JPH11230040A - 往復動型圧縮機及びその組み付け方法 - Google Patents
往復動型圧縮機及びその組み付け方法Info
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- JPH11230040A JPH11230040A JP10035060A JP3506098A JPH11230040A JP H11230040 A JPH11230040 A JP H11230040A JP 10035060 A JP10035060 A JP 10035060A JP 3506098 A JP3506098 A JP 3506098A JP H11230040 A JPH11230040 A JP H11230040A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 バルブプレートの所定角度位置に対し、反転
させても互いに離脱しないように吐出弁形成板を予め固
定することにより、斜板式圧縮機の組み付け作業を効率
化すること。 【解決手段】 吐出弁形成板に形成された複数の位置決
め用孔に、バルブプレートに形成された複数のダボまた
はピンを係合し、この複数のダボまたはピンのうち少な
くとも一か所のダボまたはピンの先端部をかしめること
により、吐出弁形成板がバルブプレートに離脱不可とさ
れている。
させても互いに離脱しないように吐出弁形成板を予め固
定することにより、斜板式圧縮機の組み付け作業を効率
化すること。 【解決手段】 吐出弁形成板に形成された複数の位置決
め用孔に、バルブプレートに形成された複数のダボまた
はピンを係合し、この複数のダボまたはピンのうち少な
くとも一か所のダボまたはピンの先端部をかしめること
により、吐出弁形成板がバルブプレートに離脱不可とさ
れている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用空調装置
等に用いられる往復動型圧縮機に関する。
等に用いられる往復動型圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用空調装置に用いられる圧縮機とし
て、斜板式と称される往復動型圧縮機が従来から知られ
ている。この斜板式圧縮機は、例えば、図8〜図12に
示されるように構成されている。図8において、シリン
ダアッセンブリ1は、フロント側シリンダブロック1a
の後端面にリヤ側シリンダブロック1bが接合されて形
成されている。なお、フロント側シリンダブロック1a
およびリヤ側シリンダブロック1bはアルミニウムまた
はアルミニウム合金等からなる。
て、斜板式と称される往復動型圧縮機が従来から知られ
ている。この斜板式圧縮機は、例えば、図8〜図12に
示されるように構成されている。図8において、シリン
ダアッセンブリ1は、フロント側シリンダブロック1a
の後端面にリヤ側シリンダブロック1bが接合されて形
成されている。なお、フロント側シリンダブロック1a
およびリヤ側シリンダブロック1bはアルミニウムまた
はアルミニウム合金等からなる。
【0003】このシリンダアッセンブリ1の中心部に
は、駆動軸3がラジアルベアリング4により前後2カ所
で回転自在に支持されており、駆動軸3の軸方向中央部
にはアルミニウムまたはアルミニウム合金等からなる斜
板がカムプレート5として装着されている。カムプレー
ト5は、中心部にボス部5aを有しており、このボス部
5aの両端部とシリンダブロック1a,1bとの間には
スラストベアリング6がそれぞれ設けられている。ま
た、カムプレート5はボス部5aの外周に円形状の斜板
部5bを有している。この斜板部5bはボス部5aと一
体に形成されており、駆動軸3に対して斜めに傾斜して
いる。
は、駆動軸3がラジアルベアリング4により前後2カ所
で回転自在に支持されており、駆動軸3の軸方向中央部
にはアルミニウムまたはアルミニウム合金等からなる斜
板がカムプレート5として装着されている。カムプレー
ト5は、中心部にボス部5aを有しており、このボス部
5aの両端部とシリンダブロック1a,1bとの間には
スラストベアリング6がそれぞれ設けられている。ま
た、カムプレート5はボス部5aの外周に円形状の斜板
部5bを有している。この斜板部5bはボス部5aと一
体に形成されており、駆動軸3に対して斜めに傾斜して
いる。
【0004】シリンダアッセンブリ1には、前後の端面
間を貫通するように、かつ、駆動軸3を中心とする同一
円周上に略等間隔で複数のシリンダボア7(図では1個
のみ図示)が穿設されている。また、各シリンダボア7
内にはアルミニウムまたはアルミニウム合金等からなる
両頭型ピストン8が摺動しながら往復動するように収容
されている。この両頭型ピストン8は、シリンダボア7
のフロント側で冷媒ガスを圧縮するフロント側圧縮部8
aと、シリンダボア7のリヤ側で冷媒ガスを圧縮するリ
ヤ側圧縮部8bとを両端部に有している。また、各ピス
トン8は、フロント側圧縮部8aとリヤ側圧縮部8bと
の間に、前後一対の斜板係留部8cが形成され、これら
各斜板係留部8cには球面状のシュー受け座8dがそれ
ぞれ形成されている。そして、これらシュー受け座8d
は略半球形状のシュー9を介してカムプレート5の斜板
部5bと摺動自在に係合している。
間を貫通するように、かつ、駆動軸3を中心とする同一
円周上に略等間隔で複数のシリンダボア7(図では1個
のみ図示)が穿設されている。また、各シリンダボア7
内にはアルミニウムまたはアルミニウム合金等からなる
両頭型ピストン8が摺動しながら往復動するように収容
されている。この両頭型ピストン8は、シリンダボア7
のフロント側で冷媒ガスを圧縮するフロント側圧縮部8
aと、シリンダボア7のリヤ側で冷媒ガスを圧縮するリ
ヤ側圧縮部8bとを両端部に有している。また、各ピス
トン8は、フロント側圧縮部8aとリヤ側圧縮部8bと
の間に、前後一対の斜板係留部8cが形成され、これら
各斜板係留部8cには球面状のシュー受け座8dがそれ
ぞれ形成されている。そして、これらシュー受け座8d
は略半球形状のシュー9を介してカムプレート5の斜板
部5bと摺動自在に係合している。
【0005】シリンダアッセンブリ1のフロント側端面
とリヤ側端面には、これら端面を覆うフロント側シリン
ダカバー10とリヤ側シリンダカバー11とがシリンダ
アッセンブリ1内を貫通する複数本のボルト12により
接合されている。これらシリンダカバー10 11は、
アルミニウムまたはアルミニウム合金等からなり、内部
には、内周側の環状隔壁31と外周側の環状隔壁32と
の間に吐出室23が形成され、外周側の環状隔壁32の
外側に吸入室24が形成されている。シリンダアッセン
ブリ1の両端面とフロント側およびリヤ側のシリンダカ
バー10,11との各々の間には、それぞれバルブプレ
ート13が介装されている。このバルブプレート13に
は、各シリンダボア7と吸入室24とを連通する複数の
吸入ポート14と、各シリンダボア7と吐出室23とを
連通する複数の吐出ポート17とが形成されている。
とリヤ側端面には、これら端面を覆うフロント側シリン
ダカバー10とリヤ側シリンダカバー11とがシリンダ
アッセンブリ1内を貫通する複数本のボルト12により
接合されている。これらシリンダカバー10 11は、
アルミニウムまたはアルミニウム合金等からなり、内部
には、内周側の環状隔壁31と外周側の環状隔壁32と
の間に吐出室23が形成され、外周側の環状隔壁32の
外側に吸入室24が形成されている。シリンダアッセン
ブリ1の両端面とフロント側およびリヤ側のシリンダカ
バー10,11との各々の間には、それぞれバルブプレ
ート13が介装されている。このバルブプレート13に
は、各シリンダボア7と吸入室24とを連通する複数の
吸入ポート14と、各シリンダボア7と吐出室23とを
連通する複数の吐出ポート17とが形成されている。
【0006】また、図8に示すように、各バルブプレー
ト13とシリンダアッセンブリ1の両端面との間には、
吸入弁形成板15とガスケット16とがそれぞれ介装さ
れている。この吸入弁形成板15は、金属板を所定の形
状にプレス加工して形成したものであって、バルブプレ
ート13に形成された各吸入ポート14を開閉制御する
複数の吸入弁15aが一体的に形成されている。また、
この吸入弁形成板15は、バルブプレート13から突出
した複数本のピン(図示せず)により所定の位置に位置
決めされている。一方、バルブプレート13とフロント
側およびリヤ側のシリンダカバー10、11との間に
は、吐出弁形成板18とリテーナプレート19とがそれ
ぞれ介装されている。
ト13とシリンダアッセンブリ1の両端面との間には、
吸入弁形成板15とガスケット16とがそれぞれ介装さ
れている。この吸入弁形成板15は、金属板を所定の形
状にプレス加工して形成したものであって、バルブプレ
ート13に形成された各吸入ポート14を開閉制御する
複数の吸入弁15aが一体的に形成されている。また、
この吸入弁形成板15は、バルブプレート13から突出
した複数本のピン(図示せず)により所定の位置に位置
決めされている。一方、バルブプレート13とフロント
側およびリヤ側のシリンダカバー10、11との間に
は、吐出弁形成板18とリテーナプレート19とがそれ
ぞれ介装されている。
【0007】各吐出弁形成板18は、金属板を所定の形
状にプレス加工して形成したものであって、図10に示
すように、環状の中央部18aの周縁から放射状に複数
のリード式吐出弁18bが突出され、これら吐出弁18
bが一体的に形成されている。また、これら吐出弁18
bの間に比較的大きな第1突出片18cが2個、そし
て、比較的小さな第2突出片18dが3個形成されてい
る。この第1突出片18cには、バルブプレート13に
形成された複数のダボ20(図9及び図11参照)を嵌
合する位置決め用孔22がそれぞれ形成されている。そ
して、吐出弁形成板18の位置決め用孔22をバルブプ
レート13のダボ20に嵌合することにより、バルブプ
レート13に対し吐出弁18bが所定の位置に正確に位
置決めされて組み付けされる。尚、吐出弁形成板18と
バルブプレート13とはそれぞれの中心を一致させ、所
定の角度で組み付けされるように設計されているが、こ
の相互間の取り付け角度を違えて組み合わされる場合
は、第2突出片18dが前記ダボ20に当接することに
より、作業者は向きの違いを速やかに知ることができ
る。このように、第2突出片18dは誤作業を的確、迅
速に作業者に警告するためのものである。
状にプレス加工して形成したものであって、図10に示
すように、環状の中央部18aの周縁から放射状に複数
のリード式吐出弁18bが突出され、これら吐出弁18
bが一体的に形成されている。また、これら吐出弁18
bの間に比較的大きな第1突出片18cが2個、そし
て、比較的小さな第2突出片18dが3個形成されてい
る。この第1突出片18cには、バルブプレート13に
形成された複数のダボ20(図9及び図11参照)を嵌
合する位置決め用孔22がそれぞれ形成されている。そ
して、吐出弁形成板18の位置決め用孔22をバルブプ
レート13のダボ20に嵌合することにより、バルブプ
レート13に対し吐出弁18bが所定の位置に正確に位
置決めされて組み付けされる。尚、吐出弁形成板18と
バルブプレート13とはそれぞれの中心を一致させ、所
定の角度で組み付けされるように設計されているが、こ
の相互間の取り付け角度を違えて組み合わされる場合
は、第2突出片18dが前記ダボ20に当接することに
より、作業者は向きの違いを速やかに知ることができ
る。このように、第2突出片18dは誤作業を的確、迅
速に作業者に警告するためのものである。
【0008】また、リテーナプレート19も、金属板を
所定の形状にプレス加工して形成したものであって、各
吐出弁18bの開度を規制する複数のリテーナ19aが
一体的に形成されている。シリンダカバー10,11の
内周側に形成された前記環状隔壁31は、吐出弁形成板
18の環状の中央部18aの周縁を押さえ得る位置に形
成されており、この環状隔壁31とシリンダアッセンブ
リ1の端面との間で、リテーナプレート19、吐出弁形
成板18、バルブプレート13、吸入弁形成板15およ
びガスケット16が挟着されている。従って、この構成
により、吐出弁形成板18、バルブプレート13、吸入
弁形成板15相互間が密着するようになる。
所定の形状にプレス加工して形成したものであって、各
吐出弁18bの開度を規制する複数のリテーナ19aが
一体的に形成されている。シリンダカバー10,11の
内周側に形成された前記環状隔壁31は、吐出弁形成板
18の環状の中央部18aの周縁を押さえ得る位置に形
成されており、この環状隔壁31とシリンダアッセンブ
リ1の端面との間で、リテーナプレート19、吐出弁形
成板18、バルブプレート13、吸入弁形成板15およ
びガスケット16が挟着されている。従って、この構成
により、吐出弁形成板18、バルブプレート13、吸入
弁形成板15相互間が密着するようになる。
【0009】尚、従来の斜板式圧縮機において、上記ダ
ボ20に代わり、図12に示すように、ピン21をバル
ブプレート13に圧入固定したものもある。
ボ20に代わり、図12に示すように、ピン21をバル
ブプレート13に圧入固定したものもある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術では、バルブプレート13のダボ20または
ピン21に吐出弁形成板18の位置決め用孔22を嵌入
して仮組み付けして、シリンダアッセンブリ1とシリン
ダカバー10、11の間に組み付けを行う場合、バルブ
プレート13と吐出弁形成板18とが一体化されていな
いため、この仮組み付けしたバルブプレート13と吐出
弁形成板18とを反転させると、バルブプレート13か
ら吐出弁形成板18が外れる落ちる恐れがあり、作業上
不都合があった。
た従来技術では、バルブプレート13のダボ20または
ピン21に吐出弁形成板18の位置決め用孔22を嵌入
して仮組み付けして、シリンダアッセンブリ1とシリン
ダカバー10、11の間に組み付けを行う場合、バルブ
プレート13と吐出弁形成板18とが一体化されていな
いため、この仮組み付けしたバルブプレート13と吐出
弁形成板18とを反転させると、バルブプレート13か
ら吐出弁形成板18が外れる落ちる恐れがあり、作業上
不都合があった。
【0011】本発明は、上記従来の技術に存在する問題
点に着目してなされたもので、バルブプレートに対し吐
出弁形成板を所定角度位置に組み付け、この組み付けた
バルブプレートと吐出弁形成板とを反転させても互いに
離脱しないようにすることにより、斜板式圧縮機の組み
付け作業を効率化することを目的とする。
点に着目してなされたもので、バルブプレートに対し吐
出弁形成板を所定角度位置に組み付け、この組み付けた
バルブプレートと吐出弁形成板とを反転させても互いに
離脱しないようにすることにより、斜板式圧縮機の組み
付け作業を効率化することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ための手段として、請求項1記載の発明は、複数のシリ
ンダボアを有するシリンダアッセンブリと、このシリン
ダアッセンブリの中心部に回転可能に支持された駆動軸
と、この駆動軸による回転運動を直線運動に変換する手
段として駆動軸に装着されたカムプレートと、このカム
プレートの回転により前記各シリンダボア内を往復動す
るピストンと、前記シリンダボアを閉塞するために前記
シリンダアッセンブリの端部を覆うように配設されると
ともに、内部に吐出室と吸入室とを備えた少なくとも一
つのシリンダカバーと、前記各シリンダボアと前記吸入
室とを連通し、前記吸入室から冷媒ガスを各シリンダボ
アに導くための吸入ポートと、前記各シリンダボアと吐
出室とを連通し、前記各ピストンにより圧縮されたシリ
ンダボア内の冷媒ガスを前記吐出室に導くための吐出ポ
ートとが穿設され、前記シリンダカバーと前記シリンダ
アッセンブリとの間に介装されたバルブプレートと、前
記各吐出ポートを開閉する吐出弁を、中央部の周縁から
放射状に一体的に形成し、前記バルブプレートと前記シ
リンダカバーとの間に介装された吐出弁形成板と、前記
吐出弁形成板に形成された複数の位置決め用孔と、前記
吐出弁形成板を位置決めするために、前記位置決め用孔
に係合するように前記バルブプレートに形成された複数
のダボを備えた往復動型圧縮機において、前記複数のダ
ボに前記吐出弁形成板の位置決め用孔を挿入し、前記複
数のダボのうち少なくとも一か所のダボの先端部をかし
めることにより、前記吐出弁形成板が前記バルブプレー
トと離脱不可とされていることを特徴とする。また、上
記ダボは、請求項2記載のようにピンをバルブプレート
に圧入固定したものに置き換えてもよい。これら請求項
に記載のように構成することにより、バルブプレートと
吐出弁形成板とを予め所定の位置関係にて互いに離脱不
可として組み付けておくことができる。
ための手段として、請求項1記載の発明は、複数のシリ
ンダボアを有するシリンダアッセンブリと、このシリン
ダアッセンブリの中心部に回転可能に支持された駆動軸
と、この駆動軸による回転運動を直線運動に変換する手
段として駆動軸に装着されたカムプレートと、このカム
プレートの回転により前記各シリンダボア内を往復動す
るピストンと、前記シリンダボアを閉塞するために前記
シリンダアッセンブリの端部を覆うように配設されると
ともに、内部に吐出室と吸入室とを備えた少なくとも一
つのシリンダカバーと、前記各シリンダボアと前記吸入
室とを連通し、前記吸入室から冷媒ガスを各シリンダボ
アに導くための吸入ポートと、前記各シリンダボアと吐
出室とを連通し、前記各ピストンにより圧縮されたシリ
ンダボア内の冷媒ガスを前記吐出室に導くための吐出ポ
ートとが穿設され、前記シリンダカバーと前記シリンダ
アッセンブリとの間に介装されたバルブプレートと、前
記各吐出ポートを開閉する吐出弁を、中央部の周縁から
放射状に一体的に形成し、前記バルブプレートと前記シ
リンダカバーとの間に介装された吐出弁形成板と、前記
吐出弁形成板に形成された複数の位置決め用孔と、前記
吐出弁形成板を位置決めするために、前記位置決め用孔
に係合するように前記バルブプレートに形成された複数
のダボを備えた往復動型圧縮機において、前記複数のダ
ボに前記吐出弁形成板の位置決め用孔を挿入し、前記複
数のダボのうち少なくとも一か所のダボの先端部をかし
めることにより、前記吐出弁形成板が前記バルブプレー
トと離脱不可とされていることを特徴とする。また、上
記ダボは、請求項2記載のようにピンをバルブプレート
に圧入固定したものに置き換えてもよい。これら請求項
に記載のように構成することにより、バルブプレートと
吐出弁形成板とを予め所定の位置関係にて互いに離脱不
可として組み付けておくことができる。
【0013】また、請求項3及び請求項4記載の発明
は、前記バルブプレートの複数のダボまたはピンに前記
吐出弁形成板の位置決め用孔を挿入し、該複数のダボま
たはピンのうちの少なくとも一か所のダボまたはピンの
先端をかしめることにより、前記吐出弁形成板とバルブ
プレートとを予め互いに離脱不可とさせた後に、該互い
に離脱不可とさせた吐出弁形成板とバルブプレートとを
一体にして前記シリンダカバーと前記シリンダアッセン
ブリとの間に組み付けることを特徴とする往復動型圧縮
機の組み付け方法である。このような組み付け方法とす
ると、バルブプレートと吐出弁形成板とをシリンダアッ
センブリとシリンダカバーとの間に組み付ける作業にお
いて、バルブプレートと吐出弁形成板とが予め離脱不可
状態に一体にされているため、この組み付けられたもの
が例え反転されても、バルブプレートが外れたり、外れ
落ちて損傷したりすることが防止される。
は、前記バルブプレートの複数のダボまたはピンに前記
吐出弁形成板の位置決め用孔を挿入し、該複数のダボま
たはピンのうちの少なくとも一か所のダボまたはピンの
先端をかしめることにより、前記吐出弁形成板とバルブ
プレートとを予め互いに離脱不可とさせた後に、該互い
に離脱不可とさせた吐出弁形成板とバルブプレートとを
一体にして前記シリンダカバーと前記シリンダアッセン
ブリとの間に組み付けることを特徴とする往復動型圧縮
機の組み付け方法である。このような組み付け方法とす
ると、バルブプレートと吐出弁形成板とをシリンダアッ
センブリとシリンダカバーとの間に組み付ける作業にお
いて、バルブプレートと吐出弁形成板とが予め離脱不可
状態に一体にされているため、この組み付けられたもの
が例え反転されても、バルブプレートが外れたり、外れ
落ちて損傷したりすることが防止される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図8を参照してこの
発明の実施形態について説明する。本発明は、ダボ又は
ピンにより、バルブプレートに吐出弁形成板を固定する
部分構造に関するものであるため、実施の形態に係る斜
板式圧縮機の全体構成は、図8〜12に記載した従来の
斜板式圧縮機と同一である。従って、この全体構成の点
についての説明は、前記のものを援用して省略する。ま
た、以下の説明は、従来のものと相違する部分を中心に
説明する。なお、以下の図1〜図7の説明において、従
来の斜板式圧縮機における部分と同一の部分または相当
する部分については、同一の名称及び符号を用いること
とし、その説明を簡略化する。
発明の実施形態について説明する。本発明は、ダボ又は
ピンにより、バルブプレートに吐出弁形成板を固定する
部分構造に関するものであるため、実施の形態に係る斜
板式圧縮機の全体構成は、図8〜12に記載した従来の
斜板式圧縮機と同一である。従って、この全体構成の点
についての説明は、前記のものを援用して省略する。ま
た、以下の説明は、従来のものと相違する部分を中心に
説明する。なお、以下の図1〜図7の説明において、従
来の斜板式圧縮機における部分と同一の部分または相当
する部分については、同一の名称及び符号を用いること
とし、その説明を簡略化する。
【0015】先ず、第1の実施形態について、図1及び
図2に基づき説明する。図1は、図11と同様な断面図
であって、本実施の形態に係る要部を示すものである。
同図において、13はバルブプレートであって、このバ
ルブプレート13には複数のダボ20が形成されてい
る。このダボ20の位置は、前記図10の位置決め用孔
22に対応する場所であって、位置決め用孔22が図示
される2個所の位置に設けられている。そして、バルブ
プレート13及び吐出弁形成板18の組み付けに際して
は、先ず吐出弁形成板18の位置決め用孔22をバルブ
プレート13のダボ20に嵌挿する。
図2に基づき説明する。図1は、図11と同様な断面図
であって、本実施の形態に係る要部を示すものである。
同図において、13はバルブプレートであって、このバ
ルブプレート13には複数のダボ20が形成されてい
る。このダボ20の位置は、前記図10の位置決め用孔
22に対応する場所であって、位置決め用孔22が図示
される2個所の位置に設けられている。そして、バルブ
プレート13及び吐出弁形成板18の組み付けに際して
は、先ず吐出弁形成板18の位置決め用孔22をバルブ
プレート13のダボ20に嵌挿する。
【0016】そして、2個のダボ20の先端部を、図2
のように径方向全体へ広がるようにかしめ、吐出弁形成
板18をバルブプレート13のシリンダカバー10、1
1側表面に引き付けて固定する。従って、この固定によ
りバルブプレート13と吐出弁形成板18とが予め一体
化される。そして、このように予め組み合わされたバル
ブプレート13と吐出弁形成板18とは、一体化状態で
その後の工程に供され、最終的にシリンダアッセンブリ
1とシリンダカバー10、11との間に組み付けされ
る。従って、後の組み付け完了に至るまでの工程(一体
化後の工程)において、予め組み合わされたバルブプレ
ート13と吐出弁形成板18とを反転するようなことが
あっても、吐出弁形成板18がバルブプレート13から
外れることがない。要するに吐出弁形成板18とバルブプ
レート13とが互いに離脱不可状態となっていればよく、
この実施の形態のように両者が固く一体化されている必
要はない。
のように径方向全体へ広がるようにかしめ、吐出弁形成
板18をバルブプレート13のシリンダカバー10、1
1側表面に引き付けて固定する。従って、この固定によ
りバルブプレート13と吐出弁形成板18とが予め一体
化される。そして、このように予め組み合わされたバル
ブプレート13と吐出弁形成板18とは、一体化状態で
その後の工程に供され、最終的にシリンダアッセンブリ
1とシリンダカバー10、11との間に組み付けされ
る。従って、後の組み付け完了に至るまでの工程(一体
化後の工程)において、予め組み合わされたバルブプレ
ート13と吐出弁形成板18とを反転するようなことが
あっても、吐出弁形成板18がバルブプレート13から
外れることがない。要するに吐出弁形成板18とバルブプ
レート13とが互いに離脱不可状態となっていればよく、
この実施の形態のように両者が固く一体化されている必
要はない。
【0017】また、本実施の形態の場合は上記のように
2個のダボ20を全てかしめているが、このダボ20の
先端のかしめは、吐出弁形成板18がバルブプレート1
3に予め組み付けれた後、反転させられるようなことが
あっても外れさえしなければよく、そのためには少なく
とも1個のダボ20をかしめておけばよい。
2個のダボ20を全てかしめているが、このダボ20の
先端のかしめは、吐出弁形成板18がバルブプレート1
3に予め組み付けれた後、反転させられるようなことが
あっても外れさえしなければよく、そのためには少なく
とも1個のダボ20をかしめておけばよい。
【0018】次に、図3は第2の実施の形態を示すもの
で、この場合は、上記ダボ20に代えて、ピン21をバ
ルブプレート13に圧入して立設させ、このように立設
したピン21に対し位置決め用孔22を嵌め込み、その
後にピン21の先端部を上記ダボ20の場合と同様にか
しめたものである。
で、この場合は、上記ダボ20に代えて、ピン21をバ
ルブプレート13に圧入して立設させ、このように立設
したピン21に対し位置決め用孔22を嵌め込み、その
後にピン21の先端部を上記ダボ20の場合と同様にか
しめたものである。
【0019】図4は、第3の実施の形態を示すもので、
前記第1の実施の形態では、ダボ20先端部全体を変形
させて径方向へ広がるようにかしめていたが、このかし
めを、図5のように先端部の頂面の中央部に穴20aを
形成するようにしてかしめたもので、この実施の形態の
場合は、かしめ代をダボ20の中央部から稼げるので、
ダボ20の高さが低いときに有利である。
前記第1の実施の形態では、ダボ20先端部全体を変形
させて径方向へ広がるようにかしめていたが、このかし
めを、図5のように先端部の頂面の中央部に穴20aを
形成するようにしてかしめたもので、この実施の形態の
場合は、かしめ代をダボ20の中央部から稼げるので、
ダボ20の高さが低いときに有利である。
【0020】図6は、第4の実施の形態を示すもので、
前記第2の実施の形態では、ピン21先端部全体を変形
させて径方向へ広がるようにかしめていたが、このかし
めを、図7のようにピン21の先端部の頂面の中央部に
溝21aを形成するようしたもので、この実施の形態の
場合も第3の実施の形態と同様に、かしめ代をピン21
の中央部から稼げるので、ピン21の高さに余裕がない
ときに有利である。
前記第2の実施の形態では、ピン21先端部全体を変形
させて径方向へ広がるようにかしめていたが、このかし
めを、図7のようにピン21の先端部の頂面の中央部に
溝21aを形成するようしたもので、この実施の形態の
場合も第3の実施の形態と同様に、かしめ代をピン21
の中央部から稼げるので、ピン21の高さに余裕がない
ときに有利である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び2の
発明によれば、バルブプレートと吐出弁形成板とを予め
所定の位置関係にて互いに離脱不可として組み付けてお
くことができ、圧縮機組み立て作業を効率化することが
できる。
発明によれば、バルブプレートと吐出弁形成板とを予め
所定の位置関係にて互いに離脱不可として組み付けてお
くことができ、圧縮機組み立て作業を効率化することが
できる。
【0022】また、請求項3及び4の発明によれば、バ
ルブプレートと吐出弁形成板とをシリンダアッセンブリ
とシリンダカバーとの間に組み付ける作業において、バ
ルブプレートと吐出弁形成板とが予め離脱不可状態に一
体にされているため、この組み付けられたものが例え反
転されても、バルブプレートが外れたり、外れ落ちて損
傷したりすることが防止される。
ルブプレートと吐出弁形成板とをシリンダアッセンブリ
とシリンダカバーとの間に組み付ける作業において、バ
ルブプレートと吐出弁形成板とが予め離脱不可状態に一
体にされているため、この組み付けられたものが例え反
転されても、バルブプレートが外れたり、外れ落ちて損
傷したりすることが防止される。
【図1】 本発明の第1実施形態に係るバルブプレート
と吐出弁形成板との組み付けた状態図である。
と吐出弁形成板との組み付けた状態図である。
【図2】 図1における吐出弁形成板の位置決め用ダボ
の先端頂部の平面図である。
の先端頂部の平面図である。
【図3】 本発明の第2実施形態に係り、吐出弁形成板
の位置決め用ピン回りの断面図で、ピンをかしめた状態
で示す。
の位置決め用ピン回りの断面図で、ピンをかしめた状態
で示す。
【図4】 本発明の第3実施形態に係り、吐出弁形成板
の位置決め用ダボ回りの断面図で、ダボをかしめた状態
で示す。
の位置決め用ダボ回りの断面図で、ダボをかしめた状態
で示す。
【図5】 図4におけるダボの先端頂部の平面図であ
る。
る。
【図6】 本発明の第4実施形態に係り、吐出弁形成板
の位置決め用ピン回りの断面図で、ピンをかしめた状態
で示す。
の位置決め用ピン回りの断面図で、ピンをかしめた状態
で示す。
【図7】 図6におけるピンの先端頂部の平面図であ
る。
る。
【図8】 従来の往復動圧縮機としての斜板式圧縮機の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図9】 図8におけるIXーIX断面図である。
【図10】 図8に示された斜板式圧縮機における吐出
弁形成板の平面図である。
弁形成板の平面図である。
【図11】 図8に示された斜板式圧縮機におけるバル
ブプレートと吐出弁形成板との組み合わせ状態図であ
る。
ブプレートと吐出弁形成板との組み合わせ状態図であ
る。
【図12】 図11におけるダボに代えてピンを使用し
た従来例で、ピン回りの断面図である。
た従来例で、ピン回りの断面図である。
1 シリンダアッセンブリ 1a フロント側シリンダブロック 1b リヤ側シリンダブロック 3 駆動軸 5 カムプレート(斜板) 7 シリンダボア 8 ピストン 10 フロント側シリンダカバー 11 リヤ側シリンダカバー 13 バルブプレート 14 吸入ポート 15 吸入弁形成板 17 吐出ポート 18 吐出弁形成板 18b 吐出弁 20 ダボ 21 ピン 22 位置決め用孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉住 温子 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内
Claims (4)
- 【請求項1】 複数のシリンダボアを有するシリンダア
ッセンブリと、 このシリンダアッセンブリの中心部に回転可能に支持さ
れた駆動軸と、 この駆動軸による回転運動を直線運動に変換する手段と
して駆動軸に装着されたカムプレートと、 このカムプレートの回転により前記各シリンダボア内を
往復動するピストンと、 前記シリンダボアを閉塞するために前記シリンダアッセ
ンブリの端部を覆うように配設されるとともに、内部に
吐出室と吸入室とを備えた少なくとも一つのシリンダカ
バーと、 前記各シリンダボアと前記吸入室とを連通し、前記吸入
室から冷媒ガスを各シリンダボアに導くための吸入ポー
トと、前記各シリンダボアと吐出室とを連通し、前記各
ピストンにより圧縮されたシリンダボア内の冷媒ガスを
前記吐出室に導くための吐出ポートとが穿設され、前記
シリンダカバーと前記シリンダアッセンブリとの間に介
装されたバルブプレートと、 前記各吐出ポートを開閉する吐出弁を、中央部の周縁か
ら放射状に一体的に形成し、前記バルブプレートと前記
シリンダカバーとの間に介装された吐出弁形成板と、 前記吐出弁形成板に形成された複数の位置決め用孔と、 前記吐出弁形成板を位置決めするために、前記位置決め
用孔部に係合するように前記バルブプレートに形成され
た複数のダボを備えた往復動型圧縮機において、 前記複数のダボを前記吐出弁形成板の位置決め用孔に挿
入し、前記複数のダボのうち少なくとも一か所のダボの
先端部をかしめることにより、前記吐出弁形成板が前記
バルブプレートと離脱不可とされていることを特徴とす
る往復動型圧縮機。 - 【請求項2】 複数のシリンダボアを有するシリンダア
ッセンブリと、 このシリンダアッセンブリの中心部に回転可能に支持さ
れた駆動軸と、 この駆動軸による回転運動を直線運動に変換する手段と
して駆動軸に装着されたカムプレートと、 このカムプレートの回転により前記各シリンダボア内を
往復動するピストンと、 前記シリンダボアを閉塞するために前記シリンダアッセ
ンブリの端部を覆うように配設されるとともに、内部に
吐出室と吸入室とを備えた少なくとも一つのシリンダカ
バーと、 前記各シリンダボアと前記吸入室とを連通し、前記吸入
室から冷媒ガスを各シリンダボアに導くための吸入ポー
トと、前記各シリンダボアと吐出室とを連通し、前記各
ピストンにより圧縮されたシリンダボア内の冷媒ガスを
前記吐出室に導くための吐出ポートとが穿設され、前記
シリンダカバーと前記シリンダアッセンブリとの間に介
装されたバルブプレートと、 前記各吐出ポートを開閉する吐出弁を、中央部の周縁か
ら放射状に一体的に形成し、前記バルブプレートと前記
シリンダカバーとの間に介装された吐出弁形成板と、 前記吐出弁形成板に形成された複数の位置決め用孔と、 前記吐出弁形成板を位置決めするために、前記位置決め
用孔部に係合するように前記バルブプレートに複数のピ
ンを圧入固定して一端を突出せしめた往復動型圧縮機に
おいて、 前記複数のピンを前記吐出弁形成板の位置決め用孔に挿
入し、前記複数のピンのうち少なくとも一か所のピンの
先端部をかしめることにより、前記吐出弁形成板が前記
バルブプレートと離脱不可とされていることを特徴とす
る往復動型圧縮機。 - 【請求項3】 複数のシリンダボアを有するシリンダア
ッセンブリと、 このシリンダアッセンブリの中心部に回転可能に支持さ
れた駆動軸と、 この駆動軸による回転運動を直線運動に変換する手段と
して駆動軸に装着されたカムプレートと、 このカムプレートの回転により前記各シリンダボア内を
往復動するピストンと、 前記シリンダボアを閉塞するために前記シリンダアッセ
ンブリの端部を覆うように配設されるとともに、内部に
吐出室と吸入室とを備えた少なくとも一つのシリンダカ
バーと、 前記各シリンダボアと前記吸入室とを連通し、前記吸入
室から冷媒ガスを各シリンダボアに導くための吸入ポー
トと、前記各シリンダボアと吐出室とを連通するととも
に、前記各ピストンにより圧縮されたシリンダボア内の
冷媒ガスを前記吐出室に導くための吐出ポートとが穿設
され、前記シリンダカバーと前記シリンダアッセンブリ
との間に介装されたバルブプレートと、 前記各吐出ポートを開閉する吐出弁を、中央部の周縁か
ら放射状に一体的に形成し、前記バルブプレートと前記
シリンダカバーとの間に介装された吐出弁形成板と、 前記吐出弁形成板に形成された複数の位置決め用孔と、 前記吐出弁形成板を位置決めするために、前記位置決め
用孔に係合するように前記バルブプレートに複数のダボ
を形成して突出せしめた往復動型圧縮機において、 前記バルブプレートの複数のダボに前記吐出弁形成板の
位置決め用の孔部を挿入し、該複数のダボのうちの少な
くとも一か所のダボの先端をかしめることにより、前記
吐出弁形成板とバルブプレートとを予め互いに離脱不可
とさせた後に、該互いに離脱不可とさせた吐出弁形成板
とバルブプレートとを一体にして前記シリンダカバーと
前記シリンダアッセンブリとの間に組み付けることを特
徴とする往復動型圧縮機の組み付け方法。 - 【請求項4】 複数のシリンダボアを有するシリンダア
ッセンブリと、 このシリンダアッセンブリの中心部に回転可能に支持さ
れた駆動軸と、 この駆動軸による回転運動を直線運動に変換する手段と
して駆動軸に装着されたカムプレートと、 このカムプレートの回転により前記各シリンダボア内を
往復動するピストンと、 前記シリンダボアを閉塞するために前記シリンダアッセ
ンブリの端部を覆うように配設されるとともに、内部に
吐出室と吸入室とを備えた少なくとも一つのシリンダカ
バーと、 前記各シリンダボアと前記吸入室とを連通し、前記吸入
室から冷媒ガスを各シリンダボアに導くための吸入ポー
トと、前記各シリンダボアと吐出室とを連通し、前記各
ピストンにより圧縮されたシリンダボア内の冷媒ガスを
前記吐出室に導くための吐出ポートとが穿設され、前記
シリンダカバーと前記シリンダアッセンブリとの間に介
装されたバルブプレートと、 前記各吐出ポートを開閉する吐出弁を、中央部の周縁か
ら放射状に一体的に形成し、前記バルブプレートと前記
シリンダカバーとの間に介装された吐出弁形成板と、 前記吐出弁形成板に形成された複数の位置決め用の孔部
と、 前記吐出弁形成板を位置決めするために、前記位置決め
用孔に係合するように前記バルブプレートに複数のピン
を圧入固定して一端を突出せしめた往復動型圧縮機にお
いて、 前記バルブプレートの前記複数のピンに前記吐出弁形成
板の位置決め用の孔部を挿入し、該複数のピンのうち少
なくとも一か所のピンの先端をかしめることにより、前
記吐出弁形成板とバルブプレートとを予め互いに離脱不
可とさせた後に、該互いに離脱不可とさせた吐出弁形成
板とバルブプレートとを一体にして前記シリンダカバー
と前記シリンダアッセンブリとの間に組み付けることを
特徴とする往復動型圧縮機の組み付け方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10035060A JPH11230040A (ja) | 1998-02-17 | 1998-02-17 | 往復動型圧縮機及びその組み付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10035060A JPH11230040A (ja) | 1998-02-17 | 1998-02-17 | 往復動型圧縮機及びその組み付け方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11230040A true JPH11230040A (ja) | 1999-08-24 |
Family
ID=12431490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10035060A Pending JPH11230040A (ja) | 1998-02-17 | 1998-02-17 | 往復動型圧縮機及びその組み付け方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11230040A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004074685A1 (ja) * | 2003-02-21 | 2004-09-02 | Zexel Valeo Climate Control Corporation | バルブ位置決め機構 |
JP2010084674A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Yamada Seisakusho Co Ltd | バキュームポンプ用逆止弁 |
KR20140118880A (ko) | 2013-03-28 | 2014-10-08 | 가부시키가이샤 도요다 지도숏키 | 압축기 |
-
1998
- 1998-02-17 JP JP10035060A patent/JPH11230040A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004074685A1 (ja) * | 2003-02-21 | 2004-09-02 | Zexel Valeo Climate Control Corporation | バルブ位置決め機構 |
JP2010084674A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Yamada Seisakusho Co Ltd | バキュームポンプ用逆止弁 |
KR20140118880A (ko) | 2013-03-28 | 2014-10-08 | 가부시키가이샤 도요다 지도숏키 | 압축기 |
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