JP4612157B2 - ハンドラップ用ストレッチフィルム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食品包装に用いられるハンドラップ用ストレッチフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】
食品包装用のストレッチフィルムは、青果物、鮮魚、精肉、総菜等の食品を直接またはポリスチレンペーパー(PSP)等の軽量プラスチック製トレーに載せてフィルムを延伸させてオーバーラップして使用される。フィルムの種類としては、自動包装機による包装に適したオートラップ用(以下「オート用」という。)フィルムと、ハンドラッパーを使用し包装作業者が手で包装するのに適したハンドラップ用(以下「ハンド用」という。)フィルムが有る。
【0003】
オート用フィルムは、自動包装機を使用するもので、例えば搬送ベルトでフィルムを繰り出し、搬送ベルトの間に設置された鋸状のカット刃を突き出しミシン目を入れ、フィルムを搬送しながらカットする。その後、カットされたフィルムの中央部を、食品を載せたトレーで突き上げ延伸させ、折り込み板でフィルムを折り畳み重ね合わせる。このためフィルムにミシン目がきれいに入ること、フィルムを延伸させ、折り畳むときに破れないこと、フィルムを重ねた後に、容易に剥がれないこと等が特に要求される。
【0004】
一方、ハンド用フィルムは、ハンドラッパーを用い包装作業者が手動で行うものであり、例えば、繰り出しロール上に載せたフィルムの端部を両手で掴み、作業台上の食品を載せたトレー全体を覆うのに必要な長さのフィルムを繰り出し、トレー全体を覆った後、フィルムを熱線でカットする、次に、覆ったフィルムを横方向に伸ばし、トレー底部でフィルム同士を重ね合わせた後、合わせた部分をヒートシールするというように包装される。手動で行う場合、フィルムの繰り出しがスムーズにでき、作業者が伸ばしやすく、長時間包装を続けても疲れないこと、伸ばしたときに破れないこと及びフィルムを重ねたときに剥がれにくくヒートシールしやすいこと等、オート用フィルムとは異なる性能が要求される。
【0005】
食品包装に用いられるハンド用ストレッチフィルムは、主にポリ塩化ビニル(以下「塩ビ」という。)系のものが使用されてきた。これは、フィルムの透明性が良く、作業者が伸ばしやすく疲れにくい、仕上がりもしわが無く綺麗であるなどの包装適性の他、フィルム面にかかる変形に対してしわを残すことなく回復する変形回復性に優れ、更に、輸送および陳列中にストレッチフィルム底部重なり部の剥がれが発生しにくい等、商品価値が低下しないという販売者、消費者の双方に認められた品質の優位性を持っているためである。
【0006】
しかし、近年、塩ビ系ストレッチフィルムに対し焼却時に発生する塩化水素ガスや、含有する可塑剤の溶出などが問題視されてきた。このため塩ビにかわるものとしてオレフィン系ストレッチフィルムが検討され、使用されてきている。
【0007】
ハンド用のオレフィン系ストレッチフィルムとしては、変形回復性に優れた熱可塑性エラストマーを主成分とする層に、粘着性を付与するためエチレン−酢酸ビニル共重合体を積層した多層フィルムが多く提供されている。
【0008】
フィルムは、製膜時に、余分となるフィルムの両端部、いわゆる耳をカットして作製される。耳はスクラップとして原料収率を上げるために、多層フィルムの場合、少なくとも一つの層に戻される。しかし、多層フィルムの耳は、中間層と表層の異なる樹脂が混在しているため、スクラップとしてフィルム中の一層に戻した場合、一般にフィルムの透明性や強度は低下する。そのため、スクラップを戻すことができないか、又はスクラップを戻す量が制限され収率が上がらない等の問題が有る。
【0009】
一方、単層構成からなるフィルムは上記の問題が無く、高圧法ポリエチレン、エチレン・α−オレフィン共重合体樹脂を使用したオレフィン系ストレッチフィルムが、特開昭52−84096号、特開昭59−49248号、特開平4−91148号、特開平8−3384号、特開平11−228758号等に提案されている。しかし、それらの単層のオレフィン系ストレッチフイルムもハンド用に使用した場合、伸びが低く、包装体の仕上がりもしわが残ったりし、更に粘着性も十分なものではないという問題がある。また、フィルムの製造時にダイスから出てきたフィルムの幅が、伸びたり縮んだりして変動するという製膜性の問題が有る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、製膜性に優れ、透明性が良く、特にハンドラップ包装に適した適度な伸びと粘着性を有するストレッチフィルムを提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は密度が910kg/m3を超える直鎖状低密度ポリエチレン(A)、密度が910kg/m3以下の直鎖状低密度ポリエチレン(B)及び高圧法ポリエチレン(C)を含有してなり、(A)、(B)及び(C)の合計に対して、(A)90〜20重量%、(B)5〜40重量%及び(C)5〜40重量%であるハンド用ストレッチフィルムである。更に好ましくは、上記の(A)、(B)及び(C)の合計に対して、0.5〜10重量部の石油樹脂、テルペン、テルペン誘導体、ロジン、ロジン誘導体及びそれらの水添物の内、少なくとも一種を添加したハンドラップ用ストレッチフィルムである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳しく説明する。本発明で使用される直鎖状低密度ポリエチレン(A)は密度が910kg/m3、好ましくは915kg/m3を超えるものであり、一般的にはLLDPEと称されるものである。中でもエチレンとα−オレフィンの共重合体が好ましい。α−オレフィンとしては、プロピレン、ブテン−1、ヘキセン−1、4−メチルペンテン−1、ヘキセン−1、ヘプテン−1、オクテン−1、ノネン−1、デセン−1、ドデセン−1等があり、好ましくは、α−オレフィンの炭素数は6〜8である。炭素数が6〜8のエチレン・α−オレフィン共重合体フィルムは、引張り強度が高く、フィルム延伸時に破れにくい。直鎖状低密度ポリエチレン(A)は市販のものを用いることができる。
【0013】
(A)の量は、(A)、(B)及び(C)の合計に対して90〜20重量%が好ましい。90重量%を越えるとフィルムの透明性が悪くなる。又、硬くなり適度な強度でフィルムを伸ばすことができず、作業者が疲れやすいフィルムとなる。一方、20重量%より小さいと、ストレッチフィルムの引張り強度が低く、フィルム延伸時に破れやすくなる。
【0014】
本発明で使用される直鎖状低密度ポリエチレン(B)は密度が910kg/m3以下、好ましくは910kg/m3以下で880kg/m3以上の、一般的にはVLDPEと称されるものである。中でもエチレンとα−オレフィンの炭素数が3〜12の共重合体が好ましい。α−オレフィンの具体例としては、プロピレン、ブテン−1、ヘキセン−1、4−メチルペンテン−1、ヘキセン−1、ヘプテン−1、オクテン−1、ノネン−1、デセン−1、ドデセン−1等が挙げられる。直鎖状低密度ポリエチレン(B)は市販のものを用いることができる。
【0015】
(B)の量は、5〜40重量%が好ましい。5重量%よりも小さいとフィルムの粘着性が弱くなり、フィルムの繰り出しが軽くなりすぎるため、必要以上のフィルムが繰り出され作業効率が落ちる。又、トレー底部でフィルム同士を重ね合わた部分をヒートシールする前に、延伸されたフィルムが剥がれ元に戻るため、ヒートシールすることができない。一方、40重量%を越えるとフィルムの粘着性が強くなりすぎて、巻物とした際にフィルムが粘着して剥がれなくなるいわゆる「ブロッキング」を起こし、フィルムを使用する際に繰しが困難になるか、場合によっては繰り出しができなくなる。なお、本発明においては(A)の量を(B)よりも多くすることがフィルムに腰を持たせる上で好ましい。
【0016】
本発明の高圧法ポリエチレン(C)は、高圧ラジカル重合法により製造されるものであり、市販のものを用いることができる。(C)の添加量は、5〜40重量%が好ましい。5重量%よりも小さいと、溶融張力が低くなりフィルム幅が変動するため、耳カットが安定してできなくなる。一方、40重量%を越えると、フィルム強度が低下しフィルム延伸時に破れやすくなる。
【0017】
本発明は、(D)成分として、市販のC5(脂肪族)系、C9(芳香族)系、C5C9の共重合系又はシクロペンタジエン系の石油樹脂及びそれらの水添物、又はテルペン、テルペン誘導体、及びそれらの水添物ロジン、ロジン誘導体及びそれらの水添物の内、少なくとも1種を添加することが好ましい。(D)成分は、上記の中より選択した複数の成分を添加する事もできる。これらを添加することでフィルム延伸時の強度アップとフィルムに粘着性を付与することができ、ハンド用ストレッチフィルムとしてのいくつかの要求性能を同時に満足することが容易にできるようになる。(D)成分の添加量は、(A)、(B)及び(C)の合計に対して0.5〜10重量部が好ましい。0.5重量部よりも少ないとフィルム延伸時の破れ易さの改善効果がほとんど見られない。一方で10重量部を越えると、フィルム製膜時に、押出機に樹脂原料を投入した際に、樹脂の食い込みが悪く安定してフィルムを製造する事が難しい。又、一方で製膜したフィルムの粘着性が強くなりすぎて、フィルムを巻き取った時に「ブロッキング」を生じ、フィルムを使用する際の繰り出しが困難となるか、場合によっては繰り出しができなくなる。
【0018】
本発明のストレッチフィルムには防曇剤を添加することが好ましい。添加量は1〜5%、好ましくは1.5〜4%である。防曇剤としては例えばPL規格(食品添加剤リスト)に準ずる界面活性剤として、グリセリン脂肪酸(C8〜22)エステル、ソルビタン脂肪酸(C8〜22)エステル、プロピレングリコール脂肪酸(C8〜22)エステル、ショ糖脂肪酸(C8〜22)エステル、クエン酸モノ(ジまたはトリ)ステアリン酸エステル、ペンタエリストール脂肪酸(C8〜22)エステル、ポリグリセリン脂肪酸(C8〜22)エステル、ポリオキシエチレン(20)グリセリン脂肪酸(C8〜22)エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸(C8〜22)エステル、ポリプロピレングリコール脂肪酸(C8〜22)エステル、ポリオキシエチレン(9.5)ドデシルエーテル、ポリオキシエチレン(4〜14.30〜50)アルキル(C4、9、12)フェニルエーテル、N、N−ビス(2)−ヒドロキシエチル脂肪酸(C12〜18)とジエタノールアミンによる縮合生成物、ポリオキシプロピレンポリオキシエチレンブロック共重合体、ポリエチレングリコール(分子量200〜9500)、ポリプロピレングリコールなどを添加することができる。
【0019】
本発明のストレッチフィルムには、必要に応じて安定剤、帯電防止剤、加工性改良剤等を添加することができる。例えば2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール(BHT)、テトラキス[メチレン−3−(3,5−ジ−tブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン、n−オクタデシル−3−(4’−ヒドロキシ−3,5’−ジ−t−ブチルフェニル)プロピオネートで代表されるフェノール系安定剤、ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト及びトリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイトなどで代表されるホスファイト系安定剤、炭素数8〜22の脂肪酸のグリセリンエステルやソルビタン酸エステル、ポリエチレングリコールエステルなどの帯電防止剤、ステアリン酸カルシウムなどの脂肪酸金属塩で代表される加工性改良剤を添加することができる。
【0020】
本発明のストレッチフィルムの厚さは、通常のストレッチフィルムとして使用される範囲、即ち5〜30μm程度であり、好ましくは8〜20μm程度の範囲である。
【0021】
本発明のハンド用ストレッチフィルムの製造方法には特に限定されない。公知の方法を用いることができるが、好ましくはTダイ法である。Tダイ法は、インフレーション法に比べ、溶融樹脂を冷却ロールで急冷できるためフィルムの結晶性を抑えることができ、透明性を向上することができる。又、膜厚精度が高く、更に生産速度もインフレーション法に比べ優れる。本発明のストレッチフィルムには、製膜の際に発生する耳等のスクラップを支障無く戻すことができる。スクラップには使用している成分以外のものが含まれないからである。スクラップを戻してもフィルムの透明性や強度の低下は無く、ゲルなどの発生も問題とならない。
【0022】
【実施例】
以下実施例により、本発明を更に詳細に説明する。尚、使用原料及びストレッチフィルムの特性、性質は次の方法により測定評価した。
【0023】
1)密度
JIS K6760に準拠して測定した。
2)メルトフローレート(MFR)
JIS K6760に準拠して測定した。190℃、荷重2.16kgの値である。
3)透明性(Haze%)
ASTM−D1003に準拠して測定した。
4)ハンドラップ性
幅300mmのフィルムをハンドラッパー(ARC(株)POLYWRAPPER40)に通紙した後、フィルム端部を両手で掴みフィルムを繰り出す。繰り出したフィルムで作業台上の食品を載せたトレー全体を覆い、フィルムを熱線でカットする。覆ったフィルムを横方向に伸ばし、トレー底部でフィルム同士を重ね合わせ後、ヒートシールを行う。表3に示す判断基準に基づいて、フィルムの繰り出し性、伸び、破れ、粘着性及び包装仕上がり時のしわについて評価した。
【0024】
(実施例1)
直鎖状低密度ポリエチレン(A)として密度が913kg/m3で、α−オレフィンの炭素数が6からなるエチレン・α−オレフィン共重合体(MFR=2.0(190℃、2.16kg))50重量%、直鎖状低密度ポリエチレン(B)として密度が900kg/m3であり、α−オレフィンの炭素数が4からなるエチレン・α−オレフィン共重合体(MFR=2.0(190℃、2.16kg))25重量%及び密度が924kg/m3の高圧法ポリエチレン(C)(MFR=2.0(190℃、2.16kg))25重量%に防曇剤としてジグリセリンモノオレートを2重量部添加した組成物をTダイ法による成形にて厚み12μmのストレッチフィルムを作製した。
【0025】
成形条件は、(A)、(B)及び(C)をドライブレンドし、東芝機械製65mm単軸押出機でL/D=28のフルフライトスクリューを使用し、ダイ幅550mm、ダイリップ0.7mmのTダイを用い、設定温度180℃〜230℃で引取り速度60m/分で作製した。
【0026】
(実施例2〜3)
実施例1と同じ樹脂を使用し、その比率を表1のように変更してストレッチフィルムを作製した。
【0027】
(実施例4)
実施例1のエチレン・α−オレフィン共重合体(A)を密度が920kg/m3でありα−オレフィンの炭素数が6からなるエチレン・α−オレフィン共重合体(MFR=2.0(190℃、2.16kg))に変更した以外は実施例1と同様にフィルムを作製した。
【0028】
(実施例5)
実施例1のエチレン・α−オレフィン共重合体(A)を密度が919kg/m3でありα−オレフィンの炭素数が4からなるエチレン・α−オレフィン共重合体(MFR=2.0(190℃、2.16kg))に変更した以外は実施例1と同様にフィルムを作製した。
【0029】
(実施例6)
直鎖状低密度ポリエチレン(A)として密度が913kg/m3で、α−オレフィンの炭素数が6からなるエチレン・α−オレフィン共重合体(MFR=2.0(190℃、2.16kg))50重量%、直鎖状低密度ポリエチレン(B)として密度が900kg/m3であり、α−オレフィンの炭素数が4からなるエチレン・α−オレフィン共重合体(MFR=2.0(190℃、2.16kg))25重量%、密度が924kg/m3の高圧法ポリエチレン(C)(MFR=2.0(190℃、2.16kg))25重量%及び(D)成分として水添石油樹脂(軟化点125℃)5重量部と防曇剤としてジグリセリンモノオレートを2重量部添加した組成物をTダイ法による成形にて厚み12μmのストレッチフィルムを作製した。
【0030】
(実施例7〜8)
実施例6と同じ樹脂を使用し、その比率を表1のように変更してストレッチフィルムを作製した。
【0031】
(実施例9)
実施例6のエチレン・α−オレフィン共重合体(A)を密度が919kg/m3でありα−オレフィンの炭素数が4からなるエチレン・α−オレフィン共重合体(MFR=2.0(190℃、2.16kg))に変更した以外は実施例6と同様にフィルムを作製した。
【0032】
(比較例1〜4)
実施例1と同じ樹脂を使用し、その比率を表2のように変更してストレッチフィルムを作製した。
【0033】
(比較例5)
実施例1のエチレン・α−オレフィン共重合体(B)を密度が919kg/m3でありα−オレフィンの炭素数が4からなるエチレン・α−オレフィン共重合体(MFR=2.0(190℃、2.16kg))に変更した以外は実施例1と同様にフィルムを作製した。
【0034】
(比較例6〜10)
実施例6と同じ樹脂を使用し、その比率を表2のように変更してストレッチフィルムを作製した。
【0035】
(比較例11)
実施例6のエチレン・α−オレフィン共重合体(B)を密度が919kg/m3でありα−オレフィンの炭素数が4からなるエチレン・α−オレフィン共重合体(MFR=2.0(190℃、2.16kg))に変更した以外は実施例6と同様にフィルムを作製した。
これらのフィルムについての特性、性能の評価結果を表1、2に示す。
【0036】
【表1】
Figure 0004612157
【0037】
【表2】
Figure 0004612157
【0038】
【表3】
Figure 0004612157
【0039】
【発明の効果】
本発明のハンドラップ用ストレッチフィルムは透明性が良く、ハンドラップ包装適性に優れ、特に適度の伸びと粘着性を有する。

Claims (3)

  1. 密度が913〜919kg/m3の直鎖状低密度ポリエチレン(A)45〜60重量%、密度が880〜910kg/m3の直鎖状低密度ポリエチレン(B)20〜30重量%、及び高圧法ポリエチレン(C)10〜35重量%を含有してなり、(A)、(B)及び(C)の合計100重量%に対して、(D)成分として水素添加石油樹脂0.5〜10重量部添加したハンドラップ用ストレッチフィルム。
  2. 直鎖状低密度ポリエチレンが共にエチレン・α−オレフィン共重合体であり、直鎖状低密度ポリエチレン(A)のエチレン・α−オレフィン共重合体のα−オレフィンの炭素数が6〜8である請求項1のハンドラップ用ストレッチフィルム。
  3. Tダイ法で製造した請求項1又は請求項2のハンドラップ用ストレッチフィルム。
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