JP4611219B2 - Ofdm復調装置、ofdm復調方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

Ofdm復調装置、ofdm復調方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、デジタル伝送方式にて、映像信号や音声信号を効率よく伝送できる直交周波数分割多重方式(Orthogonal Frequency Division Multiplex、以下、略してOFDM)の復調装置、OFDM復調方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
(OFDM放送)
地上デジタル放送では、建物によるゴースト妨害(フェージング、マルチパス)の克服に好適な変調方式として、マルチキャリアのOFDM変復調方式が知られている。OFDM変復調方式は、1チャンネル帯域内に多数(256〜1024程度)のサブ・キャリアを設けて、映像信号や音声信号を効率よく伝送することが可能なデジタル変調・復調方式である。全キャリアを高速フーリエ逆変換(IFFT: Inverse Fast Fourier Transform)によってOFDM変調されたベースバンド(BB:BaseBand)信号を生成する。
図19は、OFDM変調波の伝送シンボルの一例を示す図である。IFFT変換の処理窓の期間が、有効シンボル期間tsとなる。有効シンボル期間は、FsクロックN周期に相当する。有効シンボル期間tsを基本単位としてデジタル変調された全キャリアを加え合わせたものを、OFDM伝送シンボルという。
実際の伝送シンボルは、通常、図19に示すように、有効シンボル期間201に、ガードインターバル(GI)202aと呼ばれる期間tgを付加して構成されている。GI期間tg(202a)の波形は、有効シンボル期間tsの後部202bの信号波形を繰り返したものになっている。伝送シンボルのシンボル期間203は、有効シンボル期間201とGI期間202aとの和となる。たとえば、非特許文献1の放送規格によると、有効シンボル期間長は、MODEと呼ばれるパラメータによって次表1の様に定義されている。
Figure 0004611219
さらに、GI期間(単位:μs)は、各有効シンボル期間長に対する比であるGI期間長(GI比)と呼ばれるパラメータによって、次表2の様に定義されている。
Figure 0004611219
また、伝送シンボルを幾つか集めたものを伝送フレームという。これは、情報伝送用シンボルが100個程度集まったものに、フレーム同期用シンボルやサービス識別用シンボルを付加したものである。たとえば非特許文献1では、1フレームが204シンボルと定義されている。
また、非特許文献1によると、QPSK、16QAM、または64QAM変調された1伝送シンボルには、1セグメント当たり、次表3に示すキャリアが配置されている。
Figure 0004611219
この表において、SPは、SP(Scattered Pilot)信号を意味する。このSP信号は、周期的に挿入されるパイロット信号であり、たとえば、キャリア方向において、12キャリアに1回、シンボル方向において、4シンボルに1回、挿入される。TMCCは、TMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)信号を意味する。このTMCC信号は、フレーム同期信号や伝送パラメータを伝送するための信号である。AC1は、AC1(Auxiliary Channel)信号を意味する。このAC1信号は、付加情報を伝送するための信号である。TMCCとAC1は、SPと異なり、各キャリアにおいて、非周期的に配置されている。
(従来のOFDM復調装置の基本構成)
従来のOFDM復調装置の一構成例は、たとえば、非特許文献2に示されている。そこで、非特許文献2に開示されているOFDM復調装置について、以下に説明する。
図20は、従来のOFDM復調装置91の構成を示すブロック図である。OFDM復調装置91は、図20に示すように、アンテナ92、チューナ93、バンドパスフィルタ(BPF)903、A/D変換回路904、DCキャンセル回路905、ベースバンド信号処理部906、誤り訂正処理部95、トランスポートストリーム生成回路919及びRS復号回路920を備えている。
ベースバンド信号処理部906は、デジタル直交復調回路94、狭帯域キャリア周波数誤差補正回路907、狭帯域キャリア周波数誤差検出回路908、広帯域キャリア周波数誤差補正回路909、FFT演算回路95、広帯域キャリア周波数誤差検出回路96及び波形等化回路910を含んでいる。
誤り訂正処理部95は、周波数デインタリーブ回路911、時間デインタリーブ回路912、デマッピング回路913、ビットデインタリーブ回路914、デパンクチャ回路915、ビタビ回路916、バイトデインタリーブ回路917及び拡散信号除去回路918を含んでいる。
放送局から放送されたデジタル放送の放送波は、OFDM復調装置91のアンテナ92により受信され、RF信号としてチューナ93に供給される。チューナ93は、乗算器902aおよび局部発振器902bからなり、アンテナ92を通じて受信されたRF信号を、IF信号に周波数変換する。チューナ93は、周波数変換したIF信号をBPF903に供給する。
局部発振器902bから発振される受信キャリア信号の発振周波数は、チャンネル選択回路(図示せず)から供給されるチャンネル選択信号に応じて切り換えられる。チューナ93から出力されたIF信号は、BPF903によりフィルタリングされたあと、A/D変換回路904によりデジタル化される。デジタル化されたIF信号は、DCキャンセル回路905によりDC成分が除去され、デジタル直交復調回路94に供給される。
デジタル直交復調回路94は、所定の周波数(キャリア周波数)のキャリア信号を用いて、デジタル化されたIF信号を直交復調し、ベースバンドのOFDM信号を出力する。ベースバンドのOFDM信号は、直交復調された結果、実軸成分(Iチャネル信号)と、虚軸成分(Qチャネル信号)とから構成される複素信号となる。デジタル直交復調回路94から出力されるベースバンドのOFDM信号は、狭帯域キャリア周波数誤差補正回路907に供給される。
狭帯域キャリア周波数誤差補正回路907は、デジタル直交復調回路94から供給されたベースバンドのOFDM信号の狭帯域キャリア周波数誤差を補正して、狭帯域キャリア周波数誤差検出回路908及び広帯域キャリア周波数誤差補正回路909に供給する。
狭帯域キャリア周波数誤差検出回路908は、ベースバンドのOFDM信号の狭帯域キャリア周波数誤差を検出し、これを補正するための制御信号を狭帯域キャリア周波数誤差補正回路907に供給する。
広帯域キャリア周波数誤差補正回路909は、狭帯域キャリア周波数誤差補正回路907から供給されたベースバンド信号の広帯域キャリア周波数誤差を補正してFFT演算回路95に供給する。
FFT演算回路95は、中心周波数誤差が補正されたベースバンドのOFDM信号に対してFFT演算を行い、各サブキャリアに直交変調されている信号を抽出して出力する。FFT演算回路95は、1つのOFDMシンボルから有効シンボル長分の信号を抜き出し、抜き出した信号に対してFFT演算を行う。すなわち、FFT演算回路95は、1つのOFDMシンボルからガードインターバル長分の信号を除き、残った信号に対してFFT演算を行う。FFT演算を行うために抜き出される信号の範囲は、その抜き出した信号点が連続していれば、1つのOFDM伝送シンボルの任意の位置でよい。つまり、その抜き出す信号の範囲の開始位置は、GI期間中のいずれかの位置となる。FFT演算回路95により抽出された各サブキャリアに変調されていた信号は、実軸成分(Iチャネル信号)と虚軸成分(Qチャネル信号)とから構成される複素信号である。FFT演算回路95により抽出された信号は、広帯域キャリア周波数誤差検出回路96及び波形等価回路910に供給される。
広帯域キャリア周波数誤差検出回路96は、FFT演算回路95によって供給された信号の広帯域キャリア周波数誤差を検出し、これを補正するための制御信号を広帯域キャリア周波数誤差補正回路909にフィードバックする。
図21は、広帯域キャリア周波数誤差検出回路96の構成を説明するためのブロック図である。広帯域キャリア周波数誤差検出回路96は、振幅計算回路97を有している。振幅計算回路97は、FFT演算回路95から供給されたベースバンド信号の各キャリアの振幅を計算する。広帯域キャリア周波数誤差検出回路96には、シンボル単位積分回路98が設けられている。シンボル単位積分回路98は、振幅計算回路97によって計算されたキャリアの振幅をシンボル単位で積分する。広帯域キャリア周波数誤差検出回路96には、キャリア間隔単位誤差検出回路90が設けられている。キャリア間隔単位誤差検出回路90は、シンボル単位積分回路98による積分強度に基づいて広帯域キャリア周波数誤差を検出して、広帯域キャリア周波数誤差補正回路909にフィードバックする。
波形等価回路910には、FFT演算回路95から出力された各サブキャリアから復調された後の信号が供給される。波形等価回路910は、パイロット信号を検出し、パイロット信号をもとに波形等化を行い、その信号に対してキャリア復調を行う。ISDB−T規格のOFDM信号を復調する場合であれば、波形等価回路910は、たとえば、DQPSKの差動復調、または、QPSK、16QAM、および64QAMなどの同期復調を行う。波形等価回路910によってキャリア復調された信号は、周波数デインタリーブ回路911に供給される。
波形等価回路910によってキャリア復調された信号は、周波数デインタリーブ回路911によって周波数方向にデインタリーブ処理される。続いて、時間デインタリーブ回路912によって、時間方向のデインタリーブ処理がされた後、デマッピング回路913に供給される。
デマッピング回路913は、キャリア復調された信号(複素信号)に対して、データの再割付処理(デマッピング処理)を行う。これにより、伝送データ系列を復元する。たとえば、ISDB−T規格のOFDM信号を復調する場合であれば、デマッピング回路913は、QPSK、16QAM、または64QAMに対応した、デマッピング処理を行う。
デマッピング回路913から出力された伝送データ系列は、ビットデインタリーブ回路914、デパンクチャ回路915、ビタビ回路916、バイトデインタリーブ回路917、拡散信号除去回路918を通過する。これにより、多値シンボルの誤り分散のためのビットインタリーブに対応したデインタリーブ処理、伝送ビットの削減のためのパンクチャリング処理に対応したデパンクチャリング処理、畳み込み符号化されたビット列の復号のためのビタビ復号処理、バイト単位でのデインタリーブ処理、およびエネルギ拡散処理に対応したエネルギ逆拡散処理が、それぞれ行われる。その後、伝送データ系列は、トランスポートストリーム生成回路919に入力される。
トランスポートストリーム生成回路919は、たとえば、ヌルパケット等の各放送方式で規定されるデータを、ストリームにおける所定の位置に挿入する。また、トランスポートストリーム生成回路919は、断続的に供給されてくるストリームのビット間隔を平滑化して、時間的に連続したストリームとする、いわゆるスムージング処理を行う。スムージング処理がされた伝送データ系列は、RS復号回路920に供給される。
RS復号回路920は、入力された伝送データ系列に対してリードソロモン復号処理を行う。これにより、MPEG−2システムズで規定されたトランスポートストリームとして出力する。
特開2001−156742号公報(平成13年6月8日(2001.6.8)公開) 「地上デジタルテレビジョン放送の伝送方式ARIB STD−B31 1.5版」、社団法人電波産業界、2001年5月31日初版策定、2003年7月29日1.5版改定 「地上デジタル音声放送用復調装置標準規格(望ましい仕様)ARIB STD−B30 1.2版」、社団法人電波産業界、2001年5月31日初版策定、2003年7月29日1.2版改定
しかしながら、上記図20及び図21に示す従来の構成では、OFDM放送の電波にフェージングが生じ、遅延時間が長くなり、又はDu比(先行波の強度÷遅延波の強度)が小さくなって、マルチパス条件が強くなると、OFDM変調波の伝送シンボルに含まれるキャリアの振幅をシンボル単位で積分した積分値に基づいて、SPキャリア等の非データキャリアの配置を検出することができなくなり、広帯域キャリア周波数誤差を検出することができないという問題を生じる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、遅延時間が長いマルチパス条件下、及びDU比(先行波の強度÷遅延波の強度)が小さいマルチパス条件下であっても、広帯域キャリア周波数誤差を正確に検出することができるOFDM復調装置、OFDM復調方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体を実現することにある。
本発明に係るOFDM復調装置は、上記課題を解決するために、アンテナにより受信されてチューナにより高周波信号から周波数変換された中間周波数信号を直交復調してベースバンド信号を生成するデジタル直交復調回路と、前記ベースバンド信号に対してFFT演算を行うFFT演算回路と、前記FFT演算回路によって供給されたベースバンド信号から広帯域キャリア周波数誤差を検出する広帯域キャリア周波数誤差検出回路とを備え、前記広帯域キャリア周波数誤差検出回路は、前記ベースバンド信号の各キャリアの振幅を計算する振幅計算回路と、前記キャリアの振幅をシンボル単位で積分するシンボル単位積分回路と、前記シンボル単位積分回路による積分強度を線形補間した判定値を生成する線形補間回路と、前記線形補間回路によって生成された判定値に基づいて前記広帯域キャリア周波数誤差を検出するキャリア間隔単位誤差検出回路とを含むことを特徴としている。
上記特徴によれば、シンボル単位積分回路による積分強度を線形補間した判定値が線形補間回路によって生成され、線形補間回路によって生成された判定値に基づいて広帯域キャリア周波数誤差が検出される。このため、OFDM放送の電波にフェージングが生じてシンボル積分値のベースラインが傾いてしまう場合であっても、ベースラインの傾きに応じて線形補間した判定値を生成することにより、振幅の大きいSP、TMCC、AC1の配置を正確に検出することができる。その結果、遅延時間が長いマルチパス条件下、及びDU比(先行波の強度÷遅延波の強度)が小さいマルチパス条件下であっても、広帯域キャリア周波数誤差を正確に検出することができる。
本発明に係るOFDM復調装置では、前記線形補間回路は、前記積分強度から補間値を減算して前記判定値を生成することが好ましい。
上記構成によれば、ベースラインの傾きに応じた補間値を積分強度から減算して判定値を生成することにより、振幅の大きいSP、TMCC、AC1の配置を正確に検出することができ、広帯域キャリア周波数誤差を正確に検出することができる。
本発明に係るOFDM復調装置では、 前記判定値は、
Figure 0004611219
によって表されることが好ましい。
上記構成によれば、簡単な数式に基づいて、ベースラインの傾きに応じた補間値を積分強度から減算して判定値を生成することができ、広帯域キャリア周波数誤差を正確に検出することができる。
本発明に係るOFDM復調装置では、前記キャリア間隔単位誤差検出回路は、前記線形補間回路によって生成された判定値に基づいて前記ベースバンド信号の非データキャリアの配置を検出し、前記非データキャリアの配置に基づいて前記広帯域キャリア周波数誤差を検出することが好ましい。
上記構成によれば、振幅の大きいSP、TMCC及びAC1の非データキャリアの配置を正確に検出することができ、広帯域キャリア周波数誤差を正確に検出することができる。
本発明に係るOFDM復調装置では、前記キャリア間隔単位誤差検出回路は、前記ベースバンド信号に含まれるSP信号の配置を検出することが好ましい。
上記構成によれば、簡単な構成によって非データキャリアの配置を正確に検出することができる。
本発明に係るOFDM復調装置では、前記キャリア間隔単位誤差検出回路は、中心周波数の初期値f0に基づいて中心周波数キャリアfxを検出し、前記中心周波数キャリアfxから前記中心周波数の初期値f0を減算して前記広帯域キャリア周波数誤差を検出することが好ましい。
上記構成によれば、想定される中心周波数位置付近に初期値f0を設定することにより中心周波数fxを検出するための検索スピードを向上させることができる。
本発明に係るOFDM復調方法は、上記課題を解決するために、アンテナにより受信されてチューナにより高周波信号から周波数変換された中間周波数信号を直交復調してベースバンド信号を生成し、前記ベースバンド信号に対してFFT演算を行い、前記FFT演算を行ったベースバンド信号の各キャリアの振幅を計算し、前記キャリアの振幅をシンボル単位で積分し、前記積分による積分強度を線形補間した判定値を生成し、前記判定値に基づいて広帯域キャリア周波数誤差を検出することを特徴とする。
上記特徴によれば、積分強度を線形補間した判定値が生成され、生成された判定値に基づいて広帯域キャリア周波数誤差が検出される。このため、OFDM放送の電波にフェージングが生じてシンボル積分値のベースラインが傾いてしまう場合であっても、ベースラインの傾きに応じて線形補間した判定値を生成することにより、振幅の大きいSP、TMCC、AC1の配置を正確に検出することができる。その結果、遅延時間が長いマルチパス条件下、及びDU比(先行波の強度÷遅延波の強度)が小さいマルチパス条件下であっても、広帯域キャリア周波数誤差を正確に検出することができる。
本発明に係るプログラムは、上記課題を解決するために、コンピュータに、アンテナにより受信されてチューナにより高周波信号から周波数変換された中間周波数信号を直交復調してベースバンド信号を生成する手順と、前記ベースバンド信号に対してFFT演算を行う手順と、前記FFT演算を行ったベースバンド信号の各キャリアの振幅を計算する手順と、前記キャリアの振幅をシンボル単位で積分する手順と、前記積分による積分強度を線形補間した判定値を生成する手順と、前記判定値に基づいて広帯域キャリア周波数誤差を検出する手順とを実行させることを特徴とする。
本発明に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記課題を解決するために、コンピュータに、アンテナにより受信されてチューナにより高周波信号から周波数変換された中間周波数信号を直交復調してベースバンド信号を生成する手順と、前記ベースバンド信号に対してFFT演算を行う手順と、前記FFT演算を行ったベースバンド信号の各キャリアの振幅を計算する手順と、前記キャリアの振幅をシンボル単位で積分する手順と、
前記積分による積分強度を線形補間した判定値を生成する手順と、前記判定値に基づいて広帯域キャリア周波数誤差を検出する手順とを実行させるプログラムを記録したことを特徴とする。
本発明に係るOFDM復調装置は、以上のように、前記シンボル単位積分回路による積分強度を線形補間した判定値を生成する線形補間回路と、前記線形補間回路によって生成された判定値に基づいて前記広帯域キャリア周波数誤差を検出するキャリア間隔単位誤差検出回路とを備えているので、遅延時間が長いマルチパス条件下、及びDU比(先行波の強度÷遅延波の強度)が小さいマルチパス条件下であっても、広帯域キャリア周波数誤差を正確に検出することができるという効果を奏する。
本発明に係るOFDM復調方法は、以上のように、前記積分による積分強度を線形補間した判定値を生成し、前記判定値に基づいて広帯域キャリア周波数誤差を検出するので、遅延時間が長いマルチパス条件下、及びDU比(先行波の強度÷遅延波の強度)が小さいマルチパス条件下であっても、広帯域キャリア周波数誤差を正確に検出することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態について図1ないし図18に基づいて説明すると以下の通りである。図1は、本発明の実施形態を示すものであり、OFDM復調装置1の構成を示すブロック図である。
OFDM復調装置1は、図1に示すように、アンテナ2、チューナ3、バンドパスフィルタ(BPF)103、A/D変換回路104、DCキャンセル回路105、ベースバンド信号処理部106、誤り訂正処理部15、トランスポートストリーム生成回路119及びRS復号回路120を備えている。
ベースバンド信号処理部106は、デジタル直交復調回路4、狭帯域キャリア周波数誤差補正回路107、狭帯域キャリア周波数誤差検出回路108、広帯域キャリア周波数誤差補正回路109、FFT演算回路5、広帯域キャリア周波数誤差検出回路6及び波形等化回路110を含んでいる。
キャリア周波数誤差とは、チューナ出力のOFDM波(IF信号)の中心周波数と直交検波のミキシングで用いる局部発振周波数の差をいう。キャリア周波数誤差には、1/2キャリア間隔以内のキャリア周波数誤差である狭帯域キャリア周波数誤差と、キャリア間隔単位のキャリア周波数誤差である広帯域キャリア周波数誤差とが含まれる。
誤り訂正処理部15は、周波数デインタリーブ回路111、時間デインタリーブ回路112、デマッピング回路113、ビットデインタリーブ回路114、デパンクチャ回路115、ビタビ回路116、バイトデインタリーブ回路117及び拡散信号除去回路118を含んでいる。
放送局から放送されたデジタル放送の放送波は、OFDM復調装置1のアンテナ2により受信され、RF信号としてチューナ3に供給される。チューナ3は、乗算器102aおよび局部発振器102bからなり、アンテナ2を通じて受信されたRF信号を、IF信号に周波数変換する。チューナ3は、周波数変換したIF信号をBPF103に供給する。
局部発振器102bから発振される受信キャリア信号の発振周波数は、チャンネル選択回路(図示せず)から供給されるチャンネル選択信号に応じて切り換えられる。チューナ3から出力されたIF信号は、BPF103によりフィルタリングされたあと、A/D変換回路104によりデジタル化される。デジタル化されたIF信号は、DCキャンセル回路105によりDC成分が除去され、デジタル直交復調回路4に供給される。
デジタル直交復調回路4は、所定の周波数(キャリア周波数)のキャリア信号を用いて、デジタル化されたIF信号を直交復調し、ベースバンドのOFDM信号を出力する。ベースバンドのOFDM信号は、直交復調された結果、実軸成分(Iチャネル信号)と、虚軸成分(Qチャネル信号)とから構成される複素信号となる。デジタル直交復調回路4から出力されるベースバンドのOFDM信号は、狭帯域キャリア周波数誤差補正回路107に供給される。
狭帯域キャリア周波数誤差補正回路107は、デジタル直交復調回路4から供給されたベースバンドのOFDM信号の狭帯域キャリア周波数誤差を補正して、狭帯域キャリア周波数誤差検出回路108及び広帯域キャリア周波数誤差補正回路109に供給する。
狭帯域キャリア周波数誤差検出回路108は、ベースバンドのOFDM信号の狭帯域キャリア周波数誤差を検出し、これを補正するための制御信号を狭帯域キャリア周波数誤差補正回路107に供給する。
広帯域キャリア周波数誤差補正回路109は、狭帯域キャリア周波数誤差補正回路107から供給されたベースバンド信号の広帯域キャリア周波数誤差を補正してFFT演算回路5に供給する。
FFT演算回路5は、中心周波数誤差が補正されたベースバンドのOFDM信号に対してFFT演算を行い、各サブキャリアに直交変調されている信号を抽出して出力する。FFT演算回路5は、1つのOFDMシンボルから有効シンボル長分の信号を抜き出し、抜き出した信号に対してFFT演算を行う。すなわち、FFT演算回路5は、1つのOFDMシンボルからガードインターバル長分の信号を除き、残った信号に対してFFT演算を行う。FFT演算を行うために抜き出される信号の範囲は、その抜き出した信号点が連続していれば、1つのOFDM伝送シンボルの任意の位置でよい。つまり、その抜き出す信号の範囲の開始位置は、GI期間中のいずれかの位置となる。FFT演算回路5により抽出された各サブキャリアに変調されていた信号は、実軸成分(Iチャネル信号)と虚軸成分(Qチャネル信号)とから構成される複素信号である。FFT演算回路5により抽出された信号は、広帯域キャリア周波数誤差検出回路6及び波形等価回路110に供給される。
広帯域キャリア周波数誤差検出回路6は、FFT演算回路5によって供給された信号の広帯域キャリア周波数誤差を検出し、これを補正するための制御信号を広帯域キャリア周波数誤差補正回路109にフィードバックする。
図2は、広帯域キャリア周波数誤差検出回路6の構成を説明するためのブロック図である。広帯域キャリア周波数誤差検出回路6は、振幅計算回路7を有している。振幅計算回路7は、FFT演算回路5から供給されたベースバンド信号の各キャリアの振幅を計算する。
広帯域キャリア周波数誤差検出回路6には、シンボル単位積分回路8が設けられている。シンボル単位積分回路8は、振幅計算回路7によって計算されたキャリアの振幅をシンボル単位で積分する。
広帯域キャリア周波数誤差検出回路6は、線形補間回路9を有している。線形補間回路9は、シンボル単位積分回路8による積分強度を線形補間した判定値を生成する。
広帯域キャリア周波数誤差検出回路6には、キャリア間隔単位誤差検出回路10が設けられている。キャリア間隔単位誤差検出回路10は、線形補間回路9によって生成された判定値に基づいて広帯域キャリア周波数誤差を検出して、広帯域キャリア周波数誤差補正回路109にフィードバックする。
波形等価回路110には、FFT演算回路5から出力された各サブキャリアから復調された後の信号が供給される。波形等価回路110は、パイロット信号を検出し、パイロット信号をもとに波形等化を行い、その信号に対してキャリア復調を行う。ISDB−T規格のOFDM信号を復調する場合であれば、波形等価回路110は、たとえば、DQPSKの差動復調、または、QPSK、16QAM、および64QAMなどの同期復調を行う。波形等価回路110によってキャリア復調された信号は、周波数デインタリーブ回路111に供給される。
波形等価回路110によってキャリア復調された信号は、周波数デインタリーブ回路111によって周波数方向にデインタリーブ処理される。続いて、時間デインタリーブ回路112によって、時間方向のデインタリーブ処理がされた後、デマッピング回路113に供給される。
デマッピング回路113は、キャリア復調された信号(複素信号)に対して、データの再割付処理(デマッピング処理)を行う。これにより、伝送データ系列を復元する。たとえば、ISDB−T規格のOFDM信号を復調する場合であれば、デマッピング回路113は、QPSK、16QAM、または64QAMに対応した、デマッピング処理を行う。
デマッピング回路113から出力された伝送データ系列は、ビットデインタリーブ回路114、デパンクチャ回路115、ビタビ回路116、バイトデインタリーブ回路117、拡散信号除去回路118を通過する。これにより、多値シンボルの誤り分散のためのビットインタリーブに対応したデインタリーブ処理、伝送ビットの削減のためのパンクチャリング処理に対応したデパンクチャリング処理、畳み込み符号化されたビット列の復号のためのビタビ復号処理、バイト単位でのデインタリーブ処理、およびエネルギ拡散処理に対応したエネルギ逆拡散処理が、それぞれ行われる。その後、伝送データ系列は、トランスポートストリーム生成回路119に入力される。
トランスポートストリーム生成回路119は、たとえば、ヌルパケット等の各放送方式で規定されるデータを、ストリームにおける所定の位置に挿入する。また、トランスポートストリーム生成回路119は、断続的に供給されてくるストリームのビット間隔を平滑化して、時間的に連続したストリームとする、いわゆるスムージング処理を行う。スムージング処理がされた伝送データ系列は、RS復号回路120に供給される。
RS復号回路120は、入力された伝送データ系列に対してリードソロモン復号処理を行う。これにより、MPEG−2システムズで規定されたトランスポートストリームとして出力する。
図3は、本実施形態に係るOFDM復調方法の手順を示すフローチャートである。まず、アンテナ2によりRF信号を受信する(ステップS1)。そして、チューナ3によりRF(高周波)信号をIF(中間周波数)信号に周波数変換する(ステップS2)。次に、チューナ3からのIF信号は、BPF103によりフィルタリングされたあと、A/D変換回路104によりデジタル化され、DCキャンセル回路105によりDC成分が除去されてデジタル直交復調回路4に供給される。デジタル直交復調回路4は、所定のキャリア周波数のキャリア信号を用いて、デジタル化されたIF信号を直交復調し、ベースバンド信号Z1(n、m)を出力する(ステップS3)。ベースバンド信号Z1(n、m)は、複素数データであり、時間軸に沿ったデータである。
狭帯域キャリア周波数誤差補正回路107は、デジタル直交復調回路4からのベースバンド信号の狭帯域キャリア周波数誤差を補正して、狭帯域キャリア周波数誤差検出回路108及び広帯域キャリア周波数誤差補正回路109に供給する。狭帯域キャリア周波数誤差検出回路108は、ベースバンド信号の狭帯域キャリア周波数誤差を検出し、これを補正するための制御信号を狭帯域キャリア周波数誤差補正回路107に供給する。広帯域キャリア周波数誤差補正回路109は、狭帯域キャリア周波数誤差補正回路107から供給されたベースバンド信号の広帯域キャリア周波数誤差を補正してFFT演算回路5に供給する。FFT演算回路5は、中心周波数誤差が補正されたベースバンド信号Z(n、m)に対してFFT演算を行い、各サブキャリアに直交変調されているベースバンド信号XFFT(n、k)を抽出して広帯域キャリア周波数誤差検出回路6に設けられた振幅演算回路7及び波形等化回路110に出力する(ステップS4)。ベースバンド信号XFFT(n、k)は、下記の(式2)により表される。
Figure 0004611219
このように、FFT演算回路5は、時間軸データを周波数軸データに変換し、広帯域キャリア周波数誤差補正回路109から供給されたベースバンド信号信号から各キャリア周波数の情報を取り出す。
広帯域キャリア周波数誤差検出回路6の振幅演算回路7は、FFT演算回路5からのベースバンド信号の各キャリアの振幅を計算してシンボル単位積分回路8に供給する(ステップS5)。
図4は、OFDM復調装置1によって復調される伝送シンボル(Mode2)のキャリア配置を示す図である。非特許文献2のARIB STD−B31で定義されているOFDM放送のシンボルに挿入されるキャリアは、データキャリア、SP(Scattered Pilot)キャリア、TMCCキャリア、及びAC1(Auxiliary Channel)キャリアであり、図4に示す様に、各キャリアが配置されている。
即ち、SPキャリア12は、各シンボルにおいて12キャリア毎に配置されている。互いに隣り合うシンボル間では、SPキャリア12は、3キャリアずれて配置されている。TMCCキャリアまたはAC1キャリア(以下、TMCC/AC1キャリア13ともいう)シンボルに関係なく常に同じ位置に配置されている。
例えば、図4に示すように、SPキャリア12は、シンボル0では、キャリア番号0・12・24・36…の位置に配置されており、シンボル1では、キャリア番号3・15・27・39…の位置に配置されている。また、シンボル2では、キャリア番号6・18・30・42…の位置に配置されており、シンボル3では、キャリア番号9・21・33・45…の位置に配置されている。
また、TMCC/AC1キャリア13は、シンボル0・1・2・3のいずれにおいても、キャリア番号23・98・101・118・136・178の位置に配置されている。残りの位置には、データキャリア11が配置されている。
ここで、データキャリア11以外のSPキャリア12とTMCC/AC1キャリア13とを非データキャリアという。
図5は、Mode3の伝送シンボルのキャリア番号0〜215のキャリア配置を示す図である。図6は、Mode3の伝送シンボルのキャリア番号216〜431のキャリア配置を示す図である。
Mode3の場合は、Mode2の場合と同様に、SPキャリア12は、各シンボルにおいて12キャリア毎に配置されており、互いに隣り合うシンボル間では、3キャリアずれて配置されている。TMCC/AC1キャリア13は、シンボルに関係なく常に同じ位置に配置されている。
TMCC/AC1キャリア13は、キャリア番号7・89・101・131・206・209・226・244・286・349・377・407の位置に配置されている。
各キャリアの振幅は、データキャリアを1とすると、SPキャリア12の振幅とTMCC/AC1キャリア13の振幅とは、4/3になる。このようなデータキャリアの振幅とSPキャリア12及びTMCC/AC1キャリア13の非データキャリアの振幅との間の差を利用して、FFT演算回路5から出力された伝送シンボルのSPキャリア12及びTMCC/AC1キャリア13の非データキャリアの配置を調べる。
しかし、電波で送られたOFDM放送を復調した各キャリアが常に正しくこの振幅比率になるとは限らず、外的要因により、キャリア配置を調べるシンボルのキャリアの振幅がゆがんだ場合は誤ったキャリア検出をしてしまう恐れがある。これを回避するために各キャリアの振幅をシンボル単位において積分することにより、データキャリア11とSPキャリア12とTMCC/AC1キャリア13の振幅のシンボル積分値を求め、より外的要因の影響の少ない振幅比を取り出す。
シンボル単位積分回路8は、振幅演算回路7によって計算された各キャリアの振幅をシンボル単位で積分する(ステップS6)。具体的には、シンボル単位積分回路8は、下記の(式3)、及び(式4)もしくは(式5)に示すように、FFT出力の振幅もしくは振幅の自乗の平均I(k)を計算する。
Figure 0004611219
Figure 0004611219
Figure 0004611219
本実施の形態では、(式5)により振幅の自乗の平均I(k)を計算する例を示す。(式4)により振幅の平均を計算する場合は、判定閾値の値が変わる。
これにより求まった振幅の大小による平均電力と、下記の(表4)とに基づいて、振幅の大きいキャリアの位置、つまりSPキャリア12、TMCC/AC1キャリア13の配置を検出することが出来、その結果キャリア配置を知ることが出来る。
Figure 0004611219
SPキャリア12及びTMCC/AC1キャリア13は振幅が4/3であるので、(表4)に示すように、平均電力は振幅の自乗である(4/3)≒1.777となる。
図7はOFDM復調装置1によって復調されるOFDM放送の電波にフェージングが生じない場合のシンボル単位積分値を示すグラフであり、図8はフェージングが生じた場合のシンボル単位積分値を示すグラフである。横軸は伝送シンボルのキャリア番号を示しており、縦軸はシンボル単位積分の積分強度を示している。
図7に示すように、フェージングが生じない場合は、データキャリア11の積分強度に対応する水平なベースライン15aに基づいて、積分強度が強いSPキャリア12及びTMCC/AC1キャリア13の配置を検出することができる。
しかしながら、通信路における雑音、時間変化しない静的マルチパス(周波数選択性フェージング)及び時間変化するレイリー・フェージング等の外的要因によって、OFDM放送の電波にフェージングが生じた場合は、図8に示すように、ベースライン15bが傾いてしまい、単純にキャリア振幅のシンボル積分値の積分強度に基づいて、SPキャリア12及びTMCC/AC1キャリア13の配置を検出することができなくなる。
これを回避する為に各キャリアの積分値を線形補間し、その補間値I(j)´と積分値I(j)との差で表される下記の判定値Q(j)を示す(式1)により、振幅の大きいSPキャリア12及びTMCC/AC1キャリア13の配置を検出する。
Figure 0004611219
以上により、振幅の大きいSPキャリア12及びTMCC/AC1キャリア13の配置を検出し、この配置から、FFT出力キャリアの何番目が中心周波数キャリアであるかが分かり、OFDM放送を復調するFFT処理の際に設定した中心周波数キャリア番号と、上記で求めた中心周波数キャリア番号との差が周波数誤差となって現れ、キャリア間隔での周波数誤差を検知することができる。
上記方法を実現する具体的方法の一つとして、[SP検出]、[中心周波数の検出]及び[周波数キャリアの誤差検出]を有するシーケンスを説明する。
[SP検出]
図9は、OFDM復調装置1が復調する伝送シンボルからSPキャリアの配置を検出するための強度積分の方法を説明するための図である。初めに、図4〜図6に示すように、1シンボル内で12キャリア毎に配置され、シンボル間では3キャリアずれて配置されるSPキャリア12のみを、先に述べたシンボル積分による積分値の大小に基づいて検出する。
ここで、
シンボルS(x):x=0〜3、
とすると、
図9に示すように、あるシンボルS(0)において12キャリア毎(0〜11)に積分を行いその値をレジスタa0(x):x=0〜11に格納する。それを4シンボルおきに繰り返す。即ち、次に、シンボルS(0+4)に対して実施し、その次に、シンボルS(0+4+4)に対して実施し、これを繰り返す。これにより、積分値a0(x):x=0〜11の1つのみが、常にSPキャリア12の積分値になる。このため、その積分値だけ他の11個の積分値に比べて値が大きくなる。ここで12個の積分値の最大値をM0とする。
これをシンボルS(1)、シンボルS(2)及びシンボルS(3)についても同様に行い、それぞれの12個の積分値の最大値をM1、M2及びM3とする。ただし、図9に示すように、シンボルS(1)、S(2)及びS(3)のスタートキャリアはシンボルS(0)のスタートキャリア(キャリア番号48)よりもそれぞれ3キャリア、6キャリア及び9キャリア遅らせる。また12個×4シンボル=計48個のレジスタの各積分値の積分回数は、すべて同じになるように調整する。
理想的な受信状態であるならば、積分値a0(x)、a1(x)、a2(x)及びa3(x):x=0〜11の各最大値M0、M1、M2及びM3となるxは同じになるはずであり、その最大値となるキャリアをSPキャリア12と判断する。
また、すべての最大値M0、M1、M2及びM3のxの値が同じでなくても、3つが同じであって他の1つが異なる場合、もしくは2つが同じであって他の2つが異なるという場合でも、その等しい最大値となっているxに相当するキャリアをSPキャリア12とする事により、理想的な受信状態で無い場合にも対応することができる。
[中心周波数の検出]
次に、中心周波数を検出する。図10は、OFDM復調装置1が復調する伝送シンボルの広帯域キャリア周波数誤差を検出するために設定する初期周波数中心f0を説明するための図である。図10には、FFT出力キャリアとOFDMキャリアとの関係が示されている。範囲Rが、OFDMキャリアの周波数範囲である。このOFDMキャリアの範囲Rが、FFT出力キャリアの周波数範囲(0〜511:mode2、0〜1023:mode3)のどこに来るのかを調べる為に、OFDMキャリアの中心周波数キャリア(108:mode2、216:mode3)が、FFTキャリアのどのキャリアにあたるかを調べる。
初めに各キャリアをシンボル単位で積分する。先に検出されたいずれかのSPキャリアから仮の中心周波数キャリアfxを決める(ステップS7)。ここで、中心周波数キャリアとは、図4におけるキャリア番号108のキャリア、図6では、キャリア番号216のキャリアに相当する。この中心周波数キャリアには、必ずSPキャリア12が配置される。
TMCC/AC1キャリア13が配置される位置のキャリア番号は、下記の(表5)に示すとおりになる。
Figure 0004611219
即ち、mode2においては、TMCC/AC1キャリア13は、中心周波数キャリアfx−85・fx−10・fx−7・fx+10・fx+28・fx+70の6種類の位置に配置される。mode3においては、TMCC/AC1キャリア13は、中心周波数キャリアfx−209・fx−127・fx−115・fx−85・fx−10・fx−7・fx+10・fx+28・fx+70・fx+133・fx+161・fx+191の12種類の位置に配置される。
これらの仮TMCC、仮AC1のキャリアについて、先に述べた(式1)で表される線形補間値I(j)´と積分値I(j)との差である判定値Q(j)を求める。
ここで、
j=各TMCC、AC1、
である。
それら各判定値Q(j)をすべて足し合わせた総合判定値を下記の(式6)により計算する(ステップS8)。
Figure 0004611219
この(式6)により表される総合判定値とすべてのキャリアの平均振幅との比率αを取り、この比率αがある値K以上であるか否かを判断する(ステップS9)。比率αが値K以上であると判断した時に(ステップS9においてYES)、この仮の中心周波数キャリアfxは本来の中心周波数キャリアであると判断する(ステップS11)。
比率αが値K以上でないと判断した時は(ステップS9においてNO)、仮の中心周波数キャリアfxは本来の中心周波数キャリアで無いと判断する。そして、別のSPキャリア12を仮の中心周波数キャリアとし(ステップS10)、ステップS7に戻って同じ作業を繰り返す。
この仮の中心周波数キャリアの決め方は、レジスタ等で設定される初期値f0を基に、その初期値f0に一番近いSPキャリアから徐々に遠いSPキャリアへと変更する事により実現する。具体的には、初期値f0に一番近いSPキャリアをfxとすると、fx=±3×integer:integer=+1,−1,+2,−2,+3,−3・・・の様に仮の中心周波数キャリア番号が変わる事になる。これにより、初期値f0を、想定される中心周波数位置付近に設定すれば、検索スピードの向上が可能となる。
[周波数キャリアの誤差検出]
図11は、OFDM復調装置1が復調する伝送シンボルの広帯域キャリア周波数誤差の検出方法を説明するための図である。OFDM放送を復調するFFT処理の際の出力点数を、512キャリア(mode2)、1024キャリア(mode3)とし、中心周波数を257キャリア番目(mode2)、513キャリア番目(mode3)とした場合、初期値f0を257(mode2)、513(mode3)とし、この初期値f0と、上記より求めた中心周波数キャリアfxとの間の差を求めることにより、広帯域キャリア周波数誤差Δfを検出する。
[積分用RAMアクセス構成]
図12はシンボル単位積分回路8の構成を示すブロック図であり、図13はシンボル単位積分回路8の積分用RAM29へのアクセスタイミングを示すタイミングチャートである。
SP検出及び中心周波数位置検出のための積分値を保存する積分用RAM29は、誤り訂正処理部15(FEC部)のRAMを利用する。周波数誤差が検出される前は、FEC部ではRAMを使用しないからである。
また、積分用RAM29を利用してリアルタイムに積分を行う事により、シンボル単位積分回路8の回路規模を削減している。まず、時刻t1において、積分用データが入力される前に、積分用RAM29に格納された積分データRAM01を読み出して、読み出した積分データRAM01を、一旦フリップフロップ(F/F)30に保存する。次に、時刻t2において、積分用データIN2が入力されるタイミングで、その積分用データIN2とフリップフロップ30からの積分データRAM01とを加算器31により加算して、そして、積分用RAM29に書き込む。
これにより、積分用RAM29は、シングルポートを利用できる。また、入力される積分用データのためのF/Fを新たに必要としない。また、積分用RAM29から読み出した積分データは、フリップフロップ30に保持してから利用するので、1データのみのF/Fでよい。また、アドレスカウンタも単純なインクリメントもしくはデクリメントでよい。このため、シンボル単位積分回路8の回路規模を削減することができる。
[マルチパス耐性]
図14は雑音がない場合のOFDM復調装置1のFFT演算回路5の出力を示すグラフであり、図15は2波マルチパスの場合のOFDM復調装置1のFFT演算回路5の出力を示すグラフである。波形16・18は、TMCC/AC1キャリア13のFFT出力を示しており、前述した(式3)により表される。波形17・19は、TMCC/AC1キャリア13と想定されるキャリア番号kのafc2判定値Q(k)であり、下記の(式7)によって表される。
Figure 0004611219
図14に示す雑音無し状態から図15に示す静的マルチパス状態になると、FFT出力が振動する。図15の波形18は、図14の波形16と比較すると、振動しているのが分かる。図15の波形19は、図14の波形17と比較すると分かるが、周波数誤差判定できないTMCC/AC1キャリアがある。
このように、ある一つのTMCC/AC1キャリアの判定値Q(k)に基づいて周波数誤差を判定すると正しく判定できない場合がある。このため、本実施の形態では、前述した(式6)により表される総合判定値(1シンボル内のTMCC/AC1全部の判定値の和)に基づいて周波数誤差を判定することにより、マルチパス耐性を向上させている。
[周波数誤差判定]
図16は、OFDM復調装置1の広帯域キャリア周波数誤差検出回路6の広帯域キャリア周波数誤差検出結果を示すグラフである。afc2総合判定値ΣQ(j)波形21とFFT出力強度平均波形20との比率である比率波形22が一定値K以上になっている仮の中心周波数キャリアが、本来の中心周波数キャリアであると判断され、広帯域キャリア周波数誤差を検出する。
図17は、広帯域キャリア周波数誤差検出回路6の総合判定値ΣQ(j)とDU比との関係を示すグラフである。afc2総合判定値ΣQ(j)波形24とFFT出力強度平均波形23との比率である比率波形25は、Du比が0dB〜5dBと小さい、強いマルチパス条件においても、5(a.u.)以上の高い強度値を示しており、仮中心周波数キャリアが本来の中心周波数キャリアであるか否かを正確に判断でき、広帯域キャリア周波数誤差を正確に検出することができる。
図18は広帯域キャリア周波数誤差検出回路6の総合判定値ΣQ(j)と遅延時間τとの関係を示すグラフである。afc2総合判定値ΣQ(j)波形27とFFT出力強度平均波形26との比率である比率波形28は、遅延時間τが、65Tと長い、強いマルチパス条件においても、2.8(a.u.)の強度値を確保しており、仮中心周波数キャリアが本来の中心周波数キャリアであるか否かを正確に判断でき、広帯域キャリア周波数誤差を正確に検出することができる。
本実施の形態では、地上デジタル放送を受信するためのOFDM復調装置の例を説明したが、本発明はこれに限定されない。OFDM方式に従って信号を受信する装置であればよく、例えば、無線LANのための復調装置、BSデジタル放送、CSデジタル放送を受信するための復調装置、ケーブルテレビの復調装置に対しても本発明を適用することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
なお、上記実施形態のOFDM復調装置の各部や各処理ステップは、CPUなどの演算手段が、ROM(Read Only Memory)やRAMなどの記憶手段に記憶されたプログラムを実行し、インターフェース回路などの通信手段を制御することにより実現することができる。したがって、これらの手段を有するコンピュータが、上記プログラムを記録した記録媒体を読み取り、当該プログラムを実行するだけで、本実施形態のOFDM復調装置の各種機能および各種処理を実現することができる。また、上記プログラムをリムーバブルな記録媒体に記録することにより、任意のコンピュータ上で上記の各種機能および各種処理を実現することができる。
この記録媒体としては、マイクロコンピュータで処理を行うために図示しないメモリ、例えばROMのようなものがプログラムメディアであっても良いし、また、図示していないが外部記憶装置としてプログラム読取り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することにより読取り可能なプログラムメディアであっても良い。
また、何れの場合でも、格納されているプログラムは、マイクロプロセッサがアクセスして実行される構成であることが好ましい。さらに、プログラムを読み出し、読み出されたプログラムは、マイクロコンピュータのプログラム記憶エリアにダウンロードされて、そのプログラムが実行される方式であることが好ましい。なお、このダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納されているものとする。
また、上記プログラムメディアとしては、本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フレキシブルディスクやハードディスク等の磁気ディスクやCD/MO/MD/DVD等のディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する記録媒体等がある。
また、インターネットを含む通信ネットワークを接続可能なシステム構成であれば、通信ネットワークからプログラムをダウンロードするように流動的にプログラムを担持する記録媒体であることが好ましい。
さらに、このように通信ネットワークからプログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納しておくか、あるいは別な記録媒体からインストールされるものであることが好ましい。
本発明は、デジタル伝送方式にて、映像信号や音声信号を効率よく伝送できるOFDM復調装置、OFDM復調方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体に適用することができる。また、OFDM方式に従って信号を受信する装置、例えば、無線LANのための復調装置、BSデジタル放送、CSデジタル放送を受信するための復調装置、ケーブルテレビの復調装置に対しても本発明を適用することができる。
本発明の実施形態を示すものであり、OFDM復調装置の構成を示すブロック図である。 上記OFDM復調装置に設けられた広帯域キャリア周波数誤差検出回路の構成を説明するためのブロック図である。 本実施形態に係るOFDM復調方法の手順を示すフローチャートである。 上記OFDM復調装置によって復調されるMode2の伝送シンボルのキャリア配置を示す図である。 上記OFDM復調装置によって復調されるMode3の伝送シンボルのキャリア番号0〜215のキャリア配置を示す図である。 上記OFDM復調装置によって復調されるMode3の伝送シンボルのキャリア番号216〜431のキャリア配置を示す図である。 上記OFDM復調装置によって復調されるOFDM放送の電波にフェージングが生じない場合のシンボル単位積分値を示すグラフである。 上記OFDM復調装置によって復調されるOFDM放送の電波にフェージングが生じた場合のシンボル単位積分値を示すグラフである。 上記OFDM復調装置が復調する伝送シンボルからSPキャリアの配置を検出するための強度積分の方法を説明するための図である。 上記OFDM復調装置が復調する伝送シンボルの広帯域キャリア周波数誤差を検出するために設定する初期周波数中心f0を説明するための図である。 上記OFDM復調装置が復調する伝送シンボルの広帯域キャリア周波数誤差の検出方法を説明するための図である。 上記OFDM復調装置に設けられたシンボル単位積分回路の構成を示すブロック図である。 上記シンボル単位積分回路の積分用RAMへのアクセスタイミングを示すタイミングチャートである。 雑音がない場合の上記OFDM復調装置のFFT演算回路の出力を示すグラフである。 2波マルチパスの場合の上記OFDM復調装置のFFT演算回路の出力を示すグラフである。 上記OFDM復調装置の広帯域キャリア周波数誤差検出回路の広帯域キャリア周波数誤差検出結果を示すグラフである。 上記OFDM復調装置の広帯域キャリア周波数誤差検出回路の総合判定値ΣQ(j)とDU比との関係を示すグラフである。 上記OFDM復調装置の広帯域キャリア周波数誤差検出回路の総合判定値ΣQ(j)と遅延時間τとの関係を示すグラフである。 OFDM変調波の伝送シンボルの一例を示す図である。 従来技術を示すものであり、OFDM復調装置の構成を示すブロック図である。 上記OFDM復調装置に設けられた広帯域キャリア周波数誤差検出回路の構成を説明するためのブロック図である。
符号の説明
1 OFDM復調装置
2 アンテナ
3 チューナ
4 デジタル直交復調回路
5 FFT演算回路
6 広帯域キャリア周波数誤差検出回路
7 振幅計算回路
8 シンボル単位積分回路
9 線形補間回路
10 キャリア間隔単位誤差検出回路

Claims (8)

  1. アンテナにより受信されてチューナにより高周波信号から周波数変換された中間周波数信号を直交復調してベースバンド信号を生成するデジタル直交復調回路と、
    前記ベースバンド信号に対してFFT演算を行うFFT演算回路と、
    前記FFT演算回路によって供給されたベースバンド信号から広帯域キャリア周波数誤差を検出する広帯域キャリア周波数誤差検出回路とを備え、
    前記広帯域キャリア周波数誤差検出回路は、前記ベースバンド信号の各キャリアの振幅を計算する振幅計算回路と、
    前記キャリアの振幅をシンボル単位で積分するシンボル単位積分回路と、
    前記シンボル単位積分回路による積分強度から、或るキャリアにおける前記積分強度を、該或るキャリアの前後に位置する所定範囲のキャリアにおける積分強度を線形補間により推測した補間値を減算して判定値を生成する線形補間回路と、
    前記線形補間回路によって生成された判定値に基づいて前記広帯域キャリア周波数誤差を検出するキャリア間隔単位誤差検出回路とを含むことを特徴とするOFDM復調装置。
  2. 前記判定値は、
    Figure 0004611219
    (ただし、j:キャリア番号、g:係数、Q:判定値、I:積分強度、I´:積分強度の補間値とする)
    によって表される請求項記載のOFDM復調装置。
  3. 前記キャリア間隔単位誤差検出回路は、前記線形補間回路によって生成された判定値に基づいて前記ベースバンド信号の非データキャリアの配置を検出し、前記非データキャリアの配置に基づいて前記広帯域キャリア周波数誤差を検出する請求項1記載のOFDM復調装置。
  4. 前記キャリア間隔単位誤差検出回路は、前記ベースバンド信号に含まれるSP信号の配置を検出する請求項記載のOFDM復調装置。
  5. 前記キャリア間隔単位誤差検出回路は、中心周波数の初期値f0に基づいて中心周波数キャリアfxを検出し、前記中心周波数キャリアfxから前記中心周波数の初期値f0を減算して前記広帯域キャリア周波数誤差を検出する請求項1記載のOFDM復調装置。
  6. アンテナにより受信されてチューナにより高周波信号から周波数変換された中間周波数信号を直交復調してベースバンド信号を生成し、
    前記ベースバンド信号に対してFFT演算を行い、
    前記FFT演算を行ったベースバンド信号の各キャリアの振幅を計算し、
    前記キャリアの振幅をシンボル単位で積分し、
    前記積分による積分強度から、或るキャリアにおける前記積分強度を、該或るキャリアの前後に位置する所定範囲のキャリアにおける積分強度を線形補間により推測した補間値を減算して判定値を生成し、
    前記判定値に基づいて広帯域キャリア周波数誤差を検出することを特徴とするOFDM復調方法。
  7. コンピュータに、アンテナにより受信されてチューナにより高周波信号から周波数変換された中間周波数信号を直交復調してベースバンド信号を生成する手順と、
    前記ベースバンド信号に対してFFT演算を行う手順と、
    前記FFT演算を行ったベースバンド信号の各キャリアの振幅を計算する手順と、
    前記キャリアの振幅をシンボル単位で積分する手順と、
    前記積分による積分強度から、或るキャリアにおける前記積分強度を、該或るキャリアの前後に位置する所定範囲のキャリアにおける積分強度を線形補間により推測した補間値を減算して判定値を生成する手順と、
    前記判定値に基づいて広帯域キャリア周波数誤差を検出する手順とを実行させることを特徴とするプログラム。
  8. コンピュータに、アンテナにより受信されてチューナにより高周波信号から周波数変換された中間周波数信号を直交復調してベースバンド信号を生成する手順と、
    前記ベースバンド信号に対してFFT演算を行う手順と、
    前記FFT演算を行ったベースバンド信号の各キャリアの振幅を計算する手順と、
    前記キャリアの振幅をシンボル単位で積分する手順と、
    前記積分による積分強度から、或るキャリアにおける前記積分強度を、該或るキャリアの前後に位置する所定範囲のキャリアにおける積分強度を線形補間により推測した補間値を減算して判定値を生成する手順と、
    前記判定値に基づいて広帯域キャリア周波数誤差を検出する手順とを実行させるプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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