JP4610527B2 - 斜板式圧縮機の組立方法および装置 - Google Patents
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Description
前記一対のシューを前記平坦面同士が間隔をもって互いに対向するように前記ピストンの一端部に保持させた状態にて、両平坦面間に、前記一対のシュー間へ前記斜板が相対的に挿入されてくる斜板挿入方向に対する両平坦面の開き角度を制御可能な開き角度制御手段を挿入し、
前記開き角度制御手段により、両平坦面の開き角度を、両平坦面間の斜板挿入開始側端部における間隔が前記斜板の厚みよりも大きくなる挿入開始開き角度に制御し、
両平坦面の開き角度が前記挿入開始開き角度に制御された状態で前記斜板の前記一対のシュー間への挿入を開始し、
前記斜板の外周端が前記一対のシュー間の斜板挿入方向中央部よりも手前の位置まで挿入された段階で、前記開き角度制御手段により、両平坦面の開き角度を、両平坦面が実質的に前記斜板の両側面に沿う所定の開き角度に制御し、
前記斜板の外周端が前記一対のシュー間の斜板挿入方向中央部よりも奥側の位置まで挿入された段階で、前記一対のシュー間から前記開き角度制御手段を退避させ、
前記開き角度制御手段が退避された状態にて、前記斜板の外周端を前記一対のシュー間の斜板挿入方向最終位置まで挿入する、ことを特徴とする組立方法からなる。この方法において、一対のシュー間へ斜板が「相対的に」挿入されてくる斜板挿入方向と、「相対的に」の文言を用いて規定した理由は、実際には所定の姿勢に固定保持されている斜板に対して、ピストンおよび該ピストンに保持された一対のシューを、該一対のシューが斜板を挟むように移動させていくことになるのであるが、相対的に見れば、一対のシュー間へ斜板が挿入されてくる形態とみなすことができるので、このような表現で規定したわけである。
前記一対のシューを前記平坦面同士が間隔をもって互いに対向するように前記ピストンの一端部に保持させた状態にて、両平坦面間に挿入され、前記一対のシュー間へ前記斜板が相対的に挿入されてくる斜板挿入方向に対する両平坦面の開き角度を制御可能な開き角度制御手段を有し、該開き角度制御手段は、両平坦面の開き角度を、両平坦面間の斜板挿入開始側端部における間隔が前記斜板の厚みよりも大きくなる挿入開始開き角度に制御し、前記一対のシュー間へ挿入される前記斜板の外周端が前記一対のシュー間の斜板挿入方向中央部よりも手前の位置まで挿入された段階で、両平坦面の開き角度を、両平坦面が実質的に前記斜板の両側面に沿う所定の開き角度に制御し、かつ、前記斜板の外周端が前記一対のシュー間の斜板挿入方向中央部よりも奥側の位置まで挿入された段階で、前記一対のシュー間から退避される手段からなることを特徴とする組立装置からなる。
斜板式圧縮機の構成例は、図3に示した通りであり、本発明に係る斜板式圧縮機の組立方法および装置は、斜板式圧縮機であれば、可変容量式圧縮機、固定容量式圧縮機のいずれに対しても適用できる。以下に、前述の第1の実施形態と、第2の実施形態について、その方法および装置の要部を図示して説明する。
1a 平坦面
1b 球面
2 ピストン
3 斜板
4 第1の制御手段
5、6 第2の制御手段
106 主軸
Claims (16)
- 主軸とともに回転される斜板と、ピストンの一端部に保持され前記斜板の側面に摺接する平坦面と前記ピストンの一端部に回動自在に係合する球面とを有し、前記斜板の両側面上に配置された一対のシューとを備えた斜板式圧縮機における、前記斜板の両側面上への前記一対のシューの組立方法であって、
前記一対のシューを前記平坦面同士が間隔をもって互いに対向するように前記ピストンの一端部に保持させた状態にて、両平坦面間に、前記一対のシュー間へ前記斜板が相対的に挿入されてくる斜板挿入方向に対する両平坦面の開き角度を制御可能な開き角度制御手段を挿入し、
前記開き角度制御手段により、両平坦面の開き角度を、両平坦面間の斜板挿入開始側端部における間隔が前記斜板の厚みよりも大きくなる挿入開始開き角度に制御し、
両平坦面の開き角度が前記挿入開始開き角度に制御された状態で前記斜板の前記一対のシュー間への挿入を開始し、
前記斜板の外周端が前記一対のシュー間の斜板挿入方向中央部よりも手前の位置まで挿入された段階で、前記開き角度制御手段により、両平坦面の開き角度を、両平坦面が実質的に前記斜板の両側面に沿う所定の開き角度に制御し、
前記斜板の外周端が前記一対のシュー間の斜板挿入方向中央部よりも奥側の位置まで挿入された段階で、前記一対のシュー間から前記開き角度制御手段を退避させ、
前記開き角度制御手段が退避された状態にて、前記斜板の外周端を前記一対のシュー間の斜板挿入方向最終位置まで挿入する、
ことを特徴とする斜板式圧縮機の組立方法。 - 前記開き角度制御手段が、互いに独立に制御可能な、前記一対のシュー間への前記斜板の相対的挿入方向にみて奥側に配置される第1の制御手段と、手前側に配置される第2の制御手段とからなる、請求項1に記載の斜板式圧縮機の組立方法。
- 前記第1の制御手段および第2の制御手段が、各制御手段挿入位置における前記平坦面間の間隔を決める手段からなる、請求項2に記載の斜板式圧縮機の組立方法。
- 前記第1の制御手段が、該制御手段挿入位置における前記平坦面間の間隔を決める手段からなり、前記第2の制御手段が、両平坦面が当接される面を有し両平坦面の開き角度を直接決める手段からなる、請求項2に記載の斜板式圧縮機の組立方法。
- 斜板式圧縮機が可変容量式圧縮機からなる、請求項1〜4のいずれかに記載の斜板式圧縮機の組立方法。
- 斜板式圧縮機が固定容量式圧縮機からなる、請求項1〜4のいずれかに記載の斜板式圧縮機の組立方法。
- 主軸とともに回転される斜板と、ピストンの一端部に保持され前記斜板の側面に摺接する平坦面と前記ピストンの一端部に回動自在に係合する球面とを有し、前記斜板の両側面上に配置された一対のシューとを備えた斜板式圧縮機における、前記斜板の両側面上への前記一対のシューの組立装置であって、
前記一対のシューを前記平坦面同士が間隔をもって互いに対向するように前記ピストンの一端部に保持させた状態にて、両平坦面間に挿入され、前記一対のシュー間へ前記斜板が相対的に挿入されてくる斜板挿入方向に対する両平坦面の開き角度を制御可能な開き角度制御手段を有し、該開き角度制御手段は、両平坦面の開き角度を、両平坦面間の斜板挿入開始側端部における間隔が前記斜板の厚みよりも大きくなる挿入開始開き角度に制御し、前記一対のシュー間へ挿入される前記斜板の外周端が前記一対のシュー間の斜板挿入方向中央部よりも手前の位置まで挿入された段階で、両平坦面の開き角度を、両平坦面が実質的に前記斜板の両側面に沿う所定の開き角度に制御し、かつ、前記斜板の外周端が前記一対のシュー間の斜板挿入方向中央部よりも奥側の位置まで挿入された段階で、前記一対のシュー間から退避される手段からなることを特徴とする斜板式圧縮機の組立装置。 - 前記開き角度制御手段が、互いに独立に制御可能な、前記一対のシュー間への前記斜板の相対的挿入方向にみて奥側に配置される第1の制御手段と、手前側に配置される第2の制御手段とからなる、請求項7に記載の斜板式圧縮機の組立装置。
- 前記第1の制御手段および第2の制御手段が、各制御手段挿入位置における前記平坦面間の間隔を決める手段からなる、請求項8に記載の斜板式圧縮機の組立装置。
- 前記第1の制御手段および第2の制御手段が、それぞれ、一対のピンを有し、ピン間の間隔制御により前記平坦面間の間隔を決める手段からなる、請求項9に記載の斜板式圧縮機の組立装置。
- 前記第2の制御手段が、前記斜板の外周端の斜板挿入方向への前進に伴い同方向に移動可能な手段からなる、請求項10に記載の斜板式圧縮機の組立装置。
- 前記第1の制御手段が、該制御手段挿入位置における前記平坦面間の間隔を決める手段からなり、前記第2の制御手段が、両平坦面が当接される面を有し両平坦面の開き角度を直接決める手段からなる、請求項8に記載の斜板式圧縮機の組立装置。
- 前記第1の制御手段が、一対のピンを有し、ピン間の間隔制御により前記平坦面間の間隔を決める手段からなる、請求項12に記載の斜板式圧縮機の組立装置。
- 前記第2の制御手段が、断面が台形からなり、該台形の両側辺を形成する両面が前記両平坦面が当接されて該両平坦面の開き角度を直接決める手段からなる、請求項12または13に記載の斜板式圧縮機の組立装置。
- 斜板式圧縮機が可変容量式圧縮機からなる、請求項7〜14のいずれかに記載の斜板式圧縮機の組立装置。
- 斜板式圧縮機が固定容量式圧縮機からなる、請求項7〜14のいずれかに記載の斜板式圧縮機の組立装置。
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