JP2010140808A - 圧着バレルの圧着方法、圧着バレル及び圧着装置 - Google Patents

圧着バレルの圧着方法、圧着バレル及び圧着装置 Download PDF

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Abstract

【課題】加工工数を増大させることなく圧着後の天井壁部が平らな状態を実現可能な圧着バレルの圧着方法を提供する。
【解決手段】押圧突起61が天井壁部44Bを絶縁部材30に接触するまで押圧した後、押圧突起61によってさらに天井壁部44Bを押圧することによって、天井壁部44Bの絶縁部材30と接触する箇所を支点Fとして、天井壁部44Bを折り曲げる。
【選択図】図8

Description

本発明は、例えばシールド電線(同軸ケーブル)の端末部などに電気的に接続されるシールド電線付きコネクタ(例えば、アンテナプラグコネクタ)などでの圧着に好適な圧着バレルの圧着方法、圧着バレル及びこれに用いる圧着装置に関するものである。
周知のように、従来、端子には各種のものが多数開発され使用されている。このような端子として、例えば自動車用コネクタ等に用いるメス端子などが知られており、このメス端子の製造方法としては、例えば特許文献1に記載のものなどが知られている。
即ち、このメス端子は、図10に示すように金属加工板を加工して、メス端子の原材100を得る。次に、図11に示すように、この原材100を台座200に搭載し、底壁130目標幅寸法と略同等の幅寸法をもつ押圧部材によって上から押圧する。この状態で、台座200の左右両側から金型220を上昇させて側壁110に相当する部分を上向きに押圧し、両天壁120の先端が押圧部材210に当たる手前(好ましくは寸前)の位置(図11の二点鎖線の位置よりやや広がった状態)まで側壁110を曲げ起こす(これを第1曲げ工程とよぶ)。
この段階で、底壁130と側壁110とがなす角度(以下、側壁内側角度と称する。)は鈍角となるが、従来のメス端子に比べて両天壁120の幅寸法が小さいため、その分上記側壁110の側壁内側角度は従来の方法で加工したときの角度よりも小さくなる。すなわち、この第1曲げ工程で従来よりも大きな曲げ角度を稼ぐことができる。この第1曲げ工程後、押圧部材210を上方に退け、図10に示す舌片140を後方に曲げ返して、両側壁110の内側に挿入する作業を行う。
次に、第2曲げ工程では、金型220に代え、図12(A)〜(C)に示すような金型230を上から降ろす。この金型230の左右両内側面231は、下方に向かうに従って両外側に変位する方向の傾斜面とされており、両金型230が降下するに従って両側壁110の上端部分(すなわち側壁110と天壁120との境界部分)が両外側から内側に向けて押圧され、曲げ加工がさらに進められる。そして、図12(C)及び図13(A)に示すように両天壁120の先端同士が当たる角度まで曲げ加工を行った時点で、全曲げ工程を終了するが、上述のように両天壁120の幅寸法の和が底壁130の幅寸法よりも小さいため、最終の側壁110の内側角度は直角ではなく鋭角になる。
このような加工後、除荷すると、スプリングバックによって天壁120の先端同士が離間し、図13(B)に示すような微小寸法δのすき間が形成される。すなわち、両側壁110が広がり、上記側壁110の内側角度(側壁内側角度)が増加する。しかし、上述のように加工終了直後の側壁内側角度はもともと鋭角であるため、この側壁内側角度は上記スプリングバックによって目標角度である90°に近づくことになる。従って、このスプリングバックが完全に終わった後の角度がちょうど90°となるように上記第2曲げ工程終了直後の側壁内側角度を設定する(つまり、第1曲げ工程前に曲げ起こす両天壁120の幅寸法を設定する)ことにより、スプリングバックを逆利用して側壁内側角度を略直角にすることができる。また、従来のように第2曲げ工程で天壁120同士が擦れ合うことがないため、より円滑に加工を行うことができる。
以上のようにして製造されたメス端子では、従来のメス端子のように両天壁の接触による摩擦抵抗でスプリングバックを強制的に阻止するようにしたものではなく、スプリングバックを自由に発生させた結果、最終的に側壁内側角度が略直角となるようにしたものであるので、従来に比べて残留応力は著しく低い。また、天壁を重合させていないので、材料費は必要最小限で済み、構造も非常に簡単となっている。
特開平10−308271号公報
しかしながら、図12(C)及び図13(A)に示すように両天壁120の先端どうしが当たる角度まで曲げ加工を行うと、曲げ後の左右の天壁120の先端どうしが互いに係止したり衝突したときに、曲げ加工部分など(特に、長さ方向に直交する幅方向)が変形することがある。その結果、その部分の寸法が変化すると、加工後の製品ごとに寸法的なばらつきが大きくなるとともに、天壁120の曲げ加工の状態にもばらつきを生じる虞がある。
ところで、両天壁120である上面部分について平らな状態が得られるか否かは、特に幅方向の寸法に依存しているので、その寸法にばらつきが大きくなると、良好な曲げ加工状態が実現困難になる。そこで、このような寸法ばらつき及び曲げ加工のばらつきを抑制するためには、どうしても工程を増やすなどの措置が必要となっている。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、加工工数を増大させることなく圧着後の天井壁部が平らな状態、つまり良好で安定した圧着状態を実現可能な圧着バレルの圧着方法及び圧着装置を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る圧着バレルの圧着方法は、下記(1)〜(2)を特徴としている。
(1) 底板部と、前記底板部から立ち上がる一対の側壁部と、前記一対の側壁部それぞれの先端から延びる一対の天井壁部と、を備えた圧着端子の圧着バレルにおいて、該圧着バレルによって固定すべき絶縁部材を外側から包み込むように前記側壁部または前記天井壁部を内側に折曲させることで前記絶縁部材を前記底板部と側壁部と天井壁部との間で加締めて圧着させる圧着バレルの圧着方法であって、
アンビルに載置した状態の前記圧着バレルの前記天井壁部の先端部に対向する箇所に位置する、クリンパの天井面に形成した押圧突起によって、前記天井壁部を前記絶縁部材に接触するまで押圧する第1工程と、
前記押圧突起が前記天井壁部を前記絶縁部材に接触するまで押圧した後、前記押圧突起によってさらに前記天井壁部を押圧することによって、前記天井壁部の前記絶縁部材と接触する箇所を支点として、さらに前記天井壁部を折り曲げる第2工程と、
を有すること。
(2) 上記(1)の構成の圧着バレルの圧着方法において、
前記第1工程に先立って、前記側壁部の内面側の、前記天井壁部との境界となる部分に形成された溝又は窪みを支点として、前記側壁部に対して前記天井壁部を一定角度で内側方向に折曲させて傾斜させる工程を有する、
こと。
上記(1)の構成の圧着バレルの圧着方法によれば、側壁部と天井壁部のつなぎ目を支点とするスプリングバックは従来のものと同様に依然として発生するものの、天井壁部はそのスプリングバック分を考慮して導体または絶縁部材に接触する箇所を支点として予め余分に折り曲げる。従って、その後に、側壁部と天井壁部のつなぎ目を支点とするスプリングバックが発生し、天井壁部が折り曲げ方向とは逆方向に戻るので、その戻り動作によって、前述の予め余分に折り曲げた分の角度量が補償され、加工工数を増大させることなく、圧着後の天井壁部では底板部に平行な水平方向に倣った平らな面状態が実現できる。つまり、良好で安定した圧着状態が実現できる。
上記(2)の構成の圧着バレルの圧着方法によれば、側壁部の内面側の天井壁部との境界部分に形成する溝又は窪みを中心として、側壁部から天井壁部を確実に折曲させることができるので、一層確実に、天井壁部の上面部分を平らな状態に圧着加工できる。
前述した目的を達成するために、本発明に係る圧着端子の圧着バレルは、下記(3)を特徴としている。
(3) 底板部と、前記底板部から立ち上がる一対の側壁部と、前記一対の側壁部それぞれの先端から延びる一対の天井壁部と、を備え、絶縁部材を外側から包み込むように前記側壁部または前記天井壁部を内側に折曲させることで前記絶縁部材を前記底板部と側壁部と天井壁部との間で加締めて圧着させる圧着端子の圧着バレルであって、
前記天井壁部が、該天井壁部の前記絶縁部材と接触する箇所を支点として、折り曲げられたこと。
上記(3)の構成の圧着端子の圧着バレルによれば、側壁部と天井壁部のつなぎ目を支点とするスプリングバックは従来のものと同様に依然として発生するものの、天井壁部はそのスプリングバック分を考慮して導体または絶縁部材に接触する箇所を支点として予め余分に折り曲げる。従って、その後に、側壁部と天井壁部のつなぎ目を支点とするスプリングバックが発生し、天井壁部が折り曲げ方向とは逆方向に戻るので、その戻り動作によって、前述の予め余分に折り曲げた分の角度量が補償され、加工工数を増大させることなく、圧着後の天井壁部では底板部に平行な水平方向に倣った平らな面状態が実現できる。つまり、良好で安定した圧着状態が実現できる。
前述した目的を達成するために、本発明に係る圧着装置は、下記(4)を特徴としている。
(4) 底板部と、前記底板部から立ち上がる一対の側壁部と、前記一対の側壁部それぞれの先端から延びる一対の天井壁部と、を備える圧着端子を、アンビルとクリンパにより、絶縁部材を外側から包み込むように前記側壁部または前記天井壁部を内側に折曲させることで前記絶縁部材を前記底板部と側壁部と天井壁部との間で加締めて圧着させるための圧着装置であって、
前記クリンパの天井面には、前記アンビルに載置した状態の前記圧着バレルの前記天井壁部の先端部に対向する箇所に押圧突起が形成され、
前記押圧突起によって前記天井壁部を押圧することによって、該天井壁部の前記絶縁部材と接触する箇所を支点として、該天井壁部を折り曲げること。
上記(4)の構成の圧着装置によれば、加工工数を増大させることなく、圧着後の天井壁部の面が底板部に対して平行で平らな状態を実現可能とする、圧着バレルの圧着方法を確実に実行させることができる。
本発明の圧着バレルの圧着方法によれば、側壁部と天井壁部のつなぎ目を支点とするスプリングバックが従来と同様に依然として発生するものの、天井壁部はそのスプリングバック分を考慮して導体または絶縁部材に接触する箇所を支点として予め余分に折り曲げられている。このため、側壁部と天井壁部のつなぎ目を支点とするスプリングバックがその後に発生するものの、このときの戻り動作で、底板部からの所望の高さの箇所に天井壁部が逆戻りすることで、加工工数を増大させることなく、圧着後の天井壁部が平らな状態を実現できる。つまり、良好で安定した圧着状態が実現できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための最良の形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
以下、本発明に係る好適な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1(A)及び(B)は、それぞれ、本発明の実施形態に係る圧着構造が適用される前のシールド電線付きコネクタ10の分解斜視図及び圧着構造が適用されたシールド電線付きコネクタ10要部の斜視図である。図2(A)はシールド電線に装着された状態の、本発明に係る実施形態のシールド電線付きコネクタの要部の断面斜視図、図2(B)はその断面正面図である。図3(A)から(C)は、それぞれ、本発明に係る圧着バレルの圧着方法によって圧着バレル部が加工されるときの状態を説明する平面図である。図4は、本発明の圧着バレルの圧着方法に用いる圧着装置などを示す説明図である。図5(A)は本発明の圧着装置の押圧突起と圧着バレル部の天井壁部との相対関係を示す斜視図、図5(B)はこれを上方から見たときの押圧突起と圧着バレル部の天井壁部との相対関係を模式的に示す平面図である。図6は(A)及び(B)は、それぞれ、本発明の圧着バレルの圧着方法の前段部分を示す説明図である。図7(A)及び(B)は、それぞれ、本発明の圧着バレルの圧着方法の中段部分を示す説明図である。図8(A)及び(B)は、それぞれ、本発明の圧着バレルの圧着方法の後段部分を示す説明図である。図9(A)及び(B)は、それぞれ、本発明の圧着バレルの圧着方法において、スプリングバックの発生前及び発生後を示す説明図である。
図1に示すように、本実施形態のシールド電線Wは、内部導体である芯線W1と、芯線W1の外周面を包囲しながら該芯線W1の長手方向に延長される絶縁体(誘電体又は内部被覆)W2と、絶縁体W2の外周面を包囲しながら長手方向に延長されるシールド導体(編組等)W3と、シールド導体W3の外周面を包囲しながら長手方向に延長されるシースW4(外部被覆)と、を備えている。
また、本実施形態のシールド電線付きコネクタ10にあっては、コネクタとしてシールド電線W用のコネクタを用いたものであって、芯線W1に接続される芯線導通端子20と、芯線W1に電気的に接続された芯線導通端子20を収容孔31に収容する絶縁部材30と、絶縁部材30を圧着すると共にシールド導体W3が接続される、本発明の圧着端子の一態様であるシールド端子40とを備える。
芯線導通端子20は、絶縁部材30への挿通方向順側に、接続相手側のシールド電線の芯線に電気的に接続される電気接続部21を有し、他方、絶縁部材30への挿通方向逆側に、シールド電線Wの芯線W1に電気的に接続される図示外の芯線接続部を有する。
シールド端子40は、導電性金属板によって形成される。このシールド端子40は、シールド電線Wの軸線方向に沿って長尺な底板部41において、一端部に、絶縁部材30(但し、この絶縁部材30は芯線導通端子20を包囲しながら芯線導通端子20を支持している)の先端側を嵌合させる、円筒部42が設けられているとともに、他端部に、シールド電線Wのシールド導体W3に電気的に接続させるシールド部材接続部43が設けられている。図1に示すシールド端子40のシールド部材接続部43は、シールド電線Wの一端部でシールド導体W3を加締めることによって、シールド導体W3と電気的に接続させる。
さらに、このシールド端子40には、円筒部42とシールド部材接続部43との中間部に、本発明の圧着構造が適用される圧着バレル部44が形成されている。この圧着バレル部44は、絶縁体である絶縁部材30(又は導体でもよい)をシールド端子40に固定するために、該絶縁部材30を包み込むように後述する天井壁部44B,44Dを内側に曲げることで絶縁部材30(又は導体)を底板部41と側壁部44Aと天井壁部44Bとの間に密着状態に加締めて圧着させるものである。
本実施形態のシールド端子40の圧着バレル部44は、図3(A)に展開図で示すように、相補的な形状に形成された互いに点対称な関係を有する一対の圧着バレル片440に所定の折曲げ加工を施すことによって、絶縁部材30の圧着前には図1(A)及び図5(A)に示すように互いに上方に向けて拡開した断面略C字形の形状を呈しているとともに、圧着後には図1(B)或は図2(A)及び(B)に示すように、先端側の天井壁部44B、44Dが側壁部44A、44Cに対して直角となるところまで、互いに折曲させて閉合させることで、天井壁部44B、44Dどうしが互いに干渉し合うことなく水平に連なった状態となる。
ここで、圧着直前までの圧着バレル部44の圧着バレル片440について、さらに説明すると、図2(A)に示すように、それぞれ、底板部41から立ち上がる一対の側壁部44A、44Cと、これらの側壁部44A、44Cの上端から内側方向に傾斜する一対の天井壁部44B、44Dとを備えているとともに、側壁部44Aと天井壁部44Bとの境界部分には、後述する本発明の圧着方法を確実に実行させて所望の作用を発揮させようにするために、凹状の溝(又は窪みでもよい)44Eを設けている。
側壁部44A、44Cは、底板部41の両側から上方に所定の第1角度(底板部41に平行な水平方向に対して内方へ角度α;図5(A)参照)だけ内側方向に立ち上がっており、その後の圧着作業の際に底板部41に対して直角となる状態に折曲加工される。
天井壁部44B、44Dは、底板部41と側壁部44A、44Cとのそれぞれの境界部分から、一定長さだけ側壁部44A、44Cの先端方向に向けて離れた部分に形成した溝(又は窪みでもよい)44Eを中心にして、互いに相手側の側壁部44A、44Cに向けて所定の第2角度(本実施形態では底板部41に平行な水平方向に対して角度β;図5(A)参照)だけ傾斜させた状態に、折曲させて形成されている。天井壁部44B、44Dを形成するためのこの折曲加工については、予め、圧着加工を施す直前までの間に行うものであるが、その後の圧着加工の際には、底板部41に対して平行な水平状態となるような、さらなる折曲加工が追加的に施される。
次に、本発明の圧着バレルの圧着方法について、図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態の圧着方法は、先に説明した図1(A)に示す、芯線導通端子20及び絶縁部材30を取付けてあるシールド電線Wにシールド端子40を取付ける際の、特に圧着バレル部44により絶縁部材30を圧着加工するときに適用させてあるものであり、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、初めに、この圧着方法に用いる圧着装置(圧着治具)の主要部を構成するアンビル50及びクリンパ60について、図4及び図5を参照しながら説明する。
アンビル50には、上面に、圧着バレル部44の底板部41を搭載させるための凹部51を有する。一方、クリンパ60には、互いに干渉し合うことなく相補的な形状に形成された天井壁部44B、44Dを押圧させるため、両脚部63の間の天井部分には、それぞれ同一の斜面を有する押圧突起61、62が、互い違いに(つまり、180度逆向きに)配置され並設されている(図5(B)参照)。
即ち、この押圧突起61は、天井壁部44Bを内側(底板部41)方向へ向けて押圧・押下させることで、天井壁部44Bを加締めて絶縁部材30の一部(図1(B)では手前側の半分)に圧着させるため、図5(A)、(B)において、天井壁部44Bの先端側に対応する押圧突起61の左方が下方へより多く突出する左下向きの傾斜となる。
他方、押圧突起62は、天井壁部44Dを内側(底板部41)方向へ向けて押圧・押下させることで、天井壁部44Dを加締めて絶縁部材30の一部(図1(B)では奥部側の半分)に圧着させるため、図5(A)、(B)において、天井壁部44Bの先端側に対応する押圧突起62の右方が下方へより多く突出する右下向きの傾斜となる。
次に、本発明の圧着方法について、図6〜図9を参照しながら説明する。
本実施形態に係る圧着方法では、シールド端子40の圧着バレル部44に天井壁部44B,44Dを形成する、予備工程を構成する第1工程と、底板部41に対して側壁部44A,44Cを直角に折曲する第2工程と、絶縁部材30に接触するまで天井壁部44B,44Dを押圧・押下させる第3工程と、天井壁部44B,44Dの絶縁部材30と接触する箇所を支点Fとしてさらに追加的に折り曲げる第4工程と、を備えている。
なお、ここで作業者が実際に行う加締め圧着作業については、この第4工程までであるが、この後に、天井壁部44B,44Dには、側壁部44A,44Cと天井壁部44B,44Dとのつなぎ目や底板部41と側壁部44A,44Cとの境界部分を回動中心とする、スプリングバックが自律反発的に発生し、天井壁部44B,44Dが若干逆戻りする(図9(B)参照)。これにより、天井壁部44B,44Dが底板部41から所望の高さ位置のところで平らな状態が保持されて、加締め圧着動作が終了する。
次に、各工程の作業工程について、以下に詳細に説明する。
(i)第1工程では、図5(A)に示すように、シールド端子40の底板部41の幅方向の両側から上方に所定の第1角度αだけ起立させるように側壁部44A,44Cを折曲加工しておく。さらにその側壁部44A,44Cの先端から一定長さL(例えば、底板部41の幅方向の長さの半分よりも若干長い)だけ基端方向に戻った部位に予め形成しておいた溝(又は窪みでもよい)44Eを中心にして、互いに相手側の側壁部44A,44Cに向けて所定の第2角度(底板部41に平行な水平方向に対して内方へ角度β)だけ閉じる方向に折曲させ、側壁部44A,44Cの先端側に予め天井壁部44B,44Dを形成しておく。
つまり、図1(A)のような状態のシールド端子40を形成する。その後、図1(A)に示す芯線導通端子20及び絶縁部材30を取付けてあるシールド電線Wを、シールド端子40の所定位置にセットする。特に、絶縁部材30の先端部分は円筒部42に挿入させておく。
(ii)第2工程では、図6(A)、(B)に示すように、アンビル50の上面の凹部51にシールド端子40の圧着バレル部44を載置するとともに、この圧着バレル部44を搭載するアンビル50をクリンパ60の両脚部63の間に挿入させた後、押圧突起61に向けて徐々に上昇させていく(または、クリンパ60をアンビル50に接近する方向に降下させてもよい)。これにより、両天井壁部44B,44Dの先端がそれぞれ押圧突起61,62に当接する直前位置まで、両側壁部44A,44Cが左右の脚部63により折り曲げられる。そして、両側壁部44A,44Cは、底板部41に対してこれに平行な水平方向よりも略90度折曲された略直角となる状態まで、折曲加工される。
(iii)第3工程では、図7(A)、(B)に示すように、アンビル50に搭載した状態の圧着バレル部44の両天井壁部44B,44Dに対向するように配置する、クリンパ60の天井面にそれぞれ形成した押圧突起61,62(説明の都合上、図7では紙面下方に配置する押圧突起62を省略してある。)により、圧着すべき絶縁部材30に接触されるところまで、天井壁部44B,44Dが押圧されて折曲されていく。即ち、両天井壁部44B,44Dは、押圧突起61,62によって、絶縁部材30に接触する略直角の角度まで折曲加工される。
(iv)第4工程では、図8(A)、(B)に示すように、押圧突起61,62によってさらに両天井壁部44B,44Dを押圧することにより、両天井壁部44B,44Dに対して、絶縁部材30と接触する箇所を支点Fとしてさらに圧着させる方向へ折り曲げていく。つまり、両天井壁部44B,44Dは、押圧突起61,62によって、絶縁部材30に接触する直角を上回る第3角度γ(但し、γ<90°;図9(A)参照)まで折曲加工される。
これにより、両天井壁部44B,44Dの先端部及びその近傍が絶縁部材30の表面から内部へ幾分食い込むような状態となったところで、これまでの一連の加締め圧着作業を終了する。つまり、両天井壁部44B,44Dの先端部が、僅かであるがさらに下方へ折曲されるところで、これまでの一連の加締め圧着作業を終了する。
このように、本発明の加締め圧着方法では、後述するスプリングバック動作によって戻る角度(或は戻る寸法t;図9(A)参照)を予め見越して、その戻る角度分だけ、つまり角度(=90°−γ)だけ(或は戻る寸法tだけ)底板部41に平行な水平状態よりも、さらに下方(絶縁部材30)へ向けて追加的な折り曲げ加工を施すわけである。
その後、アンビル50をクリンパ60の天井面から離れる下方へ後退させることにより、シールド端子40自身が有するスプリングバック動作が生じることにより、図8(B)に対応する図9(A)から、同図(B)に示すように、両天井壁部44B,44Dの先端部が、それぞれ弾性的に僅かであるが、絶縁部材30から離間する上方へ戻り返る。その結果、両天井壁部44B,44Dどうしが水平な面一状態に連なり、底板部41に対して平行な平らな状態となる圧着加工が得られる。これにより、良好で安定的な圧着状態が実現できる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
(A)は本発明に係る実施形態のシールド電線付きコネクタの分解斜視図、(B)はその圧着加工後の組み立て完了後の状態を示す斜視図 (A)はシールド電線に装着された状態の、本発明に係る実施形態のシールド電線付きコネクタの要部の断面斜視図、(B)はその断面正面図 (A)から(C)は、それぞれ、本発明に係る圧着バレルの圧着方法によって圧着バレル部が加工されるときの状態を説明する平面図 本発明の圧着バレルの圧着方法に用いる圧着装置などを示す説明図 (A)は本発明の圧着装置の押圧突起と圧着バレル部の天井壁部との相対関係を示す斜視図、(B)はこれを上方から見たときの押圧突起と圧着バレル部の天井壁部との相対関係を模式的に示す平面図 (A)及び(B)は、それぞれ、本発明の圧着バレルの圧着方法の前段部分を示す説明図 (A)及び(B)は、それぞれ、本発明の圧着バレルの圧着方法の中段部分を示す説明図 (A)及び(B)は、それぞれ、本発明の圧着バレルの圧着方法の後段部分を示す説明図 (A)及び(B)は、それぞれ、本発明の圧着バレルの圧着方法において、スプリングバックの発生前及び発生後を示す説明図 従来のメス端子の原板を示す説明図 そのメス端子の原板の第1曲げ加工を示す説明図 (A)から(C)はそのメス端子の原板の第2曲げ加工を示す説明図 (A)及び(B)はその従来のメス端子の原板の第2曲げ加工後の天井壁部に対してスプリングバック作用で平らな状態に加工されて形成されたメス端子を示す説明図
符号の説明
10 シールド電線付きコネクタ
20 芯線導通端子
21 電気接続部
30 絶縁部材
40 シールド端子
41 底板部
42 円筒部
43 シールド部材接続部
44 圧着バレル部
440 圧着バレル片
44A、44C 側壁部
44B、44D 天井壁部
44E 溝(又は窪み)
50 アンビル
51 凹部
60 クリンパ
61、62 押圧突起
α 第1角度
β 第2角度
γ 第3角度
F 支点
W1 芯線
W2 絶縁体
W3 シールド導体

Claims (4)

  1. 底板部と、前記底板部から立ち上がる一対の側壁部と、前記一対の側壁部それぞれの先端から延びる一対の天井壁部と、を備えた圧着端子の圧着バレルにおいて、該圧着バレルによって固定すべき絶縁部材を外側から包み込むように前記側壁部または前記天井壁部を内側に折曲させることで前記絶縁部材を前記底板部と側壁部と天井壁部との間で加締めて圧着させる圧着バレルの圧着方法であって、
    アンビルに載置した状態の前記圧着バレルの前記天井壁部の先端部に対向する箇所に位置する、クリンパの天井面に形成した押圧突起によって、前記天井壁部を前記絶縁部材に接触するまで押圧する第1工程と、
    前記押圧突起が前記天井壁部を前記絶縁部材に接触するまで押圧した後、前記押圧突起によってさらに前記天井壁部を押圧することによって、前記天井壁部の前記絶縁部材と接触する箇所を支点として、さらに前記天井壁部を折り曲げる第2工程と、
    を有することを特徴とする圧着バレルの圧着方法。
  2. 前記第1工程に先立って、前記側壁部の内面側の、前記天井壁部との境界となる部分に形成された溝又は窪みを支点として、前記側壁部に対して前記天井壁部を一定角度で内側方向に折曲させて傾斜させる工程を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の圧着バレルの圧着方法。
  3. 底板部と、前記底板部から立ち上がる一対の側壁部と、前記一対の側壁部それぞれの先端から延びる一対の天井壁部と、を備え、絶縁部材を外側から包み込むように前記側壁部または前記天井壁部を内側に折曲させることで前記絶縁部材を前記底板部と側壁部と天井壁部との間で加締めて圧着させる圧着端子の圧着バレルであって、
    前記天井壁部が、該天井壁部の前記絶縁部材と接触する箇所を支点として、折り曲げられたことを特徴とする圧着端子の圧着バレル。
  4. 底板部と、前記底板部から立ち上がる一対の側壁部と、前記一対の側壁部それぞれの先端から延びる一対の天井壁部と、を備える圧着端子を、アンビルとクリンパにより、絶縁部材を外側から包み込むように前記側壁部または前記天井壁部を内側に折曲させることで前記絶縁部材を前記底板部と側壁部と天井壁部との間で加締めて圧着させるための圧着装置であって、
    前記クリンパの天井面には、前記アンビルに載置した状態の前記圧着バレルの前記天井壁部の先端部に対向する箇所に押圧突起が形成され、
    前記押圧突起によって前記天井壁部を押圧することによって、該天井壁部の前記絶縁部材と接触する箇所を支点として、該天井壁部を折り曲げることを特徴とする圧着装置。
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