JP4613187B2 - カシメ治具及びケーブルと保持部材とのカシメ方法 - Google Patents

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本発明は、携帯電話、パソコン等に用いられる細線同軸ハーネス、すなわち複数の同軸ケーブルを並列に配置した各電線をそれぞれコネクタに圧接した細線同軸ハーネスを製造する際の圧接工程にて金属製のグランドベース及びグランドカバー等の保持部材とケーブルをカシメるカシメ治具とその工程に関するものである。
従来のコネクタに使用されているケーブル保持部材としてのグランドバーは、直接ケーブルに半田を用い固定させるため、フラックス等での接触不良が多かった。このため、半田を使用しなくとも結線可能なコネクタが開発されている(例えば、特許文献1、参照)。
図16は特許文献1に示されたコネクタを示す断面図、図17(a)は図16のコネクタのハーネス(ケーブル整列部材90)を示す斜視図である。図17(b)は図16のコネクタのケーブル整列部材90の保持部材であるグランドカバーを示す斜視図である。図17(c)は図16のケーブル整列部材90の保持部材であるグランドベースを示す斜視図である。
図16を参照すると、特許文献1に開示されたコネクタ110は、ケーブル整列部材90の引き抜きを防止するように一端が折り曲げられた金属シェル111と、コネクタ本体112と、第1ケーブル保持部材であるグランドベース60及び第2ケーブル保持部材であるグランドカバー80とを備えたケーブル整列部材90とを備えている。
コネクタ本体112は、インシュレータ113を備え、このインシュレータ113は、下端側に、凹部114a,114b、その間に突条部114cを備えた相手側コネクタとの嵌合部114を備えている。また、インシュレータ113は、一側に、ケーブル整列部材90の一端が収容されるケーブル収容部115を備えている。また、インシュレータ113は、断面コ字形状のコンタクト116を備えている。コンタクト116は、ケーブルの中心導体と接触するコンタクトケーブル接触部116aを一端に備えている。
ケーブル収容部115には、相手側コネクタとの嵌合部114の凹部114bまで、水平方向に貫通した溝114aを備えている。コンタクト116のケーブル接触部116aは、この溝114aに、装着されている。
図17(a)を参照すると、ケーブル整列部材90は、第1ケーブル保持部材としてのグランドベース60と第2ケーブル保持部材としてのグランドカバー80と、それらの間にはさみこまれた複数本の細線同軸ケーブル70からなるケーブル(以下、いずれも符号70で示す)とを備えている。
ケーブル70の夫々の細線同軸ケーブル70の一端は外部導体73が露出するように、外皮部74が除かれた状態であって、絶縁部72及び中心導体71は露出していないが、ケーブル整列部材90とした後に、取り付けられ、挟み込まれた細線同軸ケーブル70よりもさらに先端部の外部導体73及び絶縁部72を順次除去して、中心導体71を露出させている。
図17(b)に示されるように、第2ケーブル保持部材であるグランドカバー80は、天井部87aとその両側に長さ方向に渡って設けられた溝87bを備え、この溝87b形成によって裏側には、突出部85を備えた断面形状が台形の金属板から構成されている。
また、図17(c)に示されるように、第1ケーブル保持部材であるグランドベース60は、中央に長さ方向に沿って設けられた突条部65を備え、その両側には、逆L字形状でその先端部が互いに対向した押さえ爪66を夫々長さ方向に並んで複数備えている。
図17(a)に図16をも参照して、細線同軸ケーブル70は、中心導体71とその周りの絶縁部71と、更にその周囲に外部導体73、及びその周囲を覆う外皮部74を備えている。その細線同軸ケーブル70の一端付近は、夫々グランドベース60の押さえ爪66の間に夫々の外部導体73が挟み込まれて、これらの外部導体が若干潰される状態で、押さえ爪66をくぐらせながらグランドカバー80が装着される。その際に、押さえ爪66の先端は、グランドカバー80の両側上面に形成された溝87b内に係合した状態で、グランドカバー80が長さ方向に摺動移動して、図17に示した状態で保持され、外部導体73は、突条部65及び突起部85とによって挟み込まれて接触し、機械的に且つグランドカバー80,グランドベース60と細線同軸ケーブル50の外部導体53と電気的に接続され、蛇行状に保持固定された状態のケーブル整列部材90が形成される。従って、細線同軸ケーブル70を蛇行状態に保持固定することで、ケーブルの保持力を高めている。なお、図16において、60a,80aが固定部となり、60b,80bがケーブル支持部となる。
図17(a)に示すケーブル整列部材90を、図16に示すコネクタ本体112のケーブル収容部115に装着すると、溝115a内のコンタクト116のケーブル接触部116aと、これに対応する同軸ケーブル70の中心導体71とが半田付け固定可能となる。しかし、グランドベース60,グランドカバー80とともにコネクタ本体112に装着するので、中心導体71を半田付け固定をしないで単に接触させるだけでも良い。
図16に示されたコネクタ110においては、狭いピッチで多数のケーブル70をカシメるに際して、グランドカバー80及びグランドベース60をケーブルに押し付けた状態で保持し、一括でカシメることが困難であった。さらに、仮カシメ形状にて、グランドベース60の櫛歯上の押さえ爪66にスプリングバックが生じてしまい、ケーブル整列部材90の形状が安定しなかった。
図18は特許文献2に開示されたコネクタのケーブル保持部材を示す図である。図18では、ケーブル保持部材としてのグランドベース131は千鳥状に並んだU型状のバレル133a,133bを有し、そのバレル133a,133b内にケーブル70を布線し、図19に示すように、カシメを行うことになる。この際、カシメるためのカシメパンチ135は櫛状を形成させ、ケーブル70をカシメることになるが、これではケーブル間隔が狭ピッチになればなるほど、パンチ135の形成が厳しく、またコストもかかり、近年の多芯数コネクタに対応することが困難である。
特開2006−49261号公報 特開平10−223269号公報
そこで、本発明の一技術的課題は、接触不良の原因となる半田を用いず、ケーブル保持部材をケーブルにカシメる工程で、ケーブルの長さ方向の前後2箇所同時にケーブルの保持部材を内側に折り曲げることを可能としたカシメ治具とカシメ方法とを提供することにある。
また、本発明のもう一つの技術的課題は、ケーブルの保持部材のスプリングバック防止と、形状を安定させるためにカシメ部材、例えば、カシメパンチによる保持部材への食いつきを防止したカシメ治具とカシメ方法とを提供することにある。
また、本発明のさらに、もう一つの技術的課題は、カシメ部材、例えば、カシメパンチのような形状よりもコストがかからず、また安定してケーブル整列部材を製作可能であるカシメ治具とカシメ方法とを提供することにある。
本発明によれば、ケーブルを保持部材に固定し接続するためのカシメ治具において、前記カシメ治具は、前記ケーブルと前記保持部材とを位置決めし保持するホルダーと、第1治具と、第2治具とを備え、前記第1治具は、前記ホルダーを位置決め保持する第1ベース部材と、前記第1ベース部材に対して摺動自在に保持され、前記保持部材をカシメる第1カシメ部材とを有し、前記第2治具は、前記ホルダーを位置決め保持する第2ベース部材と前記第2ベース部材に対して摺動自在に保持され、前記保持部材をカシメる先端が凹型の第2カシメ部材とを有し、前記ケーブルと前記保持部材とを保持した前記ホルダーを前記第1ベース部材にセットして、前記第1カシメ部材によって、前記保持部材のグランドカバーを下方に押し下げ、前記保持部材の押さえ爪を内側へ折り返す仮カシメを行った後、前記ホルダーを前記第2ベース部材にセットして、前記第2カシメ部材によって、前記押さえ爪の上部と両側を押さえ込んで、前記凹型に対応する形状に形成する本カシメを行うことを特徴とするカシメ治具が得られる。
また、本発明によれば、前記カシメ治具において、前記第1カシメ部材は、更に、当該カシメ部材に設けられた回転軸を介して、当該カシメ部材の下降方向を含む面内で開閉するように回転自在に保持された一対の第1押具を有し、前記第2カシメ部材は、前記本カシメの際に当該第2カシメ部材の上下移動方向に沿って両側に設けられ、前記ケーブルを押さえる一対の第2押具を有し、前記第2カシメ部材は前記第2押具に対して上下移動可能なことを特徴とするカシメ治具が得られる。
本発明によれば、ケーブルを保持部材に固定し、接続するためのカシメ方法において、前記保持部材は、上端の両側に固定される前記ケーブルの長さ方向に対向して設けられた押さえ爪を備えるとともに中央にくぼみを有するグランドベースと、当該保持部材の天井部をなすグランドカバーとを備え、ベースと前記ベースに固定される受け台と押さえプレートとを備えたホルダーに、前記ケーブルと前記保持部材とを位置決めし保持する第1工程と、第1ベース部材と前記第1ベース部材に摺動自在に保持される第1カシメ部材とを有する第1治具に、前記ケーブルと前記保持部材とを保持した前記ホルダーをセットする第2工程と、
第1カシメ部材により、前記保持部材の前記グランドカバーを下方に押し下げ、前記両側の押さえ爪を内側へ折り返す仮カシメを行う第3工程と、第2ベース部材と前記第2ベース部材に摺動自在に保持される先端が凹型の第2カシメ部材とを有する第2治具に、仮カシメを行ったケーブルと保持部材とを保持したホルダーをセットするとともに前記第2カシメ部材によって、前記押さえ爪の上部と両側を押さえ込んで、前記凹型に対応する形状に形成する本カシメを行う第4工程とを有することを特徴とするケーブルと保持部材とのカシメ方法が得られる。
本発明によれば、接触不良の原因となる半田を用いず、ケーブルの保持部材をケーブルにカシメる工程で、ケーブルの長さ方向に交差する方向のプレスの動作で、カシメ部材がケーブル保持部材の一部を電線に押し付ける状態を保持し、かつその状態でケーブル保持部材の中心の延長上にある回転軸を有する一対の押具を回転させることにより、この中心に対して両側同時にケーブル保持部材を内側に折り曲げることを可能としたカシメ治具とカシメ方法とを提供することができる。
また、本発明によれば、ケーブルの保持部材のスプリングバック防止と、形状を安定させるための、カシメ工程を仮カシメ工程と本カシメ工程の2段階を有するものとし、さらにカシメ部材の前後にケーブルと交差する方向にスライドする押具を加えることによりカシメ部材によるケーブルの保持部材の食いつきを防止したカシメ治具とカシメ方法とを提供することができる。
また、本発明によれば、ケーブルの狭ピッチに対応するため、ケーブル保持部材に多数の櫛歯状の爪があり、その櫛歯状の爪を折り返す押具の面はフラットであり、カシメ部材、例えば、カシメパンチのような形状よりもコストが低く、また安定して製作可能であるカシメ治具とカシメ方法とを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施の形態によるカシメ治具の全体構成を示す斜視図である。
図1,図11(後に詳細に説明)を参照すると、カシメ治具は、プレス機構30を備えた第1治具100と、プレス機構50を備えた第2治具101と、ホルダー10とを備えている。ホルダー10は、第1ケーブル保持部材としてのグランドベース60、第2ケーブル保持部材としてのグランドカバー80、及びケーブル70をセットするために設けられている。第1治具100は、ホルダー10をセットするための受け台13を有し、グランドベース60とグランドカバー80をケーブル70に仮にカシメるための第1カシメ部材としてのパンチ31と、第1押具を有するダイセット20が取り付けられたプレス機構30とを備えて構成される。
第2治具101は、仮カシメ工程が終了したハーネスを本カシメするための第2カシメ部材としてのパンチ43を有する第2ダイセット40と、第2ダイセット40が取り付けられプレス機構50とを備えて構成される。
図2は、図1のホルダー10の詳細図を示す分解組立斜視図である。図2,図11(後に詳細に説明)を参照すると、ホルダー10は、底部に第1ダイセット20ヘの位置決め用の溝1aを有するベース1に、グランドベース60とケーブル70とグランドカバー80の位置決めするためのガイドピンA2a,2bと、カシメ後の製品を取り出すための左右一対のレバー3a,3bと、第1ダイセット20の位置決めピン42を挿入するための位置決めブッシュ4a,4bと、ダイセット部のストッパに突き当てるための位置決めボルト5と、ケーブルの余長部を押えるための金属製の押さえプレート6とその押さえプレート6を位置決めするためのガイドピン7a,7bと、プレート6を保持するためのマグネットA8a,8bと、ケーブル70手前側を抑える為のマグネットB9が組み込まれた構成を有する。
なお、符号11aは、ヒンジピン12aを備えた第1ヒンジブロック、符号11bはヒンジピン12bを備えた第2ヒンジブロック、13は受け台、14a,13bはガイドピンCである。
図3は図1の第1ダイセット20の外観を示す図で、(a)は斜視図,(b)は正面図,(c)は(b)のIIIC−IIIC断面図である。図3(a),(b),及び(c)を参照すると、第1の治具100の第1ダイセット20は、第1ベース部材としてのベースプレート21と、第1スライド部材としてのトッププレート26と、これらを連絡するシャフト25a,25bとを備えている。トッププレート26の中央部には、後に詳述する仮カシメ機構14が設けられている。
ベースプレート21上には、ホルダー10をガイドするためのガイドプレート22と、ガイドプレート22上の中央部に設けられ、ホルダー10の底部に設けられた溝1aを嵌合するセンタープレート23と、ガイドプレートの両側に設けられたサイドプレート24a,24bとを有する。
また、ベースプレート21には、シャフトA25a,25bが垂直に組み込まれ、そのシャフト25a,25bは、トッププレート26のブッシュ26a,26bを通る。トッププレート26は、バネ27a,27bにより垂直上方へ持ち上げられており、プレス機構30の上下方向の駆動により、トッププレート26も上下に駆動するように構成されている。
また、トッププレート26の下死点調整は、トッププレート26から下方に延びた角柱状のストッパ28a,28bと、ベースプレート21から上方に伸びて設けられた位置決めボルト29a,29bにより決められる。尚、ベースプレート21の後方端部には、ホルダ10の後方への移動を阻止するストッパープレート19が設けられている。
図4は、図3(c)のA部の仮カシメ機構14を主に示した部分拡大断面図で、(a)はカシメ前の状態,(b)はカシメ後の状態を夫々示している。図5は、図4のA部の仮カシメ機構14の分解組立図で、(a)は斜視図,(b)は上面図である。図4及び図5に示すように、仮カシメ機構14は、中央には、グランドプレート60を下方へ押し込むための第1カシメ部材としてのパンチ31と、そのパンチ31を保持するためのミドルプレート32とを有する。ミドルプレート32の両端部にはシャフトB33a,33bが備えられ、このシャフトB33a,33bの周囲に設けられたバネ34で、ミドルプレート32は下方へ押し込まれている。
パンチ31の両側には、支点a35を軸に回転する第1押具36a,36bを有する。第1押具36a,36bには、ヒンジピン37a,37bと、その周囲にローラ38a,38bとを有する。更に、トッププレート26に固定されているカム保持ブロック39a,39bに取り付けられたカム41a,41bを有する。支点a35は、支点ピン17a,17bが夫々挿入されるヒンジブロック18a,18bによって構成されている。カム41a,41bが上下に摺動することで、ローラ38a,38bが上下に移動して、矢印に示すように、第1押具36a,36bを開閉させるように構成されている。
カシメ時、位置決めピン42a,42bが、ホルダー10のブッシュ4a,4bに挿入され、位置が決めがなされる。またパンチ31がグランドカバー80と接触した状態で、両側のカム41a,41bがローラ38a,38bを押し下げることにより、両側の第1押具36a,36bが支点a35を軸にして、内側に回転させることが可能となる。
図6は図1の第2ダイセット40の外観図で、(a)は斜視図,(b)は正面図,(c)は断面図である。図6の第2ダイセット40において、図3の第1ダイセット20と同様な名称の部分は、図3と同様な符号で示してある。図6を参照すると、第2治具としての第2ダイセット40は、第2ベース部材としてのベースプレート21に、ホルダー10をガイドするためのガイドプレート22とセンタープレート23、サイドプレート24a,24bを有する。また、ベースプレート22には、シャフト25a,25bが垂直に組み込まれ、そのシャフトA25a,25bは第2スライド部材としてのトッププレート26のブッシュ26a,26bを通り、トッププレート26は、バネ27a,27bにより垂直上方へ持ち上げられており、プレス機構50の上下方向の駆動により、トッププレート26も上下に駆動する。また、トッププレート26の下死点調整はストッパ28a,28bと位置決めボルト29a,29bにより決めることが可能である。尚、符号19は、図3の場合と同様に、ストッパープレートである。
図7は図6(c)のB部の本カシメ機構15を主に示す部分拡大断面図で、(a)はカシメ前の状態,(b)はカシメ時の状態を夫々示している。図8は図7の本カシメ機構15の分解組立斜視図である。図9は図8の本カシメ機構15の斜視図である。
図7(a),(b),図8,図9を参照すると、本カシメ機構15として、中央には、第2カシメ部材としての本カシメ用のパンチ43がスライドベース44に固定され、そのスライドベース44はトッププレート26に固定されている。スライドベース44の両側には、第2押具としてのケーブル押さえ45a,45bが取り付き、バネ46a,46bで下方へ押されており、下方への抜け止めとして、ピン47がスライドベース44に圧入されている。
ケーブル押さえ45a,45bはスライドベース44のガイド溝44aをスライドし、カバープレート48a,48b,49a,49bにより浮きを防止されている。
次に、本発明の実施の形態によるカシメ治具を用いたコネクタのハーネスについて説明する。
図10はコネクタのハーネスの最終形状を示す斜視図である。図10に示すように、第1ケーブル保持部材としての長さ方向に櫛歯状に押さえ爪66が形成されたグランドベース60の間に、ラミネートテープ76によって整列固定された細線同軸ケーブル70の外部導体73露出部分77が装着され、第2ケーブル保持部材としての両端に溝を有するグランドカバー80で、ケーブル70をグランドベースの底部に向かって押さえ込み蓋をしたケーブル整列部材90が示されている。グランドカバー80はグランドベース60の爪66を内側に折り曲げる(カシメる)ことによって、固定されている。
図11(a),(b),(c)は第1工程(セット操作)の説明に供せられる図で、(a)は斜視図,(b)はセット前の状態を示す断面図,(c)はセット後の状態を示す断面図である。
図11(a),(b),(c)を参照すると、ホルダー10のガイドピン2a,2bにグランドベース60のパイロット穴61を合わせてセットする。次いで予めラミネートテープ76によりピッチを固定された複数本のケーブル70を用意し、カシメ部77のみラミネートテープ76を外皮部74とともに除去されたケーブル70をグランドベース60の爪66の間に合わせてセットする。さらに、その上からグランドカバー80のパイロット穴81a,81bをホルダー10のガイドピン2a,2bに合わせてセットする。本第1工程により、グランドベース60,グランドカバー80,ケーブル70の位置が決まる。
図12はホルダー10をダイセットにセット(第2工程)する状態を示す斜視図である。図12を参照すると、第2工程では、第1工程でセットされたケーブル70を、押さえプレート6とマグネットB9で固定する。その状態で、ホルダー10のベース部の溝と、ダイセットa20のガイドプレート22に固定されたセンタープレート23に合わせて、ホルダー10をセットし、ダイセット10のストッパ19に、ホルダー10の位置決めボルト5を軽く押し当てる。
図13は仮カシメの工程(第3工程)を示す図である。図13を参照すると、プレスレバー55を手前に回転させると、第1治具のダイセット20のトッププレート26に備えられた仮カシメ機構部14が下降する。まず、位置決めピン42a,42bがホルダー10の位置決めブッシュ4a,4bに挿入される。次いで、パンチ31の先端部がグランドカバー80の上面にあたり、下方へ垂直に押し下げる。このとき、パンチ31はバネ34により押し込んだ状態を保持することができる。その状態で、第1押具36a,36bが内側に回転し、グランドプレート80の複数の押さえ爪66を同時に内側へ折り返し、仮カシメ状態となる。
図14はカシメ治具を用いた本カシメ工程(第4工程)を示す図である。図14を参照すると、第3工程でカシメられた押さえ爪66はスプリングバックにより多少開いてしまうためカシメとしては不完全である。このため、本工程の本カシメにて、第2カシメ部材である本カシメ用パンチ43を加えることによりスプリングバックを除去し、安定したカシメ形状を形成することが可能となる。第3工程を終えたホルダー10をダイセットにセットする(方法は、第2工程と同様である)次に、プレスレバー55を手前に回転させると、第2ダイセット40のトッププレート26に備えられた本カシメ機構部15が下降する。
まず、位置決めピン42a,42bがホルダー10の位置決めブッシュ4a,4bに挿入される。
次いで、第2押具であるケーブル押さえ45a,45bが複数本のケーブル70を押える。さらにトッププレート26を下方へ押し込むと、先端部が凹型のパンチ43がグランドベース60の爪66の上部と左右を押さえ込み、下死点で最終的な形状を形成する。
下死点まで下降したとき、プレス機構50のレバー55を解除する。すると、ケーブル押さえ45a,45bがケーブル70を保持した状態で、先にパンチ43が上方へ上がり、あるストロークでケーブル押さえ45a,45bも上方へ上がる。これは、最終形状を形成したグランドベース60,グランドカバー80はスプリングバックによりパンチの凹部に食いついてしまうため、ケーブル押さえ45a,45bをバネで下方の位置で保持しながら、製品の浮きを防止するために本機構を加えた。
図15は第5工程(ハーネス取り出し)を示す図で、(a)はホルダー10の分解組立斜視図,(b)はハーネスを取り出す前の状態を示す断面図,(c)は取出し後の状態を示す断面図である。図15(a)〜(c)を参照すると、本カシメが終了したら、第2治具のダイセット40からホルダー10を取り出す。次に、押さえプレート6とマグネットB9をホルダー10から取り外す。その後、本カシメ済みのハーネス75を取り外すために、図15(c)に示すように、左側のレバー3a,右側のレバー3bを同時に下方へ押し倒すと、各々支点B56,支点C57を軸に回転し、一体になったグラントベース60及びグランドカバー80を上方へ持ち上げる。これにより、ピン7a,7bに嵌っているグランドベース60を容易に取り外すことが可能となる。さらに押し倒したレバー3a,3bを解除すると、バネ16a,16bにより左側のレバー3a,右側のレバー3bは元の位置に戻る。以上で、図10に示されるハーネス75が得られ、作業は終了である。図10を再び、参照すると、ケーブル70の各リード線がグランドベース60とグランドカバー80との間に挟みこまれて結線された状態となっている。
以上の説明の通り、本発明の実施の形態によれば、接触不良の原因となる半田を用いず、保持部材であるグランドベース60およびグランドカバー80をケーブル70にカシメる工程で、上下方向のプレス機構30,50の動作で、パンチ31,43がグランドカバー80をケーブル70に押し付ける状態を保持し、かつその状態でグランドベース60とグランドカバー80の中心の延長上にある回転軸aを有する左右共通の押具を回転させることにより、ケーブルの長さ方向に対向するグランドベース60の押さえ爪66を同時に内側に折り曲げることを可能としたカシメ治具とカシメ方法とを提供することができる。
また、本発明の実施の形態によれば、スプリングバック防止と、形状を安定させるための、本カシメ工程を追加し、さらにパンチのケーブル長さ方向の前後に上下にスライドする押具としてケーブル押さえを加えることによりパンチによるグランドベースの食いつきを防止したカシメ治具とカシメ方法とを提供することができる。
また、本発明の実施の形態によれば、ケーブル70の狭ピッチに対応するため、グランドベース60に多数の櫛歯状の押さえ爪66があり、その押さえ爪66を折り返す押具の面はフラットであり、カシメパンチのような形状よりもコストが低く、また安定して製作可能であるカシメ治具とカシメ方法とを提供することができる。
以上の説明の通り、本発明のカシメ治具は、電気コネクタ等の細線同軸ハーネスの製造に適用される。
本発明の実施の形態によるカシメ治具の全体構成を示す斜視図である。 ホルダー10の詳細図を示す分解組み立て斜面視図である。 図1の第1ダイセットの外観を示す図で、(a)は斜視図,(b)は正面図,(c)は(b)のIIIC−IIIC断面図である。 図3(c)のA部の仮カシメ機構を主に示した部分拡大断面図で、(a)はカシメ前の状態,(b)はカシメ後の状態を夫々示している。 図4のA部の仮カシメ機構14の分解組立図で、(a)は斜視図,(b)は上面図である。 図1の第2ダイセットの外観図で、(a)は斜視図,(b)は正面図,(c)は断面図である。 図6(c)のB部の本カシメ機構を主に示す部分拡大断面図で、(a)はカシメ前の状態,(b)はカシメ時の状態を夫々示している。 図7の本カシメ機構の分解組立斜視図である。 図8の本カシメ機構の斜視図である。 コネクタのハーネスの最終形状を示す斜視図である。 本発明の実施の形態によるカシメ方法のセット操作(第1工程)の説明に供せられる図で、(a)は斜視図,(b)はセット前の状態を示す断面図,(c)はセット後の状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態によるカシメ方法のホルダーをダイセットにセット(第2工程)する状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態によるカシメ方法の仮カシメ工程(第3工程)を示す図である。 本発明の実施の形態によるカシメ方法の本カシメ工程(第4工程)を示す図である。 本発明の実施の形態によるカシメ方法のハーネス取り出し(第5工程)を示す図である。 図16は特許文献1に示されたコネクタを示す断面図である。 (a)は図16のコネクタのケーブル整列部材を示す斜視図,(b)は図16のコネクタのケーブル整列部材のグランドカバーを示す斜視図,(c)は図16のコネクタ整列部材のグランドベースを示す斜視図である。 特許文献2に開示されたコネクタのグランドプレートを示す図である。 図18のコネクタのグランドプレートのケーブルをカシメた状態を示す断面図である。
符号の説明
2a,2b ガイドピンA
3a,3b レバー
4a,4b 位置決めブッシュ
5 位置決めボルト
6 押さえプレート
7a,7b ガイドピン
8a,8b マグネットA
9 マグネットB
10 ホルダー
11a 第1ヒンジブロック
11b 第2ヒンジブロック
12a,12b ヒンジピン
13 受け台
14a,14b ガイドピン
14 仮カシメ機構
15 本カシメ機構
16a,16b バネ
17a,17b 支点ピン
18a,18b ヒンジブロック
19a,19b ストッパープレート
20 第1ダイセット
21 ベースプレート
22 ガイドプレート
23 センタープレート
24a,24b サイドプレート
25a,25b シャフトA
26 トッププレート
26a,26b ブッシュ
27a,27b バネ
28a,28b ストッパ
29a,29b 位置決めボルト
30 プレス
31 パンチ
32 ミドルプレート
33a,33b シャフトB
34 バネ
35 支点a
36a,36b 第1押具
37a,37b ヒンジピン
38a,38b ローラ
39a,39b カム保持ブロック
40 第2ダイセット
41a,41b カム
42a,42b 位置決めピン
43 パンチ
44 スライドベース
45a,45b 第2押具(ケーブル押さえ)
46a,46b バネ
47 ピン
48a,48b,49a,49b カバープレート
50 プレス
55 プレスレバー
56 支点B
57 支点C
60 グランドベース
61a,61b パイロット穴
65 突条部
66 押さえ爪
70 ケーブル
71 中心導体
72 絶縁部
73 外部導体
74 外皮部
75 ハーネス
76 ラミネートテープ
80 グランドカバー
81a,81b パイロット穴
85 突出部
87a 天井部
87b 溝
90 ケーブル整列部材
100 第1治具(カシメ治具)
110 コネクタ
101 第2治具
111 金属シェル
112 コネクタ本体
113 インシュレータ
114 嵌合部
114a,114b 凹部
114c 突条部
115 ケーブル収容部
115a 溝
116 コンタクト
116a コンタクトケーブル接触部
131 グランドベース
133a,133b バレル
135 カシメパンチ

Claims (3)

  1. ケーブルを保持部材に固定し接続するためのカシメ治具において
    記カシメ治具は、前記ケーブルと前記保持部材とを位置決めし保持するホルダーと、第1治具と、第2治具とを備え、
    前記第1治具は、前記ホルダーを位置決め保持する第1ベース部材と、前記第1ベース部材に対して摺動自在に保持され、前記保持部材をカシメる第1カシメ部材とを有し、
    前記第2治具は、前記ホルダーを位置決め保持する第2ベース部材と前記第2ベース部材に対して摺動自在に保持され、前記保持部材をカシメる先端が凹型の第2カシメ部材とを有し、
    前記ケーブルと前記保持部材とを保持した前記ホルダーを前記第1ベース部材にセットして、前記第1カシメ部材によって、前記保持部材のグランドカバーを下方に押し下げ、前記保持部材の押さえ爪を内側へ折り返す仮カシメを行った後、前記ホルダーを前記第2ベース部材にセットして、前記第2カシメ部材によって、前記押さえ爪の上部と両側を押さえ込んで、前記凹型に対応する形状に形成する本カシメを行うことを特徴とするカシメ治具。
  2. 請求項1に記載のカシメ治具において、前記第1カシメ部材は、更に、当該カシメ部材に設けられた回転軸を介して、当該カシメ部材の下降方向を含む面内で開閉するように回転自在に保持された一対の第1押具を有し、
    前記第2カシメ部材は、前記本カシメの際に当該第2カシメ部材の上下移動方向に沿って両側に設けられ、前記ケーブルを押さえる一対の第2押具を有し、前記第2カシメ部材は前記第2押具に対して上下移動可能なことを特徴とするカシメ治具。
  3. ケーブルを保持部材に接続するためのカシメ方法において、ベースと前記ベースに固定される受け台と押さえプレートとを備えたホルダーに、前記ケーブルと前記保持部材とを位置決めし保持する第1工程と、
    第1ベース部材と前記第1ベース部材に摺動自在に保持される第1スライド部材とを有する第1治具に、前記ケーブルと前記保持部材とを保持した前記ホルダーをセットする第2工程と、
    前記第1スライド部材に備えられた第1カシメ部材により、仮カシメを行う工程と、第2ベース部材と前記第2ベース部材に摺動自在に保持される第2スライド部材とを有する第2治具に、仮カシメを行ったケーブルと保持部材とを保持したホルダーをセットする第3工程と、
    前記第2スライド部材に備えられた第2カシメ部材により、本カシメを行う第4工程とを有することを特徴とするケーブルと保持部材とのカシメ方法。
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