JPH10308271A - メス端子及びその製造方法 - Google Patents

メス端子及びその製造方法

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JPH10308271A
JPH10308271A JP11701597A JP11701597A JPH10308271A JP H10308271 A JPH10308271 A JP H10308271A JP 11701597 A JP11701597 A JP 11701597A JP 11701597 A JP11701597 A JP 11701597A JP H10308271 A JPH10308271 A JP H10308271A
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JP
Japan
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bending
side walls
bottom wall
angle
bending step
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JP11701597A
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Takuya Inoue
琢也 猪上
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で残留応力の低いメス端子を容易に製造
できるようにする。 【解決手段】 金属板平板部12の両端の小幅部分を曲
げ起こして天壁12cとする第1の曲げ工程と、金属板
底壁相当部分を押圧部材24で下向きに押圧しながらそ
の両外側の側壁相当部分を曲げ起こす第2の曲げ工程
と、押圧部材24を退けて両側壁12bを両外側から押
圧することにより側壁内側角度が鋭角になるまで曲げ加
工をする第3の曲げ工程とを順に行い、その後のスプリ
ングバックによって上記側壁内側角度が略直角になるよ
うにしたメス端子の製造方法。また、当該製造方法によ
り製造されたメス端子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用コネクタ
等に設けられるメス端子とその製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のメス端子の構造の一例を図8
(a)(b)に示す。図示のメス端子は、単一の金属板
からなり、底壁90aと、この底壁90aの左右両側か
ら立ち上がる一対の側壁90bと、各側壁90bから内
側に延びる天壁90c,90dとを一体に有している。
天壁90c,90dの幅寸法は、底壁90aの幅寸法よ
りも大きく設定され、天壁90cの上に天壁90dが重
ね合わされた状態となっている。また、底壁90aの前
端からは後方に舌片92が折り返され、両側壁90bの
内側に収納されている。この舌片92は、当該端子内に
挿入される相手型雄端子94と圧接して導通を達成する
ものである。
【0003】このメス端子は、一般に次のような方法に
よって製造される。
【0004】1)第1の曲げ工程:図9に示すような単
一の金属板90の両端部を略直角だけ曲げ起こし、それ
ぞれ天壁90c,90dとする。
【0005】2)第2の曲げ工程:上記金属板90の底
壁90aに相当する部分を台22の上に載せ、当該部分
を底壁目標幅寸法と略同等の幅寸法をもつ押圧部材24
によって上から押圧する。この状態で、台22の左右両
側から金型26を上昇させて側壁90bに相当する部分
を上向きに押圧し、両天壁90c,90dの先端が押圧
部材24に当たる寸前の限界位置(図9二点鎖線の位
置)まで側壁90bを曲げ起こす。この段階で、底壁9
0aと例えば左側側壁90bとの曲げ角度αは必然的に
鈍角となる。この第2の曲げ工程終了後、邪魔となる押
圧部材24を上方に退け、舌片92を後方に曲げ返して
側壁90bの内側に挿入する作業を行う。
【0006】3)第3の曲げ工程:前記金型28に代
え、今度は、図10(a)〜(c)に示すような金型2
8を上から降ろす。この金型28の左右両内側面27
は、下方に向かうに従って両外側に変位する方向の傾斜
面とされており、両金型28が降下するに従って両側壁
90bの上端部分(すなわち側壁90bと天壁90cと
の境界部分)が両外側から内側に向けて押圧され、曲げ
加工がさらに進められる。そして、両天壁90c,90
dが上下に重合し、底壁90aと側壁90bとが略直角
となった時点で全曲げ工程が終了する。
【0007】その後、金属板90に発生するスプリング
バックにより、両側壁90bが広がろうとする(すなわ
ち底壁90aと側壁90bとのなす角度が鈍角に戻ろう
とする)が、両天壁90c,90dの接触部分で発生す
る摩擦抵抗により上記側壁90bの開きが強制的に阻止
され、これにより端子全体の断面形状が矩形状に維持さ
れる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のメ
ス端子及びその製造方法には、次のような解決すべき課
題がある。
【0009】A)図9に示す第2の曲げ工程では、底壁
相当部分を押圧部材24で押圧しながら側壁相当部分を
曲げ起こすので、比較的安定した曲げ加工ができるのに
対し、図10に示す第3の曲げ工程では、上記押圧部材
24を退け、金型28による両外側からの押圧力だけで
曲げを進行させなければならないので、安定した加工を
行いにくい。従って、上記第2の曲げ工程でなるべく大
きな曲げ角度を稼いでおき、その後の曲げ工程での曲げ
角度を極力小さく抑えることが好ましいが、上記第2の
曲げ工程では、両天壁90c,90dの先端が押圧部材
24に当たる手前得位置までしか曲げ加工ができず、し
かも、両天壁90c,90dの幅寸法が大きい(具体的
には底壁幅寸法の半分の寸法よりも大きい)ため、曲げ
角度の増加には限界がある。換言すれば、この第2の曲
げ工程終了段階で底壁90aと側壁90bとがなす角度
αを小さくすることができない。
【0010】B)上記第3の曲げ工程では、両天壁90
c,90dを擦らせながら曲げ加工を進めなければなら
ず、当該曲げ工程での状態はさらに不安定となる。
【0011】C)製造後のメス端子では、本来、両側壁
90bがスプリングバックによって外側に広がろうとす
るのを、両天壁90c,90dの接触による摩擦抵抗で
強制的に阻止するようにしているので、残留応力が高
く、強度上好ましくない。また、底壁90c,90dを
重合させるために両天壁90c,90dの幅寸法を必要
以上に大きくしなければならず、その分材料費が高くな
り、また構造が複雑になる。
【0012】本発明は、上記のような課題を解決できる
メス端子及びその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、金属板を曲げ加工することに
より、底壁と、この底壁の左右両側から立ち上がる一対
の側壁と、これらの側壁の上端から内側に延びる一対の
天壁とを一体に有するメス端子を製造する方法であっ
て、上記金属板の両端から上記底壁の幅寸法の半分の寸
法よりもわずかに小さい寸法だけ内側の線を境にしてこ
れよりも外側部分を略直角に曲げ起こして上記天壁とす
る第1の曲げ工程と、金属板の上記底壁に相当する部分
を押圧部材により下向きに押圧しながらその両外側の側
壁相当部分を上向きに押圧することにより両天壁の先端
が上記押圧部材に当たる手前の位置まで両側壁を曲げ起
こす第2の曲げ工程と、上記押圧部材を退けて両側壁を
両外側から押圧することにより両側壁と底壁とのなす曲
げ角度が鋭角になるまでさらに曲げ加工をする第3の曲
げ工程とを順に行い、かつ、この第3の曲げ工程後のス
プリングバックによって上記底壁と側壁とのなす角度が
略直角となるように上記第3の曲げ工程での曲げ角度を
設定するものである。
【0014】なお、ここでいう「底壁の幅寸法の半分の
寸法よりもわずかに小さい寸法」とは、第3の曲げ工程
で両側壁と底壁とのなす曲げ角度が鋭角になるまで曲げ
加工できるような寸法であって、かつ、その後のスプリ
ングバックによって上記底壁と側壁とのなす角度が略直
角となるように第3の曲げ工程での曲げ角度を設定し得
る程度に底壁の幅寸法の半分の寸法よりも小さい寸法を
意味する。
【0015】上記方法によれば、第1の曲げ工程で天壁
として曲げ起こす部分の幅寸法が小さいので、その後の
第2の曲げ工程で押圧部材と天壁との干渉を避けながら
大きな曲げ角度を確保することができる。従って、比較
的不安定な第3の曲げ工程での曲げ角度を小さく抑えて
安定した加工を行うことができる。また、従来方法のよ
うに第3の曲げ工程で天壁同士が擦れ合うことがないの
で、この第3の曲げ工程で円滑な曲げ加工を行うことが
できる。
【0016】このようにして製造されたメス端子、すな
わち、上記底壁と両側壁とのなす角度が略直角で、か
つ、上記両天壁の幅寸法の和が底壁の幅寸法よりもわず
かに小さくて両天壁の先端同士の間に微小すき間がある
メス端子は、従来のように天壁同士の接触部分の摩擦抵
抗でスプリングバックを阻止するようにしたものではな
く、実際にスプリングバックを生じさせてその結果とし
て底壁と両側壁とのなす角度が略直角となるようにした
ものであるので、従来のメス端子に比べて残留応力が極
めて低い。また、天壁の幅寸法が小さい分、材料費も節
約される。
【0017】さらに、上記第2の曲げ工程を行う前に上
記底壁と側壁との境界部分に予めビードを形成しておけ
ば、効果的な補強ができるとともに、第3の曲げ工程終
了後のスプリングバックを抑制することができる。この
ようにスプリングバックを小さくする分、第3の曲げ工
程における過剰の曲げ角度(実際の曲げ角度から目標角
度である90°を差し引いた角度)を小さくすることが
できる。すなわち、両天壁の幅寸法を底壁の幅寸法の半
分の寸法に近づけることができ、これによって、スプリ
ングバック後に発生する天壁同士のすき間を小さくする
ことができる。
【0018】なお、この端子に上記側壁同士の間に収納
される他の端子構成部材(例えば接触用舌片や補強用板
ばね)がある場合には、上記第2の曲げ工程を行った
後、第3の曲げ工程を行う前に、両側壁の内側に上記端
子構成部材を挿入しておくようにすればよい。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
〜図5に基づいて説明する。
【0020】0)金属板の製造 本発明にかかるメス端子を製造するにあたり、まず、図
1(a)(b)に示すような形状の金属板10を打ち抜
き等で形成する。この金属板10の形状は、端子前端部
に相当する平板部12と、圧接片13をもつ電線圧接部
に相当する平板部14と、電線圧着部に相当するバレル
部16とをこの順に有し、かつ、平板部12から前方に
長尺の舌片18が延びる形状とする。なお、平板部14
及びバレル部16は本発明と特に関係がないので、その
加工については説明を省略し、以下、平板部12の加工
を主に説明する。
【0021】1)第1の曲げ工程 平板部12の左右両端から寸法aだけ内側に入り込んだ
線を天壁12cと側壁12bとの境界線L1とし、この
境界線L1よりも外側の部分を天壁12cとして略直角
に曲げ起こす。上記寸法a(すなわち天壁12cの幅と
なる寸法)は、底壁12aの目標幅寸法bの1/2より
もわずかに小さい寸法としておく。この寸法については
後にも述べる。
【0022】なお、この第1の曲げ工程と同時に、また
は第1の曲げ工程終了後、次の第2の曲げ工程を行う前
に、底壁12aに相当する部分と側壁12bに相当する
部分との境界線L2上に上向き(図1(a)(b)では
手前向き)に突出するビード20を形成しておく。
【0023】2)第2の曲げ工程 上記底壁12aに相当する部分を図2に示すような台2
2の上に載せ、当該部分を底壁目標幅寸法と略同等の幅
寸法をもつ押圧部材24によって上から押圧する。この
状態で、台22の左右両側から金型26を上昇させて側
壁12bに相当する部分を上向きに押圧し、両天壁12
cの先端が押圧部材24に当たる手前(好ましくは寸
前)の位置(図9二点鎖線の位置)まで側壁12bを曲
げ起こす。
【0024】この段階で、底壁12aと側壁12bとが
なす角度(以下、側壁内側角度と称する。)βは鈍角と
なるが、前記図8〜図10に示した従来のメス端子に比
べて両天壁12cの幅寸法が小さいため、その分上記側
壁内側角度βは前記図9に示した角度αよりも小さくな
る。すなわち、この第2の曲げ工程で従来よりも大きな
曲げ角度を稼ぐことができる。
【0025】この第2の曲げ工程後、押圧部材24を上
方に退け、舌片18を後方に曲げ返して両側壁12bの
内側に挿入する作業を行う。
【0026】3)第3の曲げ工程 前記金型26に代え、今度は図3(a)〜(c)に示す
ような金型28を上から降ろす。この金型28の左右両
内側面27は、下方に向かうに従って両外側に変位する
方向の傾斜面とされており、両金型28が降下するに従
って両側壁12bの上端部分(すなわち側壁12bと天
壁12cとの境界部分)が両外側から内側に向けて押圧
され、曲げ加工がさらに進められる。そして、図3
(c)及び図4(a)に示すように両天壁12cの先端
同士が当たる角度まで曲げ加工を行った時点で全曲げ工
程を終了するが、上述のように両天壁12cの幅寸法の
和が底壁12aの幅寸法よりも小さいため、最終の側壁
内側角度は直角ではなく鋭角になる。
【0027】加工後、除荷すると、スプリングバックに
よって天壁12cの先端同士が離間し、図4(b)に示
すような微小寸法δのすき間30が形成される。すなわ
ち、両側壁12bが広がり、上記側壁内側角度が増加す
る。しかし、上述のように加工終了直後の側壁内側角度
はもともと鋭角であるため、この側壁内側角度は上記ス
プリングバックによって目標角度である90°に近づく
ことになる。従って、このスプリングバックが完全に終
わった後の角度がちょうど90°となるように上記第3
の曲げ工程終了直後の側壁内側角度を設定する(つまり
は第1の曲げ工程で曲げ起こす両天壁12cの幅寸法a
を設定する)ことにより、スプリングバックを逆利用し
て側壁内側角度を略直角にすることができる。また、従
来のように第3の曲げ工程で天壁12c同士が擦れ合う
ことがないため、より円滑に加工を行うことができる。
【0028】以上のようにして製造されたメス端子を図
5(a)〜(c)に示す。このメス端子では、前記図8
に示したメス端子のように両天壁90c,90dの接触
による摩擦抵抗でスプリングバックを強制的に阻止する
ようにしたものではなく、スプリングバックを自由に発
生させた結果、最終的に側壁内側角度が略直角となるよ
うにしたものであるので、従来に比べて残留応力は著し
く低い。また、天壁90c,90dを重合させていない
ので、材料費は必要最小限で済み、構造も非常に簡単と
なっている。
【0029】なお、本発明では上記ビード20の省略が
可能であるが、このビード20の形成によって有効な補
強ができる。しかも、このビード20の形成によって上
記スプリングバックが抑制されるため、当該スプリング
バックの減少分だけ両天壁12cの幅寸法の和を底壁1
2aの幅寸法に近づけることができ、その結果として、
両天壁12c同士のすき間30の寸法δを小さくできる
利点が得られる。
【0030】第2の実施の形態にかかる端子を図6に示
す。ここでは、端子本体を構成する金属材料(例えば黄
銅)よりもばね定数の高い材料(例えばステンレス鋼)
からなる補強用板ばね32を舌片18と底壁12aとの
間に挾み込み、この補強用板ばね32の強い弾発力によ
って舌片18と相手型雄端子との接触圧を高めるように
している。
【0031】このメス端子を製造するには、図7(a)
に示すように第2の曲げ工程が終了した段階で補強用板
ばね32を両側壁12bの内側に挿入し、これに舌片1
8を被せるようにして当該舌片18を後方に曲げ返して
から、第3の曲げ工程を行って図7(b)に示すように
側壁12bを起こせばよい。このように、舌片18や補
強用板ばね32といった側壁12bとは別の端子構成部
材については、第2の曲げ工程が終了してから第3の曲
げ工程を開始する前に側壁12bの内側に挿入するよう
にすればよい。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明は、金属板の両端の
小幅部分を曲げ起こして天壁とする第1の曲げ工程と、
金属板底壁相当部分を押圧部材で下向きに押圧しながら
その両外側の側壁相当部分を曲げ起こす第2の曲げ工程
と、押圧部材を退けて両側壁を両外側から押圧すること
により側壁内側角度が鋭角になるまで曲げ加工をする第
3の曲げ工程とを順に行い、その後のスプリングバック
によって上記側壁内側角度が略直角になるようにしたも
のであるので、材料費が少なく残留応力の低いメス端子
を容易に製造することができる効果がある。
【0033】さらに、上記第2の曲げ工程を行う前に上
記底壁と側壁との境界部分に予めビードを形成しておく
ことにより、有効な補強ができ、また、上記スプリング
バックを抑制してその分天壁同士のすき間の最終寸法を
小さく押えることができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施の形態にかかるメ
ス端子成形用金属板の平面図、(b)は当該金属板の要
部を拡大した平面図である。
【図2】上記金属板について行われる第2の曲げ工程を
示す断面図である。
【図3】(a)(b)(c)は上記金属板について行わ
れる第3の曲げ工程を示す断面図である。
【図4】(a)は上記第3の曲げ工程が終了した直後の
端子の正面図、(b)は第3の曲げ工程の後のスプリン
グバックが終了した端子の正面図である。
【図5】(a)は(c)のA−A線断面図、(b)は
(c)のB−B線断面図、(c)は上記メス端子の断面
側面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態にかかるメス端子の
断面側面図である。
【図7】(a)は第2の実施の形態において第2の曲げ
工程終了後に補強用板ばねを挿入する工程を示す断面正
面図、(b)は全工程終了後のメス端子の断面正面図で
ある。
【図8】(a)は従来のメス端子の断面側面図、(b)
は(a)のC−C線断面図である。
【図9】上記メス端子を製造するための第2の曲げ工程
を示す断面図である。
【図10】(a)(b)(c)は上記メス端子を製造す
るための第3の曲げ工程を示す断面図である。
【符号の説明】
10 金属板 12 平板部 12a 底壁 12b 側壁 12c 天壁 18 舌片(端子構成部材) 20 ビード 24 押圧部材 30 すき間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板を曲げ加工することにより、底壁
    と、この底壁の左右両側から立ち上がる一対の側壁と、
    これらの側壁の上端から内側に延びる一対の天壁とを一
    体に有するメス端子を製造する方法であって、上記金属
    板の両端から上記底壁の幅寸法の半分の寸法よりもわず
    かに小さい寸法だけ内側の線を境にしてこれよりも外側
    部分を略直角に曲げ起こして上記天壁とする第1の曲げ
    工程と、金属板の上記底壁に相当する部分を押圧部材に
    より下向きに押圧しながらその両外側の側壁相当部分を
    上向きに押圧することにより両天壁の先端が上記押圧部
    材に当たる手前の位置まで両側壁を曲げ起こす第2の曲
    げ工程と、上記押圧部材を退けて両側壁を両外側から押
    圧することにより両側壁と底壁とのなす曲げ角度が鋭角
    になるまでさらに曲げ加工をする第3の曲げ工程とを順
    に行い、かつ、この第3の曲げ工程後のスプリングバッ
    クによって上記底壁と側壁とのなす角度が略直角となる
    ように上記第3の曲げ工程での曲げ角度を設定すること
    を特徴とするメス端子の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のメス端子の製造方法にお
    いて、上記第2の曲げ工程を行う前に上記底壁と側壁と
    の境界部分に予めビードを形成しておくことを特徴とす
    るメス端子の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のメス端子の製造
    方法において、上記第2の曲げ工程を行った後、第3の
    曲げ工程を行う前に、両側壁の内側に他の端子構成部材
    を挿入することを特徴とするメス端子の製造方法。
  4. 【請求項4】 金属板からなり、底壁と、この底壁の左
    右両側から立ち上がる一対の側壁と、これらの側壁の上
    端から内側に延びる一対の天壁とを一体に有するメス端
    子において、上記底壁と両側壁とのなす角度が略直角
    で、かつ、上記両天壁の幅寸法の和が底壁の幅寸法より
    もわずかに小さくて両天壁の先端同士の間に微小すき間
    があることを特徴とするメス端子。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008305623A (ja) * 2007-06-06 2008-12-18 Japan Aviation Electronics Industry Ltd カシメ治具及びケーブルと保持部材とのカシメ方法
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