JP5720955B2 - 端子の製造方法および連鎖端子 - Google Patents
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本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、作業効率を向上しコストを低減した端子の製造方法および連鎖端子を提供することを目的とする。
圧着部材およびワイヤーバレルの圧着ができる。
その結果、本発明によれば、作業効率を向上しコストを低減した端子の製造方法および連鎖端子を提供することができる。
前記圧着部材には、前記露出芯線の端部と当接する芯線当接部が設けられていてもよい。
このような構成とすると、露出芯線の端部が芯線当接部に当接して圧着部材により容易に位置決めされるので、第1圧着工程および第2圧着工程を実行するときに露出芯線の位置ずれが生じにくくなり好ましい。
このような構成とすると、圧着部材がワイヤーバレルの側縁に位置決めされるので、第2圧着工程を行うときに圧着部材の位置ずれが生じにくくなり好ましい。また、上記構成とすると、圧着部材がワイヤーバレルと重なる長さ寸法が定まって、ワイヤーバレルと圧着部材との双方によって芯線が圧着されている高圧縮部の長さ寸法を確実に定めることができる。
本発明の実施形態1を図1ないし図10によって説明する。本実施形態で説明する製造方法により得られる端子15は、図10に示すように、芯線11を含む電線12の端部から露出する芯線11に圧着されるようになっている。本実施形態に係る端子15は、いわゆるLA端子とされる。
電線12は、複数の金属製の素線14を撚り合わせてなる芯線11と、芯線11の外周を覆う合成樹脂製の絶縁被覆13とを備える。芯線11は、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金等、必要に応じて任意の金属を用いることができる。本実施形態においては、アルミニウム又はアルミニウム合金が用いられている。
端子15は、一般に用いられる形状のものであり、金属板材を所定形状にプレス加工することにより形成された連鎖端子10から得られる。金属板材は銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金、鉄、鉄合金等、必要に応じて任意の金属を用いることができる。本実施形態では銅又は銅合金が用いられる。また、金属板材にはスズ、ニッケル等任意の金属によるメッキが施されていてもよい。本実施形態ではスズメッキが施されている。
本実施形態においては、端子15は露出芯線11に圧着される圧着部材21を備える。図6に示すように、圧着部材21は、露出芯線11の端縁に芯線当接部23が当接した状態で、芯線11の外周に圧着されている。
図6に示すように、圧着部材21は、芯線11の外周に巻き付けられるように圧着されている。本実施形態では、圧着部材21の長さ寸法は、芯線11の外周を包囲することができる長さに設定されている。
本実施形態において端子15を製造する際には、図1に示すような連鎖端子10が用いられる。連鎖端子10は、電線12の端部から露出する露出芯線11の端部に外側から巻き付けられるように圧着される圧着部材21と、露出芯線11及び圧着部材21を圧着するワイヤーバレル16を有する端子片15Aとが、帯状をなすキャリア10Aの側縁に交互に連結されてなるものである。連鎖端子10のキャリア10Aには、方形状および円形状の端子送り孔10B,10Cが交互に形成されている。
まず、連鎖端子10の圧着部材21の圧着部24に、図2に示すように、電線12の端部において露出する露出芯線11の端部を載置する。このとき、露出芯線11の端部が圧着部材21の芯線当接部23に当接し、圧着部材21に対して位置決めされる。
本実施形態の作用、効果について説明する。
本実施形態においては、圧着治具30は、電線12の露出芯線11に圧着部材21を圧着する第1金型31A,31Bと圧着部材21が圧着された露出芯線11にワイヤーバレル16を圧着する第2金型32A,32Bとを有するので、1の圧着治具30により、
圧着部材21およびワイヤーバレル16の圧着ができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)圧着部材21は芯線11に熱圧着されていてもよい。
(2)上記実施形態では、芯線11は複数の素線14を撚り合せてなる撚り線としたが、これに限られず、金属棒材からなる単芯線でもよい。
(3)上記実施形態においては、端子15はLA端子としたが、これに限られず、雄端子、雌端子等、必要に応じて任意の形状の端子とすることができる。
(4)圧着部材21は、貫通した筒状をなしていてもよく、また、有底の筒状をなしていてもよい。
(5)上記実施形態では、ワイヤーバレル当接部22と芯線当接部23をともに備えた圧着部材21を示したが、いずれか一方のみを備えるものであってもよい。
10A...キャリア
11...芯線(露出芯線)
12...電線
13...絶縁被覆
14...素線
15...端子
15A...端子片
16...ワイヤーバレル
21...圧着部材
22...ワイヤーバレル当接部
23...芯線当接部
24...圧着部
30...圧着治具
31A,31B...第1金型
32A,32B...第2金型
Claims (4)
- 芯線を絶縁被覆により被覆してなる電線の端部から露出する露出芯線の端部に外側から巻き付けられるように圧着される圧着部材と、前記露出芯線及び前記圧着部材を圧着するワイヤーバレルと、を有する端子の製造方法であって、
前記圧着部材と、前記ワイヤーバレルを有する端子片とが、帯状をなすキャリアの側縁に交互に連結されてなる連鎖端子において、前記圧着部材を前記電線の前記露出芯線に圧着する第1圧着工程と、前記第1圧着工程を経た前記圧着部材を前記連鎖端子から切り離す切断工程と、前記切断工程を経た前記露出芯線に、前記端子片のワイヤーバレルを圧着する第2圧着工程と、を備え、前記第1圧着工程および前記第2圧着工程を実行する際に、前記圧着部材を前記露出芯線に圧着する金型と、前記ワイヤーバレルを前記圧着部材が圧着された前記露出芯線に圧着する金型とを有する圧着治具を用いる端子の製造方法。 - 前記圧着部材には、前記露出芯線の端部と当接する芯線当接部が設けられている請求項1に記載の端子の製造方法。
- 前記圧着部材には、前記ワイヤーバレルの側縁と当接して前記ワイヤーバレルに対して位置決めされるワイヤーバレル当接部が設けられている請求項1または請求項2に記載の端子の製造方法。
- 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の端子の製造方法において用いる連鎖端子。
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JP2012098557A JP5720955B2 (ja) | 2012-04-24 | 2012-04-24 | 端子の製造方法および連鎖端子 |
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JP2012098557A JP5720955B2 (ja) | 2012-04-24 | 2012-04-24 | 端子の製造方法および連鎖端子 |
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2012
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