸法(振動片の幅寸法)。

Claims (3)

  1. 厚みすべり振動を主振動とする圧電基板と、
    前記圧電基板の表裏の主面に形成され、前記圧電基板を励振させる励振電極と、
    前記圧電基板の主面の中心部を囲む概周状に形成された複数の溝と、を有し、
    前記励振電極は少なくとも第1の領域と第2の領域を含んで構成され、
    前記第1の領域は最も内側の溝が囲む中心部側の領域であり、
    前記第2の領域は前記最も内側の溝に隣り合う外側の溝と前記最も内側の溝との間の領域であり、
    少なくとも前記第1の領域と前記第2の領域とが電気的に導通して設けられ、
    前記励振電極は接続電極によって支持電極に接続され、
    前記複数の溝のうち、最も外側の溝の幅は、前記圧電基板の厚み以上であり、
    前記複数の溝は、溝が3列以上形成され、前記複数の溝は、隣り合う溝と溝との間隔を、前記中心部から外周部に向かい順次狭くして形成され、
    前記複数の溝は、前記最も内側の溝から外周部に向かい溝の幅を順次広く形成され、
    前記励振電極の外縁は、前記第2の領域に隣り合う外側の溝の辺に重なる、あるいは溝内にある、ことを特徴とする圧電振動片。
  2. 請求項1に記載の圧電振動片と、
    前記圧電振動片を固着して接続を行う保持部と、
    を有することを特徴とする圧電振動子。
  3. 請求項1ないし請求項2のいずれかに記載の圧電振動片と、
    前記圧電振動片を駆動するための回路部と、
    前記圧電振動片及び前記回路部を固着して接続を行う固着部を有する保持部と、
    を有することを特徴とする圧電発振器。
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