JP4982186B2 - Ofdm受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、OFDM(Orthogonal frequency division multiplexing)受信装置に関し、特に、受信したOFDM信号の各シンボルについて高速フーリエ変換(FFT)を行う時間上の区間(以下、「FFT窓」と言う。)の設定を制御する技術に関する。
近年、国内では地上デジタル放送のISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting-Terrestrialtransmission)伝送方式で放送が開始されており、欧州でもDVB−T(Digital Video Broadcasting-Terrestrialtransmission)伝送方式で放送が開始されており、移動体向けのDVB−H(Digital Video Broadcasting-Handheldstransmission)伝送方式による放送も開始されようとしている。
これらの伝送方式は、デジタル変調方式の1つであるOFDM方式が採用されており、OFDM方式は周波数利用効率がよく、高速データ通信に適している。
ISDB−T方式のOFDM信号の各シンボルは、有効シンボル期間信号と、ガードインターバル信号とで構成されており、送信側では、各サブキャリアの周波数軸上の振幅及び位相情報に逆高速フーリエ変換(IFFT)を行うことにより時間軸上の信号に変調した有効シンボル期間信号と、その有効シンボル期間信号の後半部分をコピーした信号であるガードインターバル信号を有効シンボル期間の前に付加して送信する。
受信側では、受信したOFDM信号をA/D変換して直交復調し、直交復調後の信号に基づいて各シンボルの同期を検出し、各シンボルの有効シンボル長の信号に対してFFTを行うことにより、周波数軸上の振幅及び位相情報に変換して復調することができる。
特許文献1には、OFDM信号のシンボルの構成上、受信した各シンボルにおいてマルチパスによるシンボル間干渉が生じている場合でも、ガードインターバルの範囲であれば、シンボル間干渉が生じている期間を除くようにFFT窓の開始位置を設定することにより適切なFFT結果を得る技術が開示されている。
しかし、OFDM信号の受信環境によってはマルチパス干渉以外に非常に振幅の大きなインパルス雑音を受信する場合がある。
このような雑音を含むシンボルに対して上述の様にFFTを行って復調すると、そのシンボル全体にインパルス雑音が大きく影響し、復調後の誤り訂正処理によっても元のデータに復元することができない。
特許文献2には、振幅の大きいインパルス雑音を受信した場合に、そのインパルス雑音が検出された部分の振幅を0に設定してからFFTを行うことにより、インパルス雑音による悪影響を軽減する技術が記載されている。
特開2002−171238号公報 特開2002−152613号公報
特許文献2の技術によれば、FFT窓にインパルス雑音が含まれていても、FFT前にインパルス雑音部分の振幅を0に置換えるので、FFT後の信号に対する、雑音の影響を低減させることができるが、一律にインパルス雑音部分の振幅を0に置換えるため、元のOFDM信号に比べて受信品質の劣化が避けられないという問題がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、振幅の大きなインパルス雑音を受信した場合におけるOFDM信号の受信品質の劣化を軽減してFFTを行うよう制御するOFDM受信装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明に係るOFDM受信装置は、各シンボルにガードインターバル信号が挿入されて送信されたOFDM信号を受信し、シンボル毎に有効シンボル長分の信号を高速フーリエ変換することによりOFDM信号を復調するOFDM受信装置であって、受信したOFDM信号において振幅が所定値以上のインパルス雑音の発生時を検出する検出部と、検出したインパルス雑音発生時が、ガードインターバル信号があると推定される期間内、又はその期間の信号と同等の信号があると推定される期間内にある場合、当該発生時の信号値を用いずに、当該シンボルにおいて当該発生時の信号に代替する信号値を用いて高速フーリエ変換するよう制御する高速フーリエ変換制御部とを備えることを特徴とする。
また、前記高速フーリエ変換はFFT回路によってなされ、前記高速フーリエ変換制御部は、一シンボル毎に、連続する有効シンボル長分の信号を高速フーリエ変換するためのFFT区間として決定し、当該FFT区間分の信号を前記FFT回路に入力するFFT窓決定部を備えることとしてもよい。
尚、本明細書において、ガードインターバル信号は、有効シンボル期間の後半部分の信号と送信時において同一である信号を示すものとし、またガードインターバルは、当該ガードインターバル信号が送信される期間を示すものとして用いる。また、送信時におけるガードインターバルの長さをガード長と呼び、有効シンボル期間の長さを有効シンボル長と呼ぶこととする。
この構成によれば、OFDM受信装置がインパルス雑音を含むOFDM信号を受信した場合、そのOFDM信号において特定されたシンボルのガードインターバル、又はそのガードインターバルと送信時において同じ信号を含む有効シンボル期間内(以下、「ガード対応期間」と言う。)にインパルス雑音があれば、そのインパルス雑音発生時の信号値を除いてFFT窓を設定するので、インパルス雑音発生時の信号値を変えることなく適切なFFT結果を得ることができる。
また、前記OFDM受信装置は、更に、受信した前記OFDM信号と、当該OFDM信号を有効シンボル長だけ遅延させた遅延OFDM信号との相関量をシンボル単位で算出する相関算出部と、前記インパルス雑音発生時を含むシンボルを除く複数シンボルにおける前記相関量を平均化し、平均化した相関量に基づいて前記ガードインターバル信号がある期間の推定を行う平均化部とを備えることとしてもよい。
この構成によれば、有効シンボル長だけ遅延させたOFDM信号と元の信号との相関量は、各信号値が類似する場合に大きくなり、類似しない場合に小さくなる。従って、前記両信号の相関量は、各シンボルのガード対応区間において最大となるが、受信したOFDM信号のシンボルのガードインターバルやガード対応期間にインパルス雑音を含む場合は、含まない場合と比べて相関量が異なる。そのため、インパルス雑音を含むシンボルの相関量を平均化に用いないことにより、相関をより的確に求めることができ、各シンボルのシンボル間干渉を受けた期間を特定し、この期間を避けてFFT窓位置を設定することができる。
また、前記受信されるOFDM信号は既定の複数の基準信号を含めて送信されたものであり、前記OFDM受信装置は、更に、前記既定の基準信号を示す基準信号情報を保持しており、送信された各基準信号に相応する高速フーリエ変換後の各基準信号を抽出する抽出部と、抽出された基準信号のうちインパルス雑音を含むシンボル中の基準信号を除いた残りの基準信号と、前記基準信号情報に示される基準信号を比較して伝送路特性を推定し、高速フーリエ変換後の各基準信号を補間する補間部とを備えることとしてもよい。
ここで、基準信号は、受信したOFDM信号がどのような伝送路によって伝送されたかを推定するために予め挿入された信号である。受信側ではこの基準信号の挿入位置は既知であるので、受信した基準信号と既知の基準信号を複素除算することにより伝送路特性を推定することができる。
この構成によれば、インパルス雑音が有効シンボル期間のガード対応期間を除く期間に発生している場合、そのインパルス雑音発生時の信号に代替可能な信号がそのシンボル内にはないため、そのインパルス雑音発生時を含めずにFFT窓を設定することが困難となる。その場合、FFT処理後の信号にはインパルス雑音を含むシンボルの基準信号も含まれており、これらの基準信号はインパルス雑音の影響を受けている。そのため、それらの基準信号を除いた残りの基準信号だけで伝送路特性を推定することによって、実際の伝送路特性との誤差を少なくすることができる。
また、前記OFDM受信装置は、更に、高速フーリエ変換後の信号を復号する復号部と、復号されたデータの誤り訂正を行う誤り訂正部と、 前記誤り訂正の動作の開始及び停止の制御を行い、前記インパルス雑音検出手段によりインパルス雑音が検出された場合に、前記誤り訂正手段に誤り訂正を開始させる誤り訂正制御部とを備えることとしてもよい。
この構成によれば、インパルス雑音が有効シンボルのガード対応期間を除く期間に発生している場合には、上述した通りインパルス雑音発生時の信号値も含めてFFTを行わざるを得ず、そのFFT処理後に復号されたデータはビット誤りが発生している可能性が高い。そのため、インパルス雑音の発生を検出した場合には、強制的に復号後のデータについて誤り訂正を行うようにすることでビット誤りを低減することができ、誤り訂正が必要でない場合にのみ誤り訂正処理を停止させることにより誤り訂正による消費電力を低減させることができる。
<実施の形態1>
<概要>
本発明に係るOFDM受信装置は、振幅が閾値以上のインパルス雑音を含むOFDM信号を受信した場合において、シンボル単位にそのOFDM信号のFFTを行う際、そのインパルス雑音の影響を低減させようとするものである。
本発明では、図12に示す様にインパルス雑音を含むOFDM信号を受信した場合に、インパルス雑音の発生時刻を検出し、そのインパルス雑音を含むシンボルのFFT窓を設定する際、できるだけ検出した発生時刻の信号値を含まないように連続する有効シンボル長のFFT窓を設定する。
以下、上述の本発明に係るOFDM受信装置の実施の形態について説明する。
尚、本実施の形態に係るOFDM受信装置は、ISDB−T伝送方式で伝送されるOFDM信号を受信する。このOFDM信号は、サブキャリア間隔、ガード長、有効シンボル長などが異なる3種類の伝送モード(MODE1〜3)のいずれかの伝送モードで伝送されており、OFDM受信装置は受信するOFDM信号の伝送モードを予め知っているものとする。
また、このOFDM信号は、スキャッタードパイロット(SP)信号と呼ばれる伝送路特性を推定するための基準信号を時間軸方向及び周波数軸方向に含み、インタリーブや誤り訂正情報等の伝送パラメタを示すTMCC(Transmissionand Multiplexing Configuration Control)信号を含んでいるものとする。
<構成>
図1は、本発明に係るOFDM受信装置の機能構成図を示しており、OFDM受信装置1は、受信したOFDM信号にFFTを施して時間軸上の振幅と位相情報を周波数軸上の振幅と位相情報に変換する時間軸処理部1000と、FFT処理後の信号を復調して復号する周波数軸処理部2000とから構成されている。
ここで、時間軸処理部1000は、ダウンコンバータ101、A/D変換部102、直交復調部103、振幅制御部104、FFT処理部105、インパルス雑音検出部110、シンボル同期部111、平均化部112、FFT窓位置設定部113、及び遅延調整部114で構成されている。
以下、各部について説明する。
<ダウンコンバータ101>
ダウンコンバータ101は、アンテナ100を介してOFDM信号を受信し、ユーザによって選局されたチャネルの信号を選択してベースバンド信号に変換する。
<A/D変換部102>
A/D変換部102は、ダウンコンバータ101によって変換されたベースバンド信号をデジタル信号に変換し、そのデジタル信号を直交復調部103及びインパルス雑音検出部110に送出する。
<直交復調部103>
直交復調部103は、A/D変換部102から送出されたデジタル信号を直交検波し、各サブキャリアの信号を同相軸(I軸)信号と直交軸(Q軸)信号に分離して複素信号に変換する。
<インパルス雑音検出部110>
インパルス雑音検出部110は、A/D変換部102から送出されたデジタル信号の振幅が予め定めた閾値に達している場合、そのデジタル信号をインパルス雑音と判断し、インパルス雑音の発生時を検出する機能を有する。尚、閾値として、A/D変換でクリップされる最大値を用いてもよい。
また、インパルス雑音検出部110は、シンボル同期部111からシンボルの同期を示す相関信号を受付け、シンボルのどの位置にインパルス雑音が発生したかを識別する機能と、インパルス雑音の発生時を示す雑音発生情報を振幅制御部104、平均化部112、FFT窓位置設定部113へ送出する機能を有する。
<シンボル同期部111>
シンボル同期部111は、直交復調された複素信号に基づいて、受信したOFDM信号の相関を算出して検出結果を平均化部112へ送出する機能を有する。
図2は、シンボル同期部111の機能ブロック図を示しており、シンボル同期部111は、遅延部1111、相関算出部1112、及び移動積分部1113から構成されている。
遅延部1111は、複素信号を有効シンボル長だけ遅延させて、その遅延複素信号を相関算出部1112へ送出する。
相関算出部1112は、遅延部1111から送出された遅延複素信号の複素共役をとったものと、直交復調部103から送出された複素信号を入力して乗算することにより、両信号間の類似度を示す相関を算出し、その算出結果を相関信号として移動積分部1113へ送出する。尚、相関信号値は、両信号が類似している場合、即ち相関がある場合には大きくなり、類似していない場合、即ち無相関である場合には小さくなる。
移動積分部1113は、相関信号を入力としてガード長に応じた区間の積分を行って区間積分信号を平均化部112及びインパルス雑音検出部110に送出する。
ここで、上述したシンボル同期処理について図4を用いて説明する。
図4(a)は、マルチパスの影響を受けていないOFDM信号のシンボルを示している。
同図に示す様に、OFDM信号のシンボルは、有効シンボル期間信号とガードインターバル信号で構成されているため、この信号を有効シンボル長だけ遅延した信号と元の信号は、ガードインターバルの区間において同一の信号となり、強い相関が現れる。
そこで、入力信号(図4(a))と遅延部1111において入力信号を有効シンボル長だけ遅延した信号(図4(b))との相関を、相関算出部1112で演算すると、図4(c)に示す相関信号を出力する。
次に、移動積分部1113において、相関信号をガード長の移動積分を行うと図4(d)に示す波形を出力することができる。同図に示す様に、1シンボル期間の特定位置に相関値のピークが現れ、有効シンボル期間の開始位置を特定することができる。
また、相関信号をガード長の2倍の長さ(2TG)の移動積分を行うと、図4(e)に示す様に台形状の波形を出力することができ、台形のフラット部分がガードインターバルと一致する。
尚、上述と同様に、マルチパスの影響を受けたOFDM信号の場合について、図5を用いて説明する。
マルチパス干渉を受けたOFDM信号は直接波と遅延波が重畳されて受信される。
図5(a)は直接波を示しており、同図(b)は直接波よりΔt(t<TG)だけ遅延した遅延波を示している。
同図(a)(b)の各々について、上述と同様に相関を算出して2倍のガード長(2TG)で移動積分した場合、同図(c)の実線で表した波形10が直接波の相関演算結果を示しており、破線で表した波形20が遅延波の相関演算結果を示している。
直接波と遅延波は重畳されているので、図5(c)の相関を合成した同図(d)の波形30がマルチパス干渉を受けているOFDM信号の相関演算結果を示す波形である。
この場合、フラット部分であるt5からt6の期間、及びt7からt8の期間が、マルチパスによるシンボル間干渉が無いガードインターバルの信号値を含む期間に相当し、この期間であればFFT窓の開始位置をどこに設定してもマルチパスの影響を受けずに復調することが可能となる。以下、この期間を“開始位置候補期間”と呼ぶ。
尚、本実施の形態では、インパルス雑音の影響を受けたOFDM信号についても、シンボル同期処理を同様に適用するが、後述する平均化部で相関信号が過去の相関信号を用いて平滑化されることにより、シンボル同期にインパルス雑音の影響を与えないようにする。
<平均化部112>
平均化部112は、シンボル同期部111によりシンボル単位に送出される相関信号を平滑化する機能を有しており、図3は平均化部112の機能ブロック図を示している。
同図に示すように平均化部112は、信号選択部112Aとシンボル周期フィルタ112Bとから構成されており、信号選択部112Aによって選択されて出力された相関信号をシンボル周期フィルタ112Bへ入力し、シンボル周期フィルタ112Bは入力された相関信号を平滑化する。
以下、各部について説明する。
信号選択部112Aは、シンボル期間遅延器1121、シンボル期間カウンタ1128、セレクタ1126、及びセレクタ1127で構成されている。
シンボル期間カウンタ1128は、シンボル同期部111から平均化部112に相関信号が入力されている時にインパルス雑音検出部110から送出された雑音発生情報を受信すると、受信時から1シンボル期間をカウントする。尚、シンボル期間カウンタ1121は、カウントしている間は“1”を出力し、1シンボル期間カウントした後、インパルス雑音検出部110からの雑音検出信号が無ければ“0”を出力する。
セレクタ1126は、シンボル期間カウンタ1128が“1”を出力している間はセレクタ1127から出力される信号を選択してシンボル期間遅延器1121に送出し、また、シンボル期間カウンタ1128が“0”を出力している間はシンボル同期部111から出力された信号を選択してシンボル期間遅延器1121に送出する。
シンボル期間遅延器1121は、1シンボル期間の長さのシフトレジスタであり、1シンボル期間前の信号値を出力する。
セレクタ1127は、シンボル期間カウンタ1128が“1”を出力している間は、シンボル期間遅延器1121から出力される信号を選択してシンボル周期フィルタ112Bに送出し、また、シンボル期間カウンタ1128が“0”を出力している間はシンボル同期部111から出力された信号を選択してシンボル周期フィルタ112Bに送出する。
続いて、シンボル周期フィルタ112Bについて説明する。
シンボル周期フィルタ112Bは、信号選択部112Aにより選択された相関信号を入力し、その入力信号値と1シンボル期間前に出力された出力信号値を重み付けした信号値を加算することにより複数シンボル間の相関信号の平滑化を行うIIR(InfiniteImpulse Response)型フィルタである。
シンボル周期フィルタ112Bは、係数器1122、係数器1123、加算器1124、及びシンボル期間遅延器1125で構成されており、シンボル周期フィルタ112Bは、係数器1122及び係数器1123の乗算係数を各々“k”、“1−k”とする。
シンボル周期フィルタ112Bに入力する相関信号のz変換をXin(z)、出力のz変換をXout(z)とし、シンボルに相当するサンプル数をNsとした場合、加算器1124では、k・Xin(z)+(1-k)・z−Ns・Xout(z)=Xout(z)が成立する。この場合、伝達関数H(z)は、H(z)=(1−(1−k)*z−Ns)で表される。OFDM信号を受信する受信装置が移動しない場合には、シンボル間干渉は殆ど変化しないため、このように平均化することでより正確にシンボル間干渉を推定できる。
従って、シンボル同期部111がインパルス雑音部分の信号も含めてOFDM信号の相関を算出し、その相関を示す相関信号を平均化部112に入力した場合でも、インパルス雑音を含めて演算された相関演算結果を示す相関信号の代わりに1シンボル期間前の相関信号を用いて平均化するため、インパルス雑音の影響を除いてシンボルの同期位置を特定することができる。
<FFT窓位置設定部113>
FFT窓位置設定部113は、平均化部112により平均化されて出力された相関信号に基づいて、受信した各シンボルにおけるFFT窓の開始位置候補期間を特定する機能を有する。
また、FFT窓位置設定部113は、インパルス雑音検出部110から雑音発生情報を受信し、特定した開始位置候補期間の範囲で、雑音発生情報により示される雑音発生時刻を含めないようにFFT窓の開始時刻を決定し、決定した開始時刻から有効シンボル長の期間をFFT窓として設定し、FFT窓の開始位置を示すFFT窓信号をFFT処理部105へ送出する機能を有する。
また、インパルス雑音の発生時刻を含めずにFFT窓を設定することができない場合、FFT処理部105が処理しているシンボルがインパルス雑音の影響を受けている旨の情報を遅延調整部114へ送出する機能を有する。
ここで、図4(e)に示す区間積分信号が平均化部112より出力されたものとして、FFT窓位置設定部113のFFT窓位置設定処理について図6を用いて説明する。
(FFT窓位置設定処理)
FFT窓位置設定部113は、平均化部112より出力された区間積分信号を受信し、電圧レベルが閾値以上の(t1−t2)区間をシンボルの開始位置候補期間と特定する(ステップS01)。
続いて、FFT窓位置設定部113は、特定した(t1−t2)区間においてサンプリングする一時刻に着目し(ステップS02)、着目した時刻を開始時刻とする有効シンボル長(TS)の期間分の信号列において、シンボル同期部111から受信した雑音発生情報により示されるインパルス雑音の発生をカウントする(ステップS03)。
ステップS03におけるカウント数が0でない場合、即ち、インパルス雑音発生時刻がFFT窓に含まれる場合には、FFT窓位置設定部113は、開始位置候補期間(t1−t2)区間において未着目のサンプリング時刻があるか判断する(ステップS04:Y,ステップS05)。
ステップS05において、FFT窓位置設定部113が未着目のサンプリング時刻があると判断した場合(ステップS05:Y)、未着目の一時刻に着目し、ステップS03の処理を行う(ステップS06)。
また、ステップS04においてインパルス雑音の発生カウント数が0である場合、即ち、FFT窓にインパルス雑音発生時刻を含んでいない場合には、その時刻をFFT窓の開始時刻として決定する(ステップS04:Y,ステップS07)。
また、ステップS05において、FFT窓位置設定部113が未着目のサンプリング時刻がないと判断した場合、即ち、インパルス雑音発生時刻を避けてFFT窓を設定できない場合には、インパルス雑音カウント数が最小となる(t1−t2)区間の時刻を開始時刻として決定する(ステップS05:Y,ステップS08)。
FFT窓位置設定部113は、ステップS07又はステップS08において決定された開始時刻から有効シンボル長の期間をFFT窓として設定し、FFT窓の開始時刻の情報を含むFFT窓信号をFFT処理部105へ送出する。また、決定されたFFT窓にインパルス雑音発生時刻が含まれている場合には、そのシンボルがインパルス雑音を受けている旨の情報を遅延調整部114へ送出する(ステップS09)。
尚、上述のFFT窓位置設定処理は、マルチパス干渉の影響を受けたOFDM信号であるか否かを問わず行う。
例えば、図5(d)に示す相関信号がFFT窓位置設定部113に入力された場合、FFT窓位置設定部113は、同図においてS1の開始位置候補期間として(t5〜t6)区間を特定する。
従って、FFT窓位置設定部113は、(t5〜t6)区間で、インパルス雑音の発生カウント数が0又は最小となるようにFFT窓の開始時刻を設定すれば、FFT処理部105でシンボルS1のFFTを行うことができる。
<振幅制御部104>
振幅制御部104は、インパルス雑音検出部110により検出されたインパルス雑音発生時刻の信号の振幅を0に設定し、その信号をFFT処理部105へ送出する。
<FFT処理部105>
FFT処理部105は、FFT窓位置設定部113により設定されたFFT窓信号により示される区間の信号についてFFTを行うことにより時間領域の複素信号を周波数領域の複素信号に変換し、変換した複素信号をシンボル単位に周波数軸処理部2000へ送出する。
尚、FFT窓位置設定部113がインパルス雑音発生時刻を含めずにFFT窓の設定を行うことができなかった場合でも、FFT処理部105がFFT処理を行う際、振幅制御部104によりインパルス雑音発生時刻の信号の振幅が0に設定されているため、インパルス雑音による影響は軽減される。
<遅延調整部114>
遅延調整部114は、FFT窓位置設定部113から送出されたシンボル情報を受信し、FFT処理されたインパルス雑音を含むシンボルの複素信号が、FFT処理部105から伝送路推定部211へ入力されるタイミングで、そのシンボルがインパルス雑音の影響を受けている旨の情報を伝送路推定部211へ送出する。
尚、FFT窓位置設定部113が送出するFFT窓信号により示される時刻に同期して、FFT処理部105が受信したOFDM信号のFFTを行えるように各部でも遅延調整を行っているものとする。
次に周波数軸処理部2000について説明する。
周波数軸処理部2000は、伝送路等化部210、伝送路特性推定部211、補間部212、デマップ部220、デインタリーブ部230、ビタビ復号部241、RS復号部242、及び受信品質算出部250で構成されている。
尚、上述した通り、受信したOFDM信号には、伝送路特性を推定するためのSP信号が挿入されており、本実施の形態では、サブキャリア方向(周波数方向)に12本のサブキャリアに1本の割合でBPSK変調されたSP信号を挿入し、OFDMシンボル毎に3サブキャリアずつ周波数方向にシフトさせてSP信号を挿入させることで、OFDMシンボル方向(時間方向)の同一のサブキャリアに対しては、4OFDMシンボルに1回の割合でSP信号が挿入される。
以下、各部について説明する。
<伝送路等化部210>
伝送路等化部210は、補間部212によって補間された伝送路特性に基づいて受信したデータ信号(図7の例の場合、情報伝送信号)の補正を行う機能を有する。
<伝送路特性推定部211>
伝送路特性推定部211は、FFT処理部105から送出された複素信号を受信し、遅延調整部114から送出されたインパルス雑音の影響を受けている旨の情報を受信する機能を有する。
また、伝送路特性推定部211は、受信した複素信号の中からSP信号を抽出する機能と、送信側で既定されたSP信号の挿入位置情報に基づいて、抽出したSP信号部分の伝送路特性を推定する機能を有する。
尚、伝送路特性推定部211は、FFT窓位置設定部113からシンボル情報を受信した場合には、そのシンボル情報により示されるシンボルのSP信号を用いずに伝送路特性を推定する。
<補間部212>
補間部212は、伝送路特性推定部211により推定された伝送路特性に基づいて、時間軸方向にSP信号を補間してSP信号が配置されているサブキャリアの伝送路特性を推定し、伝送路等化部210へ推定した伝送路特性を示す情報を送出する機能を有する。
また、時間軸方向に補間したSP信号を周波数軸方向に補間してシンボル内の全サブキャリアの伝送路特性を推定する機能を有する。
ここで、図7の例を用いて上述の補間処理について説明する。
図7は、FFT処理部105から出力された信号を示しており、黒丸がSP信号、白丸が本来送信すべきデータを示す情報伝送信号である。
ここで、インパルス雑音の影響を受けているシンボルが、同図のシンボル500である場合における補間処理について説明する。
補間部212は、伝送路特性推定部211によって推定されたSP信号部分の伝送路特性に基づき、例えば、SP信号311とSP信号611の間を時間軸方向に補間する場合、SP信号511を用いずにSP信号311とSP信号511を用いて補間する。他の時間軸方向の補間も同様にSP信号512、513を用いずに行い、周波数方向の3サブキャリア毎の伝送路特性を推定する。
続いて補間部212は、時間軸方向に補間されたSP信号を用いて周波数軸方向を補間し、全サブキャリアの伝送路特性を推定する。
<デマップ部220>
デマップ部220は、伝送路等化部210によって補正されたデータ部分の複素信号に対して再割付(デマップ)を行い、伝送データ系列を復元する機能を有する。
例えば、ISDB−T規格のOFDM信号を復調する場合には、QPSK、16QAM又は64QAMに対応したデマップを行う。
また、デマップ部220は、デマップ時におけるコンスタレーションにおいて、基準点から復調したシンボル点のずれ量に基づき、搬送波電力対雑音電力比(以下、「C/N比」と言う。)を算出し、算出したC/N比を示すC/N信号を受信品質算出部250へ送出する機能を有する。
<デインタリーブ部230>
デインタリーブ部230は、TMCC信号により示されるインタリーブ情報、例えば、送信側において連続データが所定の時間間隔で時間インタリーブされている場合には、その時間間隔等を示すインタリーブ情報に基づいて、受信したビット列を元のビット列に並び替え、ビタビ復号部241及び受信品質算出部250へデインタリーブ後のビット系列を送出する。
<ビタビ復号部241>
ビタビ復号部241は、デインタリーブ処理されたビット系列に基づいてビタビ復号を行い、復号後のビット系列を受信品質算出部250及びRS復号部242へ送出する。
<受信品質算出部250>
受信品質算出部250は、遅延調整部114から雑音発生情報を受信し、デマップ部220からC/N信号を受信する機能を有する。
また、ビタビ復号部241によってビタビ復号された後のデータについて畳み込み符号化処理を行い、当該処理後のデータとビタビ復号する前のデータとに基づいて、ビタビ復号前のビットエラーレート(以下、「ビタビ前BER」と言う。)を算出する機能を有する。更に、ビタビ復号後のデータとRS復号部242によってRS復号された後のデータとに基づいて、ビタビ復号後のビットエラーレート(以下、「ビタビ後BER」と言う。)を算出する機能を有する。
また、受信品質算出部250は、インパルス雑音検出信号を受信した場合、又はC/N信号値が閾値以下となった場合、又は、ビタビ前BER及びビタビ後BERの値に応じてRS復号部242の起動を制御する機能を有する。
以下、図8に示す受信品質算出部250の動作フロー図に基づき、RS復号部242の起動制御処理について説明する。
受信品質算出部250は、遅延調整部114から雑音発生情報を受信したか否か、デマップ部220から受付けたC/N信号値がRS復号部242の停止時より低下したか否か、及び算出したビタビ前BERがRS復号部242の停止時より悪化しているか否かを判断し、一つでも肯定的な判断をした場合には、RS復号部242に起動を指示する(ステップS11:Y,ステップS12)。
受信品質算出部250は、ビタビ復号部241から送出されるビタビ復号後データと、RS復号部242から送出されるRS復号後データを受信してビタビ後BERを算出し、ビタビ後BERが0か否かを判断する(ステップS13)。
受信品質算出部250は、ステップS13においてビタビ後BERが0である場合、RS復号部242の起動停止を指示する(ステップS13:Y,ステップS14)。
また、ステップS13においてビタビ後BERが0でなければ、受信品質算出部250は、ビタビ後BERが0になるまでRS復号部242に復号処理を行わせる(ステップS13:N)。
また、ステップS11において、受信品質算出部250がいずれも肯定的な判断をした場合、RS復号部242の起動を停止させる(ステップS11:N)。
<RS復号部242>
RS復号部242は、受信品質算出部250による起動指示に応じて起動し、ビタビ復号されたビット系列についてリードソロモン復号を行い、復号後のデータを受信品質算出部250及び図示しない画像等処理部へ送出する機能を有する。
上記の構成により、本発明に係るOFDM受信装置は、受信したOFDM信号がマルチパス干渉の影響を受けているか否かに関わらず、受信OFDM信号のシンボルにインパルス雑音を検出した場合、そのインパルス雑音の発生時刻の信号を含むシンボルのFFT窓位置を設定する際において、FFT窓にその雑音発生時刻をできるだけ含まないようにFFT窓の開始位置を設定することができ、FFT処理におけるインパルス雑音の影響を軽減することができる。
また、シンボルのFFT窓位置設定の際にインパルス雑音発生時刻を避けて設定できず、その時刻における信号の振幅を0に設定してFFT処理した場合には、FFT処理後の復調及び復号処理において、そのシンボルを用いないで伝送路等化を行い、誤り訂正を強制的に行わせることにより、ビット誤りを低減させることができる。
<補足>
なお、本発明を上記の実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限定されないのはもちろんである。以下のような場合も本発明に含まれる。
(1)上述した実施の形態では、シンボル同期部111はインパルス雑音発生時の複素信号も含めて相関を算出し、平均化部112でインパルス雑音発生時を含む相関信号の代わりに1シンボル期間前の相関信号を用いて平均化を行っていたが、図9に示す様に、シンボル同期部111は、振幅制御部104でインパルス雑音発生時の振幅を0に設定した後の複素信号を用いて同期処理を行うこととしてもよい。
(2)上述した実施の形態では、振幅制御部104は、インパルス雑音検出部110によってインパルス雑音の発生が検出された時、インパルス雑音検出部110により送出される雑音発生情報に基づいて、その雑音発生時の振幅値を0に設定していたが、図10に示す様に、FFT窓位置設定部113がインパルス雑音発生時刻を含めずにFFT窓を設定できない場合に限り、その雑音発生時刻を示す情報を振幅制御部104に送出し、振幅制御部104がその情報に基づいて該当する振幅値を0に設定することとしてもよい。
(3)上述した実施の形態では、FFT窓位置設定部113がFFT窓を設定する際、連続する有効シンボル長のFFT窓の開始位置をガードインターバルの範囲で動かすことによってインパルス雑音発生時刻を含まないようにFFT窓位置の設定制御を行っていたが、インパルス雑音発生時がガードインターバル内又はガード対応区間内である場合に、FFT窓位置設定部113は、FFT窓の開始位置を動かさずに、設定したFFT窓にインパルス雑音発生時が含まれているとき、その雑音発生時の信号値の代わりに、ガードインターバル又はガード対応区間から対応する信号値を抽出してFFTに用いることとしてもよい。尚、この場合も、インパルス雑音検出時刻が有効シンボルのガード対応期間外であれば、その検出時刻の信号の振幅を0に設定してFFT処理を行う。
(4)上述した実施の形態では、ISDB−T方式に適用した場合の構成について説明したが、DVB−H方式に適用する場合は、受信品質算出部251は、RS復号後のBERが0であれば、図11に示すMPE−FEC(Multi-ProtocolEncapsulation Forward Error Correction)243を停止し、MPE−FECを停止後にC/N信号値が低下した場合、インパルス雑音の影響を受けている旨の情報を受信した場合、又はビタビ後BERがMPE−FECを停止後に悪化した場合のいずれかに該当するときは、MPE−FECを起動させることとしてもよい。
(5)上述した実施の形態では、受信したOFDM信号をA/D変換後のデジタル信号において所定の振幅値を検出した場合に、その検出時刻を振幅制御部104へ伝えるものとして説明したが、前述の特許文献1に示す方法によりインパルス雑音の発生を検出してもよい。特許文献1のチューナ(図13参照)は、インパルス雑音を含む図12に示す様なシンボルをアンテナ10で受信した場合、そのシンボルをA/D変換部12でベースバンド信号にA/D変換し、直交復調部13で直交復調されて出力された信号の変化から閾値発生部16がインパルス雑音検出のための閾値を発生させ、その閾値をコンパレータ17へ出力する。コンパレータ17は、この閾値と直交復調部103からの出力を比較することによりインパルス雑音を検出し、振幅制御部14は検出されたインパルス雑音部分の振幅を0にするものである。
(6)上述の実施の形態では、インパルス雑音を含むシンボルの相関信号を用いずに1シンボル期間前の相関信号を用いて平均化することとして説明したが、信号選択部112Aが、インパルス雑音を含むシンボルの相関信号を元の信号値より小さくなるように重み付けしてIIRフィルタに入力し、平均化に用いることとしてもよい。
(7)上述の実施の形態では、ISDB−T及びDVB−Hの伝送方式について説明したが、上述の各処理はDVB−T方式等、ガードインターバルを有するマルチキャリア信号を受信する場合にも適用可能である。
(8)上述のOFDM受信装置の各機能ブロックは典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されても良いし、一部又は全てを含むように1チップ化されても良い。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(FieldProgrammable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサー を利用しても良い。
さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適応等が可能性としてありえる。
本発明に係るOFDM受信装置は、地上波デジタル放送を受信する放送受信機等に利用できる。
実施の形態1に係るOFDM受信装置の機能ブロック図である。 本発明に係るOFDM受信装置のシンボル同期部の機能ブロック図である。 本発明に係るOFDM受信装置の平均化部の機能ブロック図である。 図4(a)は、入力信号であるODFM信号の構成を表し、図4(b)は、遅延部の出力信号を表し、図4(c)は、相関算出部の出力信号を表す。図4(d)は相関信号をガード長(TG)で区間積分した区間積分信号の波形であり、同図(e)は2倍のガード長(2TG)期間で区間積分した区間積分信号の波形である。 図5(a)は、OFDM信号の直接波を表し、図5(b)は、マルチパスによる遅延波を表している。図5(c)は、図5(a)(b)の各々の相関を示す波形を表し、図5(d)は、図5(c)の各波形を合成した波形を表している。 FFT窓位置設定部の動作フローを示す図である。 受信した各シンボルを時間軸と周波数軸の平面に配置した図である。 受信品質算出部の動作フローを示す図である。 補足(1)に示す変換部の機能ブロック図を示している。 補足(2)に示す変換部の機能ブロック図を示している。 補足(5)に示す復調復号部の機能ブロック図を示している。 インパルス雑音を含むOFDM信号のシンボルを表した図である。 従来のインパルス雑音の影響を低減する技術の機能ブロック図を示している。
符号の説明
100 アンテナ
101 ダウンコンバータ
102 A/D変換部
103 直交復調部
104 振幅制御部
105 FFT処理部
110 インパルス雑音検出部
111 シンボル同期部
112 平均化部
113 FFT窓位置設定部
114 遅延調整部
210 伝送路等化部
211 伝送路特性推定部
212 補間部
220 デマップ部
230 デインタリーブ部
241 ビタビ復号部
242 RS復号部
250 受信品質算出部
1000 時間軸処理部
2000 周波数軸処理部

Claims (7)

  1. 各シンボルにガードインターバル信号が挿入されて送信されたOFDM信号を受信し、シンボル毎に有効シンボル長分の信号を高速フーリエ変換することによりOFDM信号を復調するOFDM受信装置であって、
    受信したOFDM信号において振幅が所定値以上のインパルス雑音の発生時を検出する検出部と、
    検出したインパルス雑音発生時が、ガードインターバル信号があると推定される期間内、又はその期間の信号と同等の信号があると推定される期間内にある場合、当該発生時の信号値を用いずに、当該シンボル中の当該インパルス雑音発生時の信号に対応する前記ガードインターバル信号または前記同等の信号の信号値を代替として用いて高速フーリエ変換するよう制御する高速フーリエ変換制御部と
    を備えるOFDM受信装置。
  2. 前記高速フーリエ変換はFFT回路によってなされ、
    前記高速フーリエ変換制御部は、
    一シンボル毎に、連続する有効シンボル長分の信号を高速フーリエ変換するためのFFT区間として決定し、当該FFT区間分の信号を前記FFT回路に入力するFFT窓決定部を備える請求項1記載のOFDM受信装置。
  3. 前記OFDM受信装置は、更に、
    受信した前記OFDM信号と、当該OFDM信号を有効シンボル長だけ遅延させた遅延OFDM信号との相関量をシンボル単位で算出する相関算出部と、
    前記インパルス雑音発生時を含むシンボルを除く複数シンボルにおける前記相関量を平均化し、平均化した相関量に基づいて前記ガードインターバル信号がある期間の推定を行う平均化部と
    を備える請求項1記載のOFDM受信装置。
  4. 前記受信されるOFDM信号は既定の複数の基準信号を含めて送信されたものであり、
    前記OFDM受信装置は、更に、
    前記既定の基準信号を示す基準信号情報を保持しており、
    送信された各基準信号に相応する高速フーリエ変換後の各基準信号を抽出する抽出部と、
    抽出された基準信号のうちインパルス雑音を含むシンボル中の基準信号を除いた残りの基準信号と、前記基準信号情報に示される基準信号を比較して伝送路特性を推定し、高速フーリエ変換後の各基準信号を補間する補間部と
    を備える請求項1記載のOFDM受信装置。
  5. 前記OFDM受信装置は、更に、
    高速フーリエ変換後の信号を復号する復号部と、
    復号されたデータの誤り訂正を行う誤り訂正部と、
    前記誤り訂正の動作の開始及び停止の制御を行い、前記インパルス雑音検出手段によりインパルス雑音が検出された場合に、前記誤り訂正手段に誤り訂正を開始させる誤り訂正制御部と
    を備える請求項1記載のOFDM受信装置。
  6. 各シンボルにガードインターバル信号が挿入されて送信されたOFDM信号を受信し、プログラムを実行可能な装置に、シンボル毎に有効シンボル長分の信号を高速フーリエ変換することによりOFDM信号を復調する処理を実行させる制御プログラムであって、
    当該OFDM信号を復調する処理は、
    受信したOFDM信号において振幅が所定値以上のインパルス雑音の発生時を検出する検出ステップと、
    検出したインパルス雑音発生時が、ガードインターバル信号があると推定される期間内、又はその期間の信号と同等の信号があると推定される期間内にある場合、当該発生時の信号値を用いずに、当該シンボル中の当該インパルス雑音発生時の信号に対応する前記ガードインターバル信号または前記同等の信号の信号値を代替として用いて高速フーリエ変換するよう制御する高速フーリエ変換制御ステップと
    の各ステップを含む制御プログラム。
  7. 各シンボルにガードインターバル信号が挿入されて送信されたOFDM信号を受信し、シンボル毎に有効シンボル長分の信号を高速フーリエ変換することによりOFDM信号を復調するOFDM受信装置の集積回路であって、
    受信したOFDM信号において振幅が所定値以上のインパルス雑音の発生時を検出する検出部と、
    検出したインパルス雑音発生時が、ガードインターバル信号があると推定される期間内、又はその期間の信号と同等の信号があると推定される期間内にある場合、当該発生時の信号値を用いずに、当該シンボル中の当該インパルス雑音発生時の信号に対応する前記ガードインターバル信号または前記同等の信号の信号値を代替として用いて高速フーリエ変換するよう制御する高速フーリエ変換制御部と
    を備える集積回路。
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